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結論!『三日月と流れ星』は漫画アプリ『マンガMee』で全巻無料で読める
いきなり、結論です。
『三日月と流れ星』はこちらの集英社が運営する漫画アプリ『マンガMee』にて全巻無料で読むことができます。
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『マンガMee』では、『三日月と流れ星』第1巻から最終巻までを惜しげもなく無料で公開してくれています。
安心安全に、そしてタダで『三日月と流れ星』を最終巻まで読みたい方は『マンガMee』を使う方法が最もお得です。
『マンガMee』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。
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また他にも『マンガMee』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。
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次に『マンガMee』の使い方(システム)を簡単にご説明します。
『マンガMee』の基本的な使い方
『マンガMee』では、アプリ内アイテムである『チケット』と『ボーナスコイン』を使用して読むことになります。
簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』などを使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。
『三日月と流れ星』も1日に最大5話まで読み進められます。
ここでは『マンガMee』で使うアプリ内アイテム『チケット』『ポイント』のそれぞれの使い方を簡単に説明します。
『マンガMee』のチケットとは?
『チケット』はチケットアイコン(↓ピンク色の線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。
各作品ごとに1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。
つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読むことのできるシステムがこの『チケット』なのです。
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『マンガMee』のボーナスコインとは?
『ボーナスコイン』は毎日、5~15秒程度の広告動画を視聴することで30ボーナスコイン(作品1話分に値する)を取得することが出来ます。
マンガMeeに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読むことができるという意味)
↓『マンガMee』アプリを起動すると「短い動画を見て30ボーナスコインをGET!」と書かれた以下の画面が表示されます。
「動画を見る」ボタンをタップし、短い広告動画を視聴することで、マンガ1話分を読むために必要な30ボーナスコインを獲得することができます。
1日1回必ずこのシステムが使えるので、活用しましょう。(※広告動画をしっかり見る必要はありません。適当に流しておくだけでOK!)
また、今なら『マンガMee』を新規ダウンロードした際の特典として500ボーナスコインが手に入ります!
1話につき、30ボーナスコインを消費するので、500ボーナスコインは、約16話分に値します。
単行本にすると1~2冊分です。
このお得な特典をゲットできる今のうちに『マンガMee』をダウンロードしてしまいましょう!
アプリのダウンロードは、もちろん無料です。安心してください。
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『チケット』『ボーナスコイン』以外で1日3話分の漫画を読む
『チケット』『ボーナスコイン』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります。
その仕組みがこれ、
見たいエピソードの漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む 残り3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分のエピソードを新たに無料で読むことが可能となります。
3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。
- チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
- 短い広告動画を見て毎日30ボーナスコインを獲得し1話分の漫画を無料で読む
- 短い広告動画を毎日最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む
以上の事から『マンガMee』は、1つの作品において、1日に最大で5話分のエピソードを無料で読むことができるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。
遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/
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『三日月と流れ星』世間の評価は?
『三日月と流れ星』本編ももちろん面白いし好きなんだけど、『ベイビィLOVE』の番外編が毎度載ってるのがとても嬉しい、せあらちゃんが見られるのが嬉しい
— みん (@little_min12) May 29, 2019
久しぶりに三日月と流れ星最初から見てるけど面白い😌
— ひなた🍥 (@tkhr_0219) May 4, 2019
漫画アプリ「マンガMee」でも連載が始まった『三日月と流れ星』面白かったから、5巻まで読んだ〜✨
切ない!😭💕面白い!#椎名あゆみ#三日月と流れ星 pic.twitter.com/y2fSde5NTC— 咲🌸趣味垢*LINEスタンプ (@saki_bloom_endo) November 11, 2018
うあ〜、積んでた三日月と流れ星を1巻から読み直したけど、やっぱりめちゃくちゃ面白い!早く続きが読みたいよみたい🙏
— ぱぴこ (@papiko737) February 12, 2018
三日月と流れ星の展開が最高すぎて、、
おい大輔〜おまえ!!ってなった😇
幼馴染みたいなお兄ちゃん的存在で女癖悪いのに好きな人に一途で独占欲強いとか最高。
この作品私が好きな要素全て揃ってる👏 めちゃくちゃ面白い。— さやか (@nanaka0411) September 26, 2017
三日月と流れ星、めっちゃ面白い…!!!年上か〜って食わず嫌いしてたけど!めっちゃ面白い!!!
