小林さんちのメイドラゴン2巻無料ネタバレ!漫画タダで読む方法解説!父現る!不干渉なこの世界から本当にトールを連れ戻してしまうのか!?

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悩んでいる人
『小林さんちのメイドラゴン』2巻を無料で読む方法とネタバレが知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

今回ご紹介する『小林さんちのメイドラゴン』を無料で読む方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。

『小林さんちのメイドラゴン』2巻を無料で読む方法は?

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『小林さんちのメイドラゴン』1巻から最新巻までを安心安全にそして無料で読みたい方は、『マンガがうがう』を活用することをオススメします。

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『小林さんちのメイドラゴン』2巻ネタバレ紹介!

11話 トールと掃除

パタパタ、パタパタ…

 

ハタキを片手にトールは鼻歌交じりで小林さんの部屋を掃除しています。

 

「滅べー世界 今こそすべてを…」

 

そんなトールを見て小林さんは内心「(鼻歌にしては)物騒過ぎるだろ」というツッコミを入れています。

 

鼻歌の物騒さに反して部屋はピカピカになりました。

 

トールに「もしかして綺麗好き?」ときいています。

 

トール自身も自分がかなり綺麗好きであることを自覚している様子です。

 

水遊びや歯磨きが好きだと打ちあけます。

 

そこからドラゴンとしての暮らしを振り返っていきます。

 

トールは自分の身体が大きいことで何かと大変な思いをしてきたようです。

 

住処を探すのにも一苦労だったようです。

 

これまで洞穴や廃墟、いろんな場所で暮らしてきたと話します。

 

そんなエピソードを聞いた小林さんは「どこでも暮らしていけそう」と言います。

 

しかしトールは1つの場所に長くとどまることができなかったと話します。

 

どこで暮らしていても、そのうちに自分を捕まえようとする人間の存在が現れるからです。

 

そのせいで身体が汚れても水浴びもままならなかったようです。

 

時にはカンナと互いに体を舐めあったこともあると話します。

 

それを聞いた小林さんは驚きます。

 

人間に置き換えると「えっちいよ、それ!」と思ったからです。

 

周りのドラゴンが不衛生でも平気で暮らしていたことから考えてもトールはかなり綺麗好きだったことがわかります。

 

「ーというかですね…」とトールは小林さんに向き直ります。

 

小林さんの掃除の適当さ、部屋の散らかし具合について「汚いですね」と指摘しています。

 

痛いところを突かれた小林さんは、1人暮らしの特権とばかりに開きなりますが、カンナが真似をするからダメだと食い下がります。

 

さすがに小林さんも納得してシュンとしたように見えます。

 

しかし「トールがきれいにしてくれて嬉しいから」と切り返します。

 

さらに「偉大なドラゴンならお茶の子さいさいだからね」トールをうまく持ち上げます。

 

トールもまんまと乗せられてドキドキしてしまいます。

 

しまいには小林さんに「これからもお願いね」と言われて「はい!喜んで!」とまんざらでもないようです。

 

その夜

 

1人で湯船に浸る小林さんのもとへ「お背中流しましょうか?」とトールがやってくる。

 

小林さんは断ろうとしています。

 

トールは「さっき綺麗にしてもらうの嬉しいって言ってたのに」と返します。

 

断る理由を失った小林さんはトールをしぶしぶ浴室へ招き入れます。

 

浴室でトールが小林さんの背中を洗っています。

 

トールは人間の姿は小さいスーツに身体を押し込んでるような窮屈さを感じていると話します。

 

しかし小林さんに人間の身体でいるのが気に入らないのかと聞かれたトールは「いいえ」後ろから小林さんをギュっとハグします。

 

そして「これはこれです」と答えます。

 

そこへ「わたしもはいる」とカンナも入ってきます。

 

3人になった浴室は一気に狭くなりました。

 

トールはカンナの背中も流してやったり和気あいあいなバスタイムです。

 

翌朝、いつもどおり掃除を始めようとするトールに昨日のお礼をしてあげる。と小林さんが手招きします。

 

トールは服をぬぎつつ小林さんのあとをついていきます。

 

屋上にあがって

 

