「週刊少年サンデー」にて連載されていた人気マンガ『虹色とうがらし』。
この記事では、そんな『虹色とうがらし』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!
また『虹色とうがらし』を全巻無料で読みたい!という方に『虹色とうがらし』を合法的に全巻無料で読む方法も併せてご紹介していきます。
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『虹色とうがらし』あらすじ紹介!
主人公の七味は母の遺言に従い、七味の腹違いの兄弟が住むという「からくり長屋」を訪ねます。
そこには妹の菜種をはじめとした個性豊かな5人の兄弟が共に暮らしており、旅に出ている兄を加えて全員が同じ父をもつ「7人兄弟」であることを知らされます。
長屋の大家・彦六から「おまえさんにも長屋に住む権利がある」と言われた七味もまた、この長屋で暮らし始めることになります。
遠い未来の地球とよく似た星、江戸とよく似た町並みが広がる全く別の世界を舞台とした、時代考証無用のSF時代劇です。
今日も雨やし、実家で借りてきた虹色とうがらしでも読も pic.twitter.com/dFwPe7eMXQ
— 稗田 (@hie0202) August 13, 2021
虹色とうがらしは昔の地球のある国のある時代によく似た別の星の未来の話なので時代考証とかはしてはいけない、いいね? pic.twitter.com/GT8F0xGjg3
— 凡骨マスターリリィ@FGO (@FGO58448767) May 11, 2021
『虹色とうがらし』主な登場人物紹介!
『虹色とうがらし』の主な登場人物を簡単に紹介します。
七味(しちみ)
虹色とうがらし思い出した pic.twitter.com/85SFqQ4mWS
— ⚡鈴⚡ (@Suzuhosu) August 25, 2019
「虹色とうがらし」の主人公で四男、15歳の少年です。
母を亡くし、「からくり長屋」で異母兄弟たちと暮らすことになります。
火消しの「い組」の頭のもとで育ったため、身軽で、燃える家の中にも飛び込んでゆく勇気があります。
菜種(なたね)
長女で13歳、「からくり長屋」の兄弟で唯一の女の子です。
物心がついた頃から長屋で生活しており、よく年下の兄弟たちの面倒を見ています。
美人で腕っぷしも強く、勝ち気な性格ですが、ネズミや虫は苦手です。
浮論(ふろん)
物語冒頭で七味が出会う、正体不明の男です。
非情な剣の達人であり、その腕で悪人の片棒をかつぎますが、気分屋で自身の思うままに行動します。
七味とは何度も相対し、因縁の相手となります。
ドボンタイムのための浮論さんの素材ずっと探してるんだけど、あの人一匹狼だからピンとこないのしかないの悲しい😢 pic.twitter.com/oUdhgmE7rw
— デリシャストマト (@don_kabaoono) July 1, 2021
山椒(さんしょう)
六男で3歳、少しだけ生えた前髪が特徴的な、長屋で最年少のいたずらっ子です。
手裏剣やクナイを投げて遊び、いたずらをして逃げる際には身代わりの術を使います。
実は、山椒は風賀村とよばれる忍者の村の出身で、母親は天才くの一でした。
陳皮(ちんぴ)
五男で10歳、大きな丸い眼鏡をかけた聡明な少年です。
発明好きで、暮らしに役立つものから武器まで、いろんな物を作ります。
兄弟たちを心底大切に思っており、「7人の中に兄弟ではないものがいる」と聞いたときには、そんなのはウソだと否定しました。
芥子(けし)の坊
三男で18歳、坊主の格好をした大男です。
とても18歳には見えない風体をしており、ケンカとバクチにめっぽう強く、七味たちにとっては頼れる兄貴です。
ただし酒には目がなくて、居酒屋を見つけては長男の胡麻と共に酒を酌み交わしています。
胡麻(ごま)
長男で22歳、常ににっこり笑顔のふくよかな男で、平井亭胡麻という芸名で落語家をしています。
腕の立つ兄弟たちの中では珍しく、ケンカは得意ではないようで、兄弟で賞品をかけた力比べをした際にはボロボロになっていました。
しかし長男として頼りないということはなく、兄弟たちのことをよく見ており、最年長としてみんなを引っ張っています。
麻次郎(あさじろう)
次男で20歳、日本中を旅しながら絵を描いており、七味が長屋に来たときには不在でした。
埴輪念流免許皆伝一刀流の達人で、端正な顔立ちから女性にかなりモテるようで、妹である菜種も「血がつながってなければ、お嫁さんになれる」と言うほど好意をもっています。
実は予知能力のようなものがあり、いつ訪れるかわからない未来の出来事を絵に描くことがあります。
彦六(ひころく)
「からくり長屋」の大家で、父親の正体を知っており、兄弟たちが健やかにのびのびと過ごせるように様々な手助けをします。
実は将軍家の家老であり、将軍とは2人旅をしたことがあるほど気のおけない仲です。
半蔵(はんぞう)
彦六が密偵を依頼する公儀お庭番であり、常に陰ながら兄弟たちを見守っています。
風賀村出身の実力者で、兄弟たちに気づかれることなく彼らの旅についてまわり、兄弟たちの危機を救います。
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『虹色とうがらし』最終回までのおさらい!
