本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『ギフト±』は漫画アプリ『マンガTOP』にて全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
『ギフト±』はこちらの日本文芸社が運営する漫画アプリ『マンガTOP』にて全巻無料で読むことができます。
『マンガTOP』は日本文芸社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『マンガTOP』では、『ギフト±』を1巻から最新巻までのすべてのエピソードを無料公開してくれています。
安心安全に、そしてタダで『ギフト±』を全巻無料で読破したい方は『マンガTOP』を使うのがベストです。
追記：こちらの漫画アプリ『めちゃコミ』では、現時点で『ギフト±』156話まで無料で読めることが判明しました！
『めちゃコミ』は1日に無料で読める話数に制限があります。ダウンロードは無料ですので、安心してください。
また『マンガTOP』では、『ギフト±』以外にも
- ガンニバル
- モンキーピーク
- モンキーピーク（the Rock)
- CLOSER～クローザー～
- 高嶺のハナさん
- マトリズム
- 新宿セブン
- デスホテル
- ミナミの帝王
- 今日からヒットマン
- SとM
- 江戸前の旬
- 麻雀飛龍伝説 天牌
- 酒のほそ道
- 美悪の華
- 野望の天国
- 弱（チンピラ）虫
- 鳳
などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！
- 『ギフト±』は漫画アプリ『マンガTOP』で全巻無料で読める
- 『マンガTOP』は日本文芸社が運営する合法な漫画アプリなので安心安全
- 『マンガTOP』をダウンロードする際にも一切お金はかからない
- 『ギフト±』以外にも数多くの名作マンガが無料で読める
以上がここまでのまとめです。
また漫画アプリに関して言えば、小学館が運営する公式漫画アプリ『サンデーうぇぶり』『マンガワン』も特にオススメです！
- 名探偵コナン
- YAIBA
- MAJOR（MAJOR2nd)
- switch(スイッチ)
- からかい上手の高木さん
- 銀の匙
- ドロヘドロ
- だがしかし
- 犬夜叉
- らんま1/2
- 境界のRINNE
- 今日から俺は
- 今際の国のアリス
- 焼きたて!!ジャぱん
- うえきの法則
- からくりサーカス
- マギ
- 烈火の炎
- H2
- タッチ
- 信長協奏曲
- 結界師
- トニカクカワイイ
- 魔王城でおやすみ
などなど…
- 闇金ウシジマくん
- 土竜の唄
- アイアムアヒーロー
- ケンガンアシュラ
- ケンガンオメガ
- 今際の国のアリス
- アフロ田中
- ブラックジャック
- 火の鳥
- 薬屋のひとりごと
- からかい上手の（元）高木さん
- ダンベル何キロ持てる？
- めぞん一刻
- 青のオーケストラ
- おやすみプンプン
- 灼熱カバディ
- 送球ボーイズ
- 出会って5秒でバトル
- モブサイコ100
などなど…
「無料でマンガを楽しみたい！」という方は『マンガTOP』と併せて使ってみてはいかがでしょうか？
こちらの記事では、特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。
次に『マンガTOP』の使い方（システム）を簡単にご説明します。
『マンガTOP』の基本的な使い方
『マンガTOP』に掲載されているマンガを無料で楽しむには、アプリ内アイテムである『フリーコイン』『ボーナスコイン』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと『フリーコイン』『ボーナスコイン』などを使うことで、1日1作品において、13話分以上のマンガを無料で読むことが可能です。
要するに1日に最低でも単行本1冊分に値する量のマンガを『マンガTOP』にてタダで楽しむことができるということです！
『ギフト±』も1日に13話分以上、読み進めることができます。
アプリ内アイテム『フリーコイン』『ボーナスコイン』のそれぞれの使い方を詳しくみていきましょう！
『マンガTOP』のフリーコインとは？取得方法と使い方を解説
- フリーコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
