アニメ化も決定し、その独特のストーリー展開が話題の『チ。ー地球の運動についてー』ですが、ネット上では様々な考察が繰り広げられています。
今回は、『チ。ー地球の運動についてー』の主人公格であるラファウについての情報や考察をお届けします。
ラファウは第一章から登場し、一度死んだはずなのにも関わらず最終章で再度登場します。
その部分についてはネット上では賛否が分かれるところではありますが、この記事でも考察していきたいと思います。
それではラファウの過去や、最終回の考察、ネタバレについて早速見ていきましょう。
チ。地球の運動について最終回結末ネタバレ【漫画アニメ完結ラスト】その後の最後は?
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ラファウの人生を考察!ラファウはなぜ死亡したのかあらすじを解説とネタバレ!
ラファウは合理的な少年
舞台は15世紀ヨーロッパのP王国というところでした。
その国ではc教という宗教が絶対的とされており、民衆のほとんどがc教を崇拝し、そうでないものは異端とされ弾圧されていました。
ラファウは、その国で生まれ育った神童で、義理の父親のポトツキの学校の生徒として非常に優秀ぶりを発揮していました。
ラファウはその頭脳を活かして、12歳にして、大学への進学が決まりました。
ラファウは非常に合理的な少年で、自分の人生を有利に進めることを第一に考えていました。
その時勢では、神学を修めることが尊いこととされていたため、ラファウは合理的に神学を学ぶことを義父ポトツキの前で宣言します。
フベルトと出会い、地動説に魅了される
ある時、ポトツキの知り合いで、異端として捕まっていたという人物が釈放されることになりました。
そして、ラファウはその人物の引き取りをポトツキにお願いされたのでした。
その人物はフベルトという男性で、フベルトは異端思想とされていた地動説の研究を行っていたとして異端審問官のノヴァクに捕まえられていたのでした。
その後改心したとみなされ釈放されましたが、改心したというのは完全にフベルトの演技でした。
フベルトは趣味で天体観測をするというラファウに研究を手伝うように脅迫しました。
ラファウはそこで地動説に出会うことになります。
フベルトの研究を手伝っていくうちにラファウは異端思想と分かっていながらも地動説にのめり込んでしまうのでした。
フベルトは地動説の研究を続けていることをノヴァクにバレ、ラファウに研究資料を引き継いだのちに処刑され死んでしまいました。
ラファウは最後毒を飲んで自殺!?
フベルトを処刑したノヴァクはラファウに対しても目をつけていました。
また、ラファウの義父であるポトツキも、異端研究をしたとして過去に一度捕まっていたのでした。
異端とみなされ二度捕まってしまうと火炙りにされ処刑されるということをノヴァクはポトツキに言い、脅しました。
すると、ポトツキは処刑を怖がるあまりに、ラファウが地動説研究を続けていることを告発してしまうのです。
ノヴァクが捕まった翌日ラファウには弁解のチャンスが与えられました。
その日の裁判で大学で神学を学ぶことを宣言すれば、釈放されるという条件でした。
ですが、なんとラファウは裁判前の尋問室で自ら毒を飲んで死を選びました。
尋問され、フベルトから預かった資料を吐かせられることを嫌っての行動でした。
ラファウの死を引き換えに、地動説という発明はこの世界に残ることになりました。
ラファウ再登場!なぜ生きてる?神父との関係は?
アルベルトの家庭教師として再登場
様々な登場人物が地動説の研究成果をなんとか守り継いできました。
しかし、最終章に入ればその雰囲気はガラッと変わります。
そこまでP王国、C教と伏せられていたのにも関わらず、最終章からはポーランド王国、キリスト教と実在する固有名詞を明言するようになります。
そこにはアルベルトという頭脳明晰な少年がいました。
アルベルトの父は勉強熱心なアルベルトのために家庭教師をつけることにしました。
そしてその家庭教師として紹介されたのが、なんと死んだはずのラファウでした。
出自や性格を見ても、第一章に登場したラファウと全く一致しています。
アルベルトの父を殺したのはラファウ!?
