群青戦記を全巻無料で読める方法紹介!漫画アプリで続編「真・グンジョーセンキ」もタダ?

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悩んでいる人
『群青戦記』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。 

『群青戦記』は漫画アプリ『ヤンジャン!』にて全巻無料で読める?

漫画『群青戦記』はこちらの集英社が運営する漫画アプリヤンジャンにて全巻無料読むことができます。

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『ヤンジャン』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『ヤンジャン』では『群青戦記』を惜しげもなく1巻から最新巻まで全巻無料で公開してくれています

 

『群青戦記』を安心安全にそして無料で読みたい方は、『ヤンジャン!』を活用することをオススメします。

 

また『ヤンジャン』では、『群青戦記』の続編『真・群青戦記』を最新刊まで無料で読むことができます。

 

また『ヤンジャン』では、『群青戦記』以外にも

  • 東京グール:re(東京喰種:re)
  • キングダム
  • GANTZ
  • テラフォーマーズ
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などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。

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追記:漫画『群青戦記』は、こちらの漫画アプリ「マンガBANG」にて全巻無料で配信中です。2022年2月28日までの配信ですが、配信期限が延長されることもあるので、ダウンロードして確かめてみてください。「ヤンジャン」「マンガBANG」共に1日に読める話数に制限があるため、2つのアプリを同時に使用して読むことをオススメします!

 

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また漫画アプリに関していうと、小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶり』『マンガワンも特にオススメです!

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  • 信長協奏曲
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  • 舞妓さんちのまかないさん
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  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
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などなど…

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『ヤンジャン!』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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次に『ヤンジャン』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

 

『ヤンジャン』の基本的な使い方

無料で試し読み

漫画アプリ『ヤンジャン』では、多くの人気マンガがすべてではないですが、大方無料で読むことができます。

 

以下の画像のような「無料」と記載されたアイコンが表示されているエピソードは、いつでも時間制限なく無料で読むことができます。

 

 

気になる漫画を見つけたら、まずは、このシステムで無料で1話目を読んでんみてください。

 

「無料」アイコンは、すべての漫画作品の1話~3話程度に表示されています。

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チケットを使って無料で読む

 

 

次にアプリ内アイテムであるチケットを使って1日に1話ずつ漫画を無料で読みましょう。

 

読みたい漫画作品をタップすると、以下の画像のように「無料で読む」と表示されます。

 

ここをタップすることでお好きな漫画作品を1日1話無料で読むことができます。

 

この「チケット」使用後、23時間で「チケットチャージ」が回復し、次のエピソードを無料で読めるようになります。

 

この「チケット」は、各作品ごとに1日に1回使用できるアイテムです。

広告動画を見て1話無料で読む

「チケット」を使用してしまった場合でも、以下の画像の↓「動画を見て無料で読む」をタップし、数十秒の広告動画を視聴することで新たに漫画作品を1話無料で読むことができます。

 

この「動画を見て無料で読む」は、各作品ごと1日1回利用でき、翌日の0時にリセットされ、再び利用することができます。

 

『ヤンジャン』で多くの漫画を無料で読むには、気になる漫画を複数選択し、同時に読み進めることをオススメします。

 

以上のシステムを使うことで1日に2話ずつ漫画作品を読み進めることができるため、ゆっくりでもいいから、タダで読みたい。という方に特にオススメです。

 

私は、1日に読める話数に制限がある方が生活にメリハリがつくので『ヤンジャン』を愛用させてもらっています。

 

何より有名な新作&旧作漫画を合法的に完全無料で読める『ヤンジャン』をダウンロードしないのは、もったいなさすぎます。

 

これから、もっと無料で読める漫画作品が増えると思いますので、今のうちにダウンロードしておくことをオススメします。

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『群青戦記』の世間の評価は?

 

『群青戦記』あらすじ紹介!

