ビースターズ メロンの母父親や過去をネタバレ!最後の結末は死亡?由来やハルとの関係考察

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アニメファイナルシーズンの制作も決定し、ますます大人気の「BEASTARS」。今回は、そのラスボス的キャラ「メロン」について徹底解説していきます!

 

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このようにマンガBANG!では『ビースターズ』を無料で公開してくれています。

 

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  • 椿町ロンリープラネット
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  • センセイ君主
  • シュガーズ
  • 僕に花のメランコリー
  • 乙女椿は笑わない
  • ひるなかの流星
  • メイちゃんの執事
  • 初×婚(ういこん)
  • これは経費で落ちません
  • ハル×キヨ
  • 悪魔とラブソング
  • 雛鳥のワルツ
  • きょうは会社休みます
  • ストロボエッジ
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  • G線上のあなたと私
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メロンの出生がヤバい!父親が〇〇で母は〇〇のハーフ!壮絶すぎる過去を解説

メロンは草食と肉食のハーフの獣!マスクの下の素顔が怖すぎ?

メロンが初めて登場するのは、「BEASTARS」14巻の第124話「絵の具 混色するほど黒ずむ」。

 

マスクをした、細身で優しげな青年として登場します。

 

その頭にはガゼルのようなツノがあり、いかにも草食動物的なルックスです。

 

肉食動物と草食動物とが危ういバランスで共存する「BEASTARS」の世界で、「カウンセラー」として動物たちの心を癒す、メロン。

 

しかし、カウンセリングルームの床下には…

 

獣たちの頭蓋骨がいっぱい!

 

このシーンで、相当ヤバい獣だとわかりますね。この頭蓋骨は、メロンが殺した被害者?

 

そして、そのマスクを外すと…大きく開けた口には、肉食獣の鋭い牙が!

 

俺は、ヒョウとガゼルのハーフなものでね

 

その姿は、誰もが嫌悪感を覚えるような、異形の獣。

 

メロンは、何のために殺戮を繰り返しているのでしょうか?

 

メロンの職業は意外なアレ?悪用して殺し放題!

「ゾウ専門」のカウンセラーとしてゾウたちに接近し、殺戮を繰り返すメロン。

 

その本当の目的は、「象牙(ぞうげ)」です。

 

「BEASTARS」の世界では、「象牙」は貴重な素材として、薬の原料や金持ちのコレクションとして闇取引が繰り返されています(人間の社会と同じですよね)。

 

大きな身体のゾウから象牙を奪うのは、大型の肉食獣ですら「捨て身の覚悟で犯す犯罪」。

 

細身で華奢なメロンが、なぜ何頭ものゾウを殺し、象牙を奪うことができたのでしょう?

 

メロンはカウンセラーという立場を悪用し、「心を安定させ、寝つきを良くする薬」としてゾウたちに麻酔を打ち、眠らせて命を奪っていたのです。

 

ゾウたちの心の隙につけ入り、信頼を得たのちに、金のために次々と殺す。

 

メロンは相当の悪党であると判明します。

メロンの過去が壮絶すぎる!殺戮の動機は?謎に包まれた子供時代!

草食でも肉食でもないその見た目から、子どもの頃から壮絶なイジメを受けていたメロン。

 

どちらの仲間に入ることもできず、庇ってくれる人も誰もいません。

 

物心ついた時には、父親のガゼルはおらず、ヒョウの母親と二人暮らしです。

 

慎ましい団地暮らしですが、その室内は母親好みの、メルヘンタッチのインテリアに統一されています。

 

いつも笑顔で優しいけれど、その言動はどこか浮世離れしているメロンの母親。

 

精神のバランスを崩していることが明らかになっていきます。

 

ママが、父親のガゼルを食べてしまったの?

 

そんな、口に出せない疑念を小さな胸に秘め、メロンは辛い日々に耐えていたのでした。

 

メロンは裏社会のボス?神出鬼没な素顔を解説!

