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【最新版】サンデーうぇぶりの使い方やメリットを徹底解説!おすすめ漫画ランキングも紹介!
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『舞妓さんちのまかないさん』2巻 ネタバレ紹介!
第9話「キヨちゃんとすーちゃん」
大きな荷物を抱えスーパーの”売り切りタイムセール”で大満足した様子のキヨが屋形に帰る途中、修学旅行中と思われる中学生の団体を見かけ(あの制服、私の中学のにちょっと似てる。この間まで着てたのにもう久しぶりな感じ。)と自身の学生の頃を思い出し微笑ましく見つめます。
「いた!! 舞妓さん!!」と舞妓さんを見つけカメラを構えながらザワつく中学生達の隙間からキヨが覗くとお姉さんのお見送りをするすみれの姿を見つけます。
すみれもキヨに気付くも中学生達の団体に囲まれ見えなくなってしまうのでした。
屋形に戻ったキヨは”どさっ”と大きなリュックをおろし買ってきた物を冷蔵庫へ入れます。
物を入れ終わった頃、すみれが台所へやって来ます。
「めずらしいね、この時間に屋形にいるなんて。」とキヨが言うと「今夜は後でおかあさんに呼ばれてて。」とすみれが答えます。二人向かい合わせで座り久しぶりに会話します。
すみれがちょっと痩せたことを心配するキヨに「みんなが寝てる時こそチャンスやから寝てられへん。」と寝る間を惜しんで練習しているが苦では無いとすみれは話します。
その後、すみれは「時間やわ、」とおかあさんの所に向かいキヨは台所の掃除を始めます。
しばらくすると「キヨちゃーん!!キヨちゃん 大変大変!!」と興奮した様子で台所に戻ってきたすみれがキヨの手を握り「舞妓デビューするんやって!!」と自身が店出しのお許しが出た事を報告します。
すみれは”はっ!”と我に返りキヨも初めはまかないさんでは無く舞妓を目指して一緒に京都に来た事を思い出し握っていた手を離します。
すかさずキヨはすみれを抱きしめ「おめでとう!!やったね やったね すーちゃん!!」と幼馴染の舞妓デビューを自分の事のように喜び「昨日 おこづかいでプリン買ったんだよ。二人でお祝いしよ!!」と言います。
すみれは「手洗うてくる。」と台所を出ます。
すみれが手を洗いに行っている間にキヨはプリンアラモードを作ります。
その頃すみれは洗面所で顔を洗います。
鏡を見つめ「キヨちゃん 見とって。うち、必ず花街一の舞妓さんになるからね。」と決意します。
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第10話「特別な日のためのごはん」
キヨがスタミナレシピの本を開きペタペタと付箋を貼る場面から始まります。
屋形でおかあさんと踊りのお師匠さんがお茶をしながらすみれの話しをします。「すみれは逸材やで」「すみれの様に、とことん自分に厳しくできる子はおらん。」と褒めるお師匠さん。
そんな話をしているとキヨが新しいコーヒーを持って来ます。
お師匠さんはキヨがすみれと同期だったが今はまかないさんとして屋形で働いていることをおかあさんから聞き、キヨにも「あんたと同期のすみれ、あの子はすごい。100年に一度の舞妓になるかもしれへん。」とすみれの話をします。キヨは嬉しそうに目を輝かせお師匠さんの話しを聞き台所へ戻ります。
台所へ戻ったキヨは舞妓デビューの為、練習するすみれの為に”エビチリ”、”とんかつ”、”グラタン”、”シチュー”、”かに玉”、”オムライス”、”ギョーザ”とスタミナ満点、大盛りのお昼ご飯を用意します。
お姉さん達がご飯の量にびっくりしていると「大事な時期ですから、しっかり食べて力をつけてもらわないといけません。」と言うとお姉さん達は困惑するも、すみれは、嬉しそうにご飯を食べ、大盛りだったにもかかわらず全て平らげまたお稽古の復習をしに行くのです。
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第11話「秘策のごはん」
すみれがお稽古に向かおうと屋形を出たところおかあさんに呼び止められ「お扇子忘れとるえ!」と扇子を手渡します。
そんなやり取りをしていると男衆のお兄さんが通りかかります。
3人は軽く挨拶を交わしすみれは稽古へ行きます。
踊りのお師匠さんから「すみれは100年に一度の逸材や」と言う話しを聞いていたお兄さんは「すみれの店出しのおこしらえの手伝いしたかった」と息子に代替わりし現役を引退したことを少し後悔します。