舞台は滋賀県にあるスポーツ強豪校として有名な「星徳(せいとく)高校」

 

主人公は星徳高校で弓道部に所属する歴史オタクの西野蒼(にしのあおい)。

 

剣道部主将で生徒会長の幼馴染、松本孝太(まつもとこうた)と、同じく弓道部所属の幼馴染、瀬野遥(せのはるか)と共に平穏な日常を送っていました。

 

しかし、ある時西野たちは星徳高校ごと戦国時代にタイムスリップしてしまいます。

 

状況を把握する間もないままに、敵城と勘違いされた学校は羽柴秀吉の軍勢に襲われ多くの生徒が殺されます。

 

更に瀬野が連れ去られ、西野たちは瀬野を取り戻すため、そして学校を守るために秀吉を討つことを決意します。

 

秀吉と瀬野のいる長浜城に城攻めを行う西野たち星徳高校の生徒たち。

 

西野の知識と高校トップアスリートである生徒たちは善戦しますが、その戦いの中で松本は命を落としてしまいます。

 

しかし西野の知識と、彼らの実力を認めた秀吉は、明智光秀によって薬漬けにされ、操り人形と化した織田信長を救うために西野たちを登用(とうよう)しようとします。

 

西野は松本に代わって学校と生徒たちを守るために、この申し出を受けます。

 

こうして西野たちは現代に変えるための手掛かりを探しながら、群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の戦国時代のうねりに巻き込まれていくのでした……

『群青戦記』見どころ紹介!

見どころ① 高校アスリートVS 戦国武将

群青戦記の舞台は、本能寺の変が起こる前の戦国時代。

 

未だ誰もが天下統一を狙い、血生臭い争いを繰り返していました。

 

そんな時代に飛ばされた星徳高校の生徒たちでしたが、彼らは現代ではスポーツ強豪校として知られたトップアスリート集団。

 

彼らは命のやり取りが行われる極限状態の中でも、自身の能力を駆使して戦っていきます。

 

アメフト部の屈強なラインマンはそのパワーで敵を蹴散らし、野球部のスラッガーは強烈なスイングで敵をなぎ倒します。

 

ボクシングや空手などの武闘派な部活動は前面に出て戦っている姿を想像しやすいでしょう。

 

また科学部や演劇部などの文化部も自身の得意分野を生かして戦っていきます。

 

次にどんな部活動が出てくるだろうか、どんな風に戦うだろうかと想像できる面白さがあります。

見どころ② 生徒たちのヒューマンドラマ

普通の高校生として青春を送っていた星徳高校の生徒たち。

 

彼らは彼らなりに夢を持って生活し、泣き、笑い、苦悩し、そして喜びを感じていたはずでした。

 

しかし、戦国時代に飛ばされたことでその夢も壊されてしまいます。

 

恵まれない家庭に生まれたアメフト部は母親の負担を減らすために、推薦を勝ち取るためにクリスマスボウルを目指していたはずなのに。

 

プロになった先輩を追うために甲子園を目指していたはずなのに。

 

その夢は戦国時代という殺し合いの時代で血に染められてしまいました。

 

この夢こそが、彼らが現代に帰るための原動力であり命をかけて戦う理由でした。

 

しかし戦国時代という血塗られた時代は、高校生たちの命を簡単に奪っていきます。

見どころ③ 狂わされた歴史

戦国時代に飛ばされた西野たち生徒たち。

 

しかしそれ以前に、戦国時代に来ていたものたちがいました。

 

それが自殺した生徒である不破瑠衣(ふわるい)と木本徹(きもととおる)でした。

 

彼ら、特に不破の方は日本の歴史をめちゃくちゃにすることに楽しみを見出しており、自身の持つ卓越(たくえつ)した知識量で歴史になかったことを引き起こします。

 

西野たちが来たころには、織田家を掌握しており織田信長は不破のもたらしたアヘンによって廃人と化していました。

 

そんな不破によって乱された歴史の流れ。

 

しかし、現代に帰る方法は歴史をもとの状態に修正することでした。

 

西野たちは狂わされた歴史を修正するために奮闘していきます。

『群青戦記』登場人物紹介!

