恋を知らない僕たちは全巻無料で読む方法解説!最新刊まで漫画アプリでタダ?作者:水野美波

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悩んでいる人
『恋を知らない僕たちは』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。 

『恋を知らない僕たちは』は漫画アプリ『マンガMee』で全巻無料で読める?

いきなり、結論です。

 

『恋を知らない僕たちは』はこちらの集英社が運営する漫画アプリマンガMeeにて全巻無料読むことができます。

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『マンガMee』では、『恋を知らない僕たちは』を無料で公開してくれています。

 

安心安全に、そしてタダで『恋を知らない僕たちは』を最新巻まで読みたい方は『マンガMee』を使う方法が最もお得です。

 

『マンガMee』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

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また他にも『マンガMee』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。

  • この音とまれ!
  • ヒロイン失格
  • ハニーレモンソーダ
  • 美食探偵 明智五郎
  • ダメな私に恋してください
  • 雛鳥のワルツ
  • 虹色デイズ
  • 高校デビュー
  • ごくせん
  • 椿町ロンリープラネット
  • NANA
  • 青空エール
  • 素敵な彼氏
  • デカワンコ
  • G線上のあなたと私
  • センセイ君主
  • シュガーズ
  • 僕に花のメランコリー
  • ひるなかの流星
  • メイちゃんの執事
  • 初×婚(ういこん)

などなど…

 

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!

 

ここまでのまとめ
  • 『恋を知らない僕たちは』は漫画アプリ『マンガMee』にて全巻無料で読める
  • 『マンガMee』は集英社が運営する漫画アプリなので安心安全
  • マンガMee』をダウンロードする際にも一切お金はかからない

以上がここまでのまとめです。

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また漫画アプリに関して言うと、小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶり』『マンガワンも特にオススメです。

サンデーうぇぶり

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マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

サンデーうぇぶり
  • 名探偵コナン
  • YAIBA
  • MAJOR(MAJOR2nd)
  • switch(スイッチ)
  • からかい上手の高木さん
  • 銀の匙
  • ドロヘドロ
  • だがしかし
  • 犬夜叉
  • らんま1/2
  • 境界のRINNE
  • 今日から俺は
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
  • からくりサーカス
  • マギ
  • 烈火の炎
  • H2
  • タッチ
  • 信長協奏曲
  • 結界師
  • トニカクカワイイ
  • 魔王城でおやすみ

などなど…

 

マンガワン
  • 闇金ウシジマくん
  • 土竜の唄
  • ケンガンアシュラ
  • ケンガンオメガ
  • 今際の国のアリス
  • アフロ田中
  • 薬屋のひとりごと
  • からかい上手の(元)高木さん
  • ダンベル何キロ持てる?
  • めぞん一刻
  • 青のオーケストラ
  • おやすみプンプン
  • 灼熱カバディ
  • 送球ボーイズ
  • 出会って5秒でバトル
  • モブサイコ100

などなど…

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガMee』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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次に『マンガMee』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

 

『マンガMee』の基本的な使い方

『マンガMee』では、アプリ内アイテムであるチケットボーナスコインを使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』などを使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。

 

『恋を知らない僕たちは』も1日に最大5話まで読み進められます。

 

ここでは『マンガMee』で使うアプリ内アイテムチケット』『ポイントのそれぞれの使い方を簡単に説明します。

『マンガMee』のチケットとは?

チケットはチケットアイコン(↓ピンク色の線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。

各作品ごと1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。

つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読むことのできるシステムがこの『チケット』なのです

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『マンガMee』のボーナスコインとは?

『ボーナスコイン』は毎日、5~15秒程度の広告動画を視聴することで30ボーナスコイン(作品1話分に値する)を取得することが出来ます

 

マンガMeeに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読むことができるという意味)

 

↓『マンガMee』アプリを起動すると「短い動画を見て30ボーナスコインをGET!」と書かれた以下の画面が表示されます。

「動画を見る」ボタンをタップし、短い広告動画を視聴することで、マンガ1話分を読むために必要な30ボーナスコインを獲得することができます。

 

1日1回必ずこのシステムが使えるので、活用しましょう。(※広告動画をしっかり見る必要はありません。適当に流しておくだけでOK!)

 

また、今なら『マンガMee』を新規ダウンロードした際の特典として500ボーナスコインが手に入ります!

1話につき、30ボーナスコインを消費するので、500ボーナスコインは、約16話分に値します。

 

単行本にすると1~2冊分です。

 

このお得な特典をゲットできる今のうちに『マンガMee』をダウンロードしてしまいましょう!

