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『無法島』2巻を無料で読む方法は？
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次に『無法島』2巻のネタバレ紹介です。
『無法島』2巻 ネタバレ紹介！
第10話
襲ってきた男達を追い返したカイトと美空、夜になりオッサンが本格的に野球をしていたカイトに心強いと話しています。
この先、襲ってきた男達を殺せるというオッサンの言葉に、美空の事を思い出しました。
過去のトラウマの事もありこの島にいる人間を殺すことしか頭にない美空に「構わないで」と言われてしまいます。
しかしそう言われたカイトですが、美空のどこか寂しそうな表情が頭から離れませんでした。
一方、助けてくれたカイトに対して「あんな態度は無いんじゃないかなぁ、あいつがいなかったらあんた死んでたよ?」と茶髪の女性・エミに指摘される美空でした。
深い闇を抱えている美空は「違う…!!この島の男達は…人殺しの…殺していい…殺していいんだ…!!」とブツブツ独り言を言っているかのようにうずくまってしまいました。
夜が明けると港では『白刃の魔女』の話題でもちきりになっています。
かつて美空が輪姦された大学生グループを皆殺しにした事件を知ったジンボ達は「あの女が必死に戦うところを見てぇな…、命乞いをしてヨダレたらして腰振るところを心底みたい」と美空に興味を示すのでした。
カイト達が拠点としているペンションでは助けてもらったのにあんな言い方をしてごめんなさいと美空がカイトに謝罪しますが、この島にいる男達を殺す気持ちは変わらないと伝えました。
そんな中、再び4,5人の男達が美空を襲いにきていると知らせが入ります。
美空は木棒を持ち男達を迎え撃とうとします。
そんな美空の姿を見たカイトは彼女は自分が殺されるまで戦う、ただそれを願っている、そう見えたのでした。
第11話
港を仕切っているジンボは4,5人の仲間を連れて美空の元へ向かっています。
その中には上半身裸の女性と下半身裸の女性の姿があり、2人とも首輪につながれた状態でした。
最初はジンボ達に反発していた2人ですが争いに負けたせいか今は彼らの奴隷となっていました。
そして彼女達は見せしめとして美空達の元へ連れてこられたのです。
ジンボは「人権だ？平等だ？そんなものはまやかしだ。あるのは、奪う側と奪われる側だけだ。さぁ、存分に奪いに行こうぜ」と意気込んでいました。
そんなジンボ達を迎え撃とうと準備をしはじめます。
カイトは美空を援護する為たくさんの石を拾いエミから渡された鞄に詰め込みました。
そして美空に「出来れば、生きる為に戦ってくれ」と言い残し森に入って行きます。
隠れた場所からジンボ達に攻撃を仕掛けるポイントを見つけるためです。
そして美空は一人で5人の男達を迎え撃つのでした。
「最高の奴隷になりそうだ、鼻も折ったりするなよ」と指示を出すジンボ、そしてどちらかが死ぬまで戦い続けると強く心に思う美空でした。
第12話
自分を襲いに来たジンボ達を前にする美空ですが、奴隷にされ首輪につながれた裸の女性達を目にしてしまいます。
美空は怒りで男達の真正面から突っ込んでいってしまいました。
しかしいくら剣道の実力があったとしても、複数人の男達を相手に苦戦する美空は腕をつかまれてしまいます。
そんな時、森の中からもの凄い速さで石が飛んできて美空の腕をつかんだ男に直撃しました。
それはカイトが美空を援護する為に投げられた石でした。
カイトが投げた豪速球が次々と男達を狙い撃ちにしていきます。
そして美空も攻撃を続け、とうとう男達は逃げ出してしまいました。
隠れていた他の仲間も姿を現し「本当に勝っちまったぜ」と声を漏らすのでした。
そして急所に入り動けなくなっている男の1人にエミが殴りにかかるが「やめるんだ、殺さなくていい」と止めに入りました。
