恋愛カタログ全巻無料で読む方法紹介!面白い?漫画アプリでダウンロードタダ?作者・永田正実

おすすめスマホアプリ

 

悩んでいる人
『恋愛カタログ』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

本記事はこんな疑問を解決します。

 

ご紹介する方法は、登録不要もちろん合法です。

 

違法手段ではないので、安心してください。 

『恋愛カタログ』は漫画アプリ『マンガMee』で全巻無料で読める?ダウンロードタダ?

いきなり、結論です。

 

『恋愛カタログ』はこちらの集英社が運営する漫画アプリマンガMeeにて全巻無料読むことができます。

マンガMee-人気の少女漫画が読めるマンガアプリ

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『マンガMee』では、『恋愛カタログ』第1巻から最終巻までを惜しげもなく無料で公開してくれています。

 

安心安全に、そしてタダで『恋愛カタログ』を最終巻まで読みたい方は『マンガMee』を使う方法が最もお得です。

 

『マンガMee』は、集英社が運営する公式アプリなので安全に利用できます。アプリをダウンロードする際もお金は一切かからないので安心してください。

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また他にも『マンガMee』では、以下のようなメディア化された有名マンガをタダで楽しむことができます。

  • この音とまれ!
  • ヒロイン失格
  • ハニーレモンソーダ
  • 美食探偵 明智五郎
  • ダメな私に恋してください
  • 雛鳥のワルツ
  • 虹色デイズ
  • 高校デビュー
  • 俺物語
  • 青空エール
  • 素敵な彼氏
  • ごくせん
  • アシガール
  • 椿町ロンリープラネット
  • NANA
  • アオハライド
  • センセイ君主
  • シュガーズ
  • 僕に花のメランコリー
  • 乙女椿は笑わない
  • ひるなかの流星
  • メイちゃんの執事
  • 初×婚(ういこん)
  • これは経費で落ちません
  • ハル×キヨ
  • 悪魔とラブソング
  • 雛鳥のワルツ
  • きょうは会社休みます
  • ストロボエッジ
  • デカワンコ
  • 高台家の人々
  • G線上のあなたと私
  • ママレード・ボーイ
  • 菜の花の彼-ナノカノカレ-
  • 花より男子
  • 消えた初恋
  • 銀魂
  • 宇宙を駆けるよだか

などなど…

 

半端ない量の有名マンガを随時、無料配信してくれるので、マンガ好きの私は、とても重宝しているアプリです!

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オススメ漫画アプリ紹介

また漫画アプリに関していうと、小学館が運営する公式漫画アプリサンデーうぇぶりや集英社が運営するヤンジャンも特にオススメです!

サンデーうぇぶり

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ヤンジャン!

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以下のような有名作品が随時、更新され無料で読むことができます。

 

サンデーうぇぶり
  • 名探偵コナン
  • YAIBA
  • MAJOR(MAJOR2nd)
  • switch(スイッチ)
  • からかい上手の高木さん
  • 銀の匙
  • ドロヘドロ
  • だがしかし
  • 犬夜叉
  • らんま1/2
  • 境界のRINNE
  • 今日から俺は
  • お茶にごす
  • 天使な小生意気
  • 今際の国のアリス
  • 焼きたて!!ジャぱん
  • うえきの法則
  • からくりサーカス
  • 月光条例
  • うしおととら
  • 双亡亭壊すべし
  • マギ
  • 烈火の炎
  • H2
  • タッチ
  • 信長協奏曲
  • 天野めぐみはスキだらけ!
  • くノ一ツバキの胸の内
  • 結界師
  • チ。地球の運動について
  • よふかしのうた
  • 葬送のフリーレン
  • MIX
  • クロスゲーム
  • KATSU
  • ラフ
  • ジャガーン
  • トニカクカワイイ
  • ダンスダンスダンスール
  • 土竜の唄
  • 魔王城でおやすみ
  • アオアシ
  • 古見さんはコミュ症です
  • 九条の大罪

などなど…

 

ヤンジャン
  • 東京グール:re(東京喰種:re)
  • キングダム
  • GANTZ
  • BUNGOーブンゴー
  • DINER ダイナー
  • 高校鉄拳伝タフ
  • TOUGH-タフー
  • かぐや様は告らせたい
  • テラフォーマーズ
  • リクドウ
  • 久保さんは僕を許さない
  • TIEMPO-ティエンポー
  • 干物妹!うまるちゃん
  • サラリーマン金太郎
  • 息子がかわいくて仕方がない魔族の母親
  • 群青戦記
  • 元ヤン
  • ハチワンダイバー
  • ウマ娘-シンデレラグレイ-
  • LIAR GAME
  • 地獄先生ぬ~べ~
  • ゴールデンカムイ
  • 推しの子
  • 九龍ジェネリックロマンス
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • 少年のアビス
  • 明日ちゃんのセーラー服
  • シャドーハウス

などなど…

「無料でマンガを楽しみたい!」という方は『マンガMee』と併せて使ってみてはいかがでしょうか?

