「推しの子」は赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生が手掛ける漫画で、現在アニメ化するほどの人気を誇っています。
物語はタイトル通り、とある二人が一度死んだ後に推しのアイドル：アイの子供に転生し、幕を開けます。
一人は双子の兄：アクアに、一人は双子の妹：ルビーに生まれ変わり、新たな人生を歩み始めます。
二人は推しの隠し子としての生活を存分に楽しみます。
しかし、子供の存在を隠して活動を続けていたアイがそれを知ったファンに殺害され、夢のような日々は終わってしまいます。
アイが死んでから年月が経ち、高校生になったアクアとルビーは母と同じように芸能界に足を踏み入れます。
アイのようなアイドルを目指すルビーと、事件の黒幕を探すアクア。
「アイの隠し子であること」「前世の記憶を持つこと」を隠す双子の新たな生活がスタートします。
今回紹介する黒川あかねは、アクアが役者として出演した恋愛リアリティーショーで共演した人物です。
並外れた考察力と洞察力による役作りを得意とする女優のあかねは、その思考力を活かしてアイの事件の真相にどんどん近づくため、黒幕に殺されてしまうのではないかと常に読者の注目を集めています。
また頭脳指数の異常な高さから、あかねに前世があると考える読者もいます。
本記事では、そんな常に話題に上がるあかねの死亡フラグや転生説に加え、闇落ちの可能性などについても考察していきます。
『推しの子』は漫画アプリ『ヤンジャン』で読める
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あかねはアクアと付き合う？有馬との関係は？
あかねとアクアは恋愛リアリティーショー「今ガチ」で共演し、付き合います。
二人が関わるきっかけになったのが「今ガチ」でのあかねの炎上で、あかねは一連の騒ぎを収束させてくれたアクアに好意を抱きます。
炎上後、あかねは素の自分で傷つくことがないようにキャラ付けすることを勧められ、助けてくれたアクアの理想の女性であるアイを演じ番組に臨むことになりました。
アイの真似などできないと思うアクアでしたが、役者の世界で天才と評価されるあかねの予想以上の再現に驚かされます。
さらに、あかねから役作りの話を聞き、あかねの人を分析する力に高い利用価値を感じたアクア。
今後もあかねとの関係を続けるために、仕事の延長として二人は付き合い始めます。
「今ガチ」の共演メンバーがこのカップルを祝福する一方、アクアに思いを寄せていた有馬かなはショックを受けます。
有馬はアクアの彼女になったあかねに嫉妬し、対抗心を燃やします。
また有馬があかねに対抗意識を持つ理由は他にもあります。
それは役者としての二人の立場です。
かつて天才子役として活躍した有馬ですが、現在はその勢いを失い、活動が行き詰まり厳しい状況です。
一方あかねは、今まさに天才役者として注目を集め始めており、有馬は自分と対照的に輝くあかねをどうしてもライバル視してしまうのです。
では、あかねは有馬のことをどう思っているのでしょうか。
有馬など眼中にないかと言うと、そんなことはありません。
実はあかねは子役時代の有馬にあこがれて役者を始めています。
有馬の子役時代の太陽のように輝く演技に魅了されたあかねですが、芸能界で生き残るために演技スタイルを変えた現在の有馬には憤りを感じています。
このように二人とも思っていることがあり、仲はあまりよくないですが、根底ではお互いに役者として尊敬しあっています。
恋敵としても役者としても関わる二人にぜひ注目してみてください。
あかねは転生している？前世の記憶は？
あかねの転生については作中で一切明かされていませんが、アクアやルビーのように生まれ変わっている可能性は十分にあります。
あかねの転生が疑われる一番の理由は考察力と洞察力の異常な高さで、その頭の良さはアクアとアイが親子であることに気づくほどです。
この卓越した思考力に加え、作中の意味深なセリフ（75話）もあかねの転生説に現実味を与えています。
そのセリフが出てくる75話のラストページでは、謎の少女が「神様はきっと優しいよね、真の意味で母を得られなかった二人と魂の無い子を産んだ母親を導いてあげた」と語り、アクアとルビーが神様に導かれアイの子供に転生したことが暗示されます。
そして、この語りに続けて謎の少女が発した「もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど」というセリフが、あかねにも前世があることを示唆しているのではないかと考えられています。
仮にあかねが転生していたとすると気になるのは前世の記憶ですが、あかねは前世の記憶を持っていない可能性が現時点では高いです。
もし前世の記憶を持っているなら、復讐のために動くアクアのように目的を持って一貫した行動をとるはずです。
しかし、あかねは一つの企みを持って動いているというより、その時々の感情に従って行動しているように見えます。
特に「今ガチ」で炎上した際に自殺を図ったことが象徴的ではないでしょうか。
あかねは97話でアクアの父親について調べているときに、「女優よりこういう仕事の方が私向いてたのかも」と自覚しています。
もしかしたら前世では調査や捜査に関わる仕事をしていて、その記憶を持たずに転生したのかもしれません。
あかねがアクアと破局した理由は？復縁の可能性は？あかねは闇落ちしてしまう？
仕事の延長として付き合い始めたあかねとアクアは後に正式に付き合うことになりますが、最終的には別れてしまいます。
破局の理由は、あかねがアクアの父親に辿り着いたからです。
あかねはアクアの父親の居場所を知り一人で向かいますが、怪しさに気づいていたアクアに途中で見つかってしまいます。
