チ。地球の運動について最終回結末ネタバレ【漫画アニメ完結ラスト】その後の最後は？ラファウは生きていた？

「週刊少年サンデー」にて連載された人気マンガ『チ。地球の運動について』。

この記事では、そんな『チ。地球の運動について』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

『チ。地球の運動について』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める

『チ。地球の運動について』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。

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『チ。地球の運動について』あらすじ紹介！

時代は15世紀、P王国ではC教が大きな権力を持っていました。

C教は天動説(地球が宇宙の中心で、他の星々が地球の周りを回っている)を宇宙の真理と教えていました。

しかし、一部の人間はこの教えに疑問を持ち、地動説(地球が太陽の周りを回っている)のではないかと考えます。

C教は地動説に関わる人間を、自分たちの教えに背く異端者として厳しく取り締まります。

『チ。－ 地球の運動について －』（以降は『チ。』とします）は、地動説を信じる者たちが、命がけで真理に辿り着こうとする姿を描いた物語です。

『チ。地球の運動について』主な登場人物紹介！

ラファウ

神父の家で養子として育てられた12歳の少年です。

非常に頭がよく、12歳で大学への進学を推薦されるほどの神童です。

『チ。』の物語は、彼が地動説を知ったことから始まります。

オクジー

この時代には他人の決闘を代行する仕事があり、オクジーはその代行決闘人でした。

幼い頃、ある神父に「地球もそこで暮らす人間も穢れている」と教えられたことがトラウマになっており、主体性がなく、何事にも悲観的で、天国に逝けることだけを願っています。

しかし、地動説と出会うことで価値観が変わり、その感動を残すために一冊の本を書きます。

バニーデ

バニーデはC教の修道士で、エリートが集まるM修道院の中でもずば抜けた頭脳を持っている、エリート中のエリートです。

しかし、異端の思想が描かれた本に目を通したことで、罰として目を焼かれ、田舎の教会に左遷されていましたが、反省することもなく真理を探究し続けています。

ヨレンタ

天文の研究施設で働く14歳(初登場時の年齢)の少女です。

正式な研究員ですが、女であることを理由に研究会に参加できず、不遇な毎日を送っていました。

バニーデの研究を手伝ったことで処刑されかけますが、運良く生き延び、25年後に異端解放戦線(いたんかいほうせんせん)のリーダーとして再登場します。

シュミット

異端解放戦線のメンバーの一人で、実行部隊のリーダーです。

自然主義者(ナチュラリスト)を自称しており、「人間のための神などいない」と主張しています。

ドゥラカ

遊牧民として暮らす、拝金主義の娘です。

父がわずかなお金のために危険な仕事を受けて死んだことをきっかけに、「死の恐怖を拭うほどの大金を稼ぐ」ことを信念にしています。

ノヴァク

元傭兵の異端審問官です。

ノヴァクは、ここで紹介した全ての登場人物の死に関わっています。

そしてノヴァクはヨレンタの父でもあります。

ノヴァクは娘のヨレンタが処刑されずに生き延びたことを知りません。

そのため「地動説のせいで自分は娘を失った」と思っていて、地動説を憎んでいます。

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『チ。地球の運動について』最終回までのおさらい！

物語の始まり

ある日、ラファウの家は父の元教え子のフベルトという男を家で預かることになります。

フベルトは地動説を研究する異端者で、彼はラファウを脅し、自分の研究を強引に手伝わせます。

最初は仕方なく手伝っていたラファウでしたが、フベルトから地動説について聞かされて、ラファウも地動説に魅了されます。

その後、フベルトは「異端の研究をしていた罪」で処刑されますが、ラファウはフベルトの資料を引き継ぎ、隠れて研究を続けていました。

しかし、前々からラファウを怪しんでいた異端審問官のノヴァクは、ラファウを拷問にかけ、研究資料の隠し場所を聞き出そうとします。

ラファウは資料を守るために自ら毒を飲み、自殺します。

「チ。」を出てる分全部読んだ。2話まで無料公開してたやつ。いや凄いね、1巻でこの密度。非凡な知性故に禁忌である地動説に真理を見出して惹かれてしまうラファウくん、2話からこの先どうなるのか、と読んでたら1巻の終わりには本に対して前のめりになること請け合い。 pic.twitter.com/lGWQT7K8JG

