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『DAYS（デイズ）』は漫画アプリ『マガポケ』で全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
『DAYS（デイズ）』はこちらの講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』にて無料で読むことができます。
『マガポケ』では、『DAYS（デイズ）』をこのように全巻無料で公開してくれています。
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オススメ漫画アプリ紹介
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『DAYS（デイズ）』あらすじ紹介！
いじめられっ子だった柄本 つくし（つかもと つくし）がサッカーの天才である風間 陣（かざま じん）と偶然に出会いフットサルに誘われます。
そのフットサルがきっかけでつくしの人生が変わっていきます。
運動音痴で初心者にも関わらず名門校のサッカー部に入部し、徐々にサッカーに打ち込んでいくつくし。
初心者のつくしが見せる一生懸命さによって部員たちが熱くなり共に成長していく青春サッカーマンガです。
『DAYS（デイズ）』は面白い？見どころ紹介！
先に結論、『DAYS（デイズ）』は全巻読む価値アリに面白いです！
『DAYS（デイズ）』の見どころを5つご紹介いたします！
見どころ① 胸が熱くなる本格サッカーマンガ！
泣いた。
お子様にＤＡＹＳ全巻プレゼントお願いします。
未来しかない。 https://t.co/QC9NRLWTo7 pic.twitter.com/uvBuTU9nKW— はとさん (@jounetu2sen) February 7, 2020
本作の見どころはなんといっても読者が思わず熱くなってしまうような展開です。
毎試合壮絶な試合展開が繰り広げられるため、読者はハラハラドキドキが止まりません。
サッカーは多く点が入るものではなく、1点の重みがあるスポーツです。
その重みがリアルに伝わるような展開が待ち受けています。
他にも、心情によって変わる体感時間や試合終盤の疲労感、負けている時の焦りなどが見事に描かれている作品です。
最終的な結果はどうであれ、一生懸命戦う選手たちに胸が熱くなってしまいます。
見どころ② サッカーは下手なのにチームを強くするつくし！
DAYS全巻買っちゃったよ//////
中古だと作者様に申し訳ないからちゃんと新品買いました！！！！ pic.twitter.com/9K9oaXwK15— 華 (@football_hana33) March 20, 2021
つくしはサッカーが下手です。
大げさではなく、チームの中で1番下手でした。
しかし、そんなつくしが誰よりも頑張るからこそ、それにつられ皆が努力を続ける。
つくしがピッチにいることで熱が入り、聖蹟（せいせき）高校は強くなるのです。
実際に2巻に収録されている合宿編でつくし達1年生のみで他校の上級生と試合をする場面があります。
そこで先発として出場したつくしは序盤あまりの下手さから相手チームにバカにされていました。
しかし、下手ながらピッチを誰よりも走り回るつくし。
そんなつくしにつられて聖蹟高校はいつもの何倍以上も泥臭く走るチームになっていました。
チームの熟練度で考えればつくし達よりも強い相手チームでしたが、見事に勝利をおさめます。
一番下手であるつくしがチームを強くした瞬間でした。
見どころ③ つくしと共に成長していく部員たち！
サッカー初心者のつくしがどんどん上手くなっていくのはもちろん、既に実力がある選手たちもどんどん成長していきます。
それは天才の風間でさえも。
中学時代の経験から一時期はボールを蹴ることさえ楽しくなくなっていた風間。
しかし、嬉しそうにボールを蹴るつくしを見てサッカーの楽しさを思い出していきます。
また、曲者揃いの先輩部員もつくしのひたむきさを見て成長します。
