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今回ご紹介する『フルーツバスケット』2巻を無料で読む方法は、登録不要でもちろん合法です。
違法手段ではないので、安心してください。
『フルーツバスケット』2巻を無料で読む方法は?
いきなり、結論です。
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『フルーツバスケット』2巻が『マンガPark』にて無料で読めると言いましたが、この記事を執筆している現在では第1巻から最終23巻まで無料で読むことができます。
安心安全に、そしてタダで『フルーツバスケット』を1巻から最終23巻まで読破したい方は『マンガPark』を使う方法がベストです。
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『フルーツバスケット』2巻 ネタバレ紹介!
第7話
「本田さんっ大丈夫!?」紫呉の書室を夾の部屋にする為に4人総出で本を運び出している最中、透は階段を踏み外して辺りに本が散らかってしまいます。
そんな姿を見て、頼んでもいないのに手伝わなくていいと相変わらずの夾に対し由希は両手に持っている大量の本を頭の上に落としました。
「クソ鼠ィィ!!」と怒る夾に一度死んで性格を修正してこいと日常の2人のケンカが始まります。
叔父の改築の件が丸くおさまり、ちゃんとした(?)居候として暮らせるようになって紫呉、由希、夾、透の4人暮らしとなりました。
草摩家には十二支と同じ物の怪に憑かれていて何故か異性と抱き合うと変身してしまう重大な秘密を持っておりこれは絶対他言無用なことです。
明るくて優しい人達には変わりなくこれからどんな楽しいことが起こるのかとても楽しみと思い微笑む透でした。
そして今日はそんな草摩家にお客様が来る日なのです。
玄関に立っているのは黒髪ロングの物静かな女性と金髪の如何にもヤンキーな女性が立っていました。
「私の大切なお友達の花島 咲さん(はなじま さき)と魚谷 ありさ(うおたに ありさ)さんです!!」それぞれ挨拶をして、何故草摩家に透の友人がやってきたかと言うとさかのぼること3日前。2人の友人には草摩家に居候していることを話したいと紫呉にお願いしたら十二支云々の事さえ黙っておいてくれれば構わないという話になりました。
紫呉が笑顔で「でも透君のお友達ってどんな子なのかなぁ」の質問に対して「ヤンキーと電波」と夾が答え目が点になる透です。
紫呉の表情が止まったような気がしたが早速事情を友人達に話すことにしました。
学校での昼休み時間、2人に噓をついてテント暮らしをしていたことや今は由希の家に
居候していることいろいろあったが、皆とてもいい人だから安心してほしいとを話しました。
「…最近妙に王子様やミカン頭と話すなぁとは思っていたけど…なるほどね」
とうおちゃんは神妙な顔つきをしていました。その時「お家にお邪魔させてもらおうかしら」とはなちゃんが言い出しました。
はなちゃん曰く透が同居するにふさわしい環境かどうかこの目で確かめたいとのこと。いろいろ話を進めていく中で今度の休み”泊りで”という訳で3日後の今日となったのです。
「ホントに大丈夫かよ、家に上げて特に電波女(はなちゃん)は侮れないって話だぜ」と心配する夾に何も心配いらないと話す紫呉、すると花島が紫呉の方を見つめて「……犬」と言い出し驚きを隠せない3人だが「が、いるわ……」するとそこには本物の犬が!「えっあっホッホントだねぇ!こら入っちゃいけないぞっ」と平然を装う紫呉でした。そこから紫呉の職業の話になったりして話に花が咲きました。
すると透が「そうです!!楽しい事を思いつきました!!ちょっと待っていて下さいねっ」と言い席を外しました。そして紫呉も「僕も仕事があるので失礼するよ、若者同士で楽しんで下さい」と書斎へ戻っていき由希、夾、花島、魚谷の4人だけになりました。
