『無能なナナ』ネクロマンサー編は、「佐々木ユウカと風間シンジは恋人である」という大前提を踏まえた上で、次々と衝撃の事実が明らかになっていき、最終的にはその大前提をひっくり返すという非常に面白い展開で楽しませてくれます。
また、珍しく追い詰められたナナが決死のトリックを仕掛けるなど見どころ満載です。
ここでは明らかになっていく事実をいくつか挙げながら、ユウカとシンジが恋人という前提条件が覆る経緯と、ナナVSユウカの戦いの結末を解説していきたいと思います!
本題に入る前に『無能なナナ』を全巻無料で読む方法をご紹介します。
『無能なナナ』は漫画アプリで全巻無料で読める
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『無能なナナ』は、2020年10月からアニメが放送されています。
アニメを見逃した方は、こちらの記事で紹介している方法で全話無料で視聴できますので、参考にしてみてください(^^)/
無能なナナ1話無料動画見逃しをフル視聴方法!【全話】ネタバレ感想考察!ネットフリックス(Netflix)配信?【アニメ全話】原作漫画はアプリでタダ?|ナナオは死んだ?人類の敵とは?
それでは、本記事の本題に移ります!
ユウカとシンジが恋人だという大前提
まず、大前提としてユウカとシンジは恋人関係であるかのような描かれ方がされています。
・葉多平ツネキチの遺体を動かすシンジをかばうユウカ。
・夜中に外で寄り添うユウカとシンジ。
・二人で映画館に出かけたというエピソード。
シンジは照れているようですが、お互いに大切に思い合っている関係のように読むことができます。
ナナは死体操作〈ネクロマンシー〉の能力が邪魔でシンジを次のターゲットにするわけですが、上のような関係性を受けて、ユウカも同時に狙われることになります。
これがネクロマンサー編のスタートです!
ユウカとシンジの能力とは
シンジはツネキチの死体を操ってみせるなど、死体操作〈ネクロマンシー〉の能力者であることが作中で明らかにされます。
そしてユウカは怪力の能力者を自称。
犬飼ミチルの作ったクラスメイトの能力調査ノートにもそう書かれていたため、疑う余地はありませんでした。
しかし、シンジのネクロマンシーとは違い、ユウカはナナの前で怪力の能力を一度も使っていません。
猫を側溝から助ける際も、動物アレルギーを理由に能力の使用を拒否したユウカ。
ところが、怪力の能力が使えないのにはもっと大きな理由があったのです。
毒針が効かない風間シンジ!彼の正体は…
ナナは寝ているシンジに毒針を刺して彼を殺害。
次にユウカを襲います。
しかし、ナナは殺したはずのシンジに取り押さえられてしまいます。
どうしてなのか…。
実は彼はナナに殺される前にすでに死んでおり、何者かに死体操作されていたからです。
死体であれば毒針が効かなかったのも当然ですよね。
ではシンジを操る真のネクロマンサーは誰なのでしょうか。
真のネクロマンサーは佐々木ユウカ
ナナはシンジの強い力に抑えられながら、本当はユウカがネクロマンサーで、シンジが怪力の能力者であることに気付きます。
ユウカはシンジの死体を操り、ツネキチの死体も同時に動かすことでシンジがネクロマンサーだとみんなに偽っていたのです。
まさかネクロマンサーを自称していた人物(シンジ)がすでに死体で、能力そのものが逆だったとは予想外の展開ですね!
しかし、そもそもシンジがネクロマンサーでユウカが怪力の能力者だと周りに信じ込ませる必要が何故あったのでしょうか?
ユウカのシンジに対する異常な愛
二人の能力の偽りはナナが転入する前から始まっていました。
ユウカは言います。
「シンジはすごいんだってみんなに知っていてほしい」
「シンジはユウカがいないとダメだって覚えておいてほしい」
おそらく、怪力という力が強いだけの普通の能力ではシンジのすごさをアピールできないと思ったのでしょう。
そして、死体操作〈ネクロマンシー〉という不気味な能力を持ち、クラスに馴染めないシンジをかばうユウカという構図が作りたかった。
だからこそ、ユウカはシンジと能力を入れ替えて吹聴していたと考えられます。
そしてこの段階では、シンジという恋人を亡くしたユウカが悲しみのあまりに彼の死体を操り、生きているかのように装っている、という悲恋が背景にあるように読めます。
しかしこれも、読者の思い込みでしかなかったのです!
