いぬぼく りりちよの最後の結末は死亡？御狐神そうしと結婚？先祖返りの妖怪の能力や名言紹介！白鬼院凜々蝶妖狐×僕SSシークレットサービス

2009年から2014年まで、スクウェア・エニックス 刊『 月刊ガンガンJOKER 』で連載された作品「妖狐×僕SS」。

2012年にアニメ化もしていて、今なお根強い人気を誇っている作品です。

今回は妖館と呼ばれるマンションに住むことになった主人公、白鬼院凜々蝶(しらきいん　りりちよ)について紹介していきます。

凜々蝶は妖怪の先祖返りとして生をうけ、いろんな葛藤や苦しみの中生活してきました。

そんな彼女は、妖館に住むようになり、たくさんの人と出会い、人生で初めての友人ができたり、恋をしたりして、人として成長していきます。

物語中盤には、大切な人の死も経験してしまう凜々蝶について、詳しく解説していきたいと思います。

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りりちよ（白鬼院凜々蝶）の先祖返りの妖怪・能力は？ツンシュンって？プロフィールを紹介！

白鬼院凜々蝶のプロフィール

🎂🎊🎉2月21日は🎉🎊🎂
🎊🎉妖狐僕SS🎉🎊
🎊白鬼院凜々蝶の誕生日🎊
凜々蝶お嬢様誕生日おめでとう🎊🎉🎂🎉🎊#白鬼院凜々蝶生誕祭2022#白鬼院凜々蝶生誕祭#白鬼院凜々蝶誕生祭2022#白鬼院凜々蝶誕生祭#祝う人RTかいいね#RTした人全員フォローする pic.twitter.com/g0AuzJwGq0

— きこう元勇者@イレイナ生誕祭2022❤ (@Kikou52954222) February 20, 2022

古くから続いている名家「白鬼院家」に生まれた凜々蝶。

先祖に妖怪と交わった者の先祖返りで、特別な存在として家族から隔離されて育てられました。

悪態をついてしまうという癖があるものの、基本的には面倒見がよく親切で、礼儀正しく、不器用で繊細な高校1年生の女の子です。

本来はそうした優しい子なのですが、お金持ちな上に悪態をつくという態度のせいで、今まで友達ができたことがありません。

妖館に来てからは、同じような境遇の仲間と過ごすことで、徐々にみんなと仲良くなっていくんですが、その様子がとても微笑ましいです。

ＢＤ＆ＤＶＤ第１巻特典用、藤原ここあ先生描き下ろし漫画の入稿完了！原作５話と６話の間に起こった可愛らしいお話です。原作本編では見られないとてもレアな凜々蝶さまをお楽しみに！（スクエニ　Ｋ） #inuboku pic.twitter.com/JtOvpmN9