「透のやつ、ずい分この家になじんでるみたいだな…嬉しいけど…いざという時何も力になれなかったのが悔しい」と話す魚谷に「…本田さんは無いものねだりするような人じゃないからね…」と話す由希に何かハッとした様子の花島でした。
部屋に戻ってきた透はトランプを持ち皆で大貧民をしようと誘います。散々遊んで夜、透は初恋の事を花島と魚谷に打ち明けました。
透がまだ幼い頃男の子にいじめられて逃げ回って迷子になってしまった時、見つかるのが怖くて泣きながら隠れていると目の前に帽子を被った子が立っていてしばらくこちらを見つめていたが急に走り出し透も条件反射で「待って下さい、おいてかないで下さい、お家に帰りたい」と追いかけました。
なかなか追いつくことが出来ず透は転んでしまいました。もう追いつけないとあきらめた時、その男の子は待っていてくれて気づくとそこは家の前でした。
そしてその時男の子から貰った帽子を今でも大切にしていて『初恋はあの男の子だったのかもしれないと』思いながら、もし会えたらお礼を言いたいと話す透でした。
一方、たまたま部屋の前を通りかかった夾も話を聞いており何やら神妙な顔をしていました。そして翌朝、いつものように由希と夾がケンカをしていると「猫と鼠……みたいね」と呟く花島に2人は冷静を取り戻します。そして2人は由希や夾がちゃんと透の事を分かってくれている事や透自身がこの生活に納得してることから安心して帰宅するのでした。
とあるお屋敷にて…「透君が来てから2人ともいい意味で明るくなったよ、このままいい方向に進むといいね…君の本音は失敗する事なんだろうけど残念でした、透君は君の何十倍もいい子なんですよ」と話す紫呉に「どうせ僕は無いものねだりさ…」布団に横たわる男が言いました。
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第8話
文化祭のシーズン学校の中はにわかに活気づいて透達も出し物について話し合いを進め「オニギリ亭」をする事になりました。ここで肝心のオニギリの具について意見を聞いていると「一つのオニギリに3つの具が入ってる三色オニギリ」という意見が出たり「握り飯をかけて戦うオニギリバトル」という意見が出たり賑やかに話し合いが進んでいます。
そこで由希が「ハズレなんてどうかな?3つ買ってくれた人にはおまけでもう一つ選んでもらうんだ、でもそれにはハズレも混ざっているとか…」と提案し「賛成♡」と女子達、夾は自分の意見が通らなくて由希の意見には賛成することに怒ります。
そんなクラスメイトからいじられる夾を見ている由紀ですがどこか寂しそうです。クラスメイトからのいじりに耐えかねて夾は教室を飛び出してしまいました。
夾を探して屋上までやってきた透「何か怒っていたから心配で…文化祭の準備参加しないのですか?」と聞くと「俺1人いなくたって由希さえいれば事は上手く運ぶ」と言いました。
由希は昔から頭がよく要領もいいそして人あたりもいいから自然に才能を認めて敬われること、昔から由希と比較されて嫌な思いをしている事を話しました。
由希が夾に対して昔から人を引きつけるタイプで十二支の何かになれなくても自然体で普通の人と付き合える方がいいと言った事を思い出す透、やはりお互が羨ましく思っていて羨ましく思いながらも反発しあっているのだと考え、自分からしてみるとそれぞれの素敵な所があると思いながらバイト先から帰宅するのでした。
その時、何かを踏んで透は盛大に滑ってしまいました。考え歩きは危険だと反省しているとクスクスと笑い声がしてきます。顔を上げるとそこにはドイツ語を話す男の子がいました。
何やら興奮気味で話ている男の子ですが分からないドイツ語で話されて焦っている透に突然キスをしてきました。急に頬にキスをされた透は恥ずかしさのあまりその場から走って逃げてしまいました。外には迎えに来てくれた由希がおり「本田さん…?どうしたの慌てて」と声をかけます。
透は何者かも分からない人にキスをされ混乱していると「何かあったんじゃないの?もしかして変な男でもいた?」と心配する由希にこんな事で心配をかけたくなかった透は「すいません、なんでもないです。あの…いつもお迎えに来て下さってありがとうございます」と伝えました。
