センゴク全巻無料で読む方法紹介!漫画アプリで全話タダ?作者・宮下英樹

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『センゴク』を全巻無料で読む方法が知りたい。

 

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『センゴク』読者の評価や感想は?

 

『センゴク』序盤ネタバレ紹介!

第一話 権兵衛登場

桶狭間(おけはざま)の奇跡から七年後――つまり1567年(永禄十年)8月15日のことです。

 

織田信長(おだ のぶなが)は斉藤龍興(さいとう たつおき)の稲葉山城(いなばやまじょう)に総攻撃をかけていました。

 

二の丸を占拠され、織田軍の勝利が目前となった稲葉山城。

 

その城の中に、恐怖に震える若武者の姿がありました。

 

彼の名は仙石権兵衛秀久(せんごく ごんべえ ひでひさ)。

 

斉藤家家臣。十五歳の少年です。

 

「部隊からはぐれちまった。オレはどうしたらええんじゃ!?」

 

戸惑う仙石をよそに、城内は騒然としています。

 

「もう嫌じゃ! 逃げるぞ!」

 

「駄目だ、こいつは助からん! 介錯してやれ!」

 

傷つき倒れた仲間の首を切り落とす武者の姿。

 

そこに響く鉄砲の音。

 

仙石は思わず、すくみあがって悲鳴を上げます。

 

「ひいっ」

 

そこにやってきた老兵・川爺(かわじい)が仙石をしかります。

 

「味方の鉄砲の音じゃろうが。でかい図体をしているのにそれでも武士か。まるで蹂躙(じゅうりん)されるおなごみたいじゃぞ」

 

蹂躙と聞いて、仙石は慌て出します。

 

「お蝶(おちょう)――!」

 

川爺のお小言はあさっての方に向いてしまったようです。

 

「お蝶はどこじゃ! 無事かお蝶!」

 

仙石は川爺を置いて城内を駆け、お蝶を探します。

 

階段を駆け上がりお蝶を呼べば、「ア……、ン……」と廊下にか細く響く声があります。

 

「おなごの声!」

 

手近な戸を引き開ければ、そこには三つの人影がありました。

 

組み敷かれた女性を囲む二人の武士です。

 

といってもその二人は鎧すら身につけていませんが。

 

「組頭!?」

 

驚く仙石に、「大殿は逃げる。お前は女を抱いたことがあるか? 死ぬまでにやっとけ。こーなりゃ側室も姫も関係ないわ!」と組頭は言います。

 

ですがぞっとした仙石は、「お蝶、無事でいてくれ!」と再び走り出すのでした。

 

次に入った部屋では、女性が喉をついて自害していました。

 

吐き気を堪えながらなおも進むと、次に目に入ったのは、薙刀を構えた女性の姿です。

 

それこそがお蝶。

 

斉藤家の侍女(こしもと)、お蝶でした。

 

まだ戦意をうしなっていないお蝶の姿に、仙石は安堵のあまり笑い出してしまいます。

 

「なんで笑うんじゃ。腹の立つ!」

 

仙石の笑いを、馬鹿にされたと思ったのでしょう。

 

お蝶は、仙石の額を薙刀の石突きでこづきました。

 

「いやオレは、お前が不埒な目に遭っとるんじゃないかと……」

 

「バカ!」

 

気の強いお蝶を前にすると、仙石は素直に『好きなおなごを心配して駆けつけて来たんじゃ』と言い出せないのです。

 

そうこうするうちに侍女頭・お猪(おいの)がやってきて、脱出する大殿の共をするからとお蝶を連れていこうとします。

 

しぶるお蝶の背を押し出し、「おぬしの泣き顔を見て笑おうとやって来たのに残念じゃ。かわいげのないおなごは行ってしまえ!」と強がる仙石。

 

お蝶は仙石を睨み、無言で去って行きました。

 

その背を見送ったものの、仙石は途方に暮れます。

 

『お蝶は助かるが、このままじゃ自分が死んでしまう』

 

恐ろしさに膝をつくと、そこへ再び川爺が現れます。

 

すがる仙石に、川爺はこう諭します。

 

「戦場で一番強いのは弓。武者一人が刀を振り回してもどうにもならんからな、生き恥をさらす前に切腹するんじゃ」

 

すらりと小太刀を抜いて腹に突き立てようとした川爺のこめかみを、窓から飛来した矢が射貫きます。

 

どうと倒れ絶命した川爺にすがりつき、なきじゃくる仙石。

 

