史上最強の弟子ケンイチ全巻無料で読む方法紹介！漫画バンクzip,rarは危険｜松江名俊による格闘アクション！

『史上最強の弟子ケンイチ』を全巻無料で読む方法が知りたい。

本記事はこんな疑問を解決します。

ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。

違法手段ではないので、安心してください。　

『史上最強の弟子ケンイチ』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める？

いきなり、結論です。

『史上最強の弟子ケンイチ』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。

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『サンデーうぇぶり』では『史上最強の弟子ケンイチ』を惜しげもなく1巻から最終61巻まで全巻無料で公開してくれています。

安心安全に、そしてタダで『史上最強の弟子ケンイチ』を最終巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。

また『サンデーうぇぶり』では、『史上最強の弟子ケンイチ』以外にも

などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。

以上がここまでのまとめです。

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「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『サンデーうぇぶり』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？

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アニメ『史上最強の弟子ケンイチ』を無料視聴する方法は？

『史上最強の弟子ケンイチ』は、アニメ化されており、そちらも大好評です。

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次に『サンデーうぇぶり』の使い方（システム）を簡単にご説明します。

『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方

『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ポイント』を使用して読むことになります。

簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。

『史上最強の弟子ケンイチ』も1日に最大5話まで読み進められます。

ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。

『サンデーうぇぶり』のチケットとは？

『チケット』はチケットアイコン（↓黄色い線で囲んである）が表示されている話に使うことが出来ます。

各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。

つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです。

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『サンデーうぇぶり』のポイントとは？

『ポイント』は毎日、5～15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント（作品1話分に値する）を取得することが出来ます。

サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。（※ポイントを使って読む事ができるという意味）

↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット（黄色い線で囲んである）』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。

15秒程度の広告を流しておく（見なくてもよい）だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです！

この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。

アプリのダウンロードは、もちろん無料です。

操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ！

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『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む

『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。

その仕組みがこれ、

見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む　あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。

ここまでを簡単にまとめると

以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。

遠慮なく無料で読ませていただきましょう！！(^^)/

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『史上最強の弟子ケンイチ』の世間の評価は？

少し昔から　最強のなんちゃらってタイトルのファンタジーラノベや漫画がよく出てますが、私の中では史上最強の弟子ケンイチが常に面白さトップっすね
最初から強いのが増えてきてますが、ケンイチみたいな主人公の方が私は好きですね

— 酸性 (@aac113) January 15, 2021

史上最強の弟子ケンイチは面白いので是非見てもらいたいっすね… pic.twitter.com/ygewX2Zzth

— 吉良Pオルタ (@kirap_alter) March 3, 2020

史上最強の弟子ケンイチいいぞ面白いぞ‼ pic.twitter.com/so6G2qUclt

— T・M・T🍅じゃないぞ!!フォロー制限中‼ (@TMT60355908) March 3, 2020

オススメの漫画

史上最強の弟子ケンイチ

これは面白い(私は全巻揃えた) pic.twitter.com/l2OsS9reCB

— 🌏🌟🦋🌟りりすさん🍟🐟🍻 (@kisaragi__ryou) November 23, 2019

豪傑って聞くと史上最強の弟子ケンイチを思い出す人

いや、めっちゃ面白いんよね… pic.twitter.com/zu1NlXx3DL

— 🐏タナ🐏ダイエット頑張れ自分 (@juke_tanaka) June 4, 2020

「君は008」買って読んだんだやけど、ばーり面白かった！！
史上最強の弟子ケンイチから松江名俊さんの大ファンになってんやけど、ほんまに面白いから、ぜひ読んで欲しい！！

— sakku (@sakku_san) May 20, 2018

サンデーウェブリで結界師読み終わった後史上最強の弟子ケンイチ読んでるけどやっぱり面白いなぁ。
んで持ってこの世界治安悪すぎ。マフィアとヤクザと不良しか居ないww
（この画像で全員高校生である） pic.twitter.com/1j6f9u8QrF