— TVアニメ「妖狐×僕SS」 (@inuboku_anime) February 3, 2012

凜々蝶の先祖返りの妖怪・能力は？

凜々蝶の先祖返りの妖怪は鬼です。

頭にはツノが生え、羽織のようなものと、腰には般若の面を身に着けています。

武器は薙刀(なぎなた)で、シークレットサービスがいなくとも、ある程度の戦闘ができます。

ツンシュンって？

凜々蝶というキャラクターが生み出した造語。

いつもツンツンして悪態をついているけれど、本当は言いたくなくて、言ったあとに後悔してシュンとしている様です。

このツンシュンがとても可愛いんです。

凜々蝶の不器用さを的確に言い表してます。

実は御狐神双熾はりりちよ（白鬼院凜々蝶）を知っていた？

凜々蝶の過去

世話係がいて、たくさんのお手伝いさんがいる家で育った凜々蝶ですが、その過去は決して幸せと呼べるものではありませんでした。

学校ではさんざんいじめられ、先生や大人たちは凜々蝶自身ではなく、家を見て機嫌をうかがってくる、そんな環境でした。

そのことがきっかけで、他人との距離感がつかめず、虚勢(きょせい)をはる癖がついてしまったんです。

隔離されていた凜々蝶は、両親とほとんど話したことがありませんでした。

そんな凜々蝶が1度だけ、父親にぶたれたことがあったんです。

理由は凜々蝶が妹に対して「うらやましい」と言ったから。

泣きながら凜々蝶をぶった父親の顔は、妹への愛だけであふれてるように見えました。

双熾との本当の出会い

出会った当初から、自分を救ってくれた敬愛すべき恩人として、凜々蝶に尽くしていた双熾。

凜々蝶の前には、彼女の婚約者である青鬼院蜻蛉（しょうきいん　かげろう）に仕えていました。

蜻蛉の元にいた頃の双熾は、ただ自由になるために人の靴すら舐めるほどプライドがありませんでした。

20歳になるまで青鬼院家にいるように言われた双熾は、蜻蛉から婚約者への手紙の代筆をするよう命令を受けても、好かれそうな文言を相手に合わせて書いて、ソツなくうまくやっていけばいいと考えていました。

ですが、手紙のやり取りをするうちに、繊細で感傷的な凜々蝶に対して「どんな人なのか」と思うようになります。

一方、凜々蝶は会ったこともない婚約者の蜻蛉に対して毎日手紙を書いていて、その手紙だけが辛く苦しい環境にある凜々蝶にとっての楽しみであり、救いでした。

双熾が初めて凜々蝶を見たとき、何不自由なく過ごし、みんなから大事にされ、そのうえで悪態をついていたその姿に、落胆している自分がいることに気付きます。

ですが、蜻蛉から凜々蝶の家の事情、不器用さ、手紙は本人が書いていることを聞き、凜々蝶に対して今のような好意を抱くようになりますが、凜々蝶が手紙を書いている相手が自分ではなく、婚約者の蜻蛉なんだと思うたび、我に返って喜びを消していました。

妖館で蜻蛉から「手紙を書いていたのは私ではない」と言われた凜々蝶が「知っているが」「僕が待っていたあの人は君じゃない」と返したことで、双熾は本当の意味で救われることになります。

死亡して別人になった（？）りりちよ（白鬼院凜々蝶）を解説！

人間ではない「妖怪」の血が混じった者の呼び名。

先祖返りが生まれた家はなぜかとても栄えていて、ほとんどの家で彼らは「特別なもの」としての扱いを受けています。

先祖である妖怪と、同じ日同じ時間同じ容姿同じ性質を持って生まれ、稀に記憶まで受け継いで同じような運命を繰り返す彼らを、始祖の再来として同じ名前を付けて一族全体で育てるのが先祖返りです。

そんな理由で家族という概念が希薄なため、先祖返りの多くは孤独な人生を歩んでいます。

先祖返りのほとんどが、日本各地にある妖館で暮らしていますが、遠い昔に絶縁状態になった妖怪の先祖返りたちはどこで何をしているのか分かりませんでしたが、物語中盤、凜々蝶たちを本能のまま妖怪化するために襲ってきます。

凜々蝶とは別の同じ人

巻数でいうと4巻中盤、妖館に住まない絶縁した先祖返りたちが起こした百鬼夜行(びゃっきやこう)によって双熾が殺されてしまいます。

そこからは、全く同じ容姿、同じ名前、同じ境遇の別人である凜々蝶の物語が始まります。

そこにはもちろん、双熾もいましたが、前回は初対面から凜々蝶様と呼んでいた双熾が「白鬼院様」呼びになっていたり、おかしな点がありました。

そんなとき、前回一緒に住んでいた一反木綿の先祖返り、反ノ塚連勝（そりのづか れんしょう）が現れます。

23年分、歳をとった姿で。

妖館に住んでいた他の先祖返りたちは、みんな生まれ変わっていて、ほとんどの人が前世の記憶を受け継いでいました。

前世の情報を今の本人に与えない、記憶を戻そうとするのは禁止というのが先祖返りの掟(おきて)であったのもありますが、双熾が目の前で殺されたことで精神的に病んでしまった凜々蝶に対しては、他の仲間たちがあえて教えていませんでした。

