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『転生賢者の異世界ライフ』11巻ネタバレ紹介!
第30章
ギルドにやってきたユージはルイジアライノの討伐依頼を受けました。
ルイジアライノのランクはCランクでそれなりの危険が伴うので中々依頼を引き受けてくれる冒険者がいなかったのでギルドの職員に感謝されました。
この討伐依頼は複数人での討伐でユージは探索役で他にも討伐役の冒険者がいると言われギルド職員が討伐担当の冒険者を呼んできました。
現れた冒険者は剣士のルイド、魔法使いのマーサ、重装騎士のガイアの三人でした。
この三人は普段からパーティーを組んでいるわけではなく、普段はソロで活動をしています。
パーティーの役割分担はルイドが防御でガイアが盾役でマーサが魔法を使った攻撃役です。
マーサは魔力が多く高威力の魔法が使えるがコントロールが苦手だと話しました。
これを聞いたルイドが「君が魔法を外したなんて話聞いたことないぞ」と言いました、それに対してマーサは「10発のうち2発は急所を外してしまう」と言いました。
ユージは魔法を急所に当てるという発想はなかったと感じました。
討伐ではルイドとガイアが他の敵を倒して、マーサの魔力はルイジアライノ用に温存するとしてユージがどんな戦い方をするのか聞きました。
このパーティーでのユージの役割は索敵でしたがルイドはイビルドミナス島という島にいたことがあってこの島から生還した者は同じCランクの冒険者でも半ランク上とみなされます。
このためルイドはなんとなく強い者をカンで読み取ることが出来るのでユージにその雰囲気を感じたのでユージの戦い方を聞いてきました。
ユージはソロ冒険者でテイムした魔物と魔法を使っていてメインは魔法だと話しました。
これを聞いてテイマーで魔法を使えることに驚きました。
どんな魔法が使えるのか聞いてきましたがさすがに終焉の業火が使えると言うのは、まずいので火球を使っていると話しました。
早速討伐対象のいるエリアに向かいました。
森に入ったユージはスライムたちにルイジアライノがいれば報告するように頼みました。
パーティーはガイアを先頭にユージとルイドが並んでその後ろにマーサがいるという陣形でしたが、ユージのテイムしたスライムたちはすでに森を探索していてなんなら町にいても魔物は探せるがと思いましたが、さぼっていると思われそうだユージは探しているふりをしていました。
ユージの仕事をしている感は元の世界で得たものでした。
ユージがルイジアライノ以外の魔物が出たらどうするんだ?と聞きました。
パーティーの戦力把握のためにも一度戦いたいとルイドは答えました。
一キロ先にワイルドボアが3匹いるのを伝えました。
一キロ先まで索敵出来るのに驚かれましたが、ガイアが「近くの敵にも注意を払ってくれ」と言いました。
ユージはスライムとスラバードを使って索敵してるのに目的の魔物が見つからないのに嫌な予感を感じました。
ユージはガイアに見つかった魔物全てを伝えた方がいいのかガイアに聞きました。
ガイアは「試しに一番近くの敵を教えてくれるか」と言いユージが索敵をして近くに魔物がいるのを伝えました。
出てきた魔物は角ウサギという低レベルの魔物ばかりだと話しました。
半径一キロ以内に角ウサギが34匹いると伝えると数の多さに驚きました、角ウサギはそもそもあまり人前に出てくることはないので、ユージの索敵能力は本物だと言いました。
先ほどユージが伝えたワイルドボアのいる場所に向かって戦力の確認のためにマーサが魔法を放ちました。
マーサが魔法の詠唱をしていたので、ユージは過去に詠唱なしで魔法名だけを叫んで魔法を放ったのを思い出して詠唱を忘れないようにしないとなと思いました。
マーサの次にユージが火球で攻撃をしましたがこれをワイルドボアは避けました。
本当に魔法が使えるのがわかっただけで十分だとユージに言ってユージは下がりました。
なにかを感じたマーサがとっさに「伏せて!」と言いました。
すると大きな爆発が起きました、爆発したのがユージが火球を打った方向だったのでユージを怪しみました。
ユージ自身も困惑していましたがスライムが原因かと思いました。
火球を打った時に肩に乗っていたスライムは複数のスライムが合体している状態でその中に属性強化をしたスライムがいたのが原因ではと思ったユージはスライムをおろして火球を打ちました。
その火球の威力は普通でたまたま放った先になにか爆発するものがあったんだろうと納得しましたが、マーサだけは違うと言いました。
このまま誤魔化すのは無理だと思い、少し前にドラゴンに関わったことがあってその時からたまに魔法の威力がおかしくなったと話しました。
