本記事はこんな疑問を解決します。
ご紹介する方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『ジンメン』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読める？
いきなり、結論です。
『ジンメン』はこちらの小学館が運営する漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読むことができます。
『サンデーうぇぶり』は大手総合出版社・小学館が運営するサンデー公式の漫画アプリです。
『サンデーうぇぶり』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
『サンデーうぇぶり』では👇このように『ジンメン』全13巻を惜しげもなく無料公開してくれています。
というのも、『ジンメン』は『サンデーうぇぶり』にて独占連載されていた作品だからです。
そのため『サンデーうぇぶり』をダウンロードすることで現在でも『ジンメン』全13巻を無料で読むことができます。
仮に書店や有料電子書籍で『ジンメン』を全巻そろえた場合、8,580円もの大金が必要になってきます。
1冊660円×13冊＝8,580円
8,580円は、普通に大金です。
安心安全に、そしてタダで『ジンメン』全巻を読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。
また『サンデーうぇぶり』では『ジンメン』以外にも
- 名探偵コナン
- MAJOR（メジャー）
- からかい上手の高木さん
- 銀の匙
- ドロヘドロ
- だがしかし
- 犬夜叉
- 今日から俺は
- 今際の国のアリス
- 焼きたて!!ジャぱん
- うえきの法則
- からくりサーカス
- マギ
- 烈火の炎
- H2
- タッチ
などなど、名作と呼び声高いマンガを数多く無料で読むこともできます。
半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです！
- 『ジンメン』は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』にて全巻無料で読める
- 『サンデーうぇぶり』は小学館が運営する漫画アプリなので安心安全
- 『サンデーうぇぶり』をダウンロードする際にも一切お金はかからない
- 『ジンメン』以外にも数多くの名作マンガが無料で読める
以上がここまでのまとめです。
オススメ漫画アプリ紹介
漫画アプリに関していうと、講談社が運営する『マガポケ』や小学館が運営する『マンガワン』も特にオススメです。
- 進撃の巨人
- フェアリーテイル
- 新宿スワン
- ドメスティックな彼女
- ダイヤのA
- DAYS
- ザ・ファブル
- 頭文字D
- ベイビーステップ
- ホームルーム
- ちはやふる
- トモダチゲーム
- カイジ
- Dreams
- 十字架のろくにん
- 可愛いだけじゃない式守さん
- お願い、脱がシて。
- 復讐の教科書
- ハコヅメ～交番女子の逆襲～
- デスティニーラバーズ
- 島耕作
- はじめの一歩
- 食糧人類
- 神さまの言うとおり
- 監獄学園（プリズンスクール）
- ランウェイで笑って
- 七つの大罪
- カメレオン
- ドラゴン桜
- 砂の栄冠
- のだめカンタービレ
- 亜人
- ジパング
- 天空侵犯
- ハレ婚。
- マイホームヒーロー
- ナニワトモアレ
- 満州アヘンスクワッド
- 僕たちがやりました
- カッコウの許嫁
- ライアー×ライアー
- GIANT KILLING
- コウノドリ
- PとJK
- 彼岸島
- エリアの騎士
- いぬやしき
- シャーマンキング
などなど…
- 闇金ウシジマくん
- アフロ田中
- 土竜の唄
- アイアムアヒーロー
- ケンガンアシュラ
- ケンガンオメガ
- 今際の国のアリス
- 青のオーケストラ
- 薬屋のひとりごと
- からかい上手の（元）高木さん
- ダンベル何キロ持てる？
- めぞん一刻
- プロミスシンデレラ
- おやすみプンプン
- 灼熱カバディ
- 送球ボーイズ
- バトルグラウンドワーカーズ
- 出会って5秒でバトル
- チ。地球の運動について
- モブサイコ100
- 教え子がAV女優、監督がボク。
- 釣りバカ日誌
- ゾン100
- 裏バイト逃亡禁止
- 美味しんぼ
- 医龍
- イキガミ
- 闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説
- 九条の大罪
などなど…
「無料でマンガを楽しみたい！」という方は、ぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか？
もちろん、ダウンロードする際もお金はかかりません。
こちらの記事では、特にオススメする漫画アプリを厳選してランキング形式でご紹介しています。「無料で多くの漫画を読みたい」と思っている方はぜひ一読してみてください。
同作者・カトウタカヒロの新連載『カクカゾク』がヤバい！
『ジンメン』の作者・カトウタカヒロ先生による新連載『カクカゾク』が2020年4月20日から『サンデーうぇぶり』にて独占で連載が始まりました！
前作の『ジンメン』同様にスリルサスペンス&ホラー要素がふんだんに詰みこまれた問題作となっています！
本当に作者・タカヒロ先生の独創的なストーリーには毎回驚かされます。
