サレタガワのブルー4巻無料ネタバレ!漫画タダで読む方法解説!暢と梢「された側」の反撃の始まり

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『サレタガワのブルー』4巻を無料で読む方法やネタバレが知りたい。

 

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『サレタガワのブルー』4巻を無料で読む方法は?

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『サレタガワのブルー』4巻ネタバレ紹介!

第34話「SMプレイ」

藍子の作戦通りに萌子(もえこ)にたくさんのお酒を飲まされた和正は藍子に引かれホテルへと向かいます。

 

ホテルに入る際に暢の代わりに張り込んでいたたみくんに写真を撮られてしまいます。

 

ホテルに入った藍子は和正に判断能力が無くなっていることを知り、勝手に部屋を決めました。

 

少しして和正が正気に戻ると彼は自分がベッドに縛られていることに気付き、藍子に問い詰めます。

 

しかし藍子は素知らぬ顔をしてあることを言います、「藍子と一緒になりますって口に出して約束してくれないとこのまま帰っちゃおうかな?」と。

 

藍子の目的は頑なに妻と離婚をしようとしない和正をなんとか自分のものにしようというものでした。

 

藍子が帰ろうとしたその時、和正の一緒になるという言葉に「本当!?」と勢いよく振り向きます。

 

しかし確実な証拠が欲しい藍子は妻とはどうするの?と曖昧にされないよう、細かく聞きます。

 

そして妻とは離婚する、藍子と結婚したいから、という言葉を和正から聞き出し、さらに彼女は録音までしていました。

 

全てがうまくいったことに藍子は大満足で、録音を聞き返しついに愛する人からのプロポーズをゲットしたと喜びます。

 

そして後は自分と和正がどう、上手く離婚するかについて考えていました。

 

藍子としては慰謝料を払いたくないことはもちろん、マンションも欲しいし、夫婦での貯金も自分が多めに欲しいと言うわがままな要望があります。

 

そのためにはなんとしてでも暢に非があり、離婚に至った、という事実が必要になってくると考えていました。

 

暢は急遽入った仕事を片付けるため、徹夜で仕事をしており、そのためこの日の証拠集めはたみくんに頼んでいたのでした。

 

帰ってきた藍子と一言二言、言葉を交わしますが、ふと我に返ると飄々としている藍子の様子にいら立ちます。

 

と、藍子が再び部屋に入ってきて二時間後に起きないといけないから起こして、朝ごはんも作っておいてという注文が。

 

その言葉に完全に怒った暢は浮気をしているくせによくそんな態度がとれるな、と寝不足もあってかついに藍子に激怒します。

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第35話「すべての責任は」

ついに藍子に面と向かって激怒した暢は啖呵を切ったことに少し後悔していました。

 

それでもまだ浮気はしていないと言う藍子に暢はこの期に及んで…と言いますが、藍子は「もう本気だもん浮気じゃなくて!」と開き直るようなことを言います。

 

さらには暢の肩を掴み、自分は今本気で他の人に目移りしている、けれどこれはすべて暢のせいだからと叫びます。

 

この発言に驚きのあまり言葉が出ない暢に藍子は最近冷たいし自分は寂しかった、料理も作ってくれない、全然大切にしてくれなかった、と問い詰めます。

 

暢はそれは全部藍子の浮気が分かってからだと、たどたどしく言いますが、「てかずっと気になってたんだけど」と藍子はかぶせる様に告げます。

 

そして暢の左耳についているピアスに触れ「この左耳のピアスはいつはずすの?」と言います、このピアスは暢が学生時代に付き合っていた亡くなった彼女の形見でした。

 

暢の方がある意味浮気をしているだろうと言い、ずっと不愉快だったと怒鳴ります。

 

そんな藍子にどこか恐怖しながらも「付き合う前に話し合ったじゃん…!」と暢は言います。

 

ここで回想シーンに入り、暢と藍子がまだ結婚していない時代にまで戻り、確かに藍子は「私は…二番目でいい」と言い、ピアスに関しても外さなくていいと言っています。

 

回想から戻り、藍子がそう言ってくれたからと暢は言いますが、藍子は何と「私そんなこと言ってない」としらばっくれます。

 

