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『小林さんちのメイドラゴン』6巻ネタバレ紹介!
【第49話 トールとリラックス】
小林さんは感じていました。腰へのダメージが累積していることを…
ちょっと考えないとあれを食わされる、と視線を送った先にはトールがニコニコしながら『しっぽのバターソテー』を持って立っていました。
小林さんはリラクゼーショングッズを買うためにお店にやってきました。
腰にいいクッションを買うだけの予定でしたが、見て回ると色々良さそうなものがあります。
結局あれもこれもと購入してしまいます。
翌日、大量のリラクゼーショングッズを前にトールに「どーするんですか、この道具の山!」と注意を受けます。
その中には以前買って全く使っていないものも…
そのやり取りを見ていたイルルとカンナは『肩たたきをしてやる』と小林さんの肩を叩きます。
その光景を見ながらトールは『小林さんにご奉仕することばかり考えて気持ちを押し付けていた。真の奉仕とは相手の気持ちに立って、してほしいことを考えるべき』と語ります。
そして『しっぽのバターソテー』を小林さんに差し出します。
『気持ちの共有ができてない!』と小林さんはツッコミ、『正確な知識があってほしい』とつぶやきます。
そこでトールは居酒屋に滝谷とエルマを呼び出します。
エルマは『小林さんは姿勢が悪い』と気づいたことを口にします。
滝谷は『僕はかなり気を付けてる』、『小林さんは会社が用意した事務椅子を使っている。良いのにしたほうがいいとは言ってるんだけど…』と言います。
それを聞いたエルマは『椅子はクリームパンが1000個買えるくらい高い』と真剣な面持ちです。
トールは『私の世界で腰に効くものを探してくる』と言いますが、滝谷は『それはよくないんじゃないか』と止めます。
『ヨモツヘグイと言うものを知っているか?黄泉の国の竈で煮た肉を食べてしまうとその国の住人になってしまう』と。
それを聞き、トールは少しムッとした表情を見せますが、「よかれと思っても上手くいかないものですね」と納得し、作戦を練り直すために帰宅します。
トールが帰った後エルマは『価値観の線引きをそこまでわきまえているとは…』と滝谷に話します。
滝谷は『気持ちが高まれば気軽に踏み越えてしまうから危うい』と語ります。
一方トールは1人、帰りながら思いを巡らせます。
滝谷の言葉はトールに刺さっていたようです。
『大切な人に自分の力すべてを使って幸福になってもらうことの何が悪いのかと思っていたが、相手がそれを望んでいなければただのおせっかいでしかない』
『私がこの世界の食べ物を食べて、この世界の人と知り合ってこの世界の住人になれたと思っている』
『小林さんにはこの世界の住人であってほしい』
色々なことを考えながらトールが帰宅すると、小林さんがマッサージ器を使っていました。
トールはしっぽを小林さんの前に差し出し腰を乗せるように言います。
小林さんが腰を乗せるとマッサージ器のように振動します。
「こっちのが高性能だー」と小林さんは幸せそうです。
そんな小林さんにトールは「この程度でいいんですか?と尋ねます。
小林さんは「この程度でいいよ」と答えます。
それを聞いたトールはすっきりしたような表情で「わかりました、そうします」と笑いました。
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【第50話 トールと遊園地】
テレビを見ていたカンナがテレビに映った観覧車を指さしながら「遊園地に行きたーい!」と小林さんに訴えます。
それを聞いた小林さんは『忙しいし、遊園地は何が楽しいかわからない』と渋ります。
『行ったことないですか?私たちが行ってどんな感じか教えてあげます』とトールは言います。
行ったことないのは図星でしたが、この世界のことをドラゴンから教わるのは癪だった小林さんは行ったことあると嘘をつき、遊園地に行く約束をします。
一緒に住んでいるイルルにも声を掛けますが「眠い」とのことで、小林さん、トール、カンナの3人で遊園地へ行きます。
遊園地に到着すると後ろから聞き覚えのある声がします。
『ジョージーさ…』と振り返ると遊園地のマスコットキャラクターが立っていました。
ジョージーはメイド服の衣装代を稼ぐために着ぐるみのアルバイトをしているようです。
