ヒカルの碁 佐為サイが最後に成仏して消えた理由は？その後は復活転生して再会？強さや過去モデル紹介！名言も

漫画、アニメ放送で囲碁ブームを引き起こした「ヒカルの碁」

「ヒカルの碁」は完結していますが、今でも尚、人気の高い作品です。

今回は、「ヒカルの碁」に登場する藤原佐為（ふじわらのさい）を紹介します。

佐為は、主人公・進藤ヒカル（しんどうひかる）に宿り、ヒカルの身体を借りて囲碁を打っていきます。

平安時代に生きており囲碁指南役として活躍していた経歴があるので、囲碁の実力はかなりのものでした。

しかし、自身の希望である「神の一手」に届かなかったことからの悔やみから成仏できずに、ずっと碁盤に宿っていました。

江戸時代、ヒカルの前に虎次郎（とらじろう）と呼ばれる少年が、佐為の存在に気づきその少年に宿りました。

虎次郎は後の本因坊秀策（ほんいんぼうしゅうさく）です。

佐為は実在する人物ではありませんが、秀策は実際に江戸時代で活躍した囲碁棋士として有名ですね。

作中では、秀策の碁は佐為の打った碁として描かれています。

秀策の時代では、「神の一手」を極めることが出来なかった佐為は、再び碁盤に戻り、現世のヒカルに宿ります。

現世での名人である塔矢行洋（とうやこうよう）と出会い、佐為は自身の力を高めていきます。

佐為と同様にヒカルも囲碁の力をつけていき、遂に平安時代からヒカルのもとに宿った理由が解き明かされます。

佐為がどのような人物だったのか。

また、ヒカルの元に宿った理由は何故だったのかを紹介していきます。

『ヒカルの碁』をお得に読む方法はあるの？

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しかし、『ヒカルの碁』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません。

見つけ次第、追記いたします。

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佐為（サイ）のプロフィール紹介！性別は？

ヒカルのもとにやって来るまでの経緯は？

藤原佐為（ふじわらのさい）は、平安時代の天才棋士であり、天皇の囲碁指南役として活躍していました。

負け知らずで、優しく爽やかな風貌の佐為は女性達にもモテていました。

後に、紫式部などとも一緒に過ごしたことがあることを伝えています。

しかし、ある対局で相手の棋士がズルをしたことで敗北し、そのまま失意により入水してしてしまいます。

その後、囲碁に未練を残し成仏できないまま、碁盤に魂を宿し、江戸時代の本因坊秀策（ほんいんぼうしゅうさく）の前に現れます。

心優しい秀策は、佐為に心ゆくまで碁を打たせていましたが、流行り病で亡くなってしまいます。

そして、再び碁盤へ宿り１４０年の時を経て進藤ヒカル（しんどうひかる）と会うことになります。

「神の一手を極めるために」平安時代からおよそ千年、ようやく佐為の夢をヒカルの身体を借りて実現させる時がきました。

ヒカルの碁の藤原佐為 pic.twitter.com/Twf7RTBaFa

— ぽろろっか (@inuzuka_) January 26, 2023

佐為の性別、性格は？

佐為は、平安時代女性にモテていた経歴があることから男性です。

女性と見間違うほどの美しい容姿と穏やかな性格の持ち主です。

囲碁に対しての情熱から喜怒哀楽が激しく、全身で気持ちを表現します。

常に相手のことを思いやる優しさと、ズルして相手を傷つけることは絶対に許さないという強い意志を持っています。

平安時代のことや秀策と歩んだ江戸時代などのことは、自分が過ごしているので詳しく知っています。

ヒカルの碁，「藤原佐為」 pic.twitter.com/oRd9jETXcb

— あすっぺ (@asutan_106) January 26, 2023

佐為の好きなものや嫌いなものは？

好きなものは、なんと言っても囲碁です。

囲碁のために、成仏できないまま千年も待ち続けましたからね。

そして、自分が宿った秀策やヒカルのことも好きです。

囲碁の相談相手になることはもちろん、悩んだり苦しんだりしている時は一緒になって解決に向かうように考えます。

対して、嫌いなものはガマガエルです。

ヒカルが対局する相手に、笑った顔がガマガエルみたいな人がいて「ヒャアー」と顔を背けています。

「私が大嫌いなガマガエルにそっくり」と言いながら対局しますが、その相手を笑わせる暇もないままあっさりと勝利していました。

ヒカルの碁ですね！

レンジ外の汚いツーペアでGTOプレイヤーを分らせます😊 pic.twitter.com/rv8PdX7noa

— わなび (@wannabe_a__) January 24, 2023

佐為（サイ）が消えた理由とは？その後は成仏したのか転生したのか？

佐為がヒカルの前から消えてしまった理由は？

塔矢行洋（とうやこうよう）名人と佐為との一局は誰もが感服するような素晴らしい碁であり、名人は負けましたが、それはレベルの高い対局でしたので、仕方がないことでした。