アプリのダウンロードは、もちろん無料です。安心してください。

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『チケット』『ボーナスコイン』以外で1日3話分の漫画を読む

『チケット』『ボーナスコイン』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります

 

その仕組みがこれ、

 

見たいエピソードの漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む 残り3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分のエピソードを新たに無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでのまとめ
  • チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
  • 短い広告動画を見て毎日30ボーナスコインを獲得し1話分の漫画を無料で読む
  • 短い広告動画を毎日最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む

以上の事から『マンガMee』は、1つの作品において、1日に最大で5話分のエピソードを無料で読むことができるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。

 

遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/

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『恋を知らない僕たちは』世間の評価は?

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『恋を知らない僕たちは』登場人物紹介!

相原英二

別所直彦と親友であり、2人は本作品の主人公の立場にいます。

 

掴み所ない性格が特徴的で、自分の中で解決させようとするあまり、溜め込んでしまうような部分もあります。

 

汐崎泉と小学校の時に出会い、それから2人は性別の壁を超えて毎日一緒に遊ぶほど仲良くなります。

 

汐崎が転校を繰り返す中で、英二には彼女に対して特別な感情が芽生えていき自分のなかで様々な葛藤を抱える人物です。

 

長い間自分の感情のせいで大好きな関係性が崩れないようにと葛藤を繰り返し、苦しみを抱え続ける彼の選択と未来をぜひ見届けてあげてください!

 

見た目によらず、読書好きな英二を見ているうちに、不思議を読書をしたくなるのも彼の魅力の一つです。

別所直彦

中学で英二と出会い、仲を深めて行きます。

 

彼が転校してきた汐崎と付き合うことになり、本作の物語は大きく動き出します。

 

どこか達観している直彦は同級生と比べると大人な雰囲気を持っていて、感情をあまり表に出さない性格です。

 

英二や汐崎との出会いと通じて、徐々に自分の中にある感情が動き、彼の周りの関係性がどんどん変化して行きます。

 

冷静で客観的視点で物事を見ている大人びた彼のなかで、つい本音が出た時彼らの関係性にどんな変化が生まれ、自分たちの大切な存在のためにどんな答えを、未来を選択していくのでしょうか。

 

一見幸せそうに見える直彦はそんな中で何を感じ、考え行動するのか。

 

英二との関係性にも注目です!

汐崎泉

英二の幼なじみ的存在であり、直彦と中学で出会い彼女になります。

 

ハツラツとした性格で、明るく振る舞うことで相手との壁を感じさせない性格です。

 

転校を幼い頃から繰り返していたことから、初対面の人に対しての振る舞いが慣れているようでありながら、自分がいつか離れていく存在だと自覚している部分もあるので、自然と距離を置いてしまうような一面も持っています。

 

素直な性格が印象深く描かれますが、その中でふとした瞬間に見せる弱さや意思の強さにも魅力的です。

 

高校で英二と直彦と再会を果たしてから、自分の周りで大きく動く環境に彼女が何を思うのか、彼女なりの真っ直ぐな気持ちを見守ってあげてください!

藤村小春

英二たちと同級生で、直彦が務めることになるバイト先の先輩でもある人物です。

 

初恋で先輩と付き合ったことで、彼女なりに努力しますが徐々に自分でも関係性に違和感を覚えはじめます。

 

直彦との出会いが自分の気持ちを見つめ直すきっかけとなり、英二や直彦たちとの関わりも増えてきます。

 

彼女の気持ちはどこにあるのか、どこへ着地するのか。

 

ちょっと意地悪な一面も持ち合わせますが、根は素直で自分の気持ちに正直な彼女はなぜだか憎めない魅力的な女の子です。

瀬波太一

英二たちの同級生で、英二と同じ図書委員会に所属する男子生徒で、軽音部にも所属しています。

 

見た目はチャラそうなのに、恋愛には奥手で英二などの友達のことを1番に考えてくれる、めちゃくちゃいい奴です!

 

同じ図書委員の池澤への恋心をきっかけに様々なことに巻き込まれて行きますが、常に一途な気持ちを持ち続ける太一に惹かれる女子は多いと思います。

 

「幸せになって欲しい!」と切実に願ってしまう人物です。

池澤瑞穂

英二と太一が所属する図書委員の一員で、太一が思いを寄せる女子生徒。

 

凛とした顔立ちと自分にも他人にも厳しくある彼女は、見えない魅力を持ち徐々に垣間見える可愛らしい一面がたまらなく愛おしいのです!

