クジャクのダンス誰が見た鳴川の正体は真犯人で黒幕?怪しい動機や原作漫画ネタバレ

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2025年1月、広瀬すず主演で話題となった「クジャクのダンス、誰が見た?」

 

次から次へと謎の人物が現れ、誰が味方なのか、真犯人は誰なのか、ネットでも大きな話題になりました。

 

この記事では、漫画「クジャクのダンス、誰が見た?」の鳴川 徹(なるかわ とおる)弁護士について解説します。

 

鳴川弁護士は、主人公の心麦(こむぎ)が真実を追及する過程で大きな壁にぶつかった時、救世主のように現れた頼もしい助っ人の「おっちゃん」です。

 

この記事では

 

  • 鳴川 徹はどんな人?
  • 心麦たちに協力した経緯は?
  • どんな活躍をしたのか?

 

などなど、関西弁のクセ強弁護士、鳴川について徹底解説していきます。

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原作漫画ネタバレ紹介、関西弁の救世主は誰!?

鳴川弁護士は原作漫画の5巻から登場します。

 

まずは登場までのお話を説明していきます。

 

この物語は、放火によって、たった1人の家族の父親を亡くした主人公の心麦が、事件の真相を探していく物語です。

 

父の春生(はるお)は元刑事で、まだ独身の現役時代に世間を震撼させた「東賀山(ひがしかやま)事件」の犯人を、赤沢(あかざわ)刑事と逮捕しました。

 

今回の放火事件で赤沢が捕まえた、春生を殺した犯人は、東賀山事件の犯人の息子の遠藤 友哉(えんどう ともや)でした。

 

友哉は黙秘していますが、父親を逮捕されたことを恨んで春生を殺害したと赤沢が確信しての逮捕です。

 

しかし、春生が生前、親子の昔なじみの屋台ラーメン屋・染田(そめだ)に託した手紙には「私はもうすぐ殺されるかも知れない、もし殺されて、ここに列記する人物が犯人として逮捕されたとしても、この人たちは犯人ではない、冤罪(えんざい)だ」と書かれていました。

 

列記された名前の中に、赤沢に逮捕された遠藤 友哉の名前があったのです。

 

心麦は手紙に書かれていた松風(まつかぜ)弁護士に協力を頼み、手紙の存在を赤沢に訴えましたが「手紙が本物か疑わしい」と取り合ってもらえません。

 

赤沢は受け取った春生の手紙を、阿南(あなん)検事に提出しました。

 

阿南検事は女性初の、本部係のエリートです。

 

手紙を受け取った阿南検事は謎の人物に電話をかけました。

 

「山下 春生の例の手紙が出てきました」

 

報告を受けた謎の人物は、春生が手紙を託したラーメン屋で電話を受けていました。

 

阿南検事と謎の人物は手紙のことを知っていたのか?

 

なぜ染田のラーメン屋に?

 

謎は深まります。

 

染田には、以前、野球選手のサインを偽造したユニフォームの販売をして、逮捕された前科がありました。

 

赤沢は、染田が遠藤 友哉に頼まれて、春生の筆跡を偽造して手紙を書いたと疑い、染田は警察に任意同行されました。

 

染田は家を出る前に、何者かに電話して警察が来たことを知らせていました。

 

電話の相手は謎です。

 

染田は警察署で遠藤 友哉と目が合い「山下さんの手紙を偽造したのは俺です」と認めてしまいます。

 

そして警察署の外には「ラーメン屋の件は片付いたよ」と電話で何者かに電話で報告する謎の男がいました。

 

赤沢は阿南検事に、染田が手紙の偽造を認めたと報告しました。

 

染田の自白により「遠藤 友哉は犯人ではない」と書かれた春生の手紙が偽物と確定され、遠藤 友哉を殺人で起訴する準備が進められることになりました。

 

その頃、松風弁護士は、東賀山事件と春生殺害事件を追う「週刊時代」の神井(かみい)記者からとんでもない動画を見せられていました。

 

それは、生前の春生が遠藤 友哉に会い「私が逮捕した君のお父さんは東賀山事件の犯人ではない、申し訳ない」と謝罪している動画だったのです。

 

