地縛少年花子くんつかさの正体や過去・性格は?サイコパスで怖い?あまねが殺した理由とは?名言やネタバレ考察

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学園の怪異の暴走を止める日々の主人公の八尋寧々(やしろねね)と学園の七不思議の七番目の怪異「トイレの花子さん(通称:花子くん)」。

 

彼らの前に現れたのは、花子くんと同じ顔、同じ服装の禍々しい雰囲気を纏わせた少年、「つかさ」でした。

 

花子くんは双子の弟がいて、殺害したことを発言していました。

 

そして、つかさもまた、花子くんのもつ包丁を見て、

 

「俺を刺した包丁だ!懐かしい!」

 

とはしゃいでいるあたり、花子くんにつかさが殺されたことはお互いに認めています。

 

作品の中で、つかさは学園の怪異の噂を乱すことにより、怪異を暴走させているため、花子くんや他の怪異とも敵対しています。

 

しかし、つかさの過去や、なぜ花子くんに殺されてしまったのか、そして怪異の噂を流す理由もわかっておりません。

 

今回はそんなミステリアスなつかさについて紹介と考察をしたいと思います。

 

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つかさは花子くんの弟?プロフィールを紹介!

つかさとは「地縛少年花子くん」登場するキャラクターの1人です。

 

つかさの登場は3巻の最後(若しくは4巻の一番最初)のシーンから、黒い折り鶴(黒杖代)を使って、花子くんと八尋寧々(以下ヤシロ)の前に姿を現しました。

 

基本的な見た目は作品の主人公「花子くん」にそっくりで、明治・大正時代の学生服、いわゆるハイカラと呼ばれる服装です。

 

ただし、花子くんのような学ラン(±マント)とは異なり、スタンドカラーのシャツに上に着物、下に袴を着る書生スタイルです。

 

そして花子くんとは対照的に「封印」とかかれた黒い紙を右頬に貼り付けています。

 

つかさはメインキャラクターである花子くんの双子の弟で、生前の本名は「柚木 司」です。

 

普段は放送室で「七峰 桜」と「日向 夏彦」と共に行動しています。

 

彼の性格は非常に子供っぽく、行動の突飛さ故に桜から「猫のようなもの」と完全に理解不能な生き物として諦めている様子です。

 

また思考の突飛さは漫画のプロフィールにも記載されており、「好きなおやつ」と「最近の悩み」がどちらも「あまね!!」になっています。

 

ここまで見てわかるように兄である花子くんに関して、かなりの執着があるらしく、つかさの初登場シーンで最初のセリフが

 

「俺のことは殺したのに、その子(八尋 寧々)は守るんだ」

 

と若干のヤンデレ要素が入っています。

 

アニメ版でも登場し、その行動の突飛さが表現されて実につかさらしい表現がされていました。

 

アニメでのつかさの声優は「緒方 恵美」さんで、緒方さんは双子の兄である花子くんも担当されています。

 

つかさはサイコパス?怖い?つかさの性格は?

無邪気に笑い、花子くんを慕い、幼く話す様子は本来ならば微笑ましく見えます。

 

しかし、源光の元クラスメイトで友人になったミツバを怪異に魔改造したり、血で黒板に絵を描いたりと残虐な行為が絶えません。

 

捕まえたしゃべる魚を「殺しちゃだめ」と桜に止められたのに、「中をみるだけー」とペンで腹を裂きます。

 

有無を言わせずに周囲に無垢な悪意を振り撒き、底知れぬ恐ろしさを感じる強キャラ・サイコパス感を醸し出しています。

実は仲の良い双子?あまねがつかさを殺した理由は?

つかさというキャラクターは生者ではなく、過去に殺されて死んだ身です。

 

そして、つかさを殺害したのは双子の兄であるあまね(花子くん)でした。

 

彼が普段使用する包丁で殺害されたとつかさ本人も覚えている様子ですが、死んだ後も花子くんに懐き、彼と係わります。

 

初登場シーン時も花子くんを意識して服装を着物ではなく、花子くんと同じ昔の制服を着て現れています。

 

また、その後に別れた後も、「俺と会えて、あまね嬉しそうだったー」と桜に報告する場面もあります。

 

つかさが花子くんに懐いているようにも見えますが、後のストーリーで実は彼ら2人は元々仲の良い兄弟であったと判明しています。

 

幼少期はあまねが病弱だったので、外で遊ぶつかさはお土産に野花や猫などを持って帰るほど仲の良い兄弟でした。

 

そして、あまねに元気になってもらおうと、家に住む【カミサマ】に自分を捧げてしまいます。

 

その後、つかさは行方不明となってしまいましたが、後に家に帰ってくることができました。

 

神隠しから無事、生還を遂げたつかさの日常は兄の花子くんと過ごす楽しい生活を送ることができるはずでした。

 

それから後に、つかさと花子くんの住んでいた家で一家心中が行われた「呪いの赤い家」と噂されているそうです。

 

怪異殺し!怪異とつかさの能力の関係を紹介!

