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『コンビニで君との5分間』2巻ネタバレ紹介!
18話
昨日、制服を着た妹と無駄話をしてバイト中に遊んでると、憧れのOLに思われてしまった柴崎君。
評価と信頼をどうやって取り戻そうか、土下座でもしようか模索しています。
もうそんなにゆっくり考える時間もなさそうです。
もう、彼女は商品の栄養ドリンクをもって、据わった目でこちらを偵察しているようなのです。
彼女も、制服を着ていた女の子が、妹ではなく付き合ってる子だと思って、昨晩は寝れなかったのか目元にクマが。
柴崎君は店員として何をすれば信頼を取り戻せるか,モップを握ったまま自動ドアのすぐ脇で、その場を動けずただただ悩み崩れ片膝をついています。
そうしてるうちに、彼女はレジを済ましてしまいました。
レジすら対応出来なかった柴崎君。
もうここは退店の挨拶しかないと、彼女が横切ろうとしたとき片膝をついたまま「ありがと・・」と、叫びかけたました。しかし被せ気味で「そのままで!」と彼女が言います。
気づくと柴崎君は、両膝をついて「いつもご利用ありがとうございます。」と言っています。
それを見て彼女も「また来ます」と笑顔で帰って行きました。
信頼を取り戻すには、当たり前のことを実直にやるのが大事だと一つ教訓を得て、その場で土下座をして、感極まってしまう柴崎君でした。
19話
18話でのひと時を、憧れのOL目線でストーリーは始まります。
愛猫のたくあんにずっと癒されていたい彼女は、今日も愛猫にそっくりな柴崎君がバイトする会社近くのコンビニへ行きます。
商品と財布を抱きしめたまま、癒しの柴崎君を観察してしまいます。
いろんな角度で癒されて、レジを済まして出口に差し掛かると、両膝をついた柴崎君が、こっちを見ています。
たくあんそっくりの目で見上げられているその角度は、お家の玄関でたくあんにお出迎えされてるのと同じ角度だったのです。
その奇跡に満足して、今日一日の元気をもらった彼女でした。
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20話
今日の憧れのOLの買い物は、丼物・冷やし中華・アイス二つ。
この買い物量は二人で食べる選び方ではないかと連想し、少しショックを受ける柴崎君。
以前彼女が「たく」と口走ったのは、やっぱり彼氏がいるのかと一時不安になってしまう。
レジに持ってきた丼物と冷やし中華は賞味期限が本日中でした。
彼女はさらに幸せそうにニコニコしながら、ジャンボ焼き鳥を二本注文します。
柴崎君は、彼氏と食べること確定だとまたもやショックを受けます。
まあ、幸せそうな彼女を見れてよかったなんて自分を慰めながらも、レジをしながら「お箸は2膳でよろしいでしょうか」と尋ねると、「いえ1膳で」という。
柴崎君は一人で食べるのかと、驚きを隠せない表情をしてしまいます。
彼女は、大食いと思われてると察っして恥ずかしくなったのか、慌てて「やっぱり二膳で」と訂正します。
柴崎君も、彼女の慌てようを見て、やはり一人で食べるのかと安心したと同時に、彼女ががっつり食べることを知ったことに、愛おしさを抱くのでした。
21話
お家に帰った彼女。玄関までお出迎えに来たたくあんに、「ご飯にしよ」っと
先ほど買ってきた、丼物と冷やし中華、ジャンボ焼き鳥が並びます。
それらをペロッと平らげ、横になってたくあんのふわふわの毛に癒され、幸せなひと時です。
少し恥ずかしそうに、柴崎君に大食いがバレてしまったことを思い返す。
柴崎君からしたら、一人のお客さんでしかないからそこまで気にしてないよねと、たくあんにじゃれてみる彼女。
とは言っても、自分の部屋で私を止める者は誰もいないと、一緒に買ってきた二本一組チューブのシャーベットと二個入りの大福アイスを一個ずつ冷凍庫から取り、グラス一つに盛り付け、「贅沢かつ背徳的なデザート」と言いながら、極楽なひと時を過ごします。
ペロッと食べてしまった彼女。後の半分は明日のお楽しみだと言いながら、冷蔵庫に貼ってある、[デザートは1日いっこ]のメモを哀愁漂う目でしばらく見つめる。
