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『東京グール:re(東京喰種:re)』は漫画アプリ『ヤンジャン』『マンガBANG』にて全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
漫画『東京グール:re(東京喰種:re)』はこちらの集英社が運営する漫画アプリ『ヤンジャン』『マンガBANG』にて無料で読むことができます。
『ヤンジャン』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『ヤンジャン』では、このように『東京グール:re(東京喰種:re)』を惜しげもなく第12巻まで無料公開してくれています。
『東京グール:re(東京喰種:re)』は、最終16巻で完結している作品です。
仮に書店や有料電子書籍で『東京グール:re(東京喰種:re)』を第12巻までそろえた場合、6,978円の支払いが必要になります。
1冊564円×7冊＝3,948円
1冊606円×5冊＝3,030円
合計6,978円
6,978円は普通に大金です。
安心安全に、そしてタダで『東京グール:re(東京喰種:re)』を12巻まで読破したい方は『ヤンジャン』を使う方法が最もお得です。
追記：漫画アプリ『マンガBANG』にて、『東京喰種』そして続編『東京喰種:re』の配信が開始されました。
↓このように『東京喰種』最終14巻、『東京喰種:re』最終16巻、全巻無料で配信中です。
いつ配信が終わるか分からないので、できるだけ早めにアプリをダウンロードし、読み進めることをオススメします。
また『ヤンジャン』では、『東京グール:re(東京喰種:re)』以外にも
- ゴールデンカムイ
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- DINER ダイナー
- 高校鉄拳伝タフ
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- かぐや様は告らせたい
- テラフォーマーズ
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- 干物妹！うまるちゃん
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- 息子がかわいくて仕方がない魔族の母親
- 群青戦記
- 元ヤン
- ハチワンダイバー
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などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
追記：こちらの漫画アプリ『めちゃコミ』では、現時点で『東京喰種』228話まで、『東京喰種:re』145話まで無料で読めることが判明しました！
『めちゃコミ』は1日に無料で読める話数に制限があります。ダウンロードは無料ですので、安心してください。
また漫画アプリに関していと、小学館が運営する公式漫画アプリ『サンデーうぇぶり』『マンガワン』も特にオススメです！
- 名探偵コナン
- YAIBA
- MAJOR（MAJOR2nd)
- switch(スイッチ)
- からかい上手の高木さん
- 銀の匙
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- 境界のRINNE
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- 信長協奏曲
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などなど…
- 闇金ウシジマくん
- 土竜の唄
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「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『ヤンジャン』『マンガBANG』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？
次章では、別の方法で合法的に『東京グール:re(東京喰種:re)』12巻以降を無料で読む方法を解説いたします。
余談なのですが、違法な無料漫画サイトでは、ウイルスによる感染率が年々高くなっています。
ウイルスに感染した場合、パソコンやスマートフォンに入っている住所やクレジットカードなどの個人情報が漏洩し悪用されてしまいます。
『東京グール:re(東京喰種:re)』12巻以降は、以下で紹介する合法な手段にて、無料で読むようにしましょう！
『東京グール:re(東京喰種:re)』12巻以降を無料で読む方法は？
先ほどもご説明しましたが、おさらいです。
『ヤンジャン』では、『東京グール:re(東京喰種:re)』第12巻までが無料で配信されています。（2020年9月現在）
しかし、12巻以降は、残念ながら『ヤンジャン』では無料で公開されていません。
しかし、ある方法を使えば『東京グール:re(東京喰種:re)』12巻以降を無料で購入して読むことができます。（※もちろん合法で）
