薬屋のひとりごとは完全フィクションの作品ではあるものの、昔の中国の皇帝の仕組みをモデルとして作品が作られています。
昔の中国の皇帝の歴史でもあるように、薬屋のひとりごとの作中でも皇帝と何人かの妃が出てきます。
作中の妃はどの人も特徴的ではあるのですが、その中でも序盤から登場し、注目を集めた妃の1人に「梨花妃（りふぁひ）」という人物がいます。
彼女は最初の登場シーンのインパクトが強いせいで、一見すると性格が悪いように見えてしまうのですが、彼女は知れば知るほど妃として素晴らしい人物であるとわかり、人格者としての側面も持ち合わせています。
また梨花妃は容姿も美しいため、作中でも人気のキャラクターの1人であると言えるでしょう。
そんな梨花妃を今回は紹介していきます。
『薬屋のひとりごと』を全巻無料で読む方法は？
日向夏による原作小説『薬屋のひとりごと』は、2つの漫画雑誌にてコミカライズされています。
1つ目は「月刊サンデーGX」に連載されている『薬屋のひとりごと～猫猫の後宮謎解き手帳～』です。
原作：日向夏
作画：倉田三ノ路
キャラクター原案：しのとうこ
もう一つは「月刊ビッグガンガン」にて連載されている『薬屋のひとりごと』です。
原作：日向夏
作画：ねこクラゲ
構成：七緒一綺
『薬屋のひとりごと～猫猫の後宮謎解き手帳～』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』もしくは同じく小学館が運営する『マンガワン』にて無料で読むことができます。
『サンデーうぇぶり』『マンガワン』共に公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
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『薬屋のひとりごと』（月刊ビッグガンガン）は漫画アプリ『マンガUP！』で読める
月刊ビッグガンガンで連載中の『薬屋のひとりごと』は、スクウェア・エニックスが運営する公式漫画アプリ『マンガUP！』にて最新巻まで無料で読むことができます！
月刊サンデーGXの方と読み比べてみて、お好きな方を読み進めみてはいかがでしょうか？(^^)/
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性格がきつく怒りっぽい？リファ妃とはどんな人物なのか？年齢は？
梨花妃のプロフィールを紹介！
原作大好きだから薬屋のひとりごとアニメ最新話まで観た🍵🍃
綺麗だし猫猫が最高に猫猫だし、何より梨花が猫猫を撫でるアニメオリジナルシーン…親元から離された猫猫と子どもを失った梨花の尊いシーン…ありがとうございます🥲 pic.twitter.com/aikCapGEpm
— 塩パンダ (@40pandaaa) November 5, 2023
梨花妃は元々皇族の親戚の名主の娘で、容姿や知性の部分、皇帝に対する並々ならぬ思いから、壬氏（じんし）に推薦されて妃になった人物です。
基本的に服は青を基調としたものになっており、容姿の美しさと相まって、非常にクールで美しい見た目となっています。
梨花妃の年齢や性格は？
原作では年齢は23歳となっています。
年齢だけ聞くと若いと感じるかもしれませんが、古代の中国では男性は15歳、女性は13歳で結婚するという背景があると考えると、23歳は十分大人の女性としてふさわしい年齢になっていると考えても良いでしょう。
性格に関しては、基本はおしとやかで品性のある印象ですが、時折怒った表情を見せる事が多く、どうしても印象が悪く見えてしまうようなシーンも出てきています。
しかし、行った行動の裏に明確な理由を持っている事が多いため、知れば知るほど面白い人物であると言えるでしょう。
