あそこではたらくムスブさん全巻無料で読む方法紹介!漫画バンクは危険|アプリでタダ?モリタイシ作

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悩んでいる人
『あそこではたらくムスブさん』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。 

『あそこではたらくムスブさん』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『あそこではたらくムスブさん』はこちらの小学館が運営する漫画アプリサンデーうぇぶりにて全巻無料で読むことができます。

サンデーうぇぶり

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『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『サンデーうぇぶり』では『あそこではたらくムスブさん』を惜しげもなく1巻から最終巻まで全巻無料で公開してくれています

 

安心安全に、そしてタダで『あそこではたらくムスブさん』を読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法が最もお得です。

 

また『サンデーうぇぶり』では、『あそこではたらくムスブさん』以外にも

  • 名探偵コナン
  • YAIBA
  • MAJOR(MAJOR2nd)
  • からかい上手の高木さん
  • あしたは土曜日
  • ふだつきのキョーコちゃん
  • 恋に恋するユカリちゃん
  • くノ一ツバキの胸の内
  • ドロヘドロ
  • GS美神 極楽大作戦
  • だがしかし
  • よふかしのうた
  • 犬夜叉
  • らんま1/2
  • 境界のRINNE
  • うる星やつら
  • MAO
  • 今日から俺は
  • 天使な小生意気
  • お茶にごす
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
  • からくりサーカス
  • 月光条例
  • マギ
  • 烈火の炎
  • H2
  • タッチ
  • MIX
  • クロスゲーム
  • 信長協奏曲
  • BE BLUES!~青になれ~
  • 結界師
  • スプリガン
  • 名探偵コナン ゼロの日常
  • 湯神くんには友達がいない
  • アオイホノオ
  • 葬送のフリーレン
  • トニカクカワイイ
  • ハヤテのごとく!
  • 魔王城でおやすみ
  • ダンスダンスダンスール
  • 土竜の唄
  • チ。地球の運動について
  • アオアシ

などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。

サンデーうぇぶり

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また同じく小学館が運営する漫画アプリマンガワンや集英社が運営するヤンジャンも特にオススメです。

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ヤンジャン!マンガアプリで集英社の面白いマンガが読める!

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

『マンガワン』で無料で読める主な作品一覧
  • 闇金ウシジマくん
  • 土竜の唄
  • アイアムアヒーロー
  • ケンガンアシュラ
  • ケンガンオメガ
  • 今際の国のアリス
  • アフロ田中
  • 薬屋のひとりごと
  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
  • 青のオーケストラ
  • おやすみプンプン
  • 灼熱カバディ
  • 送球ボーイズ
  • 出会って5秒でバトル
  • 美味しんぼ
  • モブサイコ100
  • チ。地球の運動について

などなど…

 

『ヤンジャン』で無料で読める主な作品一覧
  • ゴールデンカムイ
  • GANTZ
  • キングダム
  • BUNGOーブンゴー
  • 東京グール:re(東京喰種:re)
  • DINER ダイナー
  • 高校鉄拳伝タフ
  • TOUGH-タフー
  • かぐや様は告らせたい
  • テラフォーマーズ
  • リクドウ
  • 久保さんは僕を許さない
  • TIEMPO-ティエンポー
  • 干物妹!うまるちゃん
  • サラリーマン金太郎
  • 息子がかわいくて仕方がない魔族の母親
  • 群青戦記
  • 元ヤン
  • ハチワンダイバー
  • LIAR GAME
  • 地獄先生ぬ~べ~
  • 来世ではちゃんとします
  • ここは今から倫理です。
  • 推しの子
  • 九龍ジェネリックロマンス
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • シャドーハウス
  • 少年のアビス
  • 明日ちゃんのセーラー服
  • ラジエーションハウス

などなど…

 

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『サンデーうぇぶり』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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サンデーうぇぶり

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『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方

『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムであるチケットポイントを使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。

 

『あそこではたらくムスブさん』も1日に最大5話まで読み進められます。

 

ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテムチケット』『ポイントのそれぞれの使い方を簡単に説明します。

『サンデーうぇぶり』のチケットとは?

