チ。漫画の最後の結末は？ラファウや神父その後の最終回はどうなる？アニメのラストは？地球の運動について

『ビッグコミックスピリッツ』にて2020年から2022年まで連載されていた『チ。ー地球の運動についてー』は、漫画ファンの中で大人気の名作です。

現在は既に完結しており、全８巻と、読みやすいため気になっている人も多いのではないでしょうか？

また、アニメ化も決まっており2024年に放送されることが明かされています。

それでは、『チ。地球の運動について』の最終回のネタバレ、あらすじ概要について見ていきましょう。

『チ。地球の運動について』を全巻無料で読む方法は？

『チ。地球の運動について』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。

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この記事を執筆している現在では第1巻から最終巻まで読むことができます。

安心安全に、そしてタダで『チ。地球の運動について』を第1巻から最終巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。

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『チ。地球の運動について』あらすじ紹介！

『チ。ー地球の運動についてー』の舞台は、15世紀のヨーロッパの「P王国」。

「P王国」では、「C教」という宗教が中心となっていました。

その当時は地球を中心に太陽を含めた「天」が動いているという「天動説」が主に信じられていました。

その逆の説である「地動説」は神への冒涜とされ、信じることはもちろん、口にするだけで異端とみなされ、弾圧されるような状況でした。

その時代を生きる主人公・ラファウは齢12歳にして大学で神学を勉強する予定でしたが、地動説に魅了され、極秘の研究を始めることになります。

様々な困難を乗り越え、信念を貫き、ラファウは研究を進めることができるのでしょうか？

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『チ。地球の運動について』最終回までのおさらい！地動説との出会い