神井記者は「東賀山事件は冤罪で、春生さんはおそらく真犯人にたどり着いていた」と言いました。

 

その頃染田は何者かと「約束が違う!」と電話で話していました。

 

そこに心麦が現れ、染田は「金ほしさに春生さんを裏切ってしまった」「お父さんの手紙を遠藤 友哉の指示で偽造したと嘘をついた」と話しました。

 

手紙はやっぱり本物で、父を殺した犯人は遠藤 友哉と別人なのです。

 

2人は松風弁護士と一緒に警察に証言に行こうとしましたが、心麦が松風を呼びに行く間に染田はいなくなり、その後意識不明で発見され、間もなく死亡してしまいました。

 

心麦は赤沢刑事に、「生前、染田が「手紙を偽造したと嘘をついた」と言っていた」と訴えましたが、赤沢は「染田がサインした供述証書は立派な証拠だ」と取り合いません。

 

心麦は赤沢を追いますが、赤沢は「松風というあの弁護士に騙される前に距離をおきなさい」と言い残し行ってしまいました。

 

赤沢は父が亡くなったあと、妻の京子と息子の守と共に、家族のように暖かく心麦を見守り力づけてくれた人です。

 

「お父さんのためにも遠藤 友哉にはきちんと償わせる」と心麦に力強く言った赤沢。

 

でも、遠藤 友哉は冤罪の可能性があるのです。

 

赤沢は取り合ってくれない、唯一の手がかりは父の手紙だった。

 

染田が亡くなった今、手紙が本物だと証明できる手だてがない

 

心麦も松風も絶望していました。

 

しかし心麦は、数日前に大学の友人がくれたメモを思い出しました。

 

法学部の友人が裁判の傍聴に行った時に、春生も裁判の傍聴に来ていて何度か会ったことがあるという日付けのメモでした。

 

松風は刑事弁護をやっている弁護士のメーリングリストで、その日付けの裁判の担当弁護士を呼びかけることにしました。

 

その呼びかけに応じて松風の事務所に現れたのが鳴川弁護士なのです!

 

染田が亡くなり、大きな壁に立ち往生していた松風事務所に「初めまして鳴川ですーなんや松風センセ、実物もシュッてしてはるなぁ~」と、力強い鳴川の関西弁が響き渡りました!

 

救世主、降臨?

 

孫自慢のヤメ検弁護士に唖然?

その日、出先から松風が事務所に戻ると、共同で事務所を運営している波佐見(はさみ)弁護士がヘロヘロになっていました。

 

松風が戻るまでたっぷり2時間、鳴川は孫の自慢話をまくしたてていたようです。

 

鳴川は自己紹介しました

 

「これでも一応弁護士やけど、経験年数は多分君らの方が上、検事を退官してから弁護士なってん、事務所は銀座で倅(せがれ)が代表、嫁さんの実家も金持ちで、今さらやけどこの前婿養子なってん」

 

うわーっと関西弁でまくしたてる鳴川に圧倒される松風でした。

どうして助っ人に?

鳴川弁護士は松風に「メールを見て自分が裁判で担当弁護した期日があったから色々調べた」と言いました。

 

調べているうちに「松風弁護士が山下春生さんの事件をやっていると知り、力になるために来たのだ」と言います。

 

「山下さんとは年も近いし、市民のために働いた警察官があんな最期を迎えるなどあってはならない」

 

「遠藤 友哉はやってないと思う」

 

「倅は民事にしか興味がなくてさみしい」

 

「息子とでっかい刑事事件に立ち向かうのが夢だったから、親父だと思って力にならせてくれ」

 

「元検事だから検察の手の内は百も承知、報酬もそんないらん」

 

わくわくした表情で、助っ人になる気まんまんの鳴川でした。

 

本当に大丈夫でしょうか?

頼もしい味方加わる!

ヤメ検の鳴川ですが、弁護士としての腕前も相当で、有名事件の弁護団にも入っています。

 

さまざまな事件で不起訴や執行猶予をとっていて、力強い戦力です

 

松風は、鳴川と弁護団が一緒だった先生に人物の確認をとり、手伝ってもらうことを決めました。

 

現状松風1人では遠藤 友哉の接見も、春生の手紙に列記された人物の調査も手にあまっていました。

 

それに、春生が鳴川の裁判を傍聴していたことで、なにか接点が見つかる可能性もありました。

 

こうして、関西弁で孫自慢の頼もしい助っ人が加わり、絶望していた心麦と松風に希望が見えてきたのです。

 

鳴川は怪しい?真犯人は?動機は?

