万引き家族 結末結末ラスト映画ネタバレ！松岡（あき）や翔太りんその後の最後は？【解説考察感想評価】

2018年に公開され、カンヌ国際映画祭での受賞で注目された是枝裕和監督の作品『万引き家族』。

今回はそんな『万引き家族』で明かされる家族の秘密とは何なのか？結末はどうなったのか？について分かりやすく簡潔にまとめていきます！

また『万引き家族』を無料で視聴する方法も併せてご紹介していきます。

映画『万引き家族』を無料で見る方法は？

『万引き家族』を無料で見たい。

そんな方もいると思います。

調べたところ、動画配信サービス『U-NEXT』『FOD』にて『万引き家族』が配信されていることが判明しました。

※『U-NEXT』『FOD』には、無料体験期間があるので、無料で視聴することが可能です。

安心、安全、そして高画質で『万引き家族』を無料視聴したい方は、『U-NEXT』一択です。

映画以外のエンタメ紹介！

映画もいいですが、漫画も面白いですよ！

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

例えば、講談社が運営する漫画アプリ『マガポケ』や小学館が運営する『マンガワン』『サンデーうぇぶり』も特にオススメです。

マガポケ – 人気マンガが毎日楽しめるコミックアプリ

Kodansha Ltd.無料posted withアプリーチ

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

「無料でマンガを楽しみたい！」という方は、ぜひダウンロードしてみてはいかがでしょうか？

もちろん、ダウンロードする際もお金はかかりません。

マガポケ – 人気マンガが毎日楽しめるコミックアプリ

Kodansha Ltd.無料posted withアプリーチ

マンガワン-小学館のオリジナル漫画を毎日配信

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

サンデーうぇぶり

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

『万引き家族』あらすじ概要

家族5人が東京下町の壊れそうな平屋に肩を寄せ合って過ごしています。

生活費は父母の仕事での稼ぎの他、祖母の年金を目当てにし、足りない分は万引きで賄っていました。

貧しい社会の最下層を行く日々の生活をしていて見苦しい場面もありますが、家族はいつも笑顔で明るく暮らしていました。

ある日近所の団地で幼い女の子が外廊下で1人震えているのを見つけ、治は家に連れて帰ります。

女の子は体中が傷だらけで両親の虐待が疑われ、家族は女の子を家族同然に迎え入れて同居させました。

海水浴で朗らかに明るく振る舞う家族でしたが、翌朝の祖母の死をきっかけに、たがが外れたように家族それぞれの複雑な背景が明るみになります。

