寄生獣リバーシは1988年に連載を開始した「寄生獣」のスピンオフ作品です。
寄生獣リバーシはコミックDAYSで2018年から連載を開始した作品となっています。
この記事では、そんな『寄生獣リバーシ』の最終回・結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！
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『寄生獣リバーシ』あらすじ紹介！
舞台は1990年代の日本で突如「寄生生物(パラサイト)」が発生し、人間を乗っ取り、人間に擬態し、人間を捕食し始めます。
このパラサイトは頭だけに寄生し、体は人間のままで顔だけは自由に変形させることができます。
このパラサイトが出現し始めると同時に、主人公の「広川樹（ひろかわ たつき）」は目の前で友人達がパラサイトに殺される場面を見てしまいます。
その日から樹の周りの人がどんどん殺害されたりと、凄惨な事が起き始めます。
突如とんでもない出来事に巻きまれる樹は、友達を殺した犯人に復讐をするという物語となっています。
全体を通して考えさせられる場面が多く、パラサイトの考えや樹の心情など見どころが満載となっています。
『寄生獣リバーシ』主な登場人物紹介！
『寄生獣リバーシ』の登場人物を解説します。
広川樹
本作の主人公で東福山市に住む高校生です。
友人の殺害現場に直面し、その出来事から犯人への復讐をするために動きます。
普段は何を考えているか分からないクール系ですが、友達を殺されたり大切な人が傷つけられたときは怒るなど人間らしい面もあります。
パラサイトに関しては否定的ではなく、人を捕食するのも彼らが生きるために必要なことと考えています。
しかし自分の欲望のために人を殺すことに対しては怒りを抱いており、今回の事件に関しても犯人を恨んでいます。
寄生生物を直感的に判別する能力を持っています。
広川 剛志（ひろかわ たけし）
樹の父親であり東福山市の市議会議員を務めています。
樹の父親なこともあり普段は不愛想で何を考えているか分からない節があります。
樹のことは自分なりには愛しているつもりですが、常に冷静かつ感情をあまり表に出さないので樹からは本当に愛されているのか疑問視されています。
地球の環境を保全することに全力を挙げていて、人間が環境を汚すことに懸念を抱いています。
そのため人間でありながらパラサイトに協力していて、パラサイトが安全に人間を捕食できる場所などを提供しています。
深見 十三（ふかみ じゅうぞう）
東福山市の警察署に所属する男性です。
樹が犯人についてなにか知っているのかもという疑念から樹に近づくようになり、後に樹と協力関係を築くことになります。
最初は樹のことを犯人逮捕の協力者として接していましたが、行動を共にするうちに友人のような関係に。
市ノ瀬 栄治（いちのせ えいじ）
東福山市の警察署に勤務する男性で深見の相棒。
皮肉的な部分はあるものの冷静で洞察力に優れた人物です。
その洞察力で樹の友人を殺害した犯人に近づくことができましたが、パラサイトによって殺害されてしまいました。
しかしその犯人の指紋を取ってあり、犯人への手がかりとして大いに貢献しました。
海老沢 晃平(えびさわ こうへい)
樹の友人を殺害した犯人。
原作寄生獣の主人公「新一」と同じく、脳が人間のままで左手だけがパラサイトとなっています。
この左手のパラサイトを「スレドニ・ヴァシュタール」と名前を付け、神のように崇めています。
殺人をするのに特に恨みだとかはなく、ただ自分の快楽のために殺人をする快楽殺人鬼です。
樹には自分とのシンパシーを感じて樹にこだわる様になりますが、最終的には樹と深見に倒されます。
『寄生獣リバーシ』最終回までのおさらい！
『寄生獣リバーシ』の最終章までのおさらいです。
樹と寄生生物
とある日、主人公の樹は警察署で事情聴取を受けます。
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なぜ事情聴取を受けているのかというと、樹の友人2人とその兄が切り刻まれた現場を見てしまったのです。
そのため警察官は樹に事情聴取しますが、樹は至って冷静で犯人の顔は見ていないと主張します。
その頃世間では「ミンチ殺人」と呼ばれる事件がありました。（これは原作寄生獣での出来事です）