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ヤンジャン!

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次に『マンガMee』の使い方(システム)を簡単にご説明します。

『マンガMee』の基本的な使い方

『マンガMee』では、アプリ内アイテムであるチケットボーナスコインを使用して読むことになります。

 

簡潔に言うと、『チケット』『ポイント』などを使って1作品、1日に最大5話まで無料で読むことが可能です。

 

『恋愛カタログ』も1日に最大5話まで読み進められます。

 

ここでは『マンガMee』で使うアプリ内アイテムチケット』『ポイントのそれぞれの使い方を簡単に説明します。

『マンガMee』のチケットとは?

チケットはチケットアイコン(↓ピンク色の線で囲んである)が表示されている話に使うことが出来ます。

各作品ごと1日1枚使用することができ、チケット使用後23時間で、新たなチケットが配布され各作品をまた1話無料で読むことが出来るというシステムです。

つまり、ほとんどの作品を1日1話無料で読むことのできるシステムがこの『チケット』なのです

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『マンガMee』のボーナスコインとは?

『ボーナスコイン』は毎日、5~15秒程度の広告動画を視聴することで30ボーナスコイン(作品1話分に値する)を取得することが出来ます

 

マンガMeeに掲載されている作品は、すべてこの『ポイント』の対象です。(※ポイントを使って読むことができるという意味)

 

↓『マンガMee』アプリを起動すると「短い動画を見て30ボーナスコインをGET!」と書かれた以下の画面が表示されます。

「動画を見る」ボタンをタップし、短い広告動画を視聴することで、マンガ1話分を読むために必要な30ボーナスコインを獲得することができます。

 

1日1回必ずこのシステムが使えるので、活用しましょう。(※広告動画をしっかり見る必要はありません。適当に流しておくだけでOK!)

 

また、今なら『マンガMee』を新規ダウンロードした際の特典として500ボーナスコインが手に入ります!

1話につき、30ボーナスコインを消費するので、500ボーナスコインは、約16話分に値します。

 

単行本にすると1~2冊分です。

 

このお得な特典をゲットできる今のうちに『マンガMee』をダウンロードしてしまいましょう!

アプリのダウンロードは、もちろん無料です。安心してください。

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『チケット』『ボーナスコイン』以外で1日3話分の漫画を読む

『チケット』『ボーナスコイン』以外に1日3話分の漫画を無料で読める仕組みがあります

 

その仕組みがこれ、

 

見たいエピソードの漫画のページへ飛ぶと、「動画を見て無料で読む 残り3回」と表示されます。これをタップし広告動画を視聴することで1話分のエピソードを新たに無料で読むことが可能となります。

3回分この仕組みを使ったら翌日0時にリセットされ、また利用できます。

 

ここまでのまとめ
  • チケットを使い1日1話無料で漫画を読む
  • 短い広告動画を見て毎日30ボーナスコインを獲得し1話分の漫画を無料で読む
  • 短い広告動画を毎日最大3本見て、3話分の漫画を無料で読む

以上の事から『マンガMee』は、1つの作品において、1日に最大で5話分のエピソードを無料で読むことができるかなり気前の良い漫画アプリであることが分かります。

 

遠慮なく無料で読ませていただきましょう!!(^^)/

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『恋愛カタログ』あらすじ紹介!

花本実果(はなもとみか)は、恋に奥手で占いと恋愛マニュアル雑誌が大好きな女の子。

 

合コンで一目ぼれをした高田修司(たかだしゅうじ)にアタックをする決意をし、そのまま勢い余って告白までしてしまいます。

 

ふられることを覚悟した実果でしたが、二人は晴れて付き合うことになりました。

 

恋愛初心者の実果は、お付き合いが始まってからも悩みが尽きません。

 

この作品では、高校から大学卒業までの間の二人の恋愛模様が丁寧に描かれます。

 

主人公二人の恋愛だけではなく、実果の妹や修司の弟、二人の友人達の恋愛や友情も等身大に描かれている、まさに「恋愛カタログ」のような作品です。

『恋愛カタログ』は面白い?見どころ紹介!

『恋愛カタログ』はとても面白く、おすすめできる漫画です。

 

この漫画の見どころを3つ紹介します。

見どころ① 個性豊かな多くの登場人物の恋愛模様を楽しめる

この作品には、主人公である実果と修司だけではなく、とても魅力的な人物がたくさん登場します。

 

主人公二人の恋愛模様だけではなく、違和感なく表現される周囲の人物の恋愛や友情物語も楽しむことができます。

 

作品の後半になると、主人公の妹や友人など、メインキャラが変わってストーリーが展開していくので、飽きることなく様々な視点で読むことができるのが魅力です。

 

登場人物の性格もバラエティに富んでいて、しかもどのストーリーもとても丁寧に描かれているため、感情移入できるキャラクターがきっと見つかることでしょう。

見どころ② 誰もが共感できる主人公の悩み・成長が描かれている

主人公はごくごく平凡で、どちらかというと奥手で地味なタイプの女の子です。

 

