血と灰の女王 面白い？漫画おすすめ？アニメ化は？作者・バコハジメ

人気マンガ『血と灰の女王』

そんな『血と灰の女王』は本当に面白いのか？オススメで買う価値があるのか？などについてまとめました！

『血と灰の女王』は漫画アプリ『マンガワン』で読める？

『血と灰の女王』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『マンガワン』にて無料で読むことができます。

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『血と灰の女王』あらすじ紹介！

突然の富士山噴火。

それは世界を支配する王を決める戦いのゴングでした。

舞台は富士山が噴火して四ヶ月が経った日本。

その火山灰を被った一部の人間は異能力をもつヴァンパイアとなり夜な夜な血みどろの闘争を続けていました。

主人公の佐神善（さがみぜん）は心優しい普通の男子高校生です。

彼はある事件をきっかけに自身がヴァンパイアであること、そしてヴァンパイアによって多くの人が危険に晒されていることを知ります。

彼の前に現れたもう一人の主人公、謎の美少女ドミノ。

彼女はこのヴァンパイア達の戦いに勝利し世界を支配する王になると言います。

とんでもないことを言う彼女に驚きながらも、その中に優しさを見出した善は人間を守るためヴァンパイアとして共に戦うことを誓います。

途中、親友の兄である狩野京児（かりのきょうじ）や小学校時代の善の同級生だった七原健（ななはらけん）、敵対組織ボスの娘である日ノ本明（ひのもとあきら）らを仲間に迎えながら、ドミノを王にするため善は戦いを続けます。

漫画『血と灰の女王』は面白い？おすすめなの？見どころ紹介！

先に結論、『血と灰の女王』は全巻読む価値アリに面白いです！

『血と灰の女王』の見どころを3つご紹介いたします！

面白い理由①　ヴァンパイア同士のバトル

この作品に登場するヴァンパイアはそれぞれ異能力をもっており、これを駆使して敵のヴァンパイアと戦闘を繰り広げます。

ここまで聞くとよくある異能力バトルですが、特に面白いのは各ヴァンパイアの個人戦だったバトルが物語が進むにつれ各勢力のチーム戦へと切り替わっていく点です。

ドミノのいう「世界を支配する王」になれるのは真祖（しんそ）と呼ばれる特に強大な力をもつ富士山噴火以前からヴァンパイアだった者のみ。

その真祖がそれぞれのチームを作り「王」になるべく戦っていくわけです。

さらに面白い点として挙げれるのは他の真祖は数百のヴァンパイアを従える中、チームドミノはなんと真祖であるドミノを含めてたったの5人しかいないという点です。

超少数精鋭で戦うチームドミノはどのようにしてヴァンパイアと戦いを切り抜けていくのかも大きな見どころになっています。

面白い理由②　キャラクターの生い立ちとそれぞれの正義

「血と灰の女王」の登場人物達にはそれぞれの内面を形成する過去の出来事があります。

生まれつき人の気持ちがわからない、虐待を受けていた、公人の娘として生まれたなど。

こういったキャラクターの生い立ち、過去というものも漫画にはつきものなわけですが、そこから生まれるそれぞれの正義がこの作品の見どころと言えるでしょう。

先ほど見どころ①でも述べた通り、ヴァンパイアの戦いはチーム戦。

真祖がもつ正義と各メンバーがもつ正義は違いますが、それでも自分の正義を貫きながら、戦うヴァンパイア達は最高にかっこいいんです。

中には自分の正義を見失ってしまうヴァンパイアも元々正義なんて持ち合わせないヴァンパイアもいるわけですが、言わずもがなそういう覚悟なき者は生き残れません。

面白い理由③　強くなるチームドミノ

最初は認め合うことができず、チームワークなんてなかったメンバー同士が少しずつ互いを認め、協力して敵を打ち倒す少年漫画の熱い展開がこの作品にもちゃんとあります。

話が進むにつれてチーム戦主体になっていくこの作品の協力バトルは見どころになること間違いなしです！

そんな王道展開もあって面白いわけなんですが、なにせチームドミノは超少数チーム。

それぞれがちゃんと強くならないと勝ち残ることはできません。

そこで彼らは創血式という儀式によってヴァンパイアとしての力を底上げするため自分の最も暗い過去と向き合います。

ヴァンパイアの異能力は自身の過去から大きな影響を受けているものが多いので、なぜこの過去からこの能力になったのかを深く読み解いていくのもこの作品をより楽しむポイントになるのではないでしょうか。

