メイドインアビス ナナチの過去や正体は何者?最後は死亡?かわいいけど性別は?能力や名言・現在をネタバレ!

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昨年テレビアニメ2期が放送され、人気はいまなお留まるところを知らない「メイドインアビス」

 

可愛らしいキャラクターデザイン、奈落を思わせる暗く重い世界観が魅力的な作品です。

 

今回はそんなメイドインアビスに登場する人気No.1キャラクター「ナナチ」について紹介します。

 

ナナチは舞台となる大穴「アビス」の中に住んでいる獣人のような風貌の生き物で、リコとレグとは深界四層で出会います。

 

リコがアビスの原生生物の毒に倒れ、そこに現れたのがナナチ。リコをたくみな手術で死地から救い出し、仲間に加わって大冒険。

 

ふわふわした愛らしい身体、癖のある喋り方と知的な雰囲気、そしてやさしさ。読者をとりこにするには十分すぎるくらいの愛され要素を備えているキャラクターなんです。

 

これを読めば、あなたもナナチのファンになっちゃうことでしょう。

 

それでは、メイドインアビスのナナチを解説していきます。

『メイドインアビス』をお得に読む方法はあるの?

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

 

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しかし、『メイドインアビス』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません

 

見つけ次第、追記いたします。

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ナナチはかわいい!一体何者?気になる性別とプロフィール紹介!

ナナチはもふもふかわいい!主人公を抜いて人気No.1!

 

「メイドインアビス」に登場するキャラクター 「ナナチ」

 

本作のマスコットキャラクターと言っても過言ではない愛され要素がぎっしり詰まったようなキャラクターです。

 

一番のチャームポイントは、ピンと立ったうさぎのような大きな耳!

 

身体はもふもふとした体毛に覆われており、獣と人が合わさったような体つきをしています。擬人化された動物が好きないわゆ

 

る「ケモナー」の方々にはたまらないキャラクターなのではないでしょうか!

 

思わずギュッとしたくなる柔らかそうで大きな手と、ふわふわしたしっぽもチャームポイント!

 

そんな愛らしい見た目に加えて、自分のことを「オイラ」と呼び、男口調で話すのもとってもかわいいんです。アニメでは井澤詩織さんが声優を担当しており、ナナチらしさをもっと感じることができるでしょう!

 

そんなナナチですが、人気投票ではぶっちぎりの1位と、抜群の人気を誇ります。

 

性別不詳?ナナチの性別は?しぐさから考察

 

ナナチについて気になるところがあるとすれば、その性別ではないでしょうか?

 

ナナチは作中では中性的な描き方をされており、性別は明らかにされていません

 

髪型は何とも女性的ですが、口調は男性風になっています。

 

気になるナナチの性別を探る手掛かりはあるのでしょうか。ナナチの過去としぐさから考えてみましょう。

 

最初に鍵となりそうなところはナナチの過去と親友ミーティとの関係です。

 

ナナチは獣のような容貌をしていますが、元は人間でした。

 

人間であったときの回想シーンでは性別がわかる描写はありません。長めの髪と男口調は人間のときから同じだったようです。

 

ボンドルドにアビスへ連れていかれた後は、ミーティという少女と仲良くなります。同じ寝床で二人で本を読んでいたり、手をつないでいたりというシーンがありました。これも性別を探る手掛かりとなりそうです。

 

次に手がかりとなるエピソードは、レグとリコに触られた時の反応の違いです。

 

ナナチは身体がもふもふとした毛に覆われており、ついつい触りたくなってしまいますよね。レグとリコもナナチを「おさわり」するシーンがあります。

 

最初にレグに対しての反応ですが、該当シーンは3つあります。

 

1つめはリコが原生生物の毒で倒れ、死にかけていたとき。「何とかしてやる」というナナチにレグはすがる思いでナナチに飛びついてしまいます。

 

2つめは、レグがナナチを疑ったことを謝罪するシーン。

 

ナナチに詰め寄り、リコを助けてくれと頼みこみます。

 

3つめは、ナナチによる応急手当により、リコが一命をとりとめた時です。レグは感謝の言葉を言いながらナナチに近づき、身体を触ります。いずれもナナチは困惑してしまうのですが、そのときに顔を赤らめている様子が描かれています。

 

リコに対しての反応は、彼女が目を覚ましたあとのこと。ナナチがリコに料理を教わるシーンがあります。そこではリコがナナチの身体にまとわりつくような感じでナナチを触っていきます。