出産の予定がまさかの子供の死亡？梨花妃（リファ妃）の悲しすぎる子供事情
出産間近での病気に関するエピソードとはなんなのか？
薬屋のひとりごと1話
梨花妃が玉葉妃にビンタするところでめっちゃ「おビンタバトル」言われてて草
だいたい薔薇と椿のせい pic.twitter.com/n2tFDfns5x— くらンキ (@EaCon8_0411) October 23, 2023
原作では最初の話から梨花妃は出てきています。
その時点で梨花妃は子供を出産しており、これから子供を育てていこうと力を注いでいくタイミングでした。
しかし、梨花妃とその子供である東宮（とうぐう）は原因不明の病に陥ってしまいました。
この頃、宮の中では梨花妃だけでなく、同じく妃である玉葉妃とその子供である鈴麗公主（りんりーこうしゅ）も同じく原因不明の病にかかっており、宮の中では「謎の病」や「呪い」と考える人もいました。
そんな中、とあるタイミングで梨花妃が玉葉妃（ぎょくようひ）を急に平手打ちするという事件が起こります。
梨花妃は病の原因がわからず、自分が男子を生んだのに対し玉葉妃は女子を産んでいた事で、皇帝の側室の座を阻止したい玉葉妃が自身と子供に呪いをかけたのではないかと考えたのです。
当然原因は呪いなどではなかったのですが、梨花妃は玉葉妃を公の場で平手打ちして怒ってしまうほど、梨花妃の中にも焦りがあったのです。
病気や子供が亡くなった原因はおしろい！？原因がわかってからの梨花妃のその後とは？
ただそんな中、唯一病気の原因についてピンときている人物がいました。
それがたまたまその平手打ちの場面を見かけた、当時下女だった猫猫（まおまお）だったのです。
猫猫は2人の妃とその子供達が病にかかってしまった原因を考えた結果、「おしろい」が原因だと考えました。
その当時使われていたおしろいには鉛が含まれていたため、それが毒として自らの体を衰弱させてしまっていたのです。
猫猫は下女である身分のため、2人の妃に宛先不明の文を送ったのでした。
玉葉妃はその文を書いた人物が猫猫である事を壬氏と協力して見つける事ができたため、玉葉妃とその子供は徐々に回復をしていく事が出来ました。
しかし、梨花妃はその文を見なかった事で病は深刻化し、最終的に子供である東宮を亡くしてしまいました。
猫猫の活躍で鉛の入ったおしろいが宮内で使われる事は禁止されたのですが、梨花妃にとっては子供を失った悲しみと絶望感に苛まれてしまい、より病を深刻化させてしまいました。
病の深刻化は侍女が原因？耳打ちで言った事が置き土産？リファ妃の復活と猫猫の秘技を紹介！
病にかかった梨花妃はいかにして復活したのか？
薬屋のひとりごと面白い🙆
梨花妃の声好きだわぁて思ったらブルアカのトキと同じ人やったw pic.twitter.com/xSmsWnHtde
— inCom/Glitches. (@Glitches_BA) November 16, 2023
そんな梨花妃なのですが、作中では病から無事に回復し、さらには帝からの信頼も回復しています。
そしてそこで猫猫と梨花妃の関係が出てきます。
おしろいの毒を見破って以降、猫猫は玉葉妃の毒見役として宮廷で使える事になったのですが、ある日玉葉妃のもとを訪れた帝から、「梨花妃の病を回復させろ」という命令が下ります。
当然、拒否をしても失敗しても自身の首が飛ぶ事を理解していた猫猫はやむなく梨花妃のところに仕えるのですが、そこで梨花妃の近くにいた侍女たちから嫌われ、しばらくの間は療養のためのご飯を提供する事すら侍女に阻まれる日々が続きます。
そんな日々が続き、首が飛ぶのも近いと察していた最中、帝の近くで働いており、かつ侍女たちからの人気も強い壬氏の力もあり、猫猫は梨花妃へようやく療養のためのご飯を届ける事ができるようになります。
