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『冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する』6巻を無料で読む方法は？
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『冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する』6巻ネタバレ紹介！
第20話
前話で武器屋に行ったとき、魔法練習キットをもらったラビは、それから毎日魔法の練習をします。
しかし魔力は流せても魔法の発動はなかなかできないでいます。
そんな中練習するラビを見て、ラビの友達、ダイアナはなぜそこまでして魔法を覚えたいのか尋ねます。
その質問にラビはお父さんの役に立ちたいと答えます。
そんな会話をしている間ラビの父ダグラスは、自身に弱体化の魔法をかけたと疑われる元パーティーメンバーの勇者、アランを捜索していました。
聞き込み調査など、懸命に探しますが、目撃者全員がアランを「元気だった」と答える所にダグラスは不信感を抱きます。
場面が変わりダイアナが家を飛び出だす所から始まります。
なんでも父のエイハブが娘の手伝いを断ったことが原因のようです。
なぜ断ったのかダグラスはエイハブに問います。
エイハブは、冒険者の憩いの場であるこの酒屋では一切の手を抜いてはいけないと考えており、未熟な子供がお手伝いをする場ではないと言いました。
それを聞いて複雑な表情を見せるダグラスをエイハブの妻、モカが呼び止めます。
なんでも手伝いをさせないのは、子供用に作られていない店で動くのは危ないからだそう。
エイハブの不器用な優しさが垣間見えます。
子供たちのせっかくの提案を無駄にしたくないダグラス。
必死に考えて、ダイアナ、ラビの二人でお店をやらないかと持ちかけます。
二人の返事はもちろんYES。
早速お店の準備に取り掛かります。
食材を運ぶ途中、レモンを落としてしまうラビ。
転がったレモンを追いかけると、フードを被ったやつれた男が拾ってくれました。
その男はおそらくアランなのですが、それを知らないラビは、彼を自分の店に招待します。
場面は変わり、二人の店の開店直前になりました。
二人が開くのはレモネードの屋台。
エイハブはよくできたもんだと感心しますが、肝心の二人は緊張でがちがちになっています。
やるぞと意気込むのもつかの間、一人の女性が飲み物を注文します。
極度に緊張しているダイアナは、挨拶も忘れ、お客の女性にお水をかけてしまいます。
失敗の連続にダイアナは自分の不甲斐なさについに泣き出してしまいました。
たまらず二人のもとに向かおうとするエイハブ。
それをモカが引き止めます。
大丈夫だとダイアナを励ますラビ。
お客の女性もすぐ乾くと言ってくれました。
やっと完成したレモネードを飲む女性。
「うまいぞ！！」と男らしい口調でいった女性の声で次々と人が増えていきました。
もうお分かりかと思いますが、女性の正体は変装したダグラス。
持ってきたレモネードを夫婦にも飲ませます。
不器用ながらもエイハブは二人のつっくたレモネードを褒めます。
アランと思われる男も来て、店が終わりました。
帰るなり二人は疲れで眠ってしまいました。
第21話
エイハブの店にほかの街から来た冒険者が飲んでいて、ダグラスについて話しています。
ダグラスの功績はハッタリではないかと疑っているようでした。
しびれを切らしたエイハブはダグラスの武勇伝を次々と披露します。
すっかりその冒険者もダグラスのファンになってしまいました。
食事も終わり、宿で寝る準備をしていたダグラスとラビ。
ふとラビはダグラスの目の上の傷について尋ねます。
その理由をダグラスは話し始めました。
オークの集団をソロで討伐してしまったダグラス。
依頼人にも驚かれます。
そんな中急に魔物が出たという叫び声が聞こえてきて、すぐにギルドを飛び出します。