園内を歩いていると後ろからカンナを呼ぶ声がします。
振り返るとそこにはカンナの友人の才川がいました。
『偶然ね!』と才川は言いますが、実はジョージーから連絡をもらって速攻でやってきたようです。
『4時に観覧車前』と集合場所を決めカンナは才川と2人で回ることにしました。
小林さんとトールは2人で回ることになり、トールは嬉しそうです。
まずはミラーハウスです。
「何のためにこんなに鏡をおいているんですか?」と言うトールからの質問に小林さんは『己の姿を見つめ直し再認識するため』と答えます。
ちなみにトールは喋りながら反響した音でだいたいわかるので、ミラーハウスもスイスイ進めます。
次はコーヒーカップ。
ここをまわすんだよと教える小林さんに「これは何が楽しいんですか?」と尋ねるトール。
『遠心力?』と答える小林さんに『人は星の回転に支配されているということを自覚するため?』とトールが尋ねると小林さんは『それでいこう』と言います。
『私も回していいですか?』とトールが回すと、小林さんの悲鳴が上がります。
そしてメリーゴーランド、ウェーブスウィンガーと進んでいきます。
そのころカンナと才川はお化け屋敷にいき、作り物とわかっていながら悲鳴を上げる才川にカンナは『恐るるに足らない、私が守る』と言います。
次のジェットコースターでは才川はカンナに『怖いから手を繋いで』といい手を繋いで乗ります。
それを見かけた小林さんは『私たちも乗ろうか』とトールに言いますが、トールは「そういう時は私の背に乗ってください」と言います。
小林さんとトールはジョージーさんが教えてくれたカフェへ向かいます。
行ってみるとそこには小林さんが以前熱く語っていたビクトリア式のメイドの姿があり、小林さんはここにきて今日1番の笑顔を見せました。
4時になりカンナたちと合流します。
そして4人で観覧車に乗ります。
トールは窓の外を見ながら何かを考えています。
『回る力に振り回される場所、高速で上下左右に揺られるトロッコ、様々な幻獣を模した着ぐるみ…』
『ドラゴンに乗るのを疑似体験する施設ですね!私に乗れば毎日が遊園地ですよ!』とトールは小林さんに提案します。
『たまにはこういうところも悪くないかな』小林さんはつぶやきました。
【第51話 イルルとバイト(上)】
家で漫画を読みながらゴロゴロダラダラしているイルルにトールは突然「お前を殺します」と告げます。
『毎日ぐーたらせずに少しは働け!』と言うトールにイルルは『身の振り方を考えてるから100年待て』と言います。
しかし『ドラゴンのスパンで考えるな』と言われ、『とりあえずトールの仕事を手伝う』とイルルは言いますが、トールに却下されてしまいます。
トールは『PCや求人の紙を見て雇用してくれるところを探そう』と提案しますが、イルルは自分で見て自分で決めると言い、トールとイルルは街へと出かけます。
街を歩いてはみますが、肉や魚はむさぼりたくなるし、花は踏みにじりたくなるし、本はよく燃えるから焼きたくなる、と本能にあらがうのは大変なようで、なかなかやりたいことが見つかりません。
ふとイルルの目に子供たちが目に入ります。
「わーい遊ぼー」と書けよるイルルに子供たちは「一緒に行くー?」と駄菓子屋まで連れて行ってくれました。
イルルが店内を眺めていると店主から声を掛けられます。
どうやら店主の会田さん(あいださん)とトールは知り合いのようです。
会田さんはジョギング中に足を痛め、年だし店を閉めようとも思ったが店に来る子供たちが嫌だと言っているようです。
イルルは「ここ働けないか?」と会田さんに尋ねます。
『孫に任せようと思ったが嫌々やられるよりはやる気のある子がいい』と採用になりました。
家に帰り、小林さんに報告します。
『大丈夫かな…』と不安がるイルルに小林さんは『興味ある事選んだことはとてもいいと思う』と声を掛けます。
そしてトールに視線をやりながら『ちゃんと人の話を聞いて正しい業務内容を覚えるんだよ』と小林さんはイルルに言い聞かせます。
【第52話 イルルとバイト(下)】
タケと呼ばれる少年が友人と一緒に話しながら歩いています。
タケはどうやら駄菓子屋の会田さんの孫のようです。
『人を雇うから最初だけサポートしてやれ』と会田さんに頼まれ、バイトの制服を持って駄菓子屋に向かっています。
友人と別れ、タケが1人駄菓子屋に入るとイルルが出迎えます。
