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今回、『幸色のワンルーム』を無料で読む方法は、登録不要でもちろん合法です。違法手段ではないので、安心してください。
『幸色のワンルーム』7巻のネタバレだけ知りたい！という方は、目次から『幸色のワンルーム』7巻のネタバレ紹介！に飛んでください。
『幸色のワンルーム』を無料で読む方法は？
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この記事を執筆している2020年7月現在、『幸色のワンルーム』第5巻に収録されている第32話までが『マンガUP！』にて無料で公開されています。
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『幸色のワンルーム』7巻と最新8巻をお得に読む方法は？
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ドラマ『幸色のワンルーム』は全10話で完結しています。
続いて『幸色のワンルーム』7巻に収録されているエピソードのネタバレ感想をご紹介します！
『幸色のワンルーム』7巻のネタバレ紹介！
7巻以前の話
「お兄さん」と彼に幸と名付けられた少女（本名は×××）は誘拐犯とその被害者という立場です。
しかし幸を虐待していた両親や警察からもし逃げ切れたら結婚する、できなければ一緒に死ぬと二人は約束していました。
幸を強姦していた教師、形切の事件を経て、「お兄さん」は幸に自分の気持ちを告白します。
それは「死にたい」と考えながら死にきれず、幸に縋ることで幸せを感じていたという彼の身勝手な気持ちでした。
しかし幸は納得した上で「もしお兄さんに死ぬ覚悟ができたら幸がお兄さんを殺してあげる。だからそれまでは幸のために生きて欲しい」と言います。
彼も不機嫌そうにですが幸の言葉を受け入れ、幸と生きていくと約束します。
以前のような愛情の真似事ではなく利害関係で共に居ることを二人は誓い合います。
しかし個人探偵の松葉瀬が形切の事件から二人の居場所を突き止めます。
松葉瀬は助手の八代と二人の部屋を訪ねますが、間一髪二人は逃げ出したあとでした。
海の見える新しい土地で「お兄さん」と幸は部屋を借りて暮らし始めます。
虐待されていた母親の幻影を見て怯える幸でしたが、「お兄さん」が見せる優しさ、逃げる前に誓い合った約束を抱えて何とか新しい生活を続けます。
生活に慣れ始めたころ、小さな手掛かりから二人を追ってきた松葉瀬が二人の前に姿を現します。
松葉瀬は調査の過程で幸が親から虐待されていたこと、幸が「お兄さん」と望んで一緒にいることに気づいていました。
そして松葉瀬は幸の両親から依頼されて「×××」を探しに来たと告白します。
幸が虐待されており気づいており、「二人の逃避行の結末を見届ける」と言います。
「お兄さん」は逃げようとしますが、幸は二人を監視しつつ松葉瀬、八代達が不審な行動をしたら「殺す」と宣言し二人を受け入れます。
幸と同じく虐待されてた過去のある松葉瀬、家族を重荷に感じつつも大切に思う八代は「お兄さん」と幸、二人の生活や、気持ちに少なからず影響を与えます。
さらに松葉瀬は今の逃亡生活や虐待されていた両親から合法的に幸を救う手段として、松葉瀬が幸を引き取ることを彼女に提案します。
その提案は「お兄さんとは利害関係で一緒に居る」と自分に言い聞かせている幸にとっては喜ぶべきものでした。
しかし幸の心は激しく動揺するのでした。
第38話
見ず知らずの他人である、幸を引き取ると言った松葉瀬を八代が叱ります。
その言葉は世間一般のありきたりな考えでは無く、彼なりの善良さから滲み出たものでした。
叱られた松葉瀬は虐待されていた自分の過去を話します。
幼い頃の松葉瀬は自分に日常的に暴力を振るう母親と、それを見向きもしない父親から監禁されていました。
母親は殴っても無表情か、乾いた笑いを浮かべるだけの松葉瀬を「悪魔がとりついた子供」と言い暴力をふるい続けます。
監禁されていた部屋から外界を知る方法は、部屋の隙間から見えるテレビしかありませんでした。
ある日暴力がエスカレートした母親により、松葉瀬は包丁で殺されかけます。
しかし騒ぎを聞いた警察がかけつけ、両親は捕まり、助けられた松葉瀬は施設暮らしとなります。
松葉瀬の壮絶な過去を聞いた八代は驚きます。