- 朝7時、昼12時、夜9時に90フリーコインずつ配布される（1日に計270フリーコイン）
- 30フリーコイン消費で好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
以上が簡単なフリーコインの取得方法と使い方の説明です。
毎日、配布される計270フリーコインを使って1日に9話分の作品をタダで読めるシステムがフリーコインです。
『マンガTOP』のボーナスコインとは？取得方法と使い方を解説
- ボーナスコインとは、アプリ内でマンガを無料で読むために必要なアイテム
- フリーコインがなくなってしまった場合でもボーナスコインを使うことで好きなマンガを1話分、無料で読むことが出来る
- 『マンガTOP』新規ダウンロード特典で600ボーナスコイン（20話分）が付与される
- 毎日、短い広告動画を見ると60ボーナスコインが手に入る
以上が簡単なボーナスコインの取得方法と使い方の説明です。
下の画像のように『マンガTOP』新規ダウンロード特典では、600ボーナスコイン（20話分）が無料配布されます。
そして↓の画像の右下にある「ボーナス」と書かれたプレゼントのアイコンをタップすると、
以下の画像のような画面に移ります。そして「短い動画を見る」というボタンが表示されるので、タップして短い広告動画を視聴します。（広告を見ずに流してるだけでもOK！）
たったこれだけの労力で、30ボーナスコイン（マンガ1話分）が手に入ります。
「短いCMを見て30ボーナスコインをGET！」は0時と16時に回数が回復します。つまり1日に2回使うことができます。
『フリーコイン』『ボーナスコイン』以外で1日3話分のマンガを読む
先ほど紹介した『フリーコイン』『ボーナスコイン』が0ポイントになってしまった場合でも1日に3話分のマンガを無料で読むアプリ内システムがあります。
その仕組みがコチラ。
読みたいマンガのページへ飛ぶと、「CMを見て読む」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで新たに1話分のマンガを無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- フリーコインを利用して1日9話分のマンガを無料で読む
- CMを見て獲得したボーナスコインを利用してマンガを無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分のマンガを無料で読む
以上の事から『マンガTOP』は、1つの作品において、1日に最低でも13話分のマンガを無料で読むことのできるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります！
ぜひ、この機会に遠慮なく無料で読ませていただきましょう！(^^)/
『ギフト±』は面白い？見どころ紹介！
見どころ① エロとグロで人間の生と死を描く！
二重スパイ神崎梨世の数々のハニートラップをはじめ、妹のような存在である環を自分のものにようとするタカシ、ただ身体を重ねることで自分の存在意義を見出す犯罪女性等、人間の男女の欲情を悪びれなく表現しています。
一方で、更生余地のない犯罪者を拘束し、生きたまま臓器を取り出すシーンも数多く表現されています。
生きるため・目的のため・快楽のため身体を重ねる登場人物のエロさと犯罪・事件・解体により包み隠さず描かれるグロさ。
それらをキレイに描くことにより、読者は『ギフト±』の世界に引き込まれていく、、、そんな魅力のある作品です。
見てはいけないものを垣間見る感覚、読むのが止められなくなります！
見どころ② 実際の事件をもとに裏社会・社会の闇に迫る！
作品内でキーワードとなる児童売春クラブ「プティシャトン」。
フランス語で「仔猫ちゃん」の意味を持ちます。
2003年に実際に起きた「プチエンジェル事件」をモチーフにし、非合法デートクラブ「プチエンジェル」での売春や政界人を含んだ顧客リストの存在、事件を追っていたフリーライターの謎の死、事件の打ち切り等、実際の事件の内容をそのまま作品に描いています。
作中の犯罪・殺人事件は現実の事件のようなリアルさがあり、また闇医者・マフィアといった裏社会の様相等、臨場感溢れるシーンは必見です！
見どころ③ 臓器移植と再生医療というスケールの大きさ！
更生の見られない凶悪犯罪者の臓器を「再利用」することで、再生医療を確立させようとするタカシ。