藍子は録音してるの?と証拠を求めます、彼女にとってはすでに裁判で証拠となりえない事については事実であろうがどうでもいいようでした。

 

だから、と藍子は更に続けます。

 

私は100%悪くない、暢がすべて悪い、他の男に目移りしても仕方がないと自分の浮気を正当化しようとします。

 

暢は話を戻そうと今は藍子の浮気について話していると言うと「私に浮気するなって文句が言いたいなら今すぐ捨てなさいよ!その気持ち悪いピアス!」と暢にとって最もつらいことを言います。

 

このことによりとうとう別居することになった二人、藍子は妹の萌子のところへと向かい、通帳もハンコも全部持ってきた、自分の方が金銭的にも多くもらえる様に持っていくと高笑いしながら萌子に電話します。

 

一方暢はたみくんの紹介で弁護士に電話をし「できるだけ有利に離婚したくて」と言います。

 

暢の方も藍子に「許さない」と離婚することを決意しました。

第36話「サレ妻の苦悩」

この話は和正とその妻梢(こずえ)側の話になります。

 

梢が息子と眠っていると和正が帰宅し、すぐに眠りにつきます。

 

彼が眠った後に梢が時間を確認すると五時半であったことに若干引き、妻子持ちの男がどうかしていると思います。

 

そうしていると子供が泣き始め、あやしていると泣き声で起きたのかイライラを隠さずに早くなきやませろよと和正がぼやきます。

 

「このクズ夫!!」と思いながらもこらえ、子供にミルクをあげます。

 

息子にミルクを飲ませながら自分のメンタルが強くなったこと、この子がいるから頑張れると思います。

 

飲ませ終えると子供を起こしてしまわない様にそっと布団に寝かせ、次の夜泣きが来る前に自分も少し寝ようと横になりました。

 

すると起きていたのか和正が梢に迫ってきます、何とかごまかしてかわす梢は不倫して帰ってきたんじゃないのかとドン引きします。

 

日中になり梢は子供を預けられる保育園へ向かうために電車に乗っていました。

 

先ほどの事もあり和正と並んで眠るのは限界だと感じますが、けれど今は我慢だと自分を奮い立たせます。

 

まずは息子の保育園と梢の仕事場を決めることを最優先に考え、改めてするべきことが多いと感じます。

 

一人で子供を育てていくことや離婚調停など様々なことを考えていると目の前の人が改札に引っかかっていることに気が付きます。

 

焦っている青年を見ていると梢は前に電車内で泣いていた息子をあやしてくれた人だということを思い出します。

 

思わず彼に「良かったら使って?」とお金を渡します。

 

知らない方からはもらえないと言う青年に「私も知らない方のあなたにこの間助けていただいたから!」と言います。

 

子供を見て思い出したのかしばらく止まっていると改札の前だということに気付き、向こうで話しますか、と二人は笑いました。

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第37話「弁護士に相談だ」

梢は助けた青年、水無瀬葵(みなせあおい)からお礼がしたいから連絡を欲しいと電話番号を書かれたメモを受け取ります。

 

梢は別に千円くらい大丈夫だと言いますが、葵は保育士を目指しているらしく子育て世代の梢のような母親たちを支えられるような仕事がしたいと思っています。

 

しかしそれどころではない梢は申し訳ないと思いつつも連絡はしなくてもいいかと考えていました。

 

ここで暢側に話は戻ります。

 

彼は具体的な相談を弁護士に相談に来ており、相手の弁護士からはここまでの証拠があれば暢が負けることは99%無いだろうと言います。

 

その後、最初は裁判沙汰ではなく、示談金の交渉を用いた協議離婚で円満に終了させる、手段をとるといった旨の説明を受けます。

 

そして暢は離婚が成立した際の獲得できる金額について、結婚生活での貯金などを加味しての話も受けます。

 

そのあまりの額に暢は驚きますが、弁護士側は藍子と和正のトーク履歴を見たところ、二人からは罪悪感を全く感じないという点からその程度の額をもらうことが出来るだろうと言います。

 

話している間に弁護士の「悪を成敗」という言葉に少し引っかかりを感じた暢は今までの楽しかった日常を思い出します。

 

その様子を見ていたのか、弁護士は暢に本当に離婚を望んでいるのかと尋ね、示談中に夫婦関係の修復に話を変える場合には金額の面でも大きく変わってくると言います。

 