しかし、誰もが気づかなかった塔矢名人の逆転の一手にヒカルが気づきます。

その逆転の一手にヒカルが気づいたことで、佐為はなぜヒカルの元に宿ったのかが分かるようになります。

亡霊である佐為と現世で活躍している塔矢名人との対局を見せて、ヒカルに「逆転の一手」を気づかせるために神が自分をヒカルの元に蘇らせたのだと確信します。

このヒカルの気づいた一手が「神の一手」だと分かり、使命を終えた佐為は数日後にヒカルの元から消えてしまいます。

佐為が消えた後は成仏したのか、転生したのか？

佐為は、ヒカルが「神の一手」に気づいたことで、この世から姿を消します。

それは、他の誰かに転生するのではなく、完全に成仏してしまうのです。

佐為自身は、「自分がヒカルのために存在したのであれば、ヒカルもまた誰かの為の存在に。神の一手への道は何千年もの積み重ねの先にあるものだ」と佐為は答えを出します。

それは、自身が成仏してしまうことで囲碁が出来ないという寂しさと、自分自身はヒカルと出会い、使命を果たしたことから、成仏する瞬間は大好きなヒカルと囲碁を打ちながらの穏やかな時間の中でした。

佐為（サイ）がいなくなってからヒカルと再会できたのか？最後はどうなった？復活？

佐為の成仏後は、ヒカルと再会出来たのか？

佐為は、ヒカルの夢の中では出てきます。

ヒカルは、塔矢と久しぶりに対局して、負けたけどこれからも塔矢と打ってお互いを高めていく約束もしたと夢の中の佐為に話をします。

「何故消えてしまったのか？」理由が分からないヒカルは、ただただ佐為に問いかけますが、夢の中の佐為は話をすることなく、ほほえんでいるだけでした。

ヒカルは、佐為が消えてから佐為の行きそうな場所を尋ねましたが、出会うことはありません。

囲碁を辞めようかと思っていた矢先に、同じ院生仲間の伊角（いすみ）と対局して、佐為は自分の打っている囲碁の中にいることに気づきます。

佐為がいなくなって寂しさが溢れるヒカルですが、立ち直りプロの棋士として歩んでいくことを決めます。

ヒカルの碁好きで定期的に読み返してるんだけど、何回読んでもここで涙腺崩壊する
マジで今意味わからんくらいここで泣いてる pic.twitter.com/XCcVyGrstf

— トカゲ (@mc9kk7280) January 28, 2023

佐為は最後に復活したのか？

佐為は、完全成仏なのでヒカルの夢の中に出てきただけで、復活はしていません。

そして、本因坊秀策の後に、ヒカルのもとへ宿ったように、ヒカル以外の誰かに宿ったかどうかですが、佐為が消えてしまってからは、全く登場しなくなります。

ヒカルの碁の最終話で「私の声が聞こえるのですね？」で終わっていますが、これは過去を回想しているもので「ヒカルの碁」は佐為との出会いから生まれたものであると物語っています。

