今回紹介するキャラクターは他殺課のイシ間(いしま)です。
イシ間は、スキンヘッドがトレードマークのガタイの良い強面ですが、死役所で一番の人徳者と言っても良い程の優しい心の持ち主です。
曲者の多い死役所職員たちが一目置いて、慕う存在であるイシ間ですが、そんな彼も死役所職員であるという事は、元死刑囚であることを意味しています。
優しいイシ間は一体どんな罪を犯してしまったのでしょうか?
彼が罪を犯した背景には切ない真実がありました。
そんなイシ間の過去に焦点を当てながら、彼が成仏するまでの姿を解説していきます。
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イシ間の初登場はいつ?
イシ間(いしま)は1巻第3条の「あしたのわたし①」が初登場となりました。
この時、イシ間はまだ幼い子供が死役所に来ることを嘆いていました。
死役所で最も情に厚く心優しいイシ間の人柄が伝わってくるシーンでしたね。
イシ間の人物像とは?
イシ間はスキンヘッドでガタイの良いいかつい外見をしていますが、性格は、初登場シーンのように幼い子供の死を嘆き、誰にでも優しさを向けられる人情の男であるようです。
曲がったことが大嫌いで、1巻第5条「働きたくない」に登場した、死刑囚になれば働かずにすむという理由だけで多くの人間を車でひき殺した江越(えごし)という男に対しては感情のままに怒鳴りつけていました。
情に厚い性格から、大変涙もろく、第4条「あしたのわたし②」では親に虐待されたことで死んでしまった凛(りん)という女の子が虐待されていたにも関わらず、母親を優しいと話す凛の健気な姿に涙を流してしまいます。
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人情家なイシ間の過去に何があった?姪っ子のミチとは?
人のために涙を流すことのできる心優しき男、イシ間ですが、死役所の職員をしているという事は、イシ間もまた、シ村(しむら)やニシ川(にしかわ)達と同様に元死刑囚であることがうかがえます。
一見人を殺すことなど出来そうもないイシ間ですが、一体過去に何があったのでしょうか?
イシ間が溺愛する姪っ子ミチ
イシ間の生前の名前は石間 徳治(いしま とくじ)でした。
風景や、人の服装を見るに昭和の時代を生きていたようです。
イシ間は大工をしていました。
近所の人達からも慕われるイシ間は、美人で気立てのいい姪、ミチと二人暮らしでした。
ミチは近所でも有名な美人で、おまけに心優しく、家の畑に入った芋泥棒の兄弟に怒るどころか自分がもらった大根をあげるほどでした。
両親を亡くしたミチは、実の子どものように自分を大切に育ててくれるイシ間を慕っており、自分が結婚した際には家を建てて欲しいと頼むほどでした。
そんな実の親子のように暮らしていたイシ間とミチですが、養子縁組はしていないようで、理由はイシ間の自己肯定感の低さにありました。
イシ間は「自分なんかがミチの親になって良いのか」と二の足を踏んでいたのです。
しかし、イシ間が働く建築現場の親方から背中を押され、養子縁組に対して前向きに考え始めるのでした。
イシ間とミチを襲う悲劇
そんな平和なイシ間とミチの日常は一夜で終わりを告げてしまいます。
それはイシ間が親方と飲んでいて、帰りが遅くなった日の事でした。
イシ間が家に帰ると、ちゃぶ台の上にミチの食べかけの食事が残っていました。
風呂にでも行ったのかとイシ間が外の井戸水で水を飲もうとすると、ミチの声がかすかに聞こえてきました。
声のする方へイシ間が向かうと、そこで衝撃的な光景を目の当たりにします。
先日見逃した芋泥棒の兄弟がミチを強姦していたのです。
イシ間はクワで弟の方に切りかかり、ミチを家に逃がしました。
そしてクワで弟の頭を割ってしまいます。
兄の方は逃げましたが、イシ間に追いつかれ殴られ、頭に血の上ったイシ間はクワを思いっきり兄の急所に振り下ろしました。
兄が息絶えてからも泣きながらイシ間はクワを振り下ろし続けました。
その後、死体が見つかり、イシ間は捕まりますが、殺害の動機として決してミチがされたことは話しませんでした。
「芋を盗みに来た兄弟たちに怒りがわき、酔った勢いで殺してしまった」と供述したのです。
イシ間は死刑になったことに対しては何の悔いもなく、ただ、「養子縁組をしなくてよかった」「ミチが殺人犯の娘になるところだった」と安堵するのでした。
そしてイシ間に成仏の辞令が・・・
そんな石間にもついに成仏の辞令が下ります。
辞令を受けてイシ間は動揺します。
そして改めて死役所内の様々な事に目を向けていきます。
死産していしまった胎児や、風俗嬢を襲って返り討ちにあい、死亡した男性など、死役所に来る死者たちを見て、「腹をくくらねば」と思うのでした。
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イシ間は天国に成仏できたのか?