地動説との出会い

教師をしているポトツキの義息子であるラファウは、12歳で大学への進学が決まるほど優秀な生徒でした。

学習の一環で天体観測をしていたラファウは、ポトツキによってすぐに辞めて神学に専念するように言われます。

ラファウが疑問に思っていると、「禁じられた研究」をした異端者として捕まっていたフベルトの身柄を引き取って欲しいと頼まれました。

そして、全てを見透かしているかのような異端者フベルトに出会います。

そこで、フベルトによって「禁じられた研究」である「地動説」を教えてもらい、その美しさに魅了されたラファウは天文学の道へと進むのでした。

フベルトの死とポトツキの密告

フベルトは異端審問官であるノヴァクに見つかり、二度目の逮捕によって焼かれて殺されてしまいました。

しかし、フベルトはラファウに、地動説について書かれた大量の資料を預け、死んでいったのです。

その後地動説研究に心血を注ぐラファウでしたが、義父であるポトツキにバレてしまいます。

その反応は意外なもので、計算結果を修正したりと、半ば黙認するようなものでした。

しかし、ノヴァクに脅されたポトツキはラファウが異端研究をしていることを密告してしまうのでした。

拷問されるかどうかが決まる最後の裁判でラファウは、地動説を信じていることを宣言します。

その後なんと自ら毒を飲み、拷問される前に命を落とすのでした。

10年後の地動説

それから10年後、代闘士であるオクジーとグラスはある日異端者を送る車の護衛任務を任されていました。

車内で異端者に唆され、フベルトやラファウが残した資料のもとへ辿り着き、そこで地動説と出会います。

地動説について詳しく知るために二人は修道士バデーニのもとに向かいますがその道中の橋が崩壊し、グラスはオクジーに託すような形で死んでしまいます。

異端者たちが繋いだバトンを受け取ったオクジーはバデーニに石箱の書類を見せ、地動説の存在を知ることになります。

バデーニは優秀な協力者を募るため街の掲示板に問題を貼り付け、その回答者が出るのを待ちました。

するとすぐにその回答者は現れました。

その回答者はピャスト伯のもとで研究助手をしていた、ヨレンタでした。

ピャスト伯の協力

バデーニとオクジーはヨレンタに紹介されたピャスト伯の協力を得ることになりました。

しかし、ピャスト伯の信念は 完璧な天動説を証明するというものでした。

ピャスト伯の思惑は地動説を否定する証拠を得るためでした。

グラスの鋭敏な視力を活かして、金星が満ちていれば天動説が、満ちていなければ地動説が否定されるという実験で、金星は満ちていました。

というわけで、天動説は否定され、バデーニはピャスト伯の膨大な資料を閲覧できるようになり、地動説の証明にまた一歩進んだのでありました。

地動説を大方完成させたバデーニとオクジーはヨレンタにそのことを報告しました。

そこに現れ、父として紹介されたのは異端審問官のノヴァクでした。

ノヴァクによる追跡

ノヴァクに目をつけられたバデーニとオクジーはその後追跡を受け、拷問をされることになってしまいました。

その後資料の入っている石箱の位置を吐かされた上に、処刑されてしまいました。

しかし、バデーニはこうなる前に最後の予防策を残していました。

その予防策とは、同じ修道士仲間であるクラボフスキに残した手紙と、街の貧民に残した伝言でした。

クラボフスキが貧民たちの案内についていくと、貧民たちの頭に文字の刺青が書かれていることを目撃します。

助司教の策略

異端として処刑されてしまったバデーニとオクジーに協力したことを疑われたヨレンタがノヴァクの娘であったことを知った助司教アントニは、以前からノヴァクを好ましく思ってなかったこともあり、殺そうとします。

