幽遊白書 仙水忍の最後や闇落ちの過去・強さ紹介!トラウマネタバレ!樹や仲間・技解説

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ついに実写化された大人気漫画『幽☆遊☆白書』!

 

ジャンプ黄金期を代表する作品の一つです!

 

今回はその本編に登場する危険人物「仙水 忍(せんすい しのぶ)」について紹介します。

 

実写化されたストーリーの次に待つ「魔界の扉編(まかいのとびらへん)」で繰り広げられた事件の首謀者で、人間界と霊界を混乱におとしいれ、さらには魔界も巻き込みます。

 

人間を皆殺しするという凶悪な計画を立てた彼ですが、なぜそんな大事件を引き起こしたのか、その人物像や強さについて解説していきます。

 

『幽遊白書』をお得に読む方法はあるの?

昨今、各出版社が漫画アプリに力を入れており、連載中のマンガでも漫画アプリを通して無料で読むことができます。

 

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しかし、『幽遊白書』に関しては今現在、無料で読める漫画アプリはありません

 

見つけ次第、追記いたします。

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仙水編では何が起きた?仙水が起こした事件のあらすじを紹介!

暗黒武術会での死闘が終わり、日常に戻った浦飯チーム一行。

 

平和な日常を楽しんでいましたが、霊界では”人間界での死者数増加”と”謎の能力者の出現”が問題となっていました。

 

平和なはずの人間界に何らかの異常が起きているのです。

 

幽助は霊界探偵として、この異常についての調査を任せられることになりました。

 

暗黒武術会を経て強くなった幽助ですが、なんとその幽助が誘拐されてしまいます。

 

突如出現した特異な能力者たち!

幽助をさらった犯人は、”テリトリー”という不思議な能力が使えるようになった”蟲寄市(むしより市)”に住む中学生たち。

 

その首謀者は幻海!

 

いち早くその存在を知った幻海が指示を出し、その異常さ・脅威となりうることを証明するため、あいさつ代わりに幽助をさらわせたのでした。

 

彼らは次のような力を持っていました。

・影を踏むことで動きを止める

・触れた相手に変身する

・決めた言葉を話すと魂を奪う

彼らの能力は、幻海の指示とはいえ一般の中学生だった人物が、簡単に幽助を誘拐してしまったり、飛影の攻撃を完全に無効化したりと、非常に強力なものでした。

 

そして、この能力は蟲寄市に魔界と通じる穴「境界トンネル」が開こうとしている影響であり、この境界トンネルが何者かにより人為的に広げられていることが判明します。

 

魔界の扉を開くのは誰だ?

魔界の扉(境界トンネル)の先には強力な結界が貼られており、霊界でも手に負えないような強力な妖怪は人間界に来れないようになっています。

 

しかし、その網の目は大きく、戸愚呂(弟)程の強さであれば、妖怪は自由に出入りできるようになってしまうのです。

 

幽助一行は穴を広げている犯人を探り、人間界を守るため、蟲寄市にて調査を開始。

 

心を読む能力者”室田(むろた)”に出会い、犯人の手がかりを探します。

 

そして、室田は異常思考を持った”長身・黒髪・オールバックの男”を見つけ出します。

 

”皆殺しだ…墓を掘っても足りないぐらい…掘っても 掘っても 掘っても 掘っても…”

 

室田はその思考を”誰よりもデカい声で静かで暗い”と表現しました。

 

その男と幽助の視線があった瞬間、室田がどこかから狙撃されました!

 

騒動の中、男はそのままどこかへ消え去ってしまいます。

 

コエンマが気づいた首謀者の正体!

以降、幽助たちは犯人グループから襲撃を受け続けます。

 

犯人グループは7人の集団で、それぞれコードネームを名乗っていました。

 

そして、コードネーム”シーマン”の御手洗を倒した際、犯人の正体を決定づけるヒントを得ることになります。

 

シーマンはその男に、「黒ノ章」というビデオを見せられて人間に絶望したと証言したのです。

 

この黒ノ章は、霊界の巨大資料館で保管されていたビデオテープで、人間の最も残酷で非道な犯罪の数々が収められています。

 

そしてコエンマは、この黒ノ章と一緒に失踪した、かつての霊界探偵「仙水 忍」こそが事件の首謀者であると明かすのでした。

 

仙水忍の過去は?霊界探偵時代と樹(いつき)との出会いを紹介!