— ピンフスキー (@hideyosino) June 20, 2021

地動説の完成と一冊の本の誕生

ラファウが死んでから10年後、グラスとオクジーはラファウが隠していた地動説の資料を見つけます。

グラスの提案で、2人はその資料をバニーデという修道士に見せることにしました。

バニーデのいる村に向かう途中、グラスは崩れた橋から落ちて死んでしまったため、オクジーは一人でバニーデを訪ねます。

地動説の資料を見たバニーデは、これこそが宇宙の真理だと確信します。

その後、バニーデは研究を重ねて地動説を完成させますが、審問官のノヴァクに目をつけられてしまいます。

バニーデは資料を焼き捨てて逃走の準備をしますが、結局ノヴァクに捕まってしまい、研究に協力していたオクジーとともに処刑されます。

しかし、バニーデは焼き捨てた文章が復元するように、ある仕掛けを用意していました。

その仕掛けとは、今までパンを恵んでいた貧民街の人々の頭に、文字を刻みこんでいたことでした。

バニーデの死後、遺言の手紙を受け取ったある修道士は、頭に刻み込まれた文字を元に一冊の本を復元させます。

復元された本はバニーデの研究資料ではなく、オクジーの書いた本(以降は「オクジーの本」とします)でした。

本のタイトルは『地球の運動について』。

その本には、地動説を知ったオクジーの感動が書かれていました。

バニーデは自分の研究結果よりも、感動を後世に伝えることを選んだのでした。

「チ。」を出てる分全部読んだ。2話まで無料公開してたやつ。いや凄いね、1巻でこの密度。非凡な知性故に禁忌である地動説に真理を見出して惹かれてしまうラファウくん、2話からこの先どうなるのか、と読んでたら1巻の終わりには本に対して前のめりになること請け合い。 pic.twitter.com/lGWQT7K8JG

