アニメ化・実写映画化もされた人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』。
今回は、そんな『ジョジョの奇妙な冒険6部』に登場する・エルメェスの最後の結末やスタンド能力などについてご紹介します。
ウェザーリポートの最後は死亡？スタンド能力が最強でその正体とは？
ウェカピポの最後は死亡？死因は？スタンド能力や鉄球の強さとは？
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- ジョジョの奇妙な冒険 1部 ファントムブラッド
- ジョジョの奇妙な冒険 2部 戦闘潮流
- ジョジョの奇妙な冒険 3部 スターダストクルセイダース
- ジョジョの奇妙な冒険 4部 ダイヤモンドは砕けない
- ジョジョの奇妙な冒険 5部 黄金の風
- ジョジョの奇妙な冒険 6部 ストーンオーシャン
- ジョジョの奇妙な冒険 7部 スティール・ボール・ラン
- ジョジョの奇妙な冒険 8部 ジョジョリオン
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- 名探偵コナン
- YAIBA
- MAJOR（MAJOR2nd)
- switch(スイッチ)
- からかい上手の高木さん
- 銀の匙
- ドロヘドロ
- だがしかし
- 犬夜叉
- らんま1/2
- 境界のRINNE
- 今日から俺は
- 今際の国のアリス
- 焼きたて!!ジャぱん
- うえきの法則
- からくりサーカス
- マギ
- 烈火の炎
- H2
- タッチ
- 信長協奏曲
- 結界師
- トニカクカワイイ
- 魔王城でおやすみ
- チ。地球の運動について
- アオアシ
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- 闇金ウシジマくん
- アフロ田中
- 土竜の唄
- ケンガンアシュラ
- ケンガンオメガ
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- ダンベル何キロ持てる？
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- 灼熱カバディ
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エルメェスのプロフィール紹介！
ジョジョ第六部『ストーンオーシャン』の登場人物、エルメェス・コステロ。
主人公の徐倫にとっては最初に出会う仲間であり、同性・同年代の友人のような存在です。
さっぱりとした気性で人情に篤く、初対面の徐倫にも刑務所内での振舞い方について忠告をくれたりします。
コンビニ強盗をしでかして逮捕され、「グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所」に収監された犯罪者ですが、これは表向きの話。
エルメェスは実はある目的のために刑務所の中に入ってきたのです。
それは、殺された実の姉の復讐。
エルメェスの姉、グロリア・コステロは、ギャングに殺されました。
しかし警察はそのギャングの殺人を立証できず、脱税などの罪でたった五年の懲役を与えるだけで精一杯でした。
あと一年で刑期は終わります。
ギャングが釈放されればボディガードがつきますが、刑務所の中なら一人きりです。
獄中の無防備なギャングに相応しい報いを与えるために、エルメェスは計算してわざとコンビニ強盗を成したのです。
エルメェスの最後は死亡？結末紹介！
『ストーンオーシャン』のラスボス、プッチ神父の野望を阻止すべく、徐倫と仲間たちはケネディ宇宙センターへと向かいます。
しかしその途中で、突如重力の向きが「下」ではなく「真後ろ」に向かうという異常事態に襲わます。
これはプッチ神父のスタンド「C-MOON」による現象です。