この話を聞いてユージへの追及は終わりましたが納得はしていな雰囲気でした。
この魔法を至近距離で放つのは危ないと感じたユージはスライムを鑑定で見ましたがそれらしい情報はなく、まだ使ったことのないテイマーズアイというスキルを使いました。
このスキルのおかげで個体ごとの情報を見れるようになりました。
ルイドがユージに対して「索敵も出来て魔法も使えるのにDランクってウソだよなと聞いてきました」これに対して冒険者カードを見してDランクであっていると答えました。
ルイドはユージの実力ならBランクぐらいなら昇格できるはずだと言いましたがユージは救済の蒼月に目をつけら卓無いのが本音だがこんなこと言えるはずもないのでベテラン冒険者向けの依頼には経験も重要だからと言いました。
するとスライムが大きな魔物を見つけたことを報告しました。
感覚共有で見た魔物はとても大きく索敵でも見つかりませんでした。
その魔物の名前を確認するために鑑定をしましたがわかるのは名前がエンシェントライノだということと体力が1しかないことで種族やスキルなどはわかりませんでした。
ユージは先ほど使ったテイマーズアイで見ましたがなにも見えず、魔物と意識疎通の出来るスキルで話しましたが返事はなにも返ってきませんでした。
ルイド達にエンシェントライノという魔物がいてスライムたちが言ったと伝えました。
スライムたちは「そんなこと言ってないよー」とユージに言いましたが後でお肉食わせてやるからそういうことにしてくれと言いスライムたちは簡単に承諾しました。
スライムが言っているという言葉に疑問を感じたマーサはユージに「スライムの言葉が分かるの?」と言いました。
ユージは「試しにスライムに話しかけてみるか」と言いました。
マーサはスライムに手を上げてみてと言ってスライムが手を挙げたのを見てスライムの言葉がわかるということを信じました。
ユージはエンシェントライノのいる場所にみんなを案内しました。
魔物を見て大きくて色や角の形が少し違う気もしましたが個体差だろうと攻撃を始めました。
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第31章
攻撃をするためにガイアが盾を地面に杭のように刺して、石を投げて挑発しましたが魔物はなにもしてこないで無反応でした。
動けないほど弱っているのではないかと話し魔法で攻撃してみることにしました。
ガイアが「もう少し距離を詰めてみるか」と言って魔物がいる方向に顔を向けますがそこにはなにもいませんでした。
魔物が消えたのに驚いて回りを見渡そうとした時に、エンシェントライノがガイアに向かって突進してきました。
ガイアは盾で防ぎましたが、突進の威力がとてつもなくガイアは飛ばされてしまい口から血をだしてしまいました。
ルイドは突然消えて突然現れたエンシェントライノが隠密のスキルを使っていると踏んで攻撃をしかけました。
ルイドはエンシェントライノの足の下に潜り込んでアキレス腱を狙って剣で切りかかりました。
ルイドの振るった剣はエンシェントライノの足があまりにも硬かったので折れてしまいました。
ユージはこれを見てちゃんと狙い通りの場所に当たったしどんな生き物でも腱は弱点じゃないのか?と不思議に思いました。
ルイドはつかさず予備の剣を背中から取りましたがエンシェントライノは尻尾一振りで剣を持っていた手をはじきました。
剣を持っている手を正確にはじいたように見えたユージは「ルイジアライノってこんなに強い魔物なのか?」と聞きました。
ルイドはこれに「ルイジアライノはここまで強くはない、こいつは一体なにものなんだ」と驚きながら答えました。
マーサは関節を狙って魔法で攻撃してみることにしました。
魔法はしっかりと関節に向かって撃ちましたがまったく効いていませんでした。
ユージは火属性適正を3段階強化したスライムを使って火球を撃ちました。
直撃したように見えたので骨も残らないのではと思われましたが、この魔法でもエンシェントライノは無傷でした。
ユージはなんとなく今の攻撃でも無傷なのがわかっていました。
3段階強化の魔法では効果がないと思ったユージは、「これ以上の魔法を使うとみんなを巻き込んでしまう」としてさらに色々な魔法を使うところをあまり見せたくはなかったようですがためらっている場合ではないと判断しました。
ユージはエンシェントライノに向かって対物理結界と魔法反射結界を使いました。
結界魔法を使ったユージを見てテイマーなのに魔法が使えるだけでもすごいのに結界魔法も使えるなんてと驚いていました。