「川爺、死ぬな! 俺も死ぬしかないんか! ……お蝶と一緒に居たかった。ずっとお蝶に惚れとったんじゃ!」

 

大音声を響かせる仙石に、そっと掛かる声。

 

「ゴンベエ」

 

目を開けた仙石がそこに見たのは、お蝶の姿でした。

 

「へんなの。顔を合わせればケンカばかりだったのに」

 

頬を染めたお蝶はくすくすと笑います。

 

仙石の場違いな告白が聞こえていたようです。

 

「大殿と逃げたはずじゃあ?」

 

呆然とする仙石に、お蝶はそっと寄り添います。

 

「ゴンベエと居たくて戻ってきた。私ら馬鹿やねえ。もう少し早く素直になったら良かったのに。今じゃもう、一緒に死ぬことしか出来んもの」

 

すがりついてふるえるお蝶の様子に、仙石は覚悟を決めます。

 

「お蝶! 大殿と逃げて生きてくれ! オレも絶対生き残る! 死んでも生き抜いてやる!」

 

無理じゃと言うお蝶を、「たまにはオレを信じろ!」と怒鳴る仙石。

 

続けて自分の背丈と怪力を自慢し、絶対に生き延びると言い張る仙石を、お蝶は信じようと思ったのです。

 

「ご武運を」

 

祈りを捧げるお蝶に、仙石は『昔一緒に遊んだ川辺』での再会を約束します。

 

「絶対に生きて、お蝶と再会する!」

 

そして仙石は確かな決意を胸に、騎馬一騎で戦場に走り出るのでした。

第二話 馬上の武者

『馬上槍は至極至難の業なり』

 

槍は両手で扱うもの。槍を握ったまま馬上では戦えない。

 

そんな常識を無視して、仙石は戦場で槍を振るいます。

 

「馬上で槍をぶん回すこいつは何なんじゃ!」

 

「弓ささっとるし乗馬もめちゃくちゃや。なのに落馬せんぞ! 人馬一体の生き物なんか!?」

 

「オレは仙石ゴンベエじゃ!」

 

仙石はお蝶との約束を胸に奮闘します。

 

ですが、槍ぶすま(※20~30人の足軽が槍を隙間なく突き出すこと)の前に敗れてしまいます。

 

槍ぶすまを指示した柴田勝家(しばた かついえ)は、意外な奮闘を見せた仙石を惜しみ、介抱するのでした。

 

稲葉山城は陥落。

 

斉藤龍興は近江に逃げました。

 

その為美濃の国は、織田信長のものとなったのでした。

 

戦は終わり、織田軍はその処理にあたります。

 

縛られて並ばされ、次々と首を落とされる美濃の武士たち。

 

その中には満身創痍で絶望しきった仙石の姿もありました。

 

死を覚悟しお蝶の無事だけを祈る仙石が、とうとう信長の前に引き出されます。

 

「助かりたくば大殿の目を見てはならん」

 

そう助言をくれる織田方の武者に、仙石はうなずきます。

 

「仙石ゴンベエと申すものにございます」

 

うなだれて膝をつく仙石。

 

ですが信長の方が、仙石に反応しました。

 

「ほう、貴様……」

 

声を掛けられて思わずあげた仙石の目線が、信長と交差してしまったのでした。

第三話 信長の司令!

仙石は信長の威圧感に脂汗を浮かべます。

 

「この者、馬上槍にて暴れ回り我が軍の一部を混乱させた者にございます」

 

どうせ打ち首だ、と無言でいる仙石。

 

信長はただ一言、「斬れ」と言い放ちます。

 

その言葉に場は騒然とします。

 

信長は今まで、誰に対しても無言を貫いていたからです。

 

首切り人はその言葉通りに刀を振り上げました。

 

ですが、その刃先を小手で受け止めたものがいます。

 

「殿のお言葉を察しろ。『斬れ』とは、首を斬ることではないよ」

 

それは、信長が最も寵愛している小姓でした。

 

「この堀久太郎(ほり きゅうたろう)が『斬る』」

 

すらりと刀を抜いた久太郎は、仙石の背を斬ります。

 

切り裂かれた包帯の下から現れたのは、左肩の矢傷でした。

 

その矢傷を美しいと褒め、指を突っ込む久太郎。

 

苦悶に転げ回る仙石の背に乗り上げ、なおも指を引き抜かないでいます。

 