翌日、やっぱり我慢できなかったのか柴崎君のバイト先で、また同じデザートを手に取る彼女でした。
それを見て柴崎君も心の声で、(デザートも食べ切ったんだ)と驚きを隠せない様子です。
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22話
店長がいろいろなお客さんと親しく会話をしています。
どうすればそんなに親しく話せるようになれるのかと、柴崎君が尋ねます。
店長は、話す人との共通点から話題を見つけることを教えてくれます。
今日も憧れのOLが来ている店のレジに立ち、商品を選んでいる彼女を見ながら、メモ帳を片手に彼女との共通点を探します。
性別、身長、職業(推定)、年齢(未確認)など考えますが、ほとんど接点がなく、共通点が見つかりません。
目をこすりながら考えこんでいる柴崎君は、彼女に見つめられてることにギクッとします。
買い物かごを片手にレジに来るや否や、「前髪に糸くずがついてます」と言われます。
必死で前髪をはらい、糸くずを取ろうとしながら彼女を見ると何故かにやけてる様子です。
気のせいかと我に返り、店長がお客さんの買う商品から話題を広げていたことを思いだします。
ならば自分もと、彼女が持ってきた商品に手を伸ばし、話題を作ろうと意気込みます。
しかし、そこにあったのはまだ自分が飲み食いしたことのない、お酒とおつまみとウコンのドリンクでした。
何も話題を作ることができずレジを済ませ、その場に崩れおちてしまいます。
バイト終わり、少しでも彼女と共通点を作るべく、同じおつまみを買って帰る柴崎君でした。
23話
さて、今度は22話のひと時を彼女目線で始まります。
やっと来た週末、彼女は晩酌セットをカゴに入れレジに向かいます。
メモを片手に目をこすっている柴崎君が、顔を洗っているたくあんにそっくりなことに足を止めます。
もう一度そんな柴崎君のしぐさを見たいと、彼女はレジでこう言います。
「前髪に糸くずがついてます」
前髪をはらう柴崎君が、たくあんとそっくりで驚きます。
お家に帰ると、たくあんも顔を洗っています。
買ってきたおつまみの<鮭のかわ>でたくあんとじゃれ合う至福の時。
すると、外から雨がパラパラ降りだす音がします。「すごいぞたくあん!」と降り始めた雨を窓から見上げます。猫が顔を洗うと雨が降るってホントなんだと関心しながら、柴崎君が傘持ってるか案ずる彼女でした。
24話
柴崎君のバイト先のコンビニ。梅雨時期に差し掛かりジメジメして汗ばんでいる店長と二人で、「シャワーでも浴びたいねー」と、話しています。
そしてお客様です。
「いらっしゃいませ~」と顔を向けると、いつもと違って前髪はピンで留めてポニーテール、ラフなスカートという恰好の、憧れのOLが入ってきます。
柴崎君は、ついつい見とれてしまいます。
前髪のピンの位置を直す彼女を見てはっとします。
、、、確か妹も前髪のピン、お風呂上りにつけてたなあ。
まさか、彼女もお風呂上がりかもと、つい想像してしまい顔が火照ってきてしまいます。
冷えピタをおでこに貼って、冷静を取り戻そうと頑張るが、もう一度彼女を見るとドリンクのショウウィンドウを開け、お風呂上がりでクーラーを浴びてるような、涼しく気持ちよさそうな横顔をしています。
もう、想像が止められなくなった柴崎君は、めまいがすると、事務所に飛び込んでいきます。
25話
その日、彼女の部屋で、お風呂から上がった彼女は、癖が強い髪の毛と苦戦してます。
結局ポニーテールで一息つきますが、髪の毛なんとかならないかなーと愚痴る彼女です。
フサフサのたくあんの毛をなでながら、「ツヤツヤでサラサラストレートだったなー」
なんて、柴崎君を思います。体調不良で少し休憩してたなーって今日を振り返ります。
体調管理すら難しいのに、髪の爆発なんて制御不能だよと、また自分の髪を愚痴ります。
でもたくあんは、そんなボサボサのポニーテールがお気に入りでジャレてきます。
たくあんが気に入ってくれるなら、髪の毛もこのままでいいねと、癒される彼女でした。
26話
白髪交じりのオールバックで背が低く、眼鏡をかけて気の優しい店長が、バイトが洗濯に出した制服と、自分の鼻を、つまんでるところから始まります。