とはいえ鳴川は本当に味方なのでしょうか?

 

今のところあやしいところは全く見当たりません。

 

経験豊富な鳴川の存在は心麦たちにとって大きな力になっていきます。

 

このチームなら、真実にたどり着くことができる予感がしています。

お嬢とおっちゃんの迷コンビ爆誕!?

鳴川は事務所に来た心麦を見て「お父さんを亡くして大変やったなあ、辛かったなあ」「困ったことあったら、おっちゃんになんでも言うてくれ」と親身になって言いました。

 

孫もいる鳴川には、父親を亡くした心麦が不憫(ふびん)でたまらないのでしょう。

 

「山下さんと呼ぶのはなんやから「お嬢」にしよか!これからよろしゅうお嬢~!」

 

こうして、松風弁護士事務所に「お嬢とおっちゃんの迷コンビ」が爆誕しました!

凸凹コンビ初出動!

心麦は父親の手紙に列記された名前の1人「津寺井 幸太(つじい こうた)」に会いに行こうとしていました。

 

都合がつかなく同行できない松風は、鳴川に付き添ってもらうように頼みました。

 

いよいよ、お嬢とおっちゃんの凸凹コンビの初出動です!

心麦の活躍に敏腕弁護士も感嘆!

津寺井は東賀山事件の被害者である林川 安成(はやしかわ やすなり)さんの従兄弟です。

 

東賀山事件は林川家の家族6人が惨殺された事件で、当時赤ちゃんだった林川 歌(はやしかわ うた)だけが別室にいて無事でした。

 

津寺井は生き残った林川 歌を引き取った人物です。

 

実は以前、心麦は神井記者から「本当は君は山下 春生の娘ではなく、林川 歌なのではないか」と衝撃的なことを言われていたので、林川 歌を引き取った人物に会うことには大きな意味があるのです。

 

津寺井はインターホンごしに、とりつく島もなく「なにも話すことはありません」と拒絶しました。

 

「出直そか」と、帰りかけた鳴川に心麦は「自分にがっかりしたくない、できることはやっておく!」と言い、ノートに大きく「私は林川 歌さんと間違えられて困ってます」と書いてインターホンごしにアピールしました。

 

それを見て津寺井は玄関を開け、2人は話を聞くことが出来ました。

 

「歌さんに会わせてほしい」と言う心麦に津寺井は「知ったこっちゃない、忙しいから失礼する」と切り上げようとしますが、心麦は諦めずたたみかけます。

 

「私は歌さんに似てますか!?」

 

「歌さんは今どうしていますか!?」

 

心麦の勢いに負けて津寺井は

 

「あんたと歌は似ていない」

 

と言い、シンガポールに留学中だという歌の写真を見せてくれました。

 

「私はやっぱり林川 歌じゃない」と、心麦は安堵(あんど)しました。

 

津寺井に詰め寄る心麦の勢いに敏腕弁護士もびっくり

 

「お嬢カッコよかったで~!!」

 

なんだか凸凹コンビの息が合ってきました。

 

心麦の正体は!?出生の謎

鳴川は心麦に「どうして自分が林川 歌や思たん?」と訪ねました。

 

心麦は記者の神井から、心麦と春生の姉とのDNA鑑定で「親戚の可能性は低い」という結果を見せられていました。

 

「本当は心麦は山下夫婦の娘ではなく、東賀山事件で生き残った林川 歌ではないか」と言われました。

 

心麦にとっては、父親を殺した犯人や東賀山事件の真犯人を見つけるだけではなく、自分が何者なのかを解き明かすための重要な行動だったのです。

 

「それにしても、どうして神井が林川 歌だと思ったかが気になる」

 

と鳴川は言い、2人はその足で神井に会うため出版社に乗り込むことにしました。

神井記者のもとに乗り込む!