ネクロマンシーの能力に必要なもの
ネクロマンシーの能力については、初めにシンジの口から以下のことが明らかにされます。
・死者の目を通して周囲を確認できる
・死者の記憶を呼び起こし、死者の生前の能力を使える
このため、ユウカはシンジに毒針を刺したのがナナだと分かり、ナナを取り押さえる際にもシンジの怪力の能力が使えたわけです。
しかし、この能力には一つ弱点がありました。
死体は夜しか動けないのです。
そのため、ユウカはあと一歩のところでナナを仕留められませんでした。
また、能力を使うためには一つだけ必要なものがありました。
死者が生前に触っていた遺品です。
ユウカはナナを追い詰めるために島に眠っている死者を操りますが、彼らを動かすためにユウカのベッドの下には様々な遺品が保管されています。
そして、それらの遺品をユウカ自身が持っていなければ操ることができなかったのです。
では、大事な大事なシンジの遺品はどこにあるのか。
ナナが目を付けたのはユウカのペンダントでした。
シンジの遺品
ユウカはペンダントにシンジの遺骨が入っていると言います。
しかし、ナナはペンダントの留め具が壊れ、すぐにでも外れそうになっているのに気付いていました。
ナナはペンダントがダミーであることを見抜き、本物の遺品をユウカのポケットから取り上げます。
ユウカが大事にしていた遺品は、なんとシンジが破り捨てたテストの切れ端でした。
ユウカとシンジの本当の関係
恋人であったならばもっと生前大切にしていたものを持っているはずですが、ユウカはなぜテストの切れ端のようなゴミを大事にしていたのでしょうか?
ユウカはシンジのストーカー?!
ユウカとシンジは幼馴染でしたが、実はシンジはユウカを嫌い、近づくことさえ許さなかったようです。
一方、ユウカはシンジが幼い頃から大好きで彼をいつも見ていました。
シンジが付き合っていた女の子と映画館に行った際もユウカが後を付けて見ていたのです。
つまり、ユウカがナナに話していたシンジとの映画館デートのエピソードは、すべてユウカがシンジと彼女をストーキングして見ていた内容だったということです。
そして、さらに衝撃の事実が明らかになります。
シンジを殺したのはユウカ
ナナはユウカに映画館デートの矛盾点を指摘。
ユウカをストーカーだと断定します。
すると、ユウカはシンジを自分のものにするために映画館に火をつけ、自らがシンジを殺したことを告白しました。
仲の良い恋人同士で、死別を受け入れられずに死体を操っているのだと思い込まされていましたが、全く違ったのです。
ユウカはシンジを手に入れるために彼を殺し、思い通りの恋人を作り出すために死体を操っていたのでした。狂気ですね…。
このように、「ユウカとシンジは恋人だ」とみんなが信じていた大前提が見事に覆されてしまいました。
ユウカは明るくてとてもいい子というイメージでしたが、本当に驚きの展開でしたね!
それでは、ナナとユウカの戦いの結果についても解説していきたいと思います。
ナナVS佐々木ユウカの結末ネタバレ!
ナナは寮でシンジに押さえつけられますが、不意を突いて夜の森に逃げ出しました。
しかし、森の中にはナナが島に来る前に死んでいた複数の遺体が埋まっており、ユウカはそれらを操ってナナをどんどん追い詰めてゆきます。
ナナの仕組んだトリックとは?
ナナは森の奥の小屋に逃げ込みました。
この小屋は外からしか鍵がかかりません。
逃げ込んだものの、ユウカの操る死体を操作不能にしなければ、ナナに勝ち目はありませんでした。
そこで、ナナはまだ仮説段階だった、死体は日光の中では動けないことを確認しようとします。
さて、ナナの仕組んだトリックとは?
扉の鍵はわざと壊していた?
ユウカがナナに追いついたとき、ナナは小屋の扉に何かしらの細工を施していました。
普通は外部から人が入れないような補強をしていると考えますが、実はこのとき、ナナは扉の鍵をわざと壊していたのです。
閉じ込められたフリだった
小屋は外からしか鍵がかけられません。
もし死体が日光の下では動けないのであれば、死体が動かせるようになる夜まで、ユウカに小屋の中に閉じ込められてしまう可能性があります。
そのため、先に鍵を壊して鍵がかかったように見える細工をし、閉じ込められても自力で脱出できるように準備していたのでした。
そして、案の定ユウカはナナを夜まで閉じ込めようと鍵をかけます。
ナナはここで閉じ込められたフリをしていたのでした。
ユウカとシンジはその後どうなるの?
まんまとトリックに引っかかったユウカはナナを閉じ込めたと勘違いし、夜になって死体を引き連れ、また小屋に戻ってきます。
しかし、当然そこにナナはいません。
一晩中ナナを探し、朝になって再び死体操作が不能になった頃、ナナはユウカの前に現れます。
日光の下では無能なユウカ。
シンジの遺品を易々とナナに奪われます。
ナナはシンジの遺品を海に捨て、ユウカがシンジのストーカーだったことを暴きました。
シンジの殺害を告白し、錯乱するユウカにナナは毒針を刺すのでした。
そして、ユウカの遺体を崖から落とすナナ。
シンジの遺体は日光を浴びて腐乱し溶けてゆきました。
その後のナナは?
ナナはクラスメイトにシンジが既に死んでいて、実は本当のネクロマンサーだったユウカが彼を殺して操っていたことを明らかにします。
その秘密を暴かれて悔い改めたユウカが、崖から身を投げ、自殺したことにしたのでした。
いかがでしたでしょうか。
ユウカとシンジの意外な関係から、追い詰められたナナの咄嗟のトリックまで、ハラハラする展開ばかりでしたね!
以上、ネクロマンサー編の解説でした。