ジョジョ ポルナレフは5部で死亡？亀で車椅子？3部のその後やスタンドの能力・名言を紹介！結婚子供は？

アニメ化・実写映画化もされた人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』。

今回は、そんな『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するポルナレフの最後の結末やスタンド能力などについてご紹介します。

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ポルナレフのプロフィール紹介！初登場は敵キャラ？【ジョジョ3部】

ジョジョの奇妙な冒険第三部『スターダストクルセイダース』の登場人物、ジャン＝ピエール・ポルナレフ。

主人公、空条承太郎の仲間として、多くの死闘を潜り抜けてきました。

生まれながらのスタンド使いであり、わけあって十年間スタンドの修行をしていた経歴を持ちます。

彼を突き動かす動機は「惨殺された自らの妹の仇を討つこと」。

妹シェリーが殺されたのは三年前の出来事であり、上記の「十年間の修行」の理由は明らかになっていません。

ともかく、憎しみに凝り固まっていた心の隙をラスボスであるDIOに突かれ、「仇を探し出してあげよう」という甘い言葉に屈して彼の軍門に下ってしまいました。

洗脳装置である「肉の芽」を植え付けられ、DIOの敵であるジョースター一行への刺客として放たれたポルナレフ。

その中の一人であったモハメド・アヴドゥルと死闘を繰り広げ、惜しくも敗れ去ります。

しかし、彼本来の強靭な騎士道精神は、肉の芽をもってしても歪めることができませんでした。

不意打ちの好機を捨てて敗北を認め、スタンドの炎に焼かれて死ぬことを選んだポルナレフ。

アヴドゥルはその高潔さに打たれ、命を救います。

それから承太郎によって肉の芽を抜かれ、以降はジョースター一行の一員として旅に同行するようになりました。

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ポルナレフはギャグキャラ？親しみやすいキャラクター性とは？

ポルナレフは、登場当初こそ騎士道精神にあふれた紳士的で硬派なキャラとして描かれていましたが、肉の芽を抜かれて以降はギャグキャラとしての存在感を強めていきました。

女好きで、明るく、自らの感情を表に出すことを躊躇わない性格で、自信過剰な面もあるなど、非常に人間臭い等身大のキャラクターと言えます。

主人公の承太郎が「神話の英雄」として描かれているのに対し、ポルナレフは「近所にいる気のいい兄ちゃん」ぐらいの距離感で読者と物語の間を取り持っているのです。

自信過剰な性格ゆえか、単純でわかりやすいスタンド能力ゆえか、敵の強さを表わすための「噛ませ犬」を務めることも多く、ジョースター一行の中では戦績は正直イマイチです。

しかし仲間が危機にさらされた時は高潔で勇敢な騎士としての顔を取り戻し、ハングドマン戦やクリーム戦など、ストーリーの節目となる強力な敵との戦いではきっちり決めてくれます。

総じて、親しみやすさとカッコよさを兼ね備えた人格と言えるでしょう。

フィクション全体を見回してもポルナレフほどアンチの少ないキャラクターはそうそういません。

ポルナレフは5部で死亡？足がなくなり車椅子？

過酷極まる第三部での戦いを生き残り、故郷のフランスに戻ったポルナレフ。

数年後、戦友の承太郎から連絡があり、射られた人間をスタンド使いに変える「矢」の追跡に協力することになります。

「矢」を掌握してスタンド使いを増やし、イタリアにおける麻薬流通の要となっているギャング組織「パッショーネ」の存在に行きついた承太郎とポルナレフは、パッショーネのボスの正体を探るべく調査を開始。

ところが、パッショーネは二人の想像を遥かに超えてイタリアという国そのものに深く絡みついた恐るべき組織でした。

国ぐるみで孤立無援の状況に追い込まれたポルナレフは、承太郎と連絡を取ることもできず、パッショーネから差し向けられてきた刺客たちとの戦いで疲弊してゆき、ついにはボス本人の手によって致命傷を負わされました。