 

器用そうで不器用な彼女が自分の気持ちを知り、向き合うことができた時必死に一歩踏み出そうと努力する姿には心を打たれるとともに、勇気をもらえます。

 

太一の想いと自分の気持ちをしっかりと受け止め、正面から向き合って行く姿は、強くたくましく誠実な彼女そのものです。

 

静かに闘志を燃やし、努力する意思が報われ彼女も幸せになれることを祈ってしまいます。

『恋を知らない僕たちは』見どころ紹介!

見どころ① 巻数を重ねるごとに引き込まれるストーリー

一見ストレートな恋愛ストーリーに見えて幸せそうな雰囲気が漂う作品ですが、読み進めていくうちに次々と明かされる登場人物たちの想いに魅了され、続きが見たくなるような読み進めるうちに惹きつけられる作品です。

 

作品の中心人物である、別所直彦と相原英二、汐崎泉の関係性に変化が少しずつ生まれていきます。

 

お互いの関係を心地よく感じ、守りたいと大事に保ってきた均衡が揺らぐとき、彼らは何を思い何を望んでいるのでしょうか。

 

3人で過ごす楽しい時間の裏にはどんな想いがあったのか。

 

「友情」か「恋愛」か。

 

譲れない想いを打ち明けることが正解なのか。

 

守りたいもの、願っていることはどこにあるのか。

 

彼らが苦しみ、傷つきながら自分たちの幸せを求める姿に考えさせられます。

 

誰かの幸せが叶ったときに誰かが切ない思いを抱えていることを知り、読むたびに切なくも愛おしく応援したくなるようなストーリーです!

見どころ② それぞれの一途な想いが胸を打たれる

登場人物のそれぞれが持つ一途な想いに魅了されます。一途でいるからこその苦しみや辛さ、切なさが描かれています。

 

誰も悪くないのに、誰かが傷ついてしまう現実を爽やかに描く作品で、読んでいてもどかしくも清々しいまっすぐな思いに心揺さぶられます。

 

キャラクターそれぞれが自分の気持ちや相手の気持ちに必死に向き合い、自分たちなりに考えてもがく姿はとても真っ直ぐで誠実で、それぞれの強い想いを感じて全員に幸せになって欲しいと願ってしまいます。

 

現在誰かに思いを寄せて結ばれた人や叶わなかった人、密かに想い自分の中だけに収めている人、そして恋心をしばらく抱いていない人、全ての恋愛経験者に共感できる部分が存在し、そしてまた新たな一歩を踏み出す勇気をくれる作品です!

 

少女漫画の王道でありながら、改めて甘酸っぱい一途な恋路をいいなと思わせてくれます。

見どころ③ 学生の恋をもう一度味わいたいを実現する作品

少女漫画を年を重ねるごとにだんだんと買わなくなってしまった人も中にはいるのではないでしょうか。

 

そんな人にも是非手に取って欲しいほどに、「甘さ」と「酸っぱさ」が絶妙な作品なのです!

 

片想いの楽しさや苦しさ、彼氏または彼女ができてからの幸せと不安。学生が過去になってからでは味わえない「青さ」や「無力さ」そして「まっすぐな気持ち」を経験させてくれます。

 

学生だからこそ真っ直ぐに気持ちをぶつけられる部分や、それぞれの登場人物が「自分」という殻を割って、自分で自分の道を選択していく姿は紛れもない青春の一部を一緒に体験できるのが本作の魅力です。

 

過去になってからは取り戻せない時間や、現実で叶わない関係性を疑似体験できるため、共感できる部分もあり、羨ましさを感じる部分もあります。

 

この物語は恋愛や友情において、忘れていたことや今の自分のこと、そしてこれからのことを考えるきっかけになる作品です。

見どころ④ 登場人物の気持ちに寄り添いやすい

本作ではそれぞれの登場人物の心情が心中表現と表情を用いて読者にわかりやすくなっているので、読みやすいのはもちろんキャラクターの気持ちが入りやすいので共感しやすく、自分も当事者になったような気持ちで読み進められるのです!

 

また、キャラクターによって恋愛観が異なるため、共感できたり新たな観点で見られたりするのも魅力の一つです!