そのある方法とは、以下の動画配信サービスの無料期間に登録する方法です。
| 『U-NEXT』 | 31日間無料お試し期間の登録時にもらえる600円分のポイントで『東京グール:re(東京喰種:re)』1巻分を購入できる |
| 『music.jp』 | 30日間無料お試し期間の登録時にもらえる600円分のポイントで『東京グール:re(東京喰種:re)』1巻分を購入できる |
| 『FODプレミアム』 | 30日間無料お試し期間中にもらえる1300円分のポイントで『東京グール:re(東京喰種:re)』2巻分を購入できる |
上記のサービスは、いずれも無料お試し期間が終了する前に解約手続きを行えば料金は一切、かからないので安心してください。
『U-NEXT』
まず、一番オススメしたいサービスが『U-NEXT』です。
『U-NEXT』には、31日間無料お試し期間がついてきます。
また今なら31日間無料お試し期間の登録時にマンガや新作映画の購入に使える600円分のポイントが付与されます。
このポイントを使うことで、『東京グール:re(東京喰種:re)』を1冊分、無料でゲットできるという仕組みです。
いつ600円分のポイントが貰えるキャンペーンが終わるか分からないのでお早めにどうぞ
こちらの記事では実際に無料トライアル登録時に付与された600円分のポイントを使ってタダで漫画を購入した方法を画像付きで解説しています。
U-NEXT31日間無料トライアルで貰える600円分のポイントを使って漫画をタダで購入する手順を紹介！U-NEXT登録方法も解説
U-NEXTへの登録方法についても詳しく説明しているので、U-NEXTへの無料体験をご検討している方は、ぜひ一読ください。
『U-NEXT』を一番にオススメする理由はこれだけではありません。
『U-NEXT』では、国内外の名作映画、人気アニメが13万本以上見放題です。
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つまり、この1300円分のポイントを使うことで『死役所』2冊分が無料で購入できます。
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上に紹介したすべてのサービスは、期間内に解約手続きを取れば一切料金は、発生しないので安心してください。
次に『ヤンジャン』の使い方（システム）を簡単にご説明します。
『ヤンジャン』では、1日に読める話数に制限があります。
詳しくは次章の「ヤンジャンの基本的な使い方」でご説明いたします。
『ヤンジャン』の基本的な使い方
無料で試し読み
漫画アプリ『ヤンジャン』では、多くの人気マンガがすべてではないですが、大方無料で読むことができます。
以下の画像のような「無料」と記載されたアイコンが表示されているエピソードは、いつでも時間制限なく無料で読むことができます。
気になる漫画を見つけたら、まずは、このシステムで無料で1話目を読んでんみてください。
「無料」アイコンは、すべての漫画作品の1話～3話程度に表示されています。
チケットを使って無料で読む
次にアプリ内アイテムである「チケット」を使って1日に1話ずつ漫画を無料で読みましょう。
読みたい漫画作品をタップすると、以下の画像のように「無料で読む」と表示されます。
ここをタップすることでお好きな漫画作品を1日1話無料で読むことができます。
この「チケット」使用後、23時間で「チケットチャージ」が回復し、次のエピソードを無料で読めるようになります。
この「チケット」は、各作品ごとに1日に1回使用できるアイテムです。
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「チケット」を使用してしまった場合でも、以下の画像の↓「動画を見て無料で読む」をタップし、数十秒の広告動画を視聴することで新たに漫画作品を1話無料で読むことができます。
この「動画を見て無料で読む」は、各作品ごと1日1回利用でき、翌日の0時にリセットされ、再び利用することができます。
『ヤンジャン』で多くの漫画を無料で読むには、気になる漫画を複数選択し、同時に読み進めることをオススメします。
以上のシステムを使うことで1日に2話ずつ漫画作品を読み進めることができるため、ゆっくりでもいいから、タダで読みたい。という方に特にオススメです。
私は、1日に読める話数に制限がある方が生活にメリハリがつくので『ヤンジャン』を愛用させてもらっています。
何より有名な新作&旧作漫画を合法的に完全無料で読める『ヤンジャン』をダウンロードしないのは、もったいなさすぎます。
これから、もっと無料で読める漫画作品が増えると思いますので、今のうちにダウンロードしておくことをオススメします。
『東京グール:re(東京喰種:re)』の主要な登場人物紹介！
東京喰種reは多くの個性豊かなキャラクターが登場します。
今回は物語を読み進めるうえで重要である主人公佐々木琲世の周りの主要人物９人について紹介していきたいと思います。
○物語の主軸となるクインクスのメンバー
➀佐々木琲世(ささき はいせ)
