矢沢あい先生の大人気コミック『NANA』。
主人公のナナと奈々が出会い、恋愛や友情、バンド活動と20代の若者の輝かしい日常と苦悩が描かれています。
NANAの世界観は、ファッションや音楽、嗜好品など、様々なものに影響を与え、現在も高い人気を誇ります。
最新刊が発売されてから10年以上が経ちましたが、長い休載となっており、続きを待ち遠しく思います。
本記事では、ナナの恋人で婚約をしたレンについて紹介します。
ナナとの出会いや孤独な幼少期、悲惨な事故、遺されたものの未来を書いていきます。
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レンとナナの出会いは？2人が再開を果たすまでの過程を解説！
レンとナナが知り合うきっかけは、ノブでした。
ナナとノブは高校のクラスメイトで、音楽がきっかけで仲良くなります。
ある日、ノブの勧めでレンのバンドを観に行きます。
ナナは真っ赤なワンピースを身にまとい、ライブハウスの最前列にいました。
ステージで輝くバンドに目を奪われ、一心に見つめていました。
その様子を見たレンは、「ノリの悪い客」と思っていたそうです。
その後、意気投合し、レンとナナは同じバンドで活動するようになります。
2人の距離はだんだん縮まり、交際するようになるのです。
ベースは持ってるけどベース用のケースは持ってなかったのを思い出して、仕事合間に急遽買いに行ったのが本日のハイライトですw(レンはブラスト時代がベース、トラネス時代がギター)
あとは衣装の手直し終えたら14日のNANA旧ブラスト併せの準備はOKかな🤔 pic.twitter.com/HaWwJEHU9b
— 坂本コウルド (@kourld) January 11, 2024
ですが、レンは別のバンドのメンバーとしてデビューするため、ナナと別れ、北海道から東京へ向かうのです。
それから、大人気バンド「トラネス」のレンとして、凄まじい活躍をしていきます。
一方、ナナも夢を追いかけるため、上京を決意します。
そして、東京行きの新幹線で奈々と出会います。
奈々はトラネスの大ファンであり、彼女に誘われてトラネスのバンドを観に行くナナ。
レンは北海道時代とは比べ物にならないほどの大きなステージに立っていますが、ナナを見逃すはずがありません。
驚きのあまり、音を外しそうになるほど動揺するレン。
すぐに連絡を取り、レンは宿泊しているホテルにナナを呼び出します。
離れていた時間はありましたが、再会すると止まっていた2人の時間は動き出し、元サヤに戻るのでした！
NANA久々に見て、心臓締め付けられて死にそう。
とりあえず、レンが何かの間違いで生きてましたとかとかないですか….
レンとナナが幸せにあの倉庫の部屋に帰って、2人で暮らす世界線が見たいです…. pic.twitter.com/4GAIL9C4Mf— 𝑇𝑠𝑢𝑔𝑢𝑐ℎ𝑦 (@pupupurin_world) March 20, 2025
レンがいつもアクセサリー代わりに南京錠を着けているのはなぜ？
レンがいつも身につけている南京錠は、ナナがレンに着けたものです。
一般的に、南京錠はプレゼントした方の愛情深さや束縛を示しています。
ですが、NANAにおいてはその意味合いが少し異なります。
レンは、南京錠の鍵を持っているナナに対して、「俺はナナのもの」という意味合いが強いです。
この先、ナナが別の男性と結ばれようと、自分の心はずっとナナのもので、鍵を持っているナナに自分のすべてを託しているのです。
南京錠は、レンのナナに対する愛の証なのです！
レンとナナは結婚へ！気になる記者会見の様子を解説！
ナナの親友である奈々(ハチ公)がトラネスのタクミと結婚することになりました。
奈々がタクミの子供を身ごもったからです。
ナナは複雑な心境で、精神的に不安定な状態でした。
ある時、レンはナナを呼び出します。
2人の交際報道はすでに出ており、しばらく無言の時間がありました。
その状況に耐えられず、ナナは息苦しさを訴えるのです。
そこで、レンから「結婚しよう」とプロポーズされるのでした。
2人の婚約の記者会見は、ナナのバンド「ブラスト」のメジャーデビューの日に行われました。
2人そろって幸せそうに光輝く指輪を報道陣に披露するのでした。
ビッグニュースとして、新宿アルタのモニターに映し出されるのでした。