 

ナナチはくすぐったそうにしますが、そこにレグはつっこみをいれます。「僕のときよりも嫌がってないような気がする」と。
それを言われたナナチは「お前の触り方がいやらしいからだろぉー!」と顔を真っ赤にしてうろたえるのでした。

 

この部分に違和感を感じずにはいられないのは、筆者だけではないと思います。

 

どう考えてもリコの触り方のほうがいやらしいからです。それにリコに触られているときはナナチに赤面の描写がないのもポイントです。

 

ちなみにリコの手術をする際、おもむろに服を脱がせています。触られただけで赤面するような人が顔色変えずに異性の服を脱がせるはずがないと考えるのが自然でしょう。

 

以上の情報から見るにナナチは女性である可能性が高そうです。

 

余談ですが「メイドインアビス」には、同様に性別があいまいとされるキャラクターとしてマルルクがいます。

 

ナナチはリコを救った!その気になる能力を解説!

リコたちとナナチの出会い

 

ナナチが登場するのは、リコとレグが深界第4層を冒険中のことです。

 

リコは強力な原生生物「タマウガチ」に襲われ、その毒で死にかけてしまいます。泣き叫ぶレグ。

 

そのとき現れたのがナナチでした。この登場の仕方、すごくかっこいいんですよ。好きな方も多いのではないでしょうか?

まるで医者!奈落の外科医

瀕死のリコを目の当たりにして、ナナチは冷静に一つずつレグに手当を指示します。

 

そしてリコを家に運び、外科医さながらの手術でリコの命を救うのでした。

 

それに探窟家の治療について、「正しい方法を知らないからだ」と指摘もしています。

 

手術の最中、一つ一つ説明しながら施術していく姿は医者そのものです。

アビスの呪い!ナナチ博士の徹底解説

 

食事が終わった後、レグがアビスの呪いを回避する方法をナナチに問いただすシーンがあります。

 

秘密だからと渋るナナチは、レグの気迫に押し負けて教えてあげることにします。

 

アビスの呪いについて説明しておくと、それはアビスの中で上へと上がると人体にいろいろな悪影響が起きてくる現象で「上昇負荷(じょうしょうふか)」とも呼ばれます。

 

ナナチの話によれば、それは見えない幕が何層にも重なり、幕を突き破った時に効果が発現するのだそう。

 

ナナチは言葉だけではなく、実技を交えてわかりやすくレクチャーします。

 

ちなみに、ここにもナナチのかわいさが全開に発揮されているのでおすすめです。

 

ナナチはアビスの呪いの正体は何かということ、アビスの生物はそれを読み取って相手の動きを読むことができると告げます。

 

次にナナチは実技授業をもう一つ用意します。ナナチの指導の下で、レグにリコに瀕死の重傷を負わせたタマウガチへのリベンジを果たさせるのでした。

 

またナナチは、漫画の各話の間に挿入される原生生物の解説にも登場し、「ワンポイントナナチ」というコーナーでコメントを残しています。

 

リコも知識は豊富ですがナナチも負けてはいません。二人の強力なガイドにより、アビスの探窟を楽しめること間違いないでしょう。

 

ナナチの正体に迫る!壮絶な過去とは?友達の名はミーティ

正体はふつうの人間だった⁉どうしてアビスへ?

獣のような容貌が大人気のナナチですが、その元々の姿は人間でした。タマウガチとの戦闘のあとはナナチの回想シーンがはじまります。

 

極北の要セレニという場所で暮らしていたナナチは悲壮感に満ちた目でこう、呟きます。

 

「いいなぁ…、同じ地の底ならオイラ、ここに行きてぇなぁ。」

 

ナナチの素性は語られていませんが、周囲の状況やボロボロの見た目から身寄りのない孤児で、大変貧しい生活をしていたことがわかります。

 

ナナチの唯一の楽しみ、それは本を読むこと。ゴミの山に捨てられていたアビスについて書かれた本です。

 

絶望しか残らない生活の中での唯一の憧れの光。ナナチの博識の原点はここにありといったところでしょうか。

 

そんな生活をしていたある日、白笛の探窟家 黎明卿ボンドルドが現れます。

 

「私はここに奈落の次世代を切り開くにふさわしい子供たちを見つけに来ました。深淵に踏み入ることもいとわない勇気ある子どもたち、一歩前へ。」

 