この創血式のお話では本作の大きな謎でもある主人公、善の過去にも大きく踏み込む、かなり重要なお話となっており、その他のメンバーの過去もより深掘りされることで、チームドミノをもっと好きに、もっと応援したくなるでしょう！！

『血と灰の女王』の主な登場人物を解説！

『血と灰の女王』の登場人物を解説します。

佐神善（さがみぜん）

本作の主人公です。

彼の描く絵は暗いものが多いですがとても上手でそれは彼のもつ鋭い観察眼からくるものだと思われます。

残念ながら料理は下手で非常に不味いという評価をチームドミノのメンバーから受けています。

ドミノと出会い、ヴァンパイアを知り、血みどろの戦いに足を踏み入れることになりました。

戦闘には向かないほど心優しい男子高校生ですが、いざ戦う覚悟が決まれば格上相手でも躊躇なく戦いを挑み、真祖すら戦慄するほどの殺意と闘争心をむき出しにします。

変身体はマントを羽織った怪人のような風貌。

彼の異能力は当初「高速再生」だと思われていましたが、それは彼のヴァンパイアとしての身体能力が高すぎて勘違いされていただけでした。

真の能力は「模倣」、捕食したヴァンパイアの姿形および能力をコピーするものでした。

そしてこの能力は彼の正体へとそして物語の核心へと近づく大きな鍵となります。

ドミノ・サザーランド

もう一人の主人公で見た目は美しい西洋人です。

ドミネコという猫を飼っています。

その正体は3世紀以上の時を生きたヴァンパイアの真祖の一人。

善や京児といった他のヴァンパイアを仲間に引き入れ、ヴァンパイア同士の戦いに勝ち、世界を支配する王になろうとしています。

誰に対しても基本的に高圧的な態度を取りますが、心の芯には人間に対する慈悲深い愛情をもっています。

変身体は悪魔やコウモリを連想させる見た目で、露出の高い格好をしています。

能力は様々ですが代表的なのは「索敵」と「念動力」です。

彼女はステータスの多くを索敵とその精度に割り振ることで人命救助に特化したヴァンパイアとなっており他の真祖よりも単純な戦闘力は低くなっています。

それでも彼女の「念動力」は協力で並のヴァンパイアでは手も足も出ません。

狩野京児（かりのきょうじ）

善の親友である狩野京介の兄で、善よりも先にドミノの仲間となっていました。

性格は生まれながらの狂人で、喧嘩や犯罪に長けていましたが、ヴァンパイアになる前は「人間を殺せば社会的弱者になる」という理由で殺人だけはしていませんでした。

ヴァンパイアとなってからは他のヴァンパイアに対して殺害に拷問、さらには強姦と非道な行いを好き放題に楽しんでいます。

その反面、強い理性をドミノから高く評価されており、初めてヴァンパイア化した夜でも正気を保っていました。

子供にだけは優しいという一面ももっています。

変身体は全身に棘が生えた黒い悪魔のような姿で、頑丈な装甲をもちますがその分再生力は低くなっています。

装備として尖った尾をもち、攻撃の手段となるだけでなく、煽りや感情表現にも使っています。

能力は電撃を放つことで、主に指や手から放つ電撃によって攻撃します。

能力は単純ですが彼の圧倒的な戦闘センスと得意の煽りで敵を倒していきます。

七原健（ななはらけん）

善の小学生時代の同級生です。

貧困家庭に育ち、給食費を盗むなどの犯罪行為に走らざるを得なかった過去があります。

敵勢力の掲げる理想の世界を夢見てそこに所属しており、善達と一度衝突したものの、後にその実態に気付いて離反し、それ以降はチームドミノの仲間になりました。