『虹色とうがらし』の最終章までのあらすじを紹介します。
将軍の子どもたち
七味が兄弟たちの父について彦六に尋ねたとき、話をはぐらかされてしまいますが、2話で読者には真実が明かされます。
兄弟たちの父の正体は、彦六の仕える当代の将軍・奥川秋光その人でした。
秋光は、若い頃から身分を隠して旅に出ることが好きで、各地で恋した女性と子をなすことで「からくり長屋」の子どもたちは生まれました。
父として子どもたちに苦労をさせないよう援助しつつ、のびのびと育ってほしいという願いをかけて「からくり長屋」を彦六に任せています。
兄弟ではないものがいる?
彦六が7人集まった兄弟たちの身元を、念のため半蔵に調べさせたところ、兄弟のうち1人は計算が合わず、兄弟ではないことが判明します。
半蔵がそれを彦六に報告しているところを盗み聞きした山椒は、兄弟たちに伝えますが、誰が兄弟でないのかは分かりません。
互いに言い合っていると、陳皮は「みんなぼくの兄弟だもん」「今さら遅いよ」と大きな声をあげます。
それを見た長男の胡麻が、「きかなかったことにしよ」と言い、他の兄弟も納得したため、話は一旦収まりがつきました。
浮論との因縁
兄弟たちは彦六を通して生活費を受け取っていましたが、あちこちで子を作った父のことを認められない七味は自身に渡された生活費を突き返してしまいます。
生活のあてがなくなったため、江戸城内で大工仕事を始めたところ、偶然にも将軍家の姫君・琴と出会います。
その縁で、琴姫に強引に将軍の御前試合の観戦に付き合わされ、御前試合に参加している浮論を見かけます。
浮論はこれまでにも、あるときはスリを捕まえ謝礼を要求する浪人として、あるときは盗賊の一味として、七味と遭遇する機会がありました。
浮論は御前試合に勝利し、将軍に近づいて斬りかかろうとしますが、間一髪のところで将軍家の客人である異人がそれを防ぎます。
その場面を見た七味は、その動きの違和感から将軍に斬りかかった浮論とそれを阻止した異人につながりがあると考え、浮論を追いかけて問い詰めます。
事情を察されては困る浮論は七味を斬ろうとしますが、七味は運よく見つけた抜け道を使い、その場から逃げることに成功します。
逃げる前に七味が「まだまだこの先関わり合うと思う」といった言葉のとおり、その後も行く先々で浮論とは関わっていくことになるのでした。
異人の思惑
浮論とつながりのあった異人は、浜に打ち上げられていた洋装の男2人で、珍し物好きの将軍に保護されています。
進んだ文明の知識や技術を持っており、それを無償で伝授し人々から人気を得て、城内に「異人館」を建てさせました。
終盤まで目的は不明ですが、物語が進めば彼らは「異国人」ではなく「異星人」であることが判明します。
元の星では、星の寿命のために環境に影響を及ぼす実験ができなかったため、まだ技術が発展しておらず環境問題を騒がれる心配のないこの星で、実験を行おうと目論んでいます。
そのために、スポンサーとなる黒幕を国の中心に据える協力を行っているのでした。
兄弟で墓参りの旅へ
様々な思惑がある一方、七味は陳皮の母の墓参りについていくことにします。
七味の話を聞いて芥子の坊もついていくことを決め、それを長男の胡麻に伝えると、せっかくなら全員で兄弟たちの母の墓参りに行こうという話になりました。
それには、全員の生まれた場所をめぐることで、それぞれのことをよく知りたいという思いと、父のたどった旅路を歩くことで父の正体がわかるかもしれないという思いがありました。
不在にしている麻次郎は一緒に旅立つ事ができませんが、帰ってきたら旅に追いつけるよう旅の順路を書き置きすることにしました。
それを聞いた彦六は、兄弟たちに父の正体が知られてしまうことや旅の道中に危険がないかを心配しつつも、兄弟たちを送り出します。
旅に半蔵をひっそりとついて行かせて、兄弟たちを遠くから見守ることにするのでした。
菜種の兄