— ピンフスキー (@hideyosino) June 20, 2021

異端解放戦線の活動

オクジーとバニーデが処刑されてから25年、異端解放戦線という組織が結成されていました。

異端解放戦線のリーダーはヨレンタという女性です。

彼女は25年前にバニーデの研究に協力していて、それが原因で異端者として処刑されかけた過去があります。

異端解放戦線はC教に弾圧されてきた思想を開放することを目的としており、そのためにオクジーの本を出版しようとしていました。

異端解放戦線のメンバーの一人であるシュミットは、C教が管理していたオクジーの本を奪い取り、それをある廃村に一時的に隠していました。

後日、シュミットは本を回収するために廃村に向かいますが、その本はドゥラカという娘が見つけて手にしていました。

ドゥラカはオクジーの本を読んで、この本が自分の人生を変えると直感していました。

そして、オクジーの本を燃やし「本の内容は覚えているから、私も連れて行け」とシュミットに交渉します。

シュミットは仕方なくドゥラカを自分たちのアジトに連れていき、リーダーのヨレンタに紹介します。

ヨレンタはドゥラカから本の内容を聞き取り、オクジーの本を復元し、それをシュミットに渡します。

シュミットはオクジーの本を出版するためにアジトを出発しますが、その直後にノヴァクが兵隊をつれてアジトを襲撃します。

ヨレンタはノヴァクたちに「異端解放戦線のボスは死んだ」思わせ、仲間たちが任務を遂行する時間を稼ぐために、実際に審問官たちの目の前で自爆します。

シュミットとドゥラカはヨレンタの時間稼ぎのおかげで印刷機のある場所にたどり着けましたが、そこで仲間の一人が裏切り者だったと分かります。

シュミットたちは裏切り者の通報によって、再びノヴァクたちに襲撃されます。

シュミットはオクジーの本の出版を諦めるところでしたが、そこでドゥラカがある提案をします。

シュミットたちはドゥラカの提案にのり、そしてドゥラカを逃がすためにオトリとなって死んでいきました。

ドゥラカとノヴァクの最期

ドゥラカの提案とは、ある司教に協力してもらってオクジーの本を出版するというものでした。

ドゥラカはその司教が「信仰」よりも「お金」を大事にしていることを知っていました。

そこでドゥラカは教会に行き、「オクジーの本はC教の教えに反しない。そしてそれは莫大な利益を生む」と交渉します。

ドゥラカは交渉を成功させますが、その直後にノヴァクが教会に入ってきます。

ノヴァクは司教が地動説を受け入れたことを知り、その司教を殺します。

ノヴァクは次にドゥラカも殺そうとしますが、反撃にあい、逆に致命傷を負ってしまいます。

ノヴァクはこれまで自分がしてきたことを思い返しながら、「自分はこの物語の悪役だったのだ」と悟ります。

そして懐から何かを取り出します。

それは自爆したヨレンタの手でした。

ノヴァクは異端解放戦線のボスが娘のヨレンタであると気づいていたのです。

そして、最後はヨレンタが天国に行けることを祈りながら死んでいきました。

一方のドゥラカも、ノヴァクから逃げることはできたものの背中を刺されており、命を落とします。

スピリッツ14号で『チ。　-地球の運動について-』を読みました。

ノヴァクの最後。
幻覚のラファウとの対話から、自分はこの物語の悪役だったことに後悔しつつも、最後の最後は神への祈りで終われたことは彼に対する優しさだった様に思えました。

良い悪役だったなあ。#チ。#地球の運動について pic.twitter.com/hvkdZmx3t6

— ゴユビナマケモノ (@2083Dydy) March 8, 2022

スピリッツ15号で『チ。　-地球の運動について-』を読みました。

ノヴァクからドゥラカにカメラは移る。
やるべきとこはやった上で最後に朝日を。

普通に考えると誰かが助けに来る展開なんだろうけど、本作だとこのままなのか。

助ける人誰かいないのか⁈
誰か！#チ。#地球の運動について pic.twitter.com/38DWcUvTse

— ゴユビナマケモノ (@2083Dydy) March 14, 2022

サンデーうぇぶり

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漫画アニメ完結ラスト『チ。地球の運動について』最終回結末ネタバレ！その後の最後はどうなった？

ラファウは生きていた？

１巻で自ら毒を飲んで自殺したラファウでしたが、なんと最終巻でアルベルトという少年の家庭教師として再登場します。

しかしラファウの死後、彼の死体はノヴァクによって火にかけられています。

なぜラファウは生きていたのでしょうか？

いや、そもそもこのラファウは最初のラファウと同一人物なのでしょうか？

結論としては、二人目のラファウは最初のラファウとは別人と思われます。

最初のラファウが死んでから約35年の月日が流れています。

もし彼が生きているなら47歳です。

しかし、二人目のラファウの容姿は20代前半といったところで、若作りしていたとしても47歳は無理があります。

二人目のラファウは「真理を追求する」ために、アルベルトの父親を殺しています。

二人目のラファウの存在は、真理を追い求めた者が必ずしも正義とはいえず、人としての道を踏み外す危険もあるということを描くために、ラファウと同じ姿をしているのではないかと思います。

『チ。』8巻読んだ
ラファウが出てきたのはifというか、対比だね
1巻では信仰、8巻では知的欲求のために悲劇が起きた
それらは必ずしも相反するものではなく、ある種恣意的なものかもしれない
そんな曖昧な世界だからこそ我々は美しさとは何なのか考え続けることができる pic.twitter.com/CPWuS6W8iA

— Neu (@Neu02L) July 4, 2022

アルベルトって誰？

この物語の終盤に登場するアルベルトですが、実は初登場は7巻の表紙でした。

7巻を読んでいたときは「新たな主人公か？」と思っていましたが、結局７巻で登場することはなく、「こいつは誰なんだ？」と混乱しました。

アルベルトは実在した人で、天動説に異を唱えた人物の一人です。

結局、アルベルトはラファウから始まった一連の物語の継承者ではありませんでした。

しかし、ラファウは自殺を図る前に「知性は流行り病のように増殖する。宿主さえ制御不能だ。」と言っています。

アルベルトの存在は、仮にラファウたちの想いが成就しなくても、真理を追い求める別の人間が現れ、それらはどこかでつながっているということを意味しているのかもしれません。