今後、どのような展開になっていくのか全く想像がつきませんし、1話目から衝撃回です！
まだ始まったばかりなので、すぐに最新話まで追いつけますよ！
読んでいない方は、『サンデーうぇぶり』にて無料ですので、ぜひ読んでみてください。オススメです(^^)/
50年に一度の流星群が夜空に降りそそぐ日。
人々が願いを託す中主人公・縁は気が立っていた。
家族はバラバラ。
リストラされた父は酒乱に陥り、母は義父の介護に疲れ、姉は家に帰らず妹は引きこもり･･･。
かつての仲が良かった頃に、家族がまたヒトツに戻って欲しいと願う縁だったが、家族に想定外の事態が訪れ･･･。
それは人類を揺るがすパニックへと繋がるのだった･･･！！
次に『サンデーうぇぶり』の使い方（システム）を簡単にご説明します。
『サンデーうぇぶり』では1日に読めるマンガの話数に制限があります。分かりやすく説明しているので、読み進めてくださいい。
※3分程度で読めます。
『サンデーうぇぶり』の基本的な使い方
『サンデーうぇぶり』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ポイント』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』を使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『ジンメン』も1日に最大5話まで読み進められます。（もちろんタダで）
ここでは『サンデーうぇぶり』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『サンデーうぇぶり』のチケットとは？
『チケット』はチケットアイコン（↓黄色い線で囲んである）が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読めるシステムがこの『チケット』なのです。
『サンデーうぇぶり』のポイントとは？
『ポイント』は毎日、5～15秒程度の広告動画を見ることで30ポイント（作品1話分に値する）を取得することが出来ます。
サンデーうぇぶりに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。（※ポイントを使って読む事ができるという意味）
↓『サンデーうぇぶり』のホーム画面に『POINTゲット（黄色い線で囲んである）』アイコンが出てくるので、そのボタンをタップして短い広告動画を見ることでポイントをゲット出来ます。
15秒程度の広告を流しておく（見なくてもよい）だけで、1話分の漫画を無料で読めてしまうので、絶対活用するべきです！
この『POINTゲット』アイコンは毎朝8時に回復し、ホーム画面に表示されます。
【重要】さらに今なら『サンデーうぇぶり』のアプリを新規ダウンロードすることで1000ポイントの特典が付いてきます。※1000ポイント＝単行本3冊分
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。
操作も簡単なので、すぐに使いこなせますよ！
『チケット』『ポイント』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ポイント』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たい話の漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む あと3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分を新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
ここまでを簡単にまとめると
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ポイント獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『サンデーうぇぶり』は、1つの作品において、1日に最大で5話分を無料で読むことが出来るかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう！！(^^)/
↓さらに詳しく『サンデーうぇぶり』の使い方を知りたい方はこちらの記事を参考にしてください！
【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説！おすすめ漫画ランキングも紹介！
『サンデーうぇぶり』掲載作品一覧
『サンデーうぇぶり』では以下のようなサンデー誌が誇る不朽の名作が多数無料で掲載されています。
・名探偵コナン・YAIBA・銀の匙
・犬夜叉・今際の国のアリス
・今際の路のアリス・H2
・焼きたて!!ジャぱん・タッチ
・MAJOR（メジャー）・拳児
・ジンメン・うえきの法則・マギ
・からかい上手の高木さん
・からかい上手の（元）高木さん
・ドロヘドロ・モンキーターン
・1/10の花嫁・最上の命医
・史上最強の弟子ケンイチ・MAR
・サイケまたしても・BUYUDEN
・あおざくら防衛大学校物語
・今日から俺は！！・競女！！！
・からくりサーカス・だがしかし
・結界師・ARMS・薬屋のひとりごと
・ゾン100～ゾンビになるまでにしたい100のこと～
・やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
・湯神くんには友達がいない
・烈火の炎・ファンタジスタ・電波教師