イルルの胸の大きさにタケは衝撃を受けます。
タケとイルルはお互い自己紹介をします。
タケは会田タケト(あいだたけと)。16歳です。
怪しさを感じつつ、タケはイルルにバイトの制服を渡します。
「よし」とイルルはその場で着替えようと服をめくりあげ、タケに「中で着替えろ」と部屋に押し込まれます。
覗きたい気持ちを抑えつつタケは部屋の外で待ちます。
するとイルルが中から『前のボタンが留められない』と言います。
見ると大人の男性サイズのシャツなのに、胸が大きすぎて上まで留まりきっていません。
それを見て驚くタケにイルルは『お前は性欲あるんだな』と言い、タケはとっさに目を逸らします。
『私が生殖したい相手はおっぱいを出しているとビンタしてくる』
『そいつが女だから、生やしてヤろうとしたら拒否してくる』
などと語ってくるイルルを前にタケはドン引きしつつ、『仕事で分からないことがあったら聞けよ』とレジ後ろの部屋へ入ります。
部屋からタケはイルルの仕事ぶりを覗きます。
イルルは笑顔で一生懸命働いていました。
そんなイルルの姿を見てタケはイルルのことを見直していました。
そんな時1人の女の子から『なんでそんなにおっぱい大きいの?重い?肩こる?』と質問され、イルルは「持ってみるか?」と返します。
それを見たタケは「おい変なことすんな…」と止めに出たところでつまづき、イルルの胸に顔をうずめてしまいます。
タケは大慌てで離れますが、イルルはまったく気にしていない様子です。
お客の子供たちがみんな帰った後、イルルはタケに『子供が好きなんだ』『子供と遊ぶのが好きだけど、仕事じゃ遊べないから子供が楽しそうな場所にいたいと思った』と話しました。
それを聞いたタケは『少し遊ぶか』と提案します。
タケもイルルもお互いのことを気に入ったようです。
【第53話 小林さんとメイド服】
小林さんはPCでメイド服のサイトを見ています。
『目の保養になるんだ』と言う小林さんにトールは『ここにリアルなメイドがいるんだからたっぷり見て目を癒して』と言います。
そんなトールの言葉に小林さんは、トールの身体全体をじっくり眺めます。
ドキドキするトールをよそに、小林さんはため息をつきます。
『高校生くらいの時、初めてのバイト代でトールが着ているようなメイド服を買った。』『家族に着て見せたら似合わないと総スカンを食らって、それ以来は傍観勢になった。』と小林さんは語りました。
その話を聞いたトールは次の日朝早くから全員を集めました。
そして『小林さんに似合うメイド服を作るため、みんなの知恵を借りたい』と言います。
『すみません、朝起きたらトールがみなさん集めてて…』と謝る小林さんに『同志の為に時間を割くのに何のためらいがありましょうか』とジョージーが微笑みます。
『とりあえず何か描きますか』とトールはみんなに声をかけます。
最初に手を挙げたのはエルマです。
『会社での小林さんはストイックで速やかに仕事をこなすので…こうだ!』
自信満々に出した絵はメイド服のあらゆるところにポケットがあり、すべてに大福が入っています。エルマは今大福にはまっているようです。
エルマは隣の子供部屋行きです。
次に滝谷です。
滝谷が描いたのはロリータ系のメイド服です。
小林さんは手に取って眺めますが『私が着るには可愛すぎる』と断ります。
滝谷は『小林さんが着ることを想定してなかった』と笑います。
その後ろで似たような絵を描いていたファフニールは舌打ちしながら自分の絵を破ります。
ルコアも完成した絵を見せますが露出が度高すぎてNGです。
ついに本命のジョージーの絵が完成しました。
ロングドレスで装飾は少なくシンプルなものです。
『小林さんの好みはこれだと思います。ですがメイド服とはなんでしょうか?』ジョージーは言います。
『メイド服を着ているからメイドなのではなく、メイドが着ている服だからこそメイド服になりえるのだ』と…。
『つまりメイド服とは、心に纏う奉仕の精神!』ジョージーと小林さんは意気投合しますが趣旨が変わってしまいました。
その時エルマが隣の部屋から戻ってきました。
トールの絵を見せろと言いますが、トールの紙は真っ白です。
『小林さんには私のメイド服を着てほしい』と言うトール。
『トールのは可愛すぎて私には似合わないよ…。』『でも私の為にみんなを呼んだんだから着るよ』と小林さんはトールと同じメイド服を着ます。