子供たちの期待を煽るように声をかけるボンドルド。彼は各地で子供たちを集めていたようです。

 

元からアビスに憧れていたナナチはもちろんボンドルドに同行し、アビスを目指すことになります。

 

こうしてナナチの激動の運命が始まるのです。

ナナチの友達!名はミーティ

アビスの底へ潜る道中、ナナチはある少女に急に声をかけられます。

 

「ねえ君!君は何になりたいの?やっぱ白笛?」

 

振り返れば宝石のような輝く瞳の少女。未来の白笛ミーティと名乗りました。

 

彼女は南国を思わせる服装と希望いっぱいで陽気な性格をしています。北国の生まれで、陰気なナナチとは対照的です。

 

ミーティはすぐにナナチを気に入り、強引に相棒になってと頼みます。こうして2人は意気投合し、交流を深めるのでした。

 

ナナチはかねてから学んでいたアビスの知識をミーティに教えます。一つ一つの説明に目を輝かせるミーティ。ナナチにしてみれば生まれて初めて自分が他者から承認された経験になったことでしょう。表情がわずかながら明るくなっています。

 

筆者も読んでいて、こんな日々が続けばいいのにって思ったものです。

 

ボンドルドの人体実験!なれ果てる二人

 

ある日、ボンドルドはミーティを呼び出します。オイラも行きたい…と後を追うナナチ。順番だと止められてしまいますが、そこでナナチが聞いてしまったことは実に残酷な陰謀でした。

 

「あれらは人間としての運用はしておりませんので…」そうです。ボンドルドはアビスの呪いの研究のための実験材料として子供たちを集めていたのでした。

 

走るナナチ。相棒を救うために。

 

ですが時すでに遅し、ナナチはミーティとともに実験に使われてしまいます。

 

その実験とは、人間2人を使用し、深界六層のアビスの呪いを片側に押し付けるといったもの。ミーティはナナチの受ける負荷を引き受けることになります。

 

深界六層の呪いは「死か人間性の喪失」。つまり死ぬか身も心も人間ではなくなるということです。

 

今までにない絶望の奈落に突き落とされるナナチ。

 

「神様…助けてください…オイラようやく見つけたんです…宝物を見つけたんです…どうか…奪わないで…」

 

身体がグチャグチャに壊れる音、ミーティの断末魔の声、たちまちミーティは異形の姿「成れ果て」に変貌していました。

 

ここでナナチですが、自身の受ける呪いはミーティに押し付けられる形となったので、獣人風の見た目になるといった変化にとどまります。

 

ちなみにボンドルドによればアビスの呪いの陰には「祝福」という効果があり、特殊な能力を授かります。ナナチはアビスの呪いが見えるようになりました。

 

「祝福」のみを受ける条件があります。

 

1つ目は呪いを受ける2人の人間の間に強い愛慕の情があること。2つ目は片方に呪いを肩代わりさせることです。ボンドルドはナナチとミーティの絆が強いからこそ、2人を同時に実験に使ったのでした。

 

ここまでを知ると、「カワイイー」って言いにくくもなりますがこの残酷な実験がナナチの人気を生み出したというのはすごく皮肉なものですね。

 

ナナチは死亡している?最後はどうなる?原作の現在をネタバレ

宿敵ボンドルドと対峙、複雑な思い

 

リコが回復した後、ナナチは2人に同行することになります。深界四層の中部「不屈の花園」にたどり着いたとき、レグは探窟家の影を見つけ、様子を見に行くことにします。

 

彼らは黎明卿ボンドルドの探窟隊員「祈手(アンブラハンズ)」なのでした。

 

彼はリコがタマウガチとの戦闘で落とした無尽鎚(ブレイズリープ)を持っており、レグに「もう落とすな」と言って返します。彼らはリコ、レグ、ナナチの3人を始めから監視していたのです。

 

曰く「黎明卿は君たちの到着を心待ちにしている。」

 

深界六層への入り口は一つだけになっています。それは黎明卿ボンドルドの実験場「前線基地(イドフロント)」の中、3人はそこへ向かいます。

 

3人はボンドルドとその娘プルシュカに迎えられ、滞在することになります。

 

そこでナナチはレグの兜にある模様から「火葬砲」の使用回数は3回くらいと推定します。

 

それを超えるとレグは動かなくなってしまう。それはリコたちの冒険が終わることを意味します。

 