松葉瀬は「自分なら×××の気持ちを理解できる」「自分なら×××を引き取ることができる」と言います。
しかしその上で、「×××が誰を選ぶかは×××自身が決めること」と松葉瀬は言いました。
松葉瀬は自分たちが介入することで、「お兄さん」や幸の気持ちがどう変わりどう自覚していくのかを考え、その日は眠りました。
第39話
幸は松葉瀬から言われた「公的手段で引き取る」という言葉について考えていました。
シャワーを浴びる幸に母親の幻影が言います。
「松葉瀬に引き取られれば、母親にも怯えず普通の幸せが手に入る」
母親の幻影が「お兄さんでなくてもーーー」と言いかけたところで、幸は耳を塞ぎました。
理性で松葉瀬との条件が世間的にも良く正しいものだと理解しても、幸の心はその結論に行きつくことを否定します。
松葉瀬と話してから悩む様子を見せる幸に、「お兄さん」は理由を聞きます。
幸は松葉瀬から公的に引き取ると提案されたことを告白します。
それを聞いたお兄さんはその選択が正しいものだと否定しませんでした。
しかし幸は「お兄さんに引き取って欲しかった」と混乱しながら言います。
幸は混乱しながらも、逃げる前に約束した別れるときは彼を殺すという言葉を守ろうとします。
「お兄さん」の首を幸が締め付けますが、彼は「死ぬ覚悟ができていない」と幸の手を解きます。
その時彼は幸に聞こえるかもわからない声で、小さく「（松葉瀬のところに）行くなよ」と言いました。
しかしその後、「お兄さん」は幸が誰と居たいかは「幸が決めることだ」と彼女を突き放します。
その晩はそれ以上二人は言葉を交わさず、混乱しながらも眠りにつきます。
「お兄さん」は「行くなよ」という彼自身の言葉に戸惑っていました。
そんな彼の本心を表すかのように、「お兄さん」の少年時代の姿が彼自身に言います。
「生まれも、年齢も、戸籍すらも元から無い。しかも幸を誘拐した犯罪者。そんな自分が松葉瀬を除いて選ばれるはずない」
第40話
警察では松葉瀬が調査した痕跡から「お兄さん」が容疑者として挙がっていました。
「お兄さん」と幸が最初暮らしていた部屋も調べられ、誘拐犯と断定されます。
警察は×××の母親に「お兄さん」の似顔絵、×××が状況から見て生きていることを報告します。
母親の淡々としすぎた様子に報告した警察官は疑念を抱いていました。
警察官が帰った後、母親は調査の進展から「×××が見つかってしまったらどうしよう」と考えていました。
さらに彼女の夫からは不倫を誤魔化しているのがあからさまなメッセージが連日送られてきており、母親は虐待の事実から逃げる夫や、×××を淡々と無表情で呪っていました。
一方、八代とその監視をしていた幸はネットニュースで警察に元の住居が調べられたことを知ります。
ここも直ぐに見つかると半狂乱になった幸を、八代は気分を落ち着けようと散歩に誘います。
幸は感情の感じられない瞳で八代の言葉に頷きました。
第41話
バイト先に居た「お兄さん」と松葉瀬でしたが、部屋に仕掛けたカメラから幸達が居なくなったことを知ります。
二人はタクシーを拾って急いで帰ります。その道中、幸達が見たニュースのことを「お兄さん」達も知ります。
引っ越してから、松葉瀬達が来てから幸は不安定になっており、最近では松葉瀬が引き取ると幸に言ったことで彼女はより不安定になっていました。
「お兄さん」は幸を引き取ると言った松葉瀬の真意を問いただします。
松葉瀬は「お兄さん」と幸の現状を自分もわかるかのように言います。
「お兄さん」は反発しますが、松葉瀬がかつて「二人と同じ側の人間だった」と聞き、それ以上は何も言いませんでした。
幸は少年に変装して、八代と連れ立って歩いていました。
八代は適当な目的地として神社を指定し、幸もそれに同意します。
神社に来た八代は気まぐれに神頼みをしようと幸に提案します。
幸は身近な人間すら信じられない日々を送ってきました。
そんな彼女は神様を信じておらず、八代の提案に従い拝みながら「神様」に「私は幸せになれますか？」と聞いていました。
日も暗くなり、長居をすれば人が来ると心配した二人は神社から帰ろうとします。
そこに妙齢の女性がやってきます。
第42話
神社に来た女性は人懐っこい笑顔を浮かべて幸と、八代に話しかけます。
女性は朗らかに「近くの自殺の名所に肝試しに来たんですか？」と聞きます。
答えずにいた幸でしたが女性が顔に貼っていた絆創膏、笑顔の中にある暗い瞳に疑念を抱きます。
そこに中年の男性が怒鳴りながらやってきます。男性は女性、亜実（ツグミ）の手を強引に引っ張り帰ろうとします。
