ハーバード卒ONE創設者チャトリの壮絶な経歴!資産300億円以上?RIZIN榊原信行との関係は?ONEはアジアを制覇するのか?

ONE Championship

 

「アジアの格闘技は5千年の歴史を持つ文化。その本物の格闘技をONE Championshipを通して提供したい。」

 

そう熱く語ったのはONE Championshipをアジア最大の格闘技団体に仕立て上げたチャトリシットヨートンCEO。

 

 

ONEを1代で築き上げたチャトリ氏。

 

 

そんなチャトリ氏やONEの勢いは止まらず、このままアジアを制圧してしまうのか?

 

 

 

RIZINや国内MMA団体を取り込んでしまうのか?

 

 

ONE創設者であり、敏腕経営者チャトリ氏の経歴からONE Championshipの今後の展望についてまとめています。

 

 

是非、最後までお付き合いください。

チャトリシットヨートンCEOの経歴・プロフィール

チャトリシットヨートンの生い立ち、ムエタイとの出会い

チャトリ氏は、日本人の母タイ人の父の元に生まれます。

 

 

日本の血とタイの血を受け継いだチャトリ氏は、タイの裕福な家庭で育ちます。

 

 

裕福というのは、チャトリ氏の父は会社を経営していたからです。

 

そんなチャトリ氏は9歳の頃、父に連れられて見に行ったムエタイに衝撃を受けます。

 

 

「何だこの美しいスポーツは!」

 

 

目を輝かせながらムエタイを観戦し、思います。

 

 

「これこそが自分のやりたいことだ!!!」

 

 

すぐに「ムエタイを習いたい」と母に相談するも、母からの許可は、なかなか下りませんでした。

 

 

ですが根気よく直談判を繰り返した結果、13歳でようやくムエタイを習い始める事が出来るようになり、多くのムエタイ王者を輩出した名門ジム、シットヨートンジムに入門します。

 

シットヨートンジムの会長のヨートン・セナーナン師匠からは、技術の他に、人生哲学人生を生き抜く上での知恵などを教えられたと言います。

 

 

 

今の通り名であるチャトリ・シットヨートンのシットヨートンの部分は、そんな尊敬できるヨートン・セナーナン師匠から取っています。

 

 

 

チャトリ氏は、学業に専念する傍ら、ムエタイにも本気で取り組みます。

 

 

 

ムエタイの練習は毎日5時間ほど行い、試合も30戦以上行う、バリバリのファイターでした。

 

 

高校卒業後は、世界屈指の名門大学タフツ大学へと進学。(小説家の村上春樹さんも在籍していた大学としても知られています。)

 

 

チャトリ氏は、進学のため単身渡米します。

父の破産から超名門・ハーバード大学へ進学 実業家としての実績

 

大学では経済学を専攻し、勉学に励みます。

 

裕福な家庭に生まれ、名門大学へ進学。

 

 

そんな順風満帆な人生を送るチャトリ氏に、ある不運な出来事が起きてしまいます。

 

 

父親の会社の倒産です。

 

 

チャトリ氏の父は家族を捨て逃げてしまいます

 

 

タイに住んでいたチャトリ氏の家族は一時期、ホームレスになってしまったそう。

 

 

チャトリ氏もアメリカで1日1食の生活を余儀なくされてしまいます。

 

 

 

そんな困窮した生活に陥りましたが、逆境をはねのけ、大学卒業後は、大手の資産運用会社に就職します。

 

 

ですが、わずか3年で退社。

 

 

その後、経営学を本格的に学びたいとハーバード大学への進学を果たします。

 

 

絶え間ない努力の末、ハーバード大学では経営学修士(MBA)を取得。

 

 

大学を卒業後、

経営学の本質を学んだチャトリ氏は、自身で会社の立ち上げを試みます。

 

 

ハーバード大学で学んだ経営学を駆使して、インターネット系のベンチャー企業などを設立。

 

 

その後、成長した自身の会社を売却し、巨額の富を得ます

 

 

まさかの自身の会社を買収させてしまいます!

 

 

経済的に成功し何不自由ない生活を送るチャトリ氏ですが、何か物足りなさを感じてしまいます。

 

そんな時、ふと思います。

サッカーや野球は世界的規模でビジネスが成り立っているのに、格闘技はそうではない。一部の国(アメリカ)や団体(UFC、Bellator)だけだ。日本には空手や柔道、合気道などがある、韓国だとテコンドー、タイだとムエタイ、中国だとカンフー、ロシアだとサンボがある。そういうアジアの格闘技文化を後押ししたい。アジアの価値を上げたい。今がアジアで大きなスポーツリーグを作る時だ。

 

そう考えたチャトリ氏は、その大きすぎる夢を叶えるため奮闘します。

 

 

実業家チャトリシットヨートン氏としての活躍が始まります。

チャトリシットヨートンONE Championshipを設立 

 

まずチャトリ氏が格闘技団体を作る前に行ったことは、格闘技ジムを作る事でした。

 

 

自身の会社を売却して得た資金を惜しみなく使い、シンガポールにEVOLVE MMAというメガジムをオープンさせます。

 

 

チャトリ氏自身も、選手育成や一般会員の指導に奮闘します。

格闘ジムは汚くて暗い所というイメージを払拭するほど清潔感ある広いジムですね。

 

ホテルですか?w さすがシンガポールクオリティーです!