臭い。
事情があってクリーニングに出せなかったのです。
梅雨時期ということもあって、一日でかなり臭くなってしまっています。
柴崎君は、昨日来ていた制服を着てレジに立ちます。
しかし、自分の服についてる自分の匂いはわからない様子です。
そこに、中年のおじさま三人のお客様が来店します。 ワイワイなんだか話が盛り上がって仕事終わりなのでしょうが、柴崎君は部活終わりに似てるなあなんて眺めています。
おじさんたちがレジに来ました。 すると、もわっとなんだか嗅ぎ覚えのある匂いがします。
記憶をたどる柴崎君。
そうだ、お父さんの匂いだ。
いい匂いではないが、これが働く男の匂いなんだなあと、感動してしまう。
余韻にどっぷり浸っていると、いつの間にか目の前には憧れのOLさんが。
ふと我に返り、今度は蒸し暑い季節に、上品で優しい香りのOLさんに浸りだします。
「スタミナニンニクコロあげ、ください。」
ショーケースから、ニンニク臭いっぱいのそれを渡します。
なんだかあんなに臭いのに、OLさんが選んでくれるニンニクというのもが、少し憎くなってしまう柴崎君でした。
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27話
コンビニ店内。OLさんが柴崎君を遠目から見ているところから始まります。
いつもクールで、爽やかな柴崎君は笑うのかしら、なんて妄想しながらレジに向かいます。 近くで見るとやっぱり涼しげな彼。
「スタミナニンニクコロあげ、ください。」
自分は柴崎君と違って、爽やかのかけらもないなあなんて思いながら、今日もクーラーのような爽やかなひと時をありがとうと、コンビニを去ります。
帰り道、バスに乗る前にニンニクコロあげをつまんで幸せな彼女。
部屋について、いつも通りのたくあんのお出迎えに彼女は頬ずりしに行きます。
するとたくあんは激しく嫌がります。ニンニクの匂いにたくあんも我慢できなかったのでしょう。
慌てて、歯磨きしてくる彼女でした。
28話
バイト終わり、柴崎君が店の事務所のカレンダーに、今日で三日目のバツ印をつけているところから始まります。
店長に何のバツか聞かれても、意味はないですとごまかします。
そこに、「お待たせー」と、元気いっぱいの妹が入ってきます。
静かにしろと促し二人で店を出たところで、憧れのOLさんと鉢合わせになります。
あまりに唐突な鉢合わせにお互い時間が止まってしまいます。
そんな空気はよそに、妹は彼女の携帯ストラップに食いついていきます。
かなり人気で超レアなその「猫担ぎ」を見て、興奮のあまり腕をばたばた上下に振りながらじゃべり続けるバタフライ話法を繰り広げます。
これは危険信号だと柴崎君は妹の両腕をつかみ静止させます。
「すみません。妹が舞い上がってしまって」と、兄らしくOLさんに謝ります。
はっとしたOLさんは、「可愛い妹さんですね、全然気にしないでください。」とまっすぐな笑顔で店に入っていきます。
しばらく歩き、少し機嫌よくなった柴崎君に、妹が意味ありげに「わたしはあんな人がお姉ちゃんだったら嬉しいけど。」とからかいます。
しかし兄 柴崎君。「俺も」とからかわれたことに気づかないでいます。
妹も、まっいいよとあきれてしまう、そんなほのぼのした帰り道でした。
29話
OL目線で28話のひと時が始まります。
OLさんはたくあんにも、兄弟とか居たら良いのにと思っていました。
とある日、いつものコンビニへ入ろうとすると、以前仲良く話してた彼女だろう女の子と一緒に柴崎君が出てきます。あまりに唐突な鉢合わせに時間がとまります。
するとその女の子が、自分の携帯ストラップ「猫担ぎ」にくらいついてきます。
矢継ぎ早に話しだす女の子を前に、なんだか息子の彼女に対面した親のような心境になって緊張を隠しきれず、何も対応できない自分に焦りを感じてしまいます。
しかし、「すみません、妹が舞い上がってしまって」という柴崎君の言葉でその子が妹だと知るのです。
例えるなら、愛猫たくあんが彼女猫ではなく、妹猫とじゃれ合っているということ。
それは愛でたいと、究極にホッとするOLさん。
店に入りもう一度ホッとした気持ちになる。しかし何故、ホッとした?