恋愛、進路、友情など、主人公がぶつかる悩みには、誰もが同じような経験があると感じると思います。

 

そして、巻を追うごとに主人公は年齢を重ねていき、抱える悩みも年齢に合わせたものに変わっていきます。

 

自分と重ね合わせて主人公の悩みに共感しながら読み進める方もいるでしょう。

 

また、過去の自分を思い出しながら主人公のことを優しく見守るような気持ちになって読み進める方もいるでしょう。

 

そしてなによりこの漫画の素敵なところは、どの登場人物も落ち込んだり悩んだりすることがあっても、前向きに平和的に解決し、先に進もうとするところです。

 

主人公の気持ちに共感でき、自分も励まされるような気持ちにさせてくれることがこの作品の魅力の一つです。

見どころ③ ゆっくり丁寧に展開する恋愛や学生生活に思わず入り込んでしまう

全34巻という長編作品ということからもわかるかと思いますが、この作品ではゆっくり丁寧に恋愛が進んでいきます。

 

付き合い始めのころによくある悩みやときめき、付き合いが進んでいくうちに新たに生じるようになる不安やまんねり等、誰もが経験したことのあるような出来事が描かれています。

 

自分と主人公を重ね合わせて、ハラハラドキドキしたりときめいたりしてしまうことでしょう。

 

少女漫画だからと言って女の子目線だけの話にはなっておらず、男の子目線の考え方もきちんと描かれていて、物事のとらえ方を様々な視点から勉強することもできます。

 

恋愛、友情、家族と、学生の方はリアルな学生時代の気持ちに入り込んで楽しんだり、大人になってから当時のことを振り返って楽しんだりすることができる作品です。

 

『恋愛カタログ』登場人物紹介!

『恋愛カタログ』の主な登場人物を紹介します!

花本 実果(はなもと みか)

占いと恋愛マニュアルが大好きで、人の意見に流されやすい一面も持っています。

 

修司との恋愛に全力でぶつかっていく中で、悩みながらも成長していきます。

 

料理やお菓子作りが得意で、プレゼントや差し入れなどでたびたびその腕前を披露しています。

 

小さな子供が好きで、大学では保育士を目指して幼児教育を専攻することになります。

 

優しい性格ですが、人を傷つけたくないあまり、はっきりと断ることができず、「偽善者」と言われてしまうこともありました。

 

しかし、修司との付き合いや周りの友人との関わりにより、我慢するばかりでなく、少しずつ自分の気持ちを伝えられるようになっていきます。

高田 修司(たかだ しゅうじ)

実果の恋人。

 

優しくて真面目な性格ですが、考えていることが周りに伝わらず誤解されることもあります。

 

実果の妹の種からは「好青年」と呼ばれていて、その性格の良さが伺えます。

 

特技はピアノで、音楽が好きです。

 

お気に入りのバンドは「オレンジマーケット」。

 

将来は教師を目指しており、家庭教師のアルバイトをするようになります。

花本 種(はなもと たね)

4歳年下の実果の妹。

 

極度のシスコンで実果を異常なほど溺愛していて、実果にべったりくっついて離れません。

 

とてもマイペースな性格で、「変わっている」と言われることがよくあります。

 

すぐに手が出るなど素行は乱暴で言葉遣いも悪いですが、その一方で傷つきやすい面も持っています。

 

ゲームやスナック菓子が大好きで、何かしら食べている場面が良く描かれます。

 

中学ではバスケ部の部長をしており、スポーツは万能です。

高田 隆司(たかだ りゅうじ)

5歳年下の修司の弟。

 

修司とは正反対の性格で、とてもワガママで生意気ですが、本当は泣き虫で、今ひとつ迫力に欠けるため周囲にかわいがられるキャラクターです。

 

種のことが好きで、いつも種に振り回されていますが、本人にとってはそれが幸せに感じるようです。

小倉 ユウ(おぐら ゆう)

実果の親友で、修司の親友である恭歌の恋人。

 

実果の悩みを親身になって聞き、背中を押してくれるしっかり者です。

 

しかし、平和な日々が続くと何かと修羅場を探してしまい、しかも首を突っ込んでいくおせっかいな一面も持っています。

山根 恭歌(やまね きょうか)

ユウの恋人で、修司の親友。

 

修司のよき相談役として登場します。

 

場の空気を盛り上げることが得意で、気遣いのできる人物ですが、気遣いができる理由は女王様気質の姉がいるためのようです。

 

ユウからは「山根っち」と呼ばれていて、ノリが合うふたりの掛け合いは見ていて軽快な気持ちになります。

 

料理が得意で実果と対決する場面も描かれています。

笹錦 望(ささにしき のぞみ) ※旧姓・郷右近(ごうこん)

実果の大学の友人で、修司の中学時代の同級生。

 

中学時代は修司に片思いしていました。

 

頭脳明晰で物事をズバズバと言う性格ですが、容姿には強いコンプレックスを持っていて、中学時代は性格も暗かったためいじめを受けていました。

 

以前の名字は郷右近(ごううこん)で母親の再婚により笹錦に変わりました。

 

声帯模写が得意でカラオケがとてつもなく上手で、保育園実習の際は大活躍しました。

 

実果のことを「ミカリン」と呼んでいます。

 

読切作では母親となった彼女が描かれています。

『恋愛カタログ』作者・永田正実とは?