暢は「ちゃんと離婚で考えてます、けど」と口では離婚すると言っていますが、「けど」と言う言葉からまだ自分に迷いがあることに戸惑います。

 

曖昧な返答を聞いてか、浮気をされた側の夫は情からか一度結婚した女性と戦うことは精神的に辛い部分が多々あり、慰謝料の請求期限は「された側が知ってから」三年間あるというアドバイスを弁護士は告げます。

 

心の整理を今一度してから戦いましょうという言葉に暢は勇気づけられます。

 

事務所を後にした暢は正式に依頼をしようかと悩みます。

 

しかし弁護士を雇う金額などを考慮し、仮に藍子が示談金などを支払えないとなると暢側が赤字になるというリスクも背負っていることも考えます。

 

そこで最近は何も買う気にもなれていないから、たまには自分のために買い物をするかとATMでお金をおろそうとします。

 

引き出す金額を入力すると警告音がし、画面を確認した暢は残高が285円しかないことに驚愕しました。

 

一方で藍子はもうすぐ離婚をするなら、今のうちに夫婦の共有財産を使っておかないと損だと思い、暢の貯金も含め、好きなものを買いまくるといった生活をしていました。

第38話「第二子を…」

藍子に共有口座からすべて貯金を引き落とされていた事実を知った暢は梢に現状報告もかねて電話をしていました。

 

梢は暢の生活面を心配しますが、暢は仕事用の口座があるからとりあえずは大丈夫だと話します。

 

梢の方も保育園や自身の仕事のことなど相談していると暢は実家に頼れないのかと梢に尋ねます。

 

二人が初めて会った時に梢は実家は遠方にあると話していましたが、それは嘘でした。

 

実は子供がいるから和正と結婚することになったと、両親に話に行った際に親に大反対され、子供を堕ろさなければ勘当すると言われ半ば絶縁状態になってしまったと言います。

 

そのため困った時だけ助けてほしいとムシのいい話はできないとはっきり告げます。

 

けれど暢は反対したのは梢の事を大切に思っているからだと言い、一度話に行ってみてもいいのではないかと提案します。

 

そして暢は自分なら何回反対されても相手の両親に納得してもらえるまで話に行く、という意見を聞いた梢は当時から和正の人格に対する違和感はあったと言います。

 

けれど子供の事を考えると絶対に結婚しなければと言う義務感の方が強かったと話しました。

 

暢は自分の実家もシングルマザー家庭で、母親の実家で育ったが、毎日とても楽しかったと梢に言います。

 

このことを聞いた梢は祖父母がいる生活は子供にとっては良い環境だと思っていることもあり、一度実家に話に行ってみると決めました。

 

それから暢は弁護士に相談に行ったことを話し、どの程度の慰謝料をもらえるのか、を聞き、自分にも是非紹介してほしいと話している所に和正が帰宅します。

 

けれど梢は電話に夢中で気が付いていない様子です。

 

彼女の弁護士や慰謝料という言葉に驚いた和正は持っていた荷物を落としてしまい、その音で梢は帰ってきたことに気付きます。

 

そして子供が寝ている事をいいことに和正は弁護士などの計画を立てさせない様に第二子を仕込んでやると言います。

 

梢は咄嗟に和正を突き飛ばし、彼は倒れたところにあった角に頭をぶつけてしまい、出血してしまいます。

 

救急車を頼む彼に梢は驚きのあまり身動きが取れないでいました。

 

第39話「幸せの洗脳」

その後病院に行った梢は医者からケガの症状について説明を受けますが、ケガは軽傷で済んだと言われます。

 

梢はホッとし、二人はタクシーで家に帰りますが、気まずい雰囲気に彼女は話しかけることが出来ません。

 

そこで和正から結局誰と電話をしていたのかと聞かれますが、ここでバレるわけにはいかないと思った梢は地元の友達から相談を受けていたのだとなんとかごまかします。

 

和正は腑に落ちていない様子でしたが、「そういう事にしといてやる」と話しを片付けます。

 

ただ、と梢に念を押すように自分のケガをした頭部の写真を見せつけ、彼女が変な計画を企んでいるようなら「嫁の家庭内暴力」を理由に離婚することにしてやると脅します。

 