そんな気を遣っている透に「困った事があったら気にせずなんでも言って、力になるから」と見つめる由希に頬を赤くしてお礼を言う透でした。翌朝、人それぞれ素敵な処があると思う透は「もしかしたら背中についているのかもしれない…」と話しました。
意味が分からない顔をしている夾に人の素敵というものがオニギリの梅干しのようなもので、その梅干しは背中についているから自分では気づかないと言います。
「ちゃんと見えています、夾君の背中にある立派な梅干し。夾君は素敵です」と目の前でニコニコしながら言う透に「もっとマシなモンで例えろ」と顔を赤くしています。
しかし「お前の背中にも俺は見えるぜ、梅干しが」と照れくさそうに伝える夾でした。
再び文化祭の準備に参加した夾はクラスメイトと共に屋台の組立作業をしています。由希はそんな夾の姿を見て「随分素直に戻ってきたな、めずらしい……」と言うと「草摩君は草摩君、夾君は夾君ですからねっ」と話す透に意味不明になる由希でした。
クラス中が賑やかに準備を進めていると「ゆ・き・くぅ~ん♡」と先輩達がやってきて「私達から由希君にプレゼントがあるの♡文化祭には是非これを着てほしくて皆で協力して買ったんだ♡じゃっじゃーーん♡」先輩達が嬉しそうに見せてきたものはフリフリのお姫様が着るような由希専用コスチュームです。それを見て衝撃を受けた由希でした。
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第9話
文化祭当日、学校中が活気づいています。透のクラスのオニギリ亭はとても繫盛していて、そのオニギリ亭の売上に一番貢献しているのは由希の女装した姿でした。
一日女装した由希を見ようと男女問わず先生までクラスに訪れて結果オニギリが売れた訳なのです。しかし由希はかなり不機嫌で何やらここしばらく透を避けている様子でした。
何か怒らせてしまったのかと心配する透に「女装なんかやらされてるから恥ずかしくてたまらないんだろ、自分の女顔にコンプレックスを持っているから」と話す夾、しかし皆の為にあえて女装をしてくれた由希の優しさを実感した透でした。すると外国語を話す男の子が由希に抱きついてきました。
辺りは驚いた様子で透も先日頬にキスをされた男の子だと気づきました。クラス中が騒ぎ立っていると「1人で勝手にウロウロするんじゃない」と言う声が。
そこにいたのはスーツ姿の男性で「よう、元気そうだな由希、夾も」と声をかける、すると瞬く間に男性とその男の子は女子生徒らに囲まれ黄色い声が飛び交います。
男の子は「草摩 紅葉(そうま もみじ)日本とドイツの半分コ!!で、こっちは草摩 はとり。ボクらユキとキョーのゴシンセキなんだよ!」と自己紹介をしました。知らぬ間に草摩の方と会っていたなんて、なんて偶然の出会いと感激する透に「君が本田透君か?…なるほど、本当に”普通”の子なんだな」と話すはとりに由希は何故来たのか尋ねると、紅葉が文化祭のチラシを持って来てそれをみた慊人がその文化祭に行くと言い出しました。
しかし慊人は高熱があったため紅葉の付き添いも兼ねてはとりが来るはめになったと言います。自分の訪問に警戒する由希に「安心しろ、本田透に手をだす為に来た訳ではない。アレをするしないは慊人が決定することだ」と説明しました。一方、教室内を大人しくしていられない紅葉に夾がっていると心配して透がやってきました。
透に気づくと「トールっ!元気?会いに来たよ!!この前は運命的な出会いだったね!!」と明るく紅葉が話ます。そして夾の隙をついて十二支の事を知ってるんだったら思いっきり抱きついていいんだね!と透の胸に飛び込みあっという間に煙に包まれてしまいます。やはり紅葉も物の怪に憑かれた1人でした。
辺りは爆発?と騒ぎ出し透の姿を探すと、そこにいたのは青ざめた透と可愛らしいウサギでした。急に現れたウサギと紅葉が着ていた服、クラスメイトから「変すぎだ!何があったんだ」問いただされていると意を決した由希が「それなら僕だって変だよ…男のくせにこんな…やっぱり似合わないよね」とキラキラ&乙女モードで言いました。