家庭教師という立場でありながら、アルベルトの父親を殺したのはラファウです。
その経緯というのは、ラファウがアルベルトの父親が持っている研究資料を見せて欲しいと言ったことがきっかけでした。
その研究資料が異端的であるという事実もありアルベルトの父親はその申し出を拒否します。
そうして多少口論になった後、アルベルトの父親はその研究資料を燃やすと口にしました。
その結果ラファウは激情し、アルベルトの父親を殺してしまいました。
このことについてラファウはなんの罪悪感も抱いていないようで、仕方なく落ち着かせるために殺したと語っています。
元々、「知識は人の役に立たなければならない」というのがアルベルトの父親の意見で、「探求のためなら手段を選ばない」というのがラファウの考えです。
最初からこの二人は両極端で対局の考えを持っており、この二人に挟まれたアルベルトは学問の道を諦めかけてしまいます。
最終章のラファウは別人!?最終章はパラレルワールド?ラファウが最終回に与えた影響は?
第一章のラファウとの共通点
第一章のラファウは元々の性格として非常に合理的で、自分の人生を良い方向に進めるために手段を選ばない少年でした。
ただ、地動説を初めて聞いた時、その美しさに魅了されるほどの知識や真理に対しての情熱も持ち合わせていました。
その後も地動説を後世に繋ぐために自分の命を絶つほどですので、根本的にはその合理性というものがあるのでしょう。
最終章のラファウも同じように、必要な情報や資料を手に入れるために殺人すら犯せるほどの狂気を秘めていました。
本人からすれば、それが最も合理的な選択肢だったのでしょう。
また、アルベルトの父親から受け取ろうとした異端思想の資料が地動説のものであるかは明言されていません。
しかし、自分や他人を殺せるほど、知識や真理に狂わされたという部分において共通すると言えるでしょう。
また、目的のために法律や通念を度外視するという考えも共通しているため、第一章と最終章のラファウとでは、性格の面では全て一致していると言って良いでしょう。
最終章のラファウはパラレルワールド!?
アルベルトが登場し、ポーランド王国と明言された時点からが最終章と言われています。
最終章はラファウに限らずそれまでの世界、あるいは私たちが生きる現実世界のパラレルワールドではないかと言われています。
その理由の一つとしてラファウが挙げられます。
死んだはずのラファウが再登場したのは「実は死んでなかった」からではなく、「別の世界線だから」と考えるのが妥当です。
確かに毒を飲んだと言っていましたし、墓がある描写もありましたので、「死んでいなかった」という解釈は考えにくいです。
つまり、最終章は第一章のラファウが迫害されずに生き延びた世界線であるという解釈ができます。
ラファウが最終回に与えた影響とは
最終回では、アルベルトが大学教員となり、その生徒にコペルニクスという人物がいたという説明で終わっています。
コペルニクスは史実でもあるように地動説を証明した人物です。
最終章が、「それ以前の迫害を受けた地動説の物語の続き」だとすると、ラファウが再登場したことは説明がつきません。
もう一つの解釈として最終章が「最終章以前の世界のパラレルワールド」だとすると、ラファウは地動説を紡いだ張本人ではなく単なる人殺しの家庭教師になってしまいます。
ラファウはこの物語に二面性を持たせる重要なキャラクターであるとは言えるでしょう。
いずれにしろ、ラファウは最終回において大きな影響を及ぼしていると言えます。
最終回の解釈は読者に委ねられていますから、考察を重ねるのも面白いかもしれませんね。
『チ。地球の運動について』の主人公は誰?あらすじ紹介
主人公はラファウ?
参考
チ。―地球の運動について―https://t.co/J2mpZLoSWZ
異端思想が火あぶりに処せられる15世紀ヨーロッパ。主人公ラファウは入学予定の大学で、当時最重要とされた神学の専攻を皆に期待されていた。が、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「地動説」だった―― pic.twitter.com/HcshdGa5B5
— 滝沢ガレソ🪄 (@tkzwgrs) May 31, 2022
ラファウくん主人公じゃねーのかよ!?