あまりに無体な振る舞いに『狂童め』と目を背ける周囲にかまわず、久太郎はなおも傷口をえぐりながら仙石を煽ります。

 

「失神するか? 叫び続けるだけか? さあどうする?」

 

我慢の限界が来た仙石。

 

持ち前の怪力で後ろ手に結ばれていた縄をぶっちぎると、その勢いのまま久太郎を投げ飛ばしたのでした。

 

宙を舞う久太郎を振り返り、「ぶっコロス!」と叫ぶ仙石。

 

久太郎は呆気にとられたものの、「見事!」と笑い出します。

 

「殿は馬上槍の暴れ者に興味を抱かれたようだ。おぬしの生き様を真っ二つに『斬って』みたいと思っておられる」

 

武者装束に身を固める久太郎。

 

「生き様を見せるのは、死を賭した戦い以外にない」

 

一方、仙石は半裸に刀一本です。

 

気を回して鎧を勧めてくる者がいましたが、仙石はその申し出を断ってしまいます。

 

「こっちが裸ならお前を殺しても文句はないだろう」

 

仙石は小姓とあなどっていますが、久太郎は『信長がもっとも才能を見込んでいる男』なのです。

 

つまり、強いのです。

 

そんな男と裸でやりあうなんて馬鹿げたことだと周囲はざわめき、その戦いを見守るのでした。

第四話 殺し合い

鎧を着込んだ久太郎に隙はなく、打ってかかっては手痛い反撃をくらう仙石。

 

頼りの刀も折られてしまい、勝機はないかに見えました。

 

が、折れた刃先を足指の股に挟んで蹴り上げ、久太郎にやっとのことで一撃を食らわせます。

 

内ももを切られ動揺する久太郎に突進し、押し倒す仙石。

 

そのまま馬乗りになると久太郎の腰の刀を抜き、今にも喉を突かんと構えます。

 

「ヒィ……!」

 

おびえる久太郎と、憎悪をたぎらせ躊躇い(ためらい)のない仙石。

 

刀が久太郎を貫く――誰もがそう思ったでしょう。

 

ですがその瞬間、ふっとんだのは仙石のほうでした。

 

「勝負あった!」

 

大音声と共に現れ、仙石をつきとばしたのは柴田勝家でした。

 

勝家は久太郎の手当をしようとします。

 

しかしそこへ、再びの大音声が響きます。

 

「捨て置け!」

 

叫んだのは、今度こその織田信長その人でした。

 

信長の逆鱗に触れることを恐れ、勝家はもちろん久太郎も周囲一同もひれ伏します。

 

静寂の中足音も荒く進み出た信長は、ただひとり身を起こしていた仙石の頭を鷲づかみにしました。

第五話 天下布武

「ワシが憎いか?」

 

信長に問われ、仙石は戸惑います。

 

ひれ伏せば良かったのかと頭を下げれば激怒され、『憎くない』と答えれば『じゃあなんで命乞いしてワシの家来にならんかったんじゃ』と責められ。

 

仙石は、そんな信長の様子にひらめきます。

 

『いじめっ子が好きな子の気を引きたくていじめる様子に似ている……この殿は、実はものすごく不器用なのでは……!?』

 

実際仙石自身も、お蝶の気を引きたいが為に冷たくぶっきらぼうに接しては怒られていました。

 

そんな自身の行動を思い返しながら、信長との問答を繰り返す仙石。

 

白刃の上で綱渡りをするような緊迫感でしたが、どうにか信長に気に入られたようです。

 

「我が下で武功を立てて『我あり』と名を馳(は)せろ。そうすれば生き別れたおなご(お蝶)とも出会えるだろう」

 

つまり仙石は生き延びるのを許されたのでした。

 

続けて信長は、仙石に問われるままに、天下に対して自分自身の夢を語ります。

 

「ワシはこの時代が好きじゃから、この戦国(センゴク)を寝取りたいんじゃ」

 

面白そうだろうと笑う信長に、仙石は平伏します。

 

「仙石権兵衛、織田信長様にお仕え申し上げます!」

 

不器用だが純真で気のいいところもある信長に、仙石はすっかり心酔してしまったのでした。

 

こうして戦は完了し、これ以降信長は『天下布武』の印を使い始めました。

 

実際のところ、尾張と美濃の二国しか持たない大名が掲げるには大げさすぎる印です。

 

ですがこの時点で明確に『天下獲り』を目指していたのは、実は織田信長だけなのでした。

第六話 藤吉郎秀吉

命を繋いだものの満身創痍の仙石は、禅寺で目を覚ましました。

 