霊界探偵の先輩が敵となっただけに、コエンマはこの事実を信じたくないようです。

 

かつてコエンマが信じていた、霊界探偵時代の仙水忍について紹介します。

正義感が強く純粋だった霊界探偵時代

仙水は生まれつき霊力を持っていた人間で、高校生の時に霊界探偵となりました。

 

自身を選ばれた正義の戦士、「妖怪=悪」と信じ、弱者のために戦う純粋な青年でした。

 

戦闘面は天才的で、圧倒的な強さで妖怪を倒し続けます。

 

しかし、とある事件に関わった際、彼の価値観を逆転させるような光景を目にします。

 

向かった先は、人間が妖怪たちを残虐に扱っている「悪の宴(あくのうたげ)」の現場だったのです。

 

守るはずの人間が無力な妖怪たちをなぶる光景は、仙水の純粋な心、「人間=善」という価値観を壊しました。

 

そして、それまでの正義に疑問を抱くようになった仙水は、黒ノ章と共に行方をくらますのでした。

 

樹って何者?どんな出会いをしたの?

彼は妖怪”闇撫(やみなで)”の一族です。

 

次元を操る術を使って魔界の扉を開く実行犯で、”ゲートキーパー”を名乗っています。

 

仙水が霊界探偵として倒した妖怪の一人でありつつ、仙水の1番の友人です。

 

仙水が樹を倒しとどめを刺そうとした際、樹が”テレビ番組に好きな歌手がでるため1日まってほしい”と命乞いをしたことが、仙水に衝撃を与え、交友関係が始まったのでした。

 

仙水は、彼のような人間的な存在を知ることで、人間と妖怪に共通点があることに気づきます。

 

しかし、樹と共に赴いた前述の悪の宴で、仙水の価値観は「人間こそが悪」(妖怪こそが弱者)という考えに傾いてしまうのです。

 

割り切ることもできず、見ぬふりもできない仙水の性格は、それまでの行いを悔い、苦悩し、どんどん壊れていきます。

 

そんな仙水に彼はゲヒた感情を持ちつつも、隣で支え見守り続けます。

 

闇堕ちした仙水 & みんなのトラウマシーンを紹介!

この魔界の扉編は、幽☆遊☆白書の中でも特に凄惨な描写を思わせるシーンがあります。

 

仙水の心を壊した「悪の宴」と、前述のビデオテープ「黒ノ章」です。

 

価値観が変わるという、その内容は一体どういうものだったのか、その内容を解説します。

仙水が闇堕ちした理由!彼は何を見たのか?

仙水が向かった先は、戸愚呂兄弟のオーナーである左京(さきょう)が所属していた、B.B.C(ブラックブッククラブ)という組織の施設でした。

 

絶対悪であるはずの妖怪を倒しに向かったはずなのに、人間こそが絶対悪であるとしか思えない醜悪な光景が待っていたのです。

 

その場にいた人間は皆、笑顔や恍惚の表情で妖怪たちの命をもてあそんでいます。

 

拷問器具で苦しめ、吊り下げた上で屠殺し、目や腕などに釘を打って執拗に苦しめ解体。

 

その血と肉でできた風呂で、入浴を楽しんでいるという光景です。

 

共にその場に向かった樹は、その光景を”人間の醜悪の極み”、”悪の宴”と表現しました。

 

涙を流しながら絶死している妖怪たちと、その血に塗れ、恍惚に笑う人間たちのおぞましい様は、仙水の持つ「人間=善」という価値観を崩壊させます。

 

そして生まれた仙水の新たな人格「仙水ミノル」が、その場の全員を皆殺しにしたのでした。

 

その後仙水は、価値観の崩壊の中で自分の立ち位置と純粋な性格の起こすジレンマに悩み、仙水は人格をどんどん増やしながら、今回の事件を起こすに至ります。

 

ビデオテープ【黒ノ章】とは?