鳴川は松風に電話して、先ほどの津寺井とのやりとりを伝えました、そして

 

「いまから神井記者んとこ行ってくる!」

 

「安心せえ、お嬢にはワシがついてる」

 

「ほなな」

 

と、電話を切りました。

 

2人の勢いと、いきなりの展開に不安になる松風でした。

頼りになる鳴川弁護士

出版社で2人は神井に会いました。

 

大きなビルの中の出版社は、まるで洒落たカフェのようです

 

「おや?松風先生はクビになったの?新しい保護者?」

 

神井は鳴川を見て警戒しています。

 

鳴川は飄々(ひょうひょう)と「新しい保護者みたいなもんや、よろしゅうたのんます~」と自己紹介、さっそく神井に迫りました。

神井と鳴川の対決

「神井さん、アンタなんで心麦さんを林川 歌やと思ったん?」

 

神井はおもむろに「これは、心麦さんの母子手帳の一部だよ」とスマホの画像を見せました。

 

それは、心麦の家の焼け跡から神井が見つけて写したものでした。

 

画像を見た鳴川はスイッチが入り

 

「知ってること全部話さんかい」

 

「ろくな死に方せえへんで」

 

と凄みました。

 

すかさず神井は「おーこわ、その圧のかけ方、ヤメ検ですか?」と見透かしました。

 

にらみ合いののちに、神井は母子手帳に載っていた心麦の出生時の医師と助産師の住所を教えてくれました。

 

驚いたことに、医師と助産師の名前は父の遺した手紙に列記されていた名前でした。

 

神井は「すべて知っても楽にはならないよ」と言い残し去りました。

 

考え込む心麦

 

鳴川は、立ち去る神井の背中を苦々しく睨み付けていました。

 

犯人は赤沢刑事?「紺野さん」とは?

心麦は松風と共に神井から聞いた住所を尋ねました。

 

2人はそこで「心麦は林川 歌」という真実を聞かされました。

 

当時、歌を引き取った津寺井は、惨殺事件の生き残りの歌を、お涙ちょうだいのマスコミの見世物にして儲けようと企てていました。

 

津寺井の悪巧みを知った赤沢刑事は、大人の都合で不幸になる子供を見たくない一心で、医師と出生届を偽造して、山下家の子供としたのでした。

 

引き取られた歌は、山下夫妻に「心麦」と名付けられました。

 

すべて赤沢のしたことでした。

おう!任せとき!

帰ってきた松風に話を聞いた鳴川は「結局あの記者の言うてたことがホンマやったんか」とため息をつきました。

 

「赤沢もようやるわ」

 

本当にそうです。

 

「大人のせいで不幸になる子供を見たくない」という一心で自分の手を汚すなど、なかなかできることではありません。

 

津寺井が見せた、シンガポールに留学中の歌の写真も偽者でした。

 

しかし松風と鳴川は、赤沢にはまだ秘密があるのではないかと疑っていました。

 

赤沢に話を聞こうにも、遠藤 友哉を春生殺しの犯人とする赤沢が、友哉の弁護人の松風たちと話をする気があるはずもなく

 

鳴川は「ツテを辿って情報を集める」「まかせとき!」と力強く言いました。

お嬢があぶない!

心麦と松風が尋ねたすぐあとに、母子手帳に書かれた医師の元に赤沢が尋ねました。

 

医師は赤沢に「心麦さんにすべて話した」と言い、赤沢は深いため息をつきました。

 

その夜医師の家は火災になり、医師と助産師は亡くなりました。

 

阿南検事は何者かに電話していました

 

「あの、元産婦人科の火災の件に関係していないですよね」「お父さん」。

 

「お父さん」??