佐為が、別の誰かに宿ったという訳ではありません。

佐為（サイ）は実在した人物？モデルはいる？

藤原佐為は実在していたのか

藤原佐為は、実在していなく、漫画の中の仮想の人物となります。

しかし、藤原佐為が最初に取り憑いた虎次郎、後の本因坊秀策は実在しています。

本因坊秀策は江戸時代の囲碁棋士であり、広島県の尾道市出身です。

現在、本因坊秀策囲碁記念館が建てられており、ヒカルの碁のファンなら一度は足を運んでおきたい場所です。

秀策のコスミは現在でも有名ですが、漫画の中では秀策の囲碁は佐為が打っている設定となっています。

秀策のことを調べていくと、佐為と重なる部分が出てきて面白いですね。

藤原佐為のモデルになった人物は？

作者の小畑健、ほったゆみは、インタビューで佐為のモデルは全くいないことを語っています。

また、主人公のヒカルのモデルもいないこともわかっています。

最強棋士の藤原佐為、過去に対戦して負けた相手はいる？佐為の魅力と強さを解説！

平安時代藤原佐為としての成績は？

囲碁指南役として活躍していたことから負け知らずでしたが、同じ指南役仲間にズルをされ、そのまま心が落ち着かないまま敗北してしまいます。

囲碁に対しての熱意と情熱から、ズルをされ負けたことで指南役を降ろされたショックは図りしれません。

そのことから、佐為は自ら命を断ちました。囲碁は自分の命そのものだったのですね。

江戸時代、藤原佐為が本因坊秀作として打った囲碁の成績は？

当時唯一の公式戦で無敗を誇っています。また、独自の布石をあみ出し、後に秀策のコスミと呼ばれるほど有名な棋譜が数多く残っています。

江戸時代で負けなしでかなりの強さが伺えます。

藤原佐為が進藤ヒカルとして打った囲碁の成績は？

佐為に取り憑かれた時は、まだ小学生だったのですが、プロをも魅了するほどの実力でした。

塔矢行洋名人の息子の塔矢アキラ（とうやあきや）は、ヒカルと同じ小学生でしたが、その実力はすぐにでもプロでやっていけるほどでした。

そのアキラにあっさりと勝ってしまいます。

その強さ故に、ヒカルが小学生として注目を集めてしまいます。

そこでインターネットで「sai」と名乗り囲碁を打つようになり、そのネット碁の中で名人にも勝利をします。

作中では、ヒカルが間違って悪手を打ってしまって必死に追いかけたが負けてしまったことと、塔矢名人との初対局の中で、１５目のハンデ戦を行い負けてしまったこと。

この２回のみで、後はどんな状況でも勝っています。

なんか囲碁クエ深夜にやると
7段8段とかとの対戦になる😱

相手強すぎて↓（アキラの気持ちを味わった笑） pic.twitter.com/ydnpZ2oijd

— 囲碁好きのハルキ@ヒカルの碁ファン (@igo_hikarusai) May 22, 2020

そう、序盤の「これじゃ” ヒカルの碁 “じゃなくて” 佐為の碁 “では？」といった疑問が徐々にタイトルの『ヒカルの碁』に移り変わっていくのです。

やるべきことを理解している状態で、周りからの指示を受けることなく己の技術を高めていく。その変化によって訪れる、碁を打つ精神の成長が素敵です。 pic.twitter.com/Pkm24kvMsW

— ✨🎀みかん🎀✨🍀@アニメ感想🌈✨ (@MMYKuo250) January 27, 2023

ヒカルを強くした魅力溢れる佐為（サイ）の名言を紹介！『ヒカルの碁』

「整地まではいきません。中押しで勝ちますから」

整地をいじってズルをしている人を見て佐為は許せない気持ちでいました。

それは、かつて自分もズルをされて負けてしまい、入水したという過去を持っているからです。

その相手と対局することになりますが、またズルして整地をいじって負けてしまったらどうしようかと不安に思うヒカル。

しかし、佐為は全く動じずに中押しで勝つと言います。

この言葉は、圧倒的な実力と、その培ってきた囲碁のセンスを持ち合わせている佐為の、自信を感じる名セリフです。

「今・・・わかった。神は、この一局をヒカルに見せる為に・・・私に、千年の時を長らえさせたのだ」

塔矢行洋との対局で勝利をした佐為でしたが、対局後にしばらく碁盤を見つめるヒカル。

ヒカルは、他の一手を思いつき、その一手を打てば佐為が負けて、塔矢名人の勝ちということに気づいたのです。

それは、最強棋士の佐為も塔矢名人も気づかない一手だったことから、佐為は驚きと共に、何故自分がヒカルに宿ったのかが分かった瞬間です。

佐為と塔矢名人との対局は間違いなく歴史に残る名勝負であり、各国の棋士達も注目の一戦です。

ヒカルが気付いた「逆転の一手」は、「神の一手」であり、『ヒカルの碁』の中でも名セリフ、名場面となっています。

「未来を持つヒカルへの嫉妬が、抑えられない・・・。・・・それだけじゃない・・・ヒカルと・・・別れたくない・・・」

自分は消えてしまうのに、ヒカルはこれからもずっと自分の大好きな囲碁を続けられるという嫉妬を感じられるセリフです。

しかし、囲碁が出来ないことはもちろんですが、それ以上に佐為はヒカルと離れることが悲しいとの心情があります。

自分の極めたかった「神の一手」を次はヒカルに繋いでいく。そのヒカルの成長が見れないことやヒカルと一緒に喧嘩したり、笑いあったり出来ないことが寂しいと感じとれる場面です。

「以前は、闇雲に向かって来たあなただったのに、恐らく私の一手一手が、切り裂く刃の切っ先が、少しずつ見える様になってきたのでしょう」

佐為と２人で対局することが多くなったヒカルは、最初は最強棋士である佐為には負けて当然と思いながら一手一手恐れずに打っていました。

しかし、ヒカルが実力をつけたことで佐為の一手が怖くなってきます。

それは、ヒカルが成長した証であり、佐為の放つ手が見えるようになってきたからこそ恐れるのであるという、佐為のセリフです。

このセリフで、ヒカルは自信をつけさらに高みへと上がっていきます。

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— 囲碁好きのハルキ@ヒカルの碁ファン (@igo_hikarusai) May 4, 2020