本作品のメインキャラクターである「花子くん」は学園の七不思議の七番目の怪異「トイレの花子さん」であり、「何か一つを代償に生者の願いを叶える怪異」です。

 

そしてつかさは七不思議に属していない怪異で、「何か一つを代償に死者の願いを叶える怪異」です。

 

花子は七不思議の役割として人と怪異の間を保ち、基本的に平穏を臨んでいますが、つかさは好奇心のまま学園と怪異の和を乱します。

 

その被害者の代表といえるのが「ミツバ」という少年の霊です。

 

彼は初めは昇降口に現れるさみしがり屋な霊だったのですが、「みんなに覚えていて欲しい」という願いを歪曲させて「首折りさん」に変質させました。

 

結果、「理性」を代償に周囲を襲い、誰もが恐れる怪異となりはてました。

 

彼は彼のクラスメイトだった源光と駆けつけた花子くんに消滅させられ、死んだ「三葉惣助」の幕は閉じました。

 

消滅したミツバに対しての興味をつかさは無くしたようにも思えましたが、彼の凶行は続きます。

 

つかさは低級の怪異を寄せ集め、核となる魂にミツバから奪った理性を植え込み、人造の怪異を作りました。

 

そして、七不思議の3番目の「カガミジゴク」の怪異を人造のミツバ(以降ミツバ)に喰わせて、七不思議の3番目の座においたのです。

 

何故そんなことをしたのかとつかさに花子くんが聞くと、

 

「作ってみたかったから!昔映画で見た人造人間みたいでしょ!」

 

と、子供じみた理由でした。

 

つまり、ミツバは生きていた「三葉惣助」本人ではなく、彼の魂の一部を材料に彼を模して作られた怪異だったのです。

 

ここまで非道な行為をしていますが、ミツバの怪異化を防止するヤシロを地面に叩きつける直前に

 

「女の子には優しくしなきゃ」

 

と思い出したかのようにお姫様だっこ、のちに眠らせるだけにとどめたりします。

 

女の子に対しては手を出していないあたり、怪異にしては優しさを持っているのではないでしょうか(、いいえ、ありません)。

 

七峰桜曰く、「意外と頼りになる」と言ってますが、気まぐれで怪異を作らないでほしいですね。

 

また、人魚の女王からは「怪異の噂を乱す怪異」と表現されています。

 

つかさには「死者の願いを叶える」能力の他に「怪異の噂(性質)を変える」能力があるのでしょうか。

 

それとも・・・

 

つかさの愉快な仲間たちを紹介!

花子くんの助手という名目でヤシロは巫(カンナギ)と呼ばれる役割を担っています。

 

そして、花子くんを監視の役割という名目で一緒にいる男子が中等部の源光です。

 

放課後の女子トイレを掃除するヤシロと光、そして花子くんは学園で人を襲う怪異に対応・解決へと活動してます。

 

しかし、同じ存在がつかさにもいます。

 

それが高等部三年「七峰桜(以降、桜)」と「日向夏彦(以降、夏彦)」です。

 

彼女らは放送室らしき場所で怪異の噂を流して、怪異を変質させたり、凶暴化させたりして、花子くんチームとは真逆の行為をしています。

 

夏彦は桜に恋心を抱いているため、一緒にいるために活動している様ですが、桜は過去につかさと願いを叶える代償に縁を結んだので一緒に活動しているとのことでした。

 

あのつかさと一緒にいる割に登場回数が少ない二人ですが、夏彦は怪異に襲われても自力で生還できる力があったり、光に怪異について(真偽はともかく)教授をしているあたり、間違いなくただ者ではありません。

 

桜については夏彦以上に登場回数が少ないですが、つかさに命じられて怪異の噂を放送で流し、その性質を歪曲させています。

 