 

誰に電話しているかは依然として謎です。

 

心麦は警察署に赤沢に会いに行きました。

 

赤沢は心麦に頭を下げて謝りました

 

「出生の秘密を黙っていてすまなかった」

 

「でも、時を巻き戻せたとしても私は同じことをするだろう」

 

心麦が赤沢に会いに行っていると聞き、鳴川は「もし一連の事件に赤沢が関与していたらお嬢があぶない」と言いました。

 

「さすがに赤沢が一連の事件の真犯人ではないでしょうが・・」

 

弁護士たちは頭を抱えていました。

紺野の謎

松風は赤沢のツテを辿るために実家に行きました。

 

じつは、離婚して会っていない松風の父親は元刑事で赤沢の後輩だったのです。

 

松風は父の連絡先を聞き、会いました。

 

父は「赤沢さんには気をつけた方がいい」と言いました。

 

父は赤沢の部下だったころ、強引に犯人を上げる赤沢に意見したことから対立し、納得のいかない事件に巻き込まれて警察を辞めることになってしまったのです。

 

離婚の原因もその事件がきっかけでした。

 

「事件を仕組んだのが赤沢だとは思わないが、気をつけた方がいい」と言いました。

 

すると、電話がかかってきて松風が出ると相手は鳴川でした。

 

相変わらずの大声で話す鳴川

 

筒抜けの声を聞いて松風の父は「聞いたことのある声だ」「紺野さん?」と言いました。

 

「鳴川?それなら同じ人じゃなさそうだな」「だよな」と父子は言いました。

 

紺野とは?

 

なにか今後の進展に関係あるのでしょうか

 

謎です。

 

黒幕は?リュックの男は?阿南本部長の秘密は?ついに暴かれる真実!

いよいよ物語は佳境に入ってきます。

 

今のところあやしいのは赤沢ですが、自分の手を汚してまで歌を救った人物でもあり、どうも悪人と思えない部分があります。

 

時々出てきて、謎の男と通話する阿南本部長の存在も気になります。

 

ドラマ版では「リュックの男」と話題になった謎の男は誰なのか

 

「山下 春生殺害事件」と「東賀山事件」の真犯人は?

 

鳴川はどんな活躍をするのか?

 

すべての謎が解き明かされます!

謎が謎をよび迷宮に

心麦と鳴川が松風の事務所に戻ると、そこにはなんと松風と面談中の神井記者がいました。

 

「なんで記者がここにいんねや!また何か企んどるんか!」と警戒スイッチが入る鳴川。

 

神井が松風にコンタクトをとった目的は、情報の共有と、双方で協力して事件の真相を解明することでした。

 

実は、神井と遠藤 友哉は幼なじみで、父親の遠藤 力郞(えんどう りきろう)にもかわいがってもらっていた仲でした。

 

神井は、力郞の人柄や様々な条件から「真犯人は別にいる」と確信していて、ずっと東賀山事件を追いかけ、獄中の力郞とも文通していたのです。

 

力郞は事件当日、林川家に窃盗目的で忍び込み、やっぱりやめようとした帰り際、家の前に林川 安成と女性がいるのを目撃していました。

 

そして生前の春生が友哉と会い、「自分たちは無実の力郞さんを犯人にして、冤罪に加担してしまった」と春生がはっきりと言い、春生と友哉と神井とで、遠藤 力郞の再審ムーブメントを起こそうとした矢先に春生が殺されたのだと神井は言いました。

 

神井は神井で記事のためだけでなく、幼なじみの友哉のためにも本気で真相を追及していたのです。

 

神井の持つ情報を松風たちと共有し、協力体制で挑むこととなりました。

 

神井の持ってきた古い会報誌には、春生の手紙に列記された1人「廣島 育美(ひろしま いくみ)」が写っていました。

 

廣島 育美は林川 安成の愛人だった女性で、彼女と共に、なんと赤沢の妻、京子(きょうこ)も写っていました。

 

廣島 育美は事件当日、力郞が目撃した女性である可能性が高いですが、廣島 育美には事件当日沖縄にいたアリバイがあります。

 

心麦たちは病院にいる廣島 育美に会いに行きましたが、その時鳴川はロビーに赤沢がいるのに気づいていました。

 

赤沢と妻の京子と廣島 育美の繋がりは事件に関係あるのでしょうか?

 

赤沢は廣島 育美に会いに行く心麦たちを監視していたのでしょうか?

 

どうしてあなたがそこに!?

