漫画「犬夜叉」に登場する狼族の若頭、鋼牙。
作中では犬夜叉とかごめを巡ってよく喧嘩をしている関係です。
原作ではどのような終わりを迎えたのでしょうか。
さらに鋼牙はかごめではなく、菖蒲という少女と結婚したそうですが、その少女との関係性など気になる部分をいろいろ調べてみました。
そして現在放送中のテレビアニメ「半妖の夜叉姫」にも登場するのでしょうか。
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本題へ移ります。
鋼牙の初登場のエピソード紹介！
鋼牙の初登場は原作14巻からです。
元々鋼牙は仲間たちと人間の住む村を襲っており、作中で殺生丸が途中から連れているりんもこの鋼牙の狼たちに親を殺され、自身も殺されかけた経緯があります。
そう考えると初登場はかなり印象が悪いです。
そのあと犬夜叉たちと出会い、出会い頭から犬夜叉とは犬猿の中なのかと思うぐらい相性が最悪です。
相性が最悪な中、戦いが繰り広げられようとしますが、鋼牙はなにかを察したのか、犬夜叉との戦いを放棄して逃げてしまいます。
ちなみにその場面で鋼牙はかごめに一目ぼれをしてしまったそうです。
そのあとかごめと七宝を攫い、一目ぼれしたこともあって自分のものになれ発言をしますが、フラれます。
それからはかごめと会うたびに攫うことはありませんが、かごめを巡って犬夜叉と対立することが増えていきます。
鋼牙の原作ラストはどうなった？
狼族を奈落が襲っていると聞いて、自分が居てはこのまま仲間の命まで危険にさらすと判断した鋼牙は後に犬夜叉たちと行動を共にします。
しかし、鋼牙は奈落との最終決戦の際に両足に仕込んであった四魂の欠片を奪われてしまいます。
さらに同時期に犬夜叉の想い人でもある桔梗の死を目の当たりにしてしまい、そのときかごめのことを諦めて犬夜叉に譲ります。
欠片がないと戦えないと判断したため、遠くから見守るという選択を取ります。
そのさいにかごめに「犬っころに飽きたらいつでも俺のところにこい」という告白を残して原作での登場は終わります。
最終巻のほうにも鋼牙がどうなったか、などの記載がないためどこにいるのかは不明のようです。
鋼牙の結婚相手に「あやめ」なる人物が！？
鋼牙には菖蒲(あやめ)という許嫁がいますが、これはアニメオリジナルの設定なので、原作には菖蒲は登場しません。
菖蒲は女狼族の一員で鋼牙とは違うグループに属しており、そこの長は菖蒲の祖父です。
アニメ版のほうで鋼牙に助けられて以降、ずっと片思いをしているという設定のようです。
菖蒲の一方的な許嫁発言かと思いましたが、実際には山で修業中だった鋼牙が「修行が終わって山を降りたら許嫁にしてやる」と一方的に言ったそうですが、実際にはこのことは菖蒲と再会するまで忘れていたそうです。
かごめに関しては鋼牙が想いを寄せている相手だと知り、最初の頃は敵視しますが、最終回ではきちんと仲直りします。
アニメ版のラストのほうで鋼牙は菖蒲と結婚する、という終わり方を迎えており、原作のほうは違う終わり方になっているようです。
これまで若頭という地位でしたが菖蒲と結婚したことにより正式に長になったそうです。
鋼牙の強さや作中でも活躍をご紹介！
鋼牙の最大の武器は足です。
実際、両足に四魂の欠片を埋め込んでいた時期もあり、欠片のおかげで威力もスピードも桁違いにアップしています。
足が速いということもあり、危険を察知すればすぐに逃げられ、反対に敵と遭遇した時は自慢の足を使って敵を一網打尽にしてしまうそうです。
作中ではその脚力を利用して奈落を追いつめたりもしていますし、七人隊のときも多くの活躍をしています。