・イナズマイレブン・信長協奏曲
・古見さんはコミュ症です。
・神のみぞ知るセカイ・switch
・BE BLUES!～青になれ～
・双亡亭壊すべし・天使な小生意気
etc・・・・・・
『ジンメン』あらすじ
主人公・神宮マサトは、小さい頃、よく大好きで通っていた動物園・不二サファリワールドへ7年ぶりに遊びにき来ていました。
7年ぶりというのは、親の都合でマサトが遠くへ引っ越してしまったためです。
しかし、7年後の今、マサトは単身で帰郷し地元の高校へ通う事になります。
マサトは、大好きだった不二サファリワールドの名物ゾウ「ハナヨ」に触れるため、檻の中へ侵入しようとしますが、飼育員に「ハナヨは機嫌が悪く、危ないからやめてほしい」と注意されてしまいます。
しかし「ハナヨは友達なんだ！」と無理に檻の中へ入ろうとするマサト。
そんな時、「中田さん」というマサトを幼いころから知っている飼育員に入ってよいと許可をもらい檻の中へ入ります。
心配そうにする他の飼育員ですが、マサトのどんな動物の心も開かせてしまう人柄でハナヨもすっかり機嫌を取り戻しているようでした。
数年ぶりの再会にも関わらずゾウのハナヨもマサトのことを覚えていたのでしょう！
飼育員の中田さんとの再会も果たし、園内を案内してもらうマサト。
しかし、7年前の動物園とは何かが異なる違和感を覚えます。
動物たちは皆、せわしない様子でどんよりとした空気が流れているのです。
そんな気配を感じていると、新しい園長・ゴリ園長こと、延田（のぶた）のアナウンスが園内に響き渡ります。
「不二サファリワールドは、お客様に特別な体験をして頂くため、いつでも動物たちの元気な姿をお見せできるよう心掛けている」といった内容のアナウンスでした。
中田さん曰く、新園長に変わってから今のような動物たちが職員を警戒している状態になったのだと言います。
不穏な空気が流れる中、マサトは中田さんに「明日も動物園に来ていいか？」と尋ねます。
というのも、かつてよく遊んでいた同級生・ヒトミとの再会の場をこの懐かしの動物園にしたいというものでした。
その際にマサトとヒトミをハナヨの檻の中に入れてほしいと頼みます。
しかし、中田さんは慌てた顔で「明日はやめた方がいい」とあしらいます。
電話で園長に呼び出された中田さんの後をコッソリついていくと、何やら揉めています。
翌日、開園前の動物園に7年ぶりに再会したヒトミと向かいます。
ヒトミは、昔とは別人のように女性らしくなりマサトもニヤニヤが止まらない様子です。
動物園につき、園内に入ったマサトとヒトミですが、昨日とは打って変わって閑散としています。
園内に入り、しばらく歩いても動物たちの姿は見当たりません。
そんな時、遠くでチーターに襲われている飼育員を発見します。
助けに行こうとするヒトミですが、マサトは危険だからといい引き止めます。
他の従業員を呼びにいくマサトたち。
そして、檻の中で倒れている中田さんを発見します。
その横には、「君たち開けてくれ！」と何故か檻に閉じ込められている園長の姿を目にします。
檻の錠を開けたマサトでしたが、檻の中にいたゾウ・ハナヨの鼻に巻き付けられ、園長は首をむしり取られてしまいます。
マサトは、暗い中、目を凝らしてハナヨを見ます。
そこには、なんとも不気味な人間の顔をしたハナヨがいるのです。
人面・ハナヨは話します「タスケテ、マサトくん、ぱおーん。」
マサトたち、いや世界を襲う恐怖がここから始まってしまいます・・・。
『ジンメン』の世間の評価は？
漫画のジンメン全話読んでしまった面白かった
— / \ ﾉﾚマキ (@haruharu0219) March 18, 2020
ジンメン最近読んでるけどおもしろい！ pic.twitter.com/Fox9NQBcTB
— キリン🦒【考察系youtuber】 (@kirinyoutuber) August 30, 2019
【カバーデザイン】ジンメン13巻。完結！カトウさんお疲れ様でした。恐怖に愛に心揺さぶられる素敵な作品。表紙はマサト、背景にはジンメン…！このカッコイイ絵、色合いにはゴールドがよく似合う。『ジンメン』はパニックホラーだけど鮮やかな色使ったりして、配色がとても楽しかった。#ジンメン pic.twitter.com/0l0ffzImCk
— 志村泰央｜デザイナー (@shimura_yasuo) September 14, 2019
ジンメンって漫画を読んだのだけれどね
ペットと話せるようになればなと思った事はあるけど人の顔してたら凄まじく嫌だね
美人なら…いや逆にキツイな— みったん (@carnival0406) March 18, 2020
ジンメンって設定面白いけれどシンプルに顔が怖い
— 凜@今宵こそ再販希望 (@_rinrin_y_) March 21, 2020
ジンメンって漫画友達にオススメされたから見たんだけど
もう1人で寝れないかもしれん— メシール・ギルガメッシュ・マクーリ・オカリン・チャーハン77世 (@wl4t95F9ydkhEsj) April 8, 2019
ジンメン面白いけどまじめにトラウマレベルで怖い… pic.twitter.com/JlaEY3avyh
— うらた (@sekaowa_1108) February 1, 2017
ジンメンほんとに名作だから、みんな読んで。
怖いだけじゃないから、その100倍は泣けるから。
それに、こーゆー生き方をしたいって思わせてくれる。本気で人生観変わった— りゅーちゃん (@uvg_b) March 17, 2020