 

自分が当事者だったらどうするだろう、同じ立場だったらどう思うだろう。そんな風に物語に入り込んで楽しんでいただきたいです。

『恋を知らない僕たちは』序盤ネタバレ紹介!

episode0

夏休みが明け、学校に着いた直彦は顔色の悪い英二と挨拶を交わします。

 

本を徹夜で読んで死にそうになっていた英二は思いを寄せる春日先輩を見つけて復活しますが、直後春日先輩が彼氏と思われる人物と仲良く喋る様子を見て、早くも帰ろうとします。

 

中学2年生・別所直彦の夏休み明けの初日は友達の失恋から始まりました。

 

友人・相原英二は春日先輩に想いを寄せる前は、秋月先輩という人物に想いを寄せて「不毛」な恋を続けているのです。

 

直彦が英二と出会ったのは中学1年生で、仲良くなってからすぐに英二の恋は始まりました。可愛い先輩を見つけては好きになり、諦めるの繰り返し。

 

惚れるのはまだいいとして、彼はいつも1人で騒ぐだけで見ているだけでした。

 

そんな英二の行動が好きな人もいない直彦には理解できないのでした。

 

もしいつか英二のように俺に好きな人ができたら、恋に一喜一憂する日が来るのか。

 

そんなことを考えながら、いつの間にか寝ていた英二を叩き起こします。

 

すると教室の入り口が騒がしくなります。

 

新学期に転校生が来たことではしゃぐクラスメイトたちを見ていると、失恋に落ち込んでいた英二は再び目を輝かせて1組へ向かいます。

 

さっきまでの悲しみはどこへ行ったのか・・・

 

2人は転校生見たさに群がる生徒に紛れ、1組の教室を覗くと、そこには三つ編みの少女がおり、目が合い直彦はドキッとします。

 

すると彼女はこちらへ向かってきて、「英二!」と声をかけます。

 

転校生は英二の知り合いでした。

 

2人は直彦を置いてけぼりにしながら、会話を進めますが、さすがに着いていけない直彦は「2人は知り合いなの?」と口を挟みます。

 

彼女は直彦の方に向き直して自己紹介をします。「汐崎泉」と名乗った彼女は、英二とは小3の時に転校した先の小学校で出会ったのでした。

 

泉は親の転勤の影響で転校が多いのだと言います。

 

直彦のことなど構わず、仲良く話をする2人を見て直彦は察します。

 

英二にそれとなく、「泉のことが好きなのか?」と聞くと英二は否定します。

 

こんな再会もあるんだなと感じつつ、なんとなくそんな漫画みたいな関係性が羨ましく思う直彦でした。

 

帰り道、1人で帰る泉を見つけ、英二が声をかけます。

 

実は引っ越し先が直彦の近所だと知り、一緒に帰ることになります。

 

英二と別れ、2人になると今日あったばかりの人と何を話したらいいのかましてや相手は女子、困っていると、泉が「英二と仲良いんだね」と話を切り出してくれます。

 

自然と話が弾み、運動神経に自信あると意外な一面を打ち明けてくれます。腕相撲も強いと言う泉は、近くの公園で試してみる?といい、直彦は公園のベンチで女子と腕相撲することになったのでした。

 

結果、実はクラスで1番腕相撲が強い直彦が圧勝し、泉は感心しつつ本当に勝てると思っていたのか、悔しそうな泉に「リベンジお願いします!」と純粋な笑顔を向けられ、直彦も吹き出してしまいます。

 

だんだんと泉の面白さで緊張がほぐれた直彦はなかなか呼べなかった下の名前が口から溢れます。

 

すると、泉は「やっと呼んでくれた」とまた明るい笑顔を見せるのでした。

 

初対面なのにマイペースですごく明るい泉

 

たくさん転校しているため身についたのか、高いコミュニケーション能力を見せられお風呂に入りながら感心する直彦。

 

でも久しぶりだからか、何度もしたことがある女子との腕相撲に緊張したことが気になります。

 

それ以来、クラスは違うけれど3人で帰るようになり英二が別れた後は泉と2人で帰っていました。

 

たわいのない話をして直彦は泉の今までを少しずつ知っていきました。

 

今まで5回転校していたことや、さまざまな学校や友だちの話、同じところにずっといる直彦にとってはとても新鮮で面白い話ばかりでした。

 

泉は話し上手でありながら、口下手な直彦の話も楽しそうに笑って聞いてくれました。

 

次第に直彦は下校が楽しみになり、早く帰りたいとさえ思うようになっていました。

 

3人は距離を縮め、どんどん仲良くなっていき泉は直彦のことを「直」と呼ぶようになっていました。

 

冬を迎え次第にマフラーをつける季節に。

 

帰る時間になり、泉が直彦たちに来ると英二はノートの提出を忘れていたため、提出しに行っている間に直彦と泉は図書室に向かいます。

 