そうなれば梢に親権が取れることは難しくなってしまいます。

 

今まで和正に言い返すことは無かった梢ですが、この言動には、自分に脅しのような手段まで使って結婚生活を続けることになんの意味があるのかと問いかけます。

 

これ以上苦しめないでと言う梢に、自分の夫は大手企業の社員で、新築の家もあり、働かなくてもいい専業主婦、子供は生まれたばかり、どこから見ても幸せだろうと言い聞かせるように和正は言います。

 

あまりの剣幕に梢は何も言い返せないでいると子供が泣きだしてしまい、和正の前から立ち去ろうとします。

 

そんな彼女にこれは子供のためにも言っていると言い、だからこの先何があっても自分たちは離婚しないと先ほどの写真を見せながら念を押します。

 

次の日、和正が仕事に出ていったあと、一睡もできなかった梢は枕元に置いてあったメモ書きを見つけます。

 

それは和正が梢にあてた手紙でした。

 

その紙をクシャクシャにして投げ捨てた梢は疲れ切っていて、自分が深く考えなければ案外幸せなのかもしれない、とうつろな目で考えます。

第40話「救世主…?」

梢は寝不足からか一日ぼんやりとしていて何もする気が起きないようで、考えれば考えるほど、悪い方へと思考が傾いてしまうことに気付き、夕方ではあるけれど気分転換も含め、子供と共に散歩をしに行くことにしました。

 

公園やスーパーに行くと目に付くのは自分の子供と同じくらいの歳の子供を抱えたお父さんばかりです。

 

梢はその様子を見て「イクメンブーム」という言葉に疑問を抱きます。

 

「育児に協力的なメンズ」という概念から「協力」という言葉に違和感を覚え、「育児は女がメインでやる」ということが前提の言葉であるからだと考えています。

 

他の家族のことを妬ましく思っているとおじいさんから邪魔になっていると注意をうけます。

 

梢は謝罪し、ベビーカーをどかしますが、その老人は去り際に店内では抱いた方が良いんじゃないかと言われ、さらには「最近の若い母親はこれだから」と悪態をつきます。

 

買い物も済ませ、トボトボと帰っている梢の頭には先ほどの老人の言葉が気にかかっています。

 

そしてその老人の姿が和正と重なり、ますます落ち込んでしまい、家に帰りたくないと考え座り込んでしまいます。

 

つい「結婚、失敗したなぁ…」とこぼします。

 

そこにこの間梢がお金を渡した青年、水無瀬が現れます。

 

彼は梢を見つけ、声をかけようとしたところ、彼女のこぼした言葉を聞いてしまったと言いました。

 

一方暢は、先日の梢との通話中の出来事が気になり、暴力沙汰などになっていないかと梢を心配していました。

 

加えて、暢は咄嗟に通話を録音していましたが、それを梢に直接伝えるか悩んでいました。

 

改めて和正と言う男に腹が立つ暢は慰謝料だけではぬるい、と考え、思い切って色々な策を講じます。

 

そこで考えついた答えが、会社に不倫を密告し、会社を辞めさせるといった作戦でした。

 

そして暢はさっそく、藍子の仕事場に向かい、藍子が退社したのを見届けると、作戦を実行に移します。

 

第41話「社内恋愛の制裁」

藍子と和正の不倫に制裁を与えるべく会社へと乗り込んだ暢、一体どのような方法で復讐を果たすのでしょうか?

 

その前に水無瀬と出会った梢のシーンに移ります。

 

梢から夫婦関係の話を聞いた水無瀬は「同じ男として情けないし許せない」と怒りをあらわにします。

 

そこで水無瀬は梢の息子を預かってもらえるよう友達の働いている保育園に連絡します。

 

そんな水無瀬を見て梢はこんなに親切にしてくれる人は有難いけれど本当にいい人なのだろうかと疑っていました。

 

何かの宗教勧誘か?などと考えていると、保育園に空きがあると嬉しそうに告げる水無瀬。

 

見学に行くかと聞かれ思わず「行く」と答えた梢に水無瀬は自分も行くと伝えます。

 

梢は「こんなに屈託なく笑う人に悪い人なんていない…よね?」と息子も懐いている様子も見て思いました。

 