初めてのレビューです。面白すぎて購入後、即読みでした。今までで1番面白いと感じたかも…。すごく怖い世界。でも、現実離れしてるようで妙にリアル。とりあえず、読み終わった後、ペットのモルモットにおやつをあげて、機嫌を取っておきました。
ストーリーがしっかりしていてかなり面白い。それぞれの動物の特徴や習性を捉えていながら描いているのでページを進めてく毎にワクワクしてくる。この漫画は絶対流行る、いま1番推してます！
怖いけどなんか気になって最後まで読みたくなる。これ読んだ後動物園行くととても複雑な気持ちになります…。
動物が発する言葉ひとつひとつがグサグサ胸に突き刺さるな～。動物が人間の支配下に置かれる状況って当たり前になってしまってるけど、動物と人間の立場を逆に置き換えてみると、なんて理不尽なんだろうって考えさせられる。全巻買います！
『ジンメン』作者・カトウタカヒロの経歴
『ジンメン』の作者は、カトウタカヒロさん。
メディアにも積極的に露出しており、かなりのイケメンであることが判明しました！
顔写真がこちら！
こちらの画像は、インターネットテレビAbema TVで放送されたマンガ家のリアルを赤裸々に語るトーク番組に出演した時のものです。
↓動画は、こちら。
引用：Youtube.com
Web漫画家のリアルや漫画アプリの仕組みなど、非常に興味深い話が聞けます！気になる方は、ぜひ見てみてください(^^)/
メディアに出演しているとはいえ、カトウタカヒロ先生の素性を明らかにする情報は、なかなか調べても出てきませんでした。
分かる範囲だと、カトウタカヒロさんは多摩美術大学 情報デザイン学科 情報デザインコースを卒業されています。
カトウタカヒロさんがAbema TVに出演した2019年当時で、漫画家歴4年。
お顔を見ても、とても若いことが分かりますよね。
恐らく、20代後半あたりでしょうか？
駆け出しのマンガ家だったカトウタカヒロ先生は、最初に少年ジャンプに持ち込みに行くも良い評価を得られなかったといいます。
しかし、週刊少年サンデーを発行する小学館へ持ち込みにいったところ良い評価を受け、その後、小学館新人コミック大賞に入選。
マンガ家デビュー作では、サンデー誌では異色の超ダークファンタジー&ホラー系『ジンメン』の連載を漫画アプリ『サンデーうぇぶり』でスタートします。
連載開始からそのストーリーの面白さ、怖いもの見たさの熱熱なファンが多く定着していき、『サンデーうぇぶり』の看板マンガへと成長します。
2019年9月に発売された単行本13巻にて最終回を迎えます。
『ジンメン』の人気は凄まじく、『サンデーうぇぶり』の作品の中で、読まれた回数などに応じて付けられるランキングでは1位を独占し続けていました。
『ジンメン』の連載が終了してから半年以上経った今でも『サンデーうぇぶり』のランキングでは総合2位にランクインしている超人気作！
ちなみに、スクショした時のランキング1位はあだち充先生の『H2』でした！
さすがは、世界のあだち充先生です(‘◇’)ゞ
カトウタカヒロ先生は、『ジンメン』の連載終了後、「新たなマンガを描くため、プロットを作っている」とメディアで発言していました。
そろそろ、カトウタカヒロ先生による新連載が『サンデーうぇぶり』アプリ内で始まるかもしれません！
楽しみにして、その時を待ちましょう！(‘◇’)ゞ
今のうちに『サンデーうぇぶり』をダウンロードしておくことをオススメします。
『ジンメン』の見どころ紹介
見どころ①人間と対等以上の立場になった動物達
『ジンメン』の最大の見どころの一つが、人間と対等以上の立場になった動物達の怖さです。
もし動物達が人間のように会話することができたら・・・その時、動物達はどんな言葉を私達にかけてくるでしょうか？
そんな事を考えたことのある人は少なくないと思います。
今作品のタイトル「ジンメン」とはその名の通り、作中では人間の顔がついた動物のことを指しています。
人面魚や人面～というフレーズに惹かれて、その画像を見たことがある人もいると思いますが、今作品のキャラクター「ジンメン」はそんな生易しいものではありません。
ハッキリと動物達の顔が人間の顔に描かれています（しかも怖い！）
主人公マサトが幼馴染と動物園を訪れた時、すでに檻は空いており、自由になったジンメン達は動物園や町の至るところで人間達を無差別に襲い、虐殺するようになります。
シカ・キリン・サルなど、私達が動物園で、家族でほのぼのと眺めて、可愛いね～と呑気に眺めていたあの動物達が襲ってくるのです！
基本ベースは表情のない硬いマスクのような顔ですが、人間達を見つけるやいなや、ニタニタ・怒り・叫び、ネガテイブな感情を、これでもかと濃く、暗く表現した顔で襲ってきます。
動物固有の圧倒的腕力やスピードをもって襲ってくる「ジンメン」に人間がかなうはずもなく、唯一対抗できる銃を持っている「警察署」もすでに全滅しています。
また怖いのが「言葉」を話せるところです。
ジンメン達は動物の時と違い、人の顔を持つことで人間の言葉を理解し、言葉を話せるようになっています。
さらに作中で主人公マサト達が避難所を探し学校を訪れた際、教室内でジンメン達が本を読んで学習するところを発見します。
人間と同じように、学習することのできる知性をもった動物達が何を考えるのか・・・。
学校ではジンメン達が食用として人間達の肉を吊るしています。意思をもって人間達を襲い、後で食べる用に保存しておくなど、普段、人間が当たり前に行っていることが、逆の立場になると・・・なんとも言えません。
圧倒的な絶望感の中、主人公マサト達はどうこの状況をサバイバルしていのか、今後の展開から目が離せません！
