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『神達に拾われた男』6巻を無料で読む方法は？
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『神達に拾われた男』6巻ネタバレ紹介！
第27話 即断即決
前話に引き続き物語の主人公、リョウマの洗濯屋開業計画が続きます。
侯爵家お墨付きの商人、セルジュに連れられ、洗濯屋開業の許可をもらいに商業ギルドに向かいました。
ギルドの中に入り、待合室にいると入ってきたのは老婆と青年。
老婆はこのギルドのギルドマスターのグリシエーラ。
軽快な関西弁であいさつをした青年はおそらく転生者の子孫であろう名前のビオロ・サイオンジ。
リョウマのその幼い見た目からグリシエーラはリョウマをセルジュの使用人と勘違いしてしまいます。
それを過剰なまでに否定するセルジュにグリシエーラは「あんたみたいなおやじに敬われても居心地悪いだけさ！！」と一喝。
まさに思っていたことを言われたリョウマは心を読むスキル持ちかと疑います。
しかしそれすらも読んでしまうグリシエーラは商人としての長年の努力と否定します。
この言葉にリョウマは自分にはないものを持っていると彼女を尊敬します。
そしてやっと開業のための登録用紙を書き始めますが、洗濯屋という突飛な発想に一同は驚きます。
二人はそんなリョウマを気に入り、いつでも相談に乗ると応援します。
リョウマも深く頭を下げて感謝します。
続いて店舗決めに入りました。
グリシエーラのアドバイスと盗賊討伐の報奨金などで手に入れた大量の資金で、セルジュの店の近くの土地を購入します。
そこは更地で、土魔法が得意なリョウマなら、一から店舗を作れる土地でした。
可能性あふれる未来にリョウマは、「好きなように自分の店を作り上げる！！」と意気込みます。
第28話 店作り１
場面が変わり、突然知り合いの冒険者、ジェフが血まみれになってリョウマの前に現れます。
返り血だと判明しますが、同じく冒険者のアサギ、レイピンもどろどろに汚れてしまっています。
リョウマの契約獣、クリーナースライムを使ってきれいにします。
実は、彼らのパーティーは面倒くさいモンスターの死体処理を任されていて、その時に横着しようとしたジェフが山積みになっていた死体を崩してしまい、3人がその下敷きになってしまったようです。
汚れを落として、ようやく食堂に入れた一同に、いい機会だとリョウマは洗濯屋のことを話します。
パーティーメンバー一同はその内容に大喜び。
思わずリョウマも商人の顔になります。
続いて場面も変わり、魔獣討伐の最終日、みんながお疲れムードの中、リョウマは冒険者ギルドのギルドマスター、ウォーガンに呼び出されます。
その内容は洗濯屋について。
ギルドマスターにもその噂は流れていました。
完成を楽しみにする一方、ウォーガンはその事業でリョウマの冒険者稼業がおろそかになることを懸念していたのです。
店に定員を雇うことにしているから安心していいというリョウマに無理はするなよと大人のやさしさを見せるウォーガンだったのですが、その興味を隠せないでいます。
その言動をにリョウマはさらにやる気が出て、より作業に精が出るようになります。
前世での建築関係のバイトの経験を駆使して、着々と作業をするリョウマ。
その間にスライムたちも成長します。
奇跡的な速さでできていく建物にリョウマの店は注目の的。
ですが、ここで一つ問題が起きました。
外壁を白くしたかったのですが、白のペンキは値段も高く、貴族用となっていました。
そこでリョウマは石灰を使ったブロックを作ることを提案します。
この発想にまたもセルジュは感激します。
そしてとうとうリョウマは一人で白く清潔感のあるお店を作り上げました。
町の外観にそぐわない建物に、地元の子供たちが寄ってきて、リョウマは質問攻めにされます。
その子供たちをなだめに来たポリーヌという花屋の女性に店を彩る花を注文します。（営業も欠かしません。）
オープンが目前となり、リョウマは期待に胸を膨らませます。
第29話 店作り２
店が完成して一休みと思ったリョウマなのですが、店の名前がなかなか決まらず悩みます。
眠れずベットで悩んでいるときにふと前世の時の苗字「竹林」を思い出し、店の名前を「バンブーフォレスト」に決定しました。
そして朝になり、広告を張り出そうとギルドに向かいますが、それはできないといわれます。
仕方なく帰ろうとしたとき、ギルドマスターから声がかかりました。
その内容は、トイレの汲み取り層の掃除を受けてくれというものでした。
前の巻で汲み取り層で疫病が発生したときリョウマはスライムを駆使してピカピカに掃除しました。
それがあまりにきれいすぎて、ほかの人の掃除では満足できなくなってしまったのです。
何事もやりすぎは良くないですね。
掃除を終えたリョウマは、花壇と店の看板作りに励みます。
そしてオープンのためにシミュレーションをしておきたいと思ったリョウマは、知り合いを呼んでプレオープンしようと考えました。
即行動のリョウマはお世話になった人たちに次々と声をかけていきます。
その数は29人にも及びました。
人数分の料理を作ろうと意気込むリョウマ。
またしても前世での経験が役に立ちます。
第30話 転移者
思ったよりも早く準備が終わったリョウマは、自分を転生させてくれた神様達にお祈りするため、教会に行きました。
お祈りで目をつぶると、そこには神の一人、クフォが立っていました。
残りの神、ガインとルルティアはというと、地球に観光に行っているとのこと。
娯楽を求める神様とは、ずいぶん親しみやすいですね。
ここで、サイオンジの祖先についても明かされます。
サイオンジの祖先は関西人の転生者でした。
粉もんが好きで、最高のお好み焼きを作るため各地を転々としたそうです。
その時にできた人脈が今の「サイオンジ商会」設立のきっかけとなったようです。
ほかにも医学を発展させた人、それを衰退させた人など、いろいろな転生者の話を聞かされます。
転生についての筆者の面白い考えが垣間見えるシーンです。
そして現実世界へ帰るころ、最後にクフォから大事なことを聞かされます。
その内容は転生者はその若返った肉体に精神が影響を受け、その体に見合った精神年齢になるというもの。
30代で死んだリョウマは転生して11歳の少年になりました。
時折見せる子供のような表情はこれが理由だったのです。
今の自分も過去の自分も受け入れることにしたリョウマはさらに人間として成長していきます。
第31話 上司との出会い
ついにプレオープン当日となり、店の従業員となるセルジュの部下、カルムとカルラが一足先にやってきます。
まだまだ子供のリョウマが店長ということで二人は貴族のお遊びに付き合わされたのだと勘違いします。
冒険者ギルド、商人ギルドの頭など、大物がどんどん集まっていく中、彼らと親しげに話すリョウマを見て、二人はさらに困惑します。
とうとう仕事の手順確認の時間になり、七色の札を使った計算方法にまたもや一同を驚かせるリョウマ。
二人はリョウマを素晴らしい商人だと認めます。
遅れてやってきたのはリョウマを山の中で見つけ、親代わりに育ててくれた侯爵家の人々。
突然の国のトップの来賓に一同は緊張で固まります。
全員が集まったところでいよいよ食事会が始まりました。
この世界では考えられないレベルの料理を振る舞われ、全員がおかわりを求めます。
食事がすんだ後、二人はリョウマを軽視していたことを謝罪します。
もしかして自分のことを貴族だと思っているかもしれないと気付いたリョウマは、自分の生い立ちについて話し、誤解を解きます。
自分の実力だけで店を立てたリョウマに二人は感激し、この店で一生懸命働くことを決意しました。
それを聞いたリョウマも「一緒に頑張りましょう！」と意気込むのでした。