アクアはあかねがナイフを持っていることに気づき、何をしようとしていたのか察します。
そして今後、あかねが自分の復讐に関わって手を汚したり、被害を受けたりすることがないように別れを告げます。
悲しいけど、あかねちゃんの死亡フラグ回避にはこれでよかったんや。。。#推しの子 pic.twitter.com/IhcEnlk6nN
— Fate雑記(士凛特化)＋あるふぁ (@takakimura01) October 19, 2022
このようにアクアのあかねを大切に思う気持ちで別れたからこそ、復縁を願う読者の方も多くいるのではないでしょうか。
ただ残念なことに、現時点では復縁の可能性は低いと考えられます。
もし復讐を終えた後にアクアもあかねも前向きに恋愛できる状態だったとしても、そこにはアクアにずっと好意を寄せていた有馬の存在があります。
アクアが有馬に恋愛感情を持っているかはまだ不明ですが、その可能性を感じさせる場面はこれまでに何度かありました。
例えば「今ガチ」でアイを演じるあかねと接した時、アクアはあかね自身を好きなのか、あかねにアイを重ねているだけなのかに迷います。
しかし有馬と会って、あかねに抱く感情が恋愛感情ではなく、過去のアイへの気持ちだと気づきます。
またアイドルである有馬に危険が及ばないように、過度に距離を置く時期もあります。
作中で既に有馬のアイドル引退が決まっていることも考慮すると、復讐後に付き合うとしたら有馬と付き合う可能性が高いのではないでしょうか。
また復讐が終わる前に復縁する可能性についても考えましたが、別れた後あかねはアクアの見境のない復讐を止めようと対立しているため、その見込みは薄いと思われます。
あかねはアクアの父親を直接殺そうとしていたことや、アクアと別れたことから闇落ちを心配されていますが、今の状況を考えると闇落ちする可能性はとても低いです。
先ほども説明したように、現在あかねは復讐のことしか頭にない、闇落ちしたアクアを止めようとしているからです。
あかねはアクアの味方でいたいという思いが強いため、アクアがあかねを復讐に巻き込んでいたら、二人一緒に闇落ちする可能性もあったかもしれませんね。
推しの子のあかねちゃん可愛すぎる 闇堕ちしそうな主人公に正論ブッパして納得させる話より一緒に堕ちるヒロイン好きすぎて pic.twitter.com/J5B33dWKZm
— なち (@xcgXZajf2wLyAHa) August 11, 2021
カミキヒカルとの関係は？死亡フラグについても解説！
あかねとカミキヒカルは直接の関係はありません。ただ、あかねはアイを殺したアクアの父親がカミキヒカルであることに一番に気づいています。
また劇団ララライのOBであるカミキから映画の授賞式で花を贈られており、相手からも間違いなく認知されています。
そのため、あかねがカミキに殺されてしまうのではと心配する声は多く、実際にカミキが黒幕だと気づいてすぐ、歩道橋から突き落とされるという事故にあっています。
相手が自分の不注意だと謝罪したため大きなトラブルには発展しませんでしたが、本当に一般人が故意なくぶつかっただけなのでしょうか。
カミキの手先があかねを殺そうとした可能性も否定できません。
このように既に危険にさらされているあかねですが、他の死亡フラグにも注目が集まっています。
1つはあかねの目の星です。
推しの子には目に星のマークがある人物が数人おり、この星はカリスマ性のようなものを表していると考えられています。
カミキがこれまでに殺したアイと新人女優の片寄ゆらは、二人ともこの目の星を持っていました。
カミキは片寄ゆらを殺した時に「価値ある君の命を奪ってしまった僕の命に重みを感じる」と言っており、かなりのサイコパスであることが分かります。
そんなカミキに、目に星を持つあかねが接近しているため死亡説が噂されています。
また６話で描かれた、有馬かなのインタビューもあかねの死亡フラグとして注目を集めています。
ほんまやめろよ
あかねの死亡フラグとか許さんぞ pic.twitter.com/xm8Uga4FED
— Calm (@calm1231) April 14, 2022
有馬はインタビューで「天才だってナイフで刺されればお陀仏です」と述べており、これが有馬のライバルであるあかねについての発言ではないかと推察されています。
さらに、アクアの幼稚園での過ごし方を描いた何気ないシーン（7話）にもあかねの死亡フラグが隠されています。
幼稚園児でありながら分厚い小説を読むアクアとそれに驚く先生。
一見ただのクスっと笑える場面に思えますが、実はアクアが読んでいる小説とその著者である京極夏彦は実在し、この作品に登場する織作茜（おりさく あかね）という人物は死亡してしまいます。
死亡フラグが乱立し危機的な状況ですが、あかねには何とか生き残ってほしいですね。
『推しの子』目の星の意味は？
現時点では目の星の意味は明らかになっていませんが、カリスマ性や特別なオーラを表していると考えられます。
また作中では、自信から来るものや、嘘を真実だと思わせる力というような表現もされています。
この目の星はアイとアクア、ルビー、あかね、カミキヒカル、片寄ゆらの6人に現れています。
目の星は当初、アイとその子供であるアクア、ルビーにしかなかったため、遺伝による身体的な特徴だとも考えられていました。
しかし、血縁関係にないと思われるあかねや片寄ゆらの目にも星があることや、星が感情の強さによって消えることが明らかになった現在では、遺伝によって目が星の形になっているという解釈は難しいでしょう。
また目の星は基本的に白色で、マイナスの感情が強いときには黒色になると考えられます。
目の星については今の段階では謎が多いですが、これから物語が進む中でその重要な意味が明らかになると思われます。
ぜひ目に星を持つ人物に注目して読み進めてみてください。