永田正実(ながた まさみ)さん。7月24日生まれ。広島県出身。血液型はB型。

 

1989年、大学1年生の夏に「あなたに伝えたい」という作品で漫画家としてデビューしています。

 

代表作品には、『恋愛カタログ』の他に、『好きっていわせる方法』などがあります。

 

漫画家を志すきっかけになったのは、小学生の頃、高橋千鶴の漫画作品『しあわせ半分こ』の登場人物に憧れたことだそうです。

 

趣味は観劇と、間取り図を見ることと、ホテル宿泊。

 

好きな音楽・アーティストには、小沢健二さんの名前を挙げていますが、主人公の高田修司のモデルになっています。

 

 

『恋愛カタログ』は実写ドラマ・アニメ化している?

今現在、『恋愛カタログ』は実写化もアニメ化もされていません。

 

長編で人気もある作品なので、実写化されないことに首をかしげるファンの方も多いようです。

 

中には、「もし実写化するならキャストはどうなる?」と予想して楽しんでいる方もいるようです。

 

『恋愛カタログ』序盤ネタバレ紹介!

第1話

主人公・花本実果(はなもとみか)が、何やらものすごい気迫で恋愛マニュアル雑誌を読んでいる場面から物語は始まります。

 

その気迫の理由は「一目ぼれ」をしたからだったのです。

 

昨日コンパで出会った高田修司(たかだしゅうじ)に「恋」をした実果は、「もう平穏に暮らしてはいられない」と、積極的に高田君にアタックすることを決意していました。

 

そこへ、実果の親友の小倉ユウ(おぐらゆう)がパタパタとご機嫌な様子で近寄ってきます。

 

話を聞くと、学校に来る途中で告白をされたとのことでした。

 

相手は、実果が高田君と出会ったコンパに同じく参加していた男の子です。

 

告白されたことを嬉しそうに報告するユウに対して、先を越されたと悔しがる実果でしたが、「次は実果の番!」と応援されます。

 

実果は奥手な性格で、もともとコンパに参加することも嫌がっていました。

 

その実果が一目ぼれをして、高田君にアタックする決意をしたことを、ユウは「いいこと」と応援してくれているのです。

 

ユウが、近々コンパに参加したメンバーで集まろうと提案してくれました。

 

実果にとっては高田君に近づくチャンスになります。

 

一旦喜んだ実果でしたが、恋愛マニュアル雑誌をめくって「恋愛運が良い再来週まで待ってくれ」と答えます。

 

そんな実果を「恋は速攻!もたもたしていたらダメ!」とユウが一括します。

 

ユウはさらに「案外高田君もまた会いたいと思っているかもしれないよ」と、実果を励まします。

 

実果は、自分が地味な性格だからこそチャンスは逃さず頑張らないといけないと思ってはいるのですが、どうしても恋愛マニュアル本を手放すことができません。

 

場面は変わって学校帰りの電車内です。

 

実果は恋愛マニュアル本を読みながら高田君から告白される妄想をしていて、降りる駅を乗り過ごしてしまいました。

 

実果は慌てて電車から降りようと立ち上がりましたが、勢い余って転んでしまい、近くに立っていた人の足にしがみついてしまいました。

 

「すみません…」謝りながらしがみついてしまった人を見上げると、なんとその人は高田君だったのです。

 

あまりの出来事に呆然とする実果でしたが、車掌さんに声をかけられて我に返り、あっけにとられている高田君に何も言えないまま大慌てで電車を降ります。

 

降りたその場に立ちすくみ、高田君にしがみついてしまったことに改めて気づいた実果はあまりの出来事に驚き、慌て、その場で悲鳴を上げてしまうのでした。

 

翌日、早速ユウが高田君と会える機会をセッティングしてくれました。

 

しかし実果は、昨日の出来事で高田君に悪い印象を与えてしまったと思い、高田君に会うことを嫌がります。

 

せっかく前向きにアタックしようと決意したのに、再会した時の印象が最悪になってしまったと思い込んで落ち込んでいるのです。

 

実果はユウに背中を押され、顔を赤くしながらみんなが待つカラオケボックスへ向かいます。

 

高田君の姿を見つけ、実果は慌てて昨日のことを謝ります。

 

そんな二人を見た友人が、「昨日花本さんと会ったのか?」と高田君に問いかけます。

 

高田君は友人の問いかけに対し、「お前この子のこと知ってるの?」と答えます。

 

なんと高田君は前のコンパで実果と会っていたことを覚えていなかったのです。

 

「うそ、いたっけ」と言う高田君の言葉にショックを受ける実果。

 