やっぱり、結婚指輪は、ナナとハチのおそろっぴのカルティエがいいなぁ💗💗💗
王道かもだけど、矢沢あい信者だもん、しゃーない。 pic.twitter.com/6bVCam83hK
— Ｍ子(30)// (@PINK6666666) May 14, 2018
レンとレイラの関係は？恋愛関係にあるのか解説！
レンとレイラは子供の頃からの幼馴染でした。
レイラはタクミに恋心を抱いていましたが、相手にされず、レンはレイラを慰める立ち回りでした。
レンは学生時代、レイラに一目ぼれしましたが、タクミに振られたあと、ヤスと付き合っていたので、2人が恋愛関係だったことはありません。
メジャーデビューしてからは、レンがバンドのために薬物依存となり、レイラは薬をやめさせるために、「もう歌えない」と失踪します。
2人の間には、愛とか友情という言葉では表すことができない、深い関係があったのだと思います。
レンの気になる生い立ちは？親や兄弟はいるのかを紹介！
レンは施設で育ち、中卒で働いていました。
親や兄弟はおらず、家族と呼べる人はいませんでした。
恵まれた環境ではありませんでしたが、音楽と出会い、バイト代で楽器を購入し、必死に練習をしました。
そして、日本を代表するバンド「トラネス」として、トップスターに駆け上がったのです。
ナナと出会い、レンにようやく家族ができるはずでしたが、その夢は残念ながら叶いませんでした。
いつ見てもNANAの名言が深すぎて刺さる😿 pic.twitter.com/1U7vtlQFMC
— 🐷 (@butachanv____) November 8, 2024
愛車で事故死した本当の死因は？薬物との関連を解説！
レンの愛車は「1965年式のシェルビーGT350」です。
流麗なボディラインが目に焼きつく、アメ車の名車中の名車だと言われています。
レンは愛車に乗って、ナナに会いに行こうとしていました。
ナナの誕生日だったからです。
ですが、先にレイラのところに向かうことになり、車を走らせていました。
すると、ラジオから「ブラスト」の音楽が流れ、ナナの歌声が車内に響きます。
その声を聴いたレンは、動揺したのか、ハンドルを切り、アパートに車ごと突っ込みます。
単独事故であり、病院に運ばれるも、レン目覚めることはありませんでした。
車内には、ナナへの誕生日プレゼントが積んでありました。
レンは死んでしまったので、薬物検査を受けることも、罪を裁かれることもありません。
単なる交通事故ではなく、薬の影響で幻覚が見えたり、手が震えたりしたことで、事故が起きてしまったのだと推察されています。
レンと子供の「蓮」との関係を解説！
レンの死後、レイラは歌うことができなくなります。
ですが、「蓮」と呼ばれるシンに似た少年がギターを弾くと、歌い出すのです。
その蓮の正体は、はっきりとは書かれていませんが、タクミのことを「パパ」と読んでいるので、奈々とタクミの子供だと予想されています。
コミック本編では、まだ蓮の親については書かれていませんが、レン亡きあとの希望の存在だと受け取れます。
実写映画でレン役を演じたキャストを紹介！
映画『NANA』は、2005年に公開されました。
第一弾で、レン役を演じたのは、俳優の松田龍平さんです。
原作同様、黒い革ジャンが良く似合っていました。
2006年には、続編『NANA2』が公開されています。
第二弾は、姜 暢雄(きょうのぶお)さんがキャストに選ばれています。
バンド演奏のシーンは特にかっこよく、レンのカリスマ性が再現されていました。
レンのかっこいいセリフを紹介！
「ナナ…結婚して」
シンプルですが、飾らずストレートにナナにプロポーズした時のセリフです。
ナナは別れ話かと思い、なかなか言葉を発しないレンに泣き叫びますが、レンの言葉に安堵の表情を見せます。
これからも変わらないナナへの愛を伝えたセリフです！
「一緒に戦う気がねえ兵隊はいらねえんだよ」
タクミのやり方が気に入らない付き人に対して、レンが放った一言です。
普段は温厚なレンですが、珍しく怖い顔をします。
それだけタクミの仕事を評価し、バンドに懸けている熱い思いが伝わるセリフです。
「おまえが捨て身で守ってる城を…もう自分のせいで危険に晒したくねえ」
レンは薬物から抜け出せなくなり、禁断症状が現れます。
そこで、タクミに対し、自分のせいでトラネスをつぶすわけにはいかないと
脱退をする決意を打ち明けたセリフです。