人類が起こしてきた残虐非道な犯罪を何万時間も収録したビデオテープです。

 

霊界で保管されていましたが、仙水が盗み出しそのまま行方知れずとなっていました。

 

描写としては表現されていないものの、その内容は実際に見たシーマンが語っており、少なくとも下記のような内容が収録されているようです。

・殺されるために並んでいる子供の列と、その横にうずくまる、放置されウジの群がった死体。

・明日殺されることがわかっていてオモチャにされている人間。

・鼻歌混じりに子供を目の前で殺される、またはその逆。

 

わざわざ霊界で保管されているほどの記録です。見るものの価値観を逆転させるほどの内容ですが、はたして、このビデオテープの中に仙水が見た光景は含まれていたのでしょうか。

 

おそらく、それを確認し利用するために仙水はこのビデオテープを盗んだと思われます。

 

ネタバレ注意!仙水忍の本当の目的とは?原作の最後はどうなった?

ここまでの解説で仙水が持つ純粋な心は、心無い存在によって狂わされたという事がわかるかと思います。

 

最終的に“人間こそ皆殺しにすべき”と唱える仙水は、幽助たちとの戦いで得たものがあったのでしょうか?

 

また、ジレンマに悩まされた仙水が求めていたものはなんだったのでしょうか?

 

人間を悪としてしか見れなくなって以降、人間を皆殺しにする計画を練っていた仙水ですが、その途中で樹に悩みを打ち明けていることがわかっています。

 

ここでは彼が本当に求めていたものについて解説します。

 

敗れた後で明かされた事実!事件を起こした理由とは?

仙水は幽助に倒されたのち、一連の事件の目的を「魔界で死ぬこと」と語ります。

 

罪滅ぼしのため自殺はできず、人間界にも霊界にも彼を倒せるものはいません。

 

そのために魔界に来る必要があったのです。

 

しかし、仙水は人間を皆殺しにすることを目的として行動していたはずが、そこにはいくつかの謎、矛盾や迷いが見て取れます。

 

仙水は魔界の扉さえ開けば結界をすり抜けて魔界に行けます。しかし、仙水は結界を破壊しようとします。

 

仙水は一人で人間界を皆殺しにする戦闘力をもっています。しかし、自分で皆殺しにせず、魔界の扉を開くという選択をとります。

 

仙水はわざわざ幽助をトンネルの入り口に招き入れ、幽助個人との戦いの場を作ります。しかし、幽助個人を邪険にするような発言をしています。

 

これらの仙水の行動に残る、矛盾と謎は最後まで作中に文字として表現されることはありません。

 

しかしこの矛盾を読み解くと、仙水は人間を皆殺しにするというより、「妖怪による霊界への報復を望んでいた」ことがわかります。

 

まず、妖怪を殺すことを望んだのは霊界です。

 

霊界探偵時代の仙水の価値観は「霊界=善」「妖怪=悪」だったのですが、これが逆転します。

 

仙水が妖怪を殺し続けていたことを肯定していた霊界に不信感を抱くのは当然のことなのです。

 

もし黒ノ章に、人間が妖怪を無惨に殺す姿が含まれていないのであれば、霊界はそれを罪と捉えていないことになります。

 

それが霊界探偵時代の仙水の「人間は守るべき存在なのか」という疑問の決定打となり、霊界に見切りをつけたのではないでしょうか。

 

そして、妖怪たちへの罪滅ぼしに仙水自身の手ではなく妖怪の手で、人間界ひいては霊界を「浄化」するため、結界を破壊する必要があったのです。

 

そして、霊界の探偵という、かつての自分と同じ過ちを犯す存在を殺すため、仙水は幽助との戦いを望みます。

 

幽助との戦いで見せた仙水の心境の変化に注目!

仙水は幽助が霊界探偵として暗黒武術会で名を馳せたことを戸愚呂(兄)から聞き、幽助に妖怪たちを殺させないために、幽助を殺すことにしました。

 

最後の戦いでは、その決意は揺らがず幽助を圧倒的な力で殺してしまいます。

 

桑原・蔵馬・飛影は、すぐさま報復のために仙水を追い、魔界の扉と結界を破って魔界に突入します。

 

しかし、幽助は魔族の末裔であり魔族大隔世の影響で魔族として蘇り、コエンマと共に魔界に突入。

 

再び仙水に戦いを挑みます。

 

しかし、そこからが仙水にとっての救いとなるのです。

 

生き返った幽助を見て笑い合う一行。

 

妖怪と霊界と人間が手をとり、互いの生存を喜んでいる様を見た時、仙水は「いい仲間をもったな」と羨ましそうな表情を浮かべ、分裂していた人格が一つの人格に戻ります。

 

彼にとってその光景は、仙水が苦しんできたジレンマを払拭するに足る光景だったのでしょう。

 

そしてここから仙水の態度が変わります。

 

これまでの計画は全てどうでも良くなり、スッキリとした表情で幽助との戦いを楽しむようになります。

 

自分の霊界探偵の後継が魔族と人間のはざまにいる存在であり、最後の戦いの相手であったことこそが、仙水自身も想像していなかった穏やかな心での死を迎えさせました。

 

「俺達七人で墓を掘る」の真意!7人の仲間と仙水の人格について解説!

