「薬屋のひとりごと」は日向夏氏によって、2011年に小説サイト「小説家になろう」で連載が開始されました。
2017年からは「月刊ビッグガンガン」と「月刊サンデーGX」で、別の漫画家によって連載されており、2023年からはアニメがスタートしています。
なお、原作小説は16巻まで刊行されていますが、完結はしておりません。
小説・漫画・アニメどれをとっても人気を博している「薬屋のひとりごと」は主人公の猫猫(まおまお)が王宮内のトラブルを解決していく作品ですが、登場人物の人間関係も人気の要因の一つです。
今回は、個性あふれるキャラクターの中でも、貴妃・玉葉妃(ぎょくようひ)に仕える侍女頭「紅娘(ほんにゃん)」について解説します。
『薬屋のひとりごと』を全巻無料で読む方法は?
日向夏による原作小説『薬屋のひとりごと』は、2つの漫画雑誌にてコミカライズされています。
1つ目は「月刊サンデーGX」に連載されている『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。

原作:日向夏
作画:倉田三ノ路
キャラクター原案:しのとうこ
もう一つは「月刊ビッグガンガン」にて連載されている『薬屋のひとりごと』です。

原作:日向夏
作画:ねこクラゲ
構成:七緒一綺
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は、こちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』もしくは同じく小学館が運営する『マンガワン』にて無料で読むことができます。
『サンデーうぇぶり』『マンガワン』共に公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
漫画アプリの『サンデーうぇぶり』『マンガワン』では、『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』第1巻から最新巻(最新話)に収録されているすべてのエピソードを無料で読むことが可能です。


安心安全に、そしてタダで『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』を最新巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』もしくは『マンガワン』を使う方法がベストです。
※『サンデーうぇぶり』『マンガワン』では、1日に無料で読める話数に制限があります。2つのアプリをダウンロードして読み進めることをオススメします。
『薬屋のひとりごと』(月刊ビッグガンガン)は漫画アプリ『マンガUP!』で読める

月刊ビッグガンガンで連載中の『薬屋のひとりごと』は、スクウェア・エニックスが運営する公式漫画アプリ『マンガUP!』にて最新巻まで無料で読むことができます!

