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【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!
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『カクカゾク』2巻 ネタバレ紹介!
第9話
縁はモジャに騙されて学校に呼び出されていました。
そこで、モジャの家族に先制攻撃を受けた縁とお父さん。
おじいちゃん、お母さん、凛、紬も駆けつけます。
瀕死の縁が「もう一度家族を一つに」と願うと、おじいちゃんが大きな口を開けて縁とお父さんをパクン。
食い殺されると思った凛、お母さん、紬は逃げ回りますが、怪物の姿をしたおじいちゃんは、三人を次々に飲み込みます。
「これでまた、我々は、ひとつになった」
おじいちゃんはそう言って、体を変形させていきます。
また、家族全員が合体していたのです。
皆が混乱する中、お父さんはモジャ家族への反撃のため、戦闘態勢に移ります。
しかし、うまくバランスが取れません。
どうやら、縁だけ戦う意思が統一できていないというのです。
その隙をついて、モジャ家族に攻撃されて弾き飛ばされてしまいます。
モジャ家族がもう一発殴りかかったその瞬間、巨大な拳が縁の頬を打ちました。
お父さんが縁を殴ったのです。
お父さんは縁に言います。
「この期に及んで友情こじらせてんじゃねぇだろうな」
「死にぞこないの俺から何か聞き出して、へなちょこになりやがったか」
これは、縁が襲われた時に「家族だから助けに来たんだ。縁が一番家族のことで傷つきやすい」と言った時のことです。
お父さんはしゃべり続けます。
「こうなったのは全部お前が悪い」
「モジャに殺されかけても対等にやり返せないお前は友達じゃない」
「俺らが殺されそうなのに何もできないのは家族じゃない」
突き放したようなセリフに縁はブチギレます。
縁はやっと心が決まったかのように、モジャと真正面から向き合います。
お父さんに殴られた顔半分が陥没したグロい見た目で・・・
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第10話
右目が飛び出ている縁を見たお父さんは「そんなに強く殴っていないのに」と驚きます。
どうやら、合体状態では攻撃力が強化されるようです。
おじいちゃんは「合体家族は傷の直りが早く、痛覚も鈍い」と言うと、実際に縁の顔はみるみるうちに元通りになっていきました。
おじいちゃんはなおも続けます。
「栄養不足だと傷は治らない」「過度な衝撃や圧力だと体は復元できない」…。
そんな説明をしている間、モジャ家族は押しつぶそうと飛びかかってきました。
間一髪でよけますが、縁とお父さんはまた喧嘩を始めてしまいます。
そんな二人の姿を見たモジャは、「この家族に絆なんてない」と自分の家族に思いを馳せます。
モジャには優秀で高キャリアの兄がいました。
不良のモジャはいつも比較されて、兄に対しての敵意を持っていたのです。
「兄は蕎麦屋の跡継ぎを押し付けて出ていった」そう思っていました。
隕石が落ちたあの日、モジャのいないところで両親と兄がモジャの話をしていました。
両親の陰口を聞いた兄は言います。
「あいつのほうが飯を数倍上手く作れる。あいつのいいとこ見てやれ」
兄はモジャのことを信頼してくれていたのでした。
それを聞いたモジャは泣きそうになります。
ちょうどその時兄とモジャは目が合ってしまいます。
「大丈夫だよ」兄がモジャにそういった瞬間、隕石が落ちて合体家族になってしまったのでした。
しかし合体家族になってすぐ、他の家族に襲われ、やっと分かり合えた大事な兄を奪われてしまいます。
モジャは兄の最後の言葉「お前なら家族を守れる」という言葉を心に刻みました。
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第11話
時は現在に戻ります。
兄のことを思い出したモジャは、急に発狂し襲いかかってきました。
縁家族はジャンプで逃げるも失敗。
縁はモジャのお父さんに頭をつぶされそうになってしまいます。
縁のお父さんが拳を振り上げて何とか縁を助けます。
縁のお父さんの攻撃でモジャのお父さんは腕を一本失います。