レゴシとメロンの出会い!秘密の〇〇パーティで?!

ゾウの連続殺戮が明るみに出て、一斉捜査の対象となったメロン。

 

警察も必死で跡を追いますが、草食でも肉食でもない異種の犯人の追跡は前例がなく、捜査は難航。

 

地下に潜ったメロンが次に登場するのは、秘密の地下パーティ「仮面夜行会」。

 

動物たちが、自分本来の種族をかなぐり捨て、なりたい動物の仮面を被り、自由に振る舞い、誰とでも愛し合う。

 

ちょっとアンダーグラウンドなパーティです。

 

メロンは、このパーティに防毒マスクのようなマスクをつけて潜り込んでいました。

 

潜入捜査に来ていたレゴシと、現・ビースターのヤフヤに発見され、一度は逮捕されてしまいます。

 

「ビースター」とは、動物たちを守り、統率する英雄的存在の称号。

 

黒馬のヤフヤは、その称号に恥じぬ活躍を見せ、見事にメロンを捕らえます。

 

しかし、見張りを任せられたレゴシは、メロンの身の上話を聞くうち、自分との意外な共通点があることを知ります。

 

共感と同情を感じたレゴシは、なんとせっかく逮捕したメロンを逃してしまいました。

 

その後、メロンはレゴシを狙撃して逃亡。

 

再び行方をくらませます。

 

メロンが裏社会のボスに?百獣の王に君臨!

メロンは反社会組織「シシ組」のボスと言う顔も持っていました。

 

「シシ組」は、オスライオンたちで構成された、知る人ぞ知る闇の組織。

 

この社会ではタブー中のタブーである「食肉」が隠然と行われている唯一の街、「裏市」を拠点にしています。

 

時代の変化に伴い、頭の切れる草食動物のボスが必要だという判断で、メロンがボスの座に就いたようです。

 

シシ組と言えば、レゴシの先輩、アカシカのルイがボスだった時代もありましたね。

 

草食をトップに据えると、何かと都合がいい…と、その際にも組員が発言していました。

 

ただ、ルイは組を合理的に大きくし、荒くれ者のオスライオンたちをうまく統括していたようですが、メロンはルイとは比べ物にならない暴君。

 

部下を使い捨てにして殺したり、気まぐれな命令に命をかけさせたり、やりたい放題です。

 

もともと血の気の多い組員たちですから、次第に反感を抱くようになり…

 

メロンと組員たちの間には、緊張感が漂い始めます!

 

メロンとレゴシに意外な共通点?どっちが強いか考察!

草食と肉食のいいとこ取り!メロンの身体の変化がすごい!レゴシは勝てる?

草食獣と肉食獣の混血であるメロン。その身体には、ほかの獣にはない特徴が多数。

 

それがメロンの強さにつながっているようです。

 

例えば、細い身体に似合わぬ、母親のヒョウゆずりの太い首。

 

「肉を飲み下せる太い喉と、獣を脅すハスキーボイス」と自慢げに語っています。

 

一方、ガゼルの父親ゆずりなのは、

 

「ツノと、痩せた体と、回避能力」。

 

そう、メロンは攻撃を避ける反射神経が異常に発達しています。

 

草食獣が生まれながらに備えている、肉食獣の攻撃を避ける本能。

 

メロンは特にこの能力に優れているようです。

 

また、一見すると草食獣に見える痩せた体は、「弱者に見える」と言う利点が。

 

一度逃げたメロンを街中で追跡し、ついに捕まえたレゴシですが、「肉食獣が草食獣に襲いかかっている」ようにしか見えないため、すぐに警察に咎められてしまうのです。

 

「そこのオオカミ!ガゼルを放しなさい!」

 

そのすきにメロンは再び逃亡してしまいます。

 

このように、草食と肉食の良いところどりの能力を持つメロンですが、攻撃力そのものは、大型の肉食獣であるレゴシより下。

 

フィジカルでは勝てないので、いつも銃や心理戦で決着をつけています。

 

その肉体に変化の時が訪れるのは、20巻。

 

メロンの肉体に、戦いを大きく左右する、ある変化が現れて…

 

殺意の塊のようなメロンに、レゴシは勝つことができるのでしょうか?