そんな部員たちがつくしの成長に感化され、サッカー面と人間面の両方で成長していく点がこの漫画の見どころです。
見どころ④ いくら聖蹟高校が名門でも一筋縄ではいかないトーナメント！
DAYS、水樹寿人と君下淳見るためだけに百周してる pic.twitter.com/Qsn7HBbUN4
— もす (@u_mo5s) August 3, 2022
聖蹟高校はサッカーの名門校です。
水樹（みずき）や風間などの素晴らしい選手もいて全国大会出場は簡単かと思いますが、そううまくはいかないところがこの漫画の見どころ。
同じ東京予選には桜木（さくらぎ）高校や東院（とういん）学園など全国レベルの強豪校が揃っています。
そこには高校サッカー十傑（じゅっけつ）と呼ばれている最強の選手が所属しており、怪物と呼ばれた水樹をもしのぐ力を持っています。
果たしてつくし達聖蹟高校は全国大会に行くことが出来るのか。
その強さは実際に読んで確かめてみてください。
見どころ⑤ 涙腺が刺激される！仲間たちとの絆！
つくしを中心とした仲間同士の絆が描かれている名シーンがこの作品にはいくつも存在しています。
例えば、第5話で描かれた外周のシーンがあります。
1年生は先輩にあらゆる難癖をつけられ外周を走らされていました。
ある日、不満が爆発した部員が外周をつくしのせいにします。
ショックを受けたつくしでしたが、驚きの行動に出ます。
皆の分の外周を自分1人で走ることを提案したのでした。
つくしにとって初めての部活動が楽しくてたまらなく、それを壊したくない、迷惑をかけたくないという想いからの行動です。
1人走るつくし、孤独に外周をする辛さを実感している時でした。
事情を知った部員たちが一緒に外周を走りに来てくれたのです。
掛け声をしながら外周を走るつくしと部員たち。
つくしのひたむきさに1年生チームが1つになった瞬間でした。
こんなふうにウルっとくるシーンがいくつもあるのがこの作品の見どころです。
『DAYS（デイズ）』wiki的登場人物解説！
『DAYS（デイズ）』の主な登場人物を紹介します！
ネタバレも多少含みますので、ご注意ください！
柄本 つくし（つかもと つくし）
本作の主人公でサッカー初心者の高校1年生。
運動音痴でサッカーは下手ですが、心に熱いものを秘めています。
とにかく仲間のために走る、走る、走る。
その一生懸命さや気迫でチームを引っ張ります。
そんなつくしは合宿でファーストディフェンダーの特訓をしてから覚醒しました。
DAYSの主人公『柄本つくし』は
女の子のように小さくて主人公としてはなんか弱そうだが
自己犠牲をして、献身的に走り、
ここぞって所で自分なりの結果を残そうという男の中の男です。 pic.twitter.com/xwfOQLQSZr— SHiNY HiGUCHi (@0627sny) July 31, 2016
風間 陣（かざま じん）
つくしと同じ高校1年生でサッカーの天才。
ある理由で孤独を感じていましたが、つくしと出会い変化していきます。
そんな風間はサッカー強豪校の聖蹟サッカー部に入部してすぐにレギュラーになるほどの実力の持ち主でした。
聖蹟高校の3本の矢の1つで右のFＷを務めています。
ファンタジスタで華があるプレーをする風間はワンプレーで会場の空気を変えることが出来ます。
そんな風間ですがサッカーをしているとき以外はまさに変人です。
橘 小百合（たちばな さゆり）
つくしの1歳上の幼なじみ。
同じ聖蹟高校に通っており、つくしを常に応援してくれる人物です。
小百合は昔からつくしの面倒を見ていたので、徐々に成長していくつくしに淋しさを感じています。
子離れが出来ない親のようですね。
聖蹟高校（せいせきこうこう）
人物ではないですが、この漫画にとって欠かせないのがつくし達が通うこの学校です。
サッカー部は50年の歴史を持つ東京の名門。
特徴は3本の矢と呼ばれる伝統の3トップです。
そんな3本の矢ですが、風間、水樹、大柴が揃っている今が歴代最強の3トップだそう。
そんな3トップを武器に全国優勝を目指しています。