佐々木 琲世 • sasaki haise pic.twitter.com/eio5wgNAUK
— (@dailykanekis) September 5, 2020
つむじに向かうにつれて色濃くなる銀髪の青年、 “半喰種”でありながらCCGの捜査官です。
真戸暁率いる真戸班の捜査官でもありますが、“クインクス”という喰種がもつ捕食器官“赫子”を体内に持つ捜査官たちを束ねるリーダーでもあります。
彼には捜査官になるまでの20年の記憶がありません。
彼の体の中には前作の主人公金木研が眠っているようで、定期的に頭痛に襲われ何かを思い出そうとしますが、彼は今の“幸せ”を大切にしたい気持ちの間で揺れ動きます。
②瓜江久生(うりえ くき)
三白眼と左目の下に二つ並ぶ黒子が印象的な青年です。
使用する赫子は甲赫です。
クインクス班の班長でしたが、協調性のなさと昇進への行き過ぎた執着により解任されてしまいます。
発言と同時に()を用いて心の声を漏らしますが、その多くは相手への罵倒などです。
捜査官の父を亡くしており、その恨みを糧に昇進を目指し捜査を続けますが、仲間たちとのかかわりの中で、瓜江の考え方に変化が生じます。
③六月透(むつき とおる)
短い前髪と眼帯が印象的な青年。
RC値が極端に低く、赫子を出すこともできませんがとてもまじめな性格です。
彼には不幸な過去があり、実は女性であるという秘密を抱えています。
他にも過去に大きな秘密を抱えており、作品内で様々な変化を見せる興味深いキャラクターです。
④不知吟士(しらず ぎんし)
ギザギザな歯が特徴的なピアスの空いた不良のような青年です。頭は良くありませんが、仲間思いで勇気のある行動から、クインクス班の班長を任されます。
瓜江とは犬猿の仲です。
治療法不明の病気の妹・ハルのためにお金が必要な彼は、赫包を移植する手術を受け、捜査官として昇進を目指します。
強面ではありますが、言葉の通り“命がけ”で捜査官としての役割を果たします。
“ナッツクラッカー”を倒した際にトラウマを抱え、その時のことをおもいだし何度も嘔吐してしまいますが、坊主にし、納得のいく答えを見つめ、トラウマを克服しました。
⑤米林才子(よねばやし さいこ)
長く柔らかいツインテールが印象的な女性です。
引きこもってゲームばかりしており、お菓子をたくさん食べるためやや肥満体形です。
RC値も高く赫包の適応も一番です。
米林がクインクスとなったのは、母親にお金がなかったため学費の安いアカデミーに入れられ、そこで行われた赫包の適性テストで断トツの適性あり。
手術の危険性などの説明もありましたが、お金がもらえるということで母親は米林に手術を受けさせました。そのため、人一倍やる気がありません。
○佐々木を支えるCCGの主要メンバー
⑥真戸暁(まど あきら)
真戸班の班長で、アカデミーから主席の優秀な女性。父である真戸呉夫も捜査官であり、“ラビット”と“フエグチ”という喰種に殺されています。
相棒であった亜門鋼太郎も戦いで失っており、仲間を失うつらさを多く体験した女性でもあります。
佐々木の母親のような存在で、半喰種である彼のことを影で支える存在です。
⑦有馬貴将(ありま きしょう)
喰種捜査官最強の男です。
白髪で眼鏡をかけており、物腰柔らかで仲間からは“天然”という評価をうけています。
“死神”というあだ名がつけられるほど、身体能力が高く、とても強い捜査官です。
一方で佐々木の父親のような存在で、やさしさと厳しさをもって佐々木を指導します。
作品のキーパーソンです。
○主要な喰種
⑧霧嶋トーカ(きりしま とーか)
前作東京喰種の主人公である金木研を傍で支える存在で、この東京喰種reのヒロインである喰種です。
前髪で右目が隠れていますが綺麗な顔をした女性です。
現在は佐々木が訪れたカフェ“re”で働いています。
赫子は羽赫です。
高校生の頃は気性が荒く、言葉遣いも下品な少女でしたが大人になった現在は柔らかい印象の強い女性です。
⑨笛口雛実(ふえぐち ひなみ)
アオギリの樹の構成員で、幼いころに両親を真戸の父に殺されています。
金木のことを“お兄ちゃん”と呼び慕っており、金木の面影がちらつく佐々木を助ける動きを見せます。
有馬に追い詰められた際、佐々木が“自分が追い詰めたので、所有権を自分にくれ”と言い、コクリアに収容されます。
コクリア内でCCGに情報の提供をして過ごします。
『東京グール:re(東京喰種:re)』の世間の評価は？
東京グール読み終わったー
おれの中でいちばんの漫画かもしれない— ちょ (@chioooooshi) September 9, 2020
やっぱり東京グールは面白い。
特に漫画の1部目は何回も読みたくなる。 pic.twitter.com/MxVltNxOmG— 八重☕️@Z900 (@halo_palo) June 11, 2020
東京グール面白いなー pic.twitter.com/dUDRQOs07T
— いっき？ (@mountainmounta4) May 6, 2020
東京喰種トーキョーグールって漫画が面白すぎて徹夜して読んでしまった
最初はそうでもなかったんだけど途中から手が止まらないくらい面白くなってきた— ハッチ/FF14/DDON (@hacchi3131) April 29, 2020