ですが蜻蛉だけは違いました。

今の凜々蝶が見ているのは「今の双熾」ではなく、「前の双熾」だと詰め寄ります。

「双熾を悼(いた)んでやらないのか」と言われた凜々蝶はその場で崩れ落ちました。

今の凜々蝶は前世とほとんど同じでしたが、1つだけ違うところがありました。

それは忘れているはずの前世の双熾に囚われ続けていたことです。

妖館の正体とは？りりちよ（白鬼院凜々蝶）の本当の役目とは？

妖館

先祖返りたちは純血の妖怪に狙われやすいため、各々の実家を出たら助け合って暮らそうというシステムのマンションが造られました。

それが妖館です。

妖館を作ったのは人の心を悟る妖怪「サトリ」の先祖返り、悟ヶ原思紋(さとりがはら　しもん)。

先祖返りたちの代表のような存在で、未来や過去、思考を見る百目の先祖返り、夏目残夏（なつめ ざんげ）と似たような能力を持っています。

ただし、思紋の場合、残夏よりも力が強力で、能力が常にONの状態にあるため、話す相手は隠し事ができません。

先祖返りのなかでも特に信頼され、1番の権力を持つ人であり、凶暴な妖怪の性質を強く受け継いだ先祖返りに対して、殺すのではなく、管理下に置くことを提案し、他の先祖返りを守るシークレットサービスの役目を与えた人でもあります。

凜々蝶たちの役目

記憶を取り戻した凜々蝶は、百鬼夜行の意味を解明しようと決めます。

前世で百鬼夜行の主犯格として登場した犬神命（いぬがみ みこと）は、今世では、前世の記憶のない渡狸卍里（わたぬき ばんり）と偶然知り合い、友人となっていました。

思紋が管理している千本桜は、長い長い時間を生きている妖怪で、未練のある過去へと戻す能力があります。

命は、老いず死なず他人の死を見送り続け、永遠に1人で生きるということを代償に、23年前の過去に飛んでいました。

千本桜の前に集まった先祖返りたちは、1人また1人と、自分が犠牲になることを選択し始めます。

ですが、卍里の過去に手紙を残すという一言をきっかけに、来世ではなく、前世の自分へタイムカプセルを送ることを決意します。

過去が変わることによって今の自分たちが消えるかもしれない、それでも今世の自分たちではなく、前世の自分たちが決着が付けられるように願いを込めて、みんなで手紙を書いて過去に託しました。

りりちよ（白鬼院凜々蝶）の最後は双熾と結婚する？結末はハッピーエンド？

物語序盤は主従の関係性だった2人ですが、凜々蝶はいつしか双熾に対して恋心を抱くようになります。

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— TVアニメ「妖狐×僕SS」 (@inuboku_anime) November 18, 2017

11巻ある今作ですが、3巻の序盤にはカップルになっています。

双熾は、凜々蝶に対して幼児でも老人でも小さくても大きくても男でも女でも、いっそ人間でなくても好きだと伝えるほど、凜々蝶がいなくては生きていけない人なので、くっつくのは当然なんですが、前世と今世があることが2人の葛藤となります。

前世では凜々蝶と手紙のやり取りをしていたのは双熾でしたが、今世では双熾ではなく、ちゃんと蜻蛉が文通をしていました。

今世でも軟禁されていた双熾を助けたのは蜻蛉の母、青鬼院菖蒲(しょうきいん　あやめ)でしたが、前世と違うのは双熾が自ら自由を願って行動したわけではなく、凜々蝶が菖蒲に対して、救ってほしいと頼んだからでした。