月刊サンデーGXの方と読み比べてみて、お好きな方を読み進めみてはいかがでしょうか?(^^)/
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なぜ玉葉妃の侍女頭に?紅娘(ホンニャン)の正体とは?
紅娘はどこから来て、なぜ玉葉妃の侍女になったのでしょうか?
紅娘の生い立ちとは?
紅娘の生い立ちについては明らかになっていません。
紅娘の過去の話もあまり出てきていませんが、翡翠宮に仕える侍女は玉葉妃と昔からの付き合いである者が多く、紅娘も同様、後宮に入る前からの付き合いであることはわかっています。
紅娘の後宮入りの理由とは?
父が亡くなり、母の出身地である西戌州へ戻ることになります。
その西戌州で後宮に入る前の玉葉に礼儀作法を教える付き人の募集があることを知り、自ら応募します。
約5年間、訛りの矯正も含めた礼儀作法の指導を玉葉に行いました。
そして、玉葉が後宮に入ると同時に紅娘も後宮に入り、それ以来ずっと玉葉妃に仕えています。
玉葉妃「恨みなら、あちこちで買っていそうですね」
紅娘「いくら猫猫でも、大勢に殴られたらひとたまりもないわよね」
高順「ええ。ですが、道連れを作らずに小猫が簡単に倒されるとは思えません」
壬氏様、愛しの薬屋がえらい言われ方されとるぞ#薬屋のひとりごと #薬屋2期 pic.twitter.com/PBVoLS3v4m— のえら (@areonoera) May 3, 2025
妃に毒を盛った犯人!?紅娘は悪者なのか!?
園遊会で玉葉妃の食事に毒が混入する事件が発生します。
その、犯人とは一体誰なのでしょうか?
園遊会で毒混入事件!?
猫猫が初めて参加した園遊会にて、玉葉妃の食事に毒が盛られます。
猫猫が毒見をしたおかげで、玉葉妃が毒入りの食事を口にすることを防ぐことができました。
この毒混入の犯人は玉葉妃を狙ったわけではなく、里樹妃(りーしゅひ)を狙っていました。
里樹妃をいじめていた侍女が、食物アレルギーがある里樹妃に嫌がらせをするために、ほかの妃の食事と入れ替えました。
しかし、食事を入れ替えたおかげで、里樹妃は毒入りの食事を口にすることはなく、大事にならずに済みました。
犯人はあの侍女!?
まず、毒入りの食事を用意したのは、阿多妃(あーどぅおひ)の侍女頭である、風明(ふぉんみん)でした。
そして、風明が狙ったのは最年少上級妃の里樹妃(りーしゅひ)でした。
風明は、柘榴宮を訪れた里樹妃から、幼少期に蜂蜜を食べて生死をさまよった経験があると聞かされます。
風明は、生後間もなく亡くなった阿多妃の子供の面倒を見ていましたが、当時、滋養のためにと、蜂蜜を与えていました。
里樹妃の話を聞き、阿多妃の子を死に追いやったのは自分だと気付くのです。
それ以来、本物の母親の様に阿多妃を慕い、柘榴宮を訪れる里樹妃を引き離そうとしたり、会わせないようにしたりしました。
それでも、しきりに会いに来る里樹妃から、蜂蜜によって子供が死ぬことがある事実を阿多妃が聞くことを恐れた風明は、園遊会で里樹妃の食事に毒を盛ることを決めるのです。
しかし、里樹妃の侍女によるいじめによって、食事がすり替えられ、毒入りの食事が玉葉妃の毒見役である猫猫のもとに来たおかげで、この計画は未遂に終わるのでした。
壬氏暗殺の黒幕か?紅娘(ホンニャン)の怪しい行動と裏切り行為!?
園遊会での毒入り事件の後、壬氏暗殺未遂事件が起こります。
読者の考察では、紅娘も怪しい人物として挙がっていましたが、犯人は一体誰なのでしょうか?
『薬屋のひとりごと』32話
由々しき事態、東方の虫。只者ではないお声の皇太后様、呪いの縁と腐らぬ死体の謎。先帝がロリコンゆえの皇弟への疑念、だから逆に帝はグラマラスが好きなのか? そしてこの依頼が、父にも壬氏様にも繋がるのか…? ここぞで締める紅娘様は強し!#薬屋のひとりごと #薬屋2期 pic.twitter.com/ZyQkijiXcK— オガワヘヴンリー (@k_ogaga) February 28, 2025
紅娘の怪しい行動とは?
壬氏は皇帝の弟である華瑞月(かすいげつ)とされていますが、実は皇帝の実の息子です。
暗殺事件を起こしている人物は、この事実を知っている可能性が高く、壬氏を皇位継承から排除することで、自分もしくは自分の関係者を即位させたいと考えている可能性が高いです。
そういった意味では、上級妃に仕える紅娘が、暗殺計画を企てても不思議ではないです。
特に、紅娘は玉葉妃を裏切りそうな者を解雇するほど、玉葉妃を心から慕い、忠誠を誓っています。
そんな紅娘が、玉葉妃の子供を次期皇帝にしたいという思いから、壬氏の暗殺に動いても不思議ではないのです。
しかし、玉葉妃と壬氏の関係は良好であり、現帝との夜伽も順調であることから、わざわざリスクを背負ってまで、壬氏を暗殺するとは思えません。
現在も、壬氏暗殺事件に絡んでいる様子はありません。
壬氏暗殺の黒幕の正体は?
では、誰が壬氏暗殺未遂事件の犯人なのでしょうか?
それは、女官翠苓(すいれい)でした。
翠苓は猫猫をも凌ぐ薬の知識と、実行する度胸を持ち合わせていました。
翠苓は、計画的にたまたまに見せた事件事故を起こさせ、最終的に、祭事で事故に見せかけて、壬氏を暗殺する予定でした。
結果的に、それぞれの事件を猫猫の名推理によって真相を暴き、勇敢に飛び込んで、壬氏を助けたことで未遂に終わりました。
翠苓は子の一族出身であり、実質的に支配をしていた母の神美(しぇんめい)に命じられ、暗殺計画を実行していました。
また、阿多妃の後釜として入内した楼蘭妃(ろうらんひ)は翠苓の姉妹であり、計画の協力者でもありました。
楼蘭妃の真の目的は違いましたが、宰相として政にも関与していた父の子昌(ししょう)、姉の翠苓とともに、国家謀反を企んでいました。
しかし、全て母親である神美の、過去への執着と嫉妬によるものであり、ある意味ではこの3人も被害者であると言えます。
高順を狙っている?紅娘の結婚話は?ネタバレ!?
全く、謀反の気配もなく、玉葉妃への敬愛が際立つ紅娘ですが、自身の恋愛事情はどうなのでしょうか?
高順は子持ちでガッカリ?
園遊会の毒混入事件の後、高順(がおしゅん)が事件の真相解明のため猫猫に意見を求めに来た際、応接間に案内する紅娘を見た猫猫が「心なしか紅娘の目も輝いているような」と言っています。
実際に、イケメンで仕事ができる、硬派な高順ですので、紅娘が惚れるのも無理はありません。
しかし、特使が鏡を贈ってくれた頃、知人が困っていると高順が相談しに来た際に既婚者だと知ると、ガッカリし、すっかり興味がなくなった様子が伺えます。
紅娘は結婚するのか?
「紅娘は結婚しますか?」という質問に対して、原作者である日向夏氏も「わかりません」と答えているように、紅娘が結婚するかどうかはわかりません。
玉葉妃の付き人になる前には婚約者もいたようですが、破談になっています。
10代から20代前半で結婚することの多い、薬屋のひとりごとの世界で、おおよそ30歳である紅娘にはそれらしい相手もいません。
玉葉妃が鈴麗姫を生んだ頃から、そろそろ自分も結婚したいと思っているようですがただでさえ、少数精鋭の翡翠宮で侍女頭の紅娘が抜けてしまうと仕事が回らくなってしまうことや、有能すぎるがゆえに顔はいいのに男が近寄らないことも理由かもしれません。
玉葉妃が、父である玉袁(ぎょくえん)に手紙を出して、紅娘についても話しているので、相手を斡旋してもらえるかもしれませんが、未だに良い縁談はありません。