みんなに『可愛い』『似合う』と言われ気恥ずかしそうにみんなで写真を撮ります。
みんなが帰った後、小林さんはトールに「似合ってなかったでしょ?」と尋ねます。
トールは『人間の服装センスがまだわからない』と困ります。
そして『小林さんはこの服はメイドの物じゃないって怒りますよね』と言います。
小林さんはトールに言います。
『ジョージーさんが言っていた、「メイドが着ている服こそメイド服」あれは「メイドじゃない人が何を着てもメイド服じゃない」ただのコスプレってこと』
『トールがメイドとしてうちにいるならトールが着てる服ちゃんとメイド服だ』
『これからもよろしく、トール』
【第54話 滝谷とファフニール】
滝谷が珍しく職場でため息をついています。
「どうしたの?」小林さんが声をかけます。
『実家の親がうちに来るんだけど、その間ファフ君をどうしようかと…。うちの両親は気さくだからファフ君怒らせて僕のグッズが…。』滝谷が心配なのはオタグッズのことのようです。
帰宅した滝谷はファフニールの説得を試みましたが新作ゲームにはまっているファフニールは「宝をすべて集めるまでここを動くわけにはいかん」と聞き入れません。
困った滝谷は小林さんの家に電話し、トールに助けを求めます。
電話に出たトールは滝谷に『力で無理矢理従わせるしかない』と言います。
トールとファフニールの出会いも、争ってお互いの力を認め合ったという経緯があったようです。
『私では力になれないのでルコアさんに聞いてみて』と電話を切られてしまいます。
ルコアの連絡先を知らない滝谷は以前ゲームでフレンド登録をした翔太に声をかけます。
滝谷の家の前まで来てくれた翔太は『ルコアは不在だが、魔法使いとして役に立てることがあれば…』と言います。
滝谷は翔太に事情を話します。
翔太は『無理です』と涙ながらに答えます。
『ファフ君より親をどうにかしたほうが…』という滝谷の独り言を聞き、翔太は驚きます。
『固有の愛称で呼んでいて、向こうもその呼び方を受け入れているなら契約ができる』
翔太の話では、名前を付けそれを認めてもらうと、あとはお互いの思念を注ぎ込んだ道具があればそれを媒介にして主従契約を発動できる、ということでした。
そして『僕の魔力が注ぎ込んであるので、魔力がなくてもこれを使えば契約の儀式くらいはできるようになる』と翔太は小さな黒い球を滝谷に手渡します。
『その代償としてどうしたら滝谷さんくらいかっこよくなれるか教えてほしい』と言って翔太は帰っていきました。
部屋に帰った滝谷はファフニールの背中を見つめながら翔太に言われた言葉を思い出していました。
“主従契約を…”
『ファフ君、あげる』
滝谷は翔太にもらった魔力の球を使わず、ファフニールにあげてしまいます。
『気位の高い君がどうして愛称呼びを許可したの?リスクがあるなんて知らなかった』と滝谷はファフニールに尋ねます。
滝谷が魔力の球を手にしていながら主従契約を結ばなかったことに気が付いたファフニールは話し始めます。
『ドラゴンの精神に大人も子供もなく、強くなるしかなかった。大人だ子供だというのは人間と触れ合う竜が増えてきてからできた概念で、そういう価値観が愚かさを生むとわかっていてそれを望んだ』
『そんなものは人間ごっこだ』
そういうファフニールに「君はそんなことを思っていない。それくらいはわかる」と滝谷は言います。
ファフニールは『トールがその愚かしさに後悔はないと言い、小林は終焉帝を退けた。そこまでしてどうして続けるのか気になった。このごっこ遊びに乗ってみて知ろうとした。愛称で呼ばせた理由はそれだけだ』と語りました
その時ファフニールがやっていたゲームのレアアイテムを手に入れました。
『気分がいいから俺に勝ったらお前の家族に話を合わせてやる!!』とファフニールは上機嫌です。
『でも力で勝てるわけ…』と滝谷が言いかけると、ファフニールはゲームを指さします。
滝谷とファフニールは2人で対戦ゲームで勝負を始めるのでした。
【第55話 エルマと自由を求めての改革】
「待遇改善を要求する!!」
突然エルマが大声を出します。
「この会社は労働基準法に違反しているのだ!」とエルマは小林さんに訴えますが、慣れてしまっている小林さんは『スケジュール的にやむを得ない』と笑います。
納得いかないエルマは『私は闘うぞ!』と闘志を燃やします。