そして、環を筆頭にその思惑へ利用される登場人物たち。
背後には、脳死判定の考え方や遺伝子操作、デザイナーベイビー、スーパードナー等、社会的な問題となるようなテーマも多数。
日本・中国・アメリカを舞台に、国や政治力も絡めた壮大なストーリーになっています。
倫理感や社会通念を考えさせられるような内容に引き込まれること間違いなし！
『ギフト±』主な登場人物紹介！
鈴原 環（すずはら たまき）
本作の主人公である女子高校生。
胸には心臓移植の手術痕が残っている。
タカシと共に、更生見込みのない犯罪者をターゲットとして、彼ら（クジラ）を生きたまま解体、「命の再利用」を行っている。
危険な場面や生きた人間を解体する時でも感情の起伏がなく、まるで「人形」のようである。
生まれつき心臓の悪い秋光渉（タカシの戸籍上の兄）のために人口的に生み出された「デザイナーベイビー」であり、後に遺伝子操作で免疫拒絶反応を出さない「パーフェクトドナー」であることが判明する。
主治医であったたくま先生への想いが強くなるにつれ人間の感情を取り戻していく。
解体屋を継続するために、感情を抑えるべく心臓にペースメーカーを取り付け感情を抑え込もうとするが、徐々に感情が芽生えるようになる。
秋元 崇（あきもと たかし）/ タカシ
極秋会グループの病院経営を取り仕切る大学生。
病院経営の裏で、その資金力と人脈を駆使し、臓器売買のリーダーを務める。
極秋会創始者秋元正の孫である秋光渉の心臓に代わるため、正と妾（鈴原真琴）との子として生まれたが、移植時期を逃し移植されずに終わった。
正統後継者である渉に何かあった時の後継者として秋光家の養子となり、渉の義弟として環の心臓移植後に植物状態となった渉の世話をしている。
幼少の頃に亡くなった母親・真琴と瓜二つの環に特別な感情を抱き、愛玩人形として環を可愛がり、また執着している。
加藤 善人（かとう よしと）
阿藤・桜田の同僚警察官。タカシの右腕として臓器売買をサポートしている。
かつて、警察庁からFBIへの出向としてアメリカに滞在していた頃、日本でのテロ対策特殊チームに所属。テロリストのアジトで捕らえられていた秋元正を助けるが、その際生き残りのテロリストに銃で撃たれ肝機能を失う。
併せて、テロ対策チーム創設プロジェクトも凍結し生きる気力を失っていた際、正から”再生医療プロジェクト”チームへスカウトされ、人体実験の被験者として肝臓を手に入れる。
臓器移植時に拒絶反応の少ない「スーパードナー」の可能性があり、パーフェクトドナーを作り上げるための「最後のピース」として曹に目を付けられる。
英 琢磨（はなぶさ たくま）/ 林先生
違法臓器移植を行う闇医者。
叔父の経営する英医院の医師であったが、「英医院放火殺人事件」の放火・殺害容疑で指名手配中。
阿藤に依頼し、環を探している。
幼少期に英医院に入院していた鈴原真琴に出会い、恋心を抱く。
彼女の死後数十年経過後、真琴に瓜二つである環に出会い、主治医として環の心臓移植に関わる。
その傍ら、入院中の環が興味を持ったメスや捌き方を教えていた。
環の心臓が移植不要だと探り当て、秘密を隠す叔父に殺されそうになる。
意識を失っている間に叔父は自殺するが、目を覚ますと環が叔父の死体にメスを入れており、その証拠を隠すために英医院を放火した。
事件後、無免許の闇医者として日本に臓器移植ネットワークを構築するよう何者かに脅され、林という新しい名前を手に入れる。
環が臓器移植に関わっている可能性があることを知り、臓器移植を躊躇ってしまう。
依頼主の意に反する行為に身の危険を感じ、廣瀬や桜田の助けを借りて国外へ身を隠す。
阿藤 圭介（あとう けいすけ）
元巡査部長。
警官時代は、プティシャトン事件を追っていたが、”上”からの圧力で捜査終了となった。
警察の腐った正義に嫌気がさし警察をやめて探偵となる。
探偵となってからは、プティシャトンとその裏にある臓器売買を探る傍ら、林に依頼され環を探す。
臓器売買と関係があると踏んだ環に接触を図るが、その際元同僚加藤に銃で打たれて死亡する。
死ぬ間際、恋人である桜田警部補に連絡を取り、加藤のバックに人身売買・臓器売買案件を動かせるほど大きな黒幕の存在があると語る。
持っていたSDカードとともに、阿藤の「正義」を桜田に託す。
桜田 瑞希（さくらだ みずき）
女性警部補。阿藤の恋人。