窮屈な人間の姿からドラゴンの姿に戻って思い切り水浴びさせてもらえたトールはとても気持ちよさそうです。

 

そんなトールを見ながら小林さんは「洗車しているようだ」と思いました。

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12話 トールとオムライス

トールはお出かけ前の小林さんに、今日の晩ごはんは何がいいか尋ねています。

 

小林さんは「なんでもいい…」と言いかけて、しっぽを振っているトールを見て思い直し、(しっぽ焼きを出されたら困る:第1話参照)トールが食べたい物をリクエストしました。

 

トールが食べたいのはオムライスです。

 

小林さんにも「美味しいのをお願いね」と言われて張り切っています。

 

「さて…」と、トールは手元にある材料を目の前に「そのまま作るのは味気ない」と物足りなさを感じています

 

そこへ、近くを通りかかったとケツァルコアトルさんが訪ねてきます。

 

トールはオムライスの美味しい作り方をたずねます。

 

ケツァルコアトルさんは「いい材料」をつかうことを提案します。

 

トールは近所のスーパーで手に入る「いい材料」をあれこれ考えますが、明らかに予算オーバーのようです。

 

「しかたない」とドラゴンの姿に戻って空を飛んでどこかへ出かけて行きました。

 

ほどなくして戻ってきたトールがキッチンにこの国では見慣れない材料がズラリ!と並んでいます。

 

「戻ったの?」とカンナに聞かれて「一瞬だけ」とトールが答えています。

 

以前、非常に美味だと聞いたことのある『グリンカムビの卵』や『エルフの里の湧き水』『牛魔の肉』やあっちにしかない果物などを調達してきたようです。

 

米や野菜は小林さんにとっては、この国のもののほうがいいという判断をしたようです。

 

「ヒンシュカイリョー」されたご飯はおいしいかも、とカンナも納得します。

 

調理を始めるトールの背中を眺めながら、カンナはなぜトールがあんなに小林さんが好きなのか気になっています。

 

一方、小林さんは仕事が終わり疲れた様子で家に向かっています。

 

今日の夕飯のこと、これまでトールが作ってくれた食事は自分が作る物よりよっぽど美味しかったことを思い出します。

 

自分が独立してから、誰かが自分のために料理を作ってくれてのが久しぶりだったのに味の評価を「まぁまぁだ」と言ったことを反省しているようです。

 

「今日はおいしいって言ってあげよう」そう思いながら玄関のドアをあけます。

 

トールは「ちょどできましたよ」と巨大なオムライスと共に出迎えます。

 

巨大な卵の殻や骨を見ていろいろつっこんでしまった小林さんは、またもや「美味しい」と言いそびれてしまいました。

 

13話 カンナと学校

今回はカンナが小学校へ入学するお話です。

 

カンナがベランダから中学中の子どもたちを眺めています。

 

小林さんはカンナが学校に行きたいのではないかとトールと話しています。

 

しかし、戸籍のないカンナは入学できないと小林さんが残念がります。

 

するとトールが「できました」と、透かし入りの戸籍票や住民票…などの証明書類を次々に魔法で取り出します。

 

その甲斐あって無事にカンナは転校生として小学校に通えることになりました。

 

小林さんに「カンナを見てやって」と頼まれたトールは教室の外から見守っています。

 

3ケタのひっ算にカンナはすんなり正解します。

 

その様子を見てトールは「能力に合わせてクラスを替えたほうが成長が早まるのに…」ともどかしそうに見ています。

 

次は体操着でドッヂボールが始まりました。

 

ここでもカンナは容赦なくボールを当てまくります。

 

カンナは「なんでもできるんだ!」とクラスメイトから称賛されます。

 

トールは力のある者にすりよる様に「やはり幼かろうと人間ですね」と感心しています。

 

そこへ「ちょっとあんた!なにしてんの!?」不審者と勘違いされてしまったトールは慌てて退散します。

 

再び教室でのようす。

 

勉強もスポーツもそつなくこなすカンナにやきもちをやいている才川さんから勝負を挑まれます。

 

他のクラスメイトは「才川さんはずるいし汚いし負けを認めないどうしようもない人なんだから」と引き止めます。

 