そして家族それぞれの背景が明るみになるにつれ、この家族の秘密の実態が明らかにされます。

果たしてこの家族の実態とは？

その衝撃的な真実に我々は驚愕させられるのです！

『万引き家族』主な登場人物紹介！

柴田治（しばた　おさむ）

5人家族の「柴田家」の中で父親的な立場。

日雇い労働者で、職場で足に怪我を負って働けなくなりますが、足が回復した後でも働かなくなります。

息子の祥太と共に万引きをして生計を立てる毎日です。

ある日、近所にある家の外で震えていた幼い女の子「りん」を連れて帰りました。

「りん」を6人目の家族として迎え入れた後、万引きを教えて万引きする仲間にします。

柴田信代（しばた　のぶよ）

5人家族の「柴田家」の中で治の妻で母親的な立場。

クリーニング工場でパートとして働いていて、客の衣類のポケットからアクセサリーを盗み、同僚とは休憩時間に近所の住人の噂話で盛り上がっています。

治が連れて帰った幼い女の子の両親による虐待を疑い、髪を切って「りん」と名付け、柴田家の同居人として迎え入れました。

柴田祥太（しばた　しょうた）

5人家族の「柴田家」の中で治と信代の息子的な立場。

学校には通わせてもらえず、治と万引きをして生活しています。

後に祥太は「りん」にも万引きをさせますが、その頃には万引きをすることの正当性を疑い始め、万引きに協力する自分に嫌悪感を抱くようになるのです。

りん　

柴田家の近所の団地に住む幼い女の子で、両親から虐待を受ける日々。

家の外廊下で震えているところを連れられて、虐待からの保護を理由に柴田家の家族の一員となりました。

本名の「北条じゅり」を改め「りん」と名付けられます。

その後は治や祥太と共に万引きの手伝いをしながら一緒に生活するのです。

柴田亜紀（しばた　あき）

5人家族の「柴田家」の中で信代の妹で叔母的な立場。

柴田家の祖母的な立場の初枝を慕って、一緒に寝るほどの近しい関係です。

性風俗店のJK見学店に勤めていて「さやか」の源氏名を使い、常連客の「4番さん」と心を通わせています。

柴田初枝（しばた　はつえ）

5人家族の「柴田家」の中で治の母で祖母的な立場。

年金暮らしをしていて、パチンコ屋では他人のドル箱をネコババすることも。

初枝の僅かな月々の年金は、治や信代からも財源として頼られ、柴田家の貴重な生活費となっていました。

『万引き家族』最終章に至るまでのネタバレ紹介！

 貧しく卑しい家族の生活

正しさの陶酔、揺さぶる「万引き家族」　角田光代さんhttps://t.co/zqkVgz2Myl

2018年の寄稿で角田さんは「この映画は（犯罪者と自分たちとを分けるような）線引きをさせない。私たちの生きているのと同じ世界に彼らがいる――彼らが生きているその同じ世界に私たちがいる、と思わせる」#万引き家族 pic.twitter.com/zdRejWisqm