桜がつかさに願った内容も本編で語られてはいませんが、ヤシロを誘拐してきたときに優しく接したり、どこでもない場所へとヤシロを置き去りにするときも最後まで惜しんでいたあたり、本心では人を傷つけることは気が向かない様子です。

 

(しかし、つかさの命令なので実行はします)

 

彼女の正体が何であるのか、今回の考察の最後の方に交えて記述したいと思います。

つかさとは一体何者なのか?過去や正体は?考察ネタバレ

今回の考察記事は漫画17巻のストーリーの情報から他の考察の記事の情報無しで記述しています。

 

なので今後のストーリーとは別の展開が生じると思いますが、「こういった考えも在るのだろう」とあくまで考察として読んでいただけると幸いです。

つかさは花子くんの依り代?

学園の七不思議には自分の核である依り代が存在します。

 

依り代は境界のなかにあり、黒い封印と書かれた紙が貼られています。

 

そもそも「封印」という言葉には「閉じ込める」等の意味合い意外に、「隠す」と言った意味があるので、あの札には依り代を隠す力があるのではないかと思われます。

 

だからそれぞれの怪異達の依り代は境界に隠されていたわけです。

 

しかし、花子くんがいる場所は女子トイレです。

 

ですが、彼の依り代らしいものはありません。

 

ここでつかさについて思い出してみると、七不思議の依り代と同じ封印とかかれた札が顔に貼られています。

 

花子くんの武器に包丁がありますが、これは生前つかさを殺したときに用いられたものだと判明しているあたり、花子くんにとっても思い入れのある品だと分かります。

 

つまり、生前の花子くん(あまね)の依り代は自分が殺した弟のつかさではないかと推測します。

 

ならば、封印札の力でつかさの居場所が花子くんでもわからないことの説明がつくのではないでしょうか。

 

しかし、花子くんの依り代がつかさであるならば、花子くんに貼られた封印の札は何なのか・・・

 

これは、つかさの依り代が双子の兄であるあまね、つまり花子くんではないでしょうか。

 

柚木兄弟はカミサマの巫である

16巻で住むと不幸になる「赤い家」が柚木兄弟の生家であったことが判明します。

 

病弱だったあまね(花子くん)とは対照的に健康的だったつかさは、家の中に「願いを叶えるカミサマ」がいることに気がつきます。

 

病弱で余命わずかと医者から診断されたあまねを「げんきにしてほしい」と願い、代償としてつかさ自身を自ら捧げてしまいます。

 

(4歳からすでにあまねのために一般的常識からかけ離れた行動をしているあたり、サイコパスの片鱗が見えますね)

 

誕生日から神隠し(?)にあってしまったつかさですが、わずかな期間の後に実家に帰ってきます。

 

しかし、以前のつかさでないことに気がついたのは当時の母親だけでした。

 

その後、柚木家族は一家心中をしてしまいますが、現代の赤い家では、いなくなったはずの4歳のつかさが残っていました。

 

ここで漫画を読んだときあの残酷なつかさは、カミサマ(?)がすり替わっていて、つかさの偽物と気がついた花子くんがつかさを殺害したのではないかと想像しました。

 

しかし、その後に少し違う考えに至りました。

 

「ヤシロと光の前に現れた赤い家に残っていた4歳のつかさは神隠しから帰ってきたつかさと同じ存在である」です。

 

50年前に赤い家に喰われた4歳のつかさですが、彼はあまねを元気にしてほしいという願いを叶えた代償に自分をカミサマに捧げましたが、これは、学園の周辺地域で行われていた人身御供の関係と似ています。

 

同じく人身御供されたカタクリの台詞には

 

「村の人が神様に願いを叶えてもらう代償に巫と呼ばれる少女を穴に投げ入れる」

 

とあります。

 

ここでつかさの関係と比べてみるとつかさは村人であると同時に巫であることが分かります。

 

神隠しされた状態になりましたが、彼は戻ってきます。

 

何故戻ってきたのでしょうか?

 

これは17巻であったヤシロと光が屋敷から出る際に、つかさが家に火を放って火に包まれたからではないでしょうか。

 

このときすでにつかさは身体に何かを取り込んだ状態でした、これがつかさの言う「カミサマ」であったなら・・・

 

つまり、神隠しから戻ってきたつかさは17巻でヤシロ達と行動した4歳のつかさ(+カミサマ)だったのです。

 

だから、後に人の願いを予言することができたのです。

 

後に花子くんに殺されますが、カミサマを取り込んだつかさ(巫)を殺すというのはカミサマにとって重罪だったのではないでしょうか?

