「ヤングアニマル」にて連載されていた人気マンガ『ペリリュー楽園のゲルニカ』。
今回は、そんな『ペリリュー楽園のゲルニカ』の最終回・結末はどうなったのか?について分かりやすく簡潔にまとめていきます!
『ペリリュー楽園のゲルニカ』は漫画アプリ『マンガPark』で読める
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『ペリリュー楽園のゲルニカ』ってどんな話?あらすじ紹介!
『ペリリュー 楽園のゲルニカ』は、実際にあったペリリュー島での激戦が基になっています。
絵のタッチこそ可愛らしい感じで一見親しみやすそうな印象を受けますが、内容や描写は生々しい表現がふんだんに使われており、「漫画」という親しみやすさと「戦争」というリアリティの両方が盛り込まれています。
物語の舞台は、太平洋戦争末期の昭和19年、南洋に浮かぶ美しい島、ペリリュー島。
漫画家になることを夢見る心優しい青年、田丸均(たまる ひとし)一等兵の視点で、楽園のような島が地獄の戦場へと変貌していく様子が描かれています。
『ペリリュー楽園のゲルニカ』登場人物紹介
田丸均(たまる ひとし)
漫画家になることを夢見ており、争いを好まない心優しい性格の本作の主人公です。
階級は一等兵です。
洞窟掘り、炊事係の荷運びを経て、その絵の才能を買われ、戦死者の最期の様子を記録し、遺族への手紙を作成するという「功績係」の任に就き、多くの兵士の死と向き合うことになります。
吉敷佳助(よしき けいすけ)
田丸の同期ですが、階級は上等兵です。
優秀で戦闘能力も高い一方で、優しさや繊細さも持ち合わせています。
故郷にいる心臓病を患った妹の元へ生きて帰ることを強く願っています。物語終盤のカギを握るキャラクターです。
島田洋平(しまだ ようへい)
田丸たちが所属する小隊の小隊長で、階級は少尉です。
根っからの軍人で、部下思いで責任感が強く、部下からの信頼も厚い人物です。
この軍人体質が、頼もしい存在から後に悲劇的な対立を生む原因になります。
小杉三郎(こすぎ さぶろう)
田丸たちの上官で、階級は伍長です。
常に飄々(ひょうひょう)とした態度で掴みどころのない人物です。
しかし、一方で冷静かつ現実的な判断力を持っており、生き抜くための知恵と覚悟を兼ね備えています。
片倉憲伸(かたくら けんしん)
階級は兵長です。
高い戦闘能力を持ち、感情的にならず、冷徹に敵兵を倒していく姿から、仲間から恐れられています。
彼のストーリーは多くありませんが、戦争・戦場という特殊な環境が生み出した狂気そのものという表現がぴったりな人物です。
泉康市(いずみ こういち)
田丸と同じく、階級は一等兵です。
純粋な兵士で、小隊長の島田少尉に強い憧れを抱いています。
穏やかで心優しい性格ですが、実は現代で言うところのジェンダー要素を持ち合わせています。本作に登場するキャラクターの中でも特に戦争に染まりきっていない純粋な若者の視点で描かれている人物です。
『ペリリュー楽園のゲルニカ』最終回までのおさらい!