見どころ②人間と動物との友情や愛情
『ジンメン』の見どころ2つ目は、人間と動物との友情や愛情について考えさせられる作品ということです。
ジンメン達はどうして人間達を襲うのでしょうか？これにはある理由があります。
１巻で「なんでこんなひどいことをするんだ！」とマサトが子供の頃、なついていた像の「ハナヨ」に問いかけるシーンがあります。
「怖いのよ、あなたたちが」と像のハナヨは答えます。
昔はご飯を食べさせてくれ、人間の相手をするだけで良かったと思っていたが、ジンメンになり、言葉を理解できるようになった後、信じていた人間に毒を飲まされ殺された仲間がいた話を知り、
なぜ小さく弱い存在の人間に自分たちの命が脅かされないといけないのか？という疑問をもったと言います。
ジンメンは人間のことを恐ろしい動物であると考えており、今まで人間に虐げられていた恐怖から逃れるために、人間達を襲っているのです。
昔仲良かったあのハナヨが・・・周りの人間はパニックに陥る中で、唯一、主人公マサトだけはハナヨの話を聞いて「俺はお前たち全員を救ってやりたいんだ！」と叫びます。
ハナヨは「もう戻れない！」と言って襲いかかってくるのですが・・・。
果たしてマサトはこの状況をどう抜けだし、ハナヨ達ジンメンを救うことができるのでしょうか！？
見どころ③ジンメンたちは何故、どうして生まれたのか？ミステリー要素が面白い！
3つ目の『ジンメン』の見どころは、ジンメン達はどうして？何故？生まれたのか？というミステリー調で楽しめる作品であるということです。
自宅で飼っていた普通の犬だった豆太郎はジンメンに噛まれたあと、同じように顔が人間になりジンメンとして新たに生まれ変わり、人間達を襲うようになります。
マサト達は何かの感染？動物園で何か実験を行っていたのではないかと考えます。
１巻では、ジンメン達のリーダー？と思われ、他のジンメン達に指示をだしている、顔が動物園のゴリ園長にそっくりな、豚のジンメン「ぶたえんちょー」（ややこしいですね）が動画配信で人間達に語りかけます。
サファリで「なかよし健康診断」を受けてから、こんな豚に変わってしまったと。
ここから、ジンメン達とは、何か人間の実験によって生まれた生物だという事が判明します。
同じように実験を受けたジンメン達と話しをして、人間がいなくなればこの恐怖から逃れられるという結論に達したといい、「ぶたえんちょー」は、日本国から独立した「動物公国」を作ると宣言します。
マサト達が逃げ込んだ学校を大きな地震が襲い、学校や動物園のある地域一帯（作中では不二山一帯）は大きな深い穴で円周にくり抜かれているシーンがあります。
実験を行っていた人間達の目的は？ジンメン達はこれからどうするのか？
地域一帯に残されたマサト達人間の運命はどうなるのか？
読み進めていけばいくほど、驚きの展開が待っています！
『ジンメン』序盤ネタバレ紹介！
第１話 異変
神宮マサトは「不二サファリワールド」という動物園にいる「ゾウ」の前で飼育員と揉めています。
マサトは「ハナヨと友達なんだ」と、檻に入ろうとします。
そこで、知り合いの飼育員の中田さんが、檻のカギを開けてマサトを入れてくれます。
ハナヨはマサトを襲う…のかと思いきや、マサトの前では急におとなしくなり触れ合い始めました。
マサトはこの動物園の常連で、どんな動物でも心を開くのだといいます。
マサトと中田さんは、マサトの近況について話しました。
親の事情で動物園を離れていたこと、親の反対を押し切って戻ってきたこと。
七年のブランクを埋めるために動物園に戻ってきたマサトでしたが、今の動物園の様子に違和感を覚えます。
動物たちは興奮気味で、気がたっているようです。
マサトが引っ越してすぐに園長が替わって、方針が変わってしまったのだそうです。
園内放送では「不二サファリワールドはお客様に特別な体験をして頂く為、いつでも動物の元気な姿をお見せできる様、心がけております」それを聞いた中田さんは怒りを隠すように頭を抱えました。
マサトは話を変えて、幼馴染のヒトミと久しぶりにこの動物園に来る予定だと嬉しそうに話します。
それを聞いた中田さんは鼻の穴を広げ、ニヤニヤしながら茶化します。
マサトは色恋沙汰を否定しつつ、明日もハナヨの檻にヒトミと入れないかと聞きます。
中田さんは「やめたほうがいい」といって、その場を立ち去ってしまいました。
何かを隠しているように見えます。
マサトは後方で客の歓声を聞き、振り返ります。
歓声の正体はキリンの輸送。
前はこんな不気味な見せ物はしていなかったはずだと、驚きます。
動物園の変化を目の当たりにしたマサトは帰ろうとしましたが、中田さんと園長がもめているのを見てしまいます。
マサトはハナヨの檻に入ったことが原因だと思い、中田さんに謝りますが、中田さんは園長の目を気にして話してくれません。
翌日、マサトはソワソワした様子で待ち合わせ場所にいました。
ヒトミの成長した姿を見たマサトは彼女に釘付け…！
雑談をしながら、動物園の前まで行きました。
二人は、動物の全く気配がないことに気づきます。
すると、突然後ろから叫び声が聞こえます。
驚いて振り返ると、人が助けを求めながら何かに追われていました。
その瞬間、チーターがその人に襲いかかりました。
人が襲われていることに気づいたヒトミは助けに行こうとしますが、マサトは必死に引き留めます。
中田さんを呼ぼうと、ヒトミの手を引きますが、ヒトミは動きません。
ヒトミは顔が引きつりながら、獣を見つめて、声を絞り出しています。
「顔が…！」マサトはヒトミを無理やり引っ張って、中田さんを探して走ります。
そこで、ハナヨの檻の中で中田さんが倒れているのを見つけました。