チケットはチケットアイコン(↓黄色い線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。

各作品ごと1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。

つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです

サンデーうぇぶり

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『サンデーうぇぶり』のポイントとは?

『ポイント』は毎日、5~15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント(作品1話分に値する)を取得することが出来ます

 

サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読む事ができるという意味)

 

↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット(黄色い線で囲んである)』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。

15秒程度の広告を流しておく(見なくてもよい)だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです!

 

この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。

【重要】さらに今なら『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント=単行本3冊分

アプリのダウンロードは、もちろん無料です。

 

操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ!

サンデーうぇぶり

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『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む

『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります

 

その仕組みがこれ、

 

見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでを簡単にまとめると

ここまでのまとめ
  • チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
  • 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
  • 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む

以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。

 

遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/

サンデーうぇぶり

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『あそこではたらくムスブさん』見どころ紹介!

見どころ①絶妙な恋愛描写と同時にコンドームに関する知識を得られる!

同じ職場で出会った男女が恋に落ちるシチュエーションは王道的な展開ともいえます。

 

その中でもコンドームという品物を扱っている点が、今までの恋愛漫画と違うアプローチを行っているといえます。

 

コンドームという商品について、知っているけれどよく知らない、詳しく調べるのもどこか恥ずかしい、少しデリケートな題材を掲げながらも物語は進んでいきます。

 

コンドームの薄さや厚さ、製造過程、使用感、男性側だけでなく女性側にも手に取りやすい工夫を……などなど、砂上とムスブさんの恋愛模様を楽しみながらも自然と知識も得られる。非常に画期的な作品だと思います。

 

もちろんこの作品のメインは商品だけではありません。

 

砂上とムスブさんのキャラクター性、人物の丁寧な感情表現、そしてゆっくりと丁寧に進行していく恋愛描写、その合間に入り混じるコメディチックさが見事にマッチし物語を彩ります。

 

この物語には二人の関係を阻む人物が一切出てこないので、(むしろ周囲の関係者は応援ムード)恋愛の駆け引きのようなハラハラ感はありません。

 

その分二人にじっくりと焦点を当てて互いの気持ちの機微を丁寧に描いているので感情移入もしやすく、純粋な恋愛模様にときめくシーンが必ずどこかにあるはずです。

 

純愛を求めている方にもオススメの作品です!

見どころ②とにかくムスブさんが可愛らしい!

人物、とりわけ女性の描き方がとてもとても魅力的な作家さんです。

 

毎巻表紙を飾っているムスブさんを見て頂くだけでも伝わってくるものがありますが、キャラクターがとにかく可愛らしいのです。

 

最初はそこまで感情表現が豊かではないムスブさんですが、時折見せる笑顔がとにかく可愛らしい。

 

仕事を通して砂上との距離が縮まっていたムスブさん。

 

砂上の告白を受け、彼との関係に真剣に向き合い恋愛に対して思案する表情もまた素敵なのです。

 

時には親しい友人に相談して、見え隠れする自身の感情や砂上に対する印象などを吐露する場面も……。

 

もちろん仕事に対して真面目に取り組む姿勢も素敵で、この作品を読んでいくうちに砂上がムスブさんをどんどん好きになっていく理由がとてもよくわかります。

 

デリケートな質問に顔を染めて言い淀む姿や、ゴルフのフォームを取っていたことを咄嗟に誤魔化す場面など。

 

おしとやかなだけではない、年相応な可愛らしさが作品の至る所にちりばめられていて、砂上同様いつの間にかムスブさんの魅力にハマってしまう、なんて事もあるかもしれません。

見どころ③砂上のムスブさんへの一途さがストレートに刺さる!