ここからは、物語が最終章へと向かうまでの重要な展開を、ネタバレを含みながら解説していきます。
※可愛らしいタッチに対して、物語や描写は極めて過酷で衝撃的な出来事の連続です。初めて読む方はご注意ください。
楽園から地獄へ
昭和19年9月15日、アメリカ軍によるペリリュー島への上陸作戦が開始されます。
田丸たちが守る西浜(にしはま)の陣地は、米軍の圧倒的な火力の前に瞬く間に蹂躙(じゅうりん)されていきました。
艦砲射撃と空爆によってジャングルは焼き払われ、かつての楽園に見えた大地は一面焼け野原となります。
生き残った兵士たちは、張り巡らされた洞窟陣地へと撤退し、長期にわたる持久戦へと移行します。
しかし、洞窟陣地での生活は、昼夜を問わず襲い来る米軍の掃討部隊におびえ、熱帯地域特有の灼熱(しゃくねつ)の暑さと、喉を裂くような渇きに苦しめられる地獄となります。
次第に食糧も底を突き、兵士たちは飢えと疲労で極限状態に追い込まれていきます。
終わりの見えない戦いと、一筋の光
昭和19年11月24日、中川州男(なかがわ くにお)大佐率いるペリリュー守備隊本部は、壮絶な抵抗の末に「サクラ、サクラ」の電文を最後に玉砕し、日本軍の組織的な戦闘は終結します。
しかし、本隊から切り離された田丸たちはその事実が伝わらず、いつか日本の援軍が来ると信じ、終わりの見えない潜伏生活を続けます。
極度の飢えと渇きに苦しむ中、田丸たちは一縷(いちる)の望みをかけて、米軍の陣地から食糧を奪取する「糧秣(りょうまつ)奪取作戦」を決行します。
多くの犠牲を払いながらも作戦は成功し、一時的な平穏を手に入れるのでした。
終戦の真実と新たな対立
昭和20年8月15日、ポツダム宣言の受諾により戦争も終わりを迎えましたが、ペリリュー島のジャングルに潜む田丸たちに、その知らせは届きませんでした。
時は流れ、ポツダム宣言受諾の翌年の秋、かつて島に住んでいた島民たちが米軍の船に乗って戻ってきます。
それを見た吉敷は、戦争が終結しているのではと疑念を抱きます。そして、危険を冒しながら米軍のゴミ捨て場から新聞や雑誌を拾い集め、そこで「終戦」の文字と、米兵と笑顔で写る日本人の写真を発見します。
そして吉敷は真実を確かめるため、米軍へ投降することを決意します。
漫画アニメ完結『ペリリュー楽園のゲルニカ』最終回結末ラストのネタバレ!その後の最後は?
世界では戦争の終結を迎えたものの、ペリリュー島に残された兵士たちにとってはまだ終わっていませんでした。
決別と引き裂かれた絆
終戦の事実を受け入れ、仲間を救うために投降しようとする吉敷と、それに賛同した田丸。一方で、軍人として最後まで戦い抜くべきと考える島田少尉。
田丸らの行動は、強い信念を持つ島田少尉によって阻止され、「敵前逃亡」の罪で仲間に監禁されてしまいます。島田少尉は、日本の敗戦を認めず、断固として逃亡は許さないという姿勢を崩しませんでした。
しかし、吉敷は投降の意志を曲げず、隙を見て脱走を図り、田丸もそれに続きますが、これが悲劇を生みます。
脱走に気づいた島田は、かつての部下であり、仲間でもあった吉敷に銃口を向け射殺してしまいます。それまで強く信じていた正義や守るべきだったはずの仲間、その全てが崩れ去ってしまいました。
友の遺志を継ぎ、戦争を終わらせるための戦いに挑む
親友である吉敷を失った田丸は、彼の遺志を継ぎ、この終わらない戦争を終わらせることを決意します。
吉敷の遺体をジャングルの奥深くに隠し、一人で米軍の前に姿を現し、投降します。そして、島の状況や、今もなお日本の残存兵(仲間)が日本の勝利を信じて戦い続けていることを伝えました。
田丸の証言を重く受け止めた米軍は、日本から元軍人である鬼塚(おにづか)という人物を呼び寄せ、共に残存兵への説得を開始します。
田丸は拡声器を使いジャングルにいる仲間たちに戦争終結を呼びかけます。しかし、残念ながら、長期間の潜伏生活と、長きにわたり植え付けられた軍国思想が彼らの心を解きほぐすことはありませんでした。
それでも田丸は、親友(吉敷)との約束を果たすため、粘り強く説得を続けます。その粘り強い呼びかけと、小杉(こすぎ)伍長の機転により、ついに島田少尉を除く33名の残存兵が投降に応じます。昭和22年4月、ペリリュー島での長きにわたる戦いは、ようやく終わりを迎えました。
戦後の日々と受け継がれる記憶
最終巻(11巻)では、これまでの戦いの物語から一転し、戦後を生きる田丸の姿と、その記憶が受け継がれていく様子が描かれます。
日本に帰還した田丸は、故郷である水戸で実家の食堂を手伝いながら、ペリリュー島で散っていった戦友たちの遺族を一人ひとり訪ね、彼らの最期の様子を伝えてまわりました。
そして、かつての夢であった漫画家への道を再び歩み始め、デビューを果たします。さらに、親友である吉敷の妹(光子(みつこ))と再会し、結婚。二人の子供にも恵まれ、穏やかな家庭を築きました。
そして物語は、2017年の冬、現代へと移ります。田丸の孫である後村亮(のちむら りょう)が、祖父の足跡を辿るためにペリリュー島を訪れるところから、最後のエピソードは始まります。