周りの友人たちは、実果のことを覚えていなかった高田君を責め、高田君はふてくされたように「すいません」と実果に謝ります。

 

高田君は謝ったあと、なぜか不機嫌でぶっきらぼうな様子を見せます。

 

実果は席を外してトイレへ向かいました。

 

運命の出会いだと思っていたのに印象すら持たれていなかったことがショックで涙ぐみます。

 

もうあきらめて帰ろうかなとトイレを出ると、なんとそこには高田君の姿がありました。

 

高田君は、つかつかと実果の前まで詰め寄ると、「ごめんっ」と手を合わせて謝りました。

 

最初の出会いの日に実果のことを覚えていなかったのは、コンタクトを割ってしまっていたからだということ、不機嫌でぶっきらぼうだったのはみんなに責められて言い訳しづらくなってしまったからだったことを、高田君は恥ずかしそうに伝えます。

 

そして最後に一言、「昨日の出会いはしっかり覚えてるから」と、昨日の出来事を思い出して吹き出しながら実果に伝えます。

 

実果は恥ずかしさで顔を赤くしながら、高田君がわざわざ謝りに来てくれたことに胸を躍らせます。

 

最悪な印象を与えてしまったと思っていたけれど、昨日会えていてよかったのかもしれないと思い始めます。

 

カラオケが終わり帰る時間になりました。

 

実果は高田君と帰る方向が同じなので、一緒に帰れるかもしれないと期待しましたが、高田君は友達の家に泊まると言い出します。

 

「バイバイ」と高田君に言われ、「これで終わりなの?」と戸惑う実果。

 

「高田君っ」と思わず呼び止めてしまいます。

 

呼び止めたもののそのあとの言葉が見つからずパニックになった実果は、「付き合ってください!!」と思わず口に出してしまいました。

 

周りのみんなに冷やかされながら、高田君が実果の告白に対する返事をしようと口を開きます。

 

ふられることを覚悟して顔を伏せる実果でしたが、高田君は「いいけど」と口にします。

 

信じられない気持ちで聞き返す実果でしたが、高田君の返事に間違いはないようです。

 

高田君に駅まで送ってもらうことになり一緒に歩きながらも、実果はまだ信じられない気持ちです。

 

高田君に誘われてコンビニで肉まんを買って食べることになりましたが、実果は緊張しすぎて失敗を重ねてしまいます。

 

お金を落としてばらまいてしまうし、段差に足を踏み外してころんでしまうし、挙句の果てに、買ってもらった肉まんをダメにしてしまいました。

 

「ごめんなさい」と謝る実果に対して、高田君は言葉少なにうつむいてしまいました。

 

実果は、自分の落ち着きのなさのせいで高田君が告白を受け入れたことを後悔しているのかもしれないと焦ります。

 

家について、実果は恋愛マニュアル本に書かれている「今は恋愛運がよくない、運が戻るのをじっと待ちましょう」の文字を見つめます。

 

しかし、「せっかく付き合うことになったのに、このまま待ってちゃほんとにダメになってしまう」と、実果は本の言葉を無視して行動を起こす決意をします。

 

翌日、実果は手作りクッキーを手に高田君の通う学校へ向かいました。

 

クッキーを渡して必死に自分の想いを伝える実果をみて、高田君は思わず吹き出します。

 

なぜ笑われているのかわからず混乱する実果に対して、高田君は言葉を続けます。

 

最初のコンパの時に、実果が派手に転んでいたことを思い出したこと、昨日の帰りはおかしくて笑いをこらえるのに必死だったことなどを実果に伝え、クッキーを受け取ります。

 

「ありがと」

 

高田君の言葉と笑顔で、実果は家に帰ると恋愛マニュアル本を手放す決意をします。

 

「運命はあたしがつくる」

第2話

晴れて高田君と付き合うことになった実果は、早速デートをしようと意気込んでいます。

 

ユウと、ユウの彼氏の山根(やまね)君に話を聞いてもらううちに、もうすぐバレンタインということを思い出し、実果はますます気合が入ります。

 

家に帰り、高田君をデートに誘うために電話をかけようとする実果でしたが、緊張してなかなかうまくいきません。

 

すぐにつながってしまいびっくりして思わず電話を切ってしまったり、電話をかける先を間違えてしまったりするうちにどんどん時間が経ってしまいました。

 

ようやく高田君と電話がつながり、実果は一生懸命映画デートに誘います。

 

シミュレーションをしっかりしたはずなのに言葉がうまく出てこなくて言い間違いばかりしてしまう実果でしたが、高田君は微笑みながら二つ返事で「いいよ」と答えます。

 

電話を終えた実果は、嬉しさで微笑みながら「もう何だって来い!」と前向きな気持ちになります。

 

そしてデート当日を迎えました。

 

実果は待ち合わせの時間より30分も早く待ち合わせ場所の本屋さんに着いてしまいます。

 