7月5日は東京喰種:reがヤングジャンプ で最終回を迎えた日。
2年前の今の気持ちを思い出しながら読み返してみようと思います。
皆さんも是非。 pic.twitter.com/6onfsIN3qY— 玲成 (@07rizm) July 4, 2020
東京喰種がとても面白い☺
金木がカッコよすぎる— けーた (@ketaketaOORer) September 9, 2020
東京喰種こんなに面白いなんて知らなかったよ、、、
— 星空いのり多忙 (@Solaris_ki) September 8, 2020
未だに東京喰種より面白い漫画には出会ってないなー
— 43 (@apll_y) August 18, 2020
『東京グール:re(東京喰種:re)』の見どころ紹介！
見どころ➀ 善悪の葛藤“ロゼ編”
一つ目は“ロゼ編”を通して、人間界に溶け込む喰種の討伐の中で生まれる「本当に喰種のみが悪なのか？」という点について述べていきたいと思います。
月山財閥は日本でも有数の大きな財閥です。
しかし“月山一族”は人間界に溶け込む喰種です。
月山家の一人息子“月山習”は前作の東京喰種でも活躍した喰種で“美食家”というコードで知られています。
その月山家の使用人である喰種は、ある原因により引きこもってしまった習のために大量誘拐をして様々な人肉を集めました。
それによりCCGは月山財閥が喰種によって構成されていることに気が付きます。
キジマ式准特等捜査官は、顔が傷だらけで怪物のような見た目をした捜査官です。
おとり作戦で月山家の喰種の一人ユウマをとらえることに成功したキジマは、彼の舌を切り取ってその様子をビデオに撮り、CCGのサイトに載せます。
CCG内でもその行為は非道であると非難を受けますが、喰種はどんな手を使ってでも倒すべき存在なのです。
月山家のメイドであるアリザはユウマの恋人です。
月山は彼女のためにもユウマを救おうと考えますがうまくいきません。
アリザは単身でCCGへ乗り込み、キジマに情報を吐かされた後にチェーンソーで頭を落とされます。
ユウマは動画がアップされたのちにすでに絶命していました。
月山習の父、観母は根詰めて作業をする習にコーヒーを差し出します。
父のコーヒーを飲んだ習は一瞬にして眠ってしまいます。
アリザによって月山家の情報が漏れたことを知った観母は、自分がおとりになることで息子である習を逃がそうと考えました。
CCGが月山家に乗り込むと、観母は「ヒトとして生きてきました……どうか 最後までそうさせていただきたい」と投降します。
車の中で目を覚ました習は父が自分をかばったことを知ります。
幼いころから近くで支えてくれていた使用人の喰種“松前”は、CCGに居場所がばれた際、習を逃がすために戦いに行きます。
喰種は顔がばれないようにそれぞれがマスクをつけますが、マスクを着けずに戦場へ向かう松前に、習は彼女が生きて帰るつもりがないことを悟ります。
家族や使用人、自分を愛してくれた者たちが命を張ってつないだ自身の命は、もはや自分だけのものではないと習は思います。
人を喰らうおぞましい生き物である喰種ですが、彼らにも家族がいて、愛する者がいます。
喰種にも心はあります。
一方で今回登場したキジマ捜査官のように、痛めつけることに快感を覚える凶悪な捜査官もいます。
様々な思いを抱えた喰種、そして捜査官が命をかけて愛する者を守る姿。
何が正義なのか、読者も喰種、捜査官、どちらを応援したらよいのかわからなくなってしまいます。
そういった善悪の葛藤がこの物語の見どころの一つだと言えます。
見どころ② どちらの世界にも受け入れられることのない“半喰種”
東京喰種の主人公金木研。
東京喰種reの主人公佐々木琲世は“半喰種”です。
不慮の事故により、喰種の内臓を移植されたことが原因であるといわれています。
彼は、人間のころに食べていた普通の食事をしても何の味も感じることができないことに気が付きます。
それどころか、飲み込むことに成功しても、胃の中に入っても拒絶反応を起こし吐き出してしまします。
喰種が口にできるものは、コーヒーと人肉です。
つい最近まで人間であったのに、同じ人間を殺して口にしないといけないことに、精神的に追い詰められてしまいます。
東京喰種reの主人公、佐々木琲世は自身が半喰種であるため、CCG内での扱いが良いものではありません。
「まともな人間じゃない」と言われることもあります。
部下である瓜江にも、“喰種のくせに”と言われてしまいます。
佐々木へ母親のように接し、多くの愛情を与える真戸暁も自身の親を喰種に殺されていることもあり、佐々木を愛する反面、喰種への憎悪も人一倍強い女性です。
彼女も、佐々木の扱いに迷いがあります。
半喰種は佐々木だけではありません。
前作の東京喰種では捜査官として登場し、戦いの中で殉職した滝澤も、人体実験により半喰種となってしまいました。
彼は、何も知らずに食べていたものが“人間の肉”だということを知ってからおかしくなってしまい、ヒトを捕食することに抵抗がなくなってしまいました。
かつての仲間と戦わなくてはならなくなったCCGに所属する滝澤の同期たちは激しく混乱します。
しかし、滝澤は容赦なく昔の仲間たちを殺してしまいます。