図書室で本を探したいという直彦に、泉は実は本好きの英二から本を借りているため、直彦にも英二におすすめ教えて貰えばと提案してきます。

 

そんな泉に対しておすすめがないか提案する直彦は、困る泉を見て、無いならいいよ言いますが、「あるっ!!」と泉は分厚い本を持ってきます。

 

活字は苦手だし、長そうだけどせっかく泉がおすすめしてくれたからと翌日から読み始めると、本当に面白くて読書を楽しんでいると、英二に「昔泉におすすめした本だ!」と言われ、2人の間には自分が入れるような場所はないのだと気づきます。

 

泉もそんなに本読みそうにないし、そんな気はしてたけど思ったよりもショックを受ける直彦でした。

 

そのショックが何によるものなのかわからずに放課後を迎え、いつも通り帰っているとあることに気づきます。

 

英二を帰り道別れた後、絶対英二の話が出る。最初はそれも楽しかったけれど、直彦はだんだんと違和感を覚えるようになっていました。

 

ふたりきりなのに、ふたりでいるような気がしない直彦は《泉が好きなのは英二で、自分は泉のことが好きなんだ》と思いそれでも自分は「英二の友達」でしかないのだと無力感を覚えるのでした。

 

自分の気持ちに気づきどうしたらいいのかわからなくなり、不毛な相手にどうにもできない怖さに迷う気持ちを英二も抱えていたのかと少し理解できるような気がした直彦。

 

学校でも考えていると、また新しい先輩を見つけはしゃぐ英二に「先輩に告白したりしないの?」と聞きます。

 

できるもんならしてると答える英二が泉は好きなのだと思いながら、自分と英二の違いは何なのか直彦は考えます。

 

それでも変わらず3人で帰り、気づいたら分岐点まで来ていて、別れを告げようとすると、英二は何か言いたそうにしながらも去っていきます。

 

そんな姿が少し引っかかりながらも泉と帰っていると、雪が次第に強くなってきたため「気をつけて歩けよ〜」と泉に注意を促して歩いていると

 

ドテッ

 

転んだのは直彦でした。

 

カッコ悪さに恥ずかしくなっていると、直彦が転ぶことが意外だと、英二なら転ぶことは転ぶことが想像がつくと、直彦の横でお腹を抱えて笑う泉。

 

こんな時でも英二なのか。もやもやしながら、英二になくて自分にあるもの、自分にできることを考えて、ついに自分の思いを泉にぶつけます。

 

突然の告白に泉は顔を赤くして戸惑います。

 

勢いに任せて口から出た言葉の恥ずかしさを隠すように、「返事は後でいいから」と直彦はダッシュでその場を立ち去ります。

 

ずっと言いたかったことをついに言ってしまった恥ずかしさと、ついに打ち明けられた開放感で全速力で家まで走る直彦。

 

そんな中2の冬でしたー

 

時は流れ、卒業式まで話は飛びます。

 

直彦の告白から1週間後、気まずいまま過ごしもうダメだと諦めていたら、泉からは嬉しい返事をもらい、そのことを英二に伝えたら驚きながらも笑って「おめでとう」と言ってくれたのでした。

 

中2の冬からささやかなお付き合いが始まり、卒業式までたどり着きます。

 

卒業と同時に再び泉はこの場所を離れることになり、

 

とても寂しい気持ちを抱えながらも、初恋の相手を大事にしたいと思う直彦。

 

卒業式が終わり、一足先に帰ってしまった泉の話をしながら英二と2人で帰ります。何度も引っ越しする泉を気の毒に思う直彦に対して、「あいつはすぐいなくなる」とため息をつきながら言った英二は、泉を彼女にした直彦に感心して雪道で転びます。

 

やっぱり英二は転ぶのだと直彦が笑う中、雪の上に寝転びながら、英二は改めて卒業を実感し「この道も最後だな」と言いながら歩く直彦の背中を見て静かに涙を流します。

 

春、彼らは高校生になり新しい恋を知るのでした。

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episode1

英二と直彦は同じ高校に通っています。

 

英二は中学の頃のように先輩を次から次へと好きになるようなことはもうなく、新たな環境にも慣れ、楽しく過ごしていますが少しずつそんな日々に物足りなさを感じるようになっていました。

 

図書委員になった英二は当番で図書室に行き、クラスメイトで同じ委員の池澤瑞穂と鉢合わせます。「遅いわよ」と言われ、さっきもクラスでキレられたばかりで気分が悪くなりますが、作業室へ向かうと友人の瀬波太一が座っています。

 