ボスのスタンド能力は、ポルナレフの予想を遥かに邪悪に越えていたのです。

九死に一生を得たポルナレフでしたが、半身不随となり、車椅子がなければ生きていけない重体です。

肉体の欠損はスタンドパワーにも影響を及ぼし、もはや戦闘者としては再起不能となってしまいました。

しかし、複数存在する「矢」の中でも、「すでに発現したスタンドをさらに上の次元へと押し上げる」力をもった特別な一本の確保に成功。

これを間違ってもボスの手に渡さぬよう、一計を案じます。

折しもその時、パッショーネ内部の若者たちがボスを裏切り、対決姿勢を鮮明にしていました。

彼らこそが第五部『黄金の風』の主人公、ジョルノ・ジョバァーナとその仲間たちでした。

ジョルノらに「矢」を託すことを決めたポルナレフは、パッショーネに感知されない迂遠な手段で連絡を取ることに成功。

しかしそれでもボスの異常な執念深さと慎重さによって、「矢」の受け渡し場所であるコロッセオに到達されてしまいます。

やむなく負傷の身でボスに立ち向かうポルナレフでしたが、万全の状態ですら敗北した相手に敵うはずもなく、そのまま殺されてしまいます。

しかし、「矢を守らなければならない」という執念から、最期の瞬間に自分のスタンドに「矢」を突き刺します。

そして――

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ポルナレフが亀になった？「シルバーチャリオッツ・レクイエム」とは何なのか？

ひとつの黒い影が、世界に降り立ちました。

鍔の広い帽子を被った、人影。

「矢」を掴み、特に何をするでもなくただゆっくりと歩き回るだけの存在。

これこそが、「矢」に貫かれることでシルバーチャリオッツがより上の次元へと押し上げられた形而上的スタンド「シルバーチャリオッツ・レクイエム」です。

しかし、単純な強化形態などではありません。

以前のシルバーチャリオッツに可能だった、極めて俊敏な動作と精密な剣捌きは、「レクイエム」からは失われています。

というより、およそ戦闘能力と呼べそうなものは一切備わっていません。

ただ、極めて広範囲の人々をその場に眠らせ、自分は何をするでもなくただ歩き回っている。

本当にそれ以外のことを何もしないスタンドなのです。

目を醒ました時、ポルナレフは自分が亀になっていることに気づきました。

それはジョルノたちが今まで連れていた「スタンド能力を有する亀」であり、どうやら自分の魂が亀の肉体に入り込んでしまったようなのです。

ジョルノたちも次々と意識を取り戻しますが、いずれも近くにいた仲間と肉体が入れ替わっており、パニックに陥ります。

どうやらレクイエムはポルナレフの「矢を守らねばならない」という執念に影響を受けて暴走しているようなのです。

まずいことに、戦闘者として再起不能となっていたポルナレフには、もはやレクイエムを制御する力がありません。

「果たしてこの中の誰がボスと入れ替わっているのか」という恐るべき疑心暗鬼に苛まれながら、ジョルノたちはレクイエムが握る「矢」を奪うために行動を開始するのです。

それに対しレクイエムは、自分を攻撃しようとするスタンドの制御権を瞬時に奪って本体へ攻撃させるという次元の異なる防衛能力を発揮。

しかし、その挙動をつぶさに観察すると、徐々にレクイエムの奇妙な正体が明らかになっていきます。

誰の視点から見ても、レクイエムの影は自分とレクイエムを結ぶ線の延長線上に伸びていっているのです。

まるで見ている者が光源であるかのように。

そしてその印象はある意味正解でした。

実際のところ、レクイエムの正体とは、レクイエムを視認している人間すべての背後に存在する超常的な光源だったのです。

黒い人影のように見える姿は、実際にはスタンドではなく、それぞれの背後の光源に照らされて投影された、それぞれの精神の影のようなものだったのです。

黒い人影を攻撃することは、自分自身の精神を攻撃するに等しい行いなのです。

つまりレクイエムは他人のスタンドの制御権を乗っ取っているわけではなく、「レクイエムを攻撃する」＝「自分を攻撃する」ということに他ならないため、スタンドが意志を離れて暴走しているように見えただけなのです。

正直に言いましょう。ここまで説明しても、まったくわけがわかりません。

それだけシルバーチャリオッツ・レクイエムは人間の認識を越えた存在なのです。

単純で明朗な精神性のポルナレフから、このような理解を拒む超次元的なスタンドが現れたことは、「矢」の底知れぬ恐ろしさを表わすと同時に、五部時点でのポルナレフが「近所に住んでる気のいい兄ちゃん」というだけではいられなくなっていた哀しい事実をも示しています。