— しのみやゆき (@ykykmomom) February 23, 2017
椎名あゆみさんの『三日月と流れ星』の最新話がおもしろかった。学生の頃に椎名さんの漫画大好きだったから、その頃から今もご活躍されてて凄いし、(だいぶ)大人になった今もきゅんきゅんしながら読める作品に出会えたのうれしい!そして、自分の好みが変わらないのが面白い😅。
— 🔥はると🔥 (@haruto_aki0904) August 23, 2016
三日月と流れ星、めっちゃ面白い〜♡
キュンキュンする!
好きな人の息子とも三角関係ってところが玲於のこと思うと辛いけど楽しい。いとこの大ちゃんとも波乱ありそうだな。来年の春に新刊…待ち遠しい!— さやか (@nanaka0411) June 18, 2016
三日月と流れ星面白いな‼︎めちゃくちゃ久しぶりに少女漫画⁇読んでるけども、椎名あゆみ先生の話のもっていきかたやはり好きだー(^ν^)
— み♨︎ (@michakuro) June 2, 2016
え〜ん三日月と流れ星めっちゃ面白いしキュンキュンする〜!!!
— ぱぴこ (@papiko737) June 1, 2016
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『三日月と流れ星』あらすじ紹介!
恋愛経験ゼロの長谷川充希(はせがわ みつき)が恋をしたのは、18歳年上のカフェ店長、浅井隆聖(あさい りゅうせい)。
しかし、浅井の左手の薬指には、結婚指輪が。
充希はガッカリしますが、その後もカフェに通い詰め、共通の趣味を通じて浅井と親しくなります。
そして現在、浅井には奥さんがいないと知ります。
それと同時に、充希より3つ年下の息子がいることも発覚します。
それでも、充希は徐々に浅井に惹かれていき、思い切って告白をします。
しかし、告白を受け入れてもらう事は出来ませんでした。
それから三年が経ち、充希は大学生になりました。
ある日、浅井の息子・玲於(れお)と三年ぶりに再会したことにより、物語が再び動き出します。
浅井の彼女の登場や、玲於からのアプローチ、初恋のお兄ちゃんの登場など、充希を悩ませる出来事が次々と起こっていきます。
果たして、充希の恋は実ることができるのでしょうか…?
『三日月と流れ星』は面白い!見どころ解説!
見どころ①充希を悩ませる、魅力的な男性たち
充希を取り巻く男性キャラクター達は、主に3人。
それぞれ違った魅力を持っていて、充希の本命は浅井ですが、読者としては3人とも本当に魅力的です!