そこにいたのは子供といえども巨大なサイクロプス。
こんな町中に来たサイクロプスに不信感を抱きます。
よく見るとサイクロプスは泣いていて、手には先日討伐したオークの腕が。
オークに育てられたサイクロプスが仇討ちに来たのでした。
それを泣く泣く仕留めたダグラスは、その街の住人になぜオーク討伐を依頼したのかといました。
何もしていないが、ただ不気味だったからと答える住人達。
この経験からダグラスは魔物に対しても無意味な殺生をやめるべきだと考えるようになりました。
討伐時にできた目の上の傷は強い恨みをこめられ、完全回復の呪文でも治らないそうです。
それでも父の傷を気遣うラビのやさしさに感嘆し、二人は眠りにつきました。
場面は変わり、あらんと、アランそっくりの謎の人物が登場します。
アランはひどくやつれているようでした。
二人はなぜかダグラスをとらえる計画を立てています。
娘が弱みだと考えた偽物は反対するアランを差し置いて、ラビをとらえろと命令します。
翌日いつものように魔法の練習をしているラビに出会ったアラン。
まだその少女がラビであるとは知りません。
ひどくやつれているアランは、ラビの目の前で倒れてしまいます。
ダグラスの娘だとつい口を滑らせてしまったラビにアランはダグラスのもとに案内するよう言います。
第22話
ラビを迎えに行こうとするダグラス。
ドアを開けると立っていたのは偽物のアランでした。
その正体は、トレーススキルを使っていたかつてのパーティーメンバー、エドモンドでした。
いきなり最高位魔法を放ち、店を燃やしたエドモンドは続けて、ラビを誘拐したと告げます。
しかし、燃えた店には子供もおり、一刻も早い救助が必要です。
ここで一つ疑問が浮かびました。
ダグラスは過去暗殺者に狙われたことのあるラビのため、クック鳥という貴族御用達の戦闘型の警護鳥を付けていたのです。
なぜクック鳥が作動しなかったのでしょうか。
クック鳥はいかなる速さの敵も視認しますが、急に消えた相手には勝ち目がなかったのです。
エドモンドとアランの計画の密度がうかがえます。
動揺して激高するダグラスにクック鳥が蹴りを入れて落ち着きを取り戻させます。
なぜ自分を狙うのか尋ねるダグラス。
エドモンドは衝撃の回答をしました。
アランにかけられた呪いが、ダグラスの解呪によって自身に跳ね返り、体が弱り切っているとのこと。
娘の無事と引き換えに呪いをまた引き受けろというエドモンド。
辺りに緊張が走ります。
第23話
エドモンドの過去から話が始まります。
10歳にして最高位魔法を習得してしまい、神童と呼ばれていました。
周りは自分の才能ばかり見る中、自分の中身を見てくれるのは母だけでした。
一人船に乗っていたエドモンドはぼろ衣を着た少年に魔法を見せてと話しかけられます。
最高位魔法を見せつけるエドモンド。
しかしその少年は無詠唱でそれをやってのけます。
その圧倒的な実力を見てエドモンドは少年の名を尋ねます。
名はアラン・ドラムーン。勇者アランでした。
回想が終わり、ラビを抱え、透過マントで隠れるアラン。
なぜこんなことをするのかというラビにアランは言葉を詰まらせます。
呪いを引き受けるよう促すエドモンドに対し、ラビを残して死ねないとダグラスはきっぱり断ります。
そう来ると思っていたエドモンドは町に最高位魔法を放ちます。
それを二重スキルで止めるダグラス。
しかし、エドモンドはこの日のために武器をたくさん仕組んでいたのでした。
呪詛を自分が直すと強く意気込むダグラスに対し、エドモンドは今までの自分とアランの努力を否定するのかと激高します。
あまりの激高ぶりになぜアランたちはじぶんを恨んでいるのか尋ねます。
その返事もせずついに変貌の呪いという奥義を出すエドモンド。
その言葉にラビは反応しました。
どうやら変貌の呪いという言葉を知っているようです。
何かとてもつらい記憶を思い出してしまったラビ。
「お父さんをいじめないで！」という言葉とともにラビの光魔法と思われる光が一面を覆い、次巻に続きます。