どうにかできないものかとナナチは考えていました。

 

ボンドルドはナナチを呼び出し、また自分のもとに戻ってほしいと伝えます。

 

そしてナナチは、2人に手を出さず深界六層へ送ることを条件に再びボンドルドのもとで働くことを決めます。

 

しかしボンドルドはすでに研究材料としてレグを手にかけてしまっていたのです。

 

ミーティのみならずレグまで、ナナチの大事な仲間をひどい目に遭わせたボンドルドにナナチも堪忍袋の緒が切れ、正面から戦うことを決意します。

 

3人は作戦を立て、いったんはボンドルドを倒すことに成功します。そこでナナチが目にしたのは父を失い、悲しむプルシュカの姿でした。そのときボンドルドはアビスの遺物の力で「祈手」と入れ替わり復活します。

 

復活するやいなやボンドルドはプルシュカを眠らせます。プルシュカと絆を結んだことを確信したボンドルドは彼女を犠牲にしてアビスの祝福を手に入れようというのです。

 

そしてナナチに自分のもとへ来るように再度促します。祝福のみを受けた唯一の成功例にして、残酷な人間加工の助手として。

 

ナナチはボンドルドへの恐怖から、呪いを押し付けるためのカートリッジという機器製造に従事させられていたのです。その機器の原料は人間。錯乱するナナチにボンドルドはなおも手伝ってほしいと勧誘します。

 

3人はプルシュカの解放のために奔走しますがすでにプルシュカはカートリッジに加工された後で、ボンドルドはアビスの祝福を手にします。

 

最終的に3人はボンドルドを再度倒すことに成功します。倒れたボンドルドにナナチは上から見下すように「ざまあみろ」と吐き捨てますが、ボンドルドは「君たちが先に進むことが喜び」と祝福の言葉を贈るのでした。

 

この最後のやり取りの際のナナチの表情に、ボンドルドに対する複雑な思いが込められているような気がしています。

 

ナナチはボンドルドに激しい憎悪を抱いていますが、彼に出会っていなければリコたちとの出会いもなく、アビスの冒険もありませんでした。許せないけど否定しきれない。認めたくないけど感謝の気持ちもどこかにあるのかもしれません。

 

深界六層へ!ナナチの行方は

深界六層を目指すナナチはすごく爽やかな表情をしています。

 

もともと2人を先に進めるためにボンドルドのもとに戻ろうとしてたこともあったので、3人そろって旅を続けられるって思ってなかったそうですね。

 

ボンドルドの話をする二人にナナチは「お前らと冒険を続けられることを素直に喜びたい」「オイラたちの冒険をみせつけてやろう」とワクワクした前向きな言葉をかけています。

 

ちなみにプルシュカも実はリコの白笛となって冒険に同行しています。

 

ですが、その白笛が突如なくなってしまいます。リコやナナチの毛がむしられていたり不可解なことが起こりました。臭いをたどっていくと「成れ果て村 イルぶる」というところへたどり着きます。名の通り「成れ果て」の住む村で、独特の価値観と言語をもって生活しています。

 

そこでナナチは驚くべきことを住人の一人マジカジャからききます。「仮面の男がミーティという温かな呪いの塊を置いて行った」「べラフという者が使っている」と。

 

どうやらボンドルドはここを以前訪れていたようですね。

 

そのべラフにリコは会うことになりますが、そこでナナチは彼の所有物にされていたのでした。

 

話によればボンドルドが成れ果てのミーティを伴い「イルぶる」を訪れた際、べラフがミーティを欲しがりましたが、どんな対価を支払おうとしても譲ってもらえなかったそうです。

 

ミーティを何としても手に入れたかったべラフは自分の体の半分以上を差し出し、村そのものにミーティの完全な複製を作ってもらったと話します。

 

べラフは作ったミーティの不死の体を吸い取るように食べています。いくら食べてもなくならないので気に入っているようでした。

 

それを見たナナチは「ミーティをこれ以上傷つけないでくれ」と自分の体を対価に売ってしまったのです。

 

冒険は続く?ナナチの現在

イルぶるを壊し、復讐を遂げようとするファプタの侵入により、村は崩壊へ向かうことになります。

 

その時にナナチもまたべラフのもとから解放され、村を脱出後もまた3人でさらに先へと進んでゆきます。

 

次に目指すのは深界七層、ファプタも仲間になり、リコたちの探窟隊「リコさん隊」は四人になりました。

 

ナナチはこれからも「リコさん隊」の仲間として冒険を続けるようですね。死亡したり、お別れすることなく皆と一緒に居られてよかったです。

 

途中で、ボンドルドの元に戻ろうとしたり、べラフに身を売り渡したりと、脱退の危機があっただけに胸をなでおろした読者も多かったと思います。

 

ナナチ自身もリコのおいしい手料理が食べられます。すごく幸せそうな顔をして食べるんですよ。

 

どうぞご覧あれ!