どうにか地面につかまって落下を免れる徐倫たちですが、エルメェスだけは水平に落下してきた石柱に激突し、そのまま遥か彼方まで落ちていってしまいました。
その後、C-MOONの能力射程外まで落下して無事に地面に着地したエルメェスは、徐倫の父である空条承太郎と合流して再びケネディ宇宙センターを目指します。
エルメェスのスタンド能力を巧みに活用することで、垂直に聳え立つ壁のごとき地面を高速で登っていき、ついに徐倫とプッチの戦闘現場までたどり着きました。
承太郎の参戦によって一気に追い詰められたプッチ神父。
しかし次の瞬間、眩い光と共にそのスタンドが変貌し、「メイド・イン・ヘヴン」という新たな形態に至りました。
その能力は、「全世界の時間を無限に加速させてゆくこと」。
加速してゆく世界の中で、人間や動物たちは早回しの世界についていけず、唯一プッチ神父だけが超スピードでいつまでも行動できるのです。
その圧倒的な力によって追い詰められてゆく一行。
一か所に集まり、決死の反撃作戦を実行に移すも、プッチ神父の狡猾な策略を前に攻撃のチャンスを逃します。
次の瞬間、超高速で襲い来るプッチ神父の攻撃が、徐倫一行を壊滅させました。
この時、エルメェスは咄嗟に攻撃を繰り出してほんの一瞬だけ神父の行動を遅滞させ、その隙に徐倫はまだ子供であるエンポリオだけは逃がすことに成功します。
そして――その時を最期に、徐倫、承太郎、アナスイ、そしてエルメェスはプッチ神父の手にかかり、死亡してしまいます。
しかし、きわどいところで逃げ延びたエンポリオは、その後奇跡を起こします。
エルメェスの最後の悪あがきにも、意味はあったのです。
エルメェスのスタンド能力「キッス」とは？
エルメェス・コステロが「謎の石片」によって得たスタンド能力「キッス」。
ジョジョ史上でも屈指の「能書きだけを聞いても何が強いのかまったくわからないスタンド」です。
その能力は、超自然のシールを生み出すこと。
シールを張り付けられた物体は、二つに分裂します。
そしてシールをはがすと、二つに分かれた物体は融合してひとつに戻りますが、その際に破壊が発生します。
結果だけを見れば、ただ持ち物を無意味に傷つけるだけで何の意味もなさそうに思えるこの能力。
しかしエルメェスは巧みにこの能力を応用し、さまざまな窮地を乗り越えてゆきます。
その活用法は完全に読者の発想の上を行くものばかりで、『ストーンオーシャン』中最も輝いていたスタンドと言っても過言ではありません。
まさにジョジョという作品を象徴するような奇抜かつ強力な能力です。
余談ですが、スタンド体の身体能力そのものも非常に強力で、パラメータ上ではあのスタープラチナと完全に互角というチートぶり。
エルメェスの復讐とは？スポーツマックスとの対決！
エルメェスの最大の見せ場と言えるのが、実の姉を殺した仇であるギャング「スポーツ・マックス」との戦いです。
前述の通り、仇を討つために計算してコンビニ強盗を犯し、刑務所に入ってきたエルメェス。
数日かけて仇の行動パターンを把握し、彼がひとりきりになる瞬間を待ちます。
そしてスポーツ・マックスが廊下を歩いていると、壁際のパイプにかつて自分が殺した女「グロリア・コステロ」の写真が貼られていることに気づきます。
写真を剥がして確認すると、裏側にはエルメェスのシールが貼られていました。
シールが剥がされたことにより、今まで二本に分裂していたパイプは一本に戻り、スポーツ・マックスを激しく挟み込んで内部に取り込んでしまいました。
狼狽するスポーツ・マックス。
そこへエルメェスは駆け寄って水道栓をひねり、パイプの中に水を流します。
なすすべもなく溺れるスポーツ・マックスでしたが、ふいに彼は沈んだ声で奇妙な詩のようなものを詠み始めました。
「闇の中から蘇りし者、リンプ・ビズキット……我とともに来たれ…闇とともに喜びを分かち……」
すると、近くに置かれていたガラス瓶がいきなり砕け散ります。