阿藤の「正義」の意志を継ぎ、命を懸ける思いで臓器売買や「クジラ狩り」に関わる事件・人物を追う。加藤の差し金で謹慎となり、捜査一課へ異動となる。
同じ黒幕を探る協力者として、記者の廣瀬に「クジラ」と呼び臓器売買を行う組織の存在を打ち明け、捜査協力を依頼する。
「正義」のために戦う廣瀬に阿藤と似た雰囲気を感じ、男女の仲となる。
神崎 梨世（かんざき りよ）/ 王 梨世（ワン リーシー）
曹の部下。環の心臓の担当医。
日本生まれ日本育ち、両親は大陸系で、16歳の時曹と出会う。
当時貧しかった梨世の家を援助する曹に夢中になり、一人前の工作員として仕立てられる。
曹の部下として活動しながら、”新しい人生”をアメリカでスタートさせるため、アメリカのスパイも担っている。
ハニートラップを得意とする二重スパイとして活動するが、アメリカのスパイ活動は失敗に終わる。
臓器移植情報を探る目的でタカシと肉体関係がある。後にタカシの子を妊娠していることが判明する。
リュウ / 劉 達善（リウ ダーシ）/ 斉藤 達善（さいとう たつよし）
残留孤児三世。
中国にも日本にも居場所がなく荒んでいた時期に加藤と出会い、先生（加藤）の影として、”潜入”を担っている。
大陸系黒幇（ヘイパン）のボスの一人、呉 園良に片目をえぐられるが、後に呉を殺して組織を乗っ取る。
かつて亜依という少女と組み、少女たちを集めて売春斡旋・臓器売買を行っている際に環を襲うが、壊れた人形のように動じない環に恐怖を抱く。
環に片方の睾丸を握り潰され、致死量程度の薬を打たれながらも脱出し生き延びるが、恐怖のあまり環の命を狙うようになる。
楊 亮
リュウの弟分。
プティシャトンの顧客リストを入手し、”龍”になるべくリストの人間を次々に殺害していく。
何らかの力で事件が表沙汰にならないことに苛立ち、環のいる高校の門に車ごと突っ込み、銃を乱発する学校テロを起こす。
最終的に、環にクジラとして捕獲される。
曹 国良
中国人民解放軍の総後勤部副部長。陰の実力者であり、梨世の上司。
大陸での違法な臓器摘出の根絶のため再生医療に期待し、臓器売買を行っている。
大量の臓器と、タカシの進める再生医療研究成果の共有を引き換えに、タカシと手を組もうと話を持ち掛ける。
秋光正の研究結果と遺伝子操作を用いて、愛怜を作った。
暁東（シャオドン）
国良の三つ子の弟。国良・浩然と協力し「裏社会」を統べる。
幼少期、臓器を求める曹家へ国良が養子に行く際、自分の臓器を代わりに差し出し国良を救った後に、国良を殺そうとするリュウに道連れにされて死亡する。
浩然（ハオレン）
国良の三つ子の弟。国良と暁東と協力し「宗教」を統べる。
大陸系発症の新興宗教団体「天廻功」のトップである尊師様。天廻功は大陸で臓器売買の供給源の一つとされている。
易 愛怜（イー アイリン）
曹の下で臓器を解体する中国人女性。
環と同じく遺伝子操作で作られた人口的なドナー。
ただし、すべての人間に対応できていないため、パーフェクトドナーではない。
後に、解体ができなくなった環の代わりに、”新しい解体師”としてタカシのもとで解体を担当する。
秋光 正（あきみつ ただし）
一代で極秋会グループを築き上げた創始者であり、故人。
孫で心臓の悪い渉を救うため、違法児童買クラブ（プティシャトン）にいた鈴原真琴を妾にし、崇を生ませた。
生前、臓器移植・再生医療の研究に力をいれていた。
秋光 渉（あきみつ わたる）
秋光正の孫であり、極秋会グループの正統後継者。
タカシの腹違いの兄（聡）の息子であり、タカシにとっての甥。戸籍上はタカシの義兄。
先天性心臓疾患のため、「臓器提供者（ドナー）」として生み出された環の生来の心臓を移植された「臓受給者（レシピエント）」である。
もともと、タカシの心臓が移植されるはずであったが、渉の体力が足りず移植は見送られた。
環の心臓が移植された時にはもう遅く、植物状態となる。
正の遺言により渉の後継者となったタカシに世話されて生かされている。
鈴原 真琴（すずはら まこと）
環とタカシの母親であり、故人。
15歳の時、違法児童売春クラブ「プティシャトン」で飼われていた。
渉の「臓器提供者（ドナー）」の母親を探しに来ていた秋光正により身請けされ、妾となった。
実は、移植時に免疫拒絶反応を出さないよう遺伝子操作して作り出された実験台であり、不安定な遺伝子のため16歳のときに英病院でタカシを生み直ぐに亡くなってしまう。
亡くなる前に採取された受精卵により環が生まれた。
廣瀬 直也（ひろせ なおや）
スクープ記者。