さらにユージは強い魔法を使おうとしましたがさすがに終焉の業火や破空の神雷を使えばもっと質問攻めにされると思い、一見地味に見える氷魔法なら平気だろうと範囲凍結中をエンシェントライノに向かって撃ちましたがこれもはじかれてしまいました。
ルイドとマーサは氷魔法とこれに耐える結界魔法にも驚きました。
魔法はエンシェントライノから少し離れたところが凍り付いていて、魔法がはじかれていてそもそも届いていないことに気づきました。
実際物理的に攻撃したガイアとルイドの攻撃には反撃をしてきたがユージとマーサの魔法での攻撃には無反応で、攻撃として認識していないようです。
ユージは本当に魔法が届いていないのか確かめるために、魔法反射結界を5つ重ねてかけ、火属性強化16段階のスライムにファイアドラゴンの魔物道具を付けてエンシェントライノに向かって攻撃しました。
この一撃を見た二人は百歩譲って攻撃魔法の威力がおかしいのは納得しましたが、それに耐える結界はどうやって張ったのか聞いてきましたが、ユージの困った顔を見たルイドは「命の恩人に対してあれこれ詮索するのは失礼だよな」と言い納得してくれました。
そこに「俺も同意する、役目を果たせず申し訳ない」と言ったガイアが戻ってきました。
あの一撃をくらっても倒れないエンシェントライノを見てユージを含めた4人全員が驚いていました。
ユージは「さすがにこれは想定外だな、防御力なら真竜に匹敵するレベルじゃないか」と感じました。
するとエンシェントライノは大きな声をあげて、その声で5重に張った結界が破壊されたのを見て驚きました。
結界を破って攻撃でもしてくるのかと思いましたがエンシェントライノは去って行きました。
ユージは名前にエンシェントとついていたので真竜がいた時代に生きていた魔物かもしれない、成長途中かもしれないから倒すなら今しかないと判断しました。
ユージは高威力の魔法で攻撃するためにはみんながいると巻き込む恐れがあると思い、3人に「街に戻ってギルドに報告してくれ」と頼みました。
ルイドとガイアはユージを置いてはいけないと言いましたがマーサが「あの威力をの火球を撃てる人がさらに高威力の魔法も使えるはず、私たちがいると使いづらい魔法があるんですね」と言って二人も納得した様子でここで見たことは誰にも言わないと言って街に引き返しました。
古代の魔物ならばオルザードがなにか知っているかもしれないと思い、バオルザードに話しかけました。
エンシェントライノという古代のサイの魔物に心当たりはないかと聞きました。
バオルザードはなにかを察したように「魔力を帯びた咆哮を放たなかったか?」とユージに聞き返しました。
咆哮で結界を破られたことを伝えるとバオルザードは「なんということだ、まさかアレが出てきたというのか」と言いました。
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第32章
バオルザードはこの魔物を知っていてバオルザードが生まれるよりも前の時代に生きていて人間がその話をしているのを聞いたようだが、その正体はわからず魔物の姿をした真竜ではないかと言われていました。
かつて現れたときは町を一つ壊滅させたそうです。
そのときは奇跡的に死者は出ませんでした。
ですが討伐は出来ず呪具を使って封印しました。
バオルザードはユージの実力なら倒せるだろうと言いました。
ユージは今は大人しいから放っておいてもいいかもしれないが、魔力切れのときに暴れ始めるとやっかいだと判断して倒せるうちに倒すことに決めました。
ユージは絶対隔離の封殺陣でエンシェントライノを囲み、極滅の業火を撃ちました。
絶対隔離の封殺陣は光を一切通さないので視認が出来ないので、テイマーズアイで魔物のステータスを確認しましたがHPは0.3しか減っていませんでした。
ユージはHPの減りの少なさとHPが小数点以下で表示されているのを疑問に思いましたが、極滅の業火が効いているのがわかったので後3発ほど撃てば倒せると思い攻撃しようとしました。
すると「やっと終わるのだな」と誰かの声が聞こえました。
ユージはこれをスライムがしゃべったと思い誰がしゃべったのかスライム達に聴きましたが、スライム達は誰もしゃべっていませんでした。
ユージはもしかしてと思いエンシェントライノに話しかけると返事が聞こえました。
エンシェントライノと会話して敵意がないことに気づきました。
エンシェントライノはユージの極滅の業火をくらったことで目が覚めたようです。
ユージは気づかないのはおかしいだろうと聞きましたがエンシェントライノは目が見えていないので威力の低い魔法だと気づくことが出来ないようでした。
しかし反撃が適格だっとのに疑問に思いましたが、それは反射的な攻撃でした。