仙水は幽助と初めて接触した際、「俺たち七人で墓を掘る」と言っています。

 

この七人については、仙水を語る上で絶対に外せないポイントなので、ここで解説します。

仙水に集った7人の能力者たち!

仙水と樹は、魔界の扉を開いた後で5人の能力者と手を組み、7人のチームで計画を実行しています。

 

この5人について解説します。

【ドクター】

7人のうち最初に戦った敵で、本名は神谷 実(かみや みのる)。

 

普段は優しい医者を演じていますが、その本性は惨忍で無慈悲で、霊気と妖気の両方を使いこなします。

 

彼の能力は範囲も応用性も広く、病院を一棟包んでしまう程にテリトリーを広げ、念で作ったウイルスを蚊のような妖怪を操ってばら撒くことができます。

 

また、体内の成分を操作でき、興奮物質をあやつって痛みを感じず、身体能力も向上させられます。

 

さらには、結合手術と称してちぎれた腕を治したり、さらには妖気を纏って手をメスのようにして戦うこともできます。

【シーマン】

本名は御手洗 清志(みたらい きよし)。自分の血を液体に混ぜて液体生物を作ることができます。

 

液体生物は自由に再生でき、体の中に人間を閉じ込めることもできます。

 

黒ノ章を見たことで、自身と人間を罪深いものと考えるようになり絶望。仙水の仲間となりました。

 

液体生物を利用して人質をとり、一時的に桑原を捕獲しますが、桑原の次元を斬る能力に敗北。

 

桑原に「殺すことはない」と助けられたのち、幽助の家で治療されたことで、無理をして罪を重ねようとしていた心情をあらわにし、幽助たちに協力することになります。

 

しかし、仙水は裏切り者の彼もろとも、幽助の家を爆破します。

 

【スナイパー】

本名は刃霧 要(はぎり かなめ)。

 

消しゴムやビー玉など、さまざまな物体を霊力でコーティングし、銃弾のように撃ち飛ばすことができます。

 

また、死紋十字斑(しもんじゅうじはん)をという能力を起動することで、弾丸が必中の誘導弾となります。

 

能力を組み合わせることで、風で舞う葉っぱや無数の包丁、さらにはタンクローリーのような大型車が誘導弾となり幽助を追い詰めました。

【グルメ】

本名は巻原 定男(まきはら さだお)。

 

裏設定では楽に「強くなりたい」「成績を上げたい」という願望を持っていたことが明かされています。

 

その思考が能力に反映され、敵を丸呑みにすることで、その特性を奪う能力を発現しました。

 

仙水が拾ってきた戸愚呂(兄)を食べることで、その能力「武態(ぶたい)」を取り込もうとしますが、戸愚呂(兄)は不死身のため、その身体を乗っ取られてしまいます。

【ゲームマスター】

ゲーム好きの少年で、ゲーム感覚で車を運転し市街を爆走。グルメと共に桑原を連れ去ります。

 

選んだゲームを現実世界に再現し、自身と幽助たちをゲームの世界に閉じ込めるという能力を持ちます。

 

仙水に指定されたゲームを再現し、幽助一行はプレイヤー、自分はゲーム中のラスボスとして、ゲームで戦うことになりました。

 

しかし選ばされたゲームは、プレイヤーが勝つとラスボスが死亡するというもの。

 

知らぬ間に命をかけさせられ、最後は死にたくないと泣きながら敗北することになります。

 

残りの2人は仙水(ダークエンジェル)と樹(ゲートキーパー)で、合計7人となります。

 

集まった7人はブラフ!仙水自身が持つ七人の人格たち!