聖蹟高校サッカー部をどうぞよろしくお願い致します。なにか二次創作された方は迅速にリプ下さい。 #days既刊6巻迄発売中 pic.twitter.com/PZdjONie8C
— よみこ (@chianwaruko) June 3, 2014
水樹 寿人（みずき ひさひと）
聖蹟高校サッカー部のキャプテン。
ポジションは左のＦＷで３本の矢の1つ。
プロ内定が決まっており、他校からも怪物と恐れられる実力の持ち主です。
しかし、入学当初はつくしと同じサッカー初心者でした。
そこからたった2年で東京を代表するＦＷに。
怪物と呼ばれるまでには物凄い努力の量があったのだと思います。
サッカーをしている時以外はほとんど意味の分からないことを言っており、いまいち掴めない人物です。
君下 敦（きみした あつし）
聖蹟高校サッカー部の司令塔。
2年生ながら10番を付けています。
右足から高クオリティのボールを蹴ることができ、3本の矢を自在に操ります。
また、かなりの頭脳の持ち主で成績は学年トップだそう。
大柴 喜一（おおしば きいち）
聖蹟高校サッカー部のエースストライカー。
高身長で器用なプレースタイルで聖蹟の3トップの真ん中に君臨します。
戦術理解度も高く、作中ではセンターバックも見事にこなしました。
潜在能力はナンバーワンだと言われていましたが、練習をサボって体力がないことが弱点でした。
しかし、つくしにポジションを奪われる危機感から走るようになりました。
実家は物凄いお金持ちだそうです。
中澤監督（なかざわ）
聖蹟サッカー部の現監督であり、OB。
風間や臼井（うすい）が入部してくれるように長い間口説いていたようにチームを強化するためにやるべきことをやっているタイプです。
また、マネージャーの生方に戦術を任せるなど度胸もあります。
生方 千加子（うぶかた ちかこ）
サッカー部のマネージャーで分析官。
最初は愚直で人生を生きることが下手なつくしを自分と照らし合わせバカにしていたが、そんなつくしに影響を受けて一生懸命に人生を生きていきます。
相手チームの分析が得意で弱点などを見つけて作戦を考えサッカー部に貢献しました。
監督や先輩に喝を入れてくれる貴重な人物です。
『DAYS（デイズ）』アニメ化情報！
『DAYS』ですが、2016年に全24話でアニメ化されています。
原作でいうと、第9巻までの内容が描かれました。
また、続きにあたる東院学園との決勝戦はOVAで描かれているそうです。
そんな『DAYS』のアニメが観られる動画配信サービスがいくつかあります。
それらが観られるのは、U-next、ｄアニメストア、Hulu、FOD Premiumなどのサービス。
声が吹き込まれ、より躍動感あるつくしたちの活躍を見たいのならばアニメを視聴してみるのもおススメです。
『DAYS（デイズ）』作者・安田 剛志（やすだ つよし）とは？
『DAYS』の作者は安田 剛志（やすだ つよし）という人物。
2002年から活動されている漫画家さんです。
『DAYS』の7年9ヶ月にもわたる連載が終了し、現在は『青のミブロ』という漫画を連載しています。
『DAYS（デイズ）』読者の評価や感想は？
DAYSというサッカー漫画が面白いという事で今アニメ観てるけど、同じサッカー漫画でもアオアシと全然違ってサッカー漫画って奥が深いわねぇと思ったな
— ぽぽ (@popo9999popo) August 23, 2022
days読むと
リアルサッカー面白いなって思えるの
すごい漫画だと思う。— ことの (@tokumeidays) August 23, 2022
スポーツ漫画はシュートだろうよ…
野球ならブンゴ
ランキングの中だとジャイアントキリングとDAYSは面白いな— いとー (@pppppopo5656) August 21, 2022
DAYSはええ漫画やで
アオアシも面白い— ゆきっぺ (@rinlinyunyun) August 21, 2022
サッカー”漫画”としてDAYSはめちゃくちゃ面白いんだよな。
— リッチョ (@richoNOMORI) August 21, 2022
『DAYS（デイズ）』序盤ネタバレ紹介！
ここでは『』の序盤のあらすじを紹介します！
ぜひ、ごらんください。
第1話 土と風
