ジンメン2巻無料ネタバレ!タダで読む方法紹介!漫画アプリで読み放題?zip,rarは危険|ラブホに逃げ込んだマサトやヒトミたちだが鼠に襲われる?

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悩んでいる人
『ジンメン』2巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

余談なのですが、違法な無料漫画サイト(zipやrarファイルを含む)では、ウイルスによる感染率が年々高くなっています

 

今回ご紹介する『ジンメン』2巻を無料で読む方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。

『ジンメン』2巻は漫画アプリ『サンデーうぇぶり』で読める

いきなり、結論です。

 

『ジンメン』2巻は、こちらの小学館が運営する漫画アプリサンデーうぇぶりにて無料で読むことができます。

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『サンデーうぇぶり』は大手総合出版社・小学館が運営するサンデー公式の漫画アプリです

『サンデーうぇぶり』は公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

 

『ジンメン』2巻が『サンデーうぇぶり』にて無料で読めると言いましたが、この記事を執筆している現在(2020年)では第1巻から最終13巻まで無料で読むことができます

 

『サンデーうぇぶり』では👇このように『ジンメン』全13巻を惜しげもなく無料公開してくれています

 

というのも、『ジンメン』は『サンデーうぇぶり』にて独占連載されていた作品だからです。

 

そのため『サンデーうぇぶり』をダウンロードすることで現在でも『ジンメン』全13巻を無料で読むことができます。

 

安心安全に、そしてタダで『ジンメン』を第1巻から最終13巻まで読破したい方は『サンデーうぇぶり』を使う方法がベストです。

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また『サンデーうぇぶり』では、『ジンメン』以外にも以下のような名作と呼び声高いマンガの数々を無料で読むこともできます。

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↓『サンデーうぇぶり』の使い方に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリット・デメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!

 

また同じく小学館が運営する漫画アプリマンガワンも特にオススメです。

 

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『ジンメン』2巻 ネタバレ紹介!

第10話 死傷者

マサトの小学生時代の回想から始まります。

 

マサトはその頃から、動物の心が読める子どもでした。

 

自由研究で動物の観察日記を学校に持っていくと、人だかりができました。

 

しかし、クラスの問題児「クマ助」はマサトの人気ぶりに嫉妬し、「動物と話せるなんて気持ち悪い」と言って嫌がらせを始めました。

 

マサトはサファリの動物たちのことも馬鹿にされ、悲しくなります。

 

家に帰って父親に話しかけるも、「サファリに行け」と話すら聞いてくれません。

 

サファリで中田さんと会ったマサトは「サファリ以外には居場所がないし、友達もいないんだ」と打ち明けます。

 

それを聞いた中田さんはマサトを元気づけるため、象に会わせてあげることにしました。

 

中田さんはその像の名前をど忘れしてしまったようでした。

 

その時、後ろからマサトを呼ぶ声がします。

 

ヒトミとクマ助がいました。

 

クマ助はマサトに嫌がらせをしたことを謝り、実は友達になりたいんだと伝えます。

 

しかし、クマ助はある条件を出してきます。

 

マサトが「動物なんて嫌い。動物と話せるなんて嘘」と言えば、友達になってやると言うのです。

 

クマ助は、友達のいないマサトを憐れむように近寄ってきます。

 

動物しか友達はいないと思っていたマサトにとって、その言葉は屈辱でした。

 

マサトは「動物なんて…っ」と言いかけると、後ろから象の鼻が伸びてきて、マサトを包み込みました。

 

その瞬間マサトは言いました。

 

「おまえ…ハナヨっていうのか」

 

中田さんは「そうそう!」と言って「やっぱり動物の考えがわかるんだな」と感心します。

 

動物との会話を目の当たりにしたクマ助は、怖がって逃げていきました。

 

マサトはハナヨがかばってくれたことに感謝しましたが、やっぱり友達は動物だけなんだと悲しそうに言います。

 

それを見たヒトミは、話しかけたそうにします。

 

全てを察したハナヨは、突然ヒトミを引っ張って、マサトに近づけます。

 

「マサト!あたしとも友達になってよ!」

 

それがヒトミとの出会い、そしてハナヨとの出会いでした。

 

時は現在に戻り、マサト・ヒトミ・中田さんは学校の屋上にいます。

 

学校からは、地面に大きな溝が作られているのが見えました。

 

空から見ると、不二山を囲むように円状に溝があって、他の地域から断絶されているようになっています。

 

ジンメンとともに閉じ込められた、ということです。

 

三人はスマホから政府の発表を聞いています。

 

原因は地盤沈下で、死傷者の数はゼロだとしています。

 