弓道部2年 西野蒼(にしのあおい)

本作「群青戦記」の主人公。

 

大の歴史好きで特に戦国時代に詳しいです。

 

内気で、何かと傍観してやり過ごすことが多い性格をしています。

 

瀬野のことが好きですが、瀬野は松本と付き合っているため自身は瀬野のことを諦めています。

 

弓道では国体に出場するほどの実力を持ちますが、本人は緊張に弱く大会で本調子を出すことが出来ず結果を残せていないため、星徳高校ではほとんど知られていません。

 

現代にいたころは傍観者として常に幼馴染の松本孝太の陰に隠れていた内気な少年でした。

 

ですが戦国時代という環境と、松本の死をきっかけに成長していきます。

 

弓道で鍛えた弓と、戦国時代の知識で皆を助けることで信頼を集め松本亡きあとは実質的なリーダーとなります。

 

中盤で、後に天下を治める武将、徳川家康と出会い命を助けられます。

 

家康は戦いの中で命を落としてしまいますが、西野に自身の想いを託して西野が徳川家康に代わり世を治めろと言い残しました。

 

西野はその約束を守るために、歴史の修正を行うために不破、そして織田信長との戦いに身を投じていきます。

剣道部2年 松本孝太(まつもとこうた)

剣道部主将と生徒会長を務める西野の幼馴染。

 

誰に対しても平等に接し、生徒たちからの信頼は教師以上に厚いです。

 

警察官の父親を持っており、戦国時代に飛ばされた直後も最も早く状況に順応して戦うほど肝が据わっています。

 

剣道部では全国2位の実力を持ち、学校を襲ってきた武士たちを何人も倒しています。

 

長浜城での戦いのときに覚醒し、秀吉と互角の勝負を繰り広げるものの別の敵に銃で撃たれて命を落としました。

 

松本の死は西野と瀬野に、大きな衝撃と変化を与えました。

弓道部2年 瀬野遥(せのはるか)

西野と松本の幼馴染で、松本と付き合っています。

 

明るい性格で、西野、松本、瀬野の三人で昔からよく遊んでいました。

 

学校を始めて襲撃された時に、弓を射れなかった西野と違い一人を射殺し撤退に追い込む契機を作りました。

 

ですが人を殺したことを後悔しており、秀吉が学校に再び訪れた時は自分が殺したから自分を探しに来たのだと勘違いしていました。

 

秀吉が撤退する際に連れ去られ長浜城に捕らえられます。

 

松本の死のあとに結ばれた約束によって解放されますが、松本が死んだあとは別人のように明るさを失ってしまいました。

 

松本がいなければ現代に戻っても意味がないと言い、西野が代わりになれないかと告白した時も西野に松本の代わりは無理だよと断るほど心の傷は深いようです。

羽柴秀吉

言わずと知れた有名戦国武将、後に天下を治める男。

 

武将たるもの常に先頭を行くべしという心情を持っており、部下を鼓舞(こぶ)するために常に先陣を切っていく、剣の腕に秀でた武士として描かれています。

 

過去には今川軍として信長の命を狙いましたが、逆に信長に気に入られ命を救われます。

 

そして武功を上げた秀吉を12万石の大名としてくれたことに恩義を感じており、信長のことを第一に考えているが故に周りが見えなくなることもあります。

 

登場当初は生徒たちを容赦なく殺す冷血な人物でしたが、西野たちを部下にしたあとは部下思いで頼りがいのある武将となりました。

 

明智光秀と不破によってアヘン漬けの廃人とされた信長を救うために、西野の未来の知識を借りて織田家内部の争いを戦っていきます。

 

西野たちの安全を守るためなら身を賭して守り、学校を西野たちの領地とするために手柄を上げさせるなど、何かと西野たちのことを気にかけています。

徳川家康

江戸幕府を開き、戦無き世を築いた戦国武将。

 