時間をつぶすために手に取ったのは、実果が手放すと決めたはずの恋愛マニュアル雑誌「アモーレ」です。

 

雑誌でその日の恋愛運をチェックすると、なんと「超ラッキーデー」と書かれています。

 

しかも待ち合わせ場所の「本屋」とデートの目的の「映画」がラッキースポットになっています。

 

もう一つ、「オムライス」も幸運アイテムに挙げられていました。

 

喜びながら記事を読む実果にのもとに高田君がやってきて声を掛けました。

 

高田君も実果と同じように早く待ち合わせ場所についてしまったと聞いて喜ぶ実果は、手にしていた「アモーレ」を思わず買ってしまいます。

 

待ちに待ったデートの始まりですが、実果は高田君から「今日の映画は前から見たいと思っていた」と聞いて、ますます自信を強めます。

 

「アモーレにも書いてあるし、今日のデートは絶対うまくいく」と感じているのです。

 

しかし、映画館につくと「休館日」の張り紙が張られていました。

 

時間しか調べておらず、休館の情報を知らなかった実果は焦ります。

 

どうしようかと相談している途中で高田君のおなかが鳴ります。

 

実果は「アモーレ」に書かれていた「オムライス」を思い出し、少し早いけどご飯を食べに行こうと提案します。

 

オムライスを食べればうまくいくと信じ込んでいる実果は、おいしい卵料理のお店に行こうと提案しました。

 

うきうきとお店に向かう実果でしたが、なんとそのお店も「定休日」だったのです。

 

落ち込んで謝る実果に対して、高田君は近くの他のお店に入って食べようと励ましますが、オムライスにこだわる実果は、高田君の言葉を聞いても元気が出ません。

 

そんな実果を見て、高田君は少し離れたところにある卵料理の店に連れて行ってくれました。

 

お店についてオムライスを注文する実果をみて「オムライスならどのお店でも食べられるのに」と高田君はあきれて肩を落とします。

 

立て続けに失敗してしまい落ち込んだ実果は、高田君に「私がちゃんと調べておけばよかったのにごめんなさい」と謝ります。

 

高田君はそんな実果に対して、そんなに気を遣わないで男友達みたいに普通に接してほしい」と伝えます。

 

実果はその言葉を聞いて、自分は高田君に女友達くらいに思われているのだと思い、少なからずショックを受けます。

 

場面は変わり、実果とユウが学校でバレンタインの過ごし方について話をしています。

 

バレンタインが平日だとゆっくり過ごせないと不満そうに話すユウは、学校をさぼってデートをしようと考えているようです。

 

「実果もそうしたら?」と言われて実果は戸惑います。

 

高田君はチョコのために学校をさぼってくれないだろうと言う実果に対して、ユウは「付き合ってもらってるって引け目に感じるよりさらっとわがままを言ったほうがいい」とけしかけます。

 

デートの時の高田君の「気を遣わないで」という言葉を思い返してドキッとする実果は、「アモーレ」よりユウの言葉を信じてみようと思い、バレンタインデートに誘うために高田君に電話を掛けます。

 

しかし「学校は行ったほうがいいんじゃない」と、バレンタイン当日のデートは断られてしまいます。

 

代わりに日曜日にデートをすることになり、実果は遊園地をデート場所に選びます。

 

デート当日、時間よりも早く来て待っている高田君の姿を見て実果は焦ります。

 

待たせてごめんなさいと謝る実果に、そっけなく「まだ時間じゃないし」と答える高田君の態度や、遊園地の乗り物に対してどうでもよさそうな高田君の様子を見て、実果はどんどん自信を失っていきます。

 

二人でジェットコースターに乗るその直前、高田君が意を決したように何か言葉を口にしかけました。

 

「悪いけど俺…」

 

言葉はそこで遮られ、遊園地のスタッフに促されて二人はコースターに乗り込みます。

 

実果は別れを切り出されるのではないかと不安でいっぱいになります。

 

ふと隣の高田君を見ると、高田君はぎゅっと目を閉じていました。

 

そこで実果は「もしかしたら高田君はジェットコースターが苦手なのでは」と思い至ります。

 

予感は的中し、コースターを降りた高田君はぐったりしてしまいました。

 

実果は高田君を気遣って、休める場所を探しに行きました。

 

二人で休むためにベンチへ向かう途中、実果は二人組の男とぶつかり、文句を言われました。

 

具合が悪そうな高田君を見て、体が弱い男はダサいと馬鹿にして大笑いする男たちに、実果は怒って反論します。

 

「男が体弱いとおかしいの?!」

 

そんな実果に対して「ブス」と悪態をつく男たち。

 

実果は、高田君の前で「ブス」と言われたことが恥ずかしく、顔を赤くしてうつむきます。

 

すると高田君が前に進み出て、悪態づいた男に殴りかかったのです。

 

走ってその場を去り、ようやく落ち着いたところでベンチに腰を掛けて二人で話します。

 

ジェットコースターが苦手なことを隠していたことについて、「カッコつけてた」と告白する高田君は、その後続けてこう言います。

 