少女殺害事件で警察の冤罪を暴いた過去があり、警察を目の敵にしている。
記者としてニチブン出版にいた頃、秋光正と児童売春クラブ「プティシャトン」を追っていたが、何らかの力で廣瀬の記事が回収騒ぎとなる。
出版社をやめ単独・現場主義で事件の情報を集めている。
臓器売買に関する情報を探るうち、桜田からの協力依頼があり、一緒に行動していく。
危険を顧みない桜田を案じるうちに、男女の関係となる。
『ギフト±』序盤ネタバレ紹介！
<1話：クジラ＞
「—で日本の調査捕鯨ですが、調査後の鯨は完全に利用する事が義務付けられてまして、肉はもちろん油・ヒゲ・骨、とにかく無駄なところが無い・・・」
物語は学校の授業風景からスタートします。
「ただし殺してはいけない種類の鯨もいて―」
鐘の音で授業は終わり、授業中寝ていた女の子がクラスメイトの声で起きます。
「なんか面白いことになってるってさ！！」
屋上では、別の女生徒が今にも落ちそうにな状態で、建物の淵に立っています。
屋上や校舎の下には人だかりの山ができていました。
そこへ、先ほど教室で寝ていた女の子が現れ、飛び降りようとしている女生徒に近づいて「命は大事にしないと―」と語りかけます。
その直後、女生徒が足を踏み外してしまいました。
しかし、危機一髪のところでその女の子（鈴原環）が女生徒の片手を掴み、そのまま落ちるのを止めたのです。
宙ぶらりんの状態の中、女生徒は鈴原に対して涙目で助けを乞いますが、鈴原はその子の手を放してしまいます。
バキバキバキ。
その女生徒は木の上に落ちたおかげで脚の骨折で済み、事なきを得るのでした。
場所は変わり、スーツの男がビルの一角にある「林クリニック」に向かって歩いています。
クリニックの中では、サラリーマン風の男が白衣の男に腎移植の相談をしていました。
「お手伝いします」 「頑張りましょう」と白衣の男は笑顔で答え、サラリーマン風の男は手持ちいっぱいの300万円を渡して去っていきました。
そのまま白衣の男はタカシという相手に電話をかけます。
「”キビダンゴ”2コなるべく活がイイのを―」
そこへ、林クリニックへ向かっていたスーツの男（阿藤）が訪ねてきます。
阿藤は、白衣の男（林先生）が”たまき”ちゃんという女の子を探すために雇った探偵です。
どんなに調べてもその少女の情報が掴めないため、阿藤は追加のお金をもらいに来たようです。
少女が生きているのか死んだのかそれだけでも確かめたい林先生は追加の札束を渡し、阿藤は去っていきました。
阿藤は帰り際、交番の指名手配の紙に「英琢磨（はなぶさたくま）」と書かれた林先生の顔写真を見つけ、通り過ぎていきました。
時は遡ること3日前、某刑務所前で15年ぶりに出所した男が大きく娑婆の空気を吸っています。
男は街中で見つけた猫に近づくと、「うまいぞォ・・・」と笑顔で猫缶を与えます。
しかし、猫はその後無残にも内蔵が出た状態で発見されるのでした。
その男がHOTELでベッドに拘束した状態の女性を抱いています。
女性は、両手と口を縛られ涙を流していました。
その時、背後に突然鈴原が姿を現し、男にスタンガンを押し当てました。
バリバリバリ、ドシャ。
男は倒れます。
「クジラをつかまえた」
鈴原はタカシに電話をします。
迎えの車の中で、タカシが鈴原になぜクジラと呼んだのか理由を聞くと、「無駄がないんだって、人間といっしょで、心臓、肺、腎臓、肝臓、膵臓、脾臓それに腸、胃に眼球 、靭帯に皮膚も移植に」
「むやみやたらに捕ったらダメだけど―、捕ったら完全に利用しないとね・・・」
鈴原は車の外を眺めながら語りました。
「命は大事に使わないとね」
＜2話：人助け＞
鈴原は数十種類のナイフを前に、つなぎ姿に着替えています。
その横ではタカシがモニター上で適性検査を行っており、画面には「PASS」の文字が表示されました。
タカシはモニターの横で、犯罪者のデータベースと移植希望者のリストを照合、肉体的なマッチングを行い、選ばれた客のみが希望の臓器を手にできると、新人のスタッフに説明しています。
そのモニターの犯罪者データ上に、HOTELの男の顔が映っています。
データによると、男は15年前強姦殺人で捕まり、他にも2件の殺人を行っていた連続殺人鬼のようでした。
鈴原が準備をしている間に、台の上に裸で縛られた男が目を覚ましてしまいます。
「しょーがないなぁ・・・もう一回眠らせなきゃ」と鈴原がスタンガンを手にすると、タカシは時間が押しているからと鈴原を急き立てます。
「活け造り？めんどーくさいよー」と鈴原は漏らします。