その姿を見たモジャは「俺を認めてくれる家族を他に失いたくない!」「友達なんていらない!」と暴れだしました。
縁はモジャとはまだ友達でいたいと思いながらも、「俺にも失いたくない家族がいる」と、モジャと対等に渡り合おうとします。
その瞬間、体に何かが流れ込んだように力がみなぎってきます。
モジャと縁は向かい合って走り出し、額と額で思いをぶつけあいました。
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第12話
頭突きで倒れこんだのはモジャの家族の方でした。
縁はゆっくり、「俺は友達はやめない」とモジャに話しかけます。
それでもモジャはつらそうに「そんな状況じゃない…」と答えます。
縁も、つらそうに「隕石が落ちたり家族が合体したりなんていう悩み話せるのはお前しかいないんだ」と伝えます。
それを聞いたモジャは「家族を失って親友までなくすなんてやっぱり耐えられない…」と、泣き出してしまいます。モジャのお母さんはモジャの気持ちを汲んでくれようとします。
縁のお父さんは、合体家族同士協力し合わないかと持ち掛けます。
すっと手を差し出したその時、「協力か…冗談だろ?」と言いながらモジャ家族全員がお父さんに絡みつきます。縁のお父さんは体をバキバキにされてしまいます。
今までのは全部演技だったのでしょうか…急に沸点に達したかのように、モジャ家族が体を潰しにかかってきます。何発も体にパンチを食らい続けました。
縁は意識が遠のきながら、「食エ」「破壊しろ」「殺せ」という声が頭の中から聞こえるのを感じます。もう理性を持った縁ではありませんでした。まるで体が乗っ取られたかのように本能でぶつかり合います。
「よいしょ」
その声が聞こえたと同時に、二体の合体家族は巨大なトラックに押しつぶされていました。
声の主はメイド服を着た、見覚えのある女でした。
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第13話
二体の合体家族はすでに空腹状態で、理性が完全に吹っ飛んでいました。
メイド服の女は、自分の体を膨張させて二体の家族に食わせます。
モジャ家族は気を失ったままですが、縁たちは正常状態に戻りました。
メイド服の女が名乗った名は「エリス」。
縁達と同じで、合体家族の宇宙人だと言いました。
エリスは、縁達の状況について説明してくれます。
空腹と低エネルギーによって暴走してしまったこと、エリスは自分の体の宇宙人の細胞部分を抽出して食わせたこと、宇宙人は効率の良い食事をするために人間の体を利用しているということ。
だからこそ彼女は、人間は宇宙人の思い通りになってはいけないと諭しました。
縁達はエリスに質問をしますが、エリスは「いずれまた出会うはず」とだけ言って去ってしまいました。
二つの家族が残され、静かな空気が流れます。
モジャは「まず俺が悪い。今まで通りにしてくれるなら…」と謝ると、縁は「今まで通りじゃなくて、これからはお前と俺と俺らの家族だ」と告げます。
やっと仲直りして、協力関係を気づくことができたのです。
縁にはお父さんにも感謝を告げます。
皮肉にもこの一件で縁は、家族との絆、モジャとの絆が深まりました。
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第14話
家に帰った縁家族は、お父さんを中心に家族会議を始めます。
ただ、父親らしいことをしてこなかったお父さんは話し始めず、紬は引きこもりのテンションのまま。お母さんは黙ったままで、おじいちゃんは寝たきり。いつも通りのギスギスした空気でした。
それを感じ取った凛は冷めた表情で、「なんで今更家族会議?」と指摘します。
「今までは家族じゃなかったってこと?」
「本当に家族が大切ならお父さんは働いてるはずだもんね」と悪態をつきます。凛はお母さんに意見を求めますが、相変わらず黙り込んだまま。
「興味ないんでしょ。血が繋がってないもんね!」
そういいながら走り去ってしまいました。
飛び出した凛は家族の想い出を振り返っていました。
幼い時から足が速く、ほめられるのが嬉しかった凛。
お母さんも「ずっと応援する」と言ってくれていました。
凛が高校生の時までは安定した家族で幸せでした。
しかし、父親が会社を辞めた日から、すべてがすさんでいきました。