ごくごく普通の会社員、砂上。

 

好きな人の前では良く思われたいために時には見栄をはったりする事もありますが、そういった見栄をとっぱらい一生懸命に彼女の役に立とうとする姿に好感を持ちます。

 

脳内に浮かぶ悩みや願望も共感できるものばかりでとても感情移入しやすいキャラという印象。

 

そしてプロジェクトを懸命に取り組む中で、砂上とムスブさんのの距離が徐々に縮まっていく様がとても伝わりやすく、自然と応援したくなります。

 

特別凄い力を持っている訳でも、ずば抜けた才能を持っている訳でもありません。

 

ごくごく普通の会社員です。

 

悩みもあってコンプレックスもあってムスブさんからの一挙所一等足に翻弄されたり暴走してしまう事もある。

 

嫌われるのが怖くて、思ったことが中々言えない時もある。

 

だけど好きな人のために一生懸命になれる。

 

優しくなれる。

 

思いやりを持てる。

 

いつも以上に仕事も頑張れる。

 

そんな、どこにでもいるようなごく普通の成人男性が彼なのです。

 

そんな彼だからこそ読者側が共感しやすく、ムスブさんへのひたむきな想いを心から応援したくなるのかもしれません。

見どころ④『僕と、付き合ってもらえないですか?』

二人でこなしていた仕事が遅くなり終電を逃したムスブさん。

 

朝までどう過ごそうか砂上は必死に考えながらまずはお腹を満たすことに。

 

目指したファミレスに着くと、ムスブさんの携帯が鳴り響きます。母親からの着信にムスブさんは正直に今の状況を伝えると、近くに住んでいる弟の家をすすめられたのです。

 

しかしあてにしたのもつかの間、現在弟は出張中のため家は不在という結果に。

 

話が振り出しに戻ってしまいます。

 

最終的には意を決した砂上が自分の家に泊まる事を提案し、ムスブさんはこれを了承します。

 

砂上の心の中で様々な想いが駆け巡りながらも、静かに穏やかに二人の時は流れていくのでした。

 

朝、ムスブさんを駅まで見送る道すがら、砂上は昨日の出来事を語ります。

 

色々大変な事があったけれど楽しかったと。

 

それに対しムスブさんも同じ気持ちだったと正直に答えました。

 

その言葉に、その姿に、想いが高ぶった砂上がとうとうムスブさんに気持ちをぶつけます。

 

「僕と、付き合ってもらえないですか?」

 

砂上の決死の告白……ムスブさんの気持ちは? そしてその答えは…?

 

二人の恋の行方に最後まで目が離せません!

『あそこではたらくムスブさん』登場人物紹介!

砂上 吾郎(さがみ ごろう)24歳

前任者より総合開発部の担当を引き継いだ社会人。

 

同じ総合開発部のムスブさんを、一年と七ヵ月前に見かけたときからずっと好意を持っています。

 

その外見だけでなく、同じ部署を通じてムスブさんの人となり、仕事に対する姿勢、人柄など色々な事を知っていく度にどんどん彼女を好きになっていきます。

 

ムスブさんの一言一言に一喜一憂したり、色々と考えすぎてしまう所があるため一人で落ち込んだり、から回ったり脳内で暴走しがちな面もありますが、喜怒哀楽がとても豊かなキャラで見ていて微笑ましくなることも。

 

彼女の力になれるなら、と懸命に頑張る姿に見ていて応援したくなるのです。

 

少し奥手で照れ屋だけれど、仕事には真面目で一生懸命。

 

そしてムスブさんに対しても一途で一生懸命です。

 

想いが募りとうとうムスブさんに気持ちを伝えた砂上。ムスブさんの気持ちと答えが気になります。

近藤 結(コンドウ ムスブ)26歳

総合開発部所属。コンドームの研究開発に携わっています。

 

仕事やプライベートでもコンドームについての研究に余念がありません。

 

少し落ち着いた雰囲気を纏っているさらツヤ黒髪美人。

 

仕事への姿勢はとても真摯。特にコンドームの事に関してはトークの熱量が段違いで変わる程熱心です。

 