その週末、たくあんにも妹をと、「はんぺん」と名付けたぬいぐるみの猫を渡します。
30話
柴崎君がバイト先のコンビニに出勤してきます。
すると店長から、ドリンクの棚が直ったことが告げられます。
やっと直ったのかと、ドリンクが並ぶショウウィンドウのガラスに手を当て、母校が改築されたみたいだと、目を閉じて思いに更けています。
すると、暫く見ていたのでしょうか、憧れのOLさんが「大丈夫ですか?」と話かけてきます。
びっくりして、かなり大きな返事をしてしまいます。
気を取り直して、彼女に棚が直った事を伝えます。これでドリンクが奥のほうに止まったままにはならないとクールに伝えます。
彼女も普段高いところの奥に止まったドリンクを、柴崎君にとってもらっていたのでしょう。
「これで、柴崎君のお仕事をお邪魔することもなくなりますね」と笑顔で返します。
OLさんに頼られて、邪魔だなんて思うわけがありません。むしろもっと接点を持ちたいという気持ちが「OL・・」と口走ってしまいそうになったけど、焦りを隠し「お客様との接点が減って、ちょっと残念というか・・・」と、訂正します。
彼女は、そんな柴崎君に関心した様子で、「大事にしなきゃいけない接点は、レジですよと。一対一ですから」と返します。
柴崎君はその言葉に感化されその気になってしまいます。
そう俺はこれからは新しい聖地「レジ」でお客様との接点を大事にと、思いに更けます。
そうこうしてる間に、彼女は店長さんでレジを済ましてしまいます。
彼女が帰った後、レジの先陣は俺が切りますと店長にお願いする柴崎君でした。
31話
ショウウィンドウに手を当てて、立ったまま目を瞑っている柴崎君を、心配そうにOLさんが見ています。
寝てるのかなあ、育ち盛りは眠いからねー。でも立ったまま、もし寝ちゃったら危ないと思い「大丈夫ですか?」と声をかけます。
普通に目を開けて、はっきりした口調で「大丈夫です」と返す柴崎君を見て、心配した自分を恥ずかしく思います。
コンビニからの帰り道。
棚が直ったことで、柴崎君にドリンクを取ってもらう機会がなくなることにちょっと寂しさを感じるOLさんです。
部屋につくと、大きく伸びをしているたくさんを抱き上げます。
たくあんも大きく頼もしくなってね、ゆっくりでいいから。
でも体重は十分だねと、気持ちいい抱き心地に癒されるOLさんでした。
32話
柴崎君が日本建築に興味があることが分かった店長。
店の入口付近で、日本建築のどんなのが見てて楽しいのか柴崎君に尋ねます。
「梁(はり)の美しさですね」と答える声と同時に、憧れのOLさんが店に入ってきます。
ご来店の挨拶をしてすぐ、大きな声で無駄話をしてしまってた二人は、そそくさとレジカウンターに入っていきます。
そこでもまだ、建築の話は続きます。
「屋根の曲線美が素晴らしいんですよ。それと反対に起り(むく)と言って少しふっくらしてる屋根もいいんですよ、その控えめな丸みがまた芸術的なんです。」と話しに夢中になっていましたが。ふと彼女に目をやると遠目だが、確実に食い入るように聞いている様子です。
店長は続けます。屋根の反り(そ)と起り(むく)どっちが好みなの?と。
そこに、彼女がやや控えめな声で、割って入ってきます。
「この年になると中身に目を向けるのもありかと。」
柴崎君は「なるほど!建物は室内も重要ですね」と内装や家具も建築の魅力の一つだと、発見します。
33話
OLさんがコンビニに入いるとすぐそこに柴崎君と店長さんが「美しいハリ」の話をしています。
ハリ?ってなんのハリ? 針、貼り、美しい?なんだろうと、ふと雑誌コーナーに目をやると、ファッション雑誌に、曲線美の文字。
彼女も曲線はあるけど、美とは違うと自分を評価します。
でも美容にもお肉は食べないとなあ、なんて考えてたらレジの方からはっきりと柴崎君の声で、「曲線美が素晴らしいんですよね」と聞こえてびっくりします。
続けて、「むくりと言って」が浮腫み(むくみ)に聞こえ、「少しふっくらしてる」、「控えめな丸みがまた芸術的なんです。」 と聞こえてきます。
彼女は、「控えめな丸み」を自分の様な、控えめなバストのことだと完全に勘違いしてしまいます。
彼女は遠目から食い入るような眼で二人を見ていると、柴崎君と目が合います。
店長は続けます。
「柴崎君は、どっちが好みなの?」と聞こえてきます。
またもや彼女は、控えめか控えめじゃないか聞かれてる柴崎君が、控えめな体の私を気にして、答えにくそうにしてると勘違いします。
すかさず彼女は、話に割って入り小さな声で、「この年になると、中身に目を向けるのもありかと・・」
正統派は回答を投げ、早く帰ってたくあんを抱いて眠りたい気持ちになります。
ところが、柴崎君から「中身! 内装、インテリア、なるほど、建物は室内も重要ですね」と、返ってきます。
レジを、済まして帰り道。 インテリア、内装、ハリって梁のこと?と話しの内容は人体のことじゃないってことに気づき、心底ホッとします。
部屋に帰って、たくあんの伸びをする横で、同じようにストレッチからでも努力して、美を追及しようとしてみるOLさんでした。