変身体は狼男の姿ですが、作中では犬と勘違いされたり、極端にデフォルメされた描写が多く見られマスコット的な扱いをよく受けています。

手の甲から生える爪と強い嗅覚を装備としてもちます。

能力は「加速」、七原自身に限らず、彼が触れているあらゆる人や物を加速させることができます。

これにより、集団での高速移動や、味方の攻撃を加速して威力を増大させることができますが、真祖を加速すると、本人に過度の負担がかかってしまいます。

戦闘面での評価は非常に高く「真祖に最も近いヴァンパイア」と評されたこともありますが、本人の性格からくる甘さが弱点となっており、隙を見せてしまうこともあります。

日ノ本明（ひのもとあきら）

ショートヘアで浅黒い肌の女子高生です。

敵勢力の燦然党党首で真祖の日ノ本士郎の娘でもあります。

実母を殺した父を恨み、復讐に燃えています。

頭は固く柔軟な発想が苦手ないわゆる「才能」のない人ですが、ヴァンパイアになってからの年月が長いこと、幼少から積み重ねた鍛錬により高い実力をもっています。

彼女の変身体はラバースーツの上に骸骨のような白い装甲がついた見た目をしています。

能力は「変型」、装甲の一部を剥離して槍や盾、弓矢などの武器に変型することができ、装甲を全て剥離することで、拘束から逃れたり、高速移動することもできます。

この手の「高硬度の物質を生み、操作する」能力は劣等感の強い者に発現しがちとされ、本来は柔軟な発想によって真価を発揮するのですが、明は頭の固さによりその利点をあまり生かすことができていません。

しかし彼女なりに型を崩さず、努力し積み上げてきた武術と複合することで力を発揮しています。

『血と灰の女王』アニメ化情報！

現在、「血と灰の女王」のアニメ化は発表されていません。

アニメ化するとなれば気になるのは表現コードギリギリの過激な描写をどのように作画していくのかというところでしょう。

『血と灰の女王』作者・バコハジメとは？

作者はバコハジメさん。

長野県上田市築地生まれで多摩美術大学情報デザイン科を卒業されています。

大学在学中、「週刊少年サンデー」（小学館）の「まんがカレッジ」に投稿。2012年1月に努力賞、2013年6月に月例賞大賞を受賞されました。

2014年、同誌2015年2・3合併号よりデビュー作となる「ドリー・マー」の連載を開始され、2015年40号に連載終了。

単行本は全４巻が刊行されました。

2017年1月からはマンガワンおよび裏サンデーにて本作「血と灰の女王」の連載が開始。

現在も大好評連載中で、単行本は19巻まで刊行されています。

2018年には「血と灰の女王」が「次にくるマンガ大賞2018」Webマンガ部門で7位を受賞しました。

『血と灰の女王』読者の評価や感想は？

血と灰の女王ほんと面白いなぁ

— 黒猫弐（ガゼル弐） (@blackcat_Kaya) September 26, 2023

血と灰の女王
めちゃくちゃ面白いのに内容的にアニメ化はなさそうで悲しい
ネットフリックスあたりでアニメ化してくれないかなぁって常に思ってる

— ultrapon (@menmaueda) September 25, 2023

血と灰の女王、今もめちゃめちゃ面白いけど、読み返しててやっぱ伊豆の2日間が1番盛り上がってた気がする
アレを上回る展開作るのだいぶ厳しだろうなーって思う程度には

でもカバディがどんどんこれ以上ないってレベルを更新し続けてるから分からんなぁ

— sin (@sin130813) September 20, 2023