政府は明らかに虚偽の報告をしているのです。

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第11話 SOS

ヒトミはパニックになってしまいました。

 

ジンメンのいる場所に閉じ込められ、帰る方法もわからないのだから無理はありません。

 

マサトはヒトミをなだめて、屋上にSOSを大きく描いて救助を待とうと提案します。

 

中田さんは一人でライン引きを探しに行きました。

 

ふとマサトは、中田さんの「ジンメンはもう来ない」と確信しているような振る舞いが気になります。

 

場面は変わってテレビ局のヘリポートです。

 

報道記者の内海チエが、二人の仲間とともにヘリに乗り込んでいるところです。

 

不二山一帯の溝と人面豚の調査に向かうのです。

 

チエは、死傷者ゼロと報告した政府の珍回答に腹が立っていました。

 

「事実を明らかにして、原寸大のままに伝えることが私の仕事であり使命」だと、胸に誓います。

 

その頃、マサトたちは屋上にSOSを書き、たくさんのヘリコプターを見つけます。

 

あきらめずに手を振っていると、ヘリが気付いて、どんどん近づいてきます。

 

三人は歓びますが、そのあと衝撃の光景を目にします。

 

近づいてきたヘリが次々に墜落して、溝に吸い込まれていくのです。

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第12話 墜落

チエが乗っているヘリも、機体を揺らしながら、墜落寸前です。

 

電子機器が破壊されてしまったようです。

 

操縦士は何とか機体を操作し、溝を越えて、屋上に突っ込みました。

 

チエは運よく生きていましたが、他の二人の仲間は命を落としてしまいます。

 

チエは仲間からカメラを預かり、真実を写すことを胸に刻みます。

 

チエは、電子機器が壊れたせいでヘリが墜落したことをマサトたちに伝えます。

 

溝から電磁波のようなものが出ているようなのです。

 

そこで、チエは自衛隊に助けを求めることを提案します。

 

自衛隊には電磁波に強いヘリもあり、情報も手に入るはずだと考えました。

 

四人は一緒に自衛隊の駐屯地へ向かうことを決意しました。

 

場面は変わり、動物たちが集まって話している様子が描かれます。

 

不二山一帯の模型を取り囲んでいます。

 

動物のうち一匹が、「ノルマは達成したのに、まだ人間がいるじゃないか」というと、ぶたえんちょーは「それは第一段階。食料用の人間は事足りている」と答えます。

 

続けてぶたえんちょーは言います。

 

「ここからが第二段階」

 

「人間にはまだまだ…使い道があるんだから」

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第13話 鼠

マサトたち三人はチエを連れて、自衛隊の駐屯所まで歩いて向かっています。

 

車道の横に広がる用水路は、人が隠れられるほどだったので、そこを通っていくことにしました。

 

そこで、チエは遠くの田んぼに人の姿を見つけます。

 

しかも、彼らは平然と農作業をしていました。

 

チエは大声で話しかけました。「この辺りは動物は出ないんですかー!」

 

それを聞いた農夫は、作業をやめてこちらに向かって叫びます。

 

「こっち来ちゃ…だめ…」

 

そう言い終わる前に、農夫全員の首から大量の血が噴き出しました。

 

「何が起きたんだ!」と血だらけの首元をよく見ると、ジンメンネズミが首の中から出てきたのです。

 

マサトたちをかばおうとした農夫が口止めに殺されたのでした。

 

チエの声で居場所がバレ、ネズミがこっちに向かってきます。

 

その時、田んぼの向かいの家の中から一人の男が出てきました。

 

ネズミはその男を追いかけ始めました。

 

中田さんは「誰か身代わりになったのか…運がいい」と言い、先を急ごうとします。

 

しかし、男はマサトたち向かって逃げてきました。

 

男はマサトたちに気づいて、水路へ突き飛ばし、そそくさと逃げていきます。

 

水に落ちる音を聞いたネズミたちは水路の手前で立ち止まりました。

 

ネズミの群れがこちらを見てニヤリと笑っています。

 

マサトたちは囮にされ、逃げ場のない絶対絶命のピンチに立たされたのです。

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第14話 家畜

マサトたちは用水路の中で、路上にいるネズミと対峙していました。

 

ヒトミは一斉に逃げようと提案しますが、マサトは「動くな…!」とそれを制します。

 

マサト以外は驚きの顔をしましたが、しばらくするとネズミたちは何事もなかったかのように去っていきました。

 

一同が不思議に思っているところで、マサトが説明します。

 

ネズミは聴覚も嗅覚も鋭いけれど視覚は1mほどしかない。

 

臭いは用水路の端で途切れ、音は排水の音でかき消されると踏んだのです。

 