 

レゴシとの出会い!お互いの「血」が戦いを呼ぶ?!

メロンとレゴシには、思わぬ共通点がありました。

 

それは「異種間の動物の混血」であること。

 

12巻で明らかになりますが、レゴシも純血のハイイロオオカミではなく、祖父はコモドオオトカゲと言う混血の生まれ。

 

「BEASTARS」の世界は、肉食獣と草食獣が共存しているとはいえ、純血種の方が皆に賞賛され、スムーズに生きやすい社会。

 

異なる種族の混血であることには、偏見の目で見られたり、自分の出自に悩んだり…と、様々な生きづらさがつきまといます。

 

同じ悩みを共有するからこそ、また、異種族のハルと愛し合っているからこそ、一度はメロンを逃してしまったレゴシですが…

 

狙撃されて生死の境を彷徨い、メロンとの戦いは避けられないと覚悟を決めます。

 

宿命の戦い、勝利するのはメロンか、レゴシか?

 

最終決戦に向けて、テンションが上がっていきます!

メロンとレゴシ、どっちが勝つ?互いの能力を解説!

異形の獣、メロンと、巨大なハイイロオオカミのレゴシ。

 

どちらが強いのでしょう?

 

身長172センチ、細身のメロンと、身長185センチ、鋭い爪と牙を持つ、筋肉質なレゴシ。

 

フィジカルだけで言うと、レゴシの方が圧倒的に強そうです。

 

ただ、メロンは元凄腕カウンセラー。

 

相手の心の弱みにつけ入り、卑怯な手段で攻撃を喰らわせるのが得意です。

 

不意打ちで発砲したり、弱みを掴んで恫喝したりと、真っ向勝負の強さではなく、心理的な揺さぶりで相手を制圧しています。

 

拳銃を常に持ち歩いているのも、他の獣と比べて、パワーでは優位性がないのを自覚しているからのようです。

 

ただ、最終決戦に向け、そんなメロンの肉体に大きな変化が…?!

 

肉体的な強さでもレゴシを凌駕するようになります。

 

身体のところどころにヒョウの斑点を持つメロンでしたが、その面積が急増。

 

身体も逞しく変わってゆきます。

 

「大好きで大嫌いなママと同じ、ヒョウになっちまう!」と煩悶するメロン。

 

皮膚に現れたヒョウ柄の上から、メロンの葉っぱのタトゥーを刻み、隠しています。

 

わざと動作の遅いナマケモノの彫り師にタトゥーを彫らせるメロン。

 

その激しい痛みに、生きている実感を得ています。

 

しかし、次第に、タトゥーで隠せないほど身体中にヒョウ柄が広がって…

 

身体も一回り大きくなり、その強度は、登場時とはケタ違いに上がっていっているようです。

 

精神的にも肉体的にも、いかなる肉食獣をも凌駕して凶暴化していくメロン。

 

果たして、レゴシとの決戦の行方は…?

 

メロンとハルのびっくりな接点!メロンの次のターゲットは…ハル?

メロンとハル、超意外な接点!

「仮面夜行会」での逮捕未遂以来、メロンの行方は知れません。

 

社会のどこかに、危険な連続殺戮犯が紛れている。

 

警察も、責任を感じているレゴシも、ビースターであるヤフヤも必死で捜索をしますが、メロンを見つけることができません。

 

そんなメロンが再登場するのは、超・意外な場所。

 

大学の講義室です。

 

マスクをしたメロンが非常勤講師として教えているのは、肉食動物と草食動物の関係性の歴史。

 

マスクの上の目は優しげで、講義もわかりやすく、メロンの授業は生徒たちにも人気のようです。

 

そんな生徒たちの中に、なんとレゴシの愛する、うさぎのハルが!