「このオッサン一人の命でいくつもの命が救われるんだ」 「これは『殺し』じゃない・・・解体だ」
タカシが、状況に動揺する新人の前で語るのでした。
「・・・オジサン、命をありがとう」と鈴原は言い、生きたままの男にナイフを当て、解体を始めます。
「あの男には生きてるときは存在価値なんてなかった」 「初めて社会貢献出来たんだ」
タカシが言います。
「・・・命は神様からの贈りもの、それをより良い形で再配分するの」 「これも人助けだよ」
解体作業の終わった鈴原が続けました。
夜中に、林先生はバイクの男と話をしています。
林先生がお金の入った封筒を差し出すと、バイクの男は「キビダンゴお届け、毎度！！」とクーラーボックスを渡して去って行きました。
中には、氷の上に腎臓が二つ。
林先生は、非合法であると知りながら、需要があるから供給があるだけだと、受け取って帰ります。
林先生はスマホに映る若かりし頃の白衣姿の自分とベッドに横たわる少女の写真を見ながら「・・・生きててくれてるよな、環」 「俺がお前を治す」とつぶやきます。
一方、鈴原も英琢磨の指名手配の紙を見つけ、何か思い当たるように見つめています。
「とっても上手くなったの」 「先生がホメてくれた時より・・・」 「先生、会いたいな・・・」と寂しそうな顔を浮かべます。
そのころ、探偵の阿藤は林先生の身元を調べていました。
調査によると、林先生は3年前「英医院」にて医院長の殺害及び放火の疑いで指名手配、その後林に改名し、闇クリニックを営んでいる人物であると分かりました。
阿藤は、林先生が依頼している”たまき”という少女の情報がどこにも見当たらないため、「英医院」から情報を洗うことを決めるのでした。
＜3話：捨て子＞
場面は街中、鈴原は駅のコインロッカー内に鳴き声を上げる赤ん坊を見つけます。
駅のお忘れ物取扱所へ赤ん坊を届けますが、肌の色が悪いことが気にかかりました。
警察の現場検証でコインロッカーの周りに人だかりができる中、鈴原はフードを被った女性を見つけます。
女性は鈴原と目が合うと、街の中に姿を消してしまいました。
発見された赤ん坊は病院のICUに保護されて眠っています。
その横では、タカシが看護師の身体をまさぐりながら、赤ん坊の情報を聞き出していました。
看護婦の情報から、例の赤ん坊は「先天性胆道閉鎖症」だと判明します。
肝移植が必要な赤ん坊を気に掛ける鈴原の横で、タカシは監視カメラの映像データを洗い、ロッカー付近の怪しい人物を見つけます。
画像照合をすると、現場付近で鈴原が見かけた女性と合致しました。
その女性は、これまで出産遺棄致死・売春容疑で逮捕歴のある人物だと分かりました。
住宅の一室で赤ん坊を捨てた女性が男性と身体を重ねています。
男性は、彼女から母乳が出ることに驚きます。
「ただ妊娠したい」
それだけが、彼女が男性と身体を重ねている目的なのです。
「タカシ、次の”出荷日”は？」
「いつでも―」
タカシと鈴原は次の”鯨”のターゲットを決めたようです。
＜4話：毒親＞
場面は、数年前の都内某所の公衆トイレから始まります。
セーラー服の少女、赤ん坊をコインロッカーに捨てた母親、が一面落書きの個室の壁に寄りかかり座り込んでいます。
その前には、便器の中に今産み落とされたであろう赤ん坊の足が見えていました。
彼女は警察官2人の事情聴取に対して、うつむきがちに答えます。
「ほんの一瞬でも、必要されているのが嬉しかったの」
「お腹の中にいたときは、あたしなしじゃ生きられない小さな命、この子がお腹の中にいる限り、あたしも生きてていいんだって・・・」
「生まれてこようとしたから―あたしから離れようとしたから・・・だから・・・あたしの方から捨てられる前に捨ててやったんだ・・・」
悲しそうな表情で言い放ちます。
警察官は驚いた表情を浮かべるのでした。
数年後、彼女は家庭ごみに紛れさせ、赤ん坊をゴミ捨て場に捨てることを繰り返していました。
そんな中、好きな男性の子供を妊娠、彼から出産を望むような発言を聞き、嬉しそうな表情を浮かべます。
しかし、いざ赤ん坊とともに部屋へ戻ると、そこはもぬけの殻。男は逃げ出してしまったのです。
乳飲み子をかかえながらでは仕事もできず、日に日に大きくなった赤ん坊はごみ袋では捨てられないため、ロッカーに置き去ることに決めるのでした。
後日、彼女は街中で赤ん坊の写真をスマホから削除していました。
そこへ、男が通りかかり彼女へ声を掛けます。
彼女はその男と路上で売春行為を始めるのでした。