堀久太郎に介抱された上に預けられたということで、あれから三日が経ったらしいです。

 

傷も癒えぬ身のまま駆け出し、お蝶との約束の地へ向かう仙石。

 

ですが川辺にお蝶の姿はなく……、しばらく待っても会えぬままでした。

 

しかしお蝶の無事を信じる仙石は、『やはり信長様の言う通り、名を馳せて再会するしかない。その為には、新たな主人の下で手柄を立てねば』と決意を新たにするのでした。

 

そして向かった先が、新たな主人『木下藤吉郎(きのしたとうきちろう)』の屋敷です。

 

信長は己がハゲネズミと呼ぶこの家来の下に、仙石を付けたのでした。

 

ところが藤吉郎は、馬上槍や久太郎との一戦をあげつらってば馬鹿な猪武者とさげすんで、「馬鹿は集団戦で一番邪魔なんだよ」と、仙石を近寄らせることも嫌がります。

 

もちろん仙石も負けてはいません。

 

「猪めもハリネズミに近寄りたくはありませんが」

 

などと憎まれ口を叩きつつも、嫌がる秀吉に食らいつくのでした。

第七話 試し合戦

仙石を馬鹿とさげすむ藤吉郎は、『なんで信長様はこんな馬鹿をオレに。柴田勝家の下がぴったりじゃねーか』と思い、一方、仙石は仙石で『へらへらしたハゲネズミなんかじゃなく、柴田様の配下になりたかった』と思っています。

 

まったく馬の合わない主従です。

 

そんななか開催されるのが、信長の側に使える母衣衆(ほろしゅう)選抜の『試し試合』です。

 

意欲を見せる仙石ですが、藤吉郎にはやる気がありません。

 

それどころか「余計な真似すんなよ」と仙石を叱る始末です。

 

どうやら試し試合については、『参加してやる気だけみせればよいのだ。怪我なくやりすごすのが一番』という心づもりのようです。

 

そして、試し試合の組み合わせ抽選が行われるのですが――……。

 

なんと。

 

藤吉郎が見事引き当ててしまったのは、『織田家最強 柴田の鬼部隊』なのでした。

 

「ヘラヘラと虫唾の走るネズミめが」

 

と藤吉郎に対して嫌悪をあらわにする勝家に、木下家は無事でいられるのでしょうか?

第八話 竹林の軍師

稽古にはげむ木下家・木下隊。

 

稽古の成果は上がって来ているものの、対する柴田軍は織田家最強の戦闘集団なのです。

 

農家出身者が半数を占める木下隊では、いくら稽古を積んでも勝てるはずがありません。

 

藤吉郎はやる気のなさそうな様子で稽古をながめ、ふらりとどこかに出掛けてしまいます。

 

仙石はその後を追い、強引に供をするのでした。

 

「友人に会いに行く」

 

と告げた藤吉郎が向かった先は、霧深い竹林です。

 

小さな庵が、ぽつんとたたずんでいます。

 

「竹中半兵衛(たけなか はんべえ)の庵だ」

 

と言う藤吉郎に、仙石は驚きました。

 

「たっ、竹中……!」

 

驚くのも無理はありません。

 

竹中半兵衛とは、たった16人で城を獲ったことのある伝説の天才です。

 

菩提山(ぼだいやま)の星とも呼ばれています。

 

そんな方が、まさかこんな所にいるだなんて。

 

しかも、そんな方が藤吉郎の家来だったとは。

 

驚きの連続の仙石に、

 

「家来ではない。竹中は友人だ。友人だからこそ、オレは竹中には何かを求めたり利用したりはしない」

 

と真面目な顔で語る藤吉郎。

 

「おや。わざわざ訪ねてくるとは、お悩みでもおありですか。木下さん」

 

竹中半兵衛に招き入れられ、藤吉郎と仙石は庵の中へ。

 

書物であふれかえる庵の様子に、仙石は縮こまります。

 

差し向かった藤吉郎と半兵衛は、ぽつりぽつりと近況を語ります。

 

「木下さん、相変わらず煙管(きせる)が手放せないんですね」

 

「頼りになるからな、こいつは。おめえこそ相変わらず活字中毒だな」

 

煙管と本。

 

二人の手元には、それぞれの好きな物があります。

 

煙管をふかしながら、

 

「試し試合、柴田隊に勝てるかなぁ……」

 