誰にも対しても親しく接し、戦場でも不殺を誓っていた豪胆(ごうたん)な人物。

 

戦の際には、刃のない剣で敵の手足を狙って戦闘不能にしていました。

 

松永弾正との戦いの後、信長が開いた茶会において殺されかけた西野を救う形で登場します。

 

家康は他の武将たちと違い天下統一の後の世界を見ており、戦がない平和な世を作るという意志を持っていました。

 

西野は家康との出会いに大きな感銘(かんめい)と希望を見つけます。

 

中国攻めの際に、再び西野たちの命を救います。

 

西野の蒼の名を自身の家紋の葵と重ねて気に入り、西野に今度は自分を助けてくれと約束をしますが、それはすぐに破られてしまうこととなります。

 

家康は中国攻めの際に、不破の策略によって送り込まれた本来ならいない筈の人物、上杉謙信との戦いに敗れて命を落としてしまうのです。

 

現代へ帰る鍵、そして戦国時代で唯一心を許せた家康の死にショックを受ける西野でしたが、家康は西野に自身の意志を託していきました。

織田信長

戦国の革命児で大きな変革をもたらし続けた戦国武将。

 

部下に慕(した)われ、敵に恐れられる人物ですが、怠慢(たいまん)を働いた部下を容赦なく殺すこともあります。

 

ですが西野たちが来た時には、不破と明智の策略によってアヘン漬けの廃人と化しており正気を失っていました。

 

茶会によって天下一品の茶器を秀吉が収めた際に一瞬だけ正気を取り戻しますが、その際に秀吉が連れていた西野に不破と同じ気配を感じて殺そうとします。

 

不破は歴史を早めて五年早く本能寺の変を起こして信長を殺そうとしますが、西野の警告によってあらかじめ秀吉が護衛を付けていたことで何とか生き延びます。

 

その後忍者の里である伊賀の里に運び込まれ、そこで薬物抜きのための治療を行います。

 

伊賀の里は信長を殺そうとする明智、柴田、丹羽の軍勢に攻め込まれ、あわや殺されるというところで信長は覚醒します。

 

そして明智勢に騙されていた柴田、丹羽の軍勢を味方につけ明智勢を返り討ちにします。

 

その後不破と明智が討たれ、信長は再び織田家当主として戦国の世に帰ってくのでした。

 

不破が残した先の時代の兵器を活用して通常の歴史よりも早く多くの敵を倒していきます。

 

ですがそれは、西野たちが現代に帰るための歴史の修正とは真逆の行為でした。

 

更に恐怖によって西野たちを従えるために学校を焼き払ったことで西野たちとは完全に決別し、西野たちは再び本能寺の変を起こして信長と戦うことを決めるのでした。

 

『群青戦記』序盤ネタバレ紹介!

1時限目 「放課後の予兆」

物語は関ヶ原合戦前後についての資料の中に、現代風の名の載った本や、野球やボクシングなどの格好をした者たちが戦っている様子が描かれた絵などが見つかった、という説明から始まります。

 

舞台は琵琶湖の近くにあり、スポーツ強豪校として有名な「星徳高校」。

 

その星徳高校で二人の男子生徒が校舎の屋上から飛び降り自殺をした、というニュースが流れます。

 

主人公の西野蒼(にしのあおい)は弓道部の二年生で、大の歴史オタクであり特に戦国時代に詳しい男子高校生です。

 

その日も授業中、教室から見える安土山を眺めていたところに問題を当てられますが正解の答え、更に歴史うんちくも語りますが教師には教科書が全てと軽く流さてしまいます。

 

その事でクラスの女子に影口を叩かれ、4軍ではと馬鹿にされる西野。

 

星徳高校では生徒が1軍から4軍までにランク分けされており(あくまで生徒間でのカースト制度)、国体に出場する実力を持つ西野でも平均以下の3軍止まりで見向きもされないのです。

 

戦国の世ならあんな奴らに馬鹿にされることもないのに、と思う西野は、ふと教室の外に火の玉が浮いてるのを見つけるのでした。

 