そんな可愛らしい由希を見てクラスメイト達の気がウサギから由希へと変わりました。その身を犠牲にして見事な話のそらしの術に涙して感激する透でした。
夾にられ、はとりから一週間外出禁止をくらった紅葉は透に抱っこされながら怯えていました。問題を起こしたら即帰ると約束をしていた紅葉は透の事を名残惜しそうにしはとりと帰っていきました。
そして由希は、はとりの一存ではないが昔、自分の正体がバレて皆の記憶を隠蔽したのはそのはとり本人だと告げ、もしまたはとりと会う時があっても2人きりになるのは避けた方がいいと心配します。そう話ている2人に「1-Ⅾの本田透さん至急談話室まで来て下さい」と校内アナウンスが流れました。
透は何事かと急いで談話室に向かうとそこにははとりが待っていました。言われたそばから2人きりになってしまって落ち着かない透にあるメモを渡します。
そこには草摩の本家の住所が書かれており由希達には秘密で訪ねて来い、また透には拒否権はないと…透は不安に思いながらも承諾してしまいます。
「もしかすると慊人にも会えるかもしれない」と言われ更に不安になる透に「僕が一緒にいてあげるからおいでよ!」と紅葉が後ろから抱きつき、紅葉がいてくれると少し安心と思う透でした。はとりから本家への突然の呼び出し…果たしてどのような話が待っているのでしょう……。
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第10話
「おい!!あいつまた家を出たぞっ、どこにもいねぇ!!」そう朝から慌ててる夾に友達の家に出かけると昨晩言っていたことを話す紫呉でした。
その頃透は本家の大きい門の前にいました。大切な話があるとはとりの指示通り本家に着くや否やどうしたらいいか分からず焦っていると家の塀の上から紅葉が顔を出します。
「時間ぴったりだねっ、さあ遠慮なく入って」と言われ恐る恐る入ってみると、そこはとても広く門の中まで一つの町のようになっています。でもとても静かで人が住んでいない雰囲気です。はとりが迎え部屋に案内されると写真立てが目に入りました。そこには優しく微笑む女性の姿が写っています。
何を話されるのかいろいろ妄想して不安になる透はお仕事の方は大丈夫ですか?と聞き、その質問にはとりは一族の人間しか診ない草摩の主治医で主に慊人の世話だと答えます。
そこで本題の話になると十二支の秘密を知っているのは一族の中でも少数の人間だけ、そんな秘密を赤の他人の透が知っているなんてとんでもないことだと言いました。
本来なら即隠蔽処置をしなければならないが慊人はその指示を出さず同居まで許した、はとりはその慊人の判断を踏まえ透にこれ以上、草摩と関わらない事と同居をやめるようにと勧めます。
「物の怪に憑かれ続ける草摩家は君が考えているほど楽しいものではない、奇怪で陰湿で”呪われてる”」と…慊人は透を利用している事、草摩と関わった事を後悔する前に出て行けと忠告しました。はとりが席を外すと紅葉はある話をしました。はとりには昔、結婚の約束までしたカナと言う恋人がいました。
物の怪に憑かれていても構わないと笑顔で話す優しい女性で2人共とても愛し合っていたが、結婚の承諾を得るため慊人に話たところ激怒しはとりの左目に怪我をさせその左目は見えなくなってしまいました。
慊人を責める事をしなかったが、はとりの目が見えなくなってしまったのは自分のせいだと責めてとうとうカナは心の病気になってしまいました。
どんどん衰弱していくカナを見ていられなくなったはとりは、2人愛し合っていた時間全てカナの記憶から消してしまいカナは草摩家を出ていきました。
カナみたいな人を出したくなくて透に出ていくように話をしたと紅葉から説明を受け涙する透、はとりが心配してくれたことに気づき今一番優しさが必要なのははとりの方かもしれないと思うのでした。
