アニメ化もされた人気マンガ『金色のガッシュベル』。
今回は、そんな『金色のガッシュベル』に登場するゼオンの最後やその後について、また呪文の強さなどについてご紹介します。
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ゼオンはどういう魔物？
本の色は銀色で年齢は人間で言うところの6歳です。
好きな食べ物は、魚とかつおぶしとホットドッグです。
現在の魔界の王が父親であり、ガッシュの双子の兄です。
外見がガッシュと似ていますが、銀髪であったり目の下の線が2本であったり、多少の違いが見られます。
魔界時代に、ほぼほぼ虐待と言っても過言ではないレベルの英才教育を受けていました。
その英才教育の結果、ゼオンは他の魔物たちに雷帝ゼオンと呼ばれ、恐れられるほどに強くなりました。
術とは関係ないところでも瞬間移動や、マントを自由自在に扱ったり、髪の毛を変化させ使い魔として使役したり、記憶を奪ったりすることもできます。
術自体も最強クラスに強く、リオウ戦では最大呪文を中級呪文一発で破壊するシーンもあります。
ゼオンの術はガッシュと違い、掌の先から放つタイプで意識を失うこともありません。
ゼオンとガッシュの関係性とは？
魔界の王を決める戦いにて出会った時のこと
場所はイギリスの森の中、魔界の王を決める戦いが始まって間もない頃のことでした。
ゼオンは、まだパートナーが見つかっていないガッシュの元に訪れました。
ゼオンは出会い頭にガッシュに対して強い恨みをぶつけました。
当時ガッシュはゼオンのことを知らず、ゼオンは毎日ガッシュを恨んでいたといいます。
そして強力なザケルの電撃をあびせ、本を燃やそうとします。
しかし、ゼオンはそこで本を燃やすのはやめ、魔界にいた時の記憶を全て奪い、放置する事を選びました。
知らない場所で、自分が誰かもわからず、戦いに巻き込まれる方が残酷な仕打ちだと考えたからです。
ガッシュを憎んでいたのはなぜ？
ゼオンがどうやらガッシュを強く憎んでいたことが物語中盤あたりから徐々に明らかになります。
そしてなぜゼオンがガッシュを憎んでいたのかが明らかになるのは物語終盤のファウード編のガッシュ対ゼオンの最終決戦の時です。
ゼオンがガッシュを憎む理由としては2つ明白なものがあります。
1つ目は何の努力もなしにバオウを受け継いだことです。
2つ目は才能もなく努力もしていないのにこの戦いに参加していることです。
ガッシュは生まれて間もない頃に、父である魔界の王からバオウを受け継ぎました。
そして強力すぎる力をもったバオウの力を隠すためガッシュを民間の町へ移し王家との関係を断ちました。
力があるわけでもなく、特別頭がいいわけでもないガッシュは民間の学校に通い普通の生活を送っていました。
その頃ゼオンは前述の虐待に等しい訓練の日々を送っていました。
死に物狂いの努力で魔界の王を決める戦いに参加する権利を得ました。
魔界最強の術であるバオウをガッシュに奪われ、民間の街で呑気に暮らしていて、バオウ以外落ちこぼれのガッシュがこの戦いに参加している事が許せなかったのです。
ゼオンの魔界時代と父親との関係とは？
場所は魔界の王宮、ゼオンが3歳の頃の話です。
ゼオンがその日の厳しい訓練を終えた後、対面ではありませんが父である魔界の王と話すシーンがあります。
そこでゼオンはずっと抱いてきた疑問をぶつけます。
なぜバオウをガッシュに与えたのか、なぜガッシュは厳しい訓練をせずのうのうと暮らしているのか。
しかし、バオウは恐ろしい力であるからゼオンには扱えないとした上でゼオンの父はガッシュの話はするなと激昂し、巨大な雷をゼオンに浴びせました。
ボロボロになりながらもゼオンは反骨精神で訓練に耐え、ついに魔界の王を決める戦いの参加者が発表される日が来ました。
その名簿の中にはガッシュの名前もあり、そこでゼオンは絶望します。
父親が自分に厳しくしていたのは、王になって欲しいからであり、その訓練の結果戦いに選ばれたのに、ガッシュにはバオウを与え、戦いにも無条件で参加させたのかと。
そこからゼオンは父親とガッシュを憎むようになってしまいました。
ゼオンの最後はどうなった？その後の結末は？
ゼオンはガッシュとの戦いで、術を使用した物さえ喰らうという覚醒したバオウの力を目の当たりにしました。
バオウを受けたことでゼオンの知らなかったガッシュの幼少の記憶と父親の言葉が流れ込んできました。