敵意がないとわかったので絶対隔離の封殺陣を解きました。
エンシェントライノは先ほどのユージの会話を聞いていて真竜について話しました。
エンシェントライノは封印されてから長い時間が経ったこと、まだ真竜は滅んでいないのか、そもそも世界は滅びずに済んだのかユージに質問しました。
ユージはその時代の文明はおそらく一度滅んだらしい答えました。
エンシェントライノは封印を解いたのは生き残った人間の子孫かと思ったと話しました。
ユージは「封印は自分で解いたんじゃないのか?」聞きました。
「おそらく人為的なものだろう、あの封印は時間の経過で自動で解除されるものではない」とエンシェントライノは答えました。
この封印を解いたのは救済の蒼月ではないかとユージは考えました。
人間を気にかけているようだが、昔街を破壊したんだよなと質問しました。
エンシェントライノは平和ボケした人間を目覚めさせようとしただけだ、まさか問答無用で封印されるとは思わなかったが、彼らに一言詫びをいれたかったが間もなく死ぬ身だ今となっては気にしてもしかたない」と話しました。
ユージは急に悲観的になったのを見て「あんなに魔法を撃っておいてなんだが、殺す気はない」と答えましたがエンシェントライノは封印の影響で衰弱が激しくなにもしなくても死ぬと返しました。
ユージはもしかしたら助けられるかもしれないと言い、エンシェントライノをテイムしました。
テイムによってエンシェントライノにかけられている呪いを解呪するために、解呪極を行いましたが、少ししか呪いは解呪できませんでした。
魔法の連発で魔力が少なくなったで少し休んでその間に真竜について知っていることを聞きました。
ユージは黒き破滅の竜を倒すにはどうすればいい?と聞きましたが、その答えは無理でした。
正確にはこの世界の人間ではという話でした。
違う世界の人間なら倒すことが出来て神霊召喚というのが唯一の可能性でした。
何年か前にこの儀式は失敗していると言っていたのを思い出し、唯一の方法が失敗しているならこの世界詰んでないかと考えました。
この話はエンシェントライノが封印されるよりも前の話で神霊ディエスが黒き破滅の竜の死体を運ぶのを見ました。
黒き破滅の竜は全部で2体出ていて最初は神霊ディエスが倒した個体もう一つはバオルザードが生まれる前に現れた個体だと整理しました。
・画像挿入第32章前編2の11ページ目
魔力が回復してきたので解呪の続きを始めました。
解呪極でも解呪が出来ないのにどうするのだとエンシェントライノが聞きました。
ユージは解呪極を強化してみると答えました。
スライムを集めて聖属性適正強化を行いました。
レベル12まで強化できたスライムえ解呪極を行いました。
すると目の輝きが戻り姿も封印される前の姿になりましたが、後3つ呪いが残っていてその3つは禁呪と書いてありました。
エンシェントライノは光が見えたことに感謝してユージを主と呼びユージは急にどうしたんだと混乱しました。
ユージは体の調子を聞くととりあえず問題はないと答え、「とりあえず」と言ったのでまだ呪いの自覚症状があるのかと考えました。
ステータスを見る限りまだ呪いがあるようだがなにか不調はあるかと聞きました。
エンシェントライノはまだ体の芯に重りがあって命がすり減っているような嫌な感じがすると答え、生命喪失という呪いのせいかもしれないとユージは答えました。
どんな呪いか聞いたがエンシェントライノも詳しくはわからず他にも永劫縛鎖と禁呪核というのがあってなにか知っているかとユージは聞きました。
エンシェントライノは永劫縛鎖という呪いを知っていてこれのせいで身体が重いのかと言いました。
ユージは体が重いという割には素早く動いていたがと聞きました。
魔物はダメージを回復するために魔力を使う、それを防ぐのが永劫縛鎖でダメージは蓄積されゆっくり死んでいくようなものだと答えました。
永劫縛鎖がかかっているなら残された時間は少ないとエンシェントライノは言いました。
ユージはそんなに解呪が難しいものなのかと聞きました。
ですが永劫縛鎖は解呪できず、かつて魔法使いを集めて大規模な解呪をしようとしましたがその時は解呪は失敗しほとんどの魔法使いが逆に呪いに飲み込まれ力を失ったと話しました。
ユージはまだ手がないわけではないと、スライムの強化の続きを始めました。
スライムの強化はレベル12までしか上がりませんでしたが、ユージはまだ手はあるとして強化魔法のかかった魔物道具を使うことにしました。
ただ威力が強すぎると魔物道具が壊れてしまうので反動対策として対魔法結界を10枚張りました。
魔法を発動すると呪いそのものが解呪にあらがっているかのように動きました。