時折見せる笑顔がとても可愛らしく、砂上のハートをいつも鷲掴みにしています(当の本人は気付いていません)

 

そしてムスブさん側もプロジェクトに積極的に力になってくれる砂上にありがたみと頼もしさを感じる事も。

 

そんな中、二人で仕事をこなしていた日に終電を逃してしまったムスブさん。その出来事が後の二人の関係を大きく変える転機に――

 

砂上に告白されたことがきっかけで、今まで誰かを好きになった経験のないムスブさんが初めて自身の気持ちに目を向けることになります。

 

いつもどんな時もムスブさんを助け、そして優しかった砂上。彼の事を相談をした友人にも、彼の事を褒められてとても嬉しかった様子のムスブさん。

 

彼はどんな服装が好みなのかなど、今まで気にならなかったことが気になりだしていきます。

 

最初の頃と比べてもどんどんと表情豊かになっていく彼女の姿がとても愛らしくいじらしいのです。

 

砂上の告白にムスブさんはどんな答えを返すのか…!?

刑部 尽

ちょっとキツネ目の開発部先輩研究者。

 

普段から軽快な口調で話し、性に関してとても開けっぴろげ。

 

それでいて物事をはっきりという姿勢はどこか好感が持てます。

 

人との距離感がとても近く(男女問わず)飲み会の席ではそれが顕著です。

 

オマケ漫画でストレートかつスマートにラブホテルに誘う姿が描かれ、そのイケメンっぷりが印象的なキャラクターです。

 

『あそこではたらくムスブさん』序盤ネタバレ紹介!

第1話

湘南ゴム工業株式会社、総合開発部の前任担当者より業務を引き継いだ砂上 吾郎(さがみ ごろう)

 

そこで一緒に仕事をする事になったのが、結(ムスブ)でした。

 

社内でたまに見かける彼女にずっと前から一目ボレをしていた砂上。

 

『総合開発部の結さん』それ以外の情報を一切知る事はなく、今日ついに念願の彼女と接点のある部署へ……砂上のテンションも上がっていきます。

 

しかし。

 

「よろしく…お願いします」

 

想いを抱いていた彼女と漸く接点を持てた事に胸を高鳴らせる砂上でしたが、彼女の反応は素っ気なく挨拶もそこそこにすぐにその場を立ち去ってしまいます。

 

その対応に砂上は少し凹みつつも、彼女と初めて挨拶が出来た喜びと改めて気付いた魅力をゆっくり噛み締めます。

 

「儚げで透明感のある…それでいて芯の強さも感じられるような…ステキな声だったなァ…」

 

目を瞑りながらしみじみと感じ入っていたその時。

 

「あのっ…ちょっと待ってください」

 

その場を離れていたムスブから声をかけられます。

 

「試作品なんですけど…良かったら使ってみてください」

 

ムスブから渡されたもの、それはなんとコンドームでした。

 

そう、先ほどムスブが挨拶もそこそこにその場を離れたのは、コンドームを彼に渡すためだったのです。

 

「感想…また聞かせてください」

 

お辞儀をしてその場を立ち去るムスブ。

 

残されたのは掌の上の一つのコンドーム。

 

二人が勤めている湘南ゴム工業株式会社は、主にゴム製品を製造している会社です。

 

その中でムスブはコンドーム研究開発を担当していたのでした。

第2話

「え~~今回の新製品は男性器の先端…いわゆる『カリ』の部分の大きい人にも快適な着け心地を実現したもので――すなわちカリ部分のフィット感…」

 

――新商品ネーミング会議、そう銘打った場の中で男性社員の淡々とした口調に砂上はなんとも言えない表情を浮かべています。

 

「そこで僕が提案したいキャッチフレーズはズバリ『アリえない程のカリ暮らし』…」

 

(良いのか…?ただただ女性を囲んで猥談をしているかのような…)

 