早速エルマは改善案を作ります。
小林さんがチェックしますが鼻で笑います。
『人員募集とあるが、今中途募集していても一向に応募がない。うちで使っているプログラミング言語がちょっと…』それを踏まえて作り直すようにエルマに言います。
次の日、エルマは修正案を持ってきます。
小林さんはそれをチェックし、『私が気になる所はもうない』と告げます。
エルマは早速部長に提出します。
…が、「駄目だった」と戻ってきました。
コストとノルマの問題のようです。
銀行が設定した目標額に達しないといけないということです。
次の日、エルマはさらに修正した案を持ってきました。
社員全員のスケジュールを調整して効率化を図った案です。
エルマは千里眼を使い社員全員のスケジュールを把握していたのです。
それを意気揚々と部長に提出に行くエルマ。
するとエルマは専務に呼び出されました。
「小林先輩と滝谷先輩も来いって…」と2人も呼び出されました。
3人が会議室に到着すると、専務が待っていました。
専務は翔太の父で、魔法使いです。
専務は『翔太が呼び出してしまった神様の仲間と親交を持つ君たちに会っておきたかった』と言います。
少し翔太の話をした後、専務は「では仕事の話をしましょうか…」とすごいオーラを放ちます。
結局エルマの案は通りませんでした。
しかし、専務はゆっくり改善していく案の資料を見せてくれ、収穫はありました。
『駄目だ!何としても早急に改善したい』とエルマは言います。
その後もエルマは労働組合を発足しようとしたり、談合のビラを配ったり…
そして意外なことにトールがそれを手伝っていました。
しかし専務は狡猾で、エルマのすることを道理と詭弁を使い分けいなしていきました。
『なんで駄目だったんだ』とエルマは悔しがります。
『これでは限定スイーツに並べない』と泣き崩れました。
それが今回の原動力だったようです。
【第56話 トールと魔法】
トールが机に向かって何か書いています。
どうやら認識阻害などの魔導書のようで、カンナやイルルに教えるために書いているようです。
『第1回!トール先生の魔法講座ー』
カンナとイルルと小林さんを前にトールの講義が始まりました。
トールは『認識阻害とは』と言うところから説明します。
魔力の膜を作りそこに認識阻害をかけ貼り付けるとその部分が見えなくなるというものです。
ここで小林さんから「魔力って何なの?」と質問が出ます。
『大気にあるマナを取り込んで体内で還元して蓄えられる力だが、この世界にはマナがないので食事や、雷や炎などで変換する必要がある』とトールは答えます。
『トールはどうやってるの?』小林さんが尋ねると、『トールは特別だ』とイルルが言います。
トールは自分でマナを自分で生み出すことができ、その周りにいれば魔力に困らないようです。
魔力は魔法外にも筋力強化にも使えるようです。
「ではカンナ認識阻害やってみてください」トールがカンナに言います。
「できた!」とカンナは言いましたが虫食いのようにまだらになっています。
頭の中のイメージが不十分だったようです。
「次はイルル、部分はできるみたいですが全身はどうですか?」トールに促されイルルも試みますが、なぜか着ている服だけが見えなくなりました。
『服、いらないなって思ったら…全身は難しい』とイルルはしょんぼりします。
『しばらくは角だけで』とトールは笑って言います。
角は魔力の塊なので一番認識阻害しやすい部分なんだそうです。
引き続きカンナとイルルは練習をします。
途中でカンナは疲れて寝てしまいました。
『魔法って簡単に見えて大変なんだね』小林さんが言います。
『易々と覚えられないのは人間の意地ですかね。魔法の大半を作ったのは人間です』トールは言います。
『でもこうして一緒に暮らせるのも魔法ありきだから、魔法を作った人間に感謝している』と続けます。
次の日小林さんは会社で、トールが書いてくれた魔法の入門書を眺めます。
『やっぱ難しいよなー』と言う小林さんですが。入門書と会社のパソコンを眺めてふと何かに気が付きます。
【第57話 トールと昔話(上)】
小林さんは会社の内線を使って専務に質問をしています。
『なぜ魔法式の羅列と会社独自のプログラミング言語の配列が似ているか』と言うものです。
専務の答えは『その言語を作ったのは私たち魔法使いだから』でした。
さらに専務は続けます。