とつぶやく藤吉郎。

 

「無理ですね」

 

とばっさり切り捨てる半兵衛。

 

その無情な答えに黙っていられず、仙石は土下座します。

 

「半兵衛様! 試し試合に力をお貸しください!」

 

ところがこれが逆効果となります。

 

表情を凍らせた半兵衛は、

 

「無理です」

 

と告げ、二人を帰らせようとするのでした。

第九話 藤吉郎の煙管

「唯一の友人の力にはなりたいが、争いごとには辟易している」

 

そう言った半兵衛に頭を下げられれば、撤退するしかありません。

 

仙石は己の失態に落ち込みますが、藤吉郎は意外なことに仙石を慰めます。

 

「オレにも実際には、半兵衛の力を利用しようって下心があった。奴はそれに傷ついたんだろうなぁ……」

 

意気消沈した藤吉郎の様子に、藤吉郎から半兵衛への友情を確信する仙石。

 

ふたりを仲違いさせてしまった事実に、ますます落ち込むのでした。

 

しかし時は止まってはくれません。

 

どんどん近づく試し合戦に周囲は焦ります。

 

「煙管ばかり吸ってないで訓練に身を入れて」

 

と、妻のねねに煙管を取り上げられる藤吉郎。

 

藤吉郎はねねにすがります。

 

「それだけは返してくれ頼む! それがないと死んじまうっ」

 

二人のその様子を横目で眺めていた仙石は、とある事を思いつきました。

 

夜中に木下屋敷を抜け出し、半兵衛の庵へと向かいます。

 

庵の前で土下座をして時を待ち、朝。

 

庵から姿を見せた半兵衛に、仙石はこう告げるのでした。

 

「下心があったことは謝ります。でも藤吉郎様の竹中様への友情は本当です!」

 

懐からばっと箱を取り出す仙石。

 

ぱかりと開けたその中には、藤吉郎愛用の煙管が収められているではないですか。

 

「竹中様へ真心が通じるまでは、煙管に手をつけないお覚悟なのです!」

 

息をのむ半兵衛。

 

本と煙管の違いはあれど、同じような中毒者だからこそ、それを絶つつらさが分かるのです。

 

煙管を受け取り、じっくりと眺める半兵衛。

 

そしてはっと思い当たる真実。

 

「……実はこれ、勝手に借りてきたんでしょう? 中毒者が煙管を手放すなんて無理がある。今頃困っているだろうから早く返してやりなさい。ばれたら、下手したら首を落とされるよ」

 

言い当てられた仙石は、それでもひるみませんでした。

 

「じゃあオレもこの首を賭けます! そしたら信じてもらえますか!? その煙管はお預けしますんで!」

 

半兵衛の手に煙管を残したまま仙石は庵を去っていきます。

 

半兵衛は本を読みながら煙管に火を付けます。

 

思うのは、簡単に首をかけた仙石の若さでした。

 

おろかなふるまいですが、そこには確かに、藤吉郎への忠義や情があるのでした。

 

「美味い」

 

煙管を味わい、半兵衛はぽつりとつぶやきます。

 

そして再び日は過ぎて、試し試合当日となりました。

 

戦装束に身を包んではいるものの、藤吉郎はげっそりとやつれて身をふるわせています。

 

煙管がない為の禁断症状でした。

 

仙石はその様子を気まずげに見守ります。

 

当然この場に半兵衛の姿はありません。

 

女子供の激励を受けながら木下隊は出発します。

 

その道中の森の中、向かいからやってくる騎馬がいます。

 

惣面(そうめん/フルフェイスのマスクのような防具)で顔が見えないものの、藤吉郎にはそれが誰かわかりました。

 

なぜなら、その人物は手に煙管を――藤吉郎の煙管を持っていたからです。

 

同時に誰がその煙管を渡したのかにも気づき、藤吉郎は思わず笑い出すのでした。

 

「ひゃっひゃっ。オレのダチじゃねーか」

 

「煙管の力が頼りなんでしょう?」

 

言って煙管を差し出した半兵衛に、

 

「煙管はなぁ、頼りとかそんなんじゃなくて、ただ一緒にいたいダチだよ」

 

と藤吉郎が答えます。

 

その答えに満足したのか、半兵衛は隊に合流し、藤吉郎の隣に並びます。

 

「試し合戦! 行くぞ!」

 

檄を飛ばす藤吉郎に、仙石たち木下隊は「応!」と声をはりあげるのでした。

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