メインヒーローの浅井は、かなり年上ということもあり、優しくて温かくて、スマート。
しかし、恋愛が絡んでくると消極的で、再婚などは視野になく、付き合う女性にも初めから結婚の意思は無いと伝えるほどです。
しかし、充希のことを大切に思い始めた浅井は、少しずつ恋愛観が変化していきます。
息子の玲於に嫉妬をむき出しにしたり、大人なのに余裕がなかったり…充希と同様に読者も胸キュンするに違いありません。
次に、浅井の息子・玲於。
彼は、愛想も口も目つきも悪く、女の子相手にも容赦ないタイプの男の子です。
一方で、玲於は充希の良き理解者でもあります。
充希が浅井のことを度々相談すると、玲於はぶっきらぼうな口調ではありますが、励ましてくれたり助言をくれたり、本当は優しい一面が見られます。
相談を受けたり、一緒に過ごしていくうちに、玲於は充希に恋をしてしまいます。
そんな玲於に、充希は心を開いているのですが、それは決して恋愛感情ではなく…。
玲於の切ない表情には、胸を打たれます。
3人目は、充希のいとこで初恋の相手の大輔です。
彼は充希曰く明るくて自信家で豪快な性格です。
彼は、充希のことを本当に大切に思っていて、特に恋愛面では、かなり口を出して来ます。
浅井親子のことで傷ついた充希を見て、大輔は自分が充希を幸せにする覚悟を持っていることを明らかにします。
充希の望むことなら何でもする、そんな心強い味方がそばにいたら、どんな女の子でも揺れてしまうかもしれません。
年齢も性格も全く違う3人の男性陣たちに翻弄されながら、充希と自分を重ねて読んでみるのも面白いかも知れません。
見どころ②恋は間違える
三日月と流れ星の恋愛は、本当に丁寧に描かれていて、現実にもありそうな、リアルな恋愛を楽しむことができます。
浅井に一途な充希は、自分に好意をぶつけてくる玲於に対して、酷い言葉をかけて傷つけてしまいます。
玲於を傷つけてしまった充希は、浅井の隣で笑う事は出来ないと、涙を流します。
また充希も、浅井の突き放すような言葉に傷つきます。
浅井を忘れられずにいる充希ですが、大輔に優しく慰められ、充希はその手を取ろうとします。
恋愛に傷つき、傷つけ、うまくいかない、何度も間違えながら、それでも好きな人と一緒にいるために頑張り続ける登場人物たちを、自然と応援したくなります。
見どころ③とにかく諦めない女性陣
うまくいかない恋愛が描かれた『三日月と流れ星』ですが、物語が成り立つのは、女の子が本当に一途で諦めないからです。
浅井の彼女が登場したり、浅井に距離を置かれたり、辛いことも多い年の差の恋なので、充希は何度も浅井のことを諦めようとします。
しかし、何度離れても頭の中から浅井が離れてくれません。結局諦められずに、一途に浅井のことを想い続けています。
その想いは、確かに浅井に届いていきます。
さらに、充希の友人である、未依の片思いにも注目です。
未依は浅井の息子・玲於のことを好きになります。
しかし、玲於は充希のことが好きで、未依の恋は報われないまま時は流れていきます。
玲於が浅井と充希の恋を応援できないでいると、側で背中を押し続けます。
そんな未依に、チャンスがやって来ます。
玲於の英語の成績が振るわないことを知った未依は、家庭教師を引き受けます。
未依は帰国子女でした。
一緒にいることが増えた二人は、どんどん仲を深めていきます。
充希も未依も、はじめは叶わない恋をしているはずでした。
それでも諦めなかったことによってチャンスが回ってきて、これからの展開に希望が持てるようになりました。
この2人の他にも、登場する女性陣は恋に一途で一生懸命です。
報われなかったとしても、1人の人を思い続けている女の子は、誰が見ても応援したくなりますね。
そんなところもこの作品の見どころです。
『三日月と流れ星』登場人物紹介!