お礼を言いたいとずっと思っていた双熾は、初めて凜々蝶に会ったときにお礼を言って泣いた凜々蝶を見て戸惑いました。

人生で初めてものすごく真剣に悩んだ双熾でしたが、「自由」や「感謝」など色んなものをくれる凜々蝶にまた惹かれていくんです。

双熾は前世の記憶はありませんでしたが、軟禁中に毎日前世の死について教えられ、自分でもできる限り調べていたことで、前世の自分を恨んでいました。

「今も凜々蝶に愛される前世の自分」を。

ですが、百鬼夜行の主犯格犬神命討伐をきっかけにして、凜々蝶は今世の双熾のことを、違う人間ではあるけど、持っている本質は変わらないと知ります。

それは前世の双熾への愛情とは別の愛情でした。

前世で子供が欲しいと言っていた双熾。

凜々蝶は今世の双熾に対して、自分の子供のような愛情を持っていたんです。

話は前世に戻り、妖館に危機が訪れ、それぞれの実家に帰った後、凜々蝶は久しぶりに家族に会います。

父親から双熾との付き合いについて言及され、凜々蝶は人生で初めて父親に対して悪態をつきます。

その後、母親から父親の暴言を謝罪され、父親が「いつも悪態をついては後悔している」ことを知り、驚きます。

この瞬間、凜々蝶は生みの親である両親と、初めて本当の家族になれたんだと思うと、感慨深いです。

蜻蛉の単独行動により、心配になった先祖返りたちが次々と妖館へ戻ると、双熾の姿だけありませんでした。

双熾は実家でまた軟禁状態にされており、出られない状態になっていました。

凜々蝶たちで双熾を救い出し、ある人物の死によって、思紋のところへ向かった凜々蝶たちは、思紋の悪い噂が本当だったことを知ります。

そこに全国の妖館の先祖返りたちが終結し、舞台はクライマックスへと進んでいきます。

命は破れ、思紋は命が死んで初めて本物の愛を知りました。

凜々蝶と双熾ですが、残夏から、遠くない未来に2人は結婚して眼鏡をかけた男の子が産まれる、と伝えられます。

来世で出会った、眼鏡をかけた双熾の記憶は今の凜々蝶にはないけれど、来世の双熾から送られた手紙には「あなたの一部に生まれたかった」とあり、一瞬、そのときの記憶を思い返したように凜々蝶は泣いてしまいます。

何度も生まれ変わると言われた先祖返りの力は年々弱くなっていて、それでももし、生まれ変わるならまた出会えるその日を待とうと決めたハッピーエンドでした。

いやーーーん
だいすきな妖狐×僕SS(いぬぼく)がなんとまぁ…TVで少しでも見る機会があるとは。゜(´∩ω∩｀)゜。

もう最高うううう

ここあ先生ぇぇえ😭 pic.twitter.com/3gH4K5Pjtz

— .Яu-Иa. (@RMMR21) July 14, 2022

りりちよ（白鬼院凜々蝶）の名言紹介！

「僕らは変わらなくてはいけない。自信を得て真っ当に人と関われる自分になるまでは」

いじめられ、父親からぶたれ、その他の大人たちからも自分自身を見てもらえなかった凜々蝶ですが、そんなことをしてきた相手ではなく、自分自身を変えたいと思えるような芯の強い優しい女性だということが分かる言葉です。

「時間は重みだ　僕は　そう思う」

先祖返りである凜々蝶が言うことで、意味が深まる言葉です。

何度も何度も繰り返し生きている、記憶を無くすこともあれば受け継ぐこともある、そんな先祖返りの痛みや辛さが見えてくる一方、人との出会いによって積み重ねられた経験や愛情を感じる言葉にも聞こえてきます。

「こうなってみて気付いた事が沢山あるんだ　ありがとう　ごめん・・・」

蜻蛉に対して言った言葉です。

前世の凜々蝶は、目に見えるだけの優しさしか知りませんでしたが、今世では蜻蛉や他の仲間たちが、陰ながら手助けしてくれていたことを知っています。

不器用ながらも、きちんとお礼と謝罪ができるのが凜々蝶なんです。