— だいず：紫グラ (@daizu1977) March 4, 2020

最近史上最強の弟子ケンイチ読んでるけどめっちゃ面白い
中古でいいから全巻セット買いたいけどどんくらいするのやら…

— 五味一間かのぼり (@gkanbare) November 21, 2018

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『史上最強の弟子ケンイチ』見どころ紹介！

見どころ①　ケンイチと梁山泊

皆さん、もし自分がいじめられっ子であったらどうしますか？恐らく、大半の人がいじめているやつより「強くなる」事を目標にすると思います。

この作品はそんな皆さんと同じ思考を持った主人公：白浜兼一が史上最強の弟子を目指すという物語です。

兼一は中学時代からいじめられており、そんな自分を変えたいと強く思っている優しい少年です。

この少年がひょんなことから、学校の不良に目を付けられ、地区の不良に目を付けられ、最終的には不良組織のボスに目を付けられるという不運な出来事に巻き込まれていきます。

そんな兼一の唯一の癒しはヒロインの風林寺美羽。美羽は幼少期から武術を叩き込まれており、強すぎる彼女を守れるくらい強くなるという決意をする兼一に虜になること間違いないです。

また、武術の腕が上がるだけではなく、心技体の「心」が技や体によって磨かれ、自信をつけることで言動にも変化が現れる兼一も見どころの一つです。

“史上最強の弟子ケンイチ”を語る上でなくてはならないのが、「梁山泊」です。

ここは美羽の実家でもあり、道場でもある場所で様々な武術の達人が暮らしています。

空手の達人・ムエタイの達人・中国拳法の達人・柔術の達人・武器の達人・最後に美羽のおじいちゃんである長老。

この師匠たちと弟子である兼一は、私たちの日常にはない特別な繋がりがあり、漫画を読まないと伝わらない深い絆があります。

人は誰かの支えがあって、強くなり成長する事を実感できる漫画です。

見どころ②　ラグナレク編　1巻～17巻YOMI編

ラグナレク編は兼一が、空手部の体格のいい先輩を倒すことから始まります。

不良コミュニティというのは恐ろしいもので新しい力を持つものが現れると情報が広まり、倒したやつより強いやつが敵として現れます。

兼一は武術を駆使してくる強者を倒すため「梁山泊」へ入門することを決めます。

一つ目の見どころは兼一と闘うと敵であっても心を開いてしまうとこにあります。

兼一は自分の決めた信念のためなら、敵味方関係なく助けようとする精神を持ち合わせているため、人を疑うことを知らない青年の誠実さやひたむきさが、不良たちを正しい道へ導いていきます。

また、最初は個人で闘っていた兼一も、組織に目を付けられることにより対応しきれなくなってきます。

そこで、悪友である新島が「新白連合」を結成します。

個人のバトルから組織対組織のバトルに移り変わり、更生した不良たちは「新白連合」という自警団グループに加入します。

不良組織である「ラグナレク」とは激しい闘いが繰り広げられ、ボスが幼馴染の朝宮龍斗であることに気づき、親しかった友人を復讐の道から救い出すため兼一が奮闘をするところも見どころです。