それが真面目な会議だと分かっていても、日常聞きなれない言葉が並べられる事に内心戸惑いを見せる砂上。

 

「それでは、商品名の案を出していきましょう。結さん、どうですか?」

 

しかし複雑な心境の砂上をよそに、商品名の案を出されたムスブははっきりとこう答えます。

 

「……そうですね…『カリブト君』…なんてどうでしょう?」

 

ムスブの返答に思わず吹き出してしまう砂上、あまりの衝撃にこらえきれなかったようです。

 

場面は変わり、会議の後ムスブに呼び止められる砂上。

 

「あのっ…砂上さん…ちょっと良いですか…」

 

(結さん…!! な、名前を呼ばれた~~~~)

 

砂上は初めてムスブに名前を呼ばれた事に感動し、満面の笑みで振り返ります。

 

「な、何でしょう」

 

「先日、お渡しした試作品ですが…ご使用されました?」

 

面と向かって尋ねられた質問に今度は思いきり固まってしまう砂上。

 

(ご使用…されてないですけど…)

 

そんな彼の複雑な心境に気付くはずもなくムスブは続けます。

 

「差し支えなければ使い心地など聞かせていただけたら…」

 

――ここで正直に使っていないと伝えたらガッカリされてしまうかもしれない。

 

――しかし使いましたと伝えたら、いもしないパートナーがいるということになってしまい、ムスブにあらぬ誤解を与えてしまう。

 

(どうすれば…!?)

 

「イマイチ…でしたか…?」

 

砂上が見えない答えをぐるぐると考えていた時、何の返答もない彼の様子にムスブは伺うように問いかけました。砂上は思わずハッとします。

 

「いえっ…そんなことっ…良かったですよ…!!」

 

「本当ですか?! 詳しくお聞きしてもいいですか?」

 

砂上の咄嗟の返答にぱあっと表情が和らぐムスブ。

 

「ちなみにお相手の方は何て?」

 

対する砂上は再び表情を強張らせながら、声を絞り出すように答えます。

 

「一人です…」

 

「一人…?」

 

「一人で…使ったんで…」

 

ふつうに「すみません、まだ使ってないです」と答えれば良かったと今年一番後悔した砂上なのでした。

第3話

「どちらが良いですか?」

 

ムスブの手には二つの形状の棒、その上をゴムが覆っています。

 

どちらが良いか尋ねるムスブ。砂上は気恥ずかしさに俯きながらも指を差します。

 

「え…………っと…じゃ、じゃあ…す…ストレートタイプの方で…」

 

「わかりました」

 

ただいまムスブと砂上の二人はコンドーム作りの体験中です。

 

本来は機械によってオートメーション化されているものを、今回は手作業での製造過程を体験することになったようです。

 

「手順としてはまず型の周りにコンドームの原料をつけていきます」

 

特殊な機械を使い、その工程を見守る二人。

 

ムスブさんが丁寧に説明していきます。

 

「あ、これは自動に戻るんですか」

 

「戻りの時間の早さによってコンドームの薄さが調節されています。原料がついたらこちらの機械で一度乾かした後、風を当てて冷まします。そうしたら先程の機械でもう一度原料をつけます。二度づけが基本です」

 

その説明に串カツの逆ですね、と軽い調子で返す砂上。

 

「え?」

 

「あ、いや…串カツはソースの二度つけが禁止されているので…その…」

 

「そうなんですね」

 

それに対し串カツとは違い何故二度づけが必要なのかの説明を、これまた丁寧に返すムスブ。その真面目な返答に砂上は自身の軽率な発言に恥ずかしくなってしまい、顔を赤くしてしまいます。

 

「それでは先程と同じように乾かしていきます。完全に乾きましたら、端から巻き上げていってリング部分を作ります」

 

ムスブ指導の元、砂上が手作業を行います。棒状のものに巻き付いたゴムにお湯をつけてはがしやすくしたら、ある粉をかけながら巻き取っていきます。

 

「この粉は…?」

 