滝澤は捜査官時代、真戸暁に続いて万年二位の成績でした。
半喰種となった今は金木研の“次”の完成体です。
彼はいつも“一番”になれなかったことから、一位に執着を見せます。
“流島編”では、アオギリの樹の喰種とCCGとの戦いが描かれています。
法寺捜査官率いるCCGが流島で最後に相手をするのが、アオギリの樹の幹部“タタラ”です。
高レートの喰種のため、苦戦します。
そこへ現れたのは滝澤SSレート喰種“オウル”でした。
滝澤はかつての上司である法寺を助け、タタラを倒します。
タタラを倒したことで、CCGに受け入れられると思った滝澤でしたが、法寺は“SSレート喰種オウルへ攻撃準備”と涙を流し言い放ちます。
それにショックを受けた滝澤は法寺もろとも、CCGを殺してしまいます。
最後に残った真戸の首を絞めながら、滝澤は悲しみにくれます。
そこへかつての上司で、今は滝澤と同じ半喰種である亜門が真戸と滝澤を助けに来ます。
彼は滝澤に「お前は喰種捜査官だろう」と声をかけてくれます。
しかしそこで、クインクスの六月が援護にやってきます。
“オウル”を倒そうとする六月を、真戸は止めてしまいます。
いつもは冷静な真戸ですが、かつての同期だった滝澤を見捨てる子ができなかったのです。
喰種をかばったことにより、真戸は六月から攻撃を受けてしまいます。
このように、もともと人間として生活していた者たちが喰種になってしまうことによる、人間関係の葛藤もこの作品の見どころであると思います。
その➀でも述べたように、場面ごとに感情移入できる人物が異なり、すべてのキャラクターに愛着がわいてしまうのが、東京喰種reの見どころであると思います。
見どころ③ 伏線の多さ
東京喰種reの見どころとして外せないのが、伏線の多さです。
前作東京喰種で回収しきれなかった伏線も多く残っていて、東京喰種reでは様々な伏線が回収されます。
作中での登場人物たちの発言ももちろん、イラスト内にアルファベットや数字が描かれており様々な伏線や考察材料があります。
たとえば、イラスト内にこっそりと描かれた数字はタロットの数字を表していて、そこから今後の展開を読みとることもできます。
言葉にならない叫び声のように描かれためちゃくちゃな文字も、実はしっかりと読むことができて、さらなる情報を得ることもできます。
作者である石田スイ先生の描く、線の多い作画の中から数字や文字を見つけ出すのは苦難の技ですが、伏線探しのために読むのもまた一つの楽しみです。
タロットの知識があるともっと楽しめると思います。
ここで一つ紹介したい伏線は、“旧多二福”の描写です。
彼は作品内でも大きな役割をはたすキーパーソンですが、東京喰種reで初めて登場するわけではありません。東京喰種(無印)のときにすでに作品内に存在しています。
その中でも一番大きく描写されているのは、トーカが金木と間違えて声をかけた学生です。
後姿が金木に似ていたためトーカは声をかけますが、ふりかえったのは目の下に泣き黒子のある青年(旧多)でした。
東京喰種reでは、おまけ漫画として、そのときのことが描かれています。
旧多目線で、「珍しいな “喰種”に話しかけられるなんて」と描かれています。
このように、あとでもう一度読み返したくなる。
そんな気持ちにさせてくれる作品です。
『東京グール:re(東京喰種:re)』序盤ネタバレ紹介！
舞台は人の肉を喰うことでしか生きることのできない“喰種”を退治する唯一の機関であるCCG。
今作の主人公は前作「東京喰種」の金木研ではなく、佐々木琲世と名乗る喰種捜査官です。
彼はCCGの中でも特殊な新設部隊である“クインクス”の教育係です。
1話 骨
クインクスの一人である眼帯の青年六月透(むつきとおる)は、CCGの一室で採血を受けていました。
血を見るのがダメな六月に、医者は「そんなことで捜査官がつとまるのか」と苦笑します。
班長さん以外は採血に来ていないようだから、みんなにちゃんと来るように伝えてほしいと医者に頼まれた六月も苦笑いで部屋を後にします。
CCGを出て帰る途中で、六月は“平子班”の人間とぶつかってしまいます。
平子班の捜査官たちは、クインクスの存在をよく思っていないようでした。
佐々木の属する真戸班の班長である女性捜査官真戸暁と佐々木はカレー屋で昼食をとりながら談笑しています。
佐々木はCCG局長に、CCG最強の捜査官である有馬貴将を超える捜査官を育てるように言われていました。
真戸は佐々木を励ましカレー屋を後にします。
CCG本局付近で六月と佐々木は偶然に出会い、佐々木は捜査の進捗を尋ねます。
そこで、クインクスの班長である瓜江とクインクスの一員のピアスをしたギザ歯の青年不知で、推定レートAである喰種“トルソー”の調査を単独で行っているということを六月は伝えます。
経験の浅い二人が相手をするのは危険だと判断した佐々木はトルソーを調査しているチームに資料をもらいに行くことに決めます。
頭を下げて頼み込む佐々木ですが、他班の仕事を横取りする行為である、そしてチームを管理できないことを責められ「まともな人間ではない佐々木には渡すことはできない」と断られてしまいます。
クインクスの班長である三白眼の青年瓜江久生(うりえくき)二等捜査官は、トルソーをタクシー運転手であると予想し、様々なタクシーへ乗り込み運転手の様子をうかがいます。