 

レゴシが一番守りたい存在であるハルが、凶悪な殺人獣であるメロンと接点を持っていた。

 

レゴシはそれをまだ知りません。

メロンがハルに「恋」?!二人が交わした秘密の約束って?

非常勤講師として勤めている大学の学食で、メロンは不味そうに食事をしています。

 

草食と肉食の混血であるメロンは、生まれつき「性欲」「食欲」などの本能がありません。

 

味覚もほとんど感じることができず、「しなびたトマトも、命乞いをしてきた獣の肉も」同じ砂の味だった、と回想しています。

 

殺戮を繰り返してきたのは、社会への復讐だけでなく、「ほかの獣たちのように、味覚の快楽を感じてみたい」と言う理由もあったようです。

 

一度でいいから、「美味しい」と感じたい…

 

そう願うメロンの前の席に、ハルが座ります。

 

ハルはこの学校の生徒で、メロンの授業を聴講していると話します。

 

レポートが未提出の言い訳をしにきたと言うハルと何気ない会話をするうち、メロンの心に今まで感じたことのない欲望が。

 

メロンにとって、初めて出会った、「殺したくはない…食べてみたい草食獣」。

 

雨の校舎で、思わずハルを抱きしめるメロン。

 

レゴシに守られるだけの自分に疑問を感じていたハルは、メロンの孤独にふと母性を感じ、来月のメロンの誕生日に、自分を「食べていいよ」と約束をしてしまいます。

 

とんでもない約束をしてしまったハル!

 

初めて感じた、「この子を食べたい」と言う欲望に向け、ますます凶暴化していくメロン。

 

レゴシはメロンを倒して、ハルを救うことができるのでしょうか?

 

メロンの名前の由来は?謎に包まれたメロンの父親はサイコパス?殺戮獣誕生の秘密!

メロンの名前の由来は?母親との衝撃エピソード!

メロンの名前は、母親がつけたものです。

 

メロンが小学生の時、授業で「自分の名前の由来を調べる」宿題が出ました。

 

今まで、自分のハーフの出自に関して母親に聞くことを避けていたメロンは、はじめて勇気を出して母親に名前の由来を尋ねます。

 

母親はうっとりと話し始めます。

 

「メロンはね、果物でもない、野菜でもない食べ物なの。

 

それでも、あんなに美味しいでしょ…

 

肉食でも、草食でもないあなたが

 

それでも、あんなふうに甘い人生を送れますようにって、ママの願いが込められてるのよ」

 

シャツにアイロンをかけながら、お伽話のような甘い口調で語る母親。

 

それを聞いたメロンは、アイロンを取り上げ、母親の手の甲に押しつけます。

 

ハーフとしての苦しみを、現実に毎日味わっているメロンには、この甘ったるく自己満足な答えは到底、許せるものではなかったのです。

 

その後の母親の反応もすごい!

 

熱したアイロンを手の甲に押し当てられても、貼りついたような笑顔を崩しません。

 

「パパにそっくりなあなたのその目がとても好き

その怯えた目と…弱々しい体が好き。

草食獣の美しさそのものよ」

 

怯えるメロンを前に、さらに母親はこう言い放ちます。

 

「大好きな 大好きな…パパの味を思い出せるから。メロン」

 

鋭い牙と、ザラついた舌を見せて語るその笑顔を見て、母親の異常性を確信するメロン。

 

そこにあるのは、我が子への共感や愛情ではなく、一人の女の歪んだ欲望だけ。

 

メロンは躊躇なくアイロンを母親の頭に振り下ろし、めった打ちにします。

 

その後、警察に電話し、「暴漢が入りました」と嘘の通報をするメロン。

 

連続殺戮獣が誕生した瞬間です。

 

メロンの初めて殺した獣、それは自分に名前を授けた母親だったのです。

 

メロンの父親がヤバ過ぎる!殺人獣になった原因はコイツ?

「パパはママに食べられた」と確信しているメロン。

 

メロンの殺戮衝動の大きな動機ともなっていますが、本当に父親は死んでしまったのでしょうか?