物語は、主人公が電車に乗っている場面から始まります。
高校に合格して浮かれている主人公は、その喜びを電車の中で叫んでいます。
電車で思わず喜びを叫んでしまう様子に少し変わった人なんだなという印象を抱くシーンです。
場面はハンバーガーショップの店内に変わります。
柄本（つかもと） つくしは聖蹟（せいせき）高校に合格したことをハンバーガーショップの店員に報告しています。
小百合ちゃんと呼ばれている店員は橘 小百合（たちばな さゆり）というつくしの1歳上の幼なじみです。
報告を聞いた小百合は春から同じ高校になることを喜び、祝福してくれます。
小百合はずっとつくしの優しすぎる性格を心配し、気にかけていましたが「楽しそうなお友達が出来て良かった！」とつくしの後ろを見て言っています。
つくしは何のことか分かりません。
すると、「わっ！」という後ろからの大きな声に驚かされます。
後ろには坂井と野口という人物が立っています。
その2人は普段からつくしのことをバカにしていじめているようです。
坂井と野口はつくしに自分たちの注文を支払ってもらったあと、店の隅に連れていきつくしを突き飛ばしました。
「女子と話して調子に乗るな」とかなり怒っている様子です。
その理由はつくしが2人に内緒で携帯電話の番号を変えたからでした。
日常的にこのような行為が行われていたとしたら高校が変わるタイミングで縁を切ろうとするのも当然です。
2人はつくしの携帯を奪い取り、小百合の電話番号を見つけ、メモをして後で電話をかけようとたくらんでいます。
今までやられっぱなしだったつくしはそれを見た瞬間、2人から携帯を奪い返しました。
初めてつくしという人物の勇気を目撃する瞬間です。
しかし、坂井が腹を立ててつくしを殴ろうとします。
殴りかかる直前に金髪で髪の長い謎の男が拳を「ぐい」と握り、坂井を止めます。
坂井をぶん殴り、見事撃退しました。
つくしはその男に感謝を伝えます。
そこにバイト終わりの小百合が駆けつけて3人で話すことになりました。
その男は風間 陣（かざま じん）という名前で、つくしと同じ15歳の男の子です。
しばらく話した後に風間がサッカーは好きかどうかをつくしに問います。
つくしは運動音痴を理由に実際にやるのは無理だと答えました。
すると、少し残念がった風間は「じゃあ今夜フットサルを開催するからメンバー探しに付き合ってくれないか」と言います。
つくしと小百合はそれを承諾し、3人で街に出ることになりました。
道中、何気ない会話をしている瞬間をつくしは幸せに感じています。
友達とこういう風に遊ぶことが今までなかったので嬉しかったのでしょう。
しばらく歩いていると、怖い見た目の男性２人が風間に絡んできます。
ビビるつくしに構わず風間はその2人とフランクに話しています。
どうやら友達のようです。
その後も街を歩くたびに老若男女、様々な人が風間に話しかけてきます。
風間がいかに人気者かがよくわかります。
しかし、結局フットサルのメンバーは集まりませんでした。
そんな中、風間がつくしを人探しにつき合わせたのは追ってきている坂井と野口を撒くためだったことが分かります。
つくしは驚き、なんでそこまでしてくれるのかと尋ねました。
すると、風間は当然のように「友達だから」と言ってその場を去ろうとします。
つくしはその一言で勇気を出し、フットサルに参加したいと伝えるのでした。
場面は夜に変わり、つくしが急いで家から出ていきます。
風間が待っているフットサル場に向かおうとしますが、待ち伏せしていた坂井と野口につかまってしまいました。
昼間のことで怒っている2人、降り出す大雨、果たしてつくしはフットサルに行くことが出来るのでしょうか。
大嵐の中、フットサル場でつくしを待つ風間と小百合には諦めムードが漂っていました。
しかし、そこにびしょ濡れで全身傷だらけのつくしが現れます。
なんとつくしは大嵐の中、10キロもの道のりを走ってきたというのです。
そのことを聞いた風間はつくしの身を案じて叱りました。
「事故にあったらどうするんだ」と。
しかし、つくしは友達との約束を守るために必死だったと伝えます。