長谷川充希(はせがわ みつき)
三日月と流れ星の主人公。
好きになる相手はいつも10歳くらい年上の人で、これまでも告白をしては全く相手にされずに失恋を重ねていました。
浅井を好きになり、うまくいかないことの方が多いですが、諦めずに一途に想い続けます。
一途すぎて鈍感な部分があり、他の人を傷つけてしまうことがあります。
しかし、それほどまでに浅井を想っているところは、応援したくなるヒロインであることは間違いありません。
浅井隆聖(あさい りゅうせい)
カフェの店長。
充希よりも18歳年上だが、見た目は20代にしか見えないとよく言われる。
料理が得意で、作中でも何度も振る舞う。
玲於という息子がいて、自身の恋愛の優先順位が低い。
若くして奥さんを亡くしているが、結婚指輪はずっと外さないままでいる。
真剣な恋愛から遠ざかっていて、最初から結婚はしないということを前提においてお付き合いをしていました。
しかし、充希を大切に思うようになり、少しずつ浅井の恋愛観も変わっていきます。
浅井玲於(あさい れお)
浅井の息子で、充希より3歳年下。
口と態度と目つきが悪い。
母親を亡くし父子家庭で育っており、現在は反抗期。
父親に確かに感謝しているのに、素直に伝えられないでいて、似たような境遇でも素直な充希を、眩しく思います。
自分の父親のことを想っている充希にもどかしさを感じていますが、段々と想いを抑えられなくなっていきます。
若さゆえの未熟さも、彼の魅力と言えるでしょう。
是永未依(これなが みい)
充希の大学からの友人。
帰国子女で、いじめられたり、陰口を言われたりして一人でいることを選んでいたけれど、充希から話しかけられる。
そのため、充希の幸せを願っており、浅井との恋を人一倍応援している。
未依自身は年下好きで、玲於のことを好きになり、度々アピールし続けますが、玲於の充希への気持ちに気づいて、心を痛めます。
充希と浅井の背中を押そうとする玲於を、一途に支え続けます。
大輔(だいすけ)
充希のいとこで、初恋の人。
アプリ開発などを手掛けるIT系の会社に勤めていて、大学生の充希にバイトを勧める。
明るくて自信家で豪快。
母子家庭でわがままを言えずに育った充希の幸せを一番に願っていて、充希が望むなら恋人にも夫にもなってやる、と言い切る。
さらに、充希の周辺の男の牽制も積極的にやっている。
泣かせたり、傷つけたりすると敵意がむき出しになり、充希を悩ませている浅井親子のこともあまりよく想っていない。
大輔はとにかく充希を大切にしてくれる、最強のお兄ちゃんキャラです。
『三日月と流れ星』序盤ネタバレ紹介!
プロローグ
高校一年生の長谷川充希(はせがわ みつき)は、何気なく立ち寄った雰囲気のいいカフェの店員にときめいてしまいます。
しかしその店員の左手の薬指には、結婚指輪がはめられていました。
そして若そうに見えた店員は、浅井隆聖(あさい りゅうせい)。実は34歳で、カフェのオーナーでもありました。
そんなインパクトのある出会いが訪れた高校一年生の四月、充希は学校でも友達を作り、順調な高校生活をスタートさせました。
そして充希は何度かあのカフェに通い、店長の浅井と顔馴染みになります。
きっかけは充希が飲んでいたブラックコーヒーと、池内京太郎という作家の小説でした。
女子高生がブラックコーヒーを飲んでいる事と、難解な文章を書く作家を知っていることに親しみを覚えた浅井は、「今度ゆっくり話そう」と充希に言います。
充希は、ふと思い出し笑いをするくらいご機嫌でした。
というのも、例の浅井とDVDやCDを貸し借りするくらいの仲になれたからです。
しかし友達の立花莉子(たちばなりこ)には、「その人嫁がいるんでしょ」と指摘されます。
莉子は充希に誰か男の子を紹介しようかと話を持ちかけますが、充希は同年代の男の子にはときめかないと言います。
いつも好きになる相手は10歳くらい年上で、告白しても相手にされず毎回振られて彼氏ができたことが無い、と充希は言います。