オクジーの本は出版されたのか？

オクジーが書いた『地球の運動について』は出版できたのでしょうか？

これも作中では明らかになっていませんが、おそらくは出版されなかったでしょう。

でも個人的には出版されているといいなーと思っています。

『チ。地球の運動について』のアニメ化の予定は？

『チ。』はアニメ化が決定しています！

興味のある方はぜひTwitterの公式アカウントをチェックしてみてください。

ちなみに、、、
本日発売の「ビッグコミックスピリッツ30号」では、 #魚豊 先生の描き下ろしイラストとコメントが掲載されています🌟
是非、ご覧ください‼️#アニメのチ。 pic.twitter.com/GslTPWczST

— 『チ。ー地球の運動についてー』アニメ公式 (@chi_anime_pr) June 27, 2022

まとめ

地動説を愛した者を中心に、それに関わった人々の想いを敵味方の両面から描いた本作。

正直に言って完全に理解するのは難しいです。

しかし、小難しいことは分からなくても伝わってくるものもあります。

それは命がけで自分の信念をつらぬき、そして自らの命を捨てででも後世に何かを繋ごうとする者たちの情熱です。

実際に読んで、このまとめ記事では伝えきれなかった「熱さ」を皆さんにも味わってほしいです。

チ。最終回。初めて読んだ時、俺はその描写を理解できなかった。とても深く、衝撃的なラストだった。予想だにしていなかった結末だった。俺は理解出来ず、一瞬スマホに手を伸ばした。最終回の考察を見ようとした。でもそこで、ここまで読んできたチ。の登場人物たちの言葉が、信念が脳裏に浮かんだ。→

— サウザンドワイド (@MasterOneder) July 6, 2022

チ。最終回　
難しかったな、、、 pic.twitter.com/VwstT0gP65

— 楽 ガキコ (@jojofuunigaoe) July 10, 2022

サンデーうぇぶり

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『チ。地球の運動について』最終回の読者の反応や感想は？

チ。 地球の運動について
本日最終回読み終わりました。
神とは心理とは知性とは
細部まで感動の糸口が施されており
とても面白い作品でした
作者並びに編集者そして様々な関係者の方々 ありがとうございました
アニメも楽しみにしています
タウマゼイン pic.twitter.com/rNcS3AmoyH

— コダック 🐊 (@Kodak1007) July 2, 2022

チ。地球の運動について読了。
最後のコマに今までの全てが詰まっていた。
そして最終回が配信された今日5月24日という日は、479年前にコペルニクスが生涯を終えた日であり、この漫画が終わった日と重ねたことがすごい。
チ。考察早く出ないかなー。

— 宇宙のペンギン (@aiueonpa) May 24, 2022

チ。ー地球の運動についてー
の最終回読んだけど、鳥肌えぐい

— タイヤキ (@ts___hi) May 24, 2022

『チ。─地球の運動について─』の最終回を遂に読んだけど、最初から最後まで面白すぎた。時代が変われば正義が悪になったり逆に悪が正義になることがあるのってすごく怖いけど、信じたり疑ったりを繰り返しながら知を探求して、自分が思う正義を修正しつつ成長させながら過ごそうと思った。

— アイアムオニオン (@gpWH6tfT1utc4my) May 23, 2022

AKIRA以来初めて全巻単行本を購入してる、「チ。-地球の運動について-」最終回を読み終えた、これまで出会った漫画の中で絶対に5本の指に入るくらい好きな漫画だったな〜
これから魚豊さんの漫画他にも読んでみたいな、ひゃくえむ読んでみるか

— 湯（ゆ） (@_Oyu____) May 21, 2022

#チ。
チ。地球の運動についての最終回読みました。あの金髪の異端審問官君がどうなったのか気になってたら、まさか物語の最後に背中を押してくれる人物になるとは…
とても心地の良い余韻に浸れた良い最終回でした。天気の良い日とかに空を眺めつつまた読みたい漫画です

— りかるど (@rikarudo010) May 19, 2022