— 朝日新聞デジタル (@asahicom) June 11, 2022

柴田家の家族5人は東京下町の平屋で肩を寄せ合って生活していました。

その生計は、治と信代の給料の他に初枝の年金と、治と祥太で日々繰り返される万引きで立てられていました。　

初枝は独居老人という表向きの立場で、同居人は秘密の存在。

社会の底辺を行く暮らしではありましたが、皆笑顔が絶えませんでした。

幼女を誘拐⁉︎

叩かれるのはね
りんが悪いからじゃないんだよ
好きだから叩くんだよなんて言うのはね
嘘なの
好きだったらね
好きだったらね
こうやってやるの

りんを抱きしめるシーンは涙腺崩壊…

その愛情を受け入れるって勇気のいること
だと思う。

#万引き家族 pic.twitter.com/WIUE5hJV9U

— 愛 (@aiai_00015) June 11, 2022

ある日、近所の団地の外廊下で幼い女の子が1人で震えているのを見つけ、治は家に連れて帰ります。

信代は、幼女が身体中傷だらけであることから家庭内の虐待を疑い、我が家に同居させることにしました。

その後テレビでの失踪事件の報道を受け、その幼女が「北条じゅり」という名前であることが判明。

新しい家「柴田家」での生活を共にする覚悟をする為に幼女の髪を切り、「りん」という新しい名前をつけました。

「りん」は柴田家6人目の家族となります。

堕ちていく家族の面々

治は職場で負傷して仕事ができなくなりました。

体が回復しても働くことはなく、祥太との万引きを「りん」に手伝わせます。

治や祥太の万引きに加え、初枝はパチンコ屋で他人のドル箱を盗み、自分のものとする窃盗を行っていました。

信代は自分が勤めるクリーニング工場で、客の衣服のポケットに忘れていたアクセサリーを盗んだりしていました。

祥太は「りん」を連れて近所の駄菓子屋へ行き、一緒に万引きを繰り返す日々。

祥太は駄菓子屋の店主から「妹にはさせるなよ」という言葉をかけられ、自分の万引き行為がばれていることを知ります。

同様に、信代も「りん」を匿って同居させていることが、勤め先の同僚にばれてしまいました。

それを公言しないことを条件に、リストラで自分が退職して同僚が職場に残ることに同意します。

初枝と亜紀の訳ありの関係

初枝は別れた前夫の息子夫婦から、忌日の供養で訪れた際に「慰謝料」と言える金銭を受け取っていました。

初枝と同じ家に住む亜紀は、実はその前夫の息子夫婦の娘であることが明らかになります。

亜紀には「さやか」という妹がいますが、両親の愛情を「さやか」に奪われたと感じて初枝を慕い求めて同じ家に転がり込んできたのです。

「さやか」という名前は、亜紀が勤める性風俗のJK見学店で、妹への複雑な気持ちを当てつけるように源氏名として使われていました。

そして亜紀は、自分と同じ自虐的な性質を持つお店の客「4番さん」に同情しています。

初枝と亜紀は言わば継祖母と継孫の関係。

共に愛情から切り外されたような寂しさを共感し合う間柄として、互いに引かれ合った関係と言えます。

 キーパーソンの初枝が亡くなる

このシーン🎥
｢ありが｣
｢とう｣
｢ございまし｣
｢た｣
って言ってると思う🤔#万引き家族#樹木希林#口パク#アドリブ pic.twitter.com/3HNJxq7Oqd

— サツマーノ堀田 (@hocchan1217) June 11, 2022

家族は夏の海水浴に行って朗らかに戯れますが、翌朝初枝が亡くなっていることに気づきます。

治と信代は、初枝の遺体を家の庭に埋め、初めからいなかったことにするよう皆に言い聞かせました。

そうすることにより、初枝の年金を今まで通り引き出し、初枝のへそくりまでも見つけ出して自分たちのものにして喜びました。

映画『万引き家族』の結末ネタバレ！松岡（あき）や翔太やりんのその後の最後ラストはどうなった？解説考察

祥太が万引きで捕まる

いつもの近所の駄菓子屋へ祥太と「りん」は万引きをしに出かけます。

しかし、その日は「忌中」の紙が貼られ閉店していました。

そこで今度は、スーパーマーケットに場所を移し万引きを決行。

祥太は「りん」にも万引きをさせます。

その負い目から衝動的に店員を自分に注目させ、万引きしたミカンを持って逃走する形で「りん」の罪まで背負い込もうとしました。

店員の追跡に追い込まれた祥太は、高所から飛び降りて足を負傷し、入院することになります。

家族が捕まり取り調べを受ける

特に印象的なのは信代の取り調べシーン。「子供になんて呼ばれてた」と尋問され、ポロリと涙を流す安藤さくらの演技。若い女性警察官が正義の名の下に振りかざす「子供には母親が必要」という正論が凶器になってる事に気付かず、何も分かっていない、対極の存在だと突きつけられる。#万引き家族 pic.twitter.com/YLIuIYBjyk