その後、充希と莉子は例のカフェに行きます。
莉子は浅井を一目で気に入り、もしかしたらただの女避けかもしれない、と結婚指輪の真偽を直接本人に聞こうとします。
すると態度の悪いアルバイトの男の子が、勢いよく水を机に叩き置き、話の流れをブチ切ります。
充希もバイトに名乗り出ると、浅井は了承します。
そこで莉子がすかさず、「奥さんはお店を手伝わないんですか?」とさりげなく聞くと、浅井は「今はいません」といいます。
莉子は思わず舞い上がり、大きな声で充希にチャンスだと言いますが、まだあのアルバイトの男の子に話をブチ切られます。
莉子は男の子に噛み付きに掛かりますが、男の子の代わりに何故か浅井が謝罪します。
実は、男の子は浅井の息子だったのです。
浅井と出会って3ヶ月経った頃、充希は夏休みの間だけ、浅井のカフェでバイトを始めます。
浅井の息子である、玲於も一緒です。
充希と玲於は張り合って仕事をしていきます。
2人は片親家庭で育った共通点がありますが、充希は母親に対して素直に感謝しているのに対して、玲於は絶讃反抗期中。
浅井はそんな玲於の反抗期に頭を悩ませていました。
充希は浅井を励ましたり、趣味である読書の話をしたりして距離を縮めていきます。
充希はますます浅井に対しての思いを募らせていきます。
そして、流れ星に浅井ともっとお近づきになれますようにと願い事をします。
充希は、カフェの定休日、街で浅井と出逢います。
一人で映画を見ようとしていた浅井に、思い切って同伴を申し出ますが、浅井は一瞬躊躇います。
そして、チラッと見えた女性からの着信も、充希には現状を突きつけます。
別れ際、浅井は再び充希を遊びに誘います。
次の定休日、充希はうんとオシャレをして、浅井と会います。
浅井が連れてきてくれた場所は、古書カフェで、そこは本の価値がわかる人しか入れない、浅井の秘密基地でした。
浅井の奥さんすら入ったことが無い特別な場所です。
浅井は充希に対して、好感を持っている様子でした。
そんな浅井を見て、充希は思い切って好意を伝えます。
しかし、浅井は、充希はまだ若いし、未来を見据えて、やんわりと断ります。
そして暗い雰囲気にならないように、天国の奥さんに女子高生にモテたんだと自慢する、などと冗談を言います。
充希はそこで初めて、浅井の奥さんが亡くなっていたことを知ります。
そして、外さない指輪や、奥さんの話題から、これ以上は困るという浅井の意図を汲み取りました。
その代わり、20歳になったらおしゃれなバーに連れて行ってもらうと言う約束をします。
夏休みが終わり、充希のバイトも終わりました。
充希はもうあのカフェには通っていません。
浅井は充希のことを今時の女子高生と変わらず遊びまくっている、と軽く思っている友人に、冗談でも言うなと苛立ちを見せます。
一方充希は、玲於に浅井に振られたことを打ち明けていました。
かなりダメージを受けていた充希に、玲於は浅井のリアルな一面を話し、普通の中年だと揶揄します。
充希は玲於がなんだかんだ慰めてくれようとしていたことを知ります。
それでも、また流れ星が流れたら浅井に似合う女性になれますようにとお願いするんだろうと、充希は思いました。
第1話
時は流れ、充希は大学生になりました。
充希は今でも浅井のことを思い出しています。
そんな時、充希は大学の先輩から、演劇サークルの脚本を書かないかと誘われます。
書くとは言っていない充希ですが、演劇の勉強にと誘われた高校の学祭に行くことになりました。
演劇の題目が、浅井も好きだった作家の作品だったのが理由でした。
充希は高校の時の浅井への恋心を思い浮かべ、また会いたい、声を聞きたい、と思いを馳せます。
そんなとき、本当に声が聞こえます。
こんなところにいるはずがない、と思いつつも、充希は声の主の腕を掴みます。
その相手は、浅いではなく、息子の玲於でした。
あれから3年経ち、玲於は高校一年生で、顔つきはもちろんのこと、声が浅井そっくりに成長していて、充希はドキドキします。