ここで暢のシーンに戻り、彼は藍子たちの上司に二人の不倫の事実を証拠も含め、提示します。

 

暢はもし自分がうっかりネットにでも拡散してしまったらこの会社の評判もどうなるか、と少し強引ではありますが話します。

 

上司たちは暢にどのような対処を望むかと聞きましたが、暢としては二人ともクビにしてほしいものの、そうすれば自分も梢も慰謝料を取れなくなると思い、ある提案を出しました。

 

次の日の朝、和正は上司に呼ばれ、それを見ていた部下たちはいよいよ昇進か?などと良い方向の話ばかりをしていました。

 

そんな話を聞いていた藍子は自分の彼氏が褒められていることに優越感を覚えます。

 

しかし和正が告げられたことは部下と不倫しているという事実でした。

 

誤解だと焦る和正に証拠も完璧だったと上司は言い、しかし和正の仕事力を考えると今回は始末書のみで済ませるというものでした。

 

そして上司は部屋を出ていく最後に藍子は別の部署に転属させるという旨を伝えましたが、和正は悲しむどころか自分の処分が甘かったことに安堵した様子を見せます。

 

そんなことになっているとは知らない藍子は掲示板に張り出されている自分の辞令をみて愕然とします。

第42話「大切なご報告」

藍子の異動が知らされ、同じ部署の人達は口々になぜ藍子が異動になったのか噂をし始めます。

 

なぜなら、藍子の転属先は別名「不祥事社員追い込み部署」と呼ばれているためです。

 

落ち込んでいると思われる藍子に話しかけてきたのは後輩の高橋でした。

 

二人は仕事が終わった後、居酒屋におり、高橋は今まで自分を可愛がってくれた藍子が異動になることが信じられないと言います。

 

一方の藍子はそこまで落ち込んでいる様子もなく、この異動を前向きに捉えることにしたとどこかすがすがしそうに言いました。

 

けれど後輩のもっと一緒に仕事がしたかったという真摯な言葉に藍子は「…ありがとう」と少し寂しそうに返しました。

 

居酒屋を後にした二人は町を歩いており、後輩は飲みすぎたのか酔っている様子です。

 

未だ藍子が異動になったことに対し愚痴をこぼす後輩に藍子は「バレたんだと思う」と誰にも言わないことを条件に後輩に話し始めました。

 

藍子は自分が上司である和正と付き合っていると言い、お互い遊びではなく、離婚して二人でやり直そうと思っていると後輩に告げます。

 

衝撃の事実を知った後輩は、酔いのせいか、思わず吐いてしまいました。

 

その頃の暢はまずは復讐の第一歩が成功したと一人、喜んでいました。

 

そして藍子がSNSでどのような投稿をしているのかとチェックをしてみます。

 

けれど暢が思っているものとは違った内容が、そこには社内恋愛がバレて彼氏と別の部署になってしまったが彼氏とは別れることは無いという投稿がありました。

 

驚いた暢は続きの投稿を見ます、そこには「結婚」となると同じ部署にはいることが出来ないため、自分と一緒になるための異動だと前向きに考えているという内容でした。

 

暢はポジティブすぎる投稿に戦慄しますが、ここまで書くのなら和正の方も本気なのかと少し干渉に浸るようにぽつりと呟きました。

 

けれど和正の方は藍子のことは遊びとしか思っておらず、会社に不倫がバレたことに一人焦っていました。

 

誰に密告されたのかと考えていると思い浮かんだのは最近様子のおかしかった妻の梢の事でした。

 

家に帰ると家はしんとしており自分の「ただいま」という言葉に何も返って来ません。

 

これに腹を立てた和正は怒りにまかせ、「おかえり」もないのかと寝室の扉を開けます。

 

けれど帰ってきたのは「うるさい」という返答でした。

 

梢はついに和正に反論をします、「もう帰ってこないでいいけどねあなたが帰ってくるとこの家の空気悪くなるもの本当ストレス」と。

 

和正は梢の態度に誰に向かって口を利いているのかと言いますが、それでも梢は止まりません。

 

「養っていただいているから」と思い今までは全部我慢してきたけれどもう限界だと言い、自分の意思は堅いし迷いもないと梢は和正に離婚届を突き付けました。

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