池澤とふたりきりだときまずいと感じていたため、太一との会話が弾みます。

 

二人で話していると、カウンターで仕事をこなす池澤から私語は慎めと叱られ、英二が今日は何回怒られるのだと感じていると、太一が横で顔を赤らめて嬉しそうにしているのを目撃します。太一は池澤のことが好きだと判明してさらに盛り上がると、池澤からさらに怒られるのでした。

 

日々感じる物足りなさは恋をしていないからなのかと思いつつも、こんなに怖い女の子と付き合うのは嫌だと感じる英二。

 

翌日、図書室であったことを食堂で直彦に話していると、図書委員の先輩に自分の充電器が図書室にあることを教えてもらい、英二は昨日充電器が紛失したことを思い出して図書室へ向かいます。

 

そこには池澤もいて、図書室で充電するのはどうかと思うと言いながら、本棚の上の方へ手を伸ばしていました。

 

英二が手伝おうとしますが、池澤は平気だと言い作業を続けます。

 

すると棚から段ボールが落ちてきたのを英二が間一髪で池澤を守ります。

 

池澤に怪我はなかったものの、英二は手を軽く負傷してしまいました。

 

保健室で軽く手当てをしてもらい教室に戻りますが、英二の珍しい行動に天候も変わり、急に雨が降り出します。

 

傘を持っていない英二は玄関で立ちすくんでいると、池澤がやってきて「入ってく?」と提案してくれます。

 

池澤から出た思いがけない優しい発言に驚いていると同時に太一のことが頭をよぎりますが、ただのお詫びで他心はないから安心してほしいと池澤に言われ駅まで入れてもらうことにします。

 

この光景を太一は後ろから目の当たりにしていたのでした。

 

翌日英二が学校に着くと太一が真剣な面持ちで英二の登校を待っていたようで、「ちょっといいか?・・」と呼び出されます。

 

昨日の現場を問い詰められたため、英二は図書室で助けたことやそのお詫びで駅まで入れてもらったこと、太一に悪いと思い一度は断ったことをしっかり説明します。

 

しかし、太一は一方的にキレてきます。さらには池澤のことを狙ってるのではないかと疑いもかけてきたので、英二もついに逆ギレ「オレにキレる前に告白しろよ!!」という英二の言葉に対し、そんなんできてたらこんなダサいことしてないと少し落ち込んでしまいます。

 

以前英二との会話で恋をすると楽しいと発言していたことを思い出し、「全然楽しそうじゃないな」と太一に言うと、つらいこともある、そのくらいわかるだろと言われますが「オレは辛かったことしかないからわからない」と切なそうな顔をして英二は答えます。その様子を見て太一は不思議に思いますが、徐々に落ち着きを取り戻しいつもどおりの会話に戻ったところで英二は去っていきます。

 

そんな二人のやりとりを影から見ていた直彦は自分が物足りなさを感じるのは恋をしてないとかそういうの関係ないことなのだと感じます。

 

二人に声をかけようとすると

 

ドンっ

 

と後ろから走ってきた女子とぶつかります。

 

ツインテール姿の彼女はやけに多い荷物を持って走り去って行き、直彦は少し不思議に思うのでした。

episode2

特急列車の最終時刻は19時20分

 

泉と駅まで走り、ギリギリ間に合い別れをキスをして「また来月」と顔を真っ赤にする泉に別れを告げます。

 

遠距離恋愛になる前、月に一度交代で会いに行くという約束を交わしたふたりの大切な1日はあっという間なものでした。

 

すぐ会えなくなってしまい、あとは耐える日々の連続ー

 

翌日英二にデートの様子を聞かれ、英二にも会いたがっていたことを伝えますが邪魔になるだろうから嫌だと言います。

 

太一と出くわし、3人でお昼を食べることに。

 

片想い中の太一と彼女持ちの直彦がいることで自然と恋バナに発展し、泉との馴れ初めを聞かれる直彦。真面目に答えると、キラキラした眼差しで見つめてくる二人を見て恥ずかしくなり、その場を離れます。

 

飲み物を買うために自販機へ向かいますが、財布の中身を見て青ざめた表情を浮かべる直彦。

 

片道3時間の距離は会えない寂しさだけではありませんでした。

 

世の中の遠距離恋愛者の人たちへ尊敬の念の浮かべながらバイトを探すことを決意します。

 

自販機に着くと先客がいて、しばらく待ってもなかなか終わらないなと感じていると、振り返る先客とぶつかり持っていた飲み物を落としてしまいます。

 