危険を察知する能力にも長けており、まだ犬夜叉と本格的なバトルをする前に匂いでそれらを嗅ぎ取って逃げたことがあります。
これに関して珊瑚が「ただ強いだけのやつよりもたちが悪い」と評価しており、逃げ足が速いとも言われています。
ほかにも狼族の若頭を務めていますが、鋼牙は人間年齢でいえばまだ15歳程度だそうです。
15歳で若頭を務めるのはかなりすごいことです。
そのため仲間内からの信頼関係は抜群に高いです。
ほかにも鋼牙は前向きなキャラとして描かれており、落ち込むことが滅多にないキャラです。
脚に仕込んでいた四魂の欠片を奈落に取られてしまい、奈落とはもう戦えないと落ち込む場面はありますが、すぐに気持ちを切り替えて撤退します。
頭の回転が速いため、少しでも無理だとわかると撤退します。
この頭の良さもあって、最終決戦では奈落に欠片を奪われことにより辞退します。
鋼牙とかごめの関係は？
鋼牙はかごめに対して一方的な片思いを抱いています。
初登場時にかごめに一目ぼれをし、一方的に俺の女になれ、という発言をしています。
ストレートすぎる口説きな上に、初対面のかごめに鋼牙は手を出そうしましたが、かごめにあっさりと平手打ちをされてしまいます。
そこで見た目だけではなく内面の強さにも惚れこんでしまい、以来、かごめと会うたびに口説こうとしてきます。
加えてかごめには四魂の欠片を見る力も備わっているため、これらの理由から鋼牙はかごめに対して片思いしている状態です。
かごめのほうはそんな気はなく、友達、という感じで接しています。
鋼牙の過去や狼族のことなども理解してくれているので、鋼牙にとっては最高の相手ともいえます。
その間に犬夜叉が割り込み、三角関係みたいな感じに出来上がっていってしまいます。
鋼牙は半妖の夜叉姫に登場するのか？
現時点で半妖の夜叉姫に鋼牙は出ていません。
アニメベースであれば菖蒲と結婚して、狼族の長になっていますのでどこか遠くにいっているのかもしれません。
原作では奈落に四魂の欠片を奪われて以降、戦いには参加していないためそのあとの出番はないので詳細は不明です。
半妖の夜叉姫も残り三か月なので、現時点で出てきていないということは今後も出てくる可能性は低そうです。
鋼牙が人気の理由とは！？
鋼牙が人気の理由は「男らしさ」が挙げられます。
作中で犬夜叉の想い人であった桔梗が亡くなり、落ち込んでいる場面でこれまでだったら理由を付けてつっかかていた鋼牙もこの時ばかりはなにもしませんでした。
落ち込む犬夜叉を見て、かごめがそばにいないとダメだ、と思ったらしくきっぱりとかごめを諦めたそうです。
こういった場面が女性ファンの心を掴んだ要因だと言われています。
あとはやはり強引な部分です。
かごめに対して何度フラれてもめげず、出会うたびに自分の元に来いと誘っています。
普通の精神力ならめげてしまいそうですが、鋼牙はめげることなくかごめに告白を繰り返します。
最終的にはかごめを諦めますが、一途に相手を思うという部分も人気がある理由ではないでしょうか。
最初の出会いは最悪でしたが、そのあとはかごめの言いつけを守って人間の村を襲わなくなりますし、戦いの場面でも何度も手を貸してくれます。
それでも最終的にはかごめと犬夜叉のことを思って身を引く、という場面もありますので、全体手に男らしさが前面に出ています。
さっぱりとした性格と歯に衣着せぬ物言い、頭の切れや戦闘力の高さなど見るべき部分はたくさんあります。
アニメと原作では終わり方が多少違っていますので、まだ見てない方はぜひ鋼牙の魅力を堪能しながら見てみると面白いはずです。
すでに見た人も改めて見返してみると新たな発見につながるかもしれません。