猫猫が病に倒れている梨花妃にご飯をあげるものの、梨花妃は飲み込むのもやっとで、苦しみのあまり咳き込んでしまいます。
そんな梨花妃の口を拭こうとしたタイミングで、猫猫はとんでもない光景を目にするのです。
なんと前述した事件以降、宮中では使用するのを禁止されていたおしろいが梨花妃の顔に使われていたのです。
それを見るや否や、梨花妃の侍女のところに進みよった猫猫は梨花妃の化粧係である侍女に激怒します。
その化粧係の侍女曰く「梨花妃には高貴で美しくあってほしい」という何とも勝手な理由でおしろいを隠し持って梨花妃に使っていたのですが、猫猫は「自分の子供を殺した毒を誰が好むんだよ！」と一蹴し、以降は梨花妃に例のおしろいが使われる事もなくなり、以降は猫猫が梨花妃の面倒を一手に引き受ける事になりました。
おしろいを無くし食事を改善した事で、梨花妃は侍女との事件以降徐々に体調が回復していきます。
猫猫も梨花妃の健康を常に考慮し、時には壬氏などにも頼みを行い「蒸気風呂」、すなわち「サウナ」を作り、汗を流す事でより健康的な状態になるよう善処します。
そうやって徐々に梨花妃の調子が戻ってきたある日、例のおしろいを使ってしまった侍女が梨花妃のもとに戻ってきます。
化粧係の侍女はおしろい事件以降、謹慎処分を受けていたのですが、反省した侍女は怒られる事を覚悟したうえで梨花妃のところに歩み寄りました。
しかし、梨花妃は自身を危うく殺してしまう可能性のある行動をとった侍女に対しても、何一つ責める事無く、その侍女を受け入れたのです。
そんな自身の身の回りの人間を大切にする姿に、その侍女は涙を流しながら再び梨花妃の面倒を見始める事になったのです。
先に述べたように梨花妃の初登場時は玉葉妃に平手打ちをして怒る姿を見せていたため、一見すると怒りっぽい、傲慢な人間のように見えていました。
それは猫猫の目から見てもそうであったのですが、徐々に猫猫の目から見ても梨花妃の印象は変わっていきました。
療養から2か月以上が経過し、完全に梨花妃は体調が戻り、一人で歩く事ができるまでに戻ったのですが、その時に猫猫は梨花妃の事を「自尊心はあるが尊大ではない」「皇妃に相応しい、人の上に立つ品格を持った女性である」と評しました。
こうして梨花妃は完全に体調が戻り、元気な姿を見せる事ができるようになったのです。
帝からの信頼回復のために使った秘技とは何だったのか？
なにかを興味津々に読んでいる梨花妃のこの顔がたまらなく好き笑
勉強熱心だなぁ羨ましいぞ皇帝
アニメの続きが早く見たいぞ薬屋のひとりごと pic.twitter.com/uRP91xhmnS— ゆっけ。 (@kanya_festa) January 7, 2024
梨花妃が完全に復活し猫猫の給仕が終わるタイミングで、猫猫は梨花妃に向けて最後の挨拶を行います。
今後必要なものは全て侍女に伝えてあると言い、引継ぎが完了している事を伝えたタイミングで、猫猫は急に梨花妃からちょっとした悩みを打ち明けられるのです。
それは「帝との信頼関係」に関する不安でした。
無事体調は戻ったものの、梨花妃の中には次の皇帝になる可能性のあった子供を死なせてしまったという思いがあり、このまま戻っても帝からの信頼はかつてのようには戻らないだろうと考えていました。
そこで猫猫は梨花妃に「世には百千の花がありますが、牡丹と桔梗のどちらが美しいかは決めつけるものではないと思います」と言い、梨花妃は問題ないという旨を伝えます。
しかしそれでも不安に感じていた梨花妃に対し、猫猫は置き土産として耳打ちで、ある技術を伝えます。
その技術は猫猫がかつて遊郭の近くに住んでいた時、そこの娼婦達から教わった技術で、胸を使って男性を気持ちよくさせるという秘技でした。
梨花妃は胸も大きく形も良かったので、その秘技を教えるのですが、それを聞いた梨花妃は顔を真っ赤にして恥ずかしがってしまいました。