それぞれの故郷をめぐり、菜種の故郷へ向かう道中で、七味と胡麻は菜種の幼少期を知るおじいさんに出会います。
おじいさんの話によると菜種の母には父の違う息子がいて、菜種の父によく懐いていましたが、事故によって息子のもっていた刀が刺さり亡くなってしまい、息子はその後行方不明になったとのことでした。
この話が真実であれば、陳皮や山椒といった年少の兄弟がいる以上、菜種の父は兄弟たちの父とは違う人間ということになります。
菜種の母が残した日記に事実が書かれていると知った七味たちは、菜種の住んでいた家に向かいますが、どこからかあがった火の手によって家は全焼し、事実を確かめることは叶わなくなりました。
胡麻はおじいさんの話をなかったことにすると決め、七味も菜種に事実を話すことはありませんでした。
兄弟たちを狙う刺客
芥子の坊の育った寺へ抜かう道中で、七味たちは様々な勘違いによって牢屋に入れられてしまいますが、琴姫に助けられることになります。
七味と菜種は以前にも琴姫と面識がありましたが、琴姫は七味のことは気に入っている一方で菜種のことを嫌っていました。
そのため、菜種以外の兄弟たちを歓待し、菜種だけが先に芥子の坊の育った寺へ向かいます。
兄弟たちは琴姫の歓待を受けますが、七味は一人で行ってしまった菜種が気にかかっていました。
それを見かねた胡麻は、七味に折り詰め弁当を持たせて菜種のもとに行かせます。
七味は道中で同じく寺に向かっている浪人と出会いますが、寺につくと6人の刺客に襲われ、それを浪人と共に撃退します。
浪人は圧倒的な強さで、七味が驚くほど一瞬で刺客を倒してしまいました。
刺客の懐にあった手配書にはからくり長屋の兄弟たちの似顔絵が描かれており、その似顔絵から七味は浪人の正体が次男の麻次郎だと気づきます。
2人は初めて会った兄弟に驚きながらも、先に寺に入ったはずの菜種が危険であることに思い至ります。
急ぎ寺の中へ行くと、そこには斬り殺された刺客と眠っている菜種の姿がありました。
菜種が刺客を殺したのかと七味は尋ねますが、麻次郎は「こいつを斬ったのは剣の天才だ」と、七味の言葉を否定します。
以降、手配書をみた者たちにより、兄弟たちは命を狙われることとなります。
「剣の達人」の正体
兄弟たちが歓待を受けている間に、菜種は1人で寺に向かいました。
そこで寺の坊主に変装した刺客が出した晩飯を食べて眠ってしまい、そのまま命を狙われます。
その窮地を救ったのは、兄弟たちの命を狙って追ってきていた浮論でした。
しかし手配書に描かれている菜種を殺そうとする刺客に、浮論は「そいつだけは将軍の子ではない」と言い、菜種をかばったのです。
その後、誰が菜種を助けたのかは分からないままでしたが、旅の道中で七味が1人で別行動をとっているときに、命を狙い追ってきた浮論と相対します。
戦ううちに一太刀を浴びますが、その戦いぶりを見た浮論は「先を見てみたくなった」と言って七味を見逃しました。
兄弟たちのもとへ戻り、その傷を見た麻次郎が「剣の天才だな」と言ったことで、七味は浮論が寺で菜種を助けたことに気づきます。
黒幕
手配書を発行し兄弟たちの命を狙い、将軍・秋光の世を終わらせようと目論む黒幕の正体は、秋光の弟であり立浪名古山城藩主・奥川貴光でした。
貴光は市井の秋光の評判を落とし、跡継ぎになる可能性のある兄弟たちの命を奪うことで、自身が天下を治めようとしていました。
それに協力しているのが、異人と浮論、そして公儀お庭番争いに破れて風賀を敵視する火賀忍たちでした。
貴光は、幾度となく火賀忍たちや強力な刺客を遣わして兄弟たちの命を狙わせますが、腕の立つ兄弟たちや、そばで見守る半蔵の活躍もあって、なかなか達成できません。
ついに貴光は、縁を切った実の息子で現在は盗賊まがいの悪党である省吾(しょうご)を呼び出し、兄弟たちの首を取るよう言いつけるのでした。
はぐれた兄妹