ラグナレク編が終わると、ラグナレクのメンバーはほぼ、新白連合の仲間になります。

新しい闇の組織「YOMI」が現れ、今までの敵とは違い、本物の武術を身につけた敵が兼一たちを殺しに来ます。

兼一以外の仲間は達人クラスに修行をつけてもらっていないので、仲間が傷つけられ、倒される姿を見た兼一は怒りと悲しみの中で悶えます。

兼一が教わっている武術はいわば活人拳であり、殺さずを大義名分としているため殺人拳を良しとするYOMIのやり方に強く反対します。

ラグナレク編では見れなかった、兼一の仲間への思いやりや武術に対する姿勢を問われる回となっているので、我々読者の武術に対する姿勢も変わってきます。

YOMI編の一番の見どころであるデスパー島での闘いは兼一もリーダーの叶翔も応援したくなってしまう感動の回になっています。

叶翔は、美羽に恋をしてしまい最終的には兼一と武術の誇りと恋の行方を賭けた死闘を始め、最後は兼一と美羽を弾丸から守り抜く叶翔に惚れ惚れしてしまいます。

兼一と死ぬ間際に、美羽を守るよう約束をし、息を引き取る姿は号泣間違いありません。

見どころ③　闇の組織

YOMI編が終わると、今度は弟子同士の闘いに師匠たちの闘いが加わります。

“史上最強の弟子ケンイチ“では重火器や戦車より、達人級の人間の方が強いため闘い方も豪快です。

最終章では武器組と無手組で手を組み世界を恐怖で支配しようと目論み、それを阻止するため師匠たちは政府と共に闘う事を約束します。

”喧嘩100段の異名を持つ　逆鬼至緒“と本郷との親友同士の死闘や“裏ムエタイ界の死神アパチャイホパチャイ”とアーガード・ジャイ・サイとの師弟対決、長老の人間離れした闘いはどれも必見です。※師匠たちの闘いは、人間離れしているが特に長老の闘い方は群を抜く。

また、逆鬼と本郷の決闘の後はジュナザードに美羽を奪われ、兼一が師匠たちの力を借りながら助けに行く姿は高校生とは思えないほど、逞しく、人を助けたいという力がここまで人を強くするのかと感心します。

以上が大まかな概要になりますが、武術に精通していなくても楽しめる作品である事間違いないです！

『史上最強の弟子ケンイチ』登場人物紹介！

白浜兼一(しらはまけんいち)

身長：165ｃｍ。16歳。中学時代からいじめられっ子気質で、高校入学と共に今までの自分を変えようと梁山泊で武術を習い始めます。

“史上最強の弟子”を作る事を師匠たちは企み、武術家では異例の多種類の武術を使用します。

空手・中国拳法・柔術・ムエタイなど。日々地獄の修行をこなしており、圧倒的努力により身体が異様に強い。

根が真面目で、心優しい少年で、よく花に水やりをしています。

趣味は読書。

密かにヒロインである風林寺美羽に想いを寄せるが、美羽が鈍感なため中々恋愛に発展しません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