その本気が風間に伝わり、「誘ってよかった」とつくしに感謝します。
さあいよいよフットサルが始まるというところで希望に満ちたモノローグが入ります。
「僕はまだ知らなかったんだ その夜が一生忘れられない日になることを――」
ここで第1話が終了します。
第2話 芽吹き
初めてフットサル場に来たつくしはその芝のキレイさに感動しています。
そのうえ、風間にサッカーシューズをもらったつくしは嬉しさが頂点に到達していました。
浮かれているつくしに風間が見た目の怖い大人3人をチームメイトとして紹介します。
風間はそんな大人に対しても対等に会話をしているのでした。
いよいよフットサルが始まります。
スタートしたは良いものの金的したり、顔面にボールが当たったり、ボールと関係ないところを走っていたりと散々です。
そんなつくしを見て周囲がどんどんバカにするような雰囲気になっていきました。
そんなこんなで前半が終了します。
休憩しているつくしの靴は真っ赤に変色していました。
どうやらフットサル場にくるまでの間に爪がはがれていたようです。
チームメイトは戦力にならないつくしに対して後半は休憩することを提案します。
しかし、つくしは後半こそ迷惑をかけないために頑張ることを決意し試合を続けることにしました。
後半になると、つくしの一生懸命さが身を結び始めます。
ラインを出さないようにフェンスに顔面をぶつけてまでボールを追いかけたり、顔面で相手のシュートをブロックしたり。
そうやって走り続けるつくしの頑張りに少しづつチームがまとまっていきました。
それを感じた風間の雰囲気が変わります。
ボールを持ち華麗なドリブルを開始した風間を相手選手は止めることが出来ません。
しかし、ゴール目前でのキーパーとの1対1で風間は反則まがいのプレーで止められてしまいます。
転がるボール。
ピッチ上にいる全員が止まったその時でした。
1人ボールに向かって走るつくし、そんなつくしは今日の1日を思い返しています。
自分とはかけ離れた交友関係を持っている風間との出会い、そしてそんな風間に誘われフットサルをしていること。
「そんな全部が冗談のような1日が本当に楽しく、どこまでも走れる気がするんだ」そう思ったつくしはボールへ向かって頭から飛び込みます。
ゴールポストに直撃するつくし。
心配する周囲に構わずつくしはボールを探します。
ボールは見事ゴールに入っていたのでした。
チームメイトがつくしの元に駆け寄ります。
風間にもナイスシュートだと称賛され、喜びをかみしめるつくしでした。
フットサルが終わり風間がつくしに「自分だけ楽しんじゃった」と詫びます。
それを聞いたつくしは大泣きして安堵しました。
つくしの中では自分が楽しいかどうかよりもど素人を連れてきた風間が怒られないかどうかやちゃんと楽しめるかどうかの方が大事だったのでした。
そんなつくしに対して言葉を出さずに微笑む風間。
自分のことをそこまで考えてくれる友達が現れ、嬉しい気持ちで帰る風間の様子が描かれて第2話が終了します。
第3話 片鱗
場面は聖蹟高校の入学式から始まります。
自己紹介で緊張して一言も話すことが出来なかったつくし。
そんなつくしをまわりのクラスメイトがバカにしています。
中学時代から全く変わらない自分に絶望していたつくしでしたが、1つだけ違うものがありました。
それは風間という人物が友達であるということです。
なんと風間はつくしと同じ聖蹟高校の新入生だったのです。
そんなつくしと風間はサッカー部の入部体験に行く約束をしていました。
一緒に体験に行く話をしていたのですが、つくしが靴を見せた瞬間から風間の雰囲気が変わります。
急に冷たくなる風間、一体何があったのでしょうか。
場面は入部希望者が集結しているグラウンドに変わります。
実はこの聖蹟高校はサッカーの名門であり、猛者が集まるような場所だったのです。
あまりの場違いにつくしが不安を感じている中、キャプテンの水樹（みずき）という人物が新入生の練習メニューを伝えるためにやってきます。
その内容はシャトルラン100本。
手前の線から始まるこのメニューは笛が鳴ったら走り、もう一度笛が鳴ったら戻り、全員が奥の線まで到達すれば1本完了というものです。