お兄さんがその場を去ろうと歩き出すとおかあさんがマフラーを引っ張り「キヨが冷蔵庫の裏に何やら落としたゆうて…」と力仕事を頼みます。
手伝ってくれたお兄さんに「ありがとう。」とお礼のコーヒーとスコーンをキヨが振舞います。
お兄さんは「まさかあのキヨが料理を作れるとはなぁ。」と感心します。
冷蔵庫の裏に落としたのは”図書館で借りてきた本”で、すみれがご飯を食べる時間がないので少しの量でも精のつくものを研究しているとキヨは話します。
その日の夜、すみれにご飯を促しますが「明日の朝食べる」と断られ、次の日の朝も昼もすみkれはご飯を食べないのです。
キヨは買い出しの帰り橋で偶然お兄さんと出くわし、大きな荷物のキヨに「今日はいちだんと買いこんだな。」と言うお兄さんに「たまには全員そろってごはんっておかあさんが。」と話していると反対側の歩道にすみれが歩いているのに気付き声をかけます。
”ぼーっ”となっていたすみれはお兄さんに気付き”しゃきっ”となおり頭を下げ去っていきます。
キヨは今日のご飯には秘策があると言い、すみれがうっかりたくさん食べてしまうようにキヨとすみれの故郷である青森の『イカメンチ』を作ると話しお兄さんと別れ、屋形へと帰ります。
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第12話「眠れない夜のために」
今日はすみれが初めて髪を結い上げる日です。
お姉さん達は「初日は眠れんかったぇ~」と話し、すみれは眠れないのかと落ち込みます。
舞妓さんの髷は地毛であり、ほどくのは週に一回、結い直してもらう時だけ。シャンプーもその時だけなのです。
キヨが晩御飯を作っている頃に髪を結ったすみれが屋形へと帰ってきます。
すみれはまず、おかあさんのところに行き挨拶を済ましみんなのところに行くとお姉さん達が褒めてくれ、キヨがお粥の入った土鍋を抱えすみれを見回し褒めます。
すみれは照れながら「おおきに。」と言います。キヨは土鍋を湯たんぽを入れた布団に包みます。
お風呂に入ったすみれは自室へと戻り「なんとか髪くずさんで入れました。」とお姉さん達と話します。
お姉さんが寝ている間に髪を崩してしまわないように舞妓さんが使う箱枕をすみれに渡します。
お姉さん達に励まされながら床についたすみれは箱枕の使い心地の悪さに眠れず部屋を出ると、台所の電気がついていることに気付き台所を覗くとキヨが「おっ、来たな!」と同じくみんなから初日は眠れないと聞いていたので『甘酒』を作って「おなかあったまったら眠れるかと思って。」とすみれを待っていたのです。
第13話「ずっと決まっているもの」
キヨが『ホットケーキ』を作っていると「キヨちゃん、ごはん運ぶの手伝うえ。」とすみれが台所へやってきます。
「ありがと。悪いねぇ。」と話しているとすみれが新しい名前が決まったのでご飯の後おかあさんに呼ばれていると言い食器を運んで行きます。
食器を持っていくすみれを引き留め「これもお願い。」とはちみつを渡します。すみれはホットケーキにははちみつを使うと”一生の決定事項”に決めているようで幼馴染のキヨはそれを知っていたのです。
食事の後、キヨは洗い物をしながら小学生の時の事を思い出します。
宿題の”なまえの意味”をすみれは「すみれの花言葉のような、『せいじつ』な人であるようにという意味だそうです。」と発表します。
帰り道すみれは自分の名前が嫌だと話します。
「もっとステキな名前だったらもっとステキな人になってたかも…」「キヨちゃんは清い心、健太は健康な体って、二人はそれでいいの?」と聞くすみれに「うん」「別に名前なんてなんでもいい。」と答えます。
別の日、『ホットケーキ』を作るキヨのところに「運ぶの手伝う」とお姉さんとすみれが来ます。
おかあさんに「百はな」と命名してもらったすみれだが変わらずキヨは「すーちゃん」と呼びお姉さんに「『百はなさん』やろ。」「花街でキヨさんだけやねんでその名前で呼ぶの。」と注意されます。
すみれに”はちみつ”を渡すキヨに「これはうちの一生の決定事項やからね。」と、どこか嬉しそうに受け取りホットケーキを運んで行きます。
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第14話「同じ雪を見ている」
屋形の前の雪かきをしているキヨのところにすみれが「おはよ」とやって来ます。
「うちも手伝う」と言ったものの小さいスコップしか無かったのでキヨが「もうちょっとだし私やっちゃうよ。」と言うと「ここで見とってもええ?」と玄関先でキヨが雪かきしているのを眺めます。