『君もそろそろ知りたいだろう。トール様がこちらの世界に来たきっかけを』
小林さんが「そういうのは本人の口から…」と言いかけたところで『では身内の体験は?』と聞かれます。
専務に呼ばれ会議室に行くと、トールの父がいました。
専務とは知り合いで。トールの様子を細々と聞いていたようです。
『ここに来たということは聞きに来たのだろう?』とトールの父に言われ小林さんは「まぁ…でもその後トールの口からもちゃんと聞きます」と答えました。
トールの父は語り始めました。
ドラゴンたちは長い間戦い続けていました。
闘う理由は神を倒し、世界を調律者なき状態に戻すことでした。
数百年闘っては数百年戦力が整うのを待ち…そんな状態が続く中、子が生まれました。
名前はトール。
当時トールの父は人間のことは何とも思っていなかったが、人間が調和勢と結託するとなると話は別で、混沌勢の中では『人間は害悪、皆殺しにしろ』と吹聴され始めました。
トールが迫害されないために、トールの父はトールにも同じように教えて育てていました。
しかし、生まれた時からドラゴンの枠組みに加えてしまうのはよくないと考え、トールを自由に行動させ、いろんなものに触れさせ、自分の考えを持ってほしかったのです。
しかし、トールは暴走します。
単独で神の陣営に突っ込み、深手を負います。
そしてこの世界に落ち延び、小林さんと出会ったのでした。
『だが私も驚いた。人間とドラゴンで強い絆が生まれるとは思わなかった。トールが選んだ行動はそれ(人間といること)だ。暴走も納得できる』
そこまで聞いていた小林さんは「どういうことです?」と質問します。
『トールは誰よりも戦いを終わらせたかったのだ。神さえ潰せば戦いが終わると思ったのだろう』トールの父は言います。
それを聞き、小林さんは『くそ重い…』と心を痛めます。
話を終えるとトールの父は『トールのことは自分の寿命までしっかり面倒見ろ』と言い『一応言っておこう、絶対認めないからな』と付け加えて帰っていきました。
家に帰り小林さんは「なんてことがあってね」とトールに話をします。
「…聞きます?」とトールに言われ、小林さんは「…うん」と答えます。
【第58話 トールと昔話(下)】
『人間に化けて人間の文化を見るのは楽しいぞ』と他のドラゴンがトールに人間の姿になる魔法を教えてくれました。
トールは1発で成功させてしまいます。
『やっぱ天才だな。いろんなところへ行ってみろとあんたの親父が行ってたぞ』と言われ、トールは人間の姿で駆け出します。
世界は広く、トールは物、文化、種族…沢山の物に触れ、沢山のことを学びました。
どこにでも人間はいて、ドラゴンの仲間は人間を悪く言っていました。
トールは人間たちを眺めて思います。
『人間はおろかだ。いつも戦っている』
トールは旅の途中、まだ幼かったカンナに出会います。
カンナも人間の姿に化けていました。
『人の手なら細かいことができる。いたずらをする』『かまってほしいから』と言うカンナの目には涙があふれていました。
みな戦いの準備で構う余裕がないのです。
その後ルコアと出会います。
『強いくせに戦わないルコアは臆病者だ』と言うトールに、ルコアは『戦いは嫌い。不毛だ』と言います。
そしてその後出会ったファフニールには『自分の生きたいように生きられぬのはドラゴン失格だ』と言われてしまいます。
その後に会ったルコアは『人間側から見ればわけのわからない理由で戦うドラゴンのほうがよっぽどだ』とつぶやきました。
沢山の物を見て、沢山のことに触れたトールは自分の気持ちを見つけます。
『私は不自由が嫌なんだ!』『勢力で戦うなんてしたくない、自分の意思じゃない』『自由になりたい、1人になりたい』
そしてトールは神に戦いを挑みます。自由をつかみ取るために…
トールはやられてしまいます。
こっちの世界に落ち延びたトールは、遠のく意識の中で思います。
『勝手な戦いをした私はきっと1人になったことだろう』『1人って、自由って結構怖かったんだ…』
そんな時に山にやってきた小林さんと出会ったのです。
話し終えたトールは小林さんに言います。
『小林さんは自由を怖がる私の手を引いてくれた』と。
『今なら自分のやりたかったことがわかる』とトールは笑います。
「私はメイドになりたかったんです」
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