 

『メイドインアビス』ナナチの深みのある名言紹介!

「んなぁ~、ふわふわのぬいぐるみだよ。おまえらを慰めにきたんだ。」

深界四層にてリコは、猛毒のとげを持つ原生生物「タマウガチ」に襲われ、倒れてしまいます。毒が回り瀕死状態のリコは自分を抱えて上に上がり、自分の骨を折るように指示します。

 

レグはためらう自分と戦い、リコの言う通りにしました。ですがリコの呼吸は止まってしまいます。

 

泣き叫ぶレグ。

 

そこに現れたのがナナチです。気の立ったレグは「何者だっ⁉」と問いました。

 

その答えがそのセリフ。

 

「んなぁ」という口癖、自分は名乗らず「ふわふわのぬいぐるみ」といい、相棒が死地をさまよい、泣いているときに「慰めにきた」と余裕を見せつけるような態度。

 

ナナチらしさいっぱいの登場シーンでした。

「オイラはナナチだ。探窟家(おまえら)が言うところの『成れ果て』だよ。」

 

ナナチはリコの治療のために自分の住処にレグを案内します。しかしレグは素性の分からぬナナチに気を許すことができない。

 

家に着いたとき、ナナチは「そういや名前も言ってなかったな…」とレグの方へ振り返り、自身の名を名乗った。そのときのセリフです。

 

ここで「成れ果て」という新用語が登場し、「え、何者なの⁉」と読者は惹きつけられることでしょう。

 

このシーンは漫画ではページの変わり目なんです。それもあいまってか、とても印象的な自己紹介となりました。

 

「迷子のちびっこみたいにないてんだもん。見てらんねーよ」

 

ナナチはレグに2人が深界四層に足を踏み入れたところから全て見ていたことを打ち明けます。

 

そもそも姿を現すつもりはなかったというナナチ、ナナチには人前に姿を出したくない理由がありました。

 

レグに一緒に住んでいる「成れ果て」ミーティを紹介しながらそれを語ります。深界六層の呪いを受けると人格と知性が消え、身体はグチャグチャになる。どうやったって元には戻れない。

 

しかしナナチは人格も知性も残した成れ果てです。探窟家にとっては新たな可能性であり、画期的大発見になることは想像に難くないでしょう。

 

ナナチは探窟家に捕らわれることを恐れ、身を隠していたのでした。

 

リコの息が止まった時、一人になったレグは慟哭します。「置いてかないで、リコ!」

 

さすがにかわいそうに思ったナナチは、手を差し伸べにレグの前に現れたのでした。成れ果てになっても、獣のような見た目でも人間味にあふれたナナチのやさしさが伝わってきますよね。

 

そのとき、ナナチはレグが泣いていた時の声真似をするのですが、アニメでは声が入っているだけにちょっと笑えるところとなっていてオススメです!

「そんなものじゃ、あこがれは止められねえんだ。」

 

アビスの最大の謎「アビスの呪い」について知りたいレグの熱意に負けたナナチはその秘密を教えることにします。

 

何層にも重なり、地上の光を地下に届けることはしても観測されることを阻む力場。それが「アビスの呪い」

 

それは生き物の動きに敏感で意識にまで反応するという。

 

深層の原生生物はその力場の流れを読み、未来予知をしていることを告げます。

 

奈落に挑むということは、深くなるごとに強くなる力場、常に付きまとう呪いによる死、未来を予知する凶暴な生物を相手にするということだ。と探窟の厳しさをレグに教えます。

 

「探窟家たちは一体どうやって進んでいるんだ⁉」と困惑するレグ。

 

ナナチは、「さぁな」と言いながらもこれだけはわかるとこのセリフをいいます。

 

そのときのナナチは腕を広げ、自信に満ちたような表情で微笑むのです。きっといろいろな探窟家をこの目で見てきたのだろうな…、みんな目を輝かせてアビスに挑んでいるのだろうな…と胸がいっぱいになるシーンです。

 

夢を追って、困難に潰されそうになっているとき、思い出したい言葉No.1といえば、これしかありませんよね!