中には園長もハナヨの檻の中に閉じ込められていて、「開けてくれ！」と叫んでいます。
マサトは、園長が持っていた鍵を使って檻を開けます。
助かった…！
そう思った途端、園長は象の鼻に巻き上げられて、闇へ引きずりこまれてしまいました。
ドスン
バキッ
人をつぶすような音が檻の中から聞こえます。
マサトはハナヨに「やめてくれ！」と叫びます。
すると、檻の中から「タスケテ…マサトクン」と声が聞こえます。
驚いて、中田さんを見ると、倒れたままでした。
「タスケテ…」と、また声が聞こえました。
マサトは何が起きているのかわからず、思わず顔を上げます。
そこにいたのは、象のハナヨでした。
それも、その顔には人間の顔がついていたのです。
第２話 ハナヨ
マサトとヒトミは、ハナヨが言葉を話しているのを目の当たりにしました。
ハナヨの顔は、担当飼育員の中田さんの顔に似ているような気がします。
ハナヨは力技で檻から出ようとしています。
その横で倒れていた中田さんは、少しだけ動いたので、生きていることがわかりました。
そこで、マサトはある策を実行することにします。
マサトがハナヨを引き付けて囮になっている間に、ヒトミが中田さんをリヤカーに乗せて脱出するというものでした。
ハナヨはマサトの名前を叫びながら、追いかけてきます。
マサトは追いかけられながら、ハナヨとの思い出を回想していました。
マサトは急に立ち止まり、小さい頃に遊んでいたように、ハナヨの股をくぐって切り抜けようと考えました。
マサトはスライディングでハナヨの下に潜り込みました。
しかし、マサトの顔の真上にハナヨの足が・・・っ。
マサトは死を覚悟しました。
間一髪、ハナヨの足はマサトの頭の上を通り過ぎ、命拾いしました！
マサトは再び走り出して、ヒトミの元へ戻ります。
二人は、中田さんを乗せたリヤカーを引いて、ハナヨから必死に逃げます。
逃げている途中、茂みの奥から「おーい」という声が聞こえました。
振り返ると茂みから人の顔が垣間見えたので、二人はその人と合流することにしました。
しかし、その人の姿が見えて絶望します。
人間ではなく、人の顔をしたキリンだったのです。
それも、かみちぎられた人間の腕を咥えていました。
マサトとヒトミは必死で走りました。
やっと出口に近づいて、振り向いてみると…ヤギ、ヒツジ、キリンなど大量の動物がすぐそこまで来ていました。
それらは不気味に笑っています。
さらに絶望的なことに、前を見ると出口のシャッターが閉められようとしていました。
「一体いつから俺の大好きだった場所は地獄になったんだ！」そんなことを思いながら、マサトは全力では逃げ続けました。
第３話 拡大
大量の動物に追われ、シャッターも閉められた今、状況は絶望的でした。
絶望するヒトミを横目に、マサトはひらめきます。
象の鼻をかたどった構造物を利用して、角度をつけてシャッターを飛び越えようとしたのです。
速度をつけて、三人をリヤカーは進んでいきます。
動物たちがリヤカーに襲い掛かった瞬間、間一髪、三人はリヤカーから投げ出されシャッターの外へ出ることができました。
動物たちはシャッターの奥に群がってニタニタ笑っています。
「ハジマルヨ…」
マサトとヒトミがその場を離れたところで、中田さんが目を覚まします。
まずはマサトの家で中田さんを休ませることになりました。
マサトの家につくと、子犬がキャンキャン鳴いていました。
大家さんが飼っている豆太郎です。マサトとヒトミは、豆太郎にも人の顔がついているのではと身構えましたが、その顔はかわいい子犬の顔でした。二人はほっと一安心。
なぜか豆太郎は急に走り出して吠えながら庭の裏に行ってしまいます。
中田さんが追いかけると背後から声が聞こえます。
「うるせぇなー」
声の正体は、人の顔のついたカモシカでした。
豆太郎はカモシカに噛まれ、ギャンギャン叫んでいます。
三人は家の中に逃げ込み、事なきを得ますが、豆太郎はカモシカの口の中でピクピクしています。
そんな光景を見て、中田さんはおびえたように言います。
「幻覚なんかじゃなかったんだ…っ！！」
中田さんは以前にも顔の付いた動物をサファリで見ていたというのです。
中田さんは、園長が交替してからのことを話し始めます。
月一回の健康診断が義務付けられるようになったこと、動物・職員一斉に行われて「なかよし健康診断」と呼ばれていたこと、今月分の健康診断はちょうど昨日だったこと、血液検査だけでなくワクチン接種など精密に行われていたこと。
そして、毎月健康診断の翌日にはどこかの檻で動物の異常行動が始まること。
中田さんは、マサトから動物園のすべての動物に人の顔がついたことを知り、悔しそうに叫びます。
カモシカが去っていったことに気づいた三人は外に出ます。
庭には噛まれて死んでしまった豆太郎が残されていました。
マサトたちは葉っぱをかけて弔い、警察を呼びにその場を後にします。
しばらくすると、だれもいなくなったはずの庭からかすかに声が聞こえます。
「おぎゃあ」
そう言った豆太郎には人間の顔がついていました。
第４話 警察
三人は警察署に向かって街を歩いています。
マサトはサファリが実験に利用されてきたのではないか伝えると、中田さんは認め、園長に直談判してきたが駄目だったと答えます。
マサトは、園長やほかの職員が動物たちに殺されたことを中田さんに伝えますが、中田さんは「自業自得」「それは、きっと、人間への復讐」だといいます。
それを聞いたマサトはハナヨとの思い出を回想します。
マサトが引っ越す前、毎年ハナヨのところに来ると約束していました。