充希は浅井が元気か玲於に聞きますが、気になるなら見てくれば?と玲於に軽くあしらわれます。
二人で話していると、女子高生に声をかけられます。
しかし、なかなか険悪な表情です。
女子高生は玲於の元カノで、玲於と充希の関係を勝手に勘違いして、充希につかみかかりました。
玲於も加わり、揉み合いになります。
女子高生は充希を突き飛ばし、観葉植物を投げつけて退散します。
観葉植物は玲於が間一髪でキャッチしますが、突き飛ばされた充希は足を怪我してしまいます。
その頃、浅井は自身のカフェで、好きな作家の作品を読んでいました。
店員からは浅井の趣味についていける人はいないと言われますが、浅井はたった一人、趣味の会う女の子がいたことを思い出していました。
すると、玲於が充希をお姫様抱っこで連れてカフェへ入ってきます。
そしてそのまま浅井にパスして自分は学校へ戻ってしまいます。
充希は浅井にお姫様抱っこをされながら、3年ぶりに再会しました。
浅井は3年前と全然変わっていません。
充希と浅井は、これまでの3年間について話します。
充希は20歳になったら、浅井に会いに行こうとしていました。
そして、大人の女性になった自分を見てもらい、あの時ふってもったいないことをした、と言ってもらうのが目標でした。
しかし現状はボロボロな再会です。
充希は玲於を恨みますが、浅井はそんな充希にふった直後から思ってる、きれいになったね、などと声をかけます。
充希は、浅井への想いが呼び起こされます。
そして、今付き合ってる人はいるか聞きます。
すると、います、と返事され、がっくりと肩を落とします。
しかし、再婚する気は無い、と浅井は言い切りました。
恋人がいるという浅井の左手の薬指には、まだ結婚指輪がはめられていました。
そして、噂をすれば、浅井の彼女がカフェへやってきました。
とても綺麗な大人の女性で、充希は敗北感を味わいます。
大人になれば、浅井との関係が変わるかもしれないと淡い期待を抱いていた充希は、現実を知りました。
充希は浅井に連れられ、病院で怪我の診察に行きます。
ヒビが入り、入院までする結構な大ごとになってしまいました。
浅井は玲於を連れて見舞いに来ます。
そして、充希を突き飛ばした元カノを連れてきて、土下座させると宣言して病室から出ていきます。
病院には充希の大学に入ってからの友人の未依(みい)が来ていました。
莉子と通話しながら充希の病室へと向かう未依は、玲於とすれ違います。
玲於は未依に対して「病院通話禁止」と無愛想に言い放ち、その場を後にします。
未依は驚きつつも、頬を赤く染めます。
また浅い親子に深く関わるようになってしまった充希ですが、2度目の失恋の傷は当分癒えそうにありません。
第2話
充希は浅井の彼女と自分を比べて、自分が女であったことを自覚しました。
いままでどうして女磨きをサボっていたのかと後悔します。
そして友人の未依は、玲於のことを好きになった、と充希と莉子に打ち明けます。
未依は玲於のような目つきが悪くてちょっと怖い感じがタイプだったようです。
しかし充希は、玲於の元カノのことを思い出し、やめた方が…と言います。
しかし未依はめげません。
充希は、なんだかややこしいことになりそうな予感がします。
玲於が、宣言通り元カノを連れて充希の病室へやってきます。
玲於は元カノに土下座で謝らせようとしますが、浅井が登場して、玲於にもちゃんと謝るように叱ります。玲於は潔く充希に謝り、病室を出ていきます。
浅井の父親らしい一面でした。
充希と浅井は、二人になります。
充希は入院中に、大学の先輩から依頼されていた脚本作成をやってみることにしました。
浅井は充希のことを応援します。
二人は本を読むたびに、お互いのことを思い出していたことを知ります。
充希は嬉しくなりますが、それが恋愛感情ではないと言うことが少し悲しくもなりました。
浅井は毎日充希に差し入れをしていましたが、この日だけはカフェが混んでいて抜けられそうにありませんでした。
浅井の彼女もそこに来ていました。