風林寺美羽（ふうりんじみう）

身長158ｃｍ。16歳。

幼少期から武術を教え込まれ、類まれなセンスと抜群の身体能力があり、登場当時からめちゃくちゃ強いです。

中学では目立とうとしなくても目立ってしまうため、友達がおらずそれを気にして眼鏡をかけています。

性格はおっとりしており、基本優しいが悪事を見て見ぬふりすることはなく誰が相手だろうと間違っていることには意義を唱えます。

おっちょこちょいな面があり、兼一に好意を抱かれています。

風林寺隼人（ふうりんじはやと）

美羽のおじいちゃん。年齢は不詳。

普段は気立ての優しいおじいちゃんだが、美羽になにかあるとものすごい気を発し、人が倒れるほどです。

“無敵超人”と呼ばれ、武術の世界で知らないものはいない。

梁山泊にいる、達人たちをまとめています。

逆鬼至緒（さかきしお）

空手の達人。

弟子は持たない主義であったが、兼一の強くなりたいと想う心意気と根性を認め、弟子として認めます。

普段はお酒を飲んでるようなイメージしかない強面なルックスであるが、園児の名前を全員分覚えたり心優しい一面もあります。

“喧嘩百段”の異名を持ち、“闇”の組織に属する本郷とは親しかった友人。

岬越寺秋雨（こうえつじあきさめ）

柔術の達人。

物腰が柔らかく、紳士のような振る舞いをするが修行になると、鬼のようなスパルタになります。

柔術家としてだけでなく、彫刻家や書道家や医者としての一面もあり、地蔵を蔵に保管しています。

修行では日を追うごとに、大きい地蔵を使う。

馬剣星（ばけんせい）

中国拳法の達人。

あらゆる中国拳法の達人。

身長が小さく、いつもスケベな事しか考えていないが、いざとなると頼れる師匠よく、兼一と美羽としぐれのお風呂場をのぞこうとして怒られています。

香坂しぐれ（こうさかしぐれ）

武器の達人。

幼少期に秋雨に拾ってもらい、梁山泊に住みつくことになる。

最初はあまり、喋らなかったが兼一が住み込みで修行するようになり徐々に会話をするようになります。

アパチャイ・ホパチャイ

ムエタイの達人。

幼少期に師匠であるアーガードにムエタイを教わり、以降自分の力で技を磨く。

普段は明るく、日本語の使い方を間違えるなど茶目っ気がある師匠だが、修行になると加減をしらず兼一を度々殺しかけます。

「あらゆる中国拳法の達人　」「哲学する柔術家　岬超寺秋雨」「剣と兵器の申し子　香坂しぐれ」

『史上最強の弟子ケンイチ』序盤ネタバレ紹介！

BATTLE1 殺し屋気取りの女子高生

荒涼高校に入学したばかりの白浜兼一が、通学路で出会った少女にいきなり投げ飛ばされるところからこの物語は始まります。

その後、遅刻しながらも教室までたどり着いた兼一が目にしたのは、さっき出会った転校生の風林寺美羽という少女でした。

この時、兼一は後ろを歩いていた美羽が先に教室についていることにちょっとした違和感を覚えるのですが、まだ自分がたどる運命に気づいていませんでした。

そんな兼一の前に、悪友の新島春男が現れます。新島は兼一と同じ中学の出身で、いじめられっ子の彼をふぬけの兼一「フヌケン」とあだ名をつけていました。

いじめられる自分を変えたかった兼一は、高校から空手部に入部していました。

新島ははそんな兼一に、イジメ対策で空手部に入部したって続きやしないと現実を突きつけます。

新島の言う通り、入部した空手部では何も教えてもらえず、兼一は部のサンドバッグがわりにされていました。

「も-いやだ‼」と投げ出しそうになった彼は、さっき春男に呼ばれた「フヌケン」という呼び名を思い出して、もう一度立ち上がる決意をします。

翌日、学校で兼一は美羽と、ささいなきっかけで友達になります。

放課後、空手部の練習で傷だらけになった彼は、帰宅の途中に強さとは何かについて考えていました。

強い人が暴力をふるうのは何故なんだろう、もし自分が強くなったら、誰もが見て見ぬふりをする悪党をかたっぱしからやっつけられる自分になりたいと思うようになります。

兼一は、さっき友達になったばかりの美羽が、ガラの悪い男たちに取り囲まれているのを見つけて、とっさに物陰に身を隠してしまいます。

男たちは美羽に、強いものが正しく「みんな大人はルール守ってんだろ？ちゃーんと見て見ぬふりをしているぜ‼」と言います。

美羽が男たちに捕えられようとしたその時に、兼一の中で何かのスイッチが入ります。

兼一は勇気をふり絞って男の一人に殴りかかると、男は持っていた刃物を取り出しました。

兼一に絶体絶命の危機が訪れたその時、美羽は男に飛び蹴りを与えると刃物を奪い取りました。

そしてほんの一瞬で、男たちをふしぎな技で、まるで風を切る羽のように昏倒させていきます。

兼一はこのふしぎな少女を助けたつもりが、助けられるという良くわからない経験をするのでした。

BATTLE2 まずいことになった！

翌日、兼一は美羽と通学路で会いました。