新人の異端審問官の協力によって逃亡に成功したヨレンタ。

しかしヨレンタが死んだという嘘の情報を聞かされたノヴァクは、絶望に打ちひしがれるのでした。

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異端解放戦線の登場

時は流れ25年後、C教正統派の権威は揺らぎつつあり、異端解放戦線隊長のシュミットは各地を転々とし、異端を解放して回っていました。

移動民族の村の娘、ドゥラカは「安心のためにお金を稼ぐ」を信念に掲げ、日々色々なことについて模索していました。

そんな時、村の外れにある廃墟で地動説に関する本を発見し、ここにお金を稼ぐ可能性を見出します。

偶然、その本の回収が目的だった異端解放戦線と鉢合わせ、ドゥラカはその場で本を燃やし、自分を連れていくように仕向けます。

ドゥラカはシュミットたちに連れられ、組織長のもとへ向かいます。

そしてなんと組織長として紹介されたのはヨレンタでした。

ノヴァクの再登場

新人異端審問官のアッシュは解放戦線の情報を探るために宇宙論に詳しいという人物を紹介してもらいます。

そしてその人こそが25年前にバデーニとオクジーを処刑し、地動説を追い詰めた異端審問官、ノヴァクでした。

解放戦線の組織長が実の娘であることなど知らずに、ノヴァクは地動説を完全に消滅させるという決意を固めるのでした。

ヨレンタたちの目的は活版印刷の技術によって地動説の本を出版することでした。

ノヴァク率いる騎士団に居場所を突き止められたヨレンタは、自分が囮となってドゥラカたちに託すという選択を取ります。

そして、実の父であるノヴァクと相見えるかといったタイミングで、火薬の爆発によって自害してしまいます。

仲間の裏切り、解放戦線壊滅

印刷機の場所まで無事に到着したシュミットたちでしたが、フライの裏切りによって騎士団がもうすぐそこまで来ていることが明らかになりました。

ドゥラカは全員を囮にして自身を逃すという作戦を提案します。

解放戦線のメンバーはそれを受け入れ、シュミットとドゥラカは馬を奪ってその場から逃げ、ノヴァクがそれを追うという形になります。

シュミットの犠牲もありなんとか逃れられたドゥラカはアントニ司教を説得し、本の出版の約束までこぎつけます。

しかしその教会でドゥラカとノヴァクは差し違える形で一生を終えることになります。

1470年ポーランド王国にて

パン屋で働いている青年アルベルトは、教会の告解室で自身の過去を語ります。

幼少期父親と二人暮らしをしていたアルベルトに、家庭教師が着くことになります。

その家庭教師はラファウと名乗る人物でした。

ラファウに誘われた討論会から一時帰宅すると、そこには血を流して倒れた父と、刃物を持ったラファウの姿がありました。

神父に諭されたアルベルトは大学に進学し、その後大学教員として講義を行います。

アルベルトが書いた注釈書で天文を学んだ生徒にコペルニクスという青年がいました。

『チ。地球の運動について』主な登場人物紹介！

ラファウ

本作の主人公と言える人物です。

ある日、フベルトという地動説を研究していた天文学者と出会い、地動説の研究をしたいと思うようになります。

地動説を信念とし、異端扱いを受けてもその信念を曲げないようなかっこいい人物です。

フベルト

地動説を研究し、異端者として捕まっていた学者です。

ラファウに地動説の存在を教え、捕まっていたにも関わらず地動説の研究を続けていました。

まさに物語の火付け役と言えるような人物でしょう。

ポトツキ

ラファウの義父であり、本人が以前地動説を研究して捕まったという経験があります。

そのため、ラファウの研究に反対しています。

ノヴァク

常に気怠げな態度を取っている、異端審問官です。

ラファウ、フベルト、ポトツキはノヴァクによって異端扱いされ、追い詰められていくこととなります。

オクジー

代闘士であり、優れた視力を持っていますが、空を見ることに恐怖を感じる性格です。

バデーニ

修道士であり、知識や真理をとことん追求したいという想いを持っています。

そのため、しばしば教会の規律に反することがあり、目を焼かれ、田舎村に左遷されてしまいました。

頭脳明晰で自分が歴史に残りたいという野望を持っている人物です。

ヨレンタ

バデーニの難問を解くなど、並外れた頭脳を持っている女性です。

にも関わらず、女性だからという理由だけで満足に研究ができずに絶望しています。

ですが、ピャストの天文研究の助手として非常に優秀な仕事ぶりを見せてくれます。

物語の途中で異端審問官であるノヴァクの娘であったことが明らかになります。

ピャスト

天文学研究者で、ヨレンタの雇い主です。

「天動説」の証明に人生を捧げているため、ラファウやフベルトなどとは相反する勢力の一人です。

コルベ

ヨレンタの先輩で、ヨレンタの論文を自分の名義で発表するなど、女性蔑視の感覚があります。

ヨレンタの才能に嫉妬している部分もあると考えられます。

シュミット

幼少期にC教の派閥争いに巻き込まれたという悲しい過去を持っている人物です。

その影響で自然を崇拝するようになり、異端解放戦線の隊長となります。

ドゥラカ

ヨレンタの意志を継ぐ少女です。

安心のためにお金が必要という信念を持っています。

アルベルト・ブルゼフスキ

アルベルトの登場辺りから、P国などのイニシャル表記ではなく、「ポーランド王国」と明記されるようになります。

アルベルトは、学問を嫌っていましたが、司祭との話をきっかけに学問の道に進むことになります。

第二の主人公と言えるでしょう。

ラファウ

アルベルトの家庭教師をしていた人物です。

上に出てきたラファウと同姓同名であり、外見や出自も一致していますが、同一人物かどうかは明言されていません。

全くの別人なのか、別の世界線のラファウなのか、意見が分かれるところです。

司祭

アルベルトの懺悔を聞き、アルベルトを学問の道に進ませた人物です。

実在した人物を指しているのかは明らかではありません。

『チ。地球の運動について』最終回の読者の反応や感想は？

『チ。―地球の運動について―』

たぶんスピリッツ本誌のみで読める最終話最終ページの煽り文。

あまり話題になってないようだけど、作品のテーマをいくつもぶちんで美しく締めたこの一文に震えるほど感動した。 pic.twitter.com/PMRKMxgORq

— かんば (@kandachi88) May 27, 2022

チ。-地球の運動について-やっと読み終わって余韻に浸りながらネット見てたら最終話評判悪いの？個人的には良い意味で鳥肌だったんだけど。

— sakura (@pma_sakura) April 14, 2023

「チ。-地球の運動について-」最終巻読了。最終話で最初の主人公ラファウが大人になって出てきてこんがらがったけど、アルベルト・プルゼフスキ、コペルニクスは実在したので最終話までのパラレルワールド。
地動説にたどり着くまではこういう過程があったかもなのだ。

— 10月の泡 (@amaJJ_4649) February 6, 2023

チ。-地球の運動について- 最終話まで読んだ。2章が1番おもしろかったな。

最終巻、賛否両論あるだろうけどオレは好き。受け取り方色々あってちょっぴり難しいけど。

— 天明 花京院 (@tenmei_kakyoin) December 10, 2023

ネットの意見を見ると、『チ。ー地球の運動についてー』の最終章について賛否はあるものの、肯定的な意見の方が多いようです。

様々な物語が繋がって、最後は史実に乗っ取って締め括る構成が見事だという意見が多いですね！