ぼーっとしていたすみれに「すーちゃん。 じゃなかった百はなちゃん。おわったよ。」とキヨが声をかけます。
「ごめんごめん。」キヨが雪かきしている音を聞いたら青森にいた頃と同じ音だったと言うすみれに「そりゃそうだ。」とキヨは答えます。
「今朝のごはんはなぁに?」と聞くすみれに「雪の日の朝、といえば決まってるでしょー。」とキヨが言い二人で嬉しそうに「ひっつみ。」と声を揃えます。
つい、「すーちゃん」と呼んでしまうキヨが「あ、ごめん。」と言うと「キヨちゃんだけはすーちゃんでええよ。」とすみれは言います。
第15話「仕込みさんの朝」
お風呂場にて手洗いで洗濯をするキヨのもとへおかあさんが「かんにんな、キヨ。」と百はなが今日からお茶屋見習いに出るため仕込みの仕事をできる人がいなくなってしまいキヨがすることになったことを謝りに来ます。
キヨは「今日は買い出しもないし大丈夫ですよ。」と家の事をすることが好きだと話します。
『仕込み』とは、舞妓さんになる前の修行期間で舞妓さんの身のまわりのお世話の他、洗濯、掃除、おつかい等屋形のくらしの雑務を担うことです。
同じく別の屋形の仕込みの子たちが洗濯を干しにベランダへやってきて屋形同士が近いため挨拶を交わし百はなの話しをします。
「やっぱりすごいなぁ百はなさんは。」「うちら同期の星やねぇ。」と他の屋形の子達が話しているのをキヨは嬉しそうに頷きながら聞きます。
一通りの雑務を終わらせ台所へ戻り『カツサンド』の準備をします。
カツサンドを作りながらキヨは屋形へ来た頃の事を思い出します。
初めて小っちゃいサンドイッチを見たキヨとすみれは「見てキヨちゃん‼かわいいサンドイッチ‼」と話していると「それは舞妓ちゃん用。お紅がとれへんように小っちゃいんよ。」と教えてもらい仕込みだった二人には普通サイズのサンドイッチを渡されます。
サンドイッチを見てすみれは「うちもはやく、小っちゃいサンドイッチ食べたいなあ…」と呟きます。
そんなことを思い出しながらサンドイッチの準備をしていると「キヨちゃん。今日のごはん、うちが最初。」とお化粧や着付けを済ませたすみれがやって来て小っちゃいカツサンドを見て嬉しそうに「いただきます。」と言うとキヨも嬉しそうに「めしあがれ。」と言います。
第16話「私の食べたいもの」
キヨが晩御飯のメニューに悩み、台所へやって来たお姉さん達に聞いてみるも「パスタ。」「ラーメン。」「とんかつ。」とそれぞれがバラバラな返答をし、近くにいたすみれにお姉さんが聞きます。
「うちはー…」とすみれが答えようとした時、おかあさんに呼ばれ答えられないまま台所を去るも心の中で”からあげ”と答えます。
バラバラの返答に余計に悩むキヨは冷蔵庫の中を見ながら考えます。
”! いっそ、私の食べたいもの”と思いついたキヨは夕飯の支度を始めます。
一方、すみれは相変わらずバタバタしており夕飯も食べずお茶屋へ出ています。先程の屋形での会話を思い出し、お茶屋や至るところで”からあげ”を考えてしまいお腹が鳴ります。
お茶屋の帰りにどうしてもからあげが食べたくなってしまっているすみれは通りかかったコンビニへ入ってしまいそうになるものの、舞妓さんは”その姿でコンビニに入ってはいけない”とされており、たまの休みの日、髷を解いて私服を着ているタイミングにしか許されないため諦めます。
キヨは夕飯を食べられなかったすみれの為に夕飯をとっており、屋形へ戻ったすみれに声をかけます。
「今日は作り置きに向かないメニューにしちゃったんだよ。私がどうしても食べたかったものがあってさ」と言われたすみれは先にお風呂を済ませ台所へ向かいます。
キヨがせっかく作ってくれた夕飯だから”からあげ食べたいとか思うたら絶対あかん。”と自分に言い聞かせ台所に入るとそこには”からあげ”が用意されていたのです。
すみれは目を輝かせ「いっ… いただきます‼」とからあげを食べながら”同じもんを同じ時に食べたなるって… 家族みたいや。”と思います。
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第17話「見習いさんの夜」
台所ですみれとお姉さん達がお茶屋に行く前に夕飯を食べている時、お姉さん達が「百はな、もうすぐ店出しやんなぁ。おめでとうさんどす。」とお祝いを言ってくれます。