昨日拾った美羽の眼鏡を返すために近寄ったのですが、また投げ飛ばされてしまいます。

けれど、兼一は新しく友達が出来てうれしくなりました。

一風変わった近道を持つ美羽に驚きつつ、彼女の武術の強さを再確認できたからです。

空手部での練習中に兼一は、同じ新入生の大文字まこととトラブルになります。

その原因は大文字の、武術とは強いものがやるもので、兼一みたいな軟弱なものがやるべきじゃないという言葉でした。

一週間後に試合をして、負けたほうが空手部を退部する約束をした兼一は悩みます。

友達である兼一が困っているのを見て、美羽が優しく声をかけてくれました。

兼一の相談に美羽は、武術は弱者が強者に立ち向かうためのものだと答えます。

そしてその心の弱さを見抜き、「今の兼一さんは戦う前から…心が負けているんですもの。」と指摘して先に帰ってしまいます。

兼一はこの時、挑戦することから逃げ出していた、ふがいない過去の自分を思い出します。

やる前から諦めていた過去を振り払う決心をした兼一は、誰も教えてくれないならと自分にできる努力を始めるのです。

日曜日にマニュアル本を読みながら、公園で一人きりで練習をはじめる兼一でしたが、素人の彼がそうそううまくいくはずがありません。

そこへ、買い物帰りに通りかかった美羽がまた声をかけてくれました。

美羽は大木を揺らすほどの突きを放ち、揺れた際に落ちた葉っぱを切り裂く蹴り技を披露します。

「私でよろしければ、教えてさしあげましてよ。」と言ってくれた美羽に兼一はうれしさを隠せませんでした。

BATTLE3 まずは防御！

へんてこな拳法を練習していた兼一に、美羽が空手家との戦い方を教えてくれることになりました。

兼一はかっこいい蹴り技を教えてほしいと願い出ますが、美羽は許してくれません。

まずは防御の技を覚えるように説得されます。

そんななか、美羽は新体操部に入部していました。

いつもすみっこで目立たないようにしていた彼女は、部長から実力を見せるよう言われます。

美羽は、幼いころから武術を学んでいて目立ちすぎてしまい、過去に同年代の友達がいませんでした。

兼一とは別の理由で、周囲から浮いてしまった彼女も孤独を抱えていたのです。

美しい刀剣のような美羽の演技に、周囲は見とれますが部長は面白くありません。

完璧すぎる演技を望まないやり方でやり遂げたのに、部長の辛辣な嫌味を受けてしょんぼりする美羽でした。

1週間後にせまった試合に向けて孤独だった2人が練習をはじめました。

不器用な兼一は、美羽におしえてもらった基本の防御技を練習しますがうまくいきません。

次の日、美羽はいつも兼一と出会う通学路で待っていますが彼は現れませんでした。

試合をあきらめてしまったのかと思い、その場を立ち去ろうとしたとき、背後から女子生徒たちの「やだあー。何あれ？」という声が耳に入りました。

兼一は基本の技を練習しながら登校していたのです。

自分なりに精一杯の努力ができる友達ができた彼女は、楽しそうに後ろをついていきました。

BATTLE4 かくされた意味

時間はあっという間に過ぎ去り、試合の前日を迎えた兼一は青ざめていました。

この短い期間で覚えられたのは、相手の攻撃をかわす技2つだけだったのです。

彼は妹のほのか、新島や、美羽に、逃げてもいいよと心配されます。

本当は不安でいっぱいなのですが、努力した自分を信じて美羽に逃げださないことを宣言しました。

試合がはじまった直後、大文字の突きで壁まで飛ばされた兼一は、美羽との練習を思い出します。

美羽の行ったアドバイスは、相手から逃げずに一歩前に踏み込むというものでした。

自分を信じて一歩前に出た兼一は、大文字の攻撃をかわして反撃することに成功します。

一方、美羽は新体操部で練習に気持ちが乗らずに考え事をしていました。

彼に技の持つ本当の意味を伝えきれなかったからです。

美羽の心配は的を射ており、兼一の反撃は大文字の分厚い筋肉を撃ちぬけませんでした。

避けることはできるのに、攻撃が通じない兼一は次第に追い詰められていきます。

BATTLE5 防御から攻撃へ！

兼一が心配でたまらなくなった美羽は新体操部を抜け出して、空手部の道場に駆けつけます。

そこで美羽が目にしたのは、大文字の攻撃をかわすのに精一杯で追い詰められた兼一でした。

激しい攻防の中、兼一の足に引っ掛かり大文字がふいに道場に倒れこんだとき、美羽との練習が再び彼の脳裏に浮かびます。

美羽が教えてくれたこの技は、防御するためのものであると同時に、相手を投げるための技でもあることに彼は気が付くことが出来たのです。

この技によって兼一は大文字に勝利することができました。

勝った兼一に大文字は、投げ技なんて反則だ、自分は空手部をやめたくないと詰め寄ります。

そんな大文字に対して兼一はあっさりと反則負けを認めます。

描写はされていませんが、兼一は生まれて初めて努力をして勝負したのでしょう。