「二酸化ケイ素です。ゴム同士付着するのでそれを防ぎます」

 

「あ、なるほど」

 

「外したものを伸ばして、くるくる巻き上げていきます」

 

「おおおコレは…」

 

ムスブさんの言うとおりに手作業を続けていくと、コンドームの形が出来上がります。

 

「潤滑ゼリーを加えて、包装をして完成です。記念にどうぞ」

 

「おお~~~~~~!」

 

渡されたゴムの見事な出来上がりに感動する砂上。

 

「実際は最後に熱処理を施して強度を上げる必要があるので、このままでは耐久性に難アリで使えませんけど」

 

「あ、そうなんですか」

 

「『医療機器法』によって細かい規定がありまして、しっかりとした品質管理の元製造されたモノだけが使用できる決まりになっています。あ、でも…お一人で使う分には問題ありませんので」

 

丁寧な説明の後、爽やかな笑顔で伝えるムスブ。そんな爽やかさとは裏腹に砂上には衝撃が走ります。

 

その夜、眠る間際にもムスブのその台詞が何度も浮かんできてしまう砂上なのでした。

第4話

(結さん…)

 

とある日の休憩中、砂上はホットドッグを齧りながら物思いに耽ります。空にムスブの姿を思い描きながら。

 

(結さんのことがもっと知りたい…身長、出身地、趣味、好きな食べ物に家族構成……でも、まず何よりフルネーム…!)

 

ムスブの下の名前がとても気になる砂上。

 

結 祥子(ムスブ ショウコ)結 幸子(ムスブ サチコ)など様々な名前を思い浮かべます。

 

「子が付く名前な気がするな…よし! 今日は思い切って聞いてみよう」

 

決意も新たに総合開発部のドアを開ける彼の目にまず飛び込んできたのは、右にはソーセージを、左手にはコンドームを被せた棒状のものを持って、デスクの前に座っているムスブの姿でした。

 

その光景に思わずあんぐりと口を開けてしまう砂上。

 

「お疲れ様です」

 

「あ、ど、どうもっ…えっと…何か…スゴい食事スタイルですね…」

 

「え? ああ、コレですか…? 新製品のアイディアなんかを常に考えていたりするので…それこそ食事中や通勤中とか、意外に普段の生活から着想することの方が多いんですよ」

 

「あ! じゃあそのソーセージなんかも、イメージをふくらませるためにですか?」

 

「え? いえ、これは手軽に食べられるし好きなだけですけど」

 

(しまったァ~~~~~~~~…!!!)

 

ナチュラルに性的な目で見ていたことがもれ出てしまい、砂上は内心焦りまくってしまいます。その結果。

 

「そそ、そういえばっ…結さんって名前っ…何て言うんですか…!?」

 

一番聞きたいと思っていた事がぽろりと零れ落ちます。

 

「名前…?コンドウ…ですけど」

 

「コンドウ…?……??」

 

名字が結だと思っていたのにコンドウ?? 脳内で処理が追い付かないまま、ムスブの食事タイムが終わりそのまま退室してしまいます。砂上の頭の中のクエッションマークは消えません。

 

「えーーーと…結…コンドウさん…?」

 

「ふつうに近藤が名字だよ」

 

未だ困惑中の砂上の疑問に、同じ開発部主任の富山が答えてくれました。

 

漸く点と点が結びついて理解する砂上。

 

(あ…近藤 結(コンドウ ムスブ)さん…?!」

 

(コンド―ムスブさん…!!!)

 

そんなよくできた名前が本当に本名なのか、砂上は驚きを隠せません。

 

しかし結の名前は本人や富山が答えていた通り、近藤 結で間違いないようです。

 

(うーーむ…え? て、ゆーことは…今まで下の名前で呼んでたのか…)

 

困惑していた砂上ですが、今まで彼女の名前を呼び続けていた事実に気付くと、ドキドキときめいてしまうのでした。

『あそこではたらくムスブさん』の世間の評価は?

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