しかしそんなカイトの言葉も届かず美空はととめを刺してしまいます。
「言ったはず…この島にいる人殺し、強姦魔は一人残らず殺す…あなたも例外じゃない」とカイトに木棒を向けました。
するとカイトはそれを掴み「オレは人殺しじゃない‼人殺しは…君だ!!!」と言葉に力が入ります。
そして「彼は悪人だが人間だ!名前も命もある」と伝えました。
夜になるとエミはカイトは甘ちゃんだと美空に話します。
そしてカイトに言われた言葉を思い出し涙する美空でした。
第13話
カイト達が拠点としているペンションの並びにダイビングショップや商店、民家には殆どの物が持ち出されておらず水着や漁具、衣服や調味料さえ手に入りました。
しかし配給が届く港はジンボ達に押さえられているのでカイト達は自力で食糧を得なければなりませんでした。
なので、食糧を調達する為に海に行くことになります。
美空とエミの水着姿にテンションが高くなる男性陣でした。
オッサンに貝の種類などを教えてもらいカイト達は順調に食糧を得ることができました。
カイトは獲った貝などを食べているとエミに話しかけられるます。
腕を掴まれて“人殺しは君だ”と言われ美空が泣いていたと…。
そして「お姫様の神経は相当細い、いつ死ぬか壊れるか分からないから美空が気になるならもっと優しくしてやれ」と忠告を受けました。
そして、エミの話を聞き更に美空の事が気になっていくカイトでした。
一方港では、カイト達に返り討ちとなった男達が療養していました。
しかしきちんとした医療が受けれていないので重傷者には虫がたかったり悪臭を放つようになっていました。
そして療養中でもジンボに“何もしていない”とみなされた者たちは僅かな食料しかもらえず奴隷へと降格させられてしまいます。
そしてジンボは何としてでも美空を手に入れようと考えるのでした。
第14話
夜、カイトは美空の事が頭から離れず寝付くことができなくなっていました。
そして外を見てみると美空が浜辺に立っていました。
昼間の暖かさが消え闇のような暗い海に吸い寄せられる様に美空は沖に向かって歩き出しています。
「死ぬ気?」とカイトに呼び止められる美空は「こんなところで生きていたい?死にたくならない方がどうにかしてる…」と答えました。
カイトは自分は殺人者ではなく無実の罪でこの島に連れてこられた事を必死に美空に伝えます。
だからオレは死ねないと…そして美空にも死ねない理由があるはずだと続けました。
「そんなもの私には…」と言い出したその時、カイト達が住んでいるペンションに向かって松明(たいまつ)を持った複数の男達の姿が見えるのでした。
どうやらカイト達が眠っている隙をついて夜襲をかけにきたのです。
男達が二手に分かれると反撃の計画を立てカイトが男に向かって豪速球で石を投げつけました。
見事に命中して倒れる男ですが、次の投球は外してしまいます。
美空はそんなことも気にせず男達に向かって正面から突っ込んで行ってしまいます。
「ダメだ戻れ…戻るんだー!!!」カイトの言葉が辺りに響き渡るのでした。
第15話
男達に立ち向かう美空であったが複数人を相手に苦戦してしまい、思いっきり腹部に蹴りが入ってしまいます。
このままでは危ないと判断しカイトは美空に逃げるよう指示を出しました。
男達は美空とカイトの後を追いかけていきます。
カイト達が有利な場所を見つけるが男達を殺してしまわないか不安になります。
とりあえず、急所を外し逃げる時間を稼ぐことにしました。
「男達の狙いは自分達で、特に美空に関しては相当執着している。ペンションに戻るのは危険だから今日はここでやり過ごそう」とカイトは話しました。
すると突然、美空は涙を流します。
「あなたは男で…人殺しじゃないの!?この世界に味方は1人もいない…なのに…何故あなたは…」過去のトラウマから男性を信じられなくなっていた美空、しかしカイトには少しずづ心を許し感情をあらわにするのでした。
第16話