 

 

その後、2011年にシンガポールを拠点とするONE Championship(元ONE FC)を設立。

 

 

2011年9月に記念すべき第1回大会がシンガポールで開催されました。

 

 

メインイベンターには、現在(2019年3月28日)ONEライト級王者のエドゥアルド・フォラヤン選手が務めました。

パッキャオ絶賛!フィリピンの英雄エドゥアルド・フォラヤンの経歴、戦績紹介!貧困ゆえの苦労、嫁や子供は?青木真也との激闘などを紹介!

 

チャトリ氏は、ONE旗揚げ当時の事をこう振り返っています。

最初の3年間は誰も相手にしてくれなかった。従業員もいなく、テレビも相手にしてくれない。またスポンサーも見つからず、ファンもつかなかった。

 

最初はうまく事が運びませんでしたが、チャトリ氏の経営手腕が発揮されONEは急成長を遂げます

 

 

チャトリの熱熱なオファーと潤沢な資金を盾に、青木真也選手を筆頭に数多くの有名格闘家がONE Championshipと契約。

 

 

フォラヤン選手のような無名のローカルファイターを発掘し育て上げ、世界に通用するファイターをチャトリ氏が生み出します。

 

 

 

2019年にはUFCフライ級絶対王者のデメトリアス・ジョンソン選手やUFC、Bellatorの2団体で王者になったエディ・アルバレス選手と契約するなど、一流ファイターをONEに呼び込める事を世界に知らしめました。

 

 

 

また2019年のチャトリ氏のインタビュー記事では、ベンチャーキャピタル(投資会社)から300億円以上の出資を受け、その資金を全額ONEに投資している事を明らかにしています。

 

 

お金関連のエピソードでは2018年に6月に行われた長谷川賢VSアウンラ・エヌサンのミドル級タイトルマッチの激闘に感銘を受け、両選手にファイトボーナスとして、自身のポケットマネーから500万円を提供するという太っ腹な一面も持ち合わせています。(試合結果はエヌサンがKO勝ちしています。)

 

 

 

 

大躍進が止まらないONEの今後の展望として、「3年後には、毎週末、アジアのどこかでイベントを開催する事を目標にしている」とチャトリ氏は語ります。

 

 

単純計算で1年間、52イベント!!!半端なさすぎますw

 

 

2019年にはジャカルタ、クアラルンプール、マニラなどの12の主要都市で45のイベントを開催する予定だそうです。

ONE Championshipとは?(ONEチャンピオンシップとは?) ONEのルールと視聴方法

ONE Championshipを知らない方のために基本情報を載せておきます。

 

 

ONE Championshipはアジアを中心に展開している格闘技団体です。

 

 

 

メインは総合格闘技(MMA)ですが、型にはまらず、キックボクシングの試合やボクシングの試合またはグラップリングの試合を積極的に行っているマルチな格闘技団体です。

 

現在、世界138の国と地域で、約17億人がテレビなどで視聴可能と言います。

 

 

日本ではインターネットテレビ局のabemaTVから無料で視聴できます。

↑格闘ファンからしたら有難すぎます! 

 

 

格闘技の市場規模ではアメリカのUFCに次ぐ世界2位との呼び声が高いです。

 

ONEのスポンサーも大企業揃いで、

ディズニー、ホンダ、アンダーアーマーなどがついています。

 

ONEの総合格闘技のルールも独特です。

 

UFCでは禁止されている、頭上へのヒジ打ちやグラウンド状態での頭部へのヒザ蹴りが許されているのです。

 

チャトリ氏曰く、

「よりリアルな格闘技を目指しているから」だそうです。

 

 

試合が判定までもつれ込んだ場合の判定方式は、ラウンド毎の採点ではなく、全ラウンドを通しての判定となります。UFCでは、ラウンド毎の判定方式なので、そこが違いますね。

ONEとRIZINの関係 チャトリと榊原信行は仲が悪い? ONEのパンクラスと修斗との提携について

 

結論から言うと、榊原氏の事はリスペクトしているそうですが、

RIZINには物足りなさを感じているとチャトリ氏は言います。

 

また、こんのような事も公言しています。

RIZINに出場している選手は、日本ではトップファイターかもしれないが世界レベルは、そうではない。その点、ONEは世界から本物のトップファイターを集めている。現時点ではONEとUFCだけが世界的ファイターを獲得している。

言ってしまえばRIZINとONEは競合しているわけですので、チャトリ氏はRIZINをと見ていても仕方ないですね。

 

 

それに対してRIZIN代表の榊原信行さんは、ONEと親密な関係を築きたいそうですが、依然としてコンタクトは取れていないと言います。

 

 

個人的にはONEとRIZINが共同して興行を催して、対抗戦なんかしたら、さらに格闘技が盛り上がると思うのですが、実現は難しそうですね。

 

 

また、ONEはパンクラスと修斗との提携を発表しました。

 

 

これにより、ONEに出場したパンクラスと修斗の選手が他団体のイベントに参戦するには、ONEの許可を取らなければ出場する事が出来なくなりました

 

ますます、RIZINとの確執ができてしまいそうです。 😥 

まとめ 

ものすごい勢いでアジアを手中に収めようとするONE。

 

RIZINは、ONEに下ってしまうのか。

 

 

資金力では圧倒的に劣るRIZIN。

 

 

ONEもひれ伏すくらいの大物と契約できるかがRIZIN存続の鍵ですね!

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