マサトはその約束を守れなかったこと、何よりその間に親友のハナヨが苦しんでいることを知らなかったことを悔やみます。
マサトは、街で被害者が出る前に自分たちがすべてを伝えることを決意します。
それが動物たちを救うことにもなると信じているのです。
警察署にたどり着いたマサトたちは、その光景を見て愕然とします。
すでにボロボロに破壊されていました。
マサトは中にいる人を助けるため、一人で救出に向かいます。
マサトがあたりを見回すと、おびえた警官が一人残っていました。
その時、二人は一匹のシカに見つかってしまいました。
しかし、シカは襲ってきません。
動物の習性を熟知しているマサトは、習性は普通のシカと変わらないことに気づきます。
シカは、同族以外には縄張り意識が弱く、刺激しなければ襲ってこないのです。
その様子を見た警官は今ならやれると思い、シカに銃を向けます。
その途端、シカはすごい勢いで警官に襲いかかってきます。
マサトは警官をかばい、シカの攻撃をもろに食らってしまいました。
腹にツノが突き刺さったのです。
第５話 囮
警官をかばって、シカの角が腹に刺さってしまったマサト。
「ぐああああっ！」
悲鳴を上げたマサトですが、そのシカが動物園から顔なじみのジュンであることに気づきます。
謝るマサトの姿を見たジュンは、ツノをマサトの体から抜こうとします。
しかし、警官は隙をついて、シカを何度も何度も蹴りつけます。
罵倒の言葉を浴びせながら、銃を向け、倒れるまで撃ち続けます。
シカは最期に「死ね。」「にんげんはもう…おわりだ。」とつぶやいて、息絶えました。
外をみると、銃の音に気が付いた動物たちがマサトたちのいる建物に集まってきていました。
二人は外に出て、ヒトミと中田さんと合流します。
まだ、マサトはジュンを救えなかったことを引きずっていました。
撃たなければ君は死んでいたと主張する警官に啖呵を切って、「ヘタレ警官」とののしります。
そんな警官はうつむいて、マサトたち三人に伝えます。
「僕が囮になって引きつけます！」
「本官は、一般市民を守る警察官です！」
警官は、エンジンがかからない場合はラジオの下のボタンを押すようにマサトたちに伝えました。
三人はパトカーに乗り込みましたが、エンジンがかかりません。
いわれたボタンを押すと、ウーウーと大きな音を立ててサイレンが鳴り始めました。
大量のシカたちが近づいてきます。
そんなとき、一台のパトカーが前を横切り、走っていきます。
運転していたのは、あのヘタレ警官でした。
窓越しに、にやりとこっちをみてきます。
囮にされたのはマサトたちの方だったのです！
第６話 傷
警官に裏切られた三人。
三人が乗るパトカーに、動物たちは群がっていきます。
ある一匹の動物がフロントガラスを突き破って中に入ってきました。
中田さんが対抗していると、声が聞こえます。
「おい！伏せてろ！」
銃を持ったおじさんでした。
おじさんは動物めがけて銃をかますと、おじさんのトラックに逃げるよう三人に叫びます。
三人は荷台に乗ると、おじさんが運転するトラックで何とか動物をまくことができました。
おじさんは山村という名前で、孫が襲われてケガをしているため、避難所に指定されている学校を目指しているようです。
孫の俊樹はトラックの助手席に乗っていました。
向かう途中、さっきの警官が乗っていってパトカーを見つけます。
あの警官が大量のカンガルーに囲まれていました。
首元にカンガルーの腕が巻き付いています。
カンガルーは一瞬で警官の首をひねって殺し、強力なジャンプでトラックに飛び移り、警官の遺体を荷台にたたきつけます。
三人がおびえていると、唐突に山村さんが大声を上げます。
「うおっ！何だこりゃ！？」
見ると、商店街がボロボロに破壊され、地震が起きたかのようでした。
ただ、あたりには血がいたるところに飛び散っていて、一面が血に染まっていました。
ヒトミは腰を落とします。ヒトミの家はこの近くにあり、お母さんがいたはずだからです。
マサトたちは何も言えずにいました。
一行は学校に着きました。
医者を探すため、山村さんは俊樹を抱えて先に出ていきます。
マサトがトラックから降りるのに時間がかかっていると、山村さんは振り返って声を掛けます。
「おい、お前らも早く来ねぇか。」
孫の俊樹は大したことないから、先にマサトを診てもらえと言う山村さん。
俊樹の下半身にふと目を向けると、獣に噛みつくされたように、内臓やら血肉やらが飛び出していました。
俊樹はもう亡くなっていたのです。
三人はいたたまれない気持ちになりながらも、自分たちは生きていると言い聞かせ、先へ進むことにしました。
三人は体育館の横を通り過ぎました。
ふと体育館の中を覗いてみると、そこには…衝撃的な光景が広がっていました。
食肉加工センターのように、人間の肉が天井につるされていたのです！
第７話 錯乱
体育館に人肉がつるされている事実に呆然としていると、中からチンパンジーが飛び出してきました！
三人は逃げようとするも、ヒトミが三匹のチンパンジーに捕まってしまいます。
地面に押さえつけられ、「ちぬき…ちぬき…」とつぶやくチンパンジーに包丁を押し付けられます。
「やめろっ！」
叫びながら、マサトはチンパンジーに体当たりして、ヒトミを助け出します。
驚いたチンパンジーが二人に近づいてきます。
その時、「出やがったな！！この化け猿どもがぁ！」山村さんが歯を食いしばりながらこちらに銃を向けます。
「エテ公５匹まとめて吹っ飛ばしてやらぁ！」チンパンジーは三匹のはずでした。
錯乱して、中田さんとマサトを敵だと勘違いしているようです。
チンパンジーも彼の気迫にひるんでいます。