そしてバオウをガッシュに与えた父親の選択の真意、ガッシュがこの戦いに参加している事実が正しかったのかを知るために最後の戦いに臨みました。
ゼオンのジガディラスとガッシュのバオウがぶつかり合う中、ガッシュは暴走したバオウを制御することに成功しました。
そしてゼオンの悲しい恨みとデュフォーの抱える大きな憎しみを受け止めガッシュは涙を流します。
ゼオンには先ほど見たガッシュの幼少期と父親の言葉がより鮮明に見えました。
生まれたばかりのガッシュに魔界の王である父親は語ります。
バオウは強力な力でありながら、悪い心喰らう性質があるのでした。
父親の修羅の心を多く継いでしまったゼオンはバオウに飲み込まれてしまうだろうという心配があったのです。
なので優しい心を持つガッシュにバオウを託し、王家としてはガッシュは生まれなかったことにし、民間の町に預けることでバオウの力を狙う悪い者たちから存在を隠していたのです。
ガッシュに辛い運命を背負わせたことに父と母は罪悪感をずっと持っていたのでした。
父と母の愛どころか存在すら知らないガッシュは民間の町でユノという育ての親に育てられます。
しかし環境はひどく、何かあればすぐに叩かれ、家事も全て自分で行い極め付けは本当の父と母はいないと言われ育てられました。
ガッシュはその言葉を聞き深く絶望しますが、ある日の夜中、ユノにガッシュの養育費を渡しに来た王宮の兵士の言葉をガッシュは耳にします。
父と母がいる、そして欲しかったお兄ちゃんまでいるということです。
そしていつか一緒に暮らすということを希望にガッシュは生きていたのです。
この記憶が流れ込んできたゼオンは、デュフォーの方を見ます。
すると、デュフォーの深い憎しみを受け止めて涙を流したガッシュを見て、デュフォーも涙を流していたのです。
それを確認したゼオンは、満足そうに優しく微笑みジガディラスを解き、デュフォーを守りバオウをくらいます。
気を失っていたゼオンは目を覚まし、ガッシュに記憶を戻し、今までの過ちを謝ります。
そしてまた一緒に暮らしてくれるかと言い、ガッシュはもちろんだと受け入れます。
デュフォーにもいつ死んでもいいなんて思うな、生きろと釘を刺しそれをデュフォーが受けれたのを確認するとゼオンは今まででは見せなかった満足そうな表情で魔界に戻っていきました。
ゼオンの呪文は強い？技を解説！
ザケル
掌から電撃を放つ技です。
最下級の術ではありますが、直撃すると大ダメージを負うほど洗練され強力になっています。
ザケルガ
貫通力の高い鋭いビーム状の電撃を掌から放つ術です。
こちらも下級の術ですが、ギガノ級（中〜上級）の術を最も簡単に貫通するほどの威力を持ちます。
テオザケル
掌から巨大な電撃を放つ術です。
大概の魔物は電撃の中にすっぽり包まれてしまうほど巨大です。
ゼオン曰く中級呪文とのことですが、自我を失う程の強化呪文である禁呪を使用したリオウを一撃で倒せるだけの威力を持ちます。
ジャウロ・ザケルガ
掌を向けた前方の空中に巨大な円を出現させ、その円周上から11本の湾曲するザケルガを放つ術です。
バルギルド・ザケルガ
相手の上から巨大な雷を浴びせ、気絶することを許さず、心にトラウマを植えつける呪文です。
他の者を服従させるときに使う術で、第三者が雷の結晶を使うことでもトラウマを呼び起こすことができます。
ソルド・ザケルガ
巨大な剣状の雷を発生させ戦う接近呪文です。
ガンレイズ・ザケル
ゼオンの手を囲むように8個の雷の紋様が描かれた太鼓のようなものが出現し、そこからマシンガンのように小さい電撃を連射する術です。
レード・ディラス・ザケルガ
円周がノコギリのようになっている巨大な雷のヨーヨーを出現させ、自在に操る術です。
ジガディラス・ウル・ザケルガ
ゼオンの持つ術の中で最強の術です。
天使のような顔と翼、体が砲台になっているような超巨大な破壊の雷神を出現させ、高密度の電撃を巨大なビームとして放つ術です。
覚醒を果たしたガッシュのバオウ・ザケルガと競り合うほどの威力を持っています。
ラージア・ザケル
掌から広範囲に電撃を放つ術です。
ゼオンを中心に円状の電撃を内から外に広げるように放ち、パピプリオの広範囲の煙幕を一瞬で吹き飛ばす時にも使用されました。
ラウザルク
一時的に肉体を強化する術です。
作中で使用されるシーンはありませんが公式の発表ではゼオンも使えるそうです。
ザグルゼム
光る球で、電撃の威力を強化したり、連鎖誘導を起こすことができる補助呪文です。
こちらも作中で使用されるシーンはありませんが公式の発表ではゼオンも使えるそうです。