警察はミンチ殺人と今回の殺人では手口が違うことは分かっていましたが、凄惨な殺害現場を見たというのに冷静だった樹に対し、実は犯人の顔を見ているのではと疑います。そんな中疑われている樹はタクシーでとある廃墟に行きました。
他には誰もいないはずの廃墟で後ろから声を掛けられ振り向くと、樹の父親である「広川 剛志」がいました。
寄生獣リバーシ
広川おま、死んだはずでは！ pic.twitter.com/6KVGqV1DTf— 納豆︎👍🏻 ̖́-いいね！返します🫵🏻 (@siasiasiawase) February 15, 2023
深見と樹(小見出し)
廃墟で父親とその仲間達と出会ってしまった樹ですが、警察官の「深見」もまた樹を尾行していてその現場に出くわします。
寄生獣リバーシ、ちゃんと自販機の中身も寄生獣連載当時のラインナップに寄せてて好感が持てる。
でも深見刑事、それはジュースじゃなくて紅茶です…「寄生獣リバーシ | 第４０話 仲間」を読んでます！ #コミックDAYS @comicdays_teamhttps://t.co/oEPmaB0Pxm pic.twitter.com/yYoTgmBJn7
— みょー (@myou5963) October 26, 2019
広川の他に２人いましたが実はパラサイトでした。
なぜパラサイトと一緒にいるのかというと、広川自身は普通の人間で広川は人間が地球の環境に悪影響を与えていると考えていました。
そんな中でパラサイトが人間を捕食している場面を見てしまい、人間を捕食する彼らは地球に必要だと考えていました。
それからはパラサイトに協力するようになり、今回もパラサイトと共に行動をしていたのです。
そんなパラサイトは深見を消そうとしますが、その場は樹の機転によって難を逃れます。
深見と同行することになった樹は犯人の顔を見たのではないかと問いただされますが、とある人物が車の前に佇んでいました。
深見の相棒である増田がこれを咎めますが、その人物はパラサイトで増田は殺されてしまいます。
初めてパラサイトを見た深見は混乱しますが、なんとか切り抜け逃げることができました。
深見は樹に友人達を殺したのはあの化け物かと聞きますが、樹はもっとおぞましい「悪」だと答えるのでした。
犯人への大きな一歩
深見は犯人を捕まえるためには樹の力が必要だと感じ協力を申し込みます。
そのころ樹の同級生が何者かによって殺害される事件が起こります。
なんとその犯人は樹の友人を殺害した人物と同じでした。
その殺害された人物は深見の新たな相棒「一ノ瀬」の姪で、「南真子(みなみ まこ)」でした。
寄生獣リバーシ、作画を原作に寄せてるけど絶対に原作に出てこない顔のヒロインも出てくるの面白い pic.twitter.com/vdUVb9Vlvi
— てつ (@atmfe) May 10, 2021
一ノ瀬は姪が殺されたことによって怒りを抱き、何か知っているのに何も言わない樹を問い詰めます。
これによって樹はパラサイトのこと、そして自分にはパラサイトを見分ける力があることを話します。
樹の能力が本当なのか確かめるために一緒に行動をする深見。
そして見事パラサイトを見分けることができた樹の言葉を信じることにしました。
その裏では一ノ瀬が独自で犯人の捜索をしていました。
犯人捜しをしているとなんと犯人の特徴に合致する人物を見つけ、指紋を取ることに成功します。
しかし、その後も尾行を続けていたことに気づかれてしまい、無残にも殺害されてしまいました。
ただ犯人の指紋情報は警察に届き、犯人への大きな手掛かりとなるのでした。
ついに樹と犯人が出会う！
今回の犯人である「海老沢」は左手にパラサイトを宿しており、薬によってパラサイトに言うことを聞かせていました。
寄生獣リバーシより。 pic.twitter.com/KZwB2Gjl0Y
— Tsuneglam Sam (@enust) June 4, 2022
海老沢は左手しか寄生されていないため人間を捕食する必要はありませんが、海老沢は快楽殺人のような理由で人を殺し続けていたのでした。
そんな中一ノ瀬によって指紋を取られてしまい、自分の存在が警察に気づかれていると感づき一旦別の地域に逃げようとします。
さっそく盗難車で逃げる海老沢はその道中でとある人物を発見します。
それはなんと樹でした。
樹のことを覚えていた海老沢は樹に接触し、一緒についてくるように言います。
海老沢のことを恨んでいた樹はこれに乗り、人気のない駐車場に連れてこられます。