「腕っぷしでも比べる!?」と続ける才川さんの目の前で、カンナは突然泣き始めます。

 

それを見て慌てた才川さんは「ご、ごめんなさい!あなたと仲良くなりたくて…」と翻したことで事態が丸く収まりました。

 

学校が終わり、二人で下校するトールとカンナ。

 

トールは才川さんとの件で上手く立ち回ったことについて「頭が回りますね」とほめています。

 

トールはカンナになぜ学校に行きたいと思ったのかたずねます。

 

カンナは「楽しそうだったから」と答えます。

 

トールは自分たちはドラゴンなのであって人間と同じように暮らす必要はないと諭します。

 

しかしカンナは近くで同じ時間の中にいるから一緒に居たいと思えるのかも…と

 

トールが小林さんとなぜ「一緒にいたい」と思うのか少しは理解できたようです。

 

二人が帰宅すると、小林さんはカンナに入学祝いとしてストラップを渡します。

 

カンナは嬉しそうに両手でキュっと包み込んでいます。

 

トールはご褒美に缶コーヒーをもらって大喜びしていました。

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14話 トールとデスクワーク

小林さんのオフィス

 

「小林さんって最近明るくなりましたよね」と同僚に言われて小林さんは昔の自分を思い出そうとしています。

 

小林さんの仕事する様子を見たいトールは、カンナが小学校にいているスキにこっそり小林さんのオフィスへやってきました。

 

周囲の人に気づかれないように、トールのメイド技の1つ「認識阻害」を使って小林さんを観察しはじめます。

 

誰かを電話を終えた小林さんは「うーむ」困った様子です。

 

それに気づいた滝谷君が事情をたずねます。

 

今日休みのの山下君のミスを今日中に修正しないといけないというのです。

 

自分のスケジュールに余裕がある小林さんは、その対応をすることにしました。

 

小林さんはもともとは滝谷君の手伝いをするのを断っています。

 

滝谷君は承諾する代わりに「今度飲みに行こう」と誘っています。

 

トールはそんな滝谷君をジロジロとにらんでいます。

 

個人のミスは個人で贖うべきではないのか…とモヤモヤしているトールの方を不意に見つめる小林さん。

 

認識阻害してるはずなのにバレたのか…と焦るトール。

 

その後もテキパキ仕事をこなしていく小林さんの姿を「カッコいい」とほれぼれしながら見ています。

 

すると頼んだコピーがまだだという小林さんに「使えないやつだな」と絡む課長の姿が。

 

どうやら小林さんは課長から自分の仕事を押し付けていびる対象にされてしまっているようです。

 

「もっとやる気を出せよ!」と捨てぜりふして立ち去ろうとする課長の足をトールがひっかけてこかしてしまいます。

 

何度も何度も…

 

なぜこけるのかワケがわからない課長はヨロヨロしながら部屋を出ていきます。

 

そんなこんなで1日が終わり会社を出る小林さんのあとをついていくトール。

 

小林さんは、ほどなくピタっと立ち止まり「トールいるでしょ」と言います。

 

本当に姿を現したトールに小林さんもビビっています。

 

トールと並んで歩きながら小林さんは、昔の自分のことを忘れたな…と思いながら帰っていきました。

15話 トールと家探し

トールは買い物の帰り道、道端でボーっとしているファフニールさんを見つけます。

 

この世界にしばらく住むことにしたと話します。

 

トールたちと一緒に住むのは小林さんが許可しなかったので山に住むことにしました。

 

しかし、翌日のニュースで山で化け物をみたと騒ぎになってしまったため、トールがファフニールさんの家を探すことになりました。

 

手際よくコセキやジューミンヒョーを準備しているトールにファフニールさんは「人間に寄りすぎている」と元の世界に戻った時の事を心配し始めます。

 

トールは元の世界に戻る気がないと言います。

 

小林さんと一緒にいることで今この瞬間を大事にすることに価値を感じているようです。

 

それを聞いたファフニールさんは素直にフドーさんの元をおとずれます。

 

しかし予算が足りずに満足に物件を紹介してもらえませんでした。

 

換金できないことに「この世界の文明も程度が知れる」というファフニールさんにトールは元の世界で暮らした方がいいと提案します。

 