— せ (@warasekikun) September 4, 2021
チ。1巻読んでみたけどこれは凄い作品に出会ってしまったという感じ。話題になるのも頷ける。
ラファウが主人公かと思いきや主人公は地動説なのか…。— hamako (@3mamama_amamam3) December 31, 2021
第一章の最初に出てくる人物ですから、主人公であると考えた人は多いでしょう。
しかし、死んでしまったことによってネットは驚いた様子です。
ですが、さらに再登場までしたことを考えると、物語を紡ぐ上で最重要のキャラクターであったことは間違い無いでしょう。
また、異端審問官のノヴァクは自身でも「私はこの物語の悪役だった」と語っています。
そしてそのノヴァクが死ぬ際も幻として少年のラファウが登場しています。
ラファウはノヴァクと真っ向から戦った人物ですから、主人公と見做しても良いのでは無いかというのが個人的な意見です。
主人公はアルベルト?
チ。―地球の運動について―(週刊ビッグコミックスピリッツ)
1470年ポーランド王国都市部のパン屋で働くアルベルトが最後の主人公になるのかな~。
— 師出 (@sisyutu1) March 21, 2022
ネットの意見ではそれぞれの章を分けて、それぞれの章の主人公として考えている人が多いようです。
第一章の主人公はラファウ、最終章の主人公はアルベルトということになるのでしょう。
ただ一方で、キャラクターとしての主人公は居らず、「地動説が主人公」という意見もありました。
この意見には納得される方も多いのでは無いでしょうか?
確かに、全てのキャラクターが地動説によって人生を変えられ、最初から最後まで語り続けられていたのは地動説のみです。
ただ最初のバトンを握ったのがラファウで、最後のバトンを握ったのがアルベルトであるという解釈もできそうです。
「主人公は誰か」というテーマ一つにしても考察ができるのがこの作品の面白いところですね。
ラファウとアルベルトの関係は?
最終章のラファウとアルベルトの関係は家庭教師とその生徒です。
また、アルベルトにとってはラファウに父親を殺されているので憎むべき関係になります。
他にも、父親には「人のためになる探究心」を教わり、ラファウにはいわば「自分のための探究心」を教わりました。
父親が殺されたことでその両方を信じられなくなったアルベルトは、学問の道を一度諦めてしまいます。
しかし、働いていたパン屋の親方や、教会の神父の助言もあり、天文学の道を進むことになります。
そこでアルベルトは父親の考えとラファウの考えの中庸を取るように心がけます。
それによって大学教員にまでなることができ、その生徒は見事地動説を証明することになります。
つまり、アルベルトにとって、さらにいうと地動説にとって、殺人鬼でありながらラファウという存在はなくてはならないものだったのかもしれません。
ラファウの名言集!
「合理的な選択をすればこの世は快適に過ごせる」
1巻1話の少年ラファウが言ったセリフです。
このセリフから、ラファウがいかに頭脳明晰であり、合理的で納得のいく選択をすることを望んでいるかが分かります。
しかし、この後に理屈だけではない美しさに魅了されていくラファウを見ると、グッとくるものがあります。
「燃やす理屈、なんかより!!僕の直感は、地動説を信じたい!!」
1巻2話のラファウが言ったセリフです。
あれほど合理的に生きることを望んでいたラファウが、理屈より直感や感動を優先した名シーンです。
地動説というものがどれほどラファウにとって革命的で感動的であったかが伝わってくる名言です。
「『?』と感じること」
これはアルベルトに対し「タウマゼイン」という概念を説明した時のセリフです。
それは古代の哲学者曰く、知的探求の原始にある脅威であると説明した上で、この言葉を語っています。
この作品の最後のコマは、「地球の運動について」という言葉を聞いたアルベルトが「?」と考え込む描写で終わっています。
そのため、ラファウのこの名言はアルベルトに多大な影響を与えたと言って良いでしょう。
読み返してみると古代の哲学者から知的好奇心は繋がって、アルベルトに「?」と思わせ、コペルニクスの地動説証明に繋がったと感じられる名台詞だと考えます。