張った乳房に痛みを感じながら、毒親である自分が子供には不要な存在だと考えていました。
バリバリバリ。
男が突然倒れます。
そこには、先ほど自分が消去した赤ん坊の写真持った制服姿の女の子、鈴原が立っていました。
「相沢華南サン・・・あなたを必要な人がいるのー」
スタンガンの音が、その場にバチっと鳴り響きました。
＜5話：あいたい＞
病院では、例の赤ん坊がいなくなっていることが判明し、問題になっています。
一方、世間では赤ん坊ロッカー置き去り事件として、母親の顔写真がテレビに映し出されていました。
そんな中、タカシは林先生に電話をかけ、ある相談を持ち掛けるのでした。
鈴原はつなぎ姿でナイフを片手に持ち、台の上に裸で縛り付けられている女性の前に立っています。
「必要のない命なんて無い」 そう言いながら、“作業”を始めました。
数日後、女性は体に傷跡を残した状態で発見・逮捕されます。
同じころ、赤ん坊も保護されていた病院にいつの間にか戻ってきていました。
肝移植の手術跡と思われるお腹の傷跡とともに・・・。
女性と赤ん坊の発見のニュースを見ながら、林先生とタカシは移植手術がうまくいったことを電話で話しています。
タカシから林先生への相談とは、例の女性、つまり赤ん坊の母親から捨てられた赤ん坊への肝移植手術だったのです。
タカシは電話を切りながら鈴原に問いかけます。
「・・・でもお前なんであの母親生かす気になったんだ・・・？」
「―ただの『命の有効活用』だよ、リサイクルの段階じゃなかったってだけで」
事情を知る女性を生かしておくことを心配するタカシを横に、鈴原は答えます。
「少なくとももう赤ちゃんは捨てられないよ、だって子宮全摘（と）っちゃったし」
そのころ、女性は赤ん坊の写真を見ながら、涙を流し子供にあいたいと思っていました。
皮肉にも、彼女は子宮を亡くしてはじめて“母親”になれたのです。
場所は変わり、林先生がクリニックで患者の診断をしています。
患者は、例の赤ん坊のニュースについて林先生に話をしていました。
「ある女の子のことを思い出しちゃって―」 しばらく黙っていた林先生が、口を開きました。
実は、鈴原は林先生が初めて心臓の手術をした女の子だったのです。
「彼女もロッカーで拾われてね」 「ある事情があってね、今は人に頼んで探してもらってるんだ」
＜6話：友達＞
登校時、眼鏡をかけた静かそうな女の子が足をかけられ転んでしまいます。
そこへ鈴原が通りかかり、傷ついた女の子の膝に絆創膏を貼って去っていきました。
「ちゃんと保健室行った方がいいよ」 「バイ菌入ってるかもしれないし、命は大事にね・・・」
その後、女の子は自分を助けてくれた人物が2年生の鈴原であることをつきとめます。
翌日、鈴原は下駄箱の中に手紙を見つけます。
その手紙には、昨日の女の子（佐藤若菜）からのお礼と相談にのってほしいという内容が書かれていました。
鈴原は、手紙に書いてあった若菜のLXXNEアカウントに連絡します。
すると、若菜からは公園で会いたいとの返信が来ました。
放課後、鈴原が指定の公園に行くと、若菜ではなく若菜の友達と名乗る亜依に話しかけられました。
帰ろうとする鈴原に、亜依は話を聞いてほしいと引き止めます。
亜依によると昨晩から若菜と連絡が取れず、心配になって若菜のLXXNEのアカウントを覗き、鈴原にメッセージを送ったということでした。
若菜を心配する亜依に、鈴原はスマホを落としただけかもしれないと話します。
亜依はホッとした顔で「これをキッカケにあたしたちも友達になろーよ」と言い、2人はLXXNEを交換します。
帰りがけ、亜依は鈴原に話しかけます。
「初めて会ったなんてウソみたい、若菜から色々聞いてたからかな」 「命を大事にする人だってー」
場面は変わり、夜の高層ビルが見える街中の川の中に、人が浮かんでいるのが見えます。
その足には、鈴原が貼った絆創膏が貼られていました。
＜7話：女の敵は女＞
警察が売春宿を摘発する場面から話は始まります。
取り調べでは、お店で働いていた女性たちが次々に答えています。
「オジサンたちとおしゃべりしてただけだし・・・」
「何も悪いこともエロいこともしてないよ！！」
「コンビニのバイトより少し楽なだけだよ！！」
メガネをかけた女性警官は、取り調べをしながら、女の子が搾取されている被害者だと気づいていないことに根深い問題を感じていました。
一人のニット帽をかぶった女の子（亜依）が、女性警官から取り調べを受けます。