「頑張ってかっこつけることなかったね」

 

いいところを見せようとグルグル悩んでいたのは実果だけではなかったのです。

 

安心した実果は、そのあとの遊園地デートを心から楽しむことができました。

 

帰り道、実果は用意していたバレンタインのチョコレートを高田君に渡しました。

 

お返しに欲しいものがあるかと聞かれた実果は、「手をつないで歩きたい」と真っ赤になりながら伝えます。

 

無言で手を取ってくれる高田君の姿に、実果は「当たらない占いにも参考にならない友達にもめちゃくちゃな自分にも何にだって感謝しちゃいたい」と、少し自信を取り戻すのでした。

第3話

バタバタと慌てた様子でユウのもとにやってきた実果は、初めて高田君からデートに誘われたと興奮した様子で報告します。

 

5回目のデートにして初めて高田君からのお誘いです。

 

デートの行き先は「オレンジマーケット」というグループのライブです。

 

音楽の趣味が合うといいよねと話す友人の言葉に、そういえばオレンジマーケットの曲を知らないと気付いた実果は、家に帰ってさっそく曲を聞いてみることにしました。

 

ライブデート当日、実果は高田君に音楽の好みについて聞いてみました。

 

実果が好きなグループの曲を高田君はあまり好んで聞かず、逆に高田君がよく聞く曲について、実果は全くわかりませんでした。

 

高田君から好みの系統を聞かれ、実果は何と答えたら話が合うかわからず、答えに詰まってしまいます。

 

オレンジマーケットの曲も、実果の好みではなかったのですが、高田君に言うことはできません。

 

何とか言葉を振り絞って、「ちょっと変わった曲だよね」と伝えると、高田君は満面の笑顔で「そこがいいんだよね」と楽しそうにオレンジマーケットについて語ります。

 

そんな高田君の様子を見て、もっとちゃんと聞けば好きになれるかもしれないと思い、ライブ会場に向かいます。

 

会場にたくさんの人が集まっている様子を見て、高田君は「前に来た時には全然人がいなかった」と話します。

 

高田君は中学の時に友達に連れられてデビューライブを見たことがあるそうです。

 

いよいよライブが始まりましたが、夢中になってライブを楽しむ高田君の隣で、実果は少し退屈に感じてしまい落ち着きがありません。

 

そんな実果の様子を見て高田君は「気分悪いの?」と心配して声を掛けます。

 

心配をかけてしまったことに反省した実果は、高田君に勧められる通りにラストの曲に耳を傾けます。

 

高田君の隣で聞くその曲は、なぜか実果の耳に心地よく聞こえてくるのでした。

 

ライブ中の自分の態度を反省していた実果でしたが、高田君を呼ぶ女の子の声にはっとします。

 

声の主は高田君の中学の時の友達の本谷(もとたに)なつおでした。

 

彼氏の沢田(さわだ)と一緒にライブを見に来ていた本谷は、高田君と親しげにライブの感想を話します。

 

話している内容から、実果はオレンジマーケットのデビューライブにいっしょに行った友達が本谷たちのことであると気付きました。

 

楽しそうにオレンジマーケットの話をする高田君と本谷を見て、実果はのけものにされたように感じます。

 

翌日、高田君と音楽の趣味が同じになるよう頑張ると決意してたくさんの雑誌やCDで下調べをする実果でしたが、どうしても高田君が好きな音楽に入り込めません。

 

好きな人の好きなものを聞くのに無理をすることが悲しいとため息をつく実果を、ユウと山根君が励まします。

 

二人と別れた後、実果はユウの持ち物を間違って持ってきてしまったことに気づいて慌てて引き返します。

 

ユウを見つけて駆け寄ると、二人がキスしているところを見てしまい、びっくりして慌ててその場を離れます。

 

翌日、二人のキスシーンを思い出して、ユウのことがなんだかまぶしく見えてしまう実果でしたが、自分たちも付き合っているのだからいつか経験すること、と想像してみます。

 

しかし、いまだに両想いの実感を持てない実果は、自分たちがキスをするようなことは100年後くらいのことのような気がすると、情けないような気持ちになってしまいました。

 

学校からの帰り道、実果は高田君とばったり会いました。

 

音楽を聴いていた実果に、高田君は何を聞いていたのかと尋ねます。

 

オレンジマーケットを聞いていたという実果の言葉に喜ぶ高田君の様子に、実果は素直に喜ぶことができませんでした。

 

しかし、そんな実果に高田君は自分が好きな曲をダビングしてあげるからこれからうちに来ないかと誘います。

 

そして「ちょっと話したいことがあるんだ」と意味深に付け加えるのでした。

 

誘われるままに高田君の部屋に入った実果ですが、極度に緊張していつにもまして落ち着きがない様子です。

 

高田君が飲み物を用意してくれている間に部屋で一人残された実果は、一枚の写真を見つけます。

 

そこには高田君と本谷が写っていました。

 

写真の裏には本谷から高田君へのメッセージが記されていました。

 