ポルナレフのスタンド能力「シルバーチャリオッツ」紹介！

ポルナレフのスタンド能力「シルバーチャリオッツ」。

甲冑をまとい、レイピアを携えた騎士のような姿のスタンドです。

素早く精密な剣技を振るい、斬撃で空気の溝を作って炎をはじき返すなどの離れ業を披露します。

パワーはイマイチですが、鋭利なレイピアを持っているので対人殺傷能力は充分以上と言えるでしょう。

総じて基礎能力に秀でた、わかりやすく動かしやすいスタンドです。

これぞ超能力！　と言えるような特殊能力は持っていませんが、シルバーチャリオッツのまとう甲冑はスタンドの中でも類を見ない特殊な性質を帯びています。

まず防御能力がすこぶる高く、高速で飛来する鉄棒を一瞬で蒸発させられるほどの火力を誇るスタンド「マジシャンズレッド」の炎を浴びても中身をほぼ無傷で守り通したほど。

通常、スタンド体が傷つくと本体も同様に傷つくダメージフィードバック現象が発生するものですが、チャリオッツの甲冑はこの法則の例外であり、燃え尽きてもポルナレフには傷一つありませんでした。

さらに、甲冑を脱ぎ捨てた後こそがシルバーチャリオッツの真骨頂であり、この状態ではスピードが圧倒的に向上し、残像によって七体の分身を作れるほど。

光速で移動する「ハングドマン」や、無限に加速できる「メイド・イン・ヘヴン」などの「能力によってブーストされた規格外」を除けば、シルバーチャリオッツより素早いスタンドは存在しないと言えるでしょう。

ジョジョ　ポルナレフのかっこいい名言紹介！

「あっけにとられているようだが、わたしの持ってる能力を説明せずにこれから君を始末するのは騎士道に恥じる闇討ちにも等しい行為。どういうことか…説明する時間をいただけるかな」

肉の芽を植え付けられながらも正々堂々とした精神性を失わない、ポルナレフの意志の強さが示されたセリフと言えます。

「ちィ！　説教好きだからこーなるんだぜ。なんてザマだ」

「な…なんだと？　ポルナレフ」

「だれが助けてくれとたのんだ。おせっかい好きのシャシャリ出のくせにウスノロだからやられるんだ…こういうヤツが足手まといになるからおれはひとりでやるのがいいといったんだぜ」

「た…助けてもらってなんてヤツだ」

（ポルナレフの足元に涙が落ちる）

「迷惑なんだよ。自分の周りで死なれるのはスゲー迷惑だぜッ！　このオレはッ！」

身を挺してポルナレフを庇ったアブドゥルが、眉間に弾丸を受けて倒れたときのやりとり。

自分よりも仲間の死にこそ痛みを覚える、熱く高潔な人格を感じさせます。

「やつを追う前に言っておくッ！　おれは今、やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した。い…いや…体験したというよりは、まったく理解を超えていたのだが……あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ！　『おれは奴の前で階段を登っていたと思ったら、いつのまにか降りていた』」

「な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」

ジョジョ史上、たぶん一番有名なセリフです。

驚き役として極めつけに優秀なポルナレフという男を象徴するような素晴らしいセリフ回し。

「このコロッセオで『落ち合う事』が……敵の追手に知られてしまったのか……覚悟はしていたが…もし「彼」がここに来ないのなら、「矢」は破壊しなくてはならない…「希望」は………この「矢」と出会う『彼ら』なのだ…あの『時を支配』できる『キング・クリムゾン』を超えることのできるのはこの「矢」の『真のパワー』を知る者だけだ…それができるのはこの自分ではない………「彼ら」だ………１２年前エジプトでの闘争のあと手に入れた、この「矢」のもたらす「恐怖」は…「彼ら」が来なくては終わる事はない！」

第五部で再登場した最初のセリフ。

長く過酷なパッショーネとの暗闘が、「女好きなコメディリリーフ」としてのポルナレフをそぎ落とし、老練な策士へと変えてしまいました。

「終わったようだな………おれの肉体はすでに死んだよ………だがこの亀のスタンドはけっこうスゴイぞ。魂が吸い出された瞬間、中にしがみつくことができた…この亀の鍵から外には出れないが………幽霊としてしばらく亀の中に住まわせてもらうことにしたよ……」

五部の最終決戦が決着し、死んだと思われていたところ、ひょっこり再登場した時のセリフ。

どことなく三部の頃の能天気さが戻ってきているような印象があります。

終始シリアスだった第五部の、数少ない救いと言えます。

ポルナレフはそのまま「言葉をしゃべる不思議な亀」として、パッショーネを乗っ取ったジョルノのアドバイザーという立場に収まったようです。

終始シリアスだった第五部の、数少ない救いと言えます。

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