呪いがユージのほうに向かいましたがなんとか結界で防げたと思いましたが呪いは結界をすり抜けてユージ右腕に触れました。
ユージは解呪極の同時発動で解呪を行いますが、呪いと魔法によってMPがもの凄い勢いで減っていき解呪までに体力が持つかどうかという状況でした。
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第33章
ユージは呪いと解呪の影響で一瞬倒れましたがすぐに起き上がりました。
呪いが解呪できたのとMPが少しずつ回復しているのを確認しました。
エンシェントライノのステータスを確認すると禁呪核という呪い以外は解呪できていました。
HPが回復しているのを見て自動回復能力が機能し始めていると認識しました。
エンシェントライノに調子を聞くと呪いが消えたような感覚があると答えました。
まだ呪いが残っていることを話すもエンシェントライノに自覚症状はなく、封印のための呪いではないのかもしれないと推測しました。
先ほどエンシェントライノは永劫縛鎖は解呪できないと言ったことを訂正し、神霊ディエスが解呪した話を聞いたことがあると話しました。
これによってユージも神霊ではないのかと尋ねました。
ユージは確かに別の世界から来ましたが儀式で呼ばれたわけでもなく、気づいたら森の中にいたことそもそも神霊召喚は、30年前に失敗した話をしてこの世界には神霊はいないと思うと答えました。
ルイド達が街に着きそうなのをスライムに聞いたユージは、放っておけば救援が来てしまうので街に着くまでに合流することにしました。
近くの草の中から元気のないプラウドウルフが出てきました。
ユージがいたのかと言うとプラウドウルフは悲観的になって立ち去ろうとしましたが、ユージがルイド達に追いつきたいから乗せてほしいんだがと言いました。
するとプラウドウルフは満面の笑みでユージに抱き着き、「俺より頑丈で速い魔物をテイムしたからクビになったかと思ったッスー!」と言いました。
ユージはこれを聞いて確かに魔物防具で強化したらとんでもないスピードになりそうだなと考えました。
余計なことを言ってしまったと後悔するプラウドウルフに「安心しろクビにする気はない」と言いました。
プラウドウルフはなにもなかったかのようにあっさりと立ち直りました。
ユージはエンシェントライノに乗って合流すると説明が面倒になるのと、エンシェントライノの動きは突進に近いと考え真竜と戦う前に交通事故になりかねないというのが理由でした。
エンシェントライノに本来はルイジアライノという魔物を討伐しにきたことを伝えて、このあたりにサイ系の魔物はいなかったと聞きました。
エンシェントライノは襲ってきた魔物を返り討ちにしていたから、そのなかにいたかもしれないと言いました。
サイの魔物がいたらスライムに収納させてくれと頼み、念のため魔物隠形をかけていったん別れました。
エンシェントライノの突進を見たプラウドウルフは競争意識を持ってもの凄いスピードで出発しました。
ルイド達に合流してエンシェントライノにはかなりの傷を負わせたからもう人に近づかないだろうと、テイムしたことは黙ってギルドに向かいました。
エンシェントライノは森の外でルイジアライノを発見して、一撃で倒しました。
エンシェントライノが付けた傷を調べられると面倒なので火球で焼くことにしました。
エンシェントライノに魔法転送で火球を撃って発動せず、スライムからは発動が出来たのを見て禁呪核という呪いのせいだろうと考えました。
スライムに収納してもらいルイジアライノを倒したことを報告しました。
ギルドに倒したルイジアライノを見せ報酬を受け取りルイド達とは、ここで別れました。
ユージも退散しようとした時にギルド職員に呼び止められました。
ユージに指名依頼が来ていてイビルドミナス島の異変調査の依頼でした。
その依頼はギルドからの依頼で最初の街の支部長やリクアルドのウドカやイリアーチのメギアや魔物防具を造ってくれたガイゲルなどからの推薦によるものでした。
ユージは受けるのを迷いましたが受注期間はないので気が向いた時に受けることにしました。
ユージは依頼書と乗船許可証を受け取りました。
その依頼書には判断によっては途中放棄もかまわない、ユージの意見が聞きたいとの書いてあって頼られると断りづらいと感じました。
丁度神霊召喚についてシュタイル司祭に聞こうとしていたのでついでに島のことも聞くことにしました。
司祭に付けていたスライムと連絡を取って様子を見てみました。
司祭は祈りをしていて、スライムには魔物隠形で姿を隠しているから見つからないはずですが、司祭はスライムの方を向きました。