しかし、その後も妃として帝の傍に居続ける事が出来ており、梨花妃の評判に関する内容なども全く出ていない事から、梨花妃は無事、帝からの信頼を回復したと考えて良いでしょう。
アニメでは何話から出てくる？声優は誰？アニメのリファ妃に関する情報まとめ！
アニメではいつから出てくるのか？
アニメでは第1話から出てきております。
登場時から先に述べたように1人の男の子（東宮）を産んでいたのですが、梨花妃・東宮ともに病にかかっていました。
アニメで梨花妃の声優を担当しているのは？
⚔️TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season ⚔️
完結編（後編）放送直前スペシャルインタビューミカサ・アッカーマン役 石川由依
インタビュー映像を公開📽️https://t.co/nQRgBfR5eWThe Final Season完結編（後編）
明日11月4日(土)24時より
NHK総合にて85分スペシャル放送！#shingeki #aot pic.twitter.com/ma8pjLRaLi— アニメ「進撃の巨人」公式アカウント (@anime_shingeki) November 3, 2023
梨花妃の声優を行ったのは石川由依さんです。
石川由依さんは蒼穹のファフナー EXODUSの「水鏡美三香」や進撃の巨人の「ミカサ・アッカーマン」、ドラゴンクエスト ダイの大冒険の「エイミ」やアズールレーンの「エンタープライズ」などの声優も担当しています。
猫猫にかんざしをプレゼント！？梨花妃と主要キャラとの関係性や侍女頭の杏とのエピソードを紹介！
猫猫との関係とかんざしに込められたメッセージとは？
猫猫とは療養の話以降はとても関係性が良い状態が続いています。
それを表すのが、遊園会（ゆうえんかい）でのエピソードです。
遊園会では異性を口説き落としたり、信頼を寄せているというのを表現したりする行為の１つとして、かんざしを渡すという行為があります。
猫猫は遊園会のタイミングで、壬氏からかんざし、玉葉妃から首飾りを貰っているのですが、なんと猫猫はそのタイミングで梨花妃からもかんざしを貰っているのです。
これは梨花妃が猫猫に信頼を寄せている証であり、自身のお気に入りである事を表現しているのです。
このように猫猫とは療養以降の関係もかなり良かったと言えるでしょう。
器の広さがわかる！梨花妃と杏のエピソード！
もう１つ梨花妃の人間性の高さを知る事ができるエピソードとして、侍女頭の杏とのエピソードがあげられます。
杏は梨花妃の侍女頭ではあったものの、同い年の従姉妹でもありました。
しかし、勉学などは梨花妃よりも優れていたものの、人間性の部分で難があり、妃になる事はできませんでした。
その状況を杏は根に持っており、梨花妃を憎みながら堕胎薬を持ち込み、どこかで梨花妃に対して使おうと考えていたのです。
当然、これがばれれば首が飛ぶレベルの問題ですが、問題が起こる前に猫猫たちによってそれが見つかってしまいます。
それを知った梨花妃は最初、猫猫や壬氏に対しなぜこのような事が起きたのか、過去に自信と杏が国母の座を争っていた事を話します。
しかしそこでも激昂してしまった杏は、梨花妃に対して香油瓶を投げつけるという暴挙に出たのです。
当然梨花妃は怒り、杏に対して平手打ちを返すのですが、なんと梨花妃は「杏を宮から追放するように」と命じたのでした。
その真意は、本来であれば死罪になる事が免れないであろう杏にわざと暴言を吐かせる事で、刑を軽くしようとしたのでした。
これは表で誰かに言ったわけではないのですが、猫猫はなぜ梨花妃がそのような行為を行ったのかという真意に気づいており、読者にも梨花妃の怒りの中に優しさと緻密さがある事が伝わる良いシーンとなっています。