 

実は、メロンの父親は生きていました

 

21巻のラストに、いきなり登場します。

 

無差別殺戮犯であるメロンの事件で騒然となっているマスコミの前に現れた、小柄なガゼルの中年男。

 

「私…メロンの父親なんですけど」と平然と言い放ちます。

 

殺到するマスコミのマイクとカメラ。

 

そこへレゴシの祖父、コモドオオトカゲのゴーシャと、ビースターであるゴーシャの元相棒、ヤフヤが現れ、メロンの父親を救い出します。

 

「異種族の家庭を見世物にはさせん」

 

ハイイロオオカミの妻を亡くし、今は孫のレゴシが生きがいのゴーシャ。

 

公衆の面前で名乗りを上げた父親の心意気を買い、息子と会わせようと奮闘しますが…

 

肝心の父親からは親としての責任感も、メロンへの愛情も感じられません。

 

「あの頃は、若気の至りでメスヒョウと関係を持ってしまったものの…」

 

「私には なかったんですよね…肉食獣と一緒になる覚悟なんて…」

 

街を歩いてもジロジロ見られるし、ヒョウの妻からの愛情も重く、いつか食われるんじゃないかとヒヤヒヤとしていたと語る父親。

 

「普通、そんなの男は逃げるでしょう?ねぇ…」と、何の罪悪感もなく語ります。

 

ビースターとして数々の悪獣と対峙してきたヤフヤも

 

「本当に恐ろしいのは…本当の悪とはきっと…」

 

身勝手すぎるメロンの父親の発言に、恐怖と嫌悪を禁じ得ないのでした。

 

父親と母親の自分勝手な欲望の結果、混血の獣として生を受けたメロン。

 

彼を愛し、ありのままを認め、幸せを願ってくれる獣は、彼の周りには一匹もいなかった…。

 

成長したメロンが無差別殺戮に走った原因は、混血であるという出自そのものではなく、両親の無責任で自己中心的な態度にあったのです。

 

メロンの最後は死亡?決戦の結末をネタバレ解説!

メロンとレゴシ、裏市で最後の決闘!意外な方式!

ついに決戦の時を迎えたメロンとレゴシ。

 

12月25日、裏市恒例の「愛肉の日」の縄張り争いバトル。

 

肉食獣たちが命懸けで覇権を争う闇のバトルです。

 

メロンがトップを務めるシシ組が参戦すると知ったレゴシは、たった一人で参戦。

 

「裏市ではカリスマ犯罪者となったメロンを倒すなら、みんなが見ているところで」と考えた末の行動です。

 

拳で対峙しながらも、メロンを理解しようと語りかけることをやめないレゴシ。

 

しかし、母親のヒョウの遺伝子が優勢になりつつあるメロンの身体は絶賛パワーアップ中。

 

その攻撃は残虐で激しく、レゴシは追い詰められていきます。

 

「今夜、トラウマを殺す!レゴシ…お前を殺したら、この体にさらに変化が起きるか 今夜は検証することにするぜ!」

 

絶体絶命に陥るレゴシ。もうパワーではメロンに叶いません。

 

一方その頃、義父の死を経てホーンズ財閥の新社長となったルイは就任記者会見中。

 

今までタブー視され、誰もが知っていながら、表立って触れることのできなかった裏市と食肉について赤裸々に語り、

 

「今、裏市で起きている現実から目を背けないでください!僕の友達が…あそこで死にかけてるんです!」

 

と、満場のマスコミに向かって、レゴシのため必死に呼びかけます。

 

しかし、会社のイメージを損なうことを恐れる幹部たちに取り押さえられ、閉じ込められてしまいます。

 

レゴシ、決戦で絶体絶命!意外な助っ人が?