仙水が幽助と戦っている際中に明かされた真相。それが仙水の七人の人格です。

 

幽助との最初の”挨拶”の時に考えていた”俺たち七人で墓を掘る”という思考は、能力者たち7人ではなく、仙水自身の七人の人格のことを指していました。

 

戦闘中、幽助の意表を突いた作戦にハマりそうになったことがショックで、仙水は人が変わったように幽助をなぶり罵倒するようになります。

 

戦闘用の人格”仙水 カズヤ”と入れ替わり、凶暴な性格となったのです。

 

このように仙水は場面に応じて人格を入れ替えます。

 

ここでは、そんな七人の人格たちについて解説します。

【仙水 カズヤ】

仙水が悪の宴に遭遇した際に生まれた最初の人格です。

 

主にトドメを指すことを専門にしている戦闘担当の人格で、凶暴で攻撃的。殺意を体現したような性格をしています。

 

殺意が前面に出過ぎているためか霊力を利用できないようで、腕に仕込まれた「気硬銃」という武器で戦います。

【仙水 ミノル】

仙水が目的を達成するため、他人を洗脳する自分に嫌気がさして生まれた人格です。

 

そのため洗脳するのに適切な、理屈やで解説したがりな性格をしています。

 

劇中で描かれていた仙水のほとんどは、このミノルでした。

 

劇中でも描かれている通り、霊力を利用して戦う戦闘担当の一人です。

 

【仙水 ナル】

劇中で登場はしませんが、樹の口から語られる存在です。

 

樹の前にのみ現れる仙水の女性人格で、内気で傷つきやすく、樹に悩みを打ち明ける非戦闘担当の人格です。

 

彼女が存在するということは、仙水は悩むこと自体に悩みを持ったということになります。

 

悩み壊れていく様を美しいと思う樹は、彼女の人格を好んでいました。

【仙水 ジョージ】

武器商人の人格で、劇中未登場ですが戦闘担当の人格です。

 

武器を集めたり手入れすることが好きであることを考えると、戦うこと自体に嫌気がさしたことがあったのかもしれません。

 

カズヤの時に利用する気硬銃は、彼が用意し手入れしていたとされています。

【仙水 マコト】

裏設定で明かされた、掃除や炊事などの生活を担当する人格です。

 

彼も生まれた経緯は不明ですが、人間として生活しなければならない事に嫌気がさしたために生まれたのかもしれません。

【仙水 ヒトシ】

裏設定で明かされた人格で、飼育していた動植物の世話などの趣味が担当の人格です。

 

戸愚呂(兄)が静養していた水槽も管理をしていました。

【仙水 忍】

仙水本来の人格で、冷静さ、残酷さ、優しさを併せ持っています。

 

境界トンネルを開き始めた時には、すでに表面に出なくなっており、幽助との戦闘で数ヶ月ぶりに現れました。

 

集めた能力者たちは仙水にとってなんだったの?

人間を皆殺しにするという決意を元に仙水のもとに集まった6人ですが、樹以外のメンバーは全員、仙水に捨て駒のような扱いをされています。

 

なぜせっかく集めた仲間がこんな扱いを受けていたのか。それは仙水の行動を見返すことで見えてきます。

 

まず、境界トンネルが開かれ始めると能力者が出現し始めることは元々わかっており、仙水はそれを霊界と闘うための戦力・道具として利用する計画を実行しました。

 

彼らにコードネームを与えることで結束力を高め信頼を得ていき、最終的にはいいように操った上で、全員を殺すつもりだったように見えます。

 

しかし、彼らは仙水と同じく、魔界と人間のはざまで揺れ動く存在でもあります。

 

彼らを道具として利用する。全員殺す。

 

そういうつもりであったのは確かかもしれませんが、見捨てているはずのシーンでは、いくつもの矛盾が見受けられます。

 

例えばシーマンは幽助の家でスナイパーに狙撃されます。しかし、必中の彼がわざわざ攻撃を外しています。

 

また、仙水はコエンマの魔封環という術を弱化させるため、死亡したゲームマスターをコエンマに蘇生させて霊力を消費させるという計画を実行しています。

 

しかし、そんな作戦でなくても浦飯チームの一人を死亡させるなど効果的な手段があるにも関わらず、わざわざ仲間が生き残れる計画を選んでいます。

 

目的を達成するための非常な計画を理想としつつも、彼の中にあるジレンマがその選択を拒んだのかもしれません。

 

最終的に仙水が集めた能力者たちは、殺意を持ちつつも殺すことができない。という、いびつ形の仲間だったのでしょう。

 

裏腹な行動が相まって仙水がどれだけ嘆き苦しんだかが窺い知れます。

 

究極の気を持つ仙水の強さと技を解説!