一生懸命頑張ろうと気合を入れるつくしでしたが、運動音痴でろくに走ったこともないので当然通用するわけもなく20本目で気絶してしまいます。
つくしはシャトルランを再開しようとしますが、水樹に「迷惑だから帰れ」と伝えられます。
風間もそんなつくしのことを助けてくれることはなく、練習はつくし無しで何事もなく進んでいきました。
その夜、風間はつくしにとった態度を後悔しています。
風間はつくしのすり減っていない靴を見て、サッカーへの情熱が無いことを悟り冷たく接していたのでした。
そんな風間の元に小百合が焦った様子で駆けつけます。
小百合に連れられ向かった先は昼間シャトルランをしたグラウンドでした。
そこには水樹とたった１人で走り続けるつくしの姿がありました。
サッカーは素人でろくに運動もしたことが無いのに物凄い気迫を見せるつくし。
そんなつくしをとんでもない奴だと風間は認めます。
その後、見事100本を走りきったつくし。
駆け寄ってきた風間に「次にこの靴を履くのは風間くんとサッカーをやる時って決めていたんだ」とキュン台詞をいいます。
実は風間にもらったものではない靴でずっと走り込みを行っていたのでした。
だから靴の底はすり減っていなかった。
そんなつくしを労い、つくしが涙をするというところで第3話が終了します。
第4話 母と子
場面はつくしの母が働いている児童施設につくしがお弁当を届けるところから始まります。
そこでつくしは母親にサッカー部に入部したいことを伝えます。
強豪校だということもあり、遠征費や道具費が多くかかってしまう部活動。
足が悪いながら昼も夜も働き、女手一つで育ててくれた母に迷惑がかかってしまうとつくしは心配していました。
そんな中、母親と対照的でおしゃれで派手な女性が娘を預けにやってきます。
つくしはそれを見て、自分のものは何一つ買わずに仕事をしているお母さんに謝ります。
そしてやっぱり部活に入るのやめようかなと伝えます。
驚く母親につくしはに本心を語り始めます。
幼いころのつくしは父親が死んだときに泣いている母親をみて、一生そばにいることを決めていました。
「ずっと僕がお母さんの傍にいるんだ！！」と涙ながらに伝えます。
そんなつくしを見て、母親は今まで不器用ながら自分の傍にいてくれていたことを思い出します。
本当はつくしと離れたくない母親でしたが、風間やサッカーに出会い少しずつ変わり始めているつくしの背中を押します。
そんなつくしはお母さんが今まで自分を守ってくれていたことを改めて感じ、今までの感謝を伝えました。
「お母さんでいてくれてありがとう」
2人して涙を流し、つくしはサッカー部に入部することを決意するのでした。
ここで第4話は終了します。
第5話 一員
サッカー部では入部届を出した新1年生の連帯責任による外周ダッシュが行われていました。
先輩にあらゆる難癖をつけられ外周をさせられる部員たちはついに不満を爆発させてしまいます。
「柄本が俺たちの足を引っ張っている！」そう言って外周をつくしの責任だと非難しました。
落ち込んだ様子で帰っていくつくし。
次の日、珍しく外周がありませんでした。
安堵している部員達でしたが、たった1人で外周を走っているつくしを目撃します。
なんとつくしは水樹に対して皆の分の外周を代わりに走ることを提案していたのでした。
つくしは初めての部活で皆と練習をすることが楽しくて仕方ありません。
そんな皆と部活を続けるため、願わくば一緒にサッカーをするため、自分に出来ることは無いかと考えた結果の提案だったのです。
1人で走ることの辛さを思い知るつくし。
しかし、つくしの後ろには一緒に外周を走ってくれる1年生の姿がありました。
「せいせきぃ！ファイ！！」「オオ！！」
仲間想いのつくしを見てチームが一つにまとまった瞬間でした。
そんな様子を見ている監督。
その時、初めて練習を見た監督の目からつくしはただの落ちこぼれに見えていました。
「なんであんなのが残っているんだ」という疑問を水樹にぶつけます。
すると、「あいつは2年後のキャプテンです。」と自信を持って語るキャプテン。
そんな事実に「信じられない」と驚愕する監督を描いたところで第5話が終了します。