こぼれた薬液に、鳥の足跡のようなものが刻まれては消えていきます。
さらには羽ばたく音が周囲に広がっていきます。
しかし、鳥などどこにも見えません。
警戒するエルメェスは、飛来してきた目に見えない「なにか」を掴み取ります。
直後に指が切断され、頬に何かを突き刺したような傷が複数発生します。
傷は線状に伸び、ついには眼球を傷つけます。
「キッス」のスタンド体で顔面に張り付いている何かを殴り飛ばしますが、大した手ごたえもなく離れてゆきます。
見えない小鳥に翻弄されるエルメェスでしたが、自分の囚人服を二つに分裂させることで捕らえ、キッスによる強烈な打撃を叩き込んで黙らせます。
同時に、近くに置かれていた小鳥の剝製が砕け散りました。
どうやらスポーツ・マックスはスタンド使いだったようです。
それも、同じスタンド使いにすら姿を見ることができないという他に類を見ない危険なスタンド能力でした。
死骸を不可視の兵隊として操る能力。
その瞬間、机や椅子や様々なものが破壊され始めます。
見ると、ワニの剥製がそこには横たわっていました。
猛然と襲い来る見えないワニの脅威に、エルメェスは逃げることしかできません。
小鳥の時とは比較にならないパワー。捕まれば即死は免れないでしょう。
そこへ、エルメェスの復讐のことを知り、心配してやってきた徐倫と仲間のF・Fが現れます。
エルメェスの警告も空しく、F・Fはワニに片脚を食いちぎられてしまいました。
徐倫はF・Fの血をワニに振りかけて可視化し、スタンドで殴り掛かりますが、強烈な尻尾の一撃を受けて吹き飛ばされます。
そこへ這い寄るF・Fの腕にワニは食い付きますが、彼女は手を拳銃に変えるスタンド能力を持っていました。
ワニの口の中にありったけの弾を撃ち込み、撃破に成功します。
ところが、エルメェスが仇を閉じ込めたパイプを確認すると、すでに破壊されており、そこから這い出る人間の手形だけが遺されていました。
あれだけ長時間水の中にいて、生きていられるはずがありません。
そしてスポーツ・マックスの能力は死骸を操ること。
猛烈に嫌な予感のしたエルメェスは、徐倫とともに追跡。
刑務所の墓地で追いつきます。
スタンド能力で糸の結界を張る徐倫。
すると糸が何かに触れました。
即座に糸を何重にも巻き付けて死体を可視化し、連撃を叩き込む徐倫。
問題なく撃破しましたが、その死体はスポーツ・マックスではありませんでした。
視覚からの一撃を受けて崩れ落ちる徐倫。
さらに、周りの墓標が次々と砕け散り、多数の死体の足音が聞こえ始めました。
二人は完全に取り囲まれました。
しかも、スポーツ・マックスがどこにいるのかまったくわかりません。
撤退を提案する徐倫に、エルメェスは静かに首を振ります。
「「復讐」…重要なのはそれだぜ…徐倫。今…ここで重要なのは…。ここのどこかに潜んでいるスポーツ・マックス…ヤツにとってもそれは重要な言葉のはず。ヤツはパイプの中であたしに溺れさせられた恨みを晴らしたいと…「復讐」の気持ちで今…いっぱいのはず。あいつはこのあたしを……自分で直接殺したいと考えている…今このあたしを嚙み殺し、自分の口の中を血でいっぱいにしたいと思っているッ！」
「このあたしに自分の牙でとどめを刺しに来るのは必ずヤツ自身だッ！」
糸の結界が複数個所で切れはじめ、透明ゾンビの群れが迫ってきていることを知らせます。
エルメェスはあえてゾンビどもの攻撃を受け、体を食い千切られながらチャンスを待ちます。
すると、頭に噛みついてくる感触に気づき、これこそスポーツ・マックスと確信。
一瞬遅く、エルメェスは頭蓋を噛み砕かれてしまいます。
ところが、彼女はあらかじめシールを自分の頭に貼り付け、二つに分裂させていました。
片方の頭は無傷なので、生きています。
そして渾身の反撃を叩き込みますが、敵の体があるはずの場所には何の感触もありません。
スポーツ・マックスは、見えないゾンビとなった自分の首を切断し、首だけで攻撃していたのです。