「誰…1人いなかった!ずっと1人で闘って…人を殺して…何と言われても、何も感じない…何も感じなくて…良かった…!!なのに…何で…!」そう美空は泣きながらカイトに話し続けました。
涙が止まり落ち着いた様子の美空、カイトは静かに自分の過去を話し始めました。
自分が子供の頃野球をしていたこと、そこそこ才能に恵まれ甲子園目前までいった良い成績を残し周りから期待されていたと…
しかし腕を故障してしまい甲子園どころか予選で早々に敗退してしまいました。
その後も腕の故障は治ることがなく結果退部することになってしまいました。
今までやっていたことが目の前から無くなり何をすればいいのか分からなくなってしまいます。
その後は家族に当たり散らしてしまったこと…そしてあの事件が起きた日の事を話し始めました。
カイトはいつものごとく両親と言い争い、家を飛び出してしまいます。
街で1時間くらい頭を冷やしていると、何故かその日は街が明るく見えて気持ちがすっと落ち着きました。
「ああ、違う。家族に謝って、仲直りしよう」と感じ急いで家に戻ることにしました。
しかし家に帰ると両親、そして妹が何者かの手により惨殺されていたのです。
カイトは自分は殺していないと訴えましたが信じてもらえず最終的に犯人にさせられこの島に送り込まれたのでした。
美空はそんなカイトの話と今まで人を攻撃する事に躊躇していた様子から“この人は人殺しじゃない”と確信するのでした。
第17話
美空はカイトの横で眠りにつき夢をみていました。男達に追いかけられ輪姦される、過去のトラウマが繰り返されていました。
“助けて‼”と何度も心中で叫び続ける美空の前にふと手を差し伸べる男性がいました。その男性はカイトだったのです。
目を覚ます美空、気づくとカイトの肩にもたれかかって眠っていたのでした。
美空は今まで自分には有り得ない事に動揺し一人で照れてしまいます。
そしてカイトもハッと目が覚めてあたりの状況を確かめます。
すると、とうとう男達が2人が隠れているところまでたどり着いてしまいました。
カイト達が今いる場所では攻撃するのに不向きな為、カーテンを使って外に脱出し戦闘態勢に入ろうと作戦を立てます。
男達は外で待ち構えているカイト達を見つけると続々と向かってきました。
カイトは「相手を誤って殺す事になっても…生きる為に戦う…!!」そう覚悟を決めたのでした。
第18話
男達はやっとカイト達を追い詰めることができ威嚇や罵声を浴びせてきます。
しかしカイトはそんな男達に「オレは殺したくない!!!考え直してほしい!!」と最後に忠告をしました。
予想外の言葉に「何だそりゃあ!!!」と男達は笑いが止まりませんでした。
考え直す事がない男達に先制攻撃を仕掛けるカイト、まともにくらった男が吹っ飛ばされてしまいます。
あまりの衝撃と痛さにもがき苦しむ男、そしてカイトと美空は次々と男達を倒していきました。
残り1人の男を残して「このまま帰るか続けるか…選ぶんだ」とカイトは話します。
そして負傷した男達は怪我をかばいながら帰っていくのでした。
中には大量の血を吐いている者もおり「あんなに血を吐いて…今夜にも死ぬかもしれない…」とカイトは震えるのでした。
そして港の支配者の元へ帰った男達ですが、ジンボは彼らの姿を見ると「使えなくなったら消えてもらう」と言い出し、一番負傷した男の頭をバットで殴り殺してしまいます。
ジンボは不敵な笑みを浮かべながら「使えない奴は殺す、敵も殺す、誰でも好きに殺す、正に俺達の為にある楽園だ」と言うのでした。
無法島2巻の感想
あれほど人を殺す事に躊躇していたカイトですがこの巻で生きる為なら仕方がないと覚悟を決めます。
もしかすると、美空を守りたいという気持ちが芽生えてきたからでしょうか。
美空自身もカイトとの出会いで少しずつ暗闇がなくなっていってほしいです。
苦戦しながらもジンボ達からの襲撃に打ち勝っているカイト達、今後の行方が気になります。