その時、一台のトラックが目の前を通り過ぎていきました。

 

荷台には人が積まれており、その肩ではネズミが見張っています。

 

マサトたちを蹴飛ばした男も運ばれていました。

 

トラックが止まったところまで行ってみると、驚きの光景が待っていました。

 

目の前では、畜舎の中で人間が動物に飼われ、餌を食べさせられていました。

 

その奥では、人間のものとみられる肉が食用処理されて吊るされています。

 

連れてこられた人間は、使い物になるかどうかの選別を受けていました。

 

普段の仕事が田んぼ・畑・畜産の者は配属され、それ以外のものは食用になるのです。

 

ジンメン牛がある男に職業を聞くと「畜産…」と答えました。

 

「ブタか、鶏か」の問いに、男が答えづらそうに「うし…」言った瞬間、牛は男の顔を踏み潰しました。

 

それを見た残りの人間は恐れ、逃げ出しました。

 

途端に肩のネズミが首を食いちぎります。

 

マサトたちを囮にした男も、後じさりして用水路に落ちてきました。

 

男はマサトと目が合います。

 

マサトたちが駐屯地に行くと知って、男は連れて行ってほしいと言います。

 

マサトは囮にしようとした男のことを気に入りませんが、ヒトミは「囮にしようとしてたのは私たちもじゃん」と受け入れます。

 

男はヒトミの姿を見て、全員に向かって「本当にすいませんでした!」と謝り、矢口と名乗りました。矢口は汚名返上のために夜をしのげる場所を教えてくれます。

 

動物もいない、シャワーも着替えもできる場所だというのです。

 

その建物の前に着くと、一同驚きますが、矢口は誇らしげに言います。

 

「ラブホっす!」

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第15話 ラブホ

五人はラブホテルに入ることにしました。

 

ホールには、豪華な像が飾ってあります。

 

中田さんとチエは冷静ですが、矢口は興奮しています。

 

マサトとヒトミは緊張した面持ちでいます。

 

襲われた時に対応しやすいという理由で、男女別ではなく、大きな部屋を一つ利用することにしました。

 

部屋に入ると中田さんは仕切りを作り始めました。

 

矢口は残念そうにします。

 

順番にお風呂に入ることになり、ヒトミが一番最後でした。

 

ヒトミが風呂から上がると、卑猥な言葉が聞こえてきます。

 

「あ…いいカンジです」

 

「あ、でもイキすぎたかも」

 

「ヤベ…こんなの初めてっス」

 

ヒトミが慌てて様子を見てみると、男3人がチエを囲んでカメラを見ているだけでした。

 

ヒトミの勘違いだったのです。

 

溝の様子を写した写真を見て、チエは不思議に思っていました。

 

野次馬が一人もいないなんておかしい、政府は元から予期していたのか…?と様々な憶測が巡ります。

 

今は考えても仕方のない事なので、今日からどう乗り越えるかを考え始めました。

 

中田さんは、睡眠時に男性陣が見回りをすることを提案します。

 

矢口が最初に立候補しました。

 

「なんなら見回り全部俺でいい」とまで言ってくれたので、みんな矢口は実はいい人なのかと思い始めます。

 

夜、マサトは中田さんと話します。

 

ヒトミが隣にいることで緊張して寝られないようです。

 

ヒトミもドキドキして寝られません。

 

その時、「うわあああっ!」という矢口の声が聞こえました。

 

マサトと中田さんは外を見に行きます。

 

ヒトミは驚きますが、「廊下が暗くてつまずいただけだ」と言う声が聞こえたので安心します。

 

チエはトイレにいって部屋にはヒトミ一人きりになりました。

 

すると、毛布がガバッとはがされ、矢口が入ってきたのです。

 

ヒトミは矢口に口を押さえつけられ、襲われる寸前でした。

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第16話 情交

矢口はヒトミの胸を触ってきます。

 

矢口がヒトミに襲い掛かったその時、すごい勢いで矢口が後ろに飛ばされます。

 

マサトが助けに来てくれたのです。矢口は壁にひびが入るほど打ち付けられます。

 

矢口は、ネズミがいたから、と嘘をつき続けます。

 

マサトは「矢口さんを信頼したかったのに」と悔やみますが、信頼を失った谷口は追放になってしまいました。

 

追放された矢口は文句を言いながら廊下を歩いていると、ある部屋から男女の声が聞こえました。どうやら最中のようで、「もっと激しく!」「あっ」と喘ぎ声が聞こえます。

 

そのシーンに興奮した矢口は、限界でした。

 

「俺もそっちいれてくれよ!」と毛布を剥ぐと、男女の姿があらわになりました。

 