 

それにより罪を償うために花子くんが誕生するのだと思いますが、このときにつかさの中にいるカミサマに花子くんはつかさに関して何か願ったのではないでしょうか?

 

そして、一家心中のときに花子くんがあの井戸(穴)に入ったのだとしたら・・・

 

お互いに同じカミサマに願い、自分の身を捧げたのなら・・・

 

お互い巫で、お互いを怪異の核となる依り代になったのではないかと推測します。

 

真相は今後のストーリーを期待するしかないですね!!

桜はすでに死んでいる!?桜のつかさへの願いとは?

つかさに願いを叶えてもらい、共に行動する桜について少し考察したいと思います。

 

本来ならつかさの考察ですが、おまけ感覚で読んでいただけると幸いです。

 

結論から言いますと、「七峰桜はつかさに死にたくない(生前に戻りたい)といった願いを叶えた怪異である」です。

 

登場回数が少なく、美人であるのに影の薄い彼女ですが、その登場シーンは基本的に境界の中です。

 

2巻でヤシロに出会ったときも、「七不思議の5番目に会うと良い」と言い残してからすぐに追いかけたヤシロを撒いてしまいます。

 

謎のキャラクターあるあるの「すぐに主人公を撒いてしまう」といった演出かもしれませんが、彼女の登場シーンをみるとほとんどが境界の中です。

 

つまり、彼女はヤシロに追いかけられたとき、すぐに境界に隠れたのです。

 

また登場シーンのほとんどが境界内の放送室であり、ヤシロの前に現れた図書室も七不思議の5番目の土籠の境界の近くだったことで

 

(一応、学園の外の中庭らしき場所で本を読んでいたシーンがありますが、境界の中なのか不明なので除きます)

 

彼女は学園内、それも境界付近でしか活動できないと結論が出ます。

 

また、彼女の登場時に影が描かれることがありません。

 

境界内が浸水しているからというのもありますが、2巻の初登場時には月明かりに照らされた彼女の影はゆがんでいます。

 

また、中庭らしき場所で本を読んでいたときも影は描かれていません。

 

ここでつかさの役割について話を戻しますが、つかさは「死者の願いを叶える」怪異です。

 

彼に願いを叶えてもらって縁を結んだ桜、つまり、つかさと出会ったときは桜は怪異若しくは死者だったのではないかと考えます。

 

では「桜の生前は何だったのか?」というと、学園周辺の地域で行われていた人身御供の被害者です。

 

学園の周辺は神に巫と呼ばれる少女をささげる風習がありました。

 

これによって村は安寧を得ます。

 

七峰桜は巫に選ばれたのではないかと思います。

 

ここで七不思議の6番に巫されたヤシロの友人の「赤根 葵」を例に考察します。

 

葵の実家「赤根家」は代々巫を育てていた家系ですが、彼女の名前について考えます。

 

「赤根」とはセリ科の植物、またはアカネ科のつる性植物

 

「葵」とはアオイ科の植物

 

「赤根 葵」とはどちらも植物の名前です。

 

ここで桜について話が戻りますが、彼女の名前は「七峰 桜」です。

 

「桜」は日本人にとってはお馴染みですが、「七峰」という植物はありません。

 

しかし、彼女のフルネームの分け方を変えるとこうなります。

 

「七 峰桜」

 

「峰桜」という植物の名前になりました(ちなみに実在します)。

 

七不思議の「七」と「峰桜」という植物の名前

 

「七峰 桜」も、葵同様に家が巫を生み出す家系だったのではないでしょうか。

 

そして死の淵で彼女は「死にたくない」といった願いをつかさに願ったのではないでしょうか。

 

つかさには幽霊を怪異にする力があります、ミツバがその例です。

 

ならば、桜もまた幽霊から怪異になった存在だったのではないでしょうか。

 

その結果、学園の生徒として怪異として、七不思議や怪異が徘徊する学園で「放送室の怪異」として過ごしているのです。

 

学園内には5番目の七不思議「土籠」が先生をしているあたり、生徒になることも可能であると思います。

 

また巫には世話役の従者がいて、巫の身の回りのお世話をしてくれるのですが、この役割は生者である日向夏彦が担っていて境界の外に出れない桜の代わりに行動しているのではないかと思います。

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