関わらなければなんて絶対しない、するはずがない、今の私がいるのは由希達のおかげだと思っていると紫呉がやってきました。
紫呉と共に帰宅する事になった透、何かに見られているような気がして振り返ると窓からこちらを見ている”あの人”と目が合いました。
その人はスッ…と部屋の中に戻っていき透は不安そうに「呪いって…なんですか…?」と尋ねるが「今はまだ話せる時期ではない…ごめんね」と紫呉は言います。
家に着くと由希達はコタツの中で寝ていました。
その2人の寝顔を見ながら、考えたって仕方がないこの家で暮らす日々を大切にしたいと思う透でした。
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第11話
本田透という人間はどうも他人より感覚がズレている気がする。由希達が動物に変身してしまう事を意図もあっさり受け止めてしまうしそこらの女子高生の何倍も苦労してきたと思うのに、さも平気と言わんばかりに笑っています。同居を始めて4ヶ月経ちます。
「4か月も家を出たやつが正月だからって帰ると思うか」と言う夾、「宴会に出席なんかしたら本家を出た意味がない」と話す由希、ですが正月は本家にとって一大イベントその中でも一番大切にしているのが十二支だけの宴会だそうです。ですが、2人はお正月は本家に帰らないと言い張っています。
どうやらその間、透がこの家で一人になってしまう事も心配しているようです。そんな2人の優しさに、「家の留守は任せて下さい!せっかくのお正月ご両親も待っていますよ」と笑顔を見せる透、両親に会いたくても会えない透にそう言われると家族のいる自分達は帰らなければと思う2人でした。
帰省当日、紫呉達は透に見送られ本家に向かいました。透の事が気になる2人、道中透の事ばかり考えていると花島に会い「今までお母様と一緒に過ごしてきたお正月、今年は一人きりなのね」と話ます。花島も魚谷と一緒に正月を過ごそうと誘ったが家族といてあげてくださいと笑顔で話していたと由希達に伝えました。しかし透は一人ぼっちです、本当に透は平気なの?本当にそれで大丈夫なの?と話す花島の言葉に由希達は家へと走り出しました。
同居をして未だにつかめないことがある、いつだって楽しそうに笑うから見逃してしまって気づかない。
ホンの些細な事でも嬉しそうに笑うから、そういつだって笑っている。そして今一番欲しいという言葉をくれる。2人は透への気持ちを思いながら透の待つ家へと走り続けます。
『会いたい』という気持ちで部屋に入ると、母の写真を目の前にし涙している透の姿がありました。本家に帰ったはずの由希達が息を切らせて帰って来て今自分の目の前にいる事に驚いている透です。涙していた事を必死で隠そうとする姿を見て2人は『もし気づかずにいたら1人で泣かせてしまうところだった』と床へと崩れ落ちるのでした。
その頃、本家へ帰って来た紫呉は由希達の事を聞かれると”サボり”だと答えます。2人が帰って来なかった事に怒り狂う慊人は自分がどうにかすると答え『いいザマだな、慊人』と心の中で思い不適の笑みを浮かべる紫呉でした。家では初日の出を見るべく3人屋根の上に座っていました。
本家に向かう途中、花島にあった事を話したりしていると由希達が帰らなかった事を心配する透。しかし2人は妙に気持ちがスッキリしていて罪悪感もありません。本家に帰る事にいろいろ考えたり思ったりしたが本音は透と一緒に正月を迎えたかっただけかもしれないと思う2人でした。こうして透、由希、夾は一緒にお正月を過ごす事になりました。
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第12話
昔から慊人や父親の命令なら誰の記憶でも隠蔽してきた。由希が傷つくと解っていながら彼の友人の記憶も消した。「はとりは雪みたいに冷たい」その時漏らした慊人の言葉、真実かもしれないと昔のことを思い出すはとりに「あけましておめでとうございます!」と相変わらずの明るい透です。
髪が伸びていたので、一瞬誰だか判らなかった透ですが紫呉みたいでカッコイイと伝えると年末年始で忙しく切りに行けなかったと不機嫌そうに言いました。