人間ではなく、パンダだったのです。

 

パンダたちは矢口を見た瞬間に襲い掛かってきます。

 

追いかけられて必死だった矢口は、パンダと一緒に階段から落っこちてしまいます。

 

間一髪、マサトは矢口の手をつかみます。

 

マサトは一斉に引き上げようとしますが、矢口は下からもパンダにつかまれます。

 

矢口は叫びながら命乞いしますが、人間の力はパンダにはかないません。

 

矢口は地面に叩きつけられ、二匹のパンダによって体をバキバキにされてしまいます。

 

マサトたちは彼を見捨て、息を潜め、朝を待ちました。

 

朝、ホールで見たものは、血だらけでホールに飾られていた矢口の姿でした。

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第17話 罠

マサトたち四人はホテルをでて、外を歩いていました。

 

マサトは矢口を救えなかったことを後悔しています。

 

ヒトミが「動物ってあんなに無残に殺すの!?」というと、マサトは「あの二匹はサファリにいた時も無邪気だったから…」と言います。

 

ヒトミは「無邪気なんていう理由で殺されないといけないの!?」とカチンときて、言い合いになってしまいます。

 

何とか中田さんとチエは二人をなだめます。

 

マサトはコンビニがあるのを見つけます。

 

そのコンビニは動物に破壊されておらず、食料もたくさんありました。

 

中田さんは見張りをすると言って外に行きました。

 

マサトが外に出ると中田さんの声が聞こえます。

 

隠れた場所で電話しているのです。

 

電波が繋がらないはずなのに、と疑問に思います。

 

「ああ、順調だ」と中田さんは電話越しに話します。

 

マサトが中に戻って、ヒトミに中田さんの行動の違和感を伝えても「頼れる大人」「マサトのほうがわかってるでしょ」としか言いません。

 

むしろ、ヒトミは「マサトのほうがおかしい」と思っていました。

 

ジンメンをかばうような発言や行動が気になっていたのです。

 

食事が終わり、外に出ようとすると、入り口に人が数人立っていました。

 

ジンメンではなく、人間でした。

 

彼らはマサトやヒトミに抱きつき、「生きてる人間に出会えるなんて!」と嬉しそうにします。

 

彼らは「このコンビニには動物が寄り付かない」と言って食料の調達にきているのだそう。

 

彼らのうちの一人が、「一緒に家で隠れて、救助を待とう」と誘ってくれます。

 

ヒトミが「自衛隊の駐屯地に向かっているから」と言うと、「なら、安全な道を知っているから、連れて行ってあげる」と言います。

 

そこで、チエは違和感に気づきます。

 

「駐屯地への安全な道があるなら、あなたたち、なんで救助なんか待っているの?」

 

その時、彼らの肩にネズミが現れます。

 

彼らは切羽詰まったように、「こっちに人間がいる!」と動物を呼び寄せました。

 

すると、牛の大群がこちらに突進してきます。

 

彼らは「ほかの人間をとらえれば、私たちを解放するってヤツらに言われたの!」と言うのです。

 

出会い頭にマサトたちに抱きついたのも、ネズミに捕まっていない人間か確認するためだったのでした。

 

彼らの後ろから「よくやった」と牛がつぶやき、「モウ解放だ」と彼らに向かって突進します。「解放」は、死を意味していたのです。

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第18話 駐屯地

牛はマサトたち四人に向かって突進してきます。

 

マサトはヒトミたちをかばって、体当たりをもろに受けてしまいます。

 

マサトは壁に体を打ち付け動けなくなってしまいます。

 

ヒトミとチエは倒れた商品棚の下敷きになってしまいました。

 

牛たちは商品棚の上を、ズンズン歩いてきます。

 

その時、中田さんが「待て…」というと、牛たちが方向転換して去っていきました。

 

マサトは意識がもうろうとしていきました。

 

マサトが目を覚ますと、三人がのぞき込んでいました。

 

マサトが「牛たちはいったいどこに…?」というと、三人とも「知らない」というのです。

 

マサトは中田さんをさらに怪しく思います。

 

その時、また人の声が聞こえます。

 

向こうもこちらに気づくと、ナイフを向けて警戒してきます。

 

その反応でお互いにネズミにとらわれた人間ではないことを確信します。

 

その人は勝俣さんという人でした。

 

30人くらいを引き連れて集団で駐屯地へ向かっていたのです。

 

少数で分かれるよりは、子供や女性を大勢で守ろうという考えのようでした。

 

実際に勝俣さんの奥さんは妊娠していました。

 

勝俣さんの集団とともに駐屯地に向かうことにしました。

 