赤沢は自宅マンションのベランダで夜景を見ている妻に声をかけました。

 

「話がある」「これに身に覚えがあるか」と、神井から渡された会報誌を見せました。

 

「そうね」夫に見えないよう何者かにメッセージを送信した京子。

 

「私も話がある」と微笑みました。

 

京子の淹れたお茶を2人で飲みながら「廣島 育美との関係は?」「頼むから本当のことを言ってくれ」と迫る赤沢。

 

京子は身の上話をしながら赤沢をベランダに誘導します。

 

赤沢はベランダでめまいに襲われ、京子は無表情で「薬、効いてきたみたいね」と言いました。

 

すぐに何者かが訪れ、遺書を赤沢のポケットに入れ、2人で赤沢をベランダから突き落としました!

 

落下して停まっていた車に激突した赤沢!

 

騒ぎで、近くにいた心麦と松風が落下したのが赤沢であると気付き、急いでマンションを上がりました。

 

赤沢家の室内に入ると、なんとそこにいたのは鳴川だったのです!!

 

いつもスーツの鳴川が、キャップとマスクで顔を隠し、スポーツジャンパーで雰囲気を変えています。

 

京子と鳴川で赤沢を!?なぜ!?

 

その時松風の携帯が鳴り、かけてきた松風の父は衝撃的なことを言いました。

 

「お前と会った時かかってきた電話の相手の紺野さんは、東賀山事件を捜査・起訴した主任検事だった人だ。紺野さんは今は鳴川を名乗っている」

 

最近、婿養子になって苗字がかわったのです。

 

青ざめながら「ワシは赤沢のこと知り合いに聞いてきただけや」と顔をそむける鳴川ですが、信じられるはずもありません。

 

黒幕は京子と鳴川だったのです!!

 

すべてが暴かれる時

京子はなんと赤沢に隠れて過去に林川 安成と関係を持っていました。

 

友人である廣島 育美の協力のもと、安成との子供も秘密で産んでいました

 

その子供が林川 歌(心麦)だったのです。

 

赤沢はそれを知らずに林川 歌を山下 心麦にしました。

 

「東賀山事件」は安成の妻の里子(さとこ)が、度重なる夫の裏切りで精神を病み、無理心中をはかって家族を殺したのでした。

 

力郞が目撃した安成と歩いていた女性は、赤ちゃんの歌を抱いた京子だったのです。

 

安成と京子が家に入ると惨殺された家族と狂乱した里子がいました。

 

安成は里子を殺し、自らも命を絶ちました。

 

そして林川家でただ1人、歌だけが生き残ったのです。

 

アリバイのある育美が京子の身代わりで安成の愛人と名乗り出たため、京子に捜査は及びませんでした。

 

しかし時を経て、育美の家に春生が事件の調べ直しで来たのです。

 

危険を感じた京子は鳴川に目をつけ、脅して仲間に引き入れました。

 

東賀山事件が掘り返されたら鳴川の面子は丸つぶれになり、子供にも影響があると脅したのです。

 

最初は事件の洗い直しを2人で止めようとしただけでした。

 

しかし、春生が残りの人生をかけて遠藤 力郞の冤罪を晴らすため告発の準備もしていると知り、京子が春生を殺害しました。

 

そんなことは聞いていない鳴川は驚き京子を責めましたが、音声を録られて共犯者になるしかありませんでした。

 

京子は「娘さんのためにも覚悟を決めたら?」と冷たく言い放ちました。

 

手紙のことで染田と医師、助産師を殺したのも2人でした。

 

染田のラーメン屋にいた謎の男は鳴川だったのです!

 

さて京子の言う「娘さん」とは?

 

鳴川には娘はいないはずです。

 

染田のラーメン屋にいる時、鳴川が電話で話していたのは阿南本部長です。

 

マンションから連行される鳴川に「お父さんっ」「どういうこと」「説明して」と駆け寄ったのは阿南本部長でした。

 

阿南本部長こそ、鳴川の隠し子の娘だったのです。

 

鳴川は自分が冤罪に加担してしまったことが表沙汰になれば、娘の阿南検事の立場にも影響が及ぶことを恐れて京子と組んでしまったのです。

 

鳴川は「誰のこと言うてるんや」「ワシに娘はおらん」と言い残し連行されました。

 

鳴川なりに娘を守ったのです。

 

遠藤親子は晴れて釈放されました。

 

鳴川 徹は隠し子までいて、犯罪に加担してしまう悪者でしたが、それでも娘を守る気持ちだけは本物だったのかも知れません。

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