試合は敗北しちゃったけど逃げずにちゃんと戦って、大文字じゃなく自分に勝てたんだ。

兼一はこう考えたのではないでしょうか。

空手部を退部した兼一が、とぼとぼと帰り道を歩いていると新島が待っていました。

試合の結果を新島に尋ねられ、兼一は試合に負けたことを伝えました。

新島は、「反則だか何だか知らんが、今日のあれはケンカ!!だったら誰がなんと言おうと兼一、貴様の勝ちだ‼」と、反論します。

新島は兼一のことをもう「フヌケン」と呼ばなくなりました。

情報通の新島は兼一に、空手部の筑波先輩が彼に目を付けているうえに、その先輩が不良グループとつながっている実力者だと情報を伝えます。

兼一は坂道を転がるように、次の戦いへと導かれていきます。

BATTLE6 ある場所へ行け！

クラスのみんなが転校生の美羽の可愛さに気づいてきたそのころ、空手部を退部した兼一は、せっかく得た勇気を失い園芸部に入ってしまいました。

兼一をつけ狙い始めた空手部の筑波先輩は、空手の黒帯クラスの猛者でありながら、不良グループの一員でもあり、教師も一目おく札付きの悪党だったのです。

そんな兼一に美羽は最後の手段として、もっと強くなるための方法を教えることにしました。

兼一は、生き延びることが出来れば飛躍的に強くなれるという、不穏な言葉とともに渡された、一枚の地図を受け取ることになります。

地図によって導かれた建物は、大きな門で閉ざされた日本家屋でした。門の上には、古めかしい毛筆で「梁山泊」と書かれています。

その何者をも寄せ付けない大きな門は、非力な兼一では開くことすらできませんでしたが、兼一の背後から大きな手が差し伸べられます。

その手がこともなげに門を開けたために、兼一は盛大に転んでしまいました。

見上げた視線の先には、鋼のような筋肉をまとい、白髪に、長いひげの巨大なおじいさんが立っていました。

BATTLE7 梁山泊

おじいさんに出会った兼一は、いじめられっこの習性で逃げだすのですが、おじいさんからは逃げられません。

素早い身のこなしから、おじいさんが武術の達人であることに気が付きます。

美羽に紹介されたことを伝え、挨拶をしたことでおじいさんに気に入られた兼一は梁山泊を案内されます。

兼一は、おじいさんにこの道場で空手をおしえてもらえるのか尋ねると、おじいさんは、それも教えていると答えてくれました。

実はこの道場「梁山泊」はいろんな武術の達人が共同生活を送っている道場だったのです。

それぞれの武術を極めてしまった達人たちが、次々と彼の前に現れます。

「裏ムエタイ界の死神」アパチャイ=ホパチャイ。

「剣と兵器の申し子」香坂しぐれ。

「あらゆる中国拳法の達人」馬剣星。

「ケンカ100段」逆鬼志緒。

「哲学する柔術家」岬越寺秋雨。

武術家たちのものすごい武術と殺気にあてられた彼は、すっかり怯えきってしまいます。

空手を希望した兼一はおじいさんに案内されて、「ケンカ100段」の異名を持つ逆鬼を紹介されます。

弟子を取らない主義を持つ逆鬼の、人間を超越した空手技におびえた兼一は再び逃げ出そうとするのですが、緊張のあまり岬越寺に驚いて気絶してしまいました。

目を覚ました兼一が美羽に告げられたのは、「梁山泊」が自分の家であることと、彼を案内してくれたおじいさんが、美羽の祖父「無敵超人」風林寺隼人であることでした。

いじめられっこだった兼一は、筑波先輩に打ち勝つ力を手にいれられるのでしょうか。

それ以前に、恐ろしい殺気に満ちた達人たちの巣窟「梁山泊」から生きて帰れるのでしょうか。

『史上最強の弟子ケンイチ』魅力紹介！

魅力①　登場する武術の種類とバトル

史上最強の弟子ケンイチにはたくさんの武術が登場します。

主人公のケンイチだけでも、空手、柔術、ムエタイ、中国拳法を使用します (正確には、多少の武器術とオリジナル技も使用します)。

他には、カラリパヤットやプンチャック・シラット、ルチャリブレなどの日本ではあまり聞かないようなマイナーな武術も登場します。

このようにメジャーな武術だけでなく、マイナーな武術も多数登場するため、武術や格闘技が好きな方は、より作品を楽しめます。

さらに、物語が進むにつれて画力がかなり向上しており、物語の中盤あたりからは、ケンイチたちのより迫力のある戦いを楽しむことができます。

ケンイチは基本的に格上の相手と戦うことがほとんどで、死力を尽くしてギリギリ勝利するという熱い展開が多く描かれています。

そのため、そうした熱い展開が好きな方にもオススメの作品です。

また、史上最強の弟子ケンイチでは、ケンイチ達のような弟子クラス同士の戦いだけでなく、師匠達のような達人同士のバトルも徐々に描かれるようになります。

師匠クラスの達人の身体能力は人間離れしていて、ビルを素手で破壊する、戦車をひっくり返す、戦車を刀で切るなどの芸当を簡単にします (一応、ケンイチの世界観は、普通の現実世界と同じです)。