— 映画好きの寺生まれの自転車@映画垢 (@T82665344) June 11, 2022

祥太を捨て置き、家族4人が夜逃げをしようと家を出たところで、警察に捕まりました。

その後「りん」が元の家族に帰り、他はそれぞれ別々に警察から取り調べを受けます。

祥太は、残りの家族4人が自分を見捨てて逃げようとした事実を、警察官から伝えられました。

各々の過去の背景から家族の秘密が明かされる

信代は、家庭内暴力を理由に、治と共謀して前夫を殺害していました。

治は1人罪を背負って執行猶予付きの有罪判決を受けました。

そんな彼を、初枝は同居人として息子同然に迎え入れます。

祥太は、治や信代によって連れて帰られた子であることが判明。

つまりこの家族「柴田家」は、全員血縁関係がなく、寄せ集めの偽装家族であることが発覚します。

解体された「家族」

信代は、一家が抱えた犯罪を1人背負い込んで刑に服します。

祥太は少年施設に保護され、治は狭い部屋で一人暮らしを始めました。

亜紀はかつての家を訪れ、もぬけの殻となった家の中を見て、しばらく傍観して立ち尽くしました。

悲哀に満ちた家族それぞれの思い

海で🏖何して遊んだのかな、、？

じゃんぷ。。🥺

当初『家族の絆』的なタイトル
『声を出して呼んで』だった

映画『万引き家族』 pic.twitter.com/jWEnSLJgI3

— 〜 Prix de l’Arc 〜 牝馬好王国 (@prixdelarc100e) June 11, 2022

祥太はその後学校にも通うようになりました。

たくましく成長していく中、信代の依頼で治に連れられて、刑務所の信代に会いに行きます。　

祥太はパチンコ店の駐車場で密閉された車内に放置されていて、治が車上荒らし中にそれを見つけて連れ帰った過去が、信代から本人に明かされました。

信代は自動車の情報を手掛かりに、翔太の本当の親を探せると言い聞かせます。

祥太が治の家に泊まった日。

治は祥太を捨て置いた事実から「普通のおじさんに戻る」と話します。

祥太もその言葉に合わせるように「自分はわざと捕まった。」と別れ際に伝えました。

施設への帰りのバスを後方から追いかける治を見て、祥太は何かを呟きました。

一方「りん」は、本当の両親の元に戻ってから再び親の虐待を受けることとなります。

ある日、治がかつて見つけ帰った同じ家の外廊下で「りん」は遊んでいました。

そこで「りん」はふと何かに気付いたように塀の外へ身を乗り出して何かを呟こうとしていました。

『万引き家族』の感想

万引き家族、あなたが壊した　待ち構えるナショナリズム
https://t.co/T5aLHXcSr4

是枝裕和監督「『万引き家族』の家族は、楽しく生きていた。でも社会は、複雑な事情を無視して不正を糾弾し、あの家族を解体。観客に『あなたの立場は、解体する側かもしれないよ』と示したかった」 #万引き家族 pic.twitter.com/4d57cs9q9f

— 朝日新聞デジタル (@asahicom) June 11, 2022

社会の底辺を行く貧しく卑しい人々。

是枝裕和監督は、この社会の中で光の当たらない闇の部分にスポットライトを当てました。

「世の中には経済的にそして精神的に貧しい人がいる」という話に終わらず、家族のあり方を考えさせる深い「社会の闇」として、我々に突きつけます。

愛に見放されて、愛に生きることができない人々。

その恵まれない立場にいながらも、彼らは必死に社会の中で生きるのです。

恵まれない家庭に失望しながらも、それでも家庭を求めずにはいられない。

人間として生まれた悲しい性を、そこに感じずにはいられません。

本当の家族とは何なのか。

単に生物的なつながりが家族というわけではないでしょう。

生物的なつながりを超えて、愛ある家族のつながりを求めていく。

それは我々人間全ての理想世界であり、希望なのです。

その理想と現実の狭間に生きる人々の姿を、監督は鋭く繊細な描写で表現しました。

今年2022年に、カンヌ国際映画祭で受賞した「ベイビー・ブローカー」と並び称される、後世に伝えるべき社会派映画の大作だと思います。

『万引き家族』視聴者の反応や評価評判・感想は？

#万引き家族
なんとも言えない後味を残す話。
嘘の家族だったけど確かに救われてたんだよ。りんも、翔太も、亜希も。
でも、悪いことをしてる、りんも巻き込まれてる、このままではいけない　と気づいた翔太は立派だった。
りんと翔太には幸せになってほしいと願う。
警察、じゅりの状況に気づいて。

— cOcOa (@Caffe_a_Latte) June 20, 2022

内緒にしてたけど、この前テレビでやっていた万引き家族の安藤サクラの裸にドキドキしちゃったもん

— アオハタ (@hamigaki_shita) June 20, 2022

今までいろんな分野の美しいと言われるものを目にしてきたけど、最高に美しいと思ったのは、映画の万引き家族のパチンコ屋さんで、樹木希林さんが、ニカッと笑った一瞬。モナリザより数億倍美しいと思った。#万引き家族　#樹木希林

— 植木真美 (@manamiueki) June 20, 2022

万引き家族よかったなぁ。おもしろかった

— ちゅんざぶろ (@dragonxxxbarbie) June 20, 2022

万引き家族 こんなに心臓やられるものか？と思った そこにありそうな日常があまりにもリアルで、苦しくて、切ない

— bese (@base8902578) June 20, 2022