チャンスと見たマサトはヒトミと中田さんを連れて逃げ出します。
山村さんはまだ猿が逃げたと勘違いして追って来ようとします。
山村さんの後方でチンパンジーたちが包丁を構えて飛びかかってきますが、彼は気が付きません。
首元を包丁で切られた山村さんは我に返りますが、時すでに遅し。
山村さんは俊樹を抱きかかえて、必死に守ろうとします。
そんな山村さんの背後から三匹のチンパンジーがニタニタ笑いながら忍び寄ってきます。
山村さんは俊樹の名を叫びながら、殺されてしまいました。
マサトたち三人は校舎内で隠れて、それを聞いていました。
猿たちが殺しを楽しんでいる様子や人間が肉として処理されている光景を思い出して、三人は青ざめます。
そこで、マサトは隣の教室の中をのぞいて、あることに気づきます。
犬や猫たちが集まって、あたかも人間のごとく教科書を読んでいるのです！
さらに、中田さんは、教室内にいた動物たちはほとんどサファリにはいなかった動物たちであることに気が付きます。
そう話しながら、中田さんはそばにあったモップを倒してしまいます。
その音を合図に、教室からチーターや犬、猫が一斉に飛び出してきました。
マサトをめがけて襲ってきたのは一匹の犬、豆太郎でした。
マサトは驚いて、なんでそんなことをするのかと問うと、豆太郎は言います。
「ぼく、いわれた。」
「にんげんは、ころせって。」
そういった次の瞬間、「ぱおーん」その声で、三人に群がっていた動物たちは一斉に退きました。
声が聞こえた方向には、ハナヨがいるのが見えました。
第８話 再会
三人が動物たちに襲われていたところに登場したのは、マサトの親友の象、ハナヨでした。
ハナヨの声のおかげで、動物たちは襲ってきません。
まさかハナヨは助けに来てくれたのか…
そう思った瞬間、三人のいる校舎に向かって突進してきました。
間一髪でかわすも、長い鼻と太い足を使って襲い続けてきます。
まるで生を実感したかのごとく、力がみなぎっているようです。
三人は廊下を走って非常口まで逃げようとします。
しかし、ハナヨの一撃で非常口が壊されてしまいました。
マサトはハナヨに問いかけます。
「昔はもっと優しくて…みんなお前が大好きで…！」
「なのになんでこんなひどい事するんだ！」
ハナヨは、そんなことどうでもいいと一蹴します。
この姿になってから、今までにない感覚でハイになっているのだといいます。
「なんでそんなことするのかって？」
「怖いのよ、あなたたちが。」
研究や自己中な殺害などで、動物の命が人間によってぞんざいに扱われていることが恐ろしいと語ります。
ハナヨは、マサトは動物たちをなんでも思い通りにできると思っていると言います。
ハナヨはマサトのことを危険だと感じているというのです。
ハナヨの想いを知ったマサトは謝り、どうしたらいいか教えてほしいと頼みます。
「俺はお前を…お前達全員を救ってやりたいんだ！」
そんなマサトの姿に、ハナヨは心を打たれたように見えました。
しかし、「もう戻れないのよ」と言いながら、長い鼻をマサトめがけて振り下ろしました。
第９話 ジンメン
ハナヨが鼻を振り下ろした瞬間、ウーウーとサイレンが鳴り響きました。
町中に放送がかかり、「ノルマは…達成された…」と告げられます。
それを聞いた動物たちは、暴れることなくどこかに去っていきました。
マサトは「命令なのか？」とハナヨに尋ねても「次は必ず殺す」と答えて、去っていきました。
三人は、マサトの腹のケガに応急措置をするため、保健室に行きました。
服を上げてみると、もう腹からは出血していないことがわかります。
大量の血が出ていたはずなのに、もう傷がふさがっているのです。
中田さんはよかったと言い、今までのことを振り返ります。
顔の付いた動物による脱走と破壊…
人間の言葉での会話と読書…
そして豆太郎に人間の顔がついていたこと。
三人は、サファリの動物に噛まれて感染したのではないかと気づきます。
ヒトミは被害が広がって家族まで死んでしまうことを恐れていました。
マサトはヒトミを動物園に連れてきた責任を感じ、「俺が必ずヒトミを家まで連れて行く！」「ヒトミは俺の大切な人だから…！」と伝えます。
突如、校舎が大きく揺れ始めます。地震のようでした。
ヒトミは携帯で震度を確認しようとして、電波が繋がることに気づきます。
ヒトミは母に電話をかけて安否を確認すると、「何言ってるの？それよりあんたのとこは落っこちてない？」と言われてしまいます。
何が起きたのか上から確認しようと、ヒトミたちは屋上へ向かいます。
一方で、中田さんはスマホであるニュースを発見します。
「謎の人面豚の動画が話題」
その人面豚は不二サファリワールドの園長の顔にそっくりでした。
人面豚は「ぶたえんちょー」と名乗り、語り始めます。
もともとは農場生まれのブタで、転々として不二サファリパークに来たこと。
なかよし健康診断を受けてから人間の顔がついてしまったこと。
動画では、日々研究対象にされることでニンゲンがコワイと感じ始めたと訴えています。
日に日に人間の顔を持つ仲間は増えていき、どうしたらニンゲンが怖くなくなるか考え、一つの結論に達しました。
「人がいなくなればいい」
ちょうど、マサトたちは屋上にたどり着きました。
あたりを見渡すと、信じられない光景が広がっていました。
マサトたちのいる土地は周りの土地と断絶され、大きな溝が生まれていたのです。
放送で、園長の声が響きます。
「我々は…ジンメン。」
「これより不二山一帯は日本国から独立し、「動物公告」を樹立するものとする。」
まとめ
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