ある日、死役所にインフルエンザで死亡した秀哉(ひでや)という男の子が訪れます。
秀哉は生前、両親の不仲に悩んでいました。
しかし、自分が昏睡状態であった二日間は両親が二人一緒につきっきりでいてくれたことを知り、喜びます。
イシ間はそんな秀哉を見て、「死んでから愛情確認をしても喜ぶな」と泣きながら訴えました。
その後落ち着いたイシ間は秀哉に話しかけます。
「今までよく頑張った」とイシ間が秀哉の頭をなでると、秀哉は嬉しそうにしました。
そんな秀哉にイシ間は続けます。
「俺と一緒に成仏するか?」
秀哉は喜びますが、シ村は自分たちは職員だから一緒には行けないという旨を言おうとしますが、イシ間はそこで初めて他の職員たちに自分に成仏の辞令が来たことを話すのでした。
驚くシ村にイシ間は受付を頼みます。
8巻第39条「お気を付けて」のストーリーをネタバレ!
死役所にある、死刑課、そこでイシ間は成仏許可申請書に記入をしていました。
イシ間はシ村と話しています。
話の中でシ村は「自分が犯した罪について見つからなかった答えは見つかったか」とイシ間に聞きます。
イシ間はミチを襲った兄弟たちを殺した後の事を思い出していました。
イシ間はずっと上の空でした。
心配した親方からそのことを指摘されても誤魔化して過ごしていました。
ミチはあの日の事件以来、学校にも行きたがらず、家に一人でいる事も出来なくなっていました。
男性に対してはすれ違うだけで怯えてしまうミチにイシ間はあの兄弟たちを殺した事を話した方が良いのかと悩みます。
そんな中、ミチが包丁で手首を切ろうとしていました。
慌てて止めるイシ間を振り切ろうとミチは暴れます。
「死にたい」「殺してよ」そう泣き叫ぶミチを見ていられなくなったイシ間は兄弟たちを殺した事をミチに打ち明けるのでした。
その後二人で遺体を見に行きますが、ミチはただ呆然としていました。
場面は現在に戻り、イシ間は兄弟たちの人生史を一度だけ見たことがあるのだと話しました。
それは思わず同情してしまうような人生だったそうです。
だからといって許せないとイシ間は声を荒らげます。
自分にとって大切なのはミチの人生なのだと話すイシ間にシ村は「だから他人の人生はどうなっても良いというのが答えですか?」と聞きます。
イシ間にはわかりませんでした。
自分のしたことが正しかったのかも、殺したことを後悔しているのかも、イシ間には分からなかったのです。
「もしまた同じことが起きたらどうしますか?」というシ村の質問にイシ間は、「殺す、と思う」と答えます。
それを聞いたシ村はこう告げました。
「答えなど出せなくてもイシ間さんはもうすぐ成仏するんです、関係ありませんよ」
それをきいたイシ間は「本当に一貫している」と言って笑うのでした。
そして成仏課を訪れたイシ間にシ村とシラ神(しらがみ)が声をかけます。
どうやら見送りに来てくれたようです。
そこへ秀哉とハヤシが来ました。
ハヤシはシ村に、「イシ間のように良い人間が地獄行きなんておかしい」と訴えます。
するとシ村は「地獄に行っても、長い苦行を積めば天国に行けるとも言われている」と話しました。
ハヤシは初耳であるようで、その場にいた自分以外の職員は皆知っていたことに落ち込みます。
シラ神はイシ間に折り紙で作った花束を渡します。
イシ間は「こんな場所でこんなきれいなものをもらえるなんて」と喜びました。
いつも困ったような顔をしているシラ神ですが、イシ間からお礼を言われ、顔が綻(ほころ)びます。
イシ間はシ村に「いつ辞令がくるかわからないから覚悟しておけ」と言います。
「重々承知しております」というシ村にイシ間は続けます。
「多分あんたはすべてに納得して成仏できると思う」
シ村は根拠を聞きますが、イシ間は「根拠なんてない」と笑います。
そしてイシ間と秀哉の順番がきたのか、成仏課の人が名前を呼びます。
「達者で」と涙声で言うイシ間にシ村は、「イシ間さん!」と声をかけます。
「本当にありがとうございました」
深々と頭を下げるシ村の顔にはいつものにやけ顔は無く、感極まった表情で「お気を付けて」と告げました。
そこへハヤシが「生まれ変わったら一緒に酒飲んでください」と声を上げます。
涙を流すイシ間がふと周囲を見渡すと、他の職員たちも深々と頭を下げています。
「あんまり泣かすんじゃねえよ、馬鹿野郎!」
そう笑って言いながらお礼を言い、イシ間は成仏の門へと消えていきました。