そこへ、保護者としてオバちゃんが彼女を迎えに来ました。
女性警官（桜田）は彼女を開放しますが、不審な点を見逃しませんでした。
彼女が女の子たちを仕切っていた人物ではないかと怪しんでいるのです。
亜依にこだわる桜田に対し、男性警部がこだわりすぎだと声を掛けますが、桜田はこう答えました。
「女は女を知っているから」 「女の敵は女ってこと」
オバちゃんと亜依は警察署を去った後、スーツを着た男に会います。
男はオバちゃんに3万円の入った封筒を渡そうとして止め、3千円程度の金額を渡します。
3万円くれるから身元引受人になったのに話が違うと引き下がる女性に、男は煙草に火をつけながら凄まじい剣幕で言いました。
「キビダンゴ、もう一個抜いとくか！！？」
服を破られた女性の脇腹には、手術の後が残っていました。
帰り際、リュウは亜依に分厚い封筒を渡します。
「そっかぁ若菜のヤツーけっこう高値で売れたんだぁ」
「お前のおかげでな」 と二人はキスをしました。
その近く、道端で小さい女の子と父親が手をつないで歩いているところへ車がぶつかって来ました。
父親は女の子をかばいますが、轢かれてしまいます。
子供のため救急車を呼ぶよう求める父親に、ドライバーは金属バットをもって近づきます。
「りァ 充 死 ね」 金属バットを振り上げました。
その時、背後から鈴原が現れ、ドライバーは倒れこみました。
鈴原は平然とタカシに電話を掛けます。
「うん、鯨捕まえた」
新しい店を開くため、亜依はまた女の子集めてリュウの手伝いをするとやる気になっています。
「とーっても良い子を見つけたの！」
彼女のスマホ画面には、タマキのLXXNEアカウントが写っています。
「だってその子・・・まるで壊れかけのお人形さんなんだもん―」
＜8話：商売敵＞
寂れたビルの一角、阿藤探偵事務所では、阿藤と女性が身体を重ねています。
「持ってきてくれた？例のヤツ」
「そこの机・・・USBの中に・・・」
阿藤は元同僚の女性（桜田警部補）から、何かしらの情報を受け取ります。
「元同僚とは言え情報を流す以上、相応の見返りは期待してるわよ？」
そう言い渡す桜田警部補の髪を阿藤は親しげに触ります。
彼女は照れたような表情を浮かべつつ、阿藤の手を払いのけ、部屋を出て行きました。
阿藤が桜田警部補から受け取ったUSBには、機密情報扱いの「英総合病院火災事件及び放火殺人事件調査書」が収められていました。
事件は、3年前に「英病院」で火災が発生し、火元の研究病棟より院長である英幾雄氏の焼死体が発見されたというものでした。
鑑定結果から放火と断定され、事件後行方不明になっている院長の甥、英琢磨（当時27才）が最重要参考人として挙げられていました。
その英琢磨は林に改名、闇医者として生計を立てており、阿藤に“たまき”という少女の行方を依頼した人物でもあります。
情報を探っていくと、英医院が近年力を入れていたのは移植分野でした。
阿藤の調査から、“たまき”が「英医院」で何らかの移植手術を受けたことは分かっているものの、医療記録が見当たりません。
テレビをつけると、身元不明女性の遺体が発見されたニュースが流れてきました。
被害者の水死体の前で、桜田警部補が遺体を検証しています。
遺体は眼球と歯が抜かれ、腹には内臓を抜かれた後が残っていました。
検証から、被害者は生きたまま内臓と歯を抜かれた可能性があると浮上します。
中国でも同じような臓器を抜かれた事例があると聞き、桜田警部補は何か考え込みました。
多数のモニターの前でタカシが商品のキャンセルについて顧客と電話で話をしています。
タカシがキャンセルの理由を聞くと、「こっちもまっとうな商売じゃない以上、一度弱みを握られてはどうしようもない」「状態は極めて“新鮮”だ」 と返答が返ってきました。
タカシは電話を切ってから、2つの可能性を懸念していました。
1つは海外で人間のまま仕入れ国内で捌く方法。
もう1つは国内で調達する方法。
前者は国内ブローカーが自分たちの領域を侵されるので黙ってはいないはず・・・そして、タカシたちとの住み分けも出来ており、可能性は低いと読みます。
もう1つ可能性は、今からやろうとしていること、自分たちと同じ「臓器は純国産」で仕入れる方法。
「早くしないと目覚ましちゃうよ」
たまきがつなぎ姿でタカシに話しかけます。
目の前には目を覚ました男性が台の上に裸で縛りつけられています。
金の問題ではなく正義のため。邪魔する奴は始末するー。
タカシは静かに鈴原に言い渡しました。
「環、解体だ」