「こないだの返事はもうちょこっと待ってね」

 

昔の話とはいえ何の返事なのか、実果は気になります。

 

そこに飲み物を持った高田君が戻ってきました。

 

高田君は、写真を手にしている実果を見て慌てます。

 

実果が手にする写真を取り返そうとする高田君と、高田君の声に驚いて立ち上がる実果の唇が触れ合います。

 

突然の出来事に驚く実果ですが、気が付いた時には高田君を突き飛ばして部屋を後にしていました。

 

実果のファーストキスは思いがけない事故によって突然降りかかってきたのでした。

第4話

突然のファーストキスの翌日、実果はお弁当を食べながらユウに山根君と初めてキスしたときのことを詳しく聞き出そうとします。

 

顔を真っ赤にしながら突然キスについて聞き出そうとする実果に驚くユウでしたが、様子がおかしい実果を保健室に連れて行くと、実果は熱を出していました。

 

昨日、高田君の部屋から帰るときにコートを着るのも忘れてしまったことが原因で風邪をひいてしまったようです。

 

実果は、キスのことを思い出すたびに恥ずかしくなり、高田君とどんな顔をして会えばいいのかわからなくなってしまいます。

 

一方、実果が置き忘れたコートを手に思い悩んだ様子の高田君。

 

実果のもとへお見舞いに行こうとしていたユウが、そんな高田君の姿を見つけます。

 

家で休んでいた実果のもとに「お客さん」がやってきます。

 

ユウがお見舞いに来てくれたのだと思っていた実果は、「上げていいよ」とお客さんを部屋に通すよう妹に伝えました。

 

するとそこに現れたのは高田君だったのです。

 

高田君は、駅でばったりユウに会い、ノートとお土産を預かったのだと伝えます。

 

昨日のキスのことが気まずく、黙り込む二人でしたが、高田君のほうから「ごめん」と切り出します。

 

高田君は、自分も思いっきり動揺してしまってうまくフォローができないと、顔を赤くしながら自分の胸の内を伝えてくれたのでした。

 

そんな高田君の様子を見て、実果は自分ばかりが恋をしていたのではなく、高田君も同じように悩んだり焦ったりしていたのだと感じてとてもうれしくなりました。

 

幸せな気持ちで高田君の帰りを見送る実果でしたが、その直後に高田君から昨日話そうとしていた「大事なこと」を聞いて大きなショックを受けることになりました。

 

春休みから本谷たちのバンドを手伝うことになり、忙しくなるため全然遊びに行けなくなるというのです。

 

本谷たちのバンドメンバーの一人が辞めてしまい、新メンバーが見つかるまでの期間限定でバンドを手伝うことになったと高田君は実果に伝えます。

 

いつまで会えない日が続くのかわからず、実果は不安を感じます。

 

そんなとき、実果は元凶である本谷と町中でばったり会ってしまいました。

 

「新しいメンバーはまだ見つからないのか」と問いかける実果に対して、本谷は「高田のように波長の合う人がいない」と答えます。

 

そして続けて「高田はピアノができるから中1のころから目をつけていた」と実果に伝えます。

 

高田君がピアノを弾けることを知らなかった実果は本谷の言葉に驚きます。

 

そんな実果の様子に、本谷は「高田がピアノを弾けることを知らなかったの?」と、馬鹿にしたように笑います。

 

そのあとも中学のころからの高田との思い出を実果に話し続ける本谷に、実果はあまりいい気がしないのでした。

 

春休み中ずっと会えないことを嘆く実果に、ユウは「バンドの練習を見に行けばいいんじゃない」と伝えます。

 

早速差し入れを用意して練習を見に行くことにした実果でしたが、高田君は実果が退屈するのではないかと心配します。

 

しかし実果はバンドの練習を見に行くことをとても楽しみにしていて、バンドメンバーとも仲良くなれるのではないかと前向きな妄想ばかりしていました。

 

うきうきした気持ちで練習場所に足を踏み入れた瞬間、本谷の怒鳴り声が響き渡ります。

 

「遅いよっ」

 

そのあともなんだかピリピリした雰囲気で、実果はぽつんと座って練習している様子を眺めることしかできません。

 

バンド練習と言っても個人で楽器練習をしているだけのようなので、実果は少しならいいかと思い高田君に話しかけます。

 

二人でおしゃべりを楽しんでいると、本谷が実果に苦言を呈します。

 

「高田を遊ばさないで」

 

実果は、本谷が自分のことを嫌っているのではないかと感じます。

 

本谷は、実果が差し入れで持って行った料理に文句を言い、実果と高田の音楽の趣味が合わないのではないかと馬鹿にしたように話します。

 

極めつけに、翌日も差し入れを持ってくることをメンバーに伝える実果に対して、「明日も来るの?」と明らかに嫌そうな顔をするのでした。

 

実果は、本谷の気に障るようなことは何もしていないはずなのに、なぜこんなに嫌がられるのかと、納得できないのでした。

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