そのため、達人クラスのバトルでは建物がどんどん破壊されたり、現実ではありえないような技をぶつけ合ったりする激しい描写を楽しむことができます。

現実的なバトルが好きな人、現実離れした激しいバトルが好きな人のどちらも満足できる構成になっています。

魅力②　達人の破天荒さに笑ってしまうシーンが多い

史上最強の弟子ケンイチでは、思わず笑ってしまうようなシーンも多くあります。

例えば、ケンイチの師匠の一人に「哲学する柔術家」の異名を持つ秋雨というキャラがいます。

彼は独自の理論により、全身の筋肉を持久力と瞬発力に優れた特殊な筋肉に作り変えており、自作のトレーニング器具などを使ってケンイチも同様の肉体に作り変えています。

トレーニングマシーンを使った修行はどう見てもギャグです。

敵の弟子の一人が流派の決まりで厳しい食事制限をさせられていることについて、師匠達が話題に挙げたことがあります。

その時、秋雨は「自然の摂理に逆らったり、師匠の価値観を弟子に押し付けたりするのは良くないことだ」とコメントをしますが、他の師匠から「うちも見方によってはかなり近い」や「全身の筋肉を作り変えた男がよく言う」などのツッコミを入れられます。

この会話シーンだけでも思わずクスッとしてしまいそうですが、ケンイチが秋雨特性の修行マシーンで修行している描写もあって更に笑ってしまいます。

他にも、ケンイチの修行シーンでは、いきなり師匠にビルの屋上から放り投げられたり、地下格闘技上で戦わされたりするなど、師匠たちの破天荒さに笑ってしまう場面が多くあります。

破天荒なキャラが好きな人は、史上最強の弟子ケンイチを読んで損はありません。

魅力③　ケンイチの成長や変化する関係

史上最強の弟子ケンイチは、いじめられっ子だったケンイチが師匠たちに鍛えられて強くなっていくストーリーです。

そのため、ケンイチが武術を始めるきっかけとなった「誰もが見てみぬ振りをしてしまう悪に立ち向かえるようになる」という信念のもと、有料地獄めぐり (主人公談) とも言える厳しい修行を通じて描かれるケンイチの成長や、武術を通して築かれる人間関係も見どころの一つです。

ケンイチは物語の中盤から殺人拳の弟子集団と対決するようになるのですが、戦いを通じて敵の弟子とある種の絆を築いたり、時には共闘したりすることもあります。

例えば、コマンドサンボの使い手ボリスとケンイチは、何度も死闘を繰り広げた仲です。

ある時、ボリスの先入先でもあるケンイチのクラスがロシア軍に狙われるという事態に陥ります。

軍隊の指揮官はボリスだったのですが、ケンイチとの勝負の最中に部下が命令違反と取れる行動をしてしまいます。

命令違反をした部下を止めたいボリスと、クラスの皆を助けたいケンイチは利害が一致して、ともにボリスの部下を倒すことになります。

何度も死闘を繰り広げた経験から、ボリスの動きに合わせて同時に技を出して敵を倒すシーンはとても熱い展開でした。

史上最強の弟子ケンイチでは、中盤からは物話の設定から、敵だったキャラが完全な味方になることはほとんどありません。

しかし、ボリスとの関係のように、単に味方になるよりも熱い展開に発展する関係が築かれやすいのも本作品の魅力だと思います。

このような関係は弟子だけでなく、達人同士でも描かれることがあります。

例えば、ケンイチの空手の師匠と、敵の空手の師匠がライバル同士であり、ある目的のために共闘するというシーンもあります。

このように、主人公が成長する過程が好きな人や、敵と共闘する展開が好きな人も、史上最強の弟子ケンイチを読むことをおすすめします。