大学のスポーツ推薦が取れそうだと話しても「お金かかりそう?」と一言、冷めた態度で今までと同じように褒めてくれませんでした。
家庭もお金も上手くいかず、部活は休みがち。推薦は取り消され、精神的に追い詰められていきました。
そんなときに手を出したのがパパ活でした。
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第15話
時は現在に戻ります。
家族会議中に家を出ていった凛は、また無意識のうちにパパ活に手を出していました。でも体目当ての男しか寄ってきません。
そんなときにその男から助けてくれたのが、高校の部活の先輩でした。
久しぶりに高校によって、雑談していると「100m走ってみろ」と言われます。
走ってみると凛のタイムは9秒3…世界新記録でした。
宇宙人の細胞を取り込んでいることでパワーが飛躍しているため、足が速くなっていたのです。
「これはいままでの自分じゃない」と絶望している凛に、先輩は興奮気味に話します。
コーチに推薦の話をつけてあげるから明日会わないかというのです。
凛はやっと認められたような気がして、嬉しくなります。
次の日、先輩はコーチとエージェントに紹介してくれて、契約にまでこぎつけました。先輩は「お前を応援する」と誰も言ってくれた一言を言ってくれます。先輩は、凛を優しく抱き寄せました。凛も先輩を抱き返します。
家に帰ると「最近も大人の男の人といるの?」とお母さんに話しかけられます。
どうやらスマホを見られていたようで、忠告されます。
「あの若い男の子だけはやめて…!」
唯一の救いだった先輩を否定されたことで、凛はお母さんに嫌気がさして、家を飛び出していきました。
「母は今まで何もしてくれなかったくせに」「先輩だけは違う」と思いながら街を走っていると、先輩がある女性と腕を組みながら歩いているのを見かけてしまいます。
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第16話
凛は先輩が女性と歩いているのを見て、とっさに逃げ出します。
「自分のバカ!でも元々は全部お母さんのせいだ…」
先輩は凛に追いつくと、強く抱き寄せます。
先輩は先ほどの誤解を解き、「好きだ」と告白し、真剣に凛への思いを打ち明けてくれました。
凛も正直に話そうと思い、合体家族のことを打ち明けます。
「うちも合体家族でさ…」と冗談めかして言う先輩を見て、凛は優しい先輩への恋心に改めて気づきます。
でも、気づいてしまいます。なぜ、世界新記録の凛のスピードに追い付いて、凛を引き留めることができたのか。
その時、後ろから「なんでこのタイミングで言っちゃうかな?」と声がして、振り向くと四人が立っていました。どうやら先輩の家族の様ですが、いずれも見覚えのある顔。
最初の体目的の男、コーチとエージェント、先輩と腕を組んで歩いていた女性でした。
すべてが仕組まれたことだったのです。
先輩の目的は「家族になってより強い合体家族になること」。
凛に子どもを作ろうと迫ります。
凛は拒みますが、先輩は「お前は家族じゃなくて自分自身を嫌っている」「人のせいにして逃げているだけだ」と精神的に追い詰めてきます。
「家族を頼れないなら、他に家族を作ろう」
そういって、彼らは合体家族になります。足が何本も生えていて、ムカデのような形態でした。
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第17話
先輩の合体家族のスピードは100m3秒。
もう逃げ場はありませんでした。
凛は「何もかも先輩が無理!」と拒否すると、体を持ち上げられ、腕を締め付けられます。腕がつぶれそうになりました。
その時、先輩合体家族の後ろから影が…。
家族が凛を助けに来てくれたのです。
お母さんは、凛の居場所はGPSで分かっていたと打ち明けます。
そのうえで「全部を見ていたのは自分だけだ」と。
それを聞いた凛は「自分を囮にして楽しんでいたんだ!」と叫びます。
先輩はやっぱり家族になろうと騒ぎ出しますが、凛のお母さんは「凛ちゃんは今、誰ともと合体しなくていい!」と言います。
お母さんは続けます。
囮で楽しんでたんじゃなくて「私が弱かっただけだ」と。
調子よく褒めることしかできず、都合が悪いときに叱ったり頼ったりできなかったと打ち明けます。そんな自分が凛にかかわる権利なんてないと思い、距離を置いてしまった、と。