 

「オイラ特製の奈落シチューだ。お前もやっとけ~」

 

いつでも余裕たっぷりのナナチ、アビスの知識はとても深く、医者顔負けの手術の腕。パーフェクトぶりを見せ続けたナナチに発覚するポンコツ要素。

 

それが ”料理がまずい!” です!

 

ナナチは料理を作るときも余裕でこなしています。そのときはレグとミーティの話をしているところでした。ミーティはもともと普通の女の子であったこと。ミーティから薬をつくったこと。

 

「『成れ果て』になる前は何者だったんだ…?」と問うレグに「やめときなよ。聞いたらオイラのこと、助けたくなっちゃうぜ…」話をそらすようにナナチは料理を振舞います。

 

禍々しく粘性のあるドロドロ、生臭い臭い、とてもじゃないけど美味しそうには見えません。「見た目は気にすんな」とナナチは言いますが、一口食べるとそれはもうひどい味!

 

ナナチは一旦ショックを受けるも、やっぱりかと納得していたような様子です。

 

「オイラ、美味しいものとか食べたことがないし…」と語るナナチ。

 

後にナナチの過去が語られる回想シーンがありますが、そこでなぜそのセリフが出てきたのかがわかります。

 

それにしても、自信に満ちていたナナチの恥じらう表情、とてもかわいいんですよ。レグが自分が料理をするぞと決心している様子と対比されています。

「ミーティを殺してくれ。」

 

ナナチが「アビスの呪い」の正体である力場について説明した後、それを体験させてやろうとレグをタマウガチのいたところに送り込みます。

 

ちょうど黒笛の探窟家が襲われていたので彼を助けることにしました。

 

ナナチの指示通り戦い、見事タマウガチを追い詰めます。レグはリコの仇に思い切り必殺技「火葬砲(インシネレーター)」を打ち込みます。

 

それはナナチがずっと探し求めていた力でした。

 

「頼みたいことができた」とレグに告げるナナチ。

 

その内容は、ずっと一緒に暮らしてきたパートナーを殺すことだったのです。

 

そこで場面は変わり、ナナチの過去の回想シーンになります。

 

ボンドルドの実験の結果、「成れ果て」となってしまったミーティ。ボンドルドにより実験を手伝わされていたナナチはミーティが死ぬことができなくなっていることを知ります。

 

ミーティは「成れ果て」の姿になり、意思の疎通ができなくなっても、痛みを感じたり、涙を流したりもするそうです。その目には確かに人だった時と同じ魂が閉じ込められている。

 

しかも死がないため彼女の魂は永久に囚われたまま。ナナチの命が尽きればミーティは永久に独りぼっちです。

 

だからナナチは何としてもミーティの魂を解放したかったのでした。そのためにあらゆる努力をしたことが描かれています。ミーティがこれ以上苦しまないように。

 

ですが、その努力は実ることはありませんでした。

 

レグの「火葬砲」はナナチが探し求めていたまさに最終手段だったのです。

 

受け入れがたいことを承知でナナチは思い切ってレグに頼み込むのでした。

 

「オッ…んぐっ オイラの…オイラの…たからものっ」

 

ミーティを殺し、リコの治療が終わった後もナナチが自ら命を絶たないことを条件に、レグはナナチの願いを受け入れます。

 

レグがミーティに「火葬砲」を打とうとしたその時、「待って…」とナナチはミーティのもとに駆け寄り、抱き着き、感情を曝け出しながら謝罪と感謝の言葉をかけます。

 

そして別れの覚悟を決め、ミーティに背を向けて再びレグに頼みます。「やってくれ」と。

 

「火葬砲」が炸裂し、ミーティは跡形もなく消え去ります。彼女の魂は解放され、ナナチの念願がかなった瞬間でもありました。

 

とはいえ、「成れ果て」となってもずっと相棒だった親友との別れは胸が張り裂けるものだったでしょう。ミーティは、初めてみつけた「たからもの」だったのですから。

 

ナナチはしばらく泣きじゃくります。

 

今までの余裕を見せていた姿からは想像もできないですよね。クセが強いながらも人のやさしい心があるところがナナチの魅力なんです。

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