気が合う人間がいないと住みづらいと。

 

あきらめかけたそのとき、トールは滝谷君のことを思い出します。

 

滝谷君もファフニールさんのことを覚えているようです。

 

事情を話して一緒に住むことになりました。

 

ファフニールさんは滝谷君にゲームの話で意気投合したようです。

 

トールは何しにこの世界に来たんだろう…と困惑気味でした。

 

16話 トールと海水浴

夏なので海に来たトールたち3人は、小林さんはあまり海が好きではないようです。

 

小林さんは海の家を見て、昔家族で来たことを思い出します。

 

家族、という言葉を聞いて、トールは小林さんの家族について教えてほしいと言いました。

 

小林さんはごく普通だと前置きして、自分の生い立ちや家族の話をトールに話します。

 

トールは普通の家族がなぜ自分を受け入れられたのか考え込みます。

 

すると突然小林さんは「乗っていい?」とトールにたずねます。

 

ドラゴンの姿に戻ったトールの上に小林さんが乗っています。

 

「やっぱすごいねこりゃ」と小林さんも大喜びです。

 

トールも久し振りなので張り切っています。

 

沖までやってきて小林さんはトールの頭のところで釣りを始めます。

 

小林さんはトールに「家族に会いたくならないのか」聞いています。

 

トールは小林さんを家族に紹介したいけど、きっと殺される、それがトールの世界での常識だと言います。

 

両親からみれば自分の方がおかしいとトールはいいます。

 

それを「自立したってことだと思うな」と小林さんが言います。

 

トールとまじめな話をすると悲しい気分になった小林さんは、互いが違う生い立ちを持っているからこそ、今一緒にいることを大事にしたいと思えるのかも、と思いました。

17話 トールとコミケ

小林さんとトールは、滝谷君の運営するサークルの売り子の手伝いをするためにコミケ会場にやってきました。

 

人ごみの中ようやく滝谷君と合流し、ファフニールさんもこのサークルに参加していて、自らも描いていることを知ります。

 

小林さんとトールはそれぞれ売り子と列の整理に分かれて手伝いを始めます。

 

おびただしい人数の列で一か所だけ列のないブースがあります。

 

近づくと、ファフニールさんの場所でした。

 

「何も言うな、殺すぞ」というファフニールさんに対してトールが「死んでるのはあなたです」と言いました。

 

休憩時間、トールは会場内のコスプレイヤーたちを自分のいた世界の格好の要だと珍しがります。

 

小林さんがコスプレについて説明しているとトールはコスプレではない「本物の異形」を見つけます。

 

トールは気になって彼らに声をかけてみます。

 

どうやら外界から事故でとばされて来たようです。

 

普段は人間の姿で暮らしているが、コミケ会場だと他のコスプレに紛れて目立たずに羽根を伸ばせるからだそうです。

 

トールは彼らに「せっかくなので元の姿で過ごしてみては?」と勧められるが、ドラゴンなので無理だと答えます。

 

トールの正体がドラゴンだと知った瞬間、彼らは身の危険を感じて一目散に逃げだしました。

 

そのやりとりを見ていた小林さんは、他の世界から来ているのがドラゴンだけではなかったことを知りました。

 

改めて周囲を見渡すと他にも「本物」が結構紛れていることにトールは気づきます。

 

それを見て自分も元の姿に戻りたくなったトールは小林さんに許可を求めます。

 

「迷惑にならない程度なら大丈夫」と言われ、トールは人間のサイズで翼と尻尾を開放しました。

 

するとあちこちから写真を撮りたいと声がかかり、トールは売り子の手伝いどころではなくなりました。

 

ようやく写真撮影から解放されてへとへとになったトールが小林さんのもとへ戻ってきます。

 

人間も数が増えれば恐ろしいことを知ったトールですが、それでもドラゴンのほうが楽勝!と豪語しています。

 

それを聞いた滝谷君から「冬のコミケも是非!」と手伝いを頼まれそうになったトールは「もうこりごり!!」と逃げ出しました。

 

18話 トールとエスパー

トールとカンナがテレビで観たスプーン曲げに驚いて自分たちもやり始めます。

 