放課後、弓道部の練習に励む西野は、同じく弓道部の二年生で幼馴染の瀬野遥(せのはるか)に既に三回も火の玉を見た、という話をします。

 

変な話をするから、と矢を外した瀬野に頼まれ、一矢射った西野の矢は的の真ん中に命中します。

 

西野は瀬野に恋をしており、戦国の世ならこうして武功を上げて瀬野と結婚することもできたんだ、と思うのでした。

 

練習が終わり、昇降口で雑談をしている西野と瀬野の所へ自殺した生徒をいじめていた1軍の不良たちが歩いてきます。

 

思わず顔を伏せる西野。

 

西野はいじめの現場を見ていながら見て見ぬふりをして通り過ぎていたことがあったのです。

 

助けに入っていれば自殺しなかったのか、しかし3軍に留まるには見ぬふりをするしかない、という思いを抱える西野。

 

そこに来たのは、二年生でありながら剣道部の主将であり生徒会長も務める幼馴染、松本孝太(まつもとこうた)でした。

 

不良たちを一言で退散させた松本に憧れを抱く西野。

 

松本は瀬野と付き合っており、もし自分が女なら自分でも松本を選ぶだろうな、と想い人を取られていながらもそれを認めている西野でした。

 

学校を出て下校しようとした三人は、外でいきなり雨が降っていることに気付きます。

 

赤く、生暖かい奇妙な雨が降り注ぐ校庭には霧が立ち込めはじめ、突然大量のセミが地面から現れて鳴き始め、そして一斉に息絶えました。

 

校庭を見渡せなくなるほど霧が深まっていく中で、西野は校舎の中に何度も見た火の玉を見つけます。

 

火の玉を追って教室に入った三人は、その中で足軽のような格好をし、武器を手にした二人組と出会います。

 

思わず悲鳴を上げる三人。

 

その悲鳴を聞いて教師が入ってきますが、二人の姿を見て文化祭の出し物と勘違いし、たいまつの火を消すように注意します。

 

直後、片方が持っていたやりにのどを貫かれ、殺されてしまいました。

 

怯える西野を脇に自ら囮となって西野と瀬野を教室から脱出するよう促す松本。

 

消火器を煙幕代わりに教室を脱出した三人は、瀬野を職員室に向かわせ松本と西野の二人で教師と警察が来るまでの間足止めを図ります。

 

閉じられた扉を破って出てくる足軽の二人。

 

弓を構えて制止を促す西野。

 

その反対側、廊下に挟み込む形で竹刀を構えている松本。

 

松本の方へ足軽の一人が襲いかかり、何とか回避します。

 

今の攻撃で相手の殺気が本物であることを悟り、とにかく何とかしようと覚悟を決めます。

 

対する西野は弓を構えるのが精一杯で体が動きません。

 

松本が折れるほどの勢いで竹刀を叩き付けると、松本と対峙していた足軽は気絶しました。

 

しかし、それをきっかけに残りの一人が西野の方へ駆け出します。

 

西野はそれでも体が動きませんでしたが、松本が叫んだことに驚き矢を指から離してしまいます。

 

放たれた矢は壁に弾かれたものの、向かってきていた足軽の太ももに命中し何とか動きを止めることに成功しました。

 

その直後、職員室から教師と、そして自殺の捜査に来ていた刑事二人が到着し武器を捨てるよう警告します。

 

しかし足軽は刀を抜き、やってきた刑事の一人に襲い掛かり、首を撥ねてしまいました。

 

もう一人、若手の刑事が反射的に発砲し足軽を撃ち殺しますが、外れた一発が廊下の窓を割り廊下の中には霧が一気に流れ込んできます。

 

そして霧が晴れると、割れた窓の外に巨大な城が見えたのです。

2時限目 「校庭の悪虐」

校舎の外に巨大な城と、見たことのない景色が広がっているのを見て西野たちは唖然(あぜん)とします。

 