亜実は男性の手を振り払いますが、それを見た男性は亜実の頬を叩きさらに髪を引っ張って連れて行こうとします。
亜実は怯えた様子で謝罪を繰り返しながら連れていかれます。
その様子を見ていた幸でしたが、髪を引っ張られる姿が以前の自分と重なります。
幸は男性に近づくと、ポケットに隠し持っていた刃物を男性の首筋に突きつけました。
幸の行動、そして幸の暗い瞳に怯えた男性は一人で逃げ帰ります。
逃げた男性に警察を呼ばれると思い、八代は幸を連れて山道を進みます。
道を調べようとスマホに目を向けた八代でしたが、次の瞬間後ろに居た幸が消えていました。
幸は八代が目を離した瞬間に道脇から転落していました。
幸いケガはありませんでしたが、幸が落下したところには木から吊るされた輪っか付きのロープ、土の付着したスコップが散乱していました。
幸はこの場所が、亜実の言っていた自殺の名所であると気づきます。
第43話
幸を見失った八代は松葉瀬からの電話を受けていました。
幸と逸れたという八代の言葉を「お兄さん」は聞きます。
松葉瀬は彼が取り乱すと思っていましたが、形切の事件を経験した「お兄さん」は落ち着いて幸を探しに行きます。
「お兄さん」の指示でじっとしていた八代は「お兄さん」、松葉瀬と無事合流します。
お兄さんは周りを見渡すと、直ぐに幸が落ちたであろう斜面、そして斜面の下で幸の足跡を見つけます。
その頃、幸は自殺の名所で木にマフラーを吊り下げている亜実と再会していました。
亜実は笑顔を浮かべて幸に話しかけますが、生気の無い瞳で亜実を連れ去ろうとした男の話をし始めます。
あの男は亜実の夫で、父子家庭だった亜実が父を安心させようとお見合いで結婚しました。
しかし夫は実母を優先させる性格で、亜実の家事が実母と違う納得のいかないものだと直ぐに暴力を振るわれていました。
さらには実母の誕生日を優先させて亜実を縛り付け、彼女は父親の死に目にも立ち会うことができませんでした。
幸の顔を見て亜実は自分の過去を話していましたが、実際その眼には幸を全く意識していませんでいした。
その眼を見て幸は、目の前にいるこの女性は「お兄さん」と出会う前の自分と似ていると直感します。
そして亜実はこの場所に自殺に来たのだと、幸は気づきます。
話し終えた亜実ですが、今朝に見ていた誘拐のニュースから幸が誘拐された×××であると気づきます。
通報されることに怯える幸でしたが、亜実は否定します。
通報はしませんが、亜実は幸に向かってこう言います。
「若い貴女は何をしてもまだ裁かれない。大人の自分と違ってやり直しができる。とても羨ましい」
「羨ましい」という気持ちはかつて虐待、苛めを受けていた頃の×××が封じていた、封じなければ自分を保てなかった感情でした。
その時を思い出しそうになった幸は、亜実にこれ以上言葉を出させないよう刃物を突き付けて殺すと脅します。
しかし亜実は笑顔を浮かべて「ありがとう」と口にします。
「お兄さん」に飛び降りようとしたところを救われた幸には、「殺されるならそれでも良い」という亜実の気持ちが理解できてしまいました。
「もし本当に彼女に救い、自分にとってのお兄さんが現れないなら、この場で殺すことが幸せか」と幸は考えます。
幸は刃物を振りかぶって亜実に向かいます。
その手を駆けつけた「お兄さん」が掴んで止めました。
亜実は「お兄さん」が誘拐犯であると気づきます。
「お兄さん」は幸を止めましたが、死を選ぼうとした亜実を否定しませんでした。
しかし彼は亜実に向かって「まだ貴方は絶望しきっていない。誰かに助けて欲しがっている」と言い、幸とその場を去ります。
残された亜実は自殺しようとしますが、すんでのところで八代、松葉瀬に止められます。
松葉瀬達は自殺を否定しなかった幸達とは違って、亜実を助けようと話を聞こうとします。
「お兄さん」と幸は森の中を歩いていました。
幸は小さな痕跡から自分を見つけた彼に驚いていました。
「お兄さん」は形切の事件の時や今回も、居なくなった幸を必死で探して駆けつけました。
彼は幸に縋って生きたいだけ、幸は彼についていくことで生きられる。
そういった利害の一致だけで二人は互いに一緒に居ることを望んだつもりでした。
しかし松葉瀬の提案による動揺や今回の行動から、「お兄さん」は遂に自分の本心、それを形成するにあたった自分の過去を幸に打ち明けます。
その始まりは「お兄さん」がとある人物に拾われ、「ハル」と呼ばれていた子供時代のことでした。