家じゅうにあるスプーンを全部曲げてしまった二人を小林さんが叱っています。

 

トールはテレビを指さしながら「やっぱり人間には隠された力があるんですか?」と小林さんに聞いています。

 

すると小林さんはおもむろにスプーンを取り出して、いとも簡単に曲げてしまいます。

 

トールとカンナは「やはり小林さんはただものではなかった!」と驚きを隠せません。

 

手品を覚えりゃ誰でもできる、と答える小林さんにトールの妄想が止まりません。

 

人間は隠された力を使わない狡猾で怠惰な生き物だ。許さない!!と。

 

そこへ小林さんの本棚からカンナがある本を見つけてトールに手渡します。

 

その本に書いてある修行をすればこの力が使えるようになると思い込んだトールは、小林さんを誘って修行に出かけることにしました。

 

滝行をしたり、岩山で瞑想したり、空手の修行のようなことまでやりますが、まったく成果がでません。

 

「トールは人間にできないことがたくさんできるんだからそれでいいじゃないの?」と言います。

 

しかしトールは人間に負けたくないからと答えます。

 

小林さんは、トールが人間のことをちゃんと理解したくてやっているのだと気づきます。

 

そこで小林さんはトールの手に持たせたスプーンでスプーン曲げをして見せます。

 

そして「トールはトールにしかできないことをすればいい、それがメイド」と言います。

 

それを聞いてトールは自分にしかできない事をやると言いだします。

 

ちょうどその時テレビでやっていたマジックショーの瞬間移動の中に本当に瞬間移動してしまうのでした。

19話 トールとこの町

トールが来てから結構時間が経ちました。

 

小林さんは、このままトールがいっぱしのメイドになれるか考えています。

 

トールが小林さんにコーヒーを注いでいます。

 

小林さんは自分の好みに合った味だとトールをほめています。

 

トールは小林さんの体調に合わせて味を調整する練習をしてきたと言います。

 

ドラゴンはすごい、という褒め方をする小林さんに対して、ドラゴンではなく、私だからです。とトールは答えます。

 

落ち着いた様子のトールに「お母さんと話してる気分」と小林さんは話します。

 

買い物に出かけたトールは、小林さんの言葉を思い出しながら、この生活をいつまで続けるつもりなのかぼんやり自問自答しています。

 

いつかは向こうの世界に戻らなければいけないことを考えて、トールは焦る気持ちになります。

 

もし小林さんが死んでしまったら…

 

人間の寿命はあっという間、自分より早く死んでしまうことはわかって覚悟の上でこの世界にいるはずなのに、トールは時々考えてしまいます。

 

それでも小林さんの顔を見るとそんな焦りも忘れることができるのです。

 

トールが買い物から戻ってほどなく、玄関のチャイムがなります。

 

「またトールの変な知り合いかな」と言いながらドアを開けるとそこにはトールのお父さんが立っていました。

20話 トールと父親

お父さんはトールを連れ戻すためにやってきました。

 

「一緒に帰るのだ」と言われてもトールはきっぱり「嫌です」と答えます。

 

「ここが自分の居場所だから」というトールにお父さんは「この世界がお前の居場所になることはない」と告げます。

 

お父さんは、トールがこの世界で傷ついてしまう前に元の世界へ戻らせたいのです。

 

そんな親子の様子に口出しするのは良くないと思いつつも、小林さんはお父さんに話しかけます。

 

放つ言葉によっては自身が蒸発させられることになるぞ、とお父さんに脅されながらも「トールは帰りたくないってさ!」と切り出します。

 

しかしお父さんは、やがてこの世界に来る他のドラゴンたちが増えれば、そのうち侵略を企む者も出る、と忠告します。

 

小林さんも負けじと「私のメイドを持っていくな」と言い放ちます。

 

小林さんに手を上げようとしたお父さんの腕をトールが掴んで阻止します。

 

実の父をもビビらす形相でお父さんをにらみつけるトールに根負けしたお父さんは、あっさり帰っていきます。

 

トールは「わがままいってゴメンね!」と小林さんに泣きつきながら「何をあなたにあげたらいい? 全部あげます」と言っています。

 

小林さんは「そんなにいらん」と答えました。

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