教師たちは生徒への連絡や救急車を呼ぼうとし、刑事は無線で応援を呼ぼうとしますが無線が繋がりません。

 

西野は、たまたまとはいえ人を射った感覚が忘れられずに震えていました。

 

松本が気絶させていた足軽のことを思い出し、刑事の手錠を使って拘束します。

 

こうして脅威は去ったかと思われましたが、瀬野が門の外に大量の足軽がいるのを見つけます。

 

そしてその中に一人、長い鉄棒を持った男が学校を見つめていました。

 

校庭に残っていた生徒たちは、彼らが問答無用で襲ってくることも知らず何がどうなっているのかと話かけます。

 

西野たちはバットなどで武装して校庭に急ぎます。

 

そして辿りついた校庭では、話しかけていた生徒たちが殺されていました。

 

西野たちに気付いた足軽たちは西野たちへ向かって駆け出します。

 

慌てて扉を閉めようとした教師でしたが、松本はまだ校庭に多くの生徒が残っていることに気付きます。

 

生徒たちに校舎へ入るよう叫び、生徒たちは校舎に向かって走り出します。

 

しかしその背を、足軽たちの凶器が襲いました。

 

松本や教師たちは生徒を守るために足軽と戦います。

 

しかし教師の一人が鉄棒を持った男に殺され、男は自身を「蜂須賀小六郎」と名乗ります。

 

その名に引っかかりを覚える西野でしたが、教師の一人が押し倒され絶体絶命の状況に置かれます。

 

松本は相手取った敵にかかりきりであり、西野に射るように言います。

 

西野は相手を的だと思い込んで矢を射ようとしますが、人を射れるわけないだろ、と諦めてしまいます。

 

その直後、西野の背後から一本の矢が飛び、足軽の頭に命中しました。

 

さらに西野を伏せさせ、鉄棒を持った男の頬を掠める一矢を射ります。

 

その弓を射ったのは瀬野でした。

 

さらに刑事が発砲し、相手が続けて撃てる拳銃に驚いているところに二階の窓から多くの生徒が見守っていることに気付きます。

 

敵はそれを鉄砲隊と勘違いし、不利だと判断して撤退していきました。

 

蜂須賀小六郎を名乗った男は、去り際に瀬野に対して不穏な言葉を残して去っていきました。

 

多くの生徒が殺された校庭の惨劇が終わり、周囲の景色と蜂須賀小六郎の名から西野は自分たちは戦国時代に来たのではと考えるのでした。

3時限目 「体育館」

脅威は去り、瀬野は人を殺したことを悔やみ、西野は自身が射らなかったせいで瀬野に殺させてしまったと後悔します。

 

体育館に残っていた生徒が集められ、今後の対応について教師が話しますが、まだ混乱していたり状況を把握していなかったりで話が聞かれません。

 

そこへ松本が演壇へ登り、生徒たちが殺されたこと、戦国時代に飛ばされたことを説明し、部活動ごとで点呼を行い人数の把握をしました。

 

そして松本は、翌日の朝が来たら偵察に出る事を告げます。

 

助けが来るかも定かでなく、食料の問題もあったからです。

 

夜が訪れ、生徒たちは体育館で夜が明けるのを待ちます。

 

点呼の結果、現在残っている生徒は全員で217人であることが分かりました。

 

西野は、自分が何もできなかったことを瀬野と松本に謝ります。

 

しかし松本は、ここが戦国時代なら得意分野だろうと励まします。

 

そしてまた三人で現代に戻ろうと約束をします。

4時限目 「豪傑共」

夜が明けました。

 

食堂に残っていた僅かな食糧が生徒たちに配給され、偵察に出る生徒たちを発表します。

 

正門と北門からそれぞれ教師1人と生徒4人のチームが出発することになりました。

 

レスリング部や空手部などの武闘派な運動部が選ばれていく中で、正門チームに松本が、そして北門チームに西野が選ばれます。

 