続けてお姉さん達は「今まで半だらりの見習さんやからって目をつむってもろうとったとこも、だらりを締めたら許されんのえ。気張ってかからんとあきまへんえ。」と活を入れます。” ”る”だらり”の帯の半分の長さで明確に区別されているのです。
そんな話をしていると時間になり慌てて食事を済ませお姉さん達は台所を出て行きます。
すみれは台所を出るお姉さん達の”だらり”を見つめ、”早めにお茶屋へ行く”と後を追うように台所を出ます。
夜、キヨは”焼海苔”の空き箱に”クッキー”を詰め『コバラ おやつ みんなおかえり‼』と貼り紙をし台所のテーブルの上へ置きます。
そこへおかあさんがやって来て”お座敷が終わっているはずのすみれが帰って来ない”と告げます。
舞妓さんは携帯電話を持たないため、お座敷が終わるとお茶屋さんの電話を借り、屋形に連絡を入れるのです。
すみれは5分もかからないお茶屋に行っていたので”連絡があってから帰りが遅い”とおかあさんは心配します。
キヨは夜の京都を走り、すみれを探します。
”辰巳大明神”の前に人だかりが出来ており、人だかりの間から先を覗くとすみれがお詣りしているのを見つけます。
キヨが声をかけ二人で屋形へ帰ります。
帰り道、「なんてお願いしたの?」と聞くキヨに「『気張れますように』かな。」とすみれは言います。
本当は「キヨちゃんのくれる毎日にはじないような立派な舞妓さんになれますように。」とお願いしたのでした。
第18話「店出しのいちにち」
今日は百はなの店出しの日。
見習さんを卒業し、晴れて舞妓さんとしてデビューするすみれはお化粧をしてもらいます。
新しい舞妓が誕生する事は花街全体の喜びごとであるため、この日はひっきりなしに屋形へお祝いを言いにくる人の出入りがあります。
お祝い膳や来客用の箱寿司等は外にお願いするので、台所は静かー… かと思いきや、お茶汲みなどの雑務でキヨはバタバタしています。
少し手が空いたキヨは小豆を煮ます。
そこへ”お手洗い”と言って抜けてきたすみれがやって来て少し疲れたように「大勢の人に囲まれとったら、よぉ知っとる顔も見とおなって。」と言います。
すみれに抱きつこうとしたキヨは「おしろい付く付く‼」と止められます。
キヨに何を作っているのか聞くと「人が大勢いるのみたら食べたくなって。」と青森の郷土スイーツ”なべっこ団子”を作っているのでした。
”懐かしい””人が集まるときはよく食べてたなぁ”とキヨとすみれは台所で立ったまま青森にいた頃の話しに花を咲かせ”なべっこ団子”を食べます。
その後”だらり”を絞めたすみれは玄関先でおかあさんに火打石で送り出してもらい、舞妓として屋形から出かけて行くのです。
第19話「憂える時のごはん」
台所に3人のお姉さん達とキヨが集まりお茶をしながら「ありゃあ かなり まいっとるな…」とすみれの噂話をはじめます。
「最近百はなと話してへんの?」と聞かれたキヨは”忙しいみたいで台所にも来ていない”と答えます。
店出ししてから連日あっちこっちのお座敷にひっぱりだこになっているすみれはとても疲れている様子で、ある時は衣装のまま玄関先でぼーっとしていたりしているとお姉さん達は言います。
「なんとかしてやらな…」と心配するお姉さん達。一人のお姉さんが「まいっとる時。うちやったら… めっちゃおいしいもん食べたいな。」と言う意見に他のお姉さん達も同感します。
みんなに声掛けし”めっちゃおいしいもん”を集めよう‼とお姉さん達は台所を出て行きます。
部屋にお姉さん達が集まり、戻ってきたすみれに「待っとったんえ‼」「最近忙しゅうてまいっとるやろ?」と有名店の和菓子や洋菓子、青森の銘菓までお取り寄せしすみれを元気付けようと準備してくれているのです。
「うち おなかすいてへんのんでよろしおす。すんまへん。」と部屋を出て行ったすみれは一人、鏡を見つめ”姉さんらに気ぃつかわせてしもうた‼ 疲れが外にもれるなんて… プロ失格や。”と落ち込みます。
台所の入り口に隠れて中を覗いていたすみれの目の前に鰹節をぶちまけたキヨが出て来ます。
「今日 ごはんなに?」と聞くすみれにキヨは”普通の焼きそば”と答え「味、みて。」と味見させます。
いつものキヨの味にすみれは元気になるのでした。
感想
2巻では”すみれ”が”百はな”になり舞妓デビューまで描かれています。
同郷の幼馴染、多くの言葉がなくてもキヨはちゃんとすみれの事を見ているし誰よりも応援しているし、すみれが嬉しい時には自分のことのように喜び、本当に家族のような心温まるお話が多くほっこりしました。
屋形のおかあさん始め、お姉さん達の優しさにもほっこりします。
舞妓さんの情報も多く「へぇ~」と関心できその部分も面白かったです。