またしても遭遇した琴姫が旅路についてくるので、兄弟たちは面倒を避けるため琴姫を撒こうと一時バラバラに行動することにします。
しかし落ち合うはずの場所を菜種が間違えてしまい、兄弟たちは合流できませんでした。
誤った集合場所で、菜種は偶然にも省吾と出会い、強情さに興味を持たれますが、菜種は本名を告げず、省吾は別れ際に簪を贈ってその場を後にしました。
一方、兄弟たちは各々菜種を探しに出ますが、次に落ち合う場所を決めずに全員が行ってしまいました。
七味は菜種を見つけますが、次は他の兄弟たちと合流できなくなってしまいます。
菜種の真実
仕方なく2人で旅を続けますが、途中で追いついた琴姫に見つかり、さらに将軍の話を盗み聞いた琴姫が、菜種だけは本当の兄弟ではないことを告げます。
菜種は否定しますが、夢に出てくる兄弟たち以外の兄の記憶や、兄弟たちの育った場所で見聞きしたことの辻褄を合わせると、自分が兄弟ではないということを理解します。
その場から走りだした菜種を追いかけ、七味は「今さらお前が他人になるかよ」と真実が何であっても家族だと声をかけます。
無理に気丈に振る舞おうとしていた菜種は、それを聞いて今までの兄弟たちとの生活を思い返し、涙を流しました。
七味への恋心
兄弟たちとは相変わらずはぐれたまま、2人は七味の故郷である二光江戸村へ向かいます。
二光江戸村はテーマパークのようで、泥棒の大捕物や忍者の芝居などが町のあちこちで行われており、その中でも人気の女忍者の演目をやっていたのが、七味の幼なじみで恋心を寄せている絵美(えみ)という少女でした。
菜種が七味の腹違いの妹であると聞き、絵美は菜種に優しくしますが、菜種は複雑な表情を浮かべます。
そして、今まで女性に言い寄られる七味を見たときの自身の感情を思い返し、優しくしてくれる絵美に対し後ろめたい思いを抱えます。
ついに、絵美に対して本当の兄弟ではないことを打ち明け、自分も七味のことが好きであるという本心を伝えます。
翌朝それを絵美から聞いた七味は、誤って酒を飲んで言ったのだろうと菜種に尋ねますが、菜種ははっきり覚えていて、酒など飲んでいないと言い、七味は困惑します。
さらわれた菜種
恋敵であると言われたにも関わらず、絵美は菜種が酒を飲んだと聞いて、二日酔いに効く薬草を採りに行き、誤って崖から落下して足をケガしてしまいます。
人気の演目ができなくなってしまうと聞き、菜種は絵美の代役として芝居に出演することにします。
しかし演目が始まると、村の者たちも知らない間に敵の忍者役は刺客とすり替わっており、菜種は刺客の頭である省吾に脅され、連れ去られてしまいます。
演目が終わってから、菜種がさらわれたことに気づいた七味は、菜種を助け出すために省吾を探します。
兄弟との別れ
今までも兄弟たちを陰ながら守ってきた半蔵は、省吾の居場所を見つけ出し、菜種を救おうとしますが、その行動を見破っていた省吾に迎え討たれます。
半蔵は致命傷を負いますが、最後の力を振り絞って敵地を離れ、七味へ菜種の居場所を示す伝書鳩を送り力尽きるのでした。
半蔵の放った鳩は火賀忍が横から捕まえてしまいますが、手紙の内容を読み上げる火賀忍を見て居場所を知った七味は、菜種のもとへ向かいます。
七味は敵地に火を放つことで、自身は火の中に慣れていることを武器に菜種を助けて逃げようとしますが、省吾は罠を仕掛けた地下へ菜種を連れて逃げてしまいます。
あだち充さんの名作時代劇漫画「虹色とうがらし」には最後に毒ガス「竜煙」が登場します。おもいきった白土三平リスペクト。意外と知られていないのは読者層がかぶらないからでしょうか。。#あだち充#白土三平 pic.twitter.com/gdf3BGSbL4
— Takeda Kohtaro (@saihato) September 7, 2020
菜種を追いかけ七味は地下へ行きますが、菜種は七味が危険な目に合わないように、省吾を好きになって一緒になるふりをします。