彼女は浅井の代わりに差し入れを届けようとしますが、玲於が学校から帰ってきたら行かせると断ります。
充希の病室に玲於がやってきました。
玲於は充希が退院してからの送り迎えや荷物持ちなどを引き受けます。
充希が玲於のことで恨みをかうのが嫌だと言うと、玲於はあの元カノとの経緯を説明します。
充希は玲於だけが悪いわけではないと知り、素直に謝りました。
玲於は充希のそういうところが、自分には真似できないし、浅井に好かれるところだと、小さくつぶやきます。
そんな玲於をよそに、充希は浅井の彼女について玲於に質問します。
しかし玲於は、あの女性を彼女だと認識していませんでした。
息子である玲於のご機嫌を取ろうとする、必死な一面を知っていたので、浅井が避けるタイプの女性だと感じていたようです。
玲於は退院の時に迎えに来ると約束して、病室を後にします。
充希は、玲於にお礼を言います。
玲於は珍しく、笑みを浮かべました。
充希は、普段からそういう顔をしていればいいのに、と思います。
玲於は帰りがけ、病院の廊下で浅井の彼女とばったり出くわします。
彼女は、玲於と充希が付き合っていると勘違いしているので、軽い気持ちでお見舞いに来たようでした。
彼女は浅井に頼まれて差し入れを持ってきたといいますが、玲於は嘘だと言います。
浅井に対しての気持ちがダダ漏れな充希のお見舞いに、彼女を行かせるわけが無い、そんな無神経なことを父親がするわけがないとわかっていたのです。
浅井からの点数を稼ぎたいだけの彼女に、二度と見舞いに来ないように忠告します。
すぐに彼女は浅井に電話します。
玲於と仲良くなりたいだけだ、と伝える彼女ですが、浅井の表情はとても重くなりました。
カフェに来ていた浅井の友人に、彼女、絶対に結婚を意識している、と指摘され、浅井は困ったような顔をします。
充希が退院する日、充希の母親は仕事だったため、玲於と浅井が迎えに来ました。
そしてそのまま浅井のカフェで退院祝いをすることになります。
病室には充希の友人である莉子と未依も集まってきました。
そこで、玲於と未依が再会します。
玲於に恋をしている未依はとても喜んで、玲於の腕を掴んではしゃぎますが、玲於はというと、「さわんなやブス…!」と未依を睨みつけます。
未依はそんな玲於にさえ胸キュンしてしまうほどでした。
ますます玲於に熱をあげた未依は、さらにくっつきますが、玲於は元カノとのこともあり、こういう女の子はこりごりでした。
みんな揃って充希の退院祝いに向かいます。
それと同時に、充希はこれまでとは違う慌ただしい日常が始まると予感しました。
第3話
玲於は約束通り、充希の送り迎えに精を出していました。
ところが、玲於は未依からの猛烈なアプローチに参っていました。
充希とのメールを盗み見られ、メールが大量に届くのです。充希はお詫びに奢るといいながらも、浅井のカフェに立ち寄ります。
そして、浅井の仲間内を集めてクリスマスイブにカフェを貸し切って同窓会をする話を聞きます。
充希は足を怪我しているせいで、クリスマスは一人で過ごすことになっていました。
すると浅井は同窓会に誘います。
しかし充希は浅井の彼女も来ることを気にして、参加を躊躇います。
充希は休日にも玲於に付き添いを頼んで、買い物をしています。
玲於は浅いと声がそっくりなので、目を閉じていると浅井の隣にいるような気分になる、と喜んでいますが、玲於は不服そうでした。
そんなとき、二人がお茶していたカフェの中で、浅井の彼女を発見します。
名前を美鈴と呼ばれた彼女は、本当は結婚したいと思っているのに、結婚願望を隠して浅いと付き合い始めたため、話題を出すのも怖いと友人に話しています。
付き合っていくうちに、浅井の気持ちを変えられると思っていたのですが、浅井はというと全然変わりません。
玲於を味方につけようとも頑張っているけれど、なかなか心を開いてくれないと嘆いています。
しかし、条件なしで人を好きになったのが久しぶりだった美鈴は、絶対に浅井と結婚する!と宣言して、カフェを後にします。