肉食獣をも凌ぐパワーを手に入れたメロンに叩きのめされ、絶体絶命のレゴシ。

 

すぐにでも駆けつけたいのに、幹部たちに閉じ込められてしまったルイを(強引に)連れ出したのは、昔の部下たちでした。

 

シシ組のライオンたちです。

 

身体を張ってルイを守り、裏市のレゴシの元へ送り届けるシシ組の面々。

 

その時、ルイの目に映ったのは…

 

「レゴシが…逃げてる?!」

 

負け知らずだったレゴシが、尻尾を巻いてメロンから必死で逃げ回る姿。

 

初めて「狩られる側の恐怖」を味わい、怯(おび)えて逃げ惑うレゴシ。

 

ついにメロンに捕まり、喉を締め上げられ、死を意識します。

 

その口から出てきたのは…

 

「くぅー、きゅうーん」

 

子犬のような弱々しい声。

 

その声に勝利を確信し、嘲笑うメロン。

 

思わず手の力を緩めますが、やがてその耳に響いたのは

 

「ぐるるるるっ…ぐるーーっ」という力強い唸り声。

 

レゴシに初めて宿った、「臆病な心」が、今まで強くなるためにレゴシに足りなかった「生きたい!」という激しい衝動をもたらしたのです。

 

子犬のような声は、喉を締め上げられながらも、少しづつ気道を広げていた音。

 

メロンの手から逃れたレゴシ。

 

反撃が始まります!

メロンは死亡?気になる決戦の結末は…?

決着がつかない二人のバトル!

 

そこへ駆けつけるルイ先輩。

 

メロンに圧倒されかけていたレゴシを助け起こすのでした。

 

「肉食獣も草食獣も並び立ち、固唾を飲んで自分たちを見守っているこの状態を見てみろ」とレゴシに檄を飛ばすルイ先輩。

 

それは、少し前までの裏市では考えられなかった光景。

 

世界を変えるため、決着をつけようとメロンに語りかけるルイ先輩とレゴシ。

 

追い詰められたメロンは、ついに拳銃を取り出して自らの胸に押し付け、発砲します。

 

弾に胸を貫かれ、それでもまだメロンは生きています。

 

「ハーフの獣は2発の弾でようやく死ねる」とメロン。

 

もう1発を打ち込む前に邪魔したら「お前を撃つ」とレゴシを牽制します。

 

しかしレゴシは、ルイが止めるのも構わず、「お前を死なせたくないんだよメロン!」と叫びます。

 

銃の取り合いになる三匹、そこへゴーシャとヤフヤも現れて…

 

激しい揉み合いの末、1発の銃声が裏市の空へ響き渡ります。

 

撃たれてしまったのは…誰だったのでしょう?

 

次のシーンでは、ヤフヤが瀕死のメロンを担いで歩いています。

 

銃の取り合いを制し、2発目の弾で自らの胸を打ったメロンでしたが、手元が狂い、即死は免(まぬが)れたようです。

 

メロンを担ぎ、病院へと急ぐヤフヤ。

 

「本当に、肉食と草食って共存できると思うか?」とヤフヤに問うメロン。

 

もしできるというなら、自分の背負った負の連鎖はなんだったのだろうと自嘲するメロン。

 

その声が父親とそっくりであることに胸を痛めるヤフヤ。

 

ハイタッチをするルイ先輩とレゴシ、事件は解決したかに見えましたが…

 

もうすぐで病院というところで、突然、メロンを背負ったまま地面に倒れ伏すヤフヤ。

 

メロンの「最後の一撃」に見舞われてしまったのです。

 

その後、ヤフヤは首に絆創膏を貼った姿で登場します。

 

一方のメロンはどうなったのでしょう?

 

メロンは生きていました。

 

刑務所の中で、たくさんのファンレターに囲まれている姿でチラリと再登場します。

 

世の中を騒がせた凶悪犯を、ダークヒーローとして持ち上げる風潮は「BEASTERS」の世界にもあるみたいですね。

 

残虐な凶悪犯のメロンですが、肉食獣と草食獣が平和に生きていける未来に向け、その命をかけて問題提起をしたのかもしれません。

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