透は友人達との初詣の帰りで由希達も正月中本家に挨拶をしに行くと言っていたことを話ます。夾はともかく”鼠の宴会サボり”で本家は大騒ぎになっていたらしい、はとりは自分は駄目だったが今まで慊人の事を優先してきたのに透の事を選ぶことが出来た由希を褒めてあげたいと思いました。その時、前を歩いていた透は凍った道で足を滑らし後ろへ倒れそうになるが、はとりが手を差し出しもたれかかる状態になってしまいました。
そしてバランスを崩し頭をぶつけて煙に包まれます。またやってしまったと恐る恐るはとりの方へ向くとそこにはタツノオトシゴがいました。
「水ー!!いえ、かっ海水!?水!?どっちですか、はとりさーん!!」と透の焦る声が遠くなり気を失ってしまいました。『懐かしいな、本田透の反応は彼女と同じだ』はとりはカナとの出会いを思い出していました。はとりの助手としてやってきたカナ、もちろん同じ一族だがはとりに物の怪が憑いている事は知りません。
しかし暗く閉ざされた本家の中でいつの間にか冷え切ったはとりの心を春のように温かくしてくれるカナの存在は大きくなっていきました。
そして2人は愛し合いはとりの正体がカナにバレました。「水ーー!?いえ海水!?どっちなのはとり!!」しかしはとりの本当の姿を見てもカナは「なんで抱きしめてくれないのか分かった、怖かったね、でも怖がらないで拒絶しないで私ははとりと会えて嬉しい好きになって幸せ…側にいたい」と受け入れ愛してくれました。
生まれて初めて何かを許されたようなはとりはカナとの時間が夢のように楽しく幸せでした。……夢の終わりは慊人に結婚の許しを乞いに行ったその日に来ました。
「お前なんかに渡すもんか!!呪いもとけないくせに!お前のせいではとりの目が見えなくなった!!お前のせいだ!お前のせいだ!!」怒り狂う慊人ははとりの目にケガを負わせカナのせいにした。そしてカナは病んでいった……何をやっても、何を言ってもカナは泣き崩れました。
慊人を責めることも出来ずカナはボロボロになっていきました。
慊人ははとりに隠蔽術を勧めます。苦しみから助けてあげれるのは恋人の役目だと、カナも苦しみから解放されたいと願っているとはとりに告げました。
衰弱しながら「私達、出会わなければよかったね…」そう泣き崩れるカナに隠蔽術をしようとした時「まもって…あげられなくてごめん…ごめんね、はとり…」そう言い残してカナは眠りにつきました。最愛の人の想い出を自分の手で消してしまうなんてと思いながらも「もう苦しむことはないから…大丈夫」とはとりは涙を流しました…。
その時どこか遠くで自分を呼んでる声がしました。目を覚ますとそこには透が心配そうに見ています。私をかばった時、はとりが頭を打って倒れたことを説明しました。
透が飲み物を買って来ると言ってその場を離れると、正月で帰省したカナが友達に囲まれ嬉しそうに結婚する事を話していました。2年ぶりにみるカナはあの頃と同じに笑ってとても幸せそうです、勿論はとりとの記憶は消えてますが幸せそうに笑う彼女を見てはとりも心から安心する事ができました。
今はどんなに雪に囲まれ寒くてもいつか必ず雪は溶けてゆく、はとりはそう思いました。
2巻の感想
十二支が2人新しく登場しました!フルーツバスケットはただの少女漫画ではないですね。一人一人事情があって考えさせられます。何と言っても12話の草摩はとり編です。
辛い過去をお持ちのはとりさん、慊人のせいで最愛の人が精神的に病んでいく姿を目の当たりにして…私だったら一緒に病んでしまうか慊人の事がかなり嫌いになってしまいます。
でも慊人の事を蔑ろにできないんでしょう、それが呪いなのか慊人にも何かしらの訳があるのか…何はともあれ草摩家の人達には幸せになってほしいです。
そして今後どんな草摩の人達と出会えるか楽しみです。また透はちょっと幸が薄いけどその分友達にはかなり大事にされていて花島や魚谷がどれだけ透思いなのか分かるし心温まります。
そんなフルーツバスケット次回3巻も気になります!