充希は浅井が知ったらどうするのか気にしますが、玲於は近いうちに別れる、と言い切ります。
玲於は、美鈴はわかりやすいタイプだから、浅井も気づいているはずだと考えていました。
充希は、浅井は真剣に恋愛をする気がないということ、指輪は自分の意思で外していない、ということに気づきます。
クリスマスイブの日、充希はリモートで大学の友達のパーティーに参加していました。
未依は玲於に着拒されて、いじけて参加していたようです。
すると、充希のスマホに連絡がきます。
玲於が、浅井に頼まれてクリスマスケーキを届けてくれたのでした。
一人で食べるには大きすぎるケーキに、充希はとても喜びます。
充希は直接お礼がしたいと、玲於に頼んで、同窓会が行われている浅井のカフェに出向きます。
浅井の友達の広瀬も来ていて、玲於と充希をからかったり、すでに酔っ払っている様子です。
充希は浅井の彼女である美鈴を探しますが、まだ来ていませんでした。
充希は玲於と一緒にケーキを取り合って口喧嘩しながら過ごします。
その様子を見て、広瀬は玲於も大きくなるはずだ、としみじみ感じています。
浅井も複雑、と声を漏らします。
広瀬は浅井に、可愛い息子を彼女にとられて寂しいのか?と聞きますが、浅井は「どっちかっていうと…逆?」とこたえます。
玲於は、早めに充希を送ろうと席を立ちます。
充希に浅井と彼女の仲のいい様子を見せないように、という気遣いからでしたが、充希は想像して凹みます。
玲於は棘のある言い方ではありますが、充希を心配したような発言を何度も重ねていました。
充希は玲於が優しいことはちゃんと分かっている、と伝えます。
すると玲於は、なんとも言えない顔で頬を赤らめます。
しかし充希は、すぐに浅井に想いを馳せます。
次に会えるまで、玲於の声で我慢する、と充希がいうと、玲於は「親父の代わりにされるなんてごめんだ」と充希に背を向け帰って行きました。
充希は、浅井に教えてもらった秘密の古書カフェに来ました。
すると、たまたま浅井も来ていました。
充希はこの古書カフェで浅井にふられていましたが、その後も通い続けていました。
マスターのことを師匠と呼んで、話し相手になってもらっていました。
浅井も師匠越しに充希がよく来ていることを聞いていました。
元々気難しい人なのに、充希の人柄のなせる技だと浅井は言います。
そして、玲於も充希には心を開いているみたいで、妬ける、とさりげなく言います。
充希は、まだ子離れできないんですか?と返します。
それに対して浅井は充希は自分の友達なのに、玲於の方が仲良くなっていることに嫉妬している、と言いました。
充希は、嬉しい反面、恋愛感情では無いことがやるせ無くなります。
そして、躓いた拍子に、浅井に抱きつきました。
浅井は優しく頭を撫でてくれますが、充希は浅井を困らせたくて、簡単に離れません。
すると、玲於から電話がかかってきて、二人は離れます。
充希は今日は迎えはいいとラインしたはずでしたが、玲於は気付かずに連絡してきたようでした。
その様子を見た浅井が、今日は充希のことは自分が送る、と申し出ます。
すると玲於は、眉間に皺を寄せて今どこ?と浅井に尋ねます。
結局、浅井が充希を送ることになったのですが、充希が先に店の外に出ると、入れ違いで浅井の彼女、美鈴が店に入って行きました。
まだ中にいた浅井と美鈴は顔を合わせます。
美鈴は、以前浅井から休みの日は隠れ家カフェに行くという話を聞いて、必死に探してようやく見つけた、とのことでした。
しかし充希はそうは思わず、先に一人で帰ってしまいます。
自分だけに教えてくれていた、自分が浅井の「特別」でいられる場所だったのに、と涙を流します。
『三日月と流れ星』は最終回完結した?
2021年9月現在、『三日月と流れ星』は最新7巻が発売されており、連載が続いています。
とても人気の高い作品であるため、最終回・完結はまだまだ先だと思います。
これからどのような展開になっていくのかがとても楽しみですね!