慌てて拾うのを手伝うとたくさん飲み物を購入していたのは、以前玄関で衝突したツインテールの女の子でした。

 

飲み物を拾い終わりお礼を言われて去る姿を眺めますが、足元にはもう一本の飲み物が。

 

結局忘れた一本を彼女に届けるため中庭まで行くと、ベンチに腰かけている姿を発見します。

 

「あの・・・さっき拾い損ねたみたいで・・・」と忘れていった一本を差し出しますが、彼女はお礼を一言言った後、「よかったらもらってくれませんか?」と提案してきます。申し訳ないと思い直彦が困っていると、「飲まないみたいなので・・」
自分で飲むんじゃないのかと違和感を覚えながら、しぶっていると「いつも友達とかにあげてるのでもらってくれると嬉しいです!」と笑顔を向けられ、言葉に甘えてもらうことにします。

 

なんだかよくわからないけど、余計なことをしてしまったか?と難しい顔をして英二たちのところに向かいます。

 

英二たちにツインテールの女の子に飲み物をもらったことを話すと、太一が「そいつ同じクラスかも、藤村っていうんだけどさ」といつもお昼ご飯などを大量に買って余ったらクラスで分けている様子を教えてくれます。

 

「なんか2年と付き合ってるみたいなんだけど、よく食うやつとかなんじゃね?」

 

同じクラスの太一ですら大量に食べ物や飲み物を購入する理由はわからず、さらに謎が深まっていく様子ー

 

そんなことを考えているうちにバイトの面接があることを思い出し、人のことよりもバイトだと思い直します。

 

放課後コンビニへバイトの面接に向かいますが、あまり手応えが感じられずーー

 

1週間が経ち面接の結果は届かないまま・・・

 

もし落ちていたら自信なくすなと思いながら、部活へ足を進めます。

 

すると花壇のそばに「ハムカツパン」と書かれたパンが落ちているのを拾います。

 

男子生徒の声が中庭から聞こえてきて、その方向に目を向けると、そこには藤村と彼氏だと思われる男子生徒がベンチに座って揉めているようでした。藤村が「ハムカツパン」を落としたことに対して、鈍臭いなと呆れた様子を見せた彼氏はその場を立ち去ってしまいます。もう手遅れだけど渡しておくか悩み、「あの〜」と声をかけ藤村に歩み寄ります。

 

「もしかしてパン落ちてた?」

 

藤村に言いあてられ、少し驚きながらも木のそばに落ちていたことを告げると「ありがとう。」と明るい笑顔を見せながら、彼氏のことを思って買ったものだと幸せそうに藤村は言います。

 

藤村が「タカくん」と呼ぶ男子について太一に聞いたことを伝え、大食いなのではないかという憶測も一緒に伝えると「大食いじゃないよ」と笑い、「日によって食べたいものが変わる偏食家なの」と笑顔で答える藤村に対して、それは偏食家とは言わないのではないかと思いながら直彦は話を聞きます。

 

2年生で忙しい彼氏のために自分が様々ものを買って提供していることや、気分に合うとすごく喜んでくれることなどを幸せそうに話す藤村を見ながら、変わった付き合い方だなと少し驚きを隠せずにいると、初めての彼氏だから自分なりに頑張っているのだと藤村はキラキラと目を輝かせます。

 

遠距離でも彼女がいる自分にも共感できる部分があるなと直彦が伝えると、藤村は遠距離でも寂しさなどあまり感じさせず、幸せそうに話す直彦が少し羨ましく感じます。

 

他のカップルがどのように付き合っているのか気になっている様子の藤村に、「他の人と比べたくなるほど違和感を感じているのではないか」と少し責めるように言ってしまう直彦。

 

藤村は落ち込んだ表情を見せたため、余計なことを言ってしまったと思い、必死訂正しながら部活を思い出しその場を立ちろうとします。

 

「2回も拾ってくれてありがとう」

 

また笑顔を向けてくれる藤村に「藤村さんの頑張り、彼氏に伝わってるといいね!」と直彦は言い残します。

 

立ち去る直彦の背中を見ながら、少ししか話してないのに不思議と彼女を大切にしてるのが伝わってくるなと藤村は感じていました。

 

部室へ向かった直彦は完全に失言してしまったと少し反省しながらも、他人が口出しすることじゃないよなと思い、恋するのは自分どうするのかも自分、幸せになるかは二人次第なのだと改めて感じながら、頑張っている人は報われて欲しいと思い、
そしてそんなふうに考えてる自分は「今は」きっと幸せなんだろうと感じる直彦でした。

 