資金が尽きそうになりかけた際に乗り込んだタクシーの運転手のネームプレートには、「趣味 お菓子作り」とあります。
瓜江はいくつか質問をしますが、人気のない道に入ると運転手に停車するように指示を出します。
訝しげに車を止める運転手に後部座席から蹴りをいれ、瓜江は「軽く洗った程度では消えない血の匂い」を指摘します。
瓜江の指摘通りタクシーの運転手は喰種でした。
運転手の腰からは喰種が持つ特別な捕食器官である赫子が伸びていました。
CCGの捜査官が喰種を相手に使用する武器“クインケ”を用いて対抗しようとする瓜江ですが、間に合いません。
敵の攻撃を受けようとする瞬間、喰種の体に弾丸のようなものが浴びせられます。
バイクに乗った不知吟士(しらずぎんし)三等捜査官が登場します。
瓜江と不知は仲が悪く、喰種の前で仲間割れを始めます。
喰種の赫子が不知の体を貫きますが、動揺を見せずに瓜江は喰種に近づきます。
普通の人間では到底触れることのできない喰種の赫子を素手で捕まえます。
理解の追い付かない喰種は、先程刺殺したはずの不知が生きており、片目が赤いことに気が付きます。
瓜江は自身の肩から出した赫子で喰種を貫きます。
クインクスは喰種の武器である赫子を体に持ち、それを使って喰種と戦う部隊だったのです。
手柄の奪い合いをする瓜江と不知でしたが、まだ息のある喰種はすきを見て最後の力で攻撃を繰り出します。
反応が遅れた二人でしたが、駆け付けた佐々木が「油断しない」と言いながら赫子を刺して助けます。
説教をする佐々木をよそに、瓜江も不知も反省の色は見えません。
クインクスは天敵である喰種の力を組み込んだ実験体たちであり、それを率いるのが佐々木琲世一等捜査官なのです。
２話 委舵と畏舵
Red child cellという、喰種の体内に含まれる細胞の値を示すRC値について、医者が佐々木に話します。
瓜江は902、米林が850、不知が920、六月が655であるということを伝えます。
能力を使用すればするだけRC値が高くなります。
そして高くなりすぎた場合、喰種のようにまともな食事をとることができなくなってしまいます。
医者は六月の値の低さを指摘します。
六月は赫眼(喰種の特徴である赤い目)が常に出ており、眼帯をしています。
部屋をあとにする佐々木を見送った医者の手元の、佐々木のカルテには、RC値2753の文字が。
下口班、平子班、真戸班による捜査会議が行われています。
瓜江と喰種の対峙が話題に上がっている中で、真戸はクイクンスをさりげなく庇います。
下口班はクインクスの調査について話し、馬鹿にし、嘲笑します。
それに対してへらへらと笑う佐々木に、｢喰種であるから敵に同情するのだろう｣と詰め寄りますが、真戸が責任は自分にあると言って間に入ります。
佐々木とクインクスだけでも｢トルソーの人相｣程度はひと月で押さえられると言うと、平子班の班長、平子丈が｢その辺で｣と口論を止めます。
捜査会議後に佐々木は真戸にかばってもらったことの礼を言おうとします。
真戸は渾身のパンチ(真戸パンチ)を佐々木の腹に食らわせます。
「喰種をかばうな」と釘をさされた佐々木のもとに、糸目の男性である伊東倉元一等捜査官がやってきて声をかけます。
伊東の所属する平子班は、Sレートの“オロチ”という喰種を追うことになっていました。
オロチが「喰種を狩っている」という情報を佐々木に伝え、彼は立ち去ります。
場面が変わり、オロチと思われる喰種が別の喰種を追い詰めています。
トルソーを知っているかと問いかけ、知らないと答える喰種をオロチは殺してしまいます。
クインクスが共同生活を営む家(シャトー)へ佐々木が帰ると、六月が出迎えます。
瓜江と不知はトルソーの捜索を続けており一度も姿を現さないクインクスのメンバー米林は部屋でゲームをしているようです。
佐々木は六月のために夕食を用意します。
一方、トルソーを追う瓜江と不知は、路地裏で喧嘩を始めます。
そこに、「掘ちえ」と名乗るカメラを構えた小さな女の子が現れ、二人にトルソーの情報はいらないかと声をかけてきました。
３話 鐘
掘の運転免許を確認し、彼女が24歳であることを知った瓜江と不知は、写真や情報を売り歩く彼女からトルソーについての情報を買います。
寿司屋で取引をする際、掘は対価に「百万円」か「佐々木琲世の私物」を要求します。
まずは、トルソーの捕食現場の写真を渡し、対価を受け取った後に残りの情報を渡すと約束をして掘と別れます。
佐々木に報告すべきだと言う不知に、瓜江は「クインクス班」として動いてしまうとすべてが佐々木の手柄となってしまい自分の昇進にはつながらず、金も手に入らないと言いうまく丸め込めてしまいます。
クインクスたちが集まるリビングで、みんなで協力してトルソーの人相を割ろうと提案する佐々木に、瓜江と不知は単独で動く態度を見せます。
部屋を出て行ってしまった二人に、佐々木はかなり怒った様子で、「佐々木の本気」を見せる必要があると言い放ちます。
瓜江たちより先に、六月と二人でトルソーを見つけ出そうとします。
佐々木と六月は23区にある喰種の収容所である“コクリア”へ向かいます。
そこで、SSレートである喰種ドナート・ポルポラと話をします。