「これ以上無理しないで、これ以上家族を嫌いにならないで」
それを聞いた凛はまたカチンときます。
「結局お母さんは我慢してる!私だって頑張れるからもっと言えばいいじゃん」
「あたしはお母さんの娘なんだから!」
凛はそう言いながら、お母さんの口を広げて中に入り、合体します。
「母さん。私だって戦うよ。もう我慢しないで」
それでも、先輩合体家族は周りをビュンビュン飛び回っています。
凛のお父さん・大輔は自分の拳が使えないことに焦ります。
しかし、お母さんは凛の力を信じているようです。
お母さんは心の中で、もう我慢しなくていいのね…とつぶやいて、凛に向かって叫びます。
「思いっきり走って!凛」
走ったところで速さでは、先輩の合体家族にはかないません。
先輩の家族はもちろん追いかけてきます。
「凛が逃げるわけないでしょ」
「止まりなさい凛!!」
急に止まることで、先輩合体家族のスピードを利用して衝撃を与えたのです。
「大輔さん、私たちの娘よ」
「…!わかってる」
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第18話
こんな気持ち悪い奴に娘は渡さない、とお父さんは拳を振り上げます。
起き上がった先輩は理性を失った姿でした。学校でのモジャのようでした。
エリスに頼ることもできない中、どうしようかと思ったその時、先輩の合体家族がピタと止まりました。先輩以外の家族が自制しているようなのです。
一人が暴走したら全員が暴走するんじゃないのか、そう思いながら見つめていると合体家族は上空にジャンプします。地上に戻ってきた合体家族は先輩を地面に叩きつけて、頭を潰しました。
息子じゃないのか、と問うと「俺達には他にも家族がいる」というのです。
「家族が増えるというから協力しただけ。コイツはダディを裏切った」
そういうと、もう用はないと去っていきました。
帰り際、凛は自分勝手に行動して危険にさらしたことを家族みんなに謝ります。
「ずっと自分だけが被害者のつもりでいた」と明かしました。
お母さんも「自分から一人になろうとしていたけど、凛が素直にぶつかってくれたから変われた」「ありがとう」と言いました。
二人は抱き合って、やっとわだかまりが解けたようでした。
一方、先輩は「教団支部(ホーム)」という場所に連れられていました。
暴走したこと、家族を危険にさらしたことはすでに「ダディ」に報告済みだと言います。
ダディからは一言「イラネ」の言葉。
それを聞いた先輩は「俺は幸せです」「さんきゅーだっど」と繰り返しながら、死罪を受けました。
頭をかち割られ、他の合体家族の糧になったのです。
「ダディ」を中心とする組織の影が見え始めました。
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第19話
凛とお母さんの仲が良好になったことで、家の雰囲気がぱっと明るくなりました。
紬は相変わらずスマホに向かっていますが、その様子は嬉しそうです。
その時、役人の百武という人が家を訪ねてきました。今回の災害での追加の支援金についてのようで、「体調等に変化があった場合」の支援金は最低2000万円との通知でした。
久しぶりの平穏な日常、凛は時間を有効利用するためバイトの面接に向かいました。
お父さんは「俺は行ってくる」とだけ言って家を出ていきます。
元々、退職してからパチンコや酒に乱れた生活を送っていた父です。
縁はモジャを連れて偵察に行きます。
父の行き先に先回りして暴れようという魂胆でした。
父の行き先はパチンコ店…ではなく、その隣の居酒屋でした。
父の酒癖に腹を立てた縁が勢いよくドアを開けると、にこやかな笑顔で出迎えるお父さん。
「めちゃくちゃ店員じゃねぇか!」
モジャはふとお父さんの前職が気になります。
前職は有名企業「塚田薬品工業の部長」のようです。
仕事終わりのお父さんが出てきて、今度はバーに入っていきました。
ここでも淡々と仕事をこなしているのです。
家族に知られないように頑張っていたお父さんを見てモジャは言います。
「みんなで痛い思いした分だけ、良くも悪くも生まれ変わってきてんじゃねぇかな」
縁は家族のために何かしようかな、と思ったのでした。
そんな縁とモジャを後ろから観察している一人の影。
昼に家に訪れた百武でした。
「引き続き、両家の監視を続けます」