コンビニから連絡があり、バイトげできることになり初日を迎えるとそこには藤村がいたのでした。

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episode3

バイトを始めてから数週間。直彦は少しずつ藤村に教えてもらいながら仕事を覚えていきます。

 

この調子で稼いでいけば、泉に会える予定が立てられると考えていると、「私も彼氏のためにバイト始めたんだよ!」と藤村が言います。藤村がたくさんの飲み物やパンを買っていたのを直彦は思い出し、確かにお金が必要だよなと納得します。

 

さらに翌月は彼氏の誕生日だと言い、彼氏の誕生日を盛大に祝おうと藤村は張り切ります。

 

二人がバイトをあがると、店の前で藤村の彼氏が待っています。

 

藤村の張り切る姿や、遠距離では感じられない距離の近さを目の当たりにして少し羨ましくもあるのでした。

 

もうすぐ夏休みだから自分も頑張ろうと思い直す直彦。

 

「ライブあるから来てくれるか?」と軽音部に所属する太一にライブに誘われますが、直彦はバイトのシフトが入ってしまっています。シフトを代わってもらえないかと藤村に相談しますが、彼氏の誕生日とかぶってしまっているからと断られてしまいます。

 

一方太一は思いを寄せている池澤をまだ誘えていないため、英二が代わりに誘うと提案します。

 

直彦はシフトのやりとりを藤村とした後英二と帰りますが、藤村は学校で彼氏を待っていました。

 

二人が電車に乗って帰っていると、同じ電車には別の女の子を連れた藤村の彼氏がいます。気づいた直彦は英二に相談しますが、「人の気持ちなんて移るだろ簡単に」と思った以上にあっさりとした答えを返してくる英二に直彦は少し驚きます。

 

人の恋を応援したり、冷たいことを言ったり相変わらず直彦は英二の恋愛観をいまだに理解できずにいました。

 

「でもオレだったら知りたいかなぁ。隠される方がつらい」

 

「そっちにしろ悲しいことには違いないけど」

 

そう英二が言い残した言葉から、直彦はそれとなく藤村に伝えることにします。

 

翌日藤村のいる1年2組に行くと、太一から「早退した」と告げられます。

 

バイト先でシフトが被っていることを確認しますが、体調不良なら来ないのではないかと思っていると、帽子を深く被って俯く藤村が出勤してきます。

 

直彦は早退したことを心配に思い声をかけますが、

 

「別所くん・・・1日シフト代われることになったよ」

 

帽子をとり、赤く腫れた目を覗かせながら藤村は苦しそうな笑顔を向けます。

 

驚く直彦ですが、「彼氏と別れたから」昨日の電車での出来事を藤村の友人も見ていたため、それをきっかけに別れに至ったと話します。経緯を話すうちに泣き出してしまう藤村。

 

そんな藤村を前に直彦はその場を離れます。

 

直彦が突然部屋を出て行ってしまい、困らせてしまったと思いながら、彼氏とのやりとりを思い出して、自分に非があったのではないかと再び落ち込んでいると、「藤村、大丈夫?」部屋を出て行ったはずの直彦が優しく声をかけます。

 

「今日バイト休んでいいって、そんなんじゃバイトできないだろ」とティッシュを差し出します。

 

こんなこと彼氏にもされたことないよと申し訳なさそうにお礼を言う藤村。

 

それから彼氏との思い出や、少しずつ自分たちの関係性に違和感を持ち始めていたことを直彦に打ち明けます。

 

それでも好きだったと再び泣いてしまう藤村に直彦はそっと寄り添っていました。

 

たくさん泣いた後、つらいはずなのにバイトに出て、赤く腫らした目で必死で笑う藤村を見て、直彦は心を痛めます。

 

翌日、藤村の出来事を英二に打ち明けながら自分に置き換えて傷心する直彦を見て、英二は男のくせに女々しいなと笑います。

 

二人で言い合っていると、通りかかった藤村に声をかけられ仲睦まじく会話し始めます。

 

そんな二人を見ながら、会話を遮るように英二が泉の話を切り出すと、直彦のスマホに連絡が・・・

 

タイミングのいいことにそれは泉からでそこには《来月会えなくなった》というメッセージが届いていました。

 

こんなことで笑えなくなるなんて、英二の言う通りやっぱり女々しいのかもしれないと思う直彦でした。

 

これで第1巻は終わります。

 

これから動き出すたくさんの人の恋心がどのような結末を迎えていくのか・・

 

ぜひ細かく描かれた登場人物たちの表情と一緒にお楽しみください。

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