トルソーの資料を見せて、ドナートに意見を求めると、彼は「トルソーはタクシー運転手」であろうことを教えてくれます。
佐々木は、瓜江が先にこのことに気が付いていたことに気づきます。
コクリアを出る途中、六月は佐々木に「なぜドナートは生かされているのか」と尋ねます。
ドナートはCCGにとって有益な情報を持っているとされているため生かされているということを彼は六月に伝えます。
「処分」されるその日まで自分がいかに有益な存在であるのかを証明し続けなければならないドナートのことを考える佐々木ですが、「君もドナートと同じだ ハイセ」という声を夢の中で聞き、目を覚まします。
タクシーに一人の女性が乗り込みます。
「どちらまで？」と聞く運転手に、「樹から伝言です。トルソーさん」と後部座席の女性は声をかけます。
４話 未と師、視と屍
タクシーの後部座席に乗った女性は、トルソーと思われる運転手に向かって、「食べすぎ」だということを伝えます。
そして、CCGに目をつけられていること、クインクスという赫子を使う捜査官がいることを伝えます。
アオギリの樹という、喰種の組織から伝言持って来た女性は、かつて半喰種であった金木研を兄と慕っていた喰種、“フエグチ”でした。
瓜江と不知は、佐々木の私物の下着を掘に対価として渡しました。
掘が先日渡した写真についての情報を提供します。
写真は、トルソーがとったもので、不注意で置き去りにしてしまったものです。
写真はインスタントカメラで撮られており、海外のモデルであったため専門店でのフィルムの購入が必要でした。
捕食現場近くに住んでいて、フィルムを大量買いした客に一人該当者がいたという情報を提供してくれました。
真戸のもとにクインケの予備を受け取りに行った瓜江と不知は、真戸に「赫子を持っているのはわかるがクインケも使うように。“ああ”はなるな」と釘を刺されます。
一方佐々木と六月は聞き込み調査を通して情報を集め、トルソーは「傷跡のある女性」を狙っている可能性があることに気が付きます。
更にトルソーの捕食現場は、外科医院を中心に広がっていることに気が付きます。
地道に張り込みをするしかないと病院付近を歩く六月は、あるタクシーの運転手に気が付きます。
病院から出てきた女性を見る目が明らかに獲物を見る目だったのです。
乗り込もうとする女性を押しのけて六月はタクシーに乗車しました。
当たり障りのない会話をする中で、運転手は「お客様は“どっち”ですか？」という問いかけと共に、赫眼を見せながら六月の首をつかみ後部座席に押し倒します。
暴れる六月のシャツを無理やり開くと、さらしが巻かれた女性の胸があらわになり、「やっぱ女じゃないの」といってトルソーは微笑みます。
六月は女性だったのです。
５話 執徒
六月の回想から始まります。
幼い六月は両親と兄を喰種によって殺されたらしく、身寄りをなくし、CCGのアカデミー候補生に誘われます。
それを受け入れた六月は一つだけ、「男として生きていきたい」という条件を出しました。
トルソーは六月に襲い掛かりますが、六月は短刀型のクインケで応戦します。
しかし、激昂したトルソーは六月に殴り掛かります。
トルソーの正体を“冴木空男”という男性であることを知った瓜江と不知がバイクでトルソーと六月の乗るタクシーへ接近しますが、それに気が付いたトルソーは車を出します。
カーチェイスを始めたタクシーとバイクに、巡回していたパトカーが注意をします。瓜江が「相手は喰種である」という合図を出すと警察は協力する素振りを見せますが、トルソーの赫子にやられてしまいます。
すると、トルソーの乗るタクシーが向かう先がCCGによって包囲されていました。
瓜江は要請をしていないため、佐々木の仕業であることを悟ります。
タクシーから降りたトルソー相手に、瓜江と不知は赫子で対抗しようとしますが、六月は赫子を出すことができないようです。
確保しようとしたそのとき、「その確保、中止」とSレートのオロチがあらわれました。
６話 握人への悪賭
クインクスの存在を「胸糞悪い」となじり、オロチは好戦的な態度です。
一気に瓜江と不知を倒します。
一度撤退しようと不知が提案しますが「撤退」という言葉に瓜江は過剰に反応します。
ここで幼少期の瓜江の回想が入ります。
「隻眼の梟」という喰種の討伐の際、瓜江の父は一人残り、隊員をすべて撤退させたのち、殉職したのです。
瓜江はその時のことを思い出しながら、自身の腕にかみつきます。
赫子を発動させるための捕食です。
クインクスたちへ向けて、オロチが赫子を振りかざすと、佐々木が駆け付けクインケで応戦します。
しばらくクインケを用いて戦いますが限界を感じます。
そのとき、佐々木の精神世界に白髪の少年が現れます。
東京喰種の主人公、金木研です。
「弱いねハイセ、僕を受け入れてよ」と佐々木に囁きます。
「黙ってろ」とはねのけ、飲み込まれないようにと耐えます。
佐々木は六月に真戸に連絡するよう指示し、指をパキッとならし赫子を出します。
指を鳴らすのは、金木の癖でした。
７話 昧人
赫子を出す佐々木を見て、六月は「本当だったんだ」という感想を漏らします。
赫子とクインケを使ってオロチと対等に戦いますが、それでもオロチの方が優勢です。
オロチは佐々木の腹に連続で蹴りをいれ、ついに倒れてしまいます。