首を胴体に戻して繋ぎ、勝ち誇るスポーツ・マックス。
そこでエルメェスは自分の頭のシールを剥がします。
頭がひとつに融合し、つい今しがたスポーツ・マックスが噛み千切って飲み込んだエルメェスの頭の肉もまたスポーツ・マックスの腹を貫通し、戻ってゆきます。
この傷によって出血し、居場所が明らかとなった仇に対して、万感の思いを込めた連続攻撃を叩き込むエルメェス。
ついに姉グロリア・コステロの仇を討つことに成功します。
震えながら涙を流し――頭部のダメージでその場に倒れすエルメェス。
徐倫は慌てて助けを呼びます。
エルメェス・コステロの人生が、ようやく再始動した瞬間でした。
エルメェスの男前な兄貴としての顔！男泣きとは？
エルメェスは女性です。
肉体的にもジェンダー面でも完全に女性です。
そうであるにも関わらず、ジョジョファンの間では「兄貴」の愛称で親しまれているのは、普段から男前な気風の良さで徐倫たちを引っ張っていっているから。
姉の復讐のために刑務所にやってきたエルメェスにとって、徐倫の戦いは、本来ならばまったく無関係の他人事です。
しかしエルメェスは特に悩むこともなく徐倫に手を貸し、時には命を懸けることも厭いません。
仇を討ち、彼女自身の戦いが終わって以降も、まったく変わらず徐倫とともに戦い続けているので、これはもうエルメェスの根本的な気高さゆえと言うほかありません。
仲間の一人のウェザー・リポートが死亡した瞬間に、その精神性は強く現れています。
徐倫はウェザー・リポートの遺品を胸に抱きしめてしみじみと哀しみを噛みしめているのに対し、エルメェスは体を震わせながら盛大に涙を流しています。まさに男泣き。
彼女の明朗で熱い心根を感じられて、実に味わい深いシーンです。
ジョジョ6部エルメェスの名言紹介！
「この「能力」はあたしが刑務所に来てから身についたものだが、あたしはこの「能力」を天からの「啓示」と受け取る！ スポーツ・マックス！ おまえに……思い出させろという「啓示」。お前が人生の最期に考える事はあたしの姉グロリアのことだ！ 「キッス」は復讐の「許可証(ライセンス)」だという事を…」
仇を尾行しながらのモノローグ。姉への想いとスポーツ・マックスへの恨みの深さをひしひしと感じます。
「いいか…徐倫…これはヤツとあたしひとりの問題だ。「復讐」なんかをして失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう。許す事が大切なんだという者もいる。だが。自分の肉親をドブに捨てられて、その事を無理矢理忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし…あたしはその覚悟をして来た！！ 「復讐」とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ！」
ジョジョ史上、いや漫画史上でも屈指の名言と言えるのではないでしょうか。あまりにもかっこいい。エルメェスというキャラクターを不朽のものとしたセリフです。
「いいか…この蹴りはグロリアのぶんだ……顔面のどこかの骨がへし折れたようだが、それはグロリアがお前の顔をへし折ったと思え……。そしてこれもグロリアのぶんだッ！」
「ブゴッ。あぎゃ。そのクソを細切れにしろオオオオオオ～～～～」
「また隠れるつもりか？ それはもうできない。今おまえに「シール」を貼って、おまえの頭を２つにした。これをはがせばおまえも元に戻る。そして次のもグロリアのぶんだ。その次の次も。その次の次の次のも。その次の次の次の次のも…次の！ 次も！ グロリアのぶんだあああ――――――ッ これも！ これも！ これも！ これも！ これも！ これも！ これも！ これも！ これも！」
スポーツ・マックスへのとどめのラッシュ。「これは〇〇の分！」と言いつつ殴るのは主人公あるあるですが、全部同じ人物のためというあたりが感動すると同時にシリアスな笑いを呼びます。