チエはヒトミの様子がおかしいことに気づきます。どうやらマサトのことで悩んでいるようです。「マサトは人に騙されたせいで人間不信になっている、ジンメンに執着してるのでは」と感じているのです。

 

チエは、マサトの「俺はヒトミを助ける!」という言葉を思い出して、「マサトほどまっすぐな言葉を出せる男子はそういないから大丈夫」と伝えます。

 

「ヒトミは人を信じられる子だから彼のことは最期まで信じなさい」と言います。

 

しばらく歩くと、開けた場所が見えてきました。

 

不二駐屯地に着いたのです。

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第19話 臭い

自衛隊の駐屯地は静かで、誰の気配もありませんでした。

 

しかし、入り口のフェンスは大きく湾曲し、破れていました。

 

皆が不安になっていると、後ろから自衛隊の方が声をかけてきました。

 

救難用のヘリまで誘導してくれるというのです。

 

「これから皆さんを溝の外にお連れします」

 

それを聞いて、皆は一斉に喜びますが、マサトだけ浮かない表情をしています。

 

ヒトミはコンビニで何を見たのか教えてほしいと訴えるので、中田さんが携帯で電話していたことを伝えます。

 

ヒトミが直接中田さんに聞こうとすると、前方から中田さんに声をかける人たちがいました。どうやらサファリの職員のようです。

 

彼らは「そこのボウズも無事みたいだな」とつぶやきました。

 

マサトとの面識はないはずなので、マサトとヒトミは疑問に思います。

 

その時、音を立ててヘリが動き出しました。

 

「やった!」と希望に満ちた歓声が沸き上がります。

 

ヒトミは喜んでマサトへ感謝を伝えますが、マサトは相変わらず真剣な表情のまま。

 

むしろ絶望の表情で、「さっきからかすかにしていた臭い、やっとわかった」と言います。

 

「血の臭いだ。」マサトは臭いが一番強い倉庫に向かって走り出します。

 

中田さんは「マズイ!」と言い、自衛隊員は走り続けるマサトに向かって拳銃を向けて威嚇します。

 

やはり自衛隊は何かを隠していたようです。

 

マサトが倉庫の扉を開けると、衝撃の光景が広がります。

 

たくさんの人間の死体が積み上げられており、あたりはゴリラのジンメンがうろうろしていました。死体はおぞましい姿でひしゃげています。

 

「みんな!逃げろおお!」

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第20話 殺戮

自衛隊の倉庫はジンメンの巣窟と化していました。

 

ヘリに一斉に人が押し寄せ、「もう自衛隊なんて信じられるか!」「武器を奪え!」と無理やりヘリを飛ばそうとします。

 

その瞬間、サイが突進して、ヘリが破壊されてしまいます。

 

サイとゴリラに追いかけられ、あたりは完全にパニックになり、逃げ回ります。

 

いたるところで人が殺されていきます。

 

サイのツノに串刺しになった人、ゴリラに体を引きちぎられた人、押しつぶされた人、首をはねられた人。

 

ある女の子が泣き叫んで立ち止まっていました。

 

そこに一匹のゴリラが襲い掛かります。

 

マサトはそのゴリラにつかみかかり、「だめだ!」と制止します。

 

すると、ゴリラはマサトのほうを見て、「マサト、まだ人間のままなのか…」「中田さんも甘い」とつぶやきました。

 

ゴリラはマサトを押し返すと、「ハナヨが後でまた会いにくるってさ」と告げて去っていきます。

 

中田さんがマサトの元に駆け寄ってきます。

 

ゴリラがその横を通り過ぎた時、「中田さん…えんちょーは見抜いてるぞ」とささやきました。

 

ヘリは残り一機は無事でした。

 

中田さんが乗り込むと、勝俣さん夫婦がすでに乗っていました。

 

ヒトミもチエも後に続きますが、マサトは乗り込もうとしません。

 

サイがヘリを見つめて突っ込もうとしている状況でした。

 

マサトは「ゴリラも中田さんについて話していた。何か隠してるだろ!」と言います。

 

ヒトミも「なんで仲間じゃなくて動物を信じるの!?」と不満が爆発します。

 

「親とか、友達とか、先輩とか、外で待ってくれてて心配してくれててそんな人がいるはずでしょ!」

 

その言葉を聞いてマサトはハナヨのことを思い出します。

 

そして、苦しそうに伝えます。

 

「俺は中田さんを信じたい、ヒトミも助けたい」

 

「でも、ハナヨも助けられないかな…?」

 

そこで、サイが突っ込んで来て、マサトのすぐ後ろまでツノが近づいてきます。

 

ゴッ

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