助けに来ようとする六月に、佐々木は立ち上がり「上官命令」として「待機」と指示を出します。
その様子に六月は「別人のようだ」と思います。
佐々木は軽く腕を伸ばし、オロチに歩み寄ります。
「お前に興味が沸いてきた」というオロチに「僕のことなんか知らない方がいいと思いますよ」と恐ろしい表情をします。
そこからは圧倒的に佐々木の方が優勢です。
地面に倒れたオロチはマスクが外れました。
そして佐々木に一言。
「お前ってやつは、どこまで行っても救われねぇのな カネキ」
そこで咄嗟に「西尾、先輩？」と返事をした佐々木でしたが「って誰？？」と心の中で突っ込みを入れます。
その後強い頭痛に襲われ、佐々木は痛みに呻きます。
そこへ平子班が到着し、オロチの追跡を中止し、SSレート喰種“ハイセ”の対処にあたります。
ハイセの赫子を切り落とし、遠くでライフルを構えた真戸がRC抑制剤を打ち込みました。
佐々木琲世は「半喰種」です。
彼の扱いにはいくつかルールがあります。
ひとつは「人間として扱うこと」そしてもうひとつは「制御が利かなくなったら駆逐すること」です。
彼は制御が利かなくなるリスクを承知でクインクスを助けたのです。
今回の戦いで佐々木は、不知の心に「畏敬」瓜江の心に「嫉妬」六月の心に「怖れ」を刻み付けました。
そして、トルソー、オロチ確保の失敗の数日後、佐々木は有馬に呼び出されます。
８話 代行者
パァンと佐々木は瓜江の頬をぶちます。
班員を危険にさらしたことに佐々木は激怒しました。
「喰種捜査官は手足をもがれても逃げろ！」と叱責し、瓜江を班長から解任します。
カッとなった瓜江は「喰種のくせに」と佐々木に暴言を吐きます。
そこで不知が瓜江の腹に思いっきり蹴りを入れます。
六月も、瓜江に「謝ってほしいです」と言います。
佐々木は「新班長は不知に任せる」と告げます。
瓜江には「あまり反抗的だと君を食うよ！僕を喰種だというならね！」と明るく叱って部屋をあとにしますが、自室に戻った佐々木は涙を流します。
場面は七話の最後に戻り、有馬と佐々木は有馬の部屋の大きなテーブルに立ち対話しながら手合わせをしています。
有馬の手にしたペンの先が佐々木の目の前に突きつけられ佐々木の敗北にて終了します。
有馬は佐々木にアドバイスをしますが、それを遮り佐々木は先日の戦いの反省を述べます。
有馬は何も言わずに佐々木に本を差し出します。
先日佐々木が有馬に貸したカフカの短編集でした。
「また声がした？」と有馬は佐々木に尋ねます。
佐々木は自分の中から聞こえる声を「過去の自分」だと言います。
捜査官として生きるまでの二十年間の記憶が佐々木にはありませんでした。
しかし佐々木は「これで結構幸せなんです」と微笑みます。
有馬は佐々木の父であり、真戸は佐々木の母のようだと彼は言います。
佐々木はこの「家族ごっこ」を幸せに感じているのです。
クインクスの住むシャトーで、不知は瓜江に缶のお汁粉を投げます。
蹴ってしまったことを謝りますが、二人の仲は険悪なままです。
真戸班の捜査室で佐々木と真戸はトルソーの資料を共有します。
そこで真戸の携帯に着信が入ります。下口班からです。
「アオギリの樹のSSレート喰種、“ラビット”に襲撃された」という内容です。
９話 継情
下口の入院する病室へ真戸と佐々木は向かいます。
トルソーの自宅を捜査していた時に襲撃を受け、部下を全員なくし下口だけが生き残りました。
襲撃をした“ラビット”は別の“フエグチ”という喰種と共に真戸の父を殺した喰種でもありました。
時間を共にした者を失うのはつらいことだと、真戸は佐々木に言います。
瓜江はCCG本局へ出向き、医者に赫子の強化について質問します。
医者は、赫子のある赫包の説明をします。
赫包には「五段階」の「フレーム」が用意されておりクインクスはみんなF２に設定されています。
これは赫包の稼働率40％の状態です。
医者はおすすめはしませんでしたが瓜江はフレームのランクを上げる手術を受けたいと言います。
本局内を歩いていると、瓜江は黒磐武臣二等捜査官と会います。
黒磐の父親は瓜江の父親と同期でした。
“隻眼の梟”討伐の際、黒磐の父が瓜江の父を置いて帰ってきたことを瓜江は恨んでいます。
棺の中の残骸を父とする気持ちがわかるか。と瓜江は黒磐を前に思います。
一方「アオギリの樹」では、“ラビット”がトルソーに今後について考えておくように告げる。
“ラビット”は自身を“アヤト”と名乗ります。そしてアヤトはトルソーにクインクスのメンバーに佐々木という男がいなかったかを尋ねました。
シラズ班の新たなミッションは“ナッツクラッカー”という喰種を追うことでした。
ナッツクラッカーとはくるみ割り器という意味で、どうやらナッツは男性の睾丸をつぶすことが趣味らしいのです。
トルソーは“鈴屋班”が担当することになりました。
佐々木は、帰り道にお茶して帰ることを提案します。
コーヒー屋めぐりが佐々木の二等のころからの趣味でした。
見つけた喫茶店は“：re”。なんて読むのかを話し合いながら、佐々木、不知、六月は店へはいります。
店員の渋いお兄さんは、佐々木の顔を見て少し目を見開きます。
「ちょっと兄さん！お客さんが来たら挨拶してって何度も」
そういって店内に顔を出した店員は、右目を髪で隠した女性でした。
彼女は佐々木を見て言葉を失います。