省吾も「妹の幸せを願うのも兄貴の務めだろ」と言いますが、七味は「ホレた女となると話は別だ」と返します。
菜種への胸のうちに秘めていた想いを口にした七味は、菜種を助けるために地下の罠をくぐり抜けますが、ピンチのところで浮論が現れます。
浮論は七味に「菜種を連れて逃げろ」と言い、省吾を斬り倒しますが、去り際に菜種の背に「達者で暮らせ」と声をかけたことで、菜種は幼少期を共に過ごした兄が浮論だと気づきます。
浮論が動揺した隙を突いて、省吾は菜種と七味を道連れにするため罠にかけようとしますが、浮論は2人をかばい、もう一度菜種に「達者で暮らせ」と言って崩れた床下に落ちていき、死亡しました。
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漫画完結ラスト『虹色とうがらし』最終回結末ネタバレ!その後の最後はどうなった?
『虹色とうがらし』最終章のネタバレです。
黒幕の最期
兄弟たちが江戸に戻ると、彦六は大家としてではなく将軍の家老として、秋光と共に彼らを迎えます。
これで将軍家に正式な跡継ぎができたことになりますが、貴光は自らが天下を取るという野望を諦めず、兵力を準備し将軍への謀反を企てていました。
しかし、兵器の実験を行ったあと散歩に出ていたところ、蜂に首を刺されて貴光は急死してしまいます。
長い間、緻密に悪事を計画していたにも関わらず、その最期は虫一匹を侮ったばかりに潰えるあっけないものとなりました。
異人の研究
自らの研究・実験のために貴光の助力を行っていた異人ですが、城の女中との間に子をなしたことで、考えが変わります。
より発展を求めて、元の星では手を出すことができなかった環境破壊につながる実験をするつもりでいましたが、この星にはきれいな空気や美しい川など、子どもを育てるために必要なすべてがあることに気づきます。
異人は発展のための実験よりも、子を未来の宝として大切にすることに決めました。
人間はいずれ楽を求めて発展し、異人が元いた星と同じ道をたどる可能性があると語りながら、子どもがいれば、そのような道を辿らない未来を信じられると考えたのです。
七味と菜種の関係
将軍の子であると判明してからも、兄弟たちは「からくり長屋」での生活を続けていました。
互いの想いを知った七味と菜種も、特に今までと変わることなく共に長屋で暮らしています。
いつものように言い合いをする2人を麻次郎が描いているのを見て、胡麻は「また予知能力か」と尋ねます。
それに対して「さあ」と答える麻次郎の手には、七味と菜種が並んで婚礼衣装に身を包んだ姿が描かれていました。
七味と菜種の関係は今はまだ変わりありませんが、いずれ夫婦になるのでしょう。
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『虹色とうがらし』読者の反応や感想は?
あだち充の漫画はかなり持ってる。あまり知られてない気がするけど『虹色とうがらし』って作品がめっちゃ面白いのでみんな読んで。
— @るり吉@ (@lapis_lazuli104) December 14, 2022
ユーネクポイント消費であだち充の虹色とうがらし読み始めたんだけどめちゃめちゃ面白い。なんでもっと早く読まなかった自分。
— あきかん。 (@Ikuranokanzume) October 31, 2022
あだち充の「虹色とうがらし」読んでる。面白い。巻き糞が出てくるんだけどあだち充が描くと品があるわ…
— はなえ (@whitecheburas) February 24, 2022
あだち充だいたい全部読んであるお。今連載のMIXは脱落してしまったけど(つまらなかったわけではないです)。内容覚えてないのもあるけどだいたい全部面白い。虹色とうがらしとか、また読みたいなあ。
— リリッカカ (@poisonygrica) November 11, 2021