ここでは仙水がどれだけの強敵なのかを解説します!

仙水の強さは何級?幽助と比較!

まずこの章の始まりの時点で、飛影は強さの等級で言うところのB級に位置付けられています。

 

同じくらいの強さとするなら幽助もB級は下らないという評価になります。

 

その幽助を基準とすると、パワーで幽助が10とする場合、仙水は6~7程度で、スピード・バネ共に幽助の方が優っていると仙水が自白しています。

 

しかし、それでも仙水は有利に戦闘を進めています。

 

それにはいくつか理由があると仙水は語ります。

 

仙水は戦闘の経験から幽助の攻撃がなんとなく読めてしまい、幽助の猛攻を片手でさばいたり、攻撃を受けても致命傷をさけたりできます。

 

また、仙水は対多戦闘の経験が豊富なため、多角的に攻撃できる技を使いこなしています。

 

さらには、冷静に正々堂々と戦っていたかと思えば、卑怯な手でもなんでも使う人格に入れ替わるなど、行動が読めず、戦闘を優位に運び続けます。

 

この時点では、仙水は幽助と同じくB級以上の戦闘力と言えるでしょう。

 

しかし、仙水 忍の人格が出ると、前述の「経験」「技術」「読めない行動」に加え、聖光気という究極の闘気を用い、幽助たちには届き得ない力を発揮します。

 

その強さは飛影曰くS級クラス!

 

人間界であれば神のような力を持つ等級であり、あの飛影が絶望するほどの強さで、人間界と霊界では到底太刀打ちできない戦闘力を隠し持っていたのです。

 

2つの武術を融合!霊光烈蹴拳(れいこうれっしゅうけん)!

仙水は烈蹴拳(れっしゅうけん)という肉弾系格闘技最強と言われている拳法を使いますが、さらに霊力をミックスすることでオリジナルの拳法を作り上げました。

 

それが「霊光烈蹴拳」です。

 

霊力の塊を作り、それを蹴り飛ばして軌道を自在に操る、サッカーのような拳法ですが、その真価は飛ばした霊力が敵に向かっている間に、自身も動けることにあります。

 

劇中で使われた技は下記の2つがあります。

【烈蹴紅球波】

霊力の球を蹴り飛ばして攻撃。幽助の霊丸と同等の威力があり、着弾と同時に爆発する性質があります。

【烈蹴紫炎弾】

霊力の球を蹴り、分散弾を撃ち出します。散った球は長時間に渡り縦横無尽に敵を襲い続けるため、対多数戦にも使えますが、さばく事に集中してしまうと仙水自身が攻撃してくるという強力な技になっています。

誰もが持ち得なかった究極の聖光気(せいこうき)!

「聖光気」は仙水の真骨頂で、人間にとっての究極の気。聖なる力です。

 

霊気を極めている幻海ですら持ち得なかったと言われ、仙水の人格の中でも忍だけが使用できます。

 

仙水は人類を皆殺しにすると決意し、失踪してからの10数年の間にこの気を習得していました。

 

「気の究極は自然との融合」「天使と呼ばれた存在は聖光気をまとったもの」と仙水が語っているので、その習得条件は悟りを開く事に近しいのではと考えられています。

 

気の性質としては、霊力と近しいようですが気としての密度・質が圧倒的に高く、単純に個人の力である妖気や霊気とは異なり、環境の力を利用するようです。

 

この力を利用している仙水は、手を振るだけで、遠距離から見えない打撃を幽助に叩き込むことができ、さらには纏うだけで幽助の猛攻を無効化していました。

 

この聖光気を利用した技は劇中では2つ。

【烈破風陣拳】

拳を振り上げて聖光気をまとった竜巻を起こします。

【気鋼闘衣】

気を高めて物質と化し至高の防具を形成します。

 

飛影の邪王炎殺剣をものともせず、攻撃主体に作り替えると無骨で荒々しい見た目に変化し、素早く、攻撃の威力が高まります。

 

戦略的に組み立てられた攻撃手段の構成、さらに桁違いの戦力を持っている仙水は、確実に人間界最強というにふさわしいでしょう。

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