玄関で二人を見送る瀬野に、松本は夜までには戻ると約束します。

 

しかし西野は、選ばれたことに戸惑いを覚えていました。

 

足手まといにならないか心配する西野に、「今度は迷わず射て」と告げる松本。

 

玄関前には選ばれた生徒たちが待っていました。

 

覚悟が決まっているわけではなくても、それ以上に自分たちに自信がある彼らは恐怖や不安を克服しているのだと感じた西野。

 

今までの世界ではなくなった学校の外へ出るのをためらう彼らでしたが、西野が最初の一歩を踏み出します。

 

名前も憶えられていない西野は名乗りを上げ、覚悟を決めたのでした。

 

そしてその様子を見ている人影が、学校の外の森に潜んでいるのでした。

5時限目 「反撃の兆候」

学校を出て、森の中を進み始めた西野たち北門チーム。

 

今までと違う世界に来たことを実感した彼らは、戸惑いを隠せません。

 

家族を心配する先生は速度を速め、西野はそれを注意しますがとても聞かれません。

 

そのまま一時間ほど進み続けた北門チーム。

 

そんな中チームメンバーの一人、アメフト部の高橋鉄男(たかはしてつお)が小便をしに列を離れます。

 

そして、木の陰で殺されている教師を発見するのでした。

 

困惑するのも束の間、高橋は反射的にクワを受け止めます。

 

すると顔に泥を塗り、クワやカマなどで武装した集団が現れます。

 

そのまま戦闘に移行する北門チーム。

 

しかしメンバーの一人が手加減をしてしまい、あわや殺されるという所を最初に襲われた高橋が割って入り、その相手を殴り殺してしまいました。

 

もう人を殺すことに躊躇(ちゅうちょ)しなくなった高橋は、「死にたくないなら順応しろ」と促します。

6時限目 「発見と絶望」

北門チームは、森の中で襲われていました。

 

覚悟を決めた高橋は、拾い上げたバットで更にもう一人殴り殺します。

 

西野は、彼らの持つ武器や格好から彼らが農民、百姓であると予想し、西野たちが襲われているのは敵軍の残党や何かだと勘違いされているからだと考えました。

 

しかしそれが分かっても話が通じるわけではなく、とにかく手足を狙って動きを止めることにしました。

 

その中で西野も矢を放ち、殺されかけていた仲間に割って入り敵に引くように言います。

 

逃げていく敵を追った高橋でしたが、その先で村があるのを見つけるのでした。

 

そして場面は変わり、傷を負い三人に減っていた松本たち正門チームは、荒らされ、煙が上がる学校を見つめているのでした。

7時限目 「登校」

村を見つけた西野たち北門チーム。

 

しかし西野は、さっき襲ってきたのがこの村の人たちであるなら、うかつに近寄らずいったん学校に戻ろうと提案します。

 

しかし、学校の方角からは黒い煙が上がっていました。

 

瀬野のことが心配になり、駆け出す西野。

 

それを追い残りの仲間たちも学校を目指して走ります。

 

その中で西野は今までのように傍観者であることをやめ、戦国の世で強くなることを決心します。

 

学校は異様な静けさに包まれていました。

 

しかし、女子生徒の悲鳴がその静寂を破りました。

 

突然、背中を切られた女子生徒が降ってきたのです。

 

更にもう一人屋上から落ちてくるのを見て西野たちは屋上を目指します。

 

昇降口は破られ、屋上への道には防火シャッターが下ろされていました。

 

校舎の中から屋上を目指す西野たちでしたが、どこかから人の声が聞こえてきます。

 

教室の様子を覗いた西野は、その中で教科書(日本史の教科書)を読みながら人質にした生徒に質問をする男がいました。

 

以前学校を襲った蜂須賀小六郎に秀吉と呼ばれた男は、質問に答えられなかった生徒を殺し、より教科書が読めるものを探し、それ以外は皆殺しにしろと命じます。

 

ここで一巻は終わります。

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