そして海老沢は樹に対してシンパシーを感じる、さらには人を殺しても罪の意識はないとも言い放ちました。
これに我慢の限界を迎えた樹は海老沢に殴りかかりますが、左手のパラサイトを見せ樹を突き刺しました。
その場に警察官も登場しますが警察官を一瞬で殺害し、そのまま去っていったのでした。
樹の覚悟と作戦
海老沢が消えた後に深見が到着し、深見によって病院に連れてこられた樹。
実は海老沢は樹を刺しましたが、あえて致命傷を避けていました。
そのため入院程度で済み、退院後は海老沢を倒すために弓道部へと入部します。
樹の弓道の腕は良く上達するのも早かったのです。
弓道を通じてこれまでの出来事でダメージを負った心は徐々に回復していきました。
とある日、樹は海老沢に殺害された友人たちの墓参りに行くと、偶然深見と出会います。
深見も殺害された仲間の墓参りに来ており、これを見て樹は海老沢が必ずまたこの街に戻ってくることを伝えます。
このことを利用して自身を囮にして海老沢を倒す作戦を計画し、これに深見もうなずくのでした。
『寄生獣リバーシ』最終回結末ネタバレ【完結ラスト漫画アニメ】その後の最後はどうなった？海老沢
『寄生獣リバーシ』の最終章を解説します。
海老沢の帰還と宣戦布告
樹の言ったように海老沢は東福山市へと戻ってきました。
戻って早々樹の同級生を人質に取り、樹をおびき出して宣戦布告をします。
これを受け樹は本格的に海老沢打倒へ。
そのころ警察署ではパラサイトを倒すために作戦を練っていました。
この作戦は深見の耳にも届きましたが、その矢先に誰かが深見の家に来ました。
その人物とは樹の同級生で海老沢に殺された「南真子」だったのです。
しかし深見の家にいた樹はこれを海老沢の変装だと見抜き銃で応戦しますが、パラサイトによって弾かれてしまいます。
海老沢は樹たちを殺害するわけではなく、樹に最後の挑戦を仕掛けその場を後にします。
樹は同級生の顔だったこともあり撃つのを躊躇してしまったことを悔やみながらも、海老沢の残した計画書を見ます。
その計画書では東福山市の市役所など複数の場所に毒ガス装置を仕掛けて、人間とパラサイトもろとも殺害しようとしていることを知ります。
これを止めるために樹は深見に再度協力を依頼するのでした。
海老沢との最終決戦
毒ガス計画を仲間たちと共に進める海老沢。
またそれと同じくして警察もパラサイトを打倒するべく準備をしていました。
そしてすべてが終わる当日。
警察はパラサイトとそれをまとめる広川剛志を殲滅するために作戦を実行します。
この警察の動きを察知していた広川剛志とその仲間は、自身の目的のためにあえて警察を迎え入れます。
その裏では海老沢が樹と深見の前に現れます。
樹と深見は応戦しますが、さすがにパラサイト相手にはなすすべがありません。
しかし海老沢は樹たちを殺す気はなく、話し合いをするべきだと考えていました。
そんな戯言を聞かず樹と深見は閃光弾を炸裂させ、隙ができたところに海老沢の四肢に銃弾を浴びせますが、パラサイトに弾かれてしまいます。
それでも左足を傷つけることには成功し、先ほどの閃光弾のこともあって海老沢たちに警戒心を持たせることに成功します。
この警戒心を利用し海老沢の油断を誘うことができ、その隙に車で体当たりをしました。
車に体当たりされた海老沢は大きなダメージを負います。
この窮地を脱するためにパラサイトは落ちていた銃弾を使い、深見に重傷を負わせました。
また自分の大切な人を失うことを恐れた樹は、パラサイトがもう動けないことを知り海老沢の額に銃を突きつけます。
海老沢は動じず樹に話しかけますが、樹は深見の声を聞き海老沢を撃つのでした。
元に戻る日常
海老沢を倒す同時刻、警察もパラサイトの殲滅に成功しかけていました。
追い詰められた広川ですが、自衛隊を前にしても動じることはありませんでした。
広川はパラサイトは地球の環境を悪化させないために必要な存在と説きます。
しかし隊員たちは広川もパラサイトだと思っていたので、発砲し殺害してしまいます。
こうして警察の作戦は成功したのでした。
この事件から時間が経ち、樹は自分の家へと戻ります。
しかしそこには父親の姿はなく、父親に関する物も警察に押収されてしまっていました。
ただ、樹は悲しむだけでなくこれまでの非日常がただの